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JP5636768B2 - 情報入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量の変化により手指の接触又は近接位置を検出することが可能な静電容量センサ及び情報入力装置に関する。
近年、静電容量の変化に基づいて手指の位置を検出し、画面の表示や機器の動作を制御する電子機器が広く普及している。この種の静電容量センサとしては、平面内に配置された複数の電極各々の静電容量変化を検出し、平面内における手指の接触あるいは近接位置を判定する方式が一般的である。
例えば下記特許文献1には、長方形を対角線に沿って分割したような2つの三角形状のタッチ電極からなり、各タッチ電極の斜辺どうしが僅かな間隔をあけて対向するように一軸方向に配列された電極構造を有するタッチスイッチ装置が記載されている。このような電極構造によれば、上記一軸方向に沿った指の位置に応じて各タッチ電極に重なる指の面積が変化するため、これらタッチ電極の静電容量の変化率に基づいて指の接触位置を特定することが可能であるとしている。また、下記特許文献2には、二軸方向に沿って4×4のマトリクス状に一定間隔で配置された複数の矩形状のタッチ電極を有する座標入力装置が記載されており、各タッチ電極の静電容量の変化率に基づいて上記二軸方向における指の接触位置を特定するようにしている。
特開昭59−119630号公報(第3頁、第5図) 特開昭59−121484号公報(第3頁、第5図)
しかしながら、上記特許文献1に記載の電極構造では、上記一軸方向に沿った電極幅が大きくなると、各タッチ電極の斜辺の角度が緩やかになるため、指の接触位置の検出分解能が低くなるという問題がある。また、上記特許文献2に記載の電極構造では、各々のタッチ電極に接続される信号線は、電極間の隙間を介して引き回されることになる。信号線自体もタッチ電極と同様に指と容量結合するため、信号線の容量結合による検出精度の低下を抑えるためには信号線を細く形成する必要がある。しかしながら、信号線を細くすると信号線の電気抵抗が増大するため、タッチ電極自体の容量変化感度が低下するという問題が生じる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、二軸方向の位置検出精度を高め、検出エリア内での配線の存在に起因する感度の低下を防止することができる静電容量センサ及び情報入力装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る静電容量センサは、第1の電極と、第2の電極と、第3の電極と、支持体とを有する。
上記第1の電極は、第1の方向に平行な幅方向に関して上記第1の方向と直交する第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなる第1の領域と、上記幅方向に関して上記高さ寸法が漸次小さくなる第2の領域と、上記第1の領域と上記第2の領域とを相互に対向させる第3の領域とを有する。
上記第2の電極は、上記第1の領域と上記第2の方向に対向し、上記第1の方向に関して上記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次小さくなるように形成される。
上記第3の電極は、上記第2の領域と上記第2の方向に対向し、上記第1の方向に関して上記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなるように形成される。
上記支持体は、上記第1の電極、上記第2の電極および上記第3の電極で構成される電極群を、上記第3の領域を介して相互に接続された状態で複数支持し、複数の上記電極群を上記第2の方向に沿って配列させる。
上記第1、第2および第3の電極からなる電極群は、上記第1の方向に関して、第1の電極(第1の領域)と第2の電極との面積比、および、第1の電極(第2の領域)と第3の電極との面積比が漸次変化する。そこで、各電極の容量変化率(あるいは容量変化量)を検出することで、電極群上における検出対象の位置が特定される。
そこで上記静電容量センサにおいては、電極群が上記第1の方向に3分割されているため、第1の方向に沿った検出対象の位置変化に基づく各電極の容量変化率を大きくすることができる。これにより、上記第1の方向に沿った検出対象の位置検出精度を高めることができる。
また、上記電極群が支持体の上に上記第2の方向に沿って配列されているため、第2の方向に沿った検出対象の位置変化もこれら電極群を構成する第2の電極及び第3の容量変化率に基づいて高精度に検出することができる。
さらに、各列の電極群を構成する第2の電極及び第3の電極各々を上記第1の方向に関する検出エリアの外側に臨ませることで、これら電極に接続される配線が検出エリアの内部で引き回す必要をなくすことができる。これにより、検出エリア内での配線の存在に起因する検出感度の低下を防止することができる。
上記第1の領域は、上記第2の電極と対向する第1の斜辺を有してもよい。
上記第2の領域は、上記第3の電極と対向する第2の斜辺を有してもよい。
これにより、第1の領域と第2の電極との境界、および、第2の領域と第3の電極との境界を直線的に形成することができるため、上記第1の方向に関する検出対象の位置と電極間における容量比との間に所定の比例関係をもたせて、安定した検出感度を確保することができる。
