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JP5628348B2 - 狭幅輪郭の手術用結紮クリップ - Google Patents

狭幅輪郭の手術用結紮クリップ Download PDF

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JP5628348B2 JP2012557166A JP2012557166A JP5628348B2 JP 5628348 B2 JP5628348 B2 JP 5628348B2 JP 2012557166 A JP2012557166 A JP 2012557166A JP 2012557166 A JP2012557166 A JP 2012557166A JP 5628348 B2 JP5628348 B2 JP 5628348B2
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Description

本願は、2010年3月9日に出願された米国仮特許出願第60/312,156号の優先権を主張するものである。出典を明示することにより、この出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。
本発明は医療デバイスに関し、詳細には、血管又は組織を結紮するための手術用クリップに関する。
多くの外科手術は、手術中、体内の静脈や動脈等の血管又は他の流体ダクト又は組織導管及び構造を結紮する必要がある。例えば、多くの外科手術は、血管を切断する必要があり、出血を抑えるためにこれらの血管を結紮する必要がある。幾つかの場合では、外科医は、手術中に手術部位への血流を減少するため、血管を一時的に結紮しようとする。他の場合では、外科医は、血管を永久的に結紮しようとする。血管又は他の組織の結紮は、血管を結紮クリップで閉鎖することによって、又は血管を縫合糸で縛ることによって行うことができる。結紮に縫合糸を使用するには、血管を固定するのに必要な結び目を針と縫合材料で作る複雑な手技を必要とする。このような複雑な手技には時間が掛かり、特に空間及び視認性が限られた内視鏡手術の場合、行うのが困難である。これとは対照的に、結紮クリップは比較的容易に且つ迅速に適用される。従って、内視鏡手術並びに開腹手術での結紮クリップの使用が劇的に増えている。
血流を停止するために血管又は他の組織を結紮するため、様々な種類の止血クリップ及び動脈瘤クリップが手術で使用されている。こうしたクリップは、特に断種手術等で、ダクト及び血管を中断し又は閉塞するために使用されてきた。代表的には、一般に手術用クリップアプライヤー、結紮クリップアプライヤー、又は止血クリップアプライヤーと呼ばれる専用の機械的器具を使用することによってクリップを血管又は他の組織に適用する。一般的には、クリップは、組織に適用された後、止血又は閉塞が行われるまで、所定の場所に残される。
結紮クリップは、その幾何学的形態(例えば対称クリップ、又は非対称クリップ)に従って、クリップを形成する材料(例えば、金属製クリップ又はポリマークリップ)に従って分類できる。対称クリップは、全体に「U」字形状又は「V」字形状であり、かくしてクリップのレッグ間を延びる長さ方向中央軸線を中心として対称である。対称クリップは、通常、ステンレス鋼、チタニウム、タンタル、又はその合金等の金属で形成されている。しかし、コンピュータ断層撮影法(CATSCAN)及び磁気共鳴映像法(MRI)を使用する技術的に高度の診断技術の登場により、金属製クリップは映像技術に干渉することがわかってきた。このような干渉の問題点を解決するため、手術用クリップで生体親和性ポリマーが益々使用されるようになっている。
幾つかの周知のポリマークリップが、米国特許第4,834,096号及び米国特許第5,062,846号に開示されている。これらのプラスチッククリップは、全体として、近位端が一体のヒンジ又はヒールで接合されたレッグと、これらのレッグの遠位端の閉鎖体又は係止機構とを含む。生体親和性クリップの別の例が米国特許第4,671,281号に示されている。このクリップは、遠位方向に延びるクリップのレッグを纏めるため、クリップの近位端に作用する機構を含む。従って、このクリップは、(i)構造が原始的であり、(ii)クリップの適切な閉鎖強度又はクランプ強度を提供せず、(iii)クリップを閉鎖位置に適切に保持する複雑な形状を備えておらず、(iv)閉鎖したとき、血管上に安全に適用するには余りに不安定である。金属製止血クリップの例は、米国特許第3,326,216号及び米国特許第5,908,430号に示されている。
しかしながら、全ての周知の結紮クリップには、血管の周囲でのクランプの有効性を改善すると同時に、血管及び周囲組織への損傷を最少にする必要が残っている。内視鏡手術については、チューブ状の内視鏡のシャフト等のできるだけ最小で最も狭幅の輪郭を持つ工具及び器具を使用することが重要である。従来技術のポリマー製及び金属製のクリップは、例えば1mm乃至5mmの内視鏡等の小径の器具を通して展開するのに適していない。周知の従来技術のクリップは、特に閉鎖及び結紮前の開放位置にある場合、非常に広幅の輪郭を有し、かくして比較的大きく広幅の内視鏡器具及びアプライヤーを手術で使用する必要がある。従って、輪郭ができるだけ狭幅の手術用結紮クリップを提供するのが望ましい。更に、クリップを最初に閉鎖した後に再び開放できるのが望ましい。これは、金属製止血クリップ等の周知の手術用クリップで特に問題であった。更に、従来技術のポリマークリップは、結紮される血管又は構造をクランプするため、レッグの遠位端を互いに係止する必要がある。係止部分が遠位端に設けられたクリップのこのような閉鎖は、クリップの係止特徴が互いに出合うことができるようにするため、及び/又はクリップの遠位端を取り囲む又はクリップの遠位端に適用されたアプライヤー工具の作動により追加の周囲組織を切り、又は除去する必要がある。これは、手術中に追加の時間を必要とし、組織を損傷する。他の場合には、使用者は、係止特徴用の経路を形成することを選択せず、係止特徴で組織を貫通する。こうした場合、係止特徴は組織を貫通するのが困難であり、組織を貫通した後に係止するのが困難である。更に、この技術は、組織又は血管の意図せぬ貫通を生じる場合がある。
米国仮特許出願第60/312,156号 米国特許第4,834,096号 米国特許第5,062,846号 米国特許第4,671,281号 米国特許第3,326,216号 米国特許第5,908,430号
従って、適用中にこのように組織を切ることが最少のクリップを提供するのが望ましい。更に、クリップが、その閉鎖時に、結紮された血管の周囲で安定するように、適正な良好に較正された信頼性のあるクランプ力を提供するクリップを提供するのが望ましい。
従って、クリップが係合した組織又は血管を確実に固定するように作用する、組織に対する損傷のレベルを最少にして血管にしっかりと取り付けられた状態を保持する、改良された手術用結紮クリップを提供する必要がある。