上記第1の領域及び上記第2の領域は、上記第3の領域との接続部に高さ寸法の最大値を有してもよい。
これにより、中央部に関して第1の電極の形状に対称性をもたせることができ、第1の領域側と第2の領域側との間における検出感度のバラツキの発生を防止することができる。
上記第1の電極は、上記第1の方向に沿った検出対象の検出エリアをカバーする幅寸法を有してもよい。
上記第2の電極および上記第3の電極は、上記第1の方向に関して、第3の領域に対向する第1の端部と、上記検出エリアの外側に臨む第2の端部とをそれぞれ有してもよい。
これにより、これら電極に対して配線を検出エリアの内部で引き回すことなく接続することができるため、検出エリア内での配線の存在に起因する検出感度の低下を防止することができる。
上記第3の領域は、上記第1の領域と上記第2の領域とを相互に接続させた状態で対向させてもよい。
これにより、電極群各々の第1の電極が相互に接続されて一体の第1の電極が構成され、この第1の電極のカウント値を検出することで、検出エリアに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
上記支持体は、複数の上記電極群を上記第3の領域を介して相互に接続された状態で電極群ユニットとして支持し、複数の上記電極群ユニットを上記第2の方向に沿って配列させてもよい。
この構成によれば、複数の電極群ユニットの第1の電極それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアの何れの電極群ユニット側に検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
上記第3の領域は、上記電極群各々の上記第1の領域を相互に接続する第1の接続部と、上記第1の接続部と相互に離間した状態で対向され、上記電極群各々の上記第2の領域を相互に接続する第2の接続部とを有してもよい。
これにより、相互に接続された電極群各々の第1の領域及び相互に接続された電極群各々の第2の領域それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアの第1の領域側及び第2の領域側の何れに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
上記支持体は、複数の上記電極群を上記第3の領域を介して相互に接続された状態で電極群ユニットとして支持し、複数の上記電極群ユニットを上記第2の方向に沿って配列させてもよい。
この構成によれば、複数の電極群ユニットの相互に接続された電極群各々の第1の領域及び相互に接続された電極群各々の第2の領域それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアの何れかの電極群ユニット側の右半分の領域又は左半分の領域の何れに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報入力装置は、第1の電極と、第2の電極と、第3の電極と、支持体と、信号発生部と、制御部とを有する。
上記第1の電極は、第1の方向に平行な幅方向に関して上記第1の方向と直交する第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなる第1の領域と、上記幅方向に関して上記高さ寸法が漸次小さくなる第2の領域と、上記第1の領域と上記第2の領域とを相互に対向させる第3の領域とを有する。
上記第2の電極は、上記第1の領域と上記第2の方向に対向し、上記第1の方向に関して上記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次小さくなるように形成される。
上記第3の電極は、上記第2の領域と上記第2の方向に対向し、上記第1の方向に関して上記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなるように形成される。
上記支持体は、上記第1の電極、上記第2の電極および上記第3の電極で構成される電極群を、上記第3の領域を介して相互に接続された状態で複数支持し、複数の上記電極群を上記第2の方向に沿って配列させる。
上記信号発生部は、上記第1の電極、上記第2の電極および上記第3の電極をそれぞれ発振させるための信号電圧を生成する。
上記制御部は、各々の上記電極群の静電容量の変化に基づいて、上記第1の方向および上記第2の方向に関しての検出対象の位置に関する情報を含む制御信号を生成する。
これにより、第1の電極のカウント値を検出することで、検出エリアに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。静電容量の変化をもとに検出対象の近接が検出されるまでは第1の電極のみを発振させ、検出対象の近接が検出されると、第1の電極、第2の電極及び第3の電極が走査される。これにより、検出対象の近接が検出される前にも第1の電極、第2の電極及び第3の電極を走査する場合と比較して、駆動に要する電極の削減を図ることができる。
上記情報入力装置は、上記支持体に対向して配置され、画像の表示面を有する表示素子をさらに有してもよい。
上記制御信号は、上記表示面に表示される画像を制御するための信号を含んでもよい。
上記電極群および上記支持体は、透光性を有する材料で形成されてもよい。
本発明によれば、二軸方向の位置検出精度を高め、検出エリア内での配線の存在に起因する感度の低下を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る静電容量センサを備えた情報入力装置の概略構成を示す分解斜視図である。 静電容量センサの構成を概略的に示す平面図である。 一組の電極群を示す拡大平面図である。 X軸方向に関する操作位置の検出方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。 本発明の第4の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[情報入力装置]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る静電容量センサを備えた情報入力装置の概略構成を示す分解斜視図である。
本実施形態の情報入力装置5は、静電容量センサ1と、表示素子17と、駆動部18と、制御部19とを有する。情報入力装置5は、例えば携帯情報端末や据置型情報表示装置等の電子機器を構成する。なお、静電容量センサ1、表示素子17等を収容する筐体の図示は省略されている。
[静電容量センサ]
図2は、静電容量センサ1の構成を概略的に示す平面図である。
静電容量センサ1は、幅W及び高さHの検出エリアSAを有する。静電容量センサ1は、表示素子17の操作画面17a上に設置され、検出エリアSAにおける検出対象(例えば、ユーザの指)の近接あるいは接触を静電容量の変化に基づいて検出するセンサパネルとして構成される。なお、図1及び図2においてX軸は操作画面17aの横方向に平行な軸、Y軸は操作画面17aの縦方向に平行な軸、そしてZ軸は操作画面17aに垂直な軸をそれぞれ示す。
静電容量センサ1は、図2に示すように、複数の電極群101、102、103、104、・・・、10Nと、これら電極群を支持する支持体14とを有する。各電極群は、支持体14の表面に、Y軸方向(第2の方向)に沿って一定のピッチで配列されている。図2では、各電極群を+Y方向に沿って順に電極群101、102、103、104、・・・、10Nと符示しているが、各電極群はそれぞれ同一の構成を有するため、本明細書においては、個別に説明する場合を除き、各電極群を「電極群10」と総称する。
図2に示すように、電極群10は、第1の電極100と、第2の電極200と、第3の電極300とを有する。
図3は、一組の電極群を示す拡大平面図である。
第1の電極100は、X軸方向(第1の方向)に平行な底辺を有し、その長さは、検出エリアSAの幅Wとほぼ同等とされている。すなわち、第1の電極100は、X軸方向に沿った検出エリアSAの幅寸法をカバーする幅寸法を有している。第1の電極100は、第1の領域120と、第2の領域130と、第3の領域110とを有する。
第1の領域120は、+X方向に平行な幅方向に関して、+Y方向(高さ方向)に平行な高さ寸法が漸次大きくなる。具体的には、第1の領域120は、第3の領域110との接続部(後述)に高さ寸法の最大値としての底辺123を形成する2つの斜辺121、122を有する略二等辺三角形で形成される。
第2の領域130は、+X方向に平行な幅方向に関して、+Y方向(高さ方向)に平行な高さ寸法が漸次小さくなる。具体的には、第2の領域130は、第3の領域110との接続部(後述)に高さ寸法の最大値としての底辺133を形成する2つの斜辺131、132を有する略二等辺三角形で形成される。なお、図3には図を分かり易くするため底辺123、133を示す破線が記載されているが、図2等に示すように、実際の第1の電極100にはこのような線は存在しない。
第3の領域110は、第1の領域120と、第2の領域130とを接続する。具体的には、第3の領域110は、領域接続部111と、電極群接続部112とを有する。領域接続部111は、X軸方向にて対向する第1の領域120と第2の領域130とを相互に接続させた状態で対向させる。電極群接続部112は、領域接続部111にY方向にて連続し、領域接続部111と等しい幅寸法を有する。電極群接続部112は、隣り合う電極群10、10同士の領域接続部111、111をY軸方向にて接続する。
第2の電極200は、第1の領域120とY軸方向に対向し、+X方向(幅方向)に関して、+Y方向(高さ方向)に平行な高さ寸法が漸次小さくなるように形成されている。具体的には、第2の電極200は、第3の領域110の電極群接続部112とX軸方向にて対向し、隣り合う2つの電極群10、10の第1の領域120,120とY軸方向にて対向する。より具体的には、第2の電極200は、第3の領域110の電極群接続部112に対向するY軸に平行な辺を上辺201とし、上辺201の逆側の辺を下辺202とし、第1の領域120の斜辺121と対向する辺を直線状の斜辺203とし、隣り合う電極群10の第1の領域120の斜辺122と対向する辺を斜辺204とする、等脚台形で形成されている。
第1の領域120の斜辺121と第2の電極200の斜辺203とは、X軸に関してそれぞれ同一の傾斜角を有しており、これら2つの斜辺121、203との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。第1の領域120の斜辺122と第2の電極200の斜辺204とは、X軸に関してそれぞれ同一の傾斜角を有しており、これら2つの斜辺122、204との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。第3の領域110の電極群接続部112と第2の電極200の上辺201とは、それぞれY軸に対して平行であり、電極群接続部112と上辺201との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。上記間隙の大きさは特に限定されず、第1の電極100と第2の電極200との間の電気的絶縁を確保できる大きさがあればよい。