本発明は、一つ又はそれ以上の実施例において、クランプ面を持つ二つのレッグがクリップの近位端部分近くの主クリップヒンジによって接合され、これによりクリップを可逆的に開閉できる狭幅輪郭の手術用結紮クリップを提供する。手術用クリップの一つ又はそれ以上の実施例は、クリップを閉鎖状態に押圧し又は係止する近位係止機構を含む。近位係止機構は、クリップのレッグが閉鎖状態にある場合に作動できる。従って、本発明の結紮クリップは近位側を係止でき、それでも閉鎖位置でアプライヤーを通して供給される。係止機構は、ヒンジ領域から近位方向に延びる、クリップの長さ方向軸線の両側に間隔が隔てられた、その間に係止空間を形成する第1及び第2のジョー構造を含む。一実施例では、クリップの近位端に外力を加えることによって楔又はバットレス本体を枢動し、前記本体を係止空間内に移動する。これは、本体の一つ又はそれ以上の外面又は突出部が係止機構及び/又はクリップの相補的表面又は他の部品に嵌着し又は当接し、クリップを閉鎖位置に押圧し又は係止し、追加の閉鎖力を内クランプ面に加え、クリップの係止された閉鎖された形態を安定するように行われる。
本発明の一つ又はそれ以上の実施例では、手術用結紮クリップは長さ方向軸線を形成し、各々が長さ方向軸線に沿って延びる第1及び第2のレッグを含む。これらのレッグは、前記長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を有する。クリップヒンジが第1及び第2のレッグを、これらのレッグの夫々の近位端部分上の所定の点のところで接合する。第1及び第2のレッグの各々は、クリップヒンジと前記第1及び第2のレッグの遠位端部分との間を延びる内クランプ面を有する。これらのクランプ面は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。第1レッグの第1ジョー構造がクリップヒンジに対して近位方向に延びている。第1ジョー構造は、クリップヒンジから延びる湾曲した第1内面を有する。湾曲した第1内面は長さ方向軸線に面し、前記軸線から見て実質的に凹状をなしている。第2レッグの第2ジョー構造が前記クリップヒンジに対して近位方向に延びている。第2ジョー構造は、クリップヒンジから延びる湾曲した第2内面を有する。バットレス本体が第2ジョー構造から延びており、第2ジョー構造の近位端にある第1一体蝶番によって第2ジョー構造に連結されている。バットレス本体は、クリップの近位端に、その第1近位端部分の外面を有する。第1及び第2のジョー構造は、長さ方向軸線の両側で長さ方向軸線から間隔が隔てられており、その間に係止空間を形成する。バットレス本体は第1一体蝶番を中心として枢動自在であり、バットレス本体の第1近位端部分の外面の湾曲した平らなセグメント即ちセグメント状当接部分が第1ジョー構造の湾曲した内面に当接し、クリップを閉鎖位置に押圧するように、係止空間内に移動する。少なくとも一つの実施例において、バットレス本体は、前記閉鎖位置において前記係止空間の容積の大部分を占有する。一つ又はそれ以上の実施例において、クリップの長さ方向全長は、約3.81mm乃至約12.7mm(約0.15インチ乃至約0.5インチ)である。クリップは、更に、全体がポリマー材料で形成されていてもよい。
本発明の別の態様では、手術用結紮クリップの適用方法において、開放位置のクリップを解剖学的身体の血管の近くに位置決めする工程を含み、クリップは、クリップの長さ方向軸線に沿って延びる、長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を有する第1及び第2のレッグと、これらの第1及び第2のレッグをこれらのレッグの夫々の近位端部分上の所定の点のところで接合するクリップヒンジ手段であって、第1及び第2のレッグの各々は、クリップヒンジ手段と第1及び第2のレッグの遠位端部分との間に内クランプ面手段を有し、これらのクランプ面手段は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される、クリップヒンジ手段と、クリップヒンジ手段に対して近位方向に延びる、レッグを閉鎖状態に押圧するための係止手段とを含む方法が提供される。本方法は、更に、外力を、実質的に長さ方向軸線に沿って、係止手段の一部を形成するレッグの一方の近位端部分に加え、係止手段の第1部品として形成された本体を第1位置から第2位置まで移動し、本体の湾曲した平らなセグメント当接部分と、第1レッグに配置された係止手段の第2部品に形成された湾曲した表面との間に当接力を加え、クリップを閉鎖位置に押圧する工程を含む。本方法は、更に、クリップを血管の近くに位置決めする前にクリップを器具を通して移動する工程を含み、更に、器具の一部がクリップを閉鎖位置から開放位置に開放する工具を含んでいてもよい。
別の態様では、本発明は、更に、長さ方向軸線を形成する手術用結紮クリップにおいて、長さ方向軸線に沿って各々延びる、長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を持つ第1及び第2のレッグ手段を含む手術用結紮クリップを提供する。クリップヒンジ手段が、第1及び第2のレッグ手段をこれらのレッグ手段の夫々の近位端部分のところで接合する。第1及び第2のレッグ手段の各々は、クリップヒンジ手段と第1及び第2のレッグ手段の遠位端部分との間に内クランプ面手段を有し、これらのクランプ面手段は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。クリップが血管の周囲に適用されると、係止手段がレッグを閉鎖状態に押圧する。係止手段は、クリップヒンジ手段に対して近位方向に延び、係止手段の一体の部分を形成するクリップの近位端に外力を実質的に長さ方向軸線に沿って加えることによって作動でき、第2レッグ手段に係止手段の第1部品として配置された少なくとも一つの本体を第1位置から第2位置まで移動し、本体の湾曲した平らな表面セグメントと第1レッグ手段に配置された係止手段の第2部品に形成された相補的表面との間に当接力を加え、クリップを閉鎖位置に押圧する係止手段とを含む。一つ又はそれ以上の実施例において、クリップの長さ方向全長は、約3.81mm乃至約12.7mm(約0.15インチ乃至約0.5インチ)である。クリップは、更に、全体がポリマー材料で形成されていてもよい。