第3の電極300は、第2の領域130とY軸方向に対向し、+X方向(幅方向)に関して、+Y方向(高さ方向)に平行な高さ寸法が漸次大きくなるように形成されている。具体的には、第3の電極300は、第3の領域110の電極群接続部112とX軸方向にて対向し、隣り合う2つの電極群10、10の第2の領域130,130とY軸方向にて対向する。より具体的には、第3の電極300は、第3の領域110の電極群接続部112に対向するY軸に平行な辺を上辺301とし、上辺301の逆側の辺を下辺302とし、第2の領域130の斜辺131と対向する辺を直線状の斜辺303とし、隣り合う電極群10の第2の領域130の斜辺132と対向する辺を斜辺304とする、等脚台形で形成されている。
第2の領域130の斜辺131と第3の電極300の斜辺303とは、X軸に関してそれぞれ同一の傾斜角を有しており、これら2つの斜辺131、303との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。第2の領域130の斜辺132と第3の電極300の斜辺304とは、X軸に関してそれぞれ同一の傾斜角を有しており、これら2つの斜辺132、304との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。第3の領域110の電極群接続部112と第3の電極300の上辺301とは、それぞれY軸に対して平行であり、電極群接続部112と上辺301との間には、一定の大きさの間隙が設けられている。上記間隙の大きさは特に限定されず、第1の電極100と第3の電極300との間の電気的絶縁を確保できる大きさがあればよい。
第2の電極200と第3の電極300とは、第1の電極100の第3の領域110を介してX軸方向に相互に対向しており、第1の電極100の中央部を通るY軸方向に平行な直線に関して対称な形状を有している。
なお、図2に示すように、Y軸方向両端に位置する第1の電極100、100はその他の第1の電極100と異なる形状を有するが、その機能等はその他の第1の電極100と同様である。
本実施形態によれば、第1の電極100の第1の領域120と第2の電極200との境界と、第1の電極100の第2の領域130と第3の電極300との境界とをそれぞれ直線的に形成するため、X軸方向に関する検出対象の位置と電極間における容量比との間に所定の比例関係をもたせて、安定した検出感度を確保することができる。
また、第1の電極100全体として、第3の領域110の中央部を対称軸としてX軸方向にて対称性を有するので、第1の領域120及び第2の電極200側と第2の領域130及び第3の電極300側との間における検出感度のバラツキの発生を防止することができる。
支持体14は、表示素子17の画像表示面(操作画面17a)に対向して配置される。支持体14は、上述のように構成される電極群10を、第3の領域110を介して相互に接続された状態で複数支持し、各電極群10がY軸方向に所定ピッチで配列された状態を維持する。なお、以下の説明において、支持体14が支持する第3の領域110を介して相互に接続された複数の電極群10を、「電極群ユニット20」と呼ぶことがある。支持体14は、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)等のフレキシブルな電気絶縁性のプラスチックフィルムで形成される。なお、これ以外にも、ガラス、セラミックス等のリジッドな材料が用いられてもよい。
電極群10(第1〜第3の電極100〜300)及び支持体14は、それぞれ透光性を有する材料で形成される。例えば、電極群10は、ITO(インジウム錫酸化物)、SnO、ZnO等の透明導電酸化物で形成され、支持体14は、PETやPEN等の透明樹脂フィルムで形成される。これにより、静電容量センサ1を介して操作画面17aの表示画像が外部から視認可能とされる。
電極群10の形成方法は、特に限定されない。例えば、蒸着法、スパッタ法、CVD法等の薄膜形成手法を用いることで、電極群10を形成する導電膜が支持体14上に形成される。この場合、基板上に導電膜を形成した後、導電膜を所定形状にパターニングしてもよいし、レジストマスクが形成された基板の表面に導電膜を形成した後、レジストマスクとともに余分な導電膜を基板から除去(リフトオフ)してもよい。これ以外にも、めっき法、スクリーン印刷等の印刷法を用いて基板上に電極パターンを形成してもよい。
電極群10はさらに、第1〜第3の電極100〜300を駆動部18に接続するための信号線(配線)を有する。本実施形態では、第1の電極100のY軸方向の一端部に信号線100sが接続され、第2の電極200及び第3の電極300の検出エリアSAの外側に臨む下辺202,302に信号線200s,300sがそれぞれ接続されている。
信号線100s〜300sは、支持体14上において検出エリアSAの外側の領域でそれ引き回され、図示しないコネクタ等の外部接続端子を介して駆動部18へ接続される。