本発明の一つ又はそれ以上の追加の実施例において、手術用結紮クリップアッセンブリは、長さ方向軸線を形成する手術用結紮クリップを含む。手術用クリップは、長さ方向軸線に沿って各々延びる第1及び第2のレッグを有する。これらのレッグは、長さ方向軸線に関し、近位端部分及び遠位端部分を有する。第1及び第2のレッグの各々は、前記第1及び第2のレッグの近位端部分と遠位端部分との間に亘って延びる内クランプ面を有する。これらの内クランプ面は、クリップが閉鎖位置にあるとき、向き合い、長さ方向軸線と実質的に平行である。クリップヒンジが第1及び第2のレッグを接合する。クリップを血管の周囲に適用する前に、係止リングが、クリップヒンジに対して長さ方向近位側のクリップの周囲の第1部分に配置される。クリップの第1及び第2のレッグの夫々の外面には、クリップヒンジの直ぐ遠位側に係止リングを受け入れるための窪みが形成されている。クリップの閉鎖後、係止リングをヒンジを越えて遠位方向に移動し、窪み上に位置決めし、クリップを閉鎖位置に係止する。一実施例では、クリップヒンジは第2レッグを第1レッグの近位端に接合し、クリップヒンジは内クランプ面から横方向にオフセットしている。一実施例では、内クランプ面は、クリップヒンジの長さ方向位置と前記第1及び第2のレッグの遠位端部分との間に配置されており、第2レッグがクリップの近位部分を形成し、クリップヒンジから第2レッグの内クランプ面まで延びる横方向肩部を形成し、クリップを閉鎖すると、ここに第1レッグの近位端が当接する。クリップが血管の近くに位置決めされる前にクリップを器具を通して移動してもよい。器具の一部がクリップを閉鎖位置から開放位置まで開放してもよい。一つ又はそれ以上の実施例においてクリップの長さ方向全長は、約3.81mm乃至約12.7mm(約0.15インチ乃至約0.5インチ)である。クリップは、更に、全体がポリマー材料で形成されていてもよい。
本発明の更に別の態様では、長さ方向軸線を形成する手術用結紮クリップは、長さ方向軸線に沿って延びる第1及び第2のレッグを含む。これらのレッグは、前記長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を有する。クリップヒンジが第1及び第2のレッグを夫々の近位端部分上の所定の点で接合する。第1及び第2のレッグは、各々、クリップヒンジと前記第1及び第2のレッグの遠位端部分との間に内クランプ面を有する。これらのクランプ面は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。第1レッグの第1ジョー構造がクリップヒンジに対して近位方向に延びている。第1ジョー構造は、長さ方向軸線から遠ざかる方向に角度をなしている。第2レッグの第2ジョー構造がクリップヒンジに対して近位方向に長さ方向軸線から遠ざかる方向に角度をなして延びている。第1近位ヒール部分が第1一体蝶番によって前記第1ジョー構造に連結されている。第2近位ヒール部分が第2一体蝶番によって前記第2ジョー構造に連結されている。これらの二つのヒール部分は、第3一体蝶番によって互いに連結されている。第1及び第2のジョー構造は長さ方向軸線の両側に間隔が隔てられており、その間に係止空間を形成する。第1及び第2の近位ヒール部分は、夫々、第1及び第2の一体蝶番を中心として枢動自在であり、第1及び第2のジョー構造が長さ方向軸線から拡がり、クリップを閉鎖位置に押圧するように係止空間内に移動する。相補的相互係止手段が近位ヒール部分の夫々の近位端外面に配置されていてもよい。
かくして、本発明の詳細な説明をよりよく理解できるように、及び当該技術分野に対する本発明の寄与をよりよく理解できるように、本発明の特定の実施例を比較的大づかみに説明した。本発明の追加の実施例及び特徴を以下に説明する。
これに関し、本発明の少なくとも一つの実施例を詳細に説明する前に、本発明の用途は、以下の説明に説明した又は添付図面に例示した構成要素の構造及び構成の詳細に限定されないということは理解されるべきである。本発明は、説明され、様々な態様で実施された以外の実施例が可能である。更に、本明細書中並びに要約書中で使用した言い回しや用語は、説明を目的としたものであって、限定であると考えられるべきではないということは理解されるべきである。
図1は、本発明の手術用結紮クリップの第1実施例の図である。 図2a、図2b、及び図2cは、夫々、図1に示すクリップの側面図、平面図、及び底面図である。 図3は、図1に示すクリップの第1側からの斜視図である。 図4は、図1に示すクリップの第1側からの斜視図である。 図5は、図1に示すクリップの、図3及び図4に示す側とは反対側からの斜視図である。 図6は、図1に示すクリップの別の側面図である。 図6aは、図6の領域「A1」に示すクリップの部分の拡大詳細図である。 図6bは、図6のB−B方向に沿った、図6に示すクリップの断面図である。 図7は、図1に示すクリップの、図6に示す側とは反対側からの別の側面図である。 図7aは、図7の領域「A2」に示すクリップの部分の拡大詳細図である。 図7bは、図7のC−C方向に沿った、図7に示すクリップの断面図である。 図8a、図8b、及び図8cは、夫々、図1に示す開放位置のクリップの側面図、平面図、及び底面図である。 図9は、図8aに示す開放位置のクリップを下方から見た斜視図である。 図10は、図8aに示す開放位置のクリップを上方から見た斜視図である。 図11a、図11b、及び図11cは、夫々、近位係止構成要素が係止位置にある図1に示すクリップの側面図、平面図、及び底面図である。 図12は、図11aに示すクリップを上方から見た斜視図である。 図13は、図11aに示すクリップの側面図である。 図13aは、図13の領域「A3」に示すクリップの部分の拡大詳細図である。 図14は、図11aに示すクリップの、図13に示す側とは反対側からの側面図である。 図14aは、図14の領域「A4」に示すクリップの部分の拡大詳細図である。 図15は、図1に示すクリップの図である。 図15aは、図15の領域「A5」に示すクリップの部分の拡大詳細図である。 図16は、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。 図16aは、近位係止構成要素が係止位置にある図16に示すクリップの側面図である。 図17は、図16に示すクリップの、図16に示す側とは反対側からの側方斜視図である。 図18は、図16に示すクリップの別の側面図である。 図18aは、図18に示すクリップの近位端を示す図である。 図19は、血管に適用した閉鎖−係止位置の図1の手術用結紮クリップの第1側面図である。 図20は、血管に適用した閉鎖−係止位置の図1の手術用結紮クリップの第2側面図である。 図21aは、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。 図21bは、図21aの手術用結紮クリップの分解側面図である。 図22aは、図21aに示すクリップを側方から見た斜視図である。 図22bは、図21aの手術用結紮クリップを側方から見た分解斜視図である。 図23aは、図21aに示すクリップを側方から見た別の斜視図である。 図23bは、図21aの手術用結紮クリップを側方から見た別の分解斜視図である。 図24aは、レッグ開放位置の図21aのクリップの側面図である。 図24bは、閉鎖−係止位置の図21aのクリップの側面図である。 図25aは、レッグ開放位置の図21aのクリップを側方から見た斜視図である。 図25bは、閉鎖−係止位置の図21aのクリップを側方から見た斜視図である。 図26aは、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップアッセンブリの側面図である。 