信号線100s〜300sは、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300の構成材料によって形成されてもよい。この場合、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300の形成と同時に信号線100s〜300sを形成することができる。一方、信号線100s〜300sは、非透光性の導電材料、例えばAl(アルミニウム)、Ag(銀)、Cu(銅)などの金属配線で形成されてもよい。この場合、比抵抗の低い材料で配線層を構成できるため、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300の静電容量変化を高感度で検出することが可能となる。更にこの場合、信号線100s〜300sが検出エリアSAの外側に位置しているため、検出エリアSAの外側が操作画面17aの有効画素領域外にある場合には、画像の視認性が信号線100s〜300sによって阻害されることはない。
電極群10の幅は、検出エリアSAの幅Wに合わせて設定される。電極群10の幅(X軸方向の寸法)は、検出エリアSAの幅Wと同等であってもよいし、幅Wよりも大きくても小さくてもよい。要は、電極群10によって、検出エリアSAの全幅をカバーできる大きさに形成されている。
一方、電極群10の高さ(Y軸方向の寸法)は、検出エリアSAの高さH、検出対象の大きさ、Y軸方向の検出分解能などに応じて適宜設定される。本実施形態では、検出対象にユーザの指が想定されており、上記操作面に接触する指の大きさを考慮して、例えば、第1の電極100の第1の領域120の底辺123、第1の電極100の第2の領域130の底辺133、第2の電極200の下辺202、第3の電極300の下辺302がそれぞれ5mm〜10mmに設定されている。同様に、Y軸方向に沿った電極群10の配列数(個数)も特に限定されず、検出エリアSAの高さ、検出対象の大きさ、Y軸方向の検出分解能などに応じて適宜設定される。
また、第1の電極100の高さ寸法と第2及び第3の電極200,300の高さ寸法との総和は、+X方向に関して一定である。これにより、電極群全体の高さ寸法を一定とすることができるため、X軸方向に関する検出対象の位置に応じた検出感度のバラツキの発生を抑えることができる。
さらに、図1に示すように、静電容量センサ1は、各列の電極群10の表面を被覆する保護層15を有する。保護層15は、透光性を有するPETやPEN等の樹脂フィルムのほか、プラスチックプレート、ガラス板などで構成される。そして、保護層15の最表面が、ユーザによってタッチ操作される操作面を構成する。
本実施形態によれば、第2の電極200及び第3の電極300各々をX軸方向に関する検出エリアSAの外側に臨ませることで、第2の電極200及び第3の電極300各々に接続される信号線200s,300sが検出エリアSAの内部で引き回す必要をなくすことができる。これにより、検出エリアSA内での配線の存在に起因する検出感度の低下を防止することができる。
[駆動部]
電極群10を駆動する駆動部18は、各電極100〜300へ供給される信号電圧を発生する信号発生回路と、電極100〜300の静電容量およびその変化を算出する演算回路とを含む。信号電圧は、電極100〜300を発振できる信号であれば特に限定されず、例えば、所定周波数のパルス信号、高周波信号、交流信号、さらには直流信号などを用いることができる。演算回路は、発振電極の静電容量あるいはその変化量を検出できる回路であれば特に限定されない。本実施形態の演算回路は、容量変化量を整数値(カウント値)に変換し、制御部19へ出力する。
本実施形態では、いわゆるセルフキャパシタンス方式で各電極100〜300の静電容量及びその変化が検出される。セルフキャパシタンス方式は、単電極方式とも呼ばれ、センシングに用いる電極は1つである。センシング用の電極は、接地電位に対して浮遊容量をもっており、人体(手指)などの接地された検出対象物が近づくと、当該電極の浮遊容量は増加する。上記演算回路は、この容量増加を検出することで、手指の近接や位置座標を算出する。
電極100〜300の発振順序すなわち走査方式は特に限定されず、幅方向(+X方向)に順次発振してもよいし、その逆方向(−X方向)に順次発振してもよい。また、各列の電極群の間においては、各列同時に発振する方式が採用されてもよいし、各列を順次(例えばY方向に)発振する方式が採用されてもよい。
さらに、電極100〜300すべてを常に発振する方式に限られず、所定の電極を間引いて発振することも可能である。例えば、検出対象(ユーザの指など)の近接を検出するまでは各列の(または所定の間隔をおいて)第1の電極100のみを発振させ、検出対象が近接するに従って発振電極数を増加させてもよい。また、操作画面17aの表示形態によって、発振電極を選択することも可能である。例えば、指による入力操作が必要な画像が画面の左側に偏在している場合には、第2の電極200のみ走査してもよいし、上記画像が画面の右側に偏在している場合には、第3の電極300のみ走査してもよい。これにより、全ての電極を走査する場合と比較して、駆動に要する電極の削減を図ることができる。
[制御部]
制御部19は、駆動部18の出力に基づいて、表示素子17の操作画面17aに表示される画像を制御するための制御信号を生成し、表示素子17へ出力する。制御部19は、典型的にはコンピュータで構成され、検出エリアSAにおける指の操作位置、操作方向等を特定し、これらに応じた所定の画像制御を行う。例えば、操作位置に対応して画面上の画像を変更したり、操作方向に沿って画像を移動させたり等、ユーザの意図に即した画面の制御が実行される。