図26bは、組み立てた状態のレッグ閉鎖−非係止位置の図26aのクリップアッセンブリの側面図である。 図26cは、図26aに示すクリップアッセンブリを側方から見た斜視図である。 図26dは、図26bに示すクリップアッセンブリを側方から見た斜視図である。 図27aは、組み立てた状態のレッグ開放−非係止位置の図26aのクリップアッセンブリの側面図である。 図27bは、組み立てた状態のレッグ閉鎖−係止位置の図26aのクリップアッセンブリの側面図である。 図27cは、図27aに示すクリップアッセンブリを側方から見た斜視図である。 図27dは、図27bに示すクリップアッセンブリを側方から見た斜視図である。 図28は、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。 図28aは、レッグが開放位置の図28のクリップの側面図である。 図29は、近位係止構成要素が非係止位置にある図28に示すクリップを後方及び側方から見た斜視図である。 図30は、近位係止構成要素が係止位置にある図28に示すクリップを後方及び側方から見た斜視図である。 図30aは、係止位置の図30のクリップの側面図である。
次に、同様の部品に同じ参照番号を付した添付図面を参照して本発明を説明する。図1は、本発明の手術用結紮クリップ100の第1実施例を示す。クリップ100は、その最長寸法に沿って長さ方向軸線「L」を形成し、第1レッグ101及び第2レッグ102を含む。これらのレッグは、各々、長さ方向軸線Lに沿って延び、前記長さ方向軸線に関して近位端部分111、112及び遠位端部分121、122を有する。本明細書中で使用されているように、「近位」という用語は、本明細書中で参照したクリップの開放するチップから遠方の部分に関し、「遠位」という用語は、クリップのチップの開放する部分に関する。慣例によれば、クリップは、先ず最初に、遠位チップを器具を通して、結紮されるべき解剖学的身体に向かって挿入される。遠位というのは、一般的には、使用者又は手術用クリップのアプライヤーから遠ざかる方向に関し、近位というのは、遠位方向とは逆方向に関する。
クリップ100では、クリップヒンジ130が第1及び第2のレッグ101、102をこれらのレッグの夫々の近位端部分111、112の所定の点で接合する。第1及び第2のレッグは、クリップヒンジ130と前記第1及び第2のレッグの遠位端123、124との間に内クランプ面131、132を夫々有する。これらのクランプ面は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。本明細書中で使用されているように、「並置」という用語は、添付図面と関連して本明細書中に更に詳細に例示するように、内クランプ面131、132に関して使用されるとき、互いにほぼ接触し、或る程度の小さな間隔をその間に残すということ、又はクランプ面に凹状の曲率半径がある場合、クリップを装着した血管がこのような並置された表面間に残るということを意味する。クリップヒンジ130は、側方枢動軸線「P」(図2b及び図2c参照)を形成するバー即ち円筒形形状の本体又はチューブを含んでいてもよい。クリップが開放位置から閉鎖位置まで移動するとき、及び閉鎖位置から開放位置まで移動するとき、レッグ101及び102は、側方枢動軸線Pを中心として枢動する。第1レッグ101の第1ジョー構造141は、長さ方向軸線L及び側方枢動軸線Pの両方に対して垂直な横方向軸線「T」に対して近位方向に延びている。これらの軸線は全て、図1に示すように、クリップヒンジ130の中心にある点「X」のところで交差する。本明細書中で使用されているように、「側方」という用語は、図示のように、長さ方向軸線L及び横方向軸線Tの両方と直交し、枢動軸線Pと平行な方向を意味する。第1ジョー構造141は、クリップヒンジ130から延びる湾曲した第1内面143を含む。湾曲した第1内面143は、図1に示すように、長さ方向軸線Lに関して角度を変えて配向されているが全体として長さ方向軸線Lに向かって延びる複雑な表面を備えている。従って、湾曲した内面143は、長さ方向軸線(又は長さ方向軸線及び枢動軸線を含む平面)から見て実質的に凹状をなしている。本明細書中で使用されているように、「実質的に凹状」という用語は、全体として凹状をなしているが、ノッチ面やこれと噛み合うための凹所等の凸状セグメント又は突出部を持つ一つ又はそれ以上の構成領域を含む表面を意味する。横方向軸線Tに対して近位方向に延びる第2ジョー構造142が第2レッグ102に設けられている。第2ジョー構造142は、クリップヒンジ130から延びる湾曲した第2内面144を有する。本明細書中で使用されているように、「湾曲した内面」は、滑らかに湾曲した単一の表面セグメント、又は全体として湾曲した表面を形成する互いに連結された一連の湾曲した又は直線状のセグメントのいずれかで形成されている。本明細書中に説明したように、本発明の手術用クリップでは、ジョー141及び142の各々は、横方向軸線T及び側方枢動軸線Pを含む横方向平面に対して実質的に近位側にあり、かくしてクリップヒンジ130の後側にあり、これによって、クリップレッグ101及び102を作動し、クリップ及びその互いに噛み合う面131、132を閉鎖位置に押圧し又は係止するための手段を提供する。押圧手段又は係止手段は、クリップ100の近位端部分に作用を加えるだけで作動及び/又は適用でき、遠位端123、124を互いに係止したり前記遠位端123、124に作用を及ぼすクリップアプライヤー工具を使用する必要がない。これによって、従来周知の手術用結紮クリップにおけるようにクリップの遠位端の周囲の組織を切る必要をなくす。
図1に示すように、クリップを閉鎖状態に押圧し又は係止するための手段は、前記第2ジョー構造142の近位端に第1一体蝶番160によって連結された楔又はバットレス本体150を含む。バットレス本体150は、その近位第1端部分に外面151を有する。近位第1端部分は、更に、クリップ100の全体の近位端として配置されている。第1及び第2のジョー構造141、142は、長さ方向軸線Lの両側に配置されており、その間に係止空間170を形成する。楔又はバットレス本体150は、バットレス本体150の近位第1端部分の外面151が第1ジョー構造141の湾曲した内面143の近位部分145に当たり、クリップを閉鎖位置に押圧する(図11a、及び図12乃至図14に最もよく示す)ように一体蝶番160を中心として枢動自在である。クリップ100を図1に閉鎖位置で示すけれども、この位置では、第1及び第2のジョー141、142及びバットレス本体150を含む係止手段は、図1、図2a、図3乃至図7に示す「係止解除」位置にある。バットレス本体が図11a、図12乃至図14に示す「係止」位置にくると、第1及び第2のジョー141、142は、湾曲した内面143、144の部分に作用する楔/バットレス本体150の表面の作用によって押し拡げられる(一例として、図13a、図14aの矢印「J1」及び「J2」によって示す)。この作用は、クリップヒンジ130及び側方枢動軸線Pを中心としたモーメントとして作用し、レッグ101、102及びその内クランプ面131、132を押圧し、互いに更にぴったりと並置し、これによって、クリップが適用された血管に追加のクランプ力及び閉鎖力を提供する。
楔又はバットレス本体150を図1の係止解除位置から図11a、図12乃至図14に示す係止位置まで作動するため、様々な手段を使用できる。図1に示すように、例えば図1に矢印「F」として示す外力を枢動バットレス本体150の近位端に加える。この例では、外力Fは長さ方向軸線Lと実質的に整合している。別の態様では加えられる外力は、例えば図1に示す矢印「F*」によって示す力等のように長さ方向軸線Lに対して小さな角度をなしていてもよい。いずれの場合でも、加えられた外力により一体蝶番160を中心としたモーメントを発生し、バットレス本体150を係止空間170内に枢動する。外力は、アプライヤー器具の作動ロッド又は他の構造的手段によって加えられてもよく、又はマルチクリップアプライヤーを通して供給される別のクリップによって加えられてもよい。一例として、クリップ100を受け入れるためのボア又はチャンネルを持つ器具によってクリップ100を挿入してもよい。クリップ100は、手術中に血管の近くに位置決めするため、ボア又はチャンネルを通って遠位方向に移動する。クリップは、レッグが閉鎖位置にあるがバットレス本体150を含む近位係止手段が開放非係止位置にある状態で挿入してもよい。クリップ100を閉鎖形態でこのように挿入できるため、クリップは、狭幅の輪郭を形成し、小型の手術器具に装着でき、これによって切開部を小さくでき、手術中の組織の切開又は損傷を小さくできる。クリップを挿入する器具上で並進する又は移動自在のロッド又は他の作動機構、又はクリップの挿入及び位置決めに使用される器具と関連して使用される第2器具又は第2クリップを使用し、上文中に論じたようにクリップの近位端部分に外力を加えることによってクリップを係止してもよい。
かくして、本発明の一実施例に従って手術用結紮クリップを血管に適用する方法は、例えばクリップ100等のクリップを開放位置で血管の近くに位置決めする工程を含む。クリップの第1及び第2のレッグは、各々、クリップの長さ方向軸線に沿って延び、前記長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を有する。クリップヒンジは、第1及び第2のレッグを夫々の近位端部分上の所定の点で接合する。第1及び第2のレッグは、各々、クリップヒンジと前記第1及び第2のレッグの遠位端部分との間に内クランプ面を有する。クランプ面は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。レッグを閉鎖状態に押圧するための係止手段は、クリップヒンジの中心点で交差する長さ方向軸線に対して垂直な横方向軸線に対して近位方向に延びていてもよい。方法は、クリップの近位端部分に、又は係止手段の一部を形成する一方のレッグの近位端部分に外力を加える工程を含む。これにより、前記係止手段の第1部分として形成された本体を第1位置から第2位置まで移動し、前記本体と前記係止手段の第2部分に形成された表面との間に当接力を加え、クリップを閉鎖位置に押圧する。方法では、クリップを血管と近接して位置決めする前に器具を通してクリップを移動するとき、クリップを血管の周囲に配置するためにクリップのレッグを開放するように器具の一部がクリップを開放位置から閉鎖位置まで開放する、器具を使用してもよい。次いで、係止手段をクリップの近位端部分に適用し、レッグを移動し且つ押圧して閉鎖し、クリップを血管上で更に一杯にクランプする。
図1では、クランプ面は互いにほぼ平行であるように示してあり、クリップ閉鎖位置において長さ方向軸線L及び側方枢動軸線Pを含む平面と実質的に平行即ちほぼ平行なクリップ閉鎖位置に配向されている。しかしながら、本発明の一実施例では、内クランプ面131、132は、向き合ったとき、僅かに凹状に湾曲しており、長さ方向軸線Lから弓なりに遠ざかっており、ジョー141、142に作用するバットレス本体150の係止機構の作用によってクランプ力が加えられたとき、僅かに直線状になる。これにより、クリップ100が適用された血管の把持及び閉塞が高められ、クランプ力がクランプ面に亘って更に均等に分配される。
楔又はバットレス本体150を第2ジョー142に連結する一体蝶番160は、横方向軸線Tに対して近位側の第2レッグ102のクリップ本体が、第2ジョー142及び楔又はバットレス本体150全体を含む単一の一体の構造として延びるように、第2ジョー142と一体であってもよい。従って、楔又はバットレス本体150では、側方ビーム即ち湾曲した本体152が一体蝶番160をバットレス本体150の残りに連結する。ビーム152は、一体蝶番160(長さ方向軸線Lから所定距離離間されている)から長さ方向軸線Lに向かって湾曲している。図1に示すように、バットレス本体150の楔の部分は、長さ方向軸線Lの両側で配向できる。一体蝶番160の枢軸は、主クリップヒンジ130の側方枢動軸線Pと平行に側方に延びている。
本発明は、様々な実施例において、バットレス本体150とクリップの他の部分との間を協働する係止機構を提供する。図1のクリップ100では、第1ジョー構造141の湾曲した内面143の近位端部分145が、前記湾曲した内面143から凹所をなしたノッチ147を形成し、バットレス本体150の外面が戻り止め157を形成する。バットレス本体150を係止空間170内に枢動したとき、図11a、図12、及び図14に最もよく示すように、戻り止め157がノッチ147と噛み合い、クリップを閉鎖位置に押圧する。
図2a、図2b、及び図2cは、夫々、図1に示すクリップの側面図、平面図、及び底面図を示す。図2bに示すように、楔又はバットレス本体150は、図示のように長さ方向軸線Lの両側の二つの側方区分即ち側方部分150a及び150bに分けることができる。これらの区分は、バットレス本体150の側方半部を形成し、これらの間に空間即ち小さなチャンネルが形成されている。横方向軸線及び長さ方向軸線を含む平面内でのバットレス本体150の側方部分150bの幅は、係止空間170が形成する相補的幅よりも大きく、第1ジョー構造141の湾曲した内面143の近位端部分145とバットレス本体150の近位第1端部分の外面151の外面151a、151bとの間に締り嵌めを形成し、クリップを閉鎖位置に押圧する。前記側方部分150bの横幅の一例を図7aに距離「TW1」として示す。係止空間170によって形成される相補的幅は「TW2」であり、締り嵌めを形成するため、TW1はTW2よりも僅かに大きいということは理解されよう。図1、図2b、及び図7aに示す実施例では、側方部分150bに戻り止め157がなく、バットレス本体150の前記側方部分150bがバットレス本体150の部分的横幅によって形成されている。かくして、図2bに示すように、ノッチ147及び戻り止め157はバットレス本体150及び第1ジョー構造141の夫々の対応する部分的側方区分又はスライスに形成されており、バットレス本体150のこの側方区分150aが側方区分150bの反対側に設けられている。このようにして、バットレス本体150は、図12に示すように係止すると、側方に移動しないようにされる。これは、ノッチ147及び戻り止め157が相互係止し、クリップを横切って側方に部分的にしか延びておらず、戻り止め157の側方移動が、ノッチ147が図9に示すように第1ジョー構造141内に側方で終端することによって形成された肩部187によって制限されるためである。図8bに示すように、バットレス本体150の側方スライスは、側方幅LW1しか延びておらず、ここに戻り止め157が設けられており、クリップの他方の側のバットレス本体150の側方スライスLW2には戻り止め157は設けられていない。このようにして、クリップ100の近位係止機構は側方方向で更に安定する。これは、一体蝶番160が破損した場合にクリップの全ての部分を互いに保持する上で有用である。