制御部19は、さらに、情報入力装置5の他の機能を制御するための他の制御信号を生成してもよい。例えば、操作画面17a上の操作位置に応じて、通話機能、回線切替機能、辞書機能、文字情報等の入力機能、ゲーム機能等の各種機能の実行が挙げられる。
制御部19は、駆動部18と別回路で構成される例に限られず、駆動部18と一体化された回路で構成されてもよい。例えば、制御部19及び駆動部18は、単一の半導体チップ(ICチップ)で構成可能である。
[情報入力装置の動作例]
次に、静電容量センサ1の動作例について説明する。ここでは、静電容量センサ1を用いた指の入力操作位置(XY座標)の検出方法について説明する。なお、上述のように入力操作位置は、制御部19によって判定される。
(Y軸方向の検出)
次に、静電容量センサ1を用いた指の入力操作位置(XY座標)の検出方法について説明する。なお、上述のように入力操作位置は、制御部19によって判定される。
まず、操作画面17a上のY軸方向に関する操作位置の検出方法を説明する。Y軸方向に関する操作位置の検出では、第2の電極200の静電容量の変化又は第3の電極300の静電容量の変化が参照される。具体的には、Y軸方向の検出に際して、複数の第2の電極200それぞれの静電容量の変化及び複数の第3の電極300それぞれの静電容量の変化が検出され、そのレベルの大きさからY方向に関する指の接触位置が特定される。
セルフキャパシタンス方式の静電容量検出では、指が近づくほど静電容量(浮遊容量)の増加量が大きい。したがって、複数の第2の電極200及び複数の第3の電極300のうち最大の静電容量変化量が検出された1つの電極の直上位置に指が近接あるいは接触していると特定することができる。あるいは、隣り合う2つの第2の電極200,200又は隣り合う2つの第3の電極300,300から略等しい値の最大の静電容量変化量が検出された場合には、この隣り合う2つの電極の直上位置に指が近接あるいは接触していると特定することができる。あるいは、隣り合う2つの第2の電極200,200又は隣り合う2つの第3の電極300,300から最大の静電容量変化量及びその次に大きい静電容量変化量が検出された場合には、この隣り合う2つの電極の直上から一方の電極にずれた位置に指が近接あるいは接触していると特定することができる。
また、カウント値に適宜の閾値を設定することで、静電容量センサ1に対する指の近接距離を判定することができる。すなわち、カウント値に第1の閾値(タッチ閾値)を設定し、当該閾値を超える場合に指による操作画面17aに対するタッチ操作が判定される。また、第1の閾値よりも小さい第2の閾値がさらに設定されてもよい。これにより、タッチ操作前の指の近接を判定することが可能となり、非接触での指の入力操作を検出することが可能となる。
本実施形態によれば、第2の電極200及び第3の電極300がY軸方向に沿って配列されているため、Y軸方向に沿った検出対象の位置変化を第2の電極200及び第3の電極300の容量変化率に基づいて高精度に検出することができる。
(X軸方向の検出)
次に、操作画面17a上のX軸方向に関する操作位置の検出方法を説明する。X軸方向に関する操作位置の検出では、第1の電極100の静電容量の変化と、第2の電極200又は第3の電極300の静電容量の変化とが参照される。具体的には、X軸方向の検出に際して、第1の電極100の静電容量の変化と、複数の第2の電極200それぞれの静電容量の変化及び複数の第3の電極300それぞれの静電容量の変化とが検出され、そのレベルの大きさからX方向に関する指の接触位置が特定される。
図4は、X軸方向に関する操作位置の検出方法を説明するための図である。
同図に示すように、1本の指が操作画面17a上の、X軸方向に等しく(距離A)、Y軸方向に異なる複数の位置B,C,Dに接触する場合、第1の電極100の静電容量変化量(カウント変化量)は、原理的には等しい。ここで、第1の電極100のカウント変化量をΔC1、複数の第2の電極200のカウント変化量をΔC2、複数の第3の電極300のカウント変化量をΔC3とすると、操作画面17a上のX軸方向に関する操作位置は、操作位置が第2の電極200側の場合、ΔC2/(ΔC1+ΔC2)×定数で求めることができ、操作位置が第3の電極300側の場合、ΔC3/(ΔC1+ΔC3)×定数で求めることができる。
本実施形態によれば、電極群10は、X軸方向に関して、第1の電極100の第1の領域120と第2の電極200との面積比、第1の電極100の第2の領域130と第3の電極300との面積比が漸次変化する。そこで、各電極100〜300の容量変化率(あるいは容量変化量)を検出することで、電極群10上における検出対象の位置が特定される。
また、電極群10がX軸方向に3分割されているため、X軸方向に沿った検出対象の位置変化に基づく各電極100〜300の容量変化率を大きくすることができる。これにより、X軸方向に沿った検出対象の位置検出精度を高めることができる。
[情報入力装置の動作例]
次に、静電容量センサ1の動作例について説明する。
まず、駆動部18の信号発生回路は、制御部19に制御され、信号電圧を発生して第1の電極100へ供給し、第1の電極100を発振する。駆動部18の演算回路は、第1の電極100の静電容量の変化を検出すると、第1の電極100の容量変化量を整数値(カウント値)に変換し、制御部19へ出力する。演算回路からの出力を受けて、制御部19は、操作画面17aへの検出対象の近接又は接触を判定し、信号電圧を第1の電極100に加えて第2の電極200及び第3の電極300にも供給し、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300を発振する。
駆動部18の演算回路は、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300の静電容量の変化を検出すると、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300の容量変化量を整数値(カウント値)に変換し、制御部19へ出力する。演算回路からの出力を受けて、制御部19は、検出対象の操作画面17aにおける近接又は接触位置(XY座標)を判定する。
本動作例によれば、静電容量の変化をもとに検出対象の近接が検出されるまでは第1の電極100のみを発振させ、検出対象の近接が検出されると、第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300が走査される。
これにより、検出対象の近接が検出される前にも第1の電極100、第2の電極200及び第3の電極300を走査する場合と比較して、駆動に要する電極の削減を図ることができる。
<第2の実施形態>
上記の第1の実施形態では、第1の電極100が一体的に構成され、1本の信号線100sが接続された静電容量センサ1について説明した。以下に説明する実施形態では、第1の実施形態と異なる構成を有する第1の電極を有する静電容量センサについて説明する。
以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成及び機能等については説明を省略又は簡略し、異なる点を中心に説明する。本実施形態において、第1の実施形態の静電容量センサ1の各部と同様の構成をもつ静電容量センサの各部については対応する符号(第1の電極につき400番台、電極群40、電極群ユニット50)を付し、重複する説明は省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。
静電容量センサ2の支持体14は、複数の第1の実施形態の電極群10を第3の領域110を介して相互に接続された状態で電極群ユニット20として支持し、複数(例えば2つ)の電極群ユニット20をY軸方向に沿って配列させる。複数の電極群ユニット20は、電気的に絶縁されている。複数の電極群ユニット20の第1の電極100には、それぞれ信号線100sが接続されている。
この構成によれば、複数(例えば2つ)の電極群ユニット20の第1の電極100それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアSAの上半分の領域又は下半分の領域の何れに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。
静電容量センサ3の電極群40は、第1の電極400と、第1の実施形態と同様の第2の電極200及び第3の電極300とを有する。第1の電極400の第3の領域410は、第1の領域420と第2の領域430とを相互に離間した状態で対向させる領域であり、相互に離間した第1の接続部411と第2の接続部412とを有する。第3の領域410の第1の接続部411及び第2の接続部412は、第1の実施形態の第1の電極100の第3の領域110がX軸方向中央部よりX軸方向に分割された形状を有する。第1の接続部411は、複数の電極群40各々の第1の領域420をY軸方向にて相互に接続する。第2の接続部412は、複数の電極群40各々の第2の領域430をY軸方向にて相互に接続する。第1の電極400の第1の接続部411及び第2の接続部412のY軸方向の一端部には、それぞれ信号線411s、412sが接続されている。
この構成によれば、複数の電極群40各々の第1の領域420が第1の接続部411により接続された部分及び複数の電極群40各々の第2の領域430が第2の接続部412により接続された部分それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアSAの右半分の領域又は左半分の領域の何れに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
<第4の実施形態>
図7は、本発明の第4の実施形態に係る静電容量センサを示す概略平面図である。
静電容量センサ4の支持体14は、複数の第3の実施形態の電極群40を第3の領域410の第1の接続部411及び第2の接続部412を介して相互に接続された状態で電極群ユニット50として支持し、複数(例えば2つ)の電極群ユニット50をY軸方向に沿って配列させる。複数の電極群ユニット50は、電気的に絶縁されている。複数の電極群ユニット50の第1の電極400の第1の接続部411及び第2の接続部412のY軸方向の一端部には、それぞれ信号線411s、412sが接続されている。