図5に最もよく示すように、クリップ100の近位端のバットレス本体150の近位第1端部分の外面151は、湾曲した平らなセグメント当接部分を形成する一つ又はそれ以上の表面を形成する。湾曲した平らなセグメント当接部分は、図示の実施例では、湾曲した平らなセグメント当接部分151a及び151bを含む。本明細書中で使用したように、表面によって形成された「湾曲した平らなセグメント当接部分」は、単一の湾曲した表面セグメント、又は互いに連結されて全体として湾曲した表面を形成する一連の湾曲した又は直線状の平らな表面セグメントを含む。これらの表面セグメントの各々は、少なくとも側方に一つの表面として延びる。図5に示す実施例では、湾曲した平らなセグメント当接部分151aを含む平らな湾曲した表面セグメントは、ノッチ157によって形成されており、クリップ100の横幅のほぼ半分に亘って側方に延び、湾曲した平らなセグメント当接部分151bは、クリップ100の横幅のほぼ半分に亘って側方に延びる平らで湾曲した表面セグメントを含む。外面151の湾曲した平らなセグメント当接部分151a及び151bは、ジョー141の相補的に湾曲した内面に押し付けられる実質的当接面を形成し、強固であり且つ更に安定したクリップ100用の係止機構を提供する。これは、少なくとも部分的には、比較的大きく且つ広幅の表面領域、側方スパン、及び相互係止し且つ互いに当接するセグメント状表面によって提供され、手術用結紮クリップの分野で従来周知の又は実施されてきたよりも高い保持強度及び安定性を提供する。
図6aに最もよく示すように、第2ジョー構造142の湾曲した第2内面144は、クリップヒンジ130から離間された第1側方スパン凹所溝146及びこの凹所溝146に対して近位側のボール状の即ち丸みを帯びて突出した第1側方スパン面148を形成し、バットレス本体150の遠位第2端部分は、第2側方スパン凹所溝158及び前記第2凹所溝146に対して遠位側のボール状の即ち丸みを帯びて突出した第2側方スパン面156を形成する。これらは丸みを帯びた第1面148及び凹状の第1溝146と夫々相補的な形状をなしており、バットレス本体150を係止空間170内に枢動すると、当接して噛み合い、クリップを閉鎖位置で更に安定し、閉鎖位置に押圧する。第1凹所溝146、丸みを帯びた第1面148、第2凹所溝158、及び丸みを帯びた第2面156は、バットレス本体150の横幅に亘って横方向に延びており、丸みを帯びた第1面148及び丸みを帯びた第2面156は、球状形状ではないけれども、延長された、側方に延びる、丸みを帯びた、半円筒形の表面を形成する。これは、第1凹所溝146及び第2凹所溝158によって形成された、対応する半円筒形形状の溝と噛み合うことができる。
図6aに示すように、バットレス本体150には、更に、バットレス本体150の近位第1端部分150cと遠位第2端部分150dとの間を側方に延びる第2一体蝶番162が形成されていてもよい。外面151を含む近位第1端部分150cは、バットレス本体150を係止空間170内に移動するとき、第2一体蝶番162を中心として枢動し、バットレス本体150の近位第1端部分150cの外面151が、第1ジョー構造141の湾曲した内面143に当接する前に長さ方向軸線Lに向かって撓むことができる。
図5及び図12に最もよく示すように、バットレス本体150又はクリップ100それ自体の近位端の外面には、クリップ100の近位端に、V字形状又はL字形状の側方スパンノッチ150xが形成され、更に、湾曲した平らなセグメント当接部分151a及び151bと隣接して前記ノッチ150xから延びる側方スパンフランジ150yを形成する。ノッチ150x及びフランジ150yの各々は、二つの側方区分即ち構成要素に分けられる。これらの区分即ち構成要素は、バットレス本体150の側方区分半部150a及び150bに配置されているため、それらの間の小さな空間又はチャンネルによって分けられる。ノッチ150xは、器具、プッシュロッド即ち作動ロッド、又は別のクリップのチップ用の受け入れ空間を提供し、クリップ100を係止するためにバットレス本体150を係止空間170内に更に安定して作動できる。フランジ150yは、ひとたび空間170の内側の係止位置に一杯に挿入されると、バットレス本体150の移動を制限するように作用し、クリップ100用の係止機構を更に安定する。
図1乃至図15に示す実施例では、バットレス本体150は、クリップ係止位置に移動されたとき、係止空間170が形成する容積の大部分を占有し、レッグ101、102を閉鎖位置に押圧する。係止空間170が形成する容積は、ヒンジ130及びジョー141及び142の近くのクリップレッグ101、102の横幅によって制限される。図13aに示すように、バットレス本体150を空間170内に移動することによってクリップを係止した後のジョー141と142との間の残りの係止空間170’は、図6aに示す係止空間170の容積の半分未満である。クリップ100が係止位置にあるとき、バットレス本体150等の嵩張るものが近位方向に延びるジョー141及び142間の容積即ち空間の大部分を占有するため、前記クリップの係止に対して更に大きな強度及び安定性を提供する。
図1乃至図15に示す実施例では、及び図6aに示すように、バットレス本体150は、一態様では、長さ方向軸線及び横方向軸線を含む横方向平面内にほぼ台形形状の断面を形成するコアマス(core mass) を持つことを特徴とする。丸みを帯びた湾曲した側部が、台形の側部TP1、TP2、TP3、TP4から延びている。側部TP1は、最も長い側部を形成し、台形の平行な側部の一方を形成するのに対し、側部TP2は、短い方の平行な側部を形成する。側部TP3は、比較的長く比較的遠位側の非平行側部を形成し、側部TP4は、比較的短く比較的近位側の非平行側部を形成する。従って、側部TP1は、側部TP3及びTP4に連結されている。クリップが図6aに示すように非係止位置にあり、バットレス本体150がクリップヒンジ130から一杯に最近位位置まで伸ばされている場合には、側部TP1及びTP4の頂点TPX1は、ほぼ長さ方向軸線L上に又はその近くにあり、側部TP1は長さ方向軸線の下方に近位ジョー142に向かって角度αを形成する。この角度αは、一実施例では、約30°である。図6aに示すように、丸みを帯びた側方スパン突出部156は、実質的に側部TP3から延びている。