この構成によれば、複数(例えば2つ)の電極群ユニット50の複数の電極群40各々の第1の領域420が第1の接続部411により接続された部分及び複数の電極群40各々の第2の領域430が第2の接続部412により接続された部分それぞれのカウント値を検出することで、検出エリアSAの右上半分の領域、左上半分の領域、右下半分の領域又は左下半分の領域の何れに検出対象が近接又は接触したかを判別することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施形態では、静電容量センサが操作画面上に配置される例を説明したが、これに限られず、例えばタッチパッド等のようにセンサ単独で電子機器の筐体に設置されてもよい。この場合、静電容量センサに透光性を必ずしも要しないため、各電極は金属等の非透光性材料で形成されてもよい。
また、以上の実施形態では、電極群を構成する電極各々の境界部を直線的な斜辺で形成したが、これに限られず、例えば段階的に各電極の高さ寸法が変化するようなジグザグ形状であってもよい。また、上記境界部を曲線的に傾斜させてもよく、この場合、例えば幅方向中央部側の検出分解能が外側のそれよりも高いセンサを構成することができる。
また、以上の実施形態では、第1の電極の最大高さ寸法を幅方向中央部あるいは幅方向の両端部に設定する構成例を説明したが、これに限られず、機器の仕様に応じて要求される検出分解能に応じて適宜の変更が可能である。
1、2、3、4…静電容量センサ
10、40…電極群
14…支持体
20、50…電極群ユニット
100、400…第1の電極
110…第3の領域
120…第1の領域
130…第2の領域
200…第2の電極
300…第3の電極

Claims (10)

  1. 第1の方向に平行な幅方向に関して前記第1の方向と直交する第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなる第1の領域と、前記幅方向に関して前記高さ寸法が漸次小さくなる第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域とを接続する第3の領域とを有する第1の電極と、
    前記第1の領域と前記第2の方向に対向し、前記第1の方向に関して前記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次小さくなるように形成された第2の電極と、
    前記第2の領域と前記第2の方向に対向し、前記第1の方向に関して前記第2の方向に平行な高さ寸法が漸次大きくなるように形成された第3の電極と、
    前記第1の電極、前記第2の電極および前記第3の電極で構成される電極群を、前記第3の領域を介して相互に接続された状態で複数支持し、複数の前記電極群を前記第2の方向に沿って配列させる支持体と、
    前記第1の電極、前記第2の電極および前記第3の電極をそれぞれ個別に発振させるための信号電圧を生成する信号発生部と、
    各々の前記電極群の静電容量の変化に基づいて、前記第1の方向および前記第2の方向に関しての検出対象の位置に関する情報を含む制御信号を生成する制御部と
    を具備する情報入力装置。
  2. 請求項1に記載の情報入力装置であって、
    前記第1の領域は、前記第2の電極と対向する第1の斜辺を有し、
    前記第2の領域は、前記第3の電極と対向する第2の斜辺を有する
    情報入力装置
  3. 請求項2に記載の情報入力装置であって、
    前記第1の領域及び前記第2の領域は、前記第3の領域との接続部に高さ寸法の最大値を有する
    情報入力装置
  4. 請求項3に記載の情報入力装置であって、
    前記第1の電極は、前記第1の方向に沿った検出対象の検出エリアをカバーする幅寸法を有し、
    前記第2の電極および前記第3の電極は、前記第1の方向に関して、前記第3の領域に対向する第1の端部と、前記検出エリアの外側に臨む第2の端部とをそれぞれ有する
    情報入力装置
  5. 請求項4に記載の情報入力装置であって、
    前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域とを相互に接続させた状態で対向させる
    情報入力装置
  6. 請求項5に記載の情報入力装置であって、
    前記支持体は、複数の前記電極群を前記第3の領域を介して相互に接続させた状態で電極群ユニットとして支持し、複数の前記電極群ユニットを前記第2の方向に沿って配列させる
    情報入力装置
  7. 請求項4に記載の情報入力装置であって、
    前記第3の領域は、前記電極群各々の前記第1の領域を相互に接続する第1の接続部と、前記第1の接続部と相互に離間した状態で対向され、前記電極群各々の前記第2の領域を相互に接続する第2の接続部とを有する
    情報入力装置
  8. 請求項7に記載の情報入力装置であって、
    前記支持体は、複数の前記電極群を前記第3の領域を介して相互に接続させた状態で電極群ユニットとして支持し、複数の前記電極群ユニットを前記第2の方向に沿って配列させる
    情報入力装置
  9. 請求項に記載の情報入力装置であって、
    前記支持体に対向して配置され、画像の表示面を有する表示素子をさらに具備し、
    前記制御信号は、前記表示面に表示される画像を制御するための信号を含む
    情報入力装置。
  10. 請求項に記載の情報入力装置であって、
    前記電極群および前記支持体は、透光性を有する材料で形成される
    情報入力装置。
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