クリップヒンジ130は、更に、レッグの内クランプ面131、132を閉鎖位置に向かって維持する追加の押圧力を提供する弾性ヒンジであってもよい。クリップヒンジ130から夫々の遠位チップ123、124まで延びる各レッグのスパンは、本発明の一実施例では、クリップの全長の少なくとも75%乃至80%であってもよい。図2b及び図2cに示すように、クリップヒンジ130には、クリップレッグの側面から側方に延びる側方ボスが形成されていてもよい。ボスの幅即ちスパンは、クリップ幅よりも大きい。
図1乃至図15に示す実施例では、クリップヒンジ130は、第1及び第2のレッグ101、102と一体成形された側方に延びるバー130xとして形成されている。各レッグは、前記バーの第1及び第2の横側に弾性的に連結されている。バー130xには、更に、バーの長さ方向遠位側及び近位側の夫々に設けられた側方スパン溝130a及び130bが形成されている。これらの溝130a及び130bにより、更に、クリップ100は、ヒンジ130の側方軸線を中心として枢動するときに撓むことができ、前記ヒンジを中心とした弾性枢動モーメント又は力を提供する。
更に、図1乃至図15に示す実施例では、フランジ191及び192は、第1及び第2のレッグ101、102の各々の夫々の外面に亘って長さ方向に延びる。これらのフランジ191及び192は、夫々のレッグの内クランプ面131、132とは反対側に設けられている。第1レッグ101のフランジ191は、第1ジョー構造141から第1レッグ101の遠位端部分121まで延びており、第2レッグ102のフランジ192は、第2ジョー構造142から第2レッグ102の遠位端部分122まで延びている。フランジ191、192の各々は、レッグ101、102の遠位端部分121、122と近接して横方向窪み191a、192aを形成する。フランジ191及び192は、レッグ101及び102が容易には曲がらないように、これらのレッグ101及び102の夫々に剛性を提供する。横方向窪み191a及び192aは、クリップアプライヤーがレッグ101、102を良好に作動する又はグリップするための手段を提供する。
クリップ100は、図6b及び図7b、及び図9、図10、及び図15aに示すように、内クランプ面131及び132の夫々に、更に、鋸歯部、押縁部、即ち歯181、182を含む。歯即ち押縁部181、182は、閉鎖時にクリップ100を血管上に良好に取り付け、クランプするための追加の把持手段を提供する。歯即ち押縁部181、182は、クランプ面131及び132の夫々に設けられた相補的構成の溝183及び184に嵌まるように配置されている。歯181、182は、組織を良好にグリップするように、近位方向に延びる傾斜配向を備えていてもよい。図6、図6a、及び図7、図7aに最もよく示すように、レッグ101及び102の夫々の絶対遠位チップに一対の遠位フックエレメント194及び195が配置されていてもよい。各フック194及び195は互いに関して側方にオフセットされており、鋏のような形状をなしている。そのため、各フック194及び195は、レッグ102及び101の夫々の遠位チップに設けられた対応する凹所195a及び194aに嵌着する。この機構は、クリップ100を図19及び図20に示すように体内の血管に適用するとき、クランプ面131、132間の空間に組織をグリップして収容するための手段を提供する。
クリップ100には様々な大きさがある。図15に示すように、クリップ100の全長「S1」は約12.7mm(約0.50インチ)であり、クリップヒンジ130の中心の横方向軸線Tと長さ方向軸線Lとの交点とクリップの遠位チップとの間の長さ「S2」は約10.16mm(約0.40インチ)であり、レッグ101、102の対をなす内クランプ面131、132の曲率半径は約76.2mm(約3.0インチ)である。こうした大きさ及び寸法は一例として与えられたものであって、クリップは、本発明の一つ又はそれ以上の実施例において、長さ方向全長の大きさが約3.81mm乃至20.32mm(約0.15インチ乃至0.80インチ)の範囲で変化し、横幅の大きさが約0.762mm乃至3.81mm(約0.03インチ乃至0.15インチ)の範囲で変化してもよいということは理解されよう。本発明の一実施例では、図15に示すクリップ100は、実際の大きさの縮尺通りの拡大図であり、クリップ100の全ての部品を互いに対して実際の比率で示す。
図16は、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。図16では、手術用結紮クリップ200は、長さ方向軸線「L」を形成し、第1及び第2のレッグ201、202を含む。これらのレッグは、各々、長さ方向軸線に沿って延び、前記長さ方向軸線に関し、近位端部分211、212及び遠位端部分221、222を有する。第1及び第2のレッグ201、202の夫々の近位端部分のところでクリップヒンジ230が第1及び第2のレッグ201、202を接合する。第1及び第2のレッグ201、202の各々は、クリップヒンジ230と前記第1及び第2のレッグの遠位端223、224との間に内クランプ面231、232を有する。これらのクランプ面は、クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される。クリップヒンジ230は、側方枢動軸線「P」(図18a参照)を形成するバー又は円筒形形状本体又はチューブを含んでいてもよい。レッグ201及び202は、クリップを開放位置から閉鎖位置に及びその逆で移動するとき、側方枢動軸線Pを中心として枢動する。第1レッグ201に設けられた第1ジョー構造241は、長さ方向軸線Lと垂直な横方向軸線Tに対して近位方向に延びる。長さ方向軸線L及び横方向軸線Tは、クリップヒンジ230の中心点のところで交差する。第1ジョー構造241は、クリップヒンジ230から延びる、長さ方向軸線Lに面する湾曲した第1内面243を含む。第2レッグ202に設けられた第2ジョー構造242は、横方向軸線Tに対して近位方向に延び、クリップヒンジ230から延びる湾曲した第2内面244を含む。楔即ちバットレス本体250が第2ジョー構造242から延びており、前記第2ジョー構造の近位端に設けられた第1一体蝶番160によって第2ジョー構造242に連結されている。バットレス本体250は、その近位第1端部分のところに外面251を有する。第1及び第2のジョー構造(241、242)は長さ方向軸線Lの両側に間隔が隔てられており、その間に係止空間170を形成する。クリップ200は、クリップ100のバットレス本体150とは異なり、その近位第1端部分から係止空間170内に延びる突出部257が楔即ちバットレス本体250に設けられていることを除くと、クリップ100と同様である。バットレス本体250は、係止空間170内に移動するため、一体蝶番160を中心として枢動自在である。バットレス本体の近位第1端部分の外面251が第1ジョー構造241の湾曲した内面243に当接し、突出部257の遠位チップに設けられたボール状部材259が前記クリップヒンジ230が形成する開口部231(かくして「C字形状」断面を有する)に進入し、前記突出部257を締り嵌めで所定位置に保持し、クリップ200を図16aに示すように閉鎖位置に押圧する。図17に更に詳細に示すように、突出部257及びボール状部材259の両方が、クリップ200の全横幅に亘って側方に延びている。ボール状部材259は、実際には、丸みを帯びた円筒形側方スパン表面部材であり、クリップヒンジ230の開口部231が形成する側方スロットに嵌着する。側方スロットもまた、クリップ200の幅に亘って側方に延びている。部材259が開口部231と噛み合うことにより部品を互いに係止し、これによって本体250が空間170の外に移動しないようにする。クリップ200には、クリップ100と同様に、ひとたびバットレス本体250が図16aに示す「係止」位置にくると、第1及び第2のジョー241、242が押圧され、即ち湾曲した内面243、244の部分に作用する楔/バットレス本体250の表面の作用によって押し拡げられる作用が加わる(一例として図16aに矢印「J1」及び「J2」で示す)。これは、クリップヒンジ230及び側方枢動軸線Pを中心としたモーメントとして作用し、レッグ201、202及びこれらのレッグの内クランプ面231、232を押圧し、これらを互いに対して更に並置し、これによって、クリップ200を適用した血管に追加のクランプ−閉鎖力を加える。このように並置することにより、図16aに示すように、クランプ面231、232の「一杯に閉鎖された位置」を形成する。図16aではクランプ面間に血管は位置決めされていない。クリップ200及びその近位係止機構を作動するための手段、及び器具即ちアプライヤーを使用してクリップ200を挿入し、位置決めし、開放し、閉鎖する方法は、クリップ100に関して上文中に説明したのと同様である。
クリップ200は、クリップ100と同様に、及び図示の特定の大きさを持つ実施例として図18、図18aに示すように、様々な大きさがある。クリップ200の全長「S21」は、約12.7mm(約0.5インチ)であってもよく、クリップヒンジ230の中心の横方向軸線Tと長さ方向軸線Lとの交点とクリップの遠位チップとの間の長さ「S22」は、約10.16mm(約0.4インチ)であってもよく、全幅「W1」(クリップヒンジ230を含む)は約3.81mm(約0.150インチ)であってもよく、クリップレッグ201、202の幅「W2」は約2.54mm(約0.100インチ)であってもよい。図18のクリップ200は、実際の大きさの縮尺通りの拡大図であり、クリップ200の全ての部品を互いに対して実際の比率で示す。
更に、本発明の別の実施例におけるように、クリップ100及びクリップ200の特徴を相互交換してもよいということは理解されよう。
図21aは、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。クリップ300は、分離可能な二つの部品であるレッグ301及び302を有する。クリップ300では、第1及び第2のレッグ301、302の夫々の近位端部分311、312上の所定の点で第1及び第2のレッグを枢着する分離可能な相互連結部によってクリップヒンジ330が形成される。第1レッグ301は、側方ヒンジ枢動バー330a及びこのヒンジ枢動バー330aの一部を中心として配置された湾曲した側方スパン溝330cを形成し、第2レッグ302は、第1レッグ301の湾曲した側方スパン溝330cと噛み合う形態の相補的フック部分330bを形成する。図23bに最もよく示すように、フック部分330bは、クリップ300の幅の一部に亘ってしか横方向に延びていない。クリップ300は、ヒンジ相互連結部330からレッグ301、302の遠位端321、322まで延びる内クランプ面331、332を含む。各クランプ面は、歯381、382を有する。クリップ100と同様に、近位ジョー341及び342がヒンジ330の近位方向に延びており、一体蝶番360を中心として枢動するバットレス本体350が第2レッグ302のジョー342の近位端から延びている。クリップ300の近位係止機構は、多くの点でクリップ100とほぼ同じであり、ノッチ347及び戻り止め357並びに湾曲した平らなセグメント当接部分351a及び351bを含む。
更に、本発明の別の実施例におけるように、クリップ100及びクリップ300の特徴を相互交換してもよいということは理解されよう。
図26aは、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップアッセンブリの側面図である。手術用結紮クリップアッセンブリ400は、長さ方向軸線Lを形成する手術用クリップ400aを含む。このクリップは、第1及び第2のレッグ401、402を有し、これらのレッグは、各々、長さ方向軸線に沿って延びる。レッグ401、402は、前記長さ方向軸線に関し、近位端部分411、412及び遠位端部分421、422を有する。第1及び第2のレッグ401、402は、各々、前記第1及び第2のレッグ401、402の近位端部分と遠位端部分との間を延びる内クランプ面431、432を有する。これらの内クランプ面431、432は互いに向き合っており、図26b及び図27bに示すようにレッグが閉鎖した位置決めにあるとき、長さ方向軸線と実質的に平行である。クリップヒンジ430が第1及び第2のレッグ401、402を接合する。クリップ400は、組み立て状態では、血管の周囲にクリップ400を適用する前に、図26b及び図26dに示すように、係止リング400bが、クリップヒンジ430に対して長さ方向近位側のクリップの周囲の近位窪み451、452上の第1位置に配置される。クリップ400の第1及び第2のレッグ401、402の夫々の外面には、クリップヒンジの直ぐ遠位側に、係止リング400bを受け入れるための窪み441、442が形成されている。クリップの閉鎖後、係止リング400bをヒンジ430を越えて遠位方向に移動し、窪み441、442上に位置決めし、クリップ400を図27b及び図27dに示すレッグ閉鎖位置で係止する。一実施例では、クリップヒンジ430が第2レッグ402を第1レッグ401の近位端に接合し、クリップヒンジ430は、クリップがレッグ閉鎖位置にあるとき、内クランプ面431、432から横方向にオフセットしている。例示の実施例では、内クランプ面431、432は、クリップヒンジの長さ方向位置と前記第1及び第2のレッグ401、402の遠位端部分421、422との間に配置されており、第2レッグ402はクリップ400の近位部分を形成し、クリップヒンジ430から第2レッグ402の内クランプ面432まで延びる横方向肩部450を形成し、クリップ400がレッグ閉鎖位置にあるとき、第1レッグ401の近位端411が横方向肩部450に当接する。クリップ400は、クリップを血管の近くに位置決めする前に器具を通して移動でき、器具の一部がクリップを閉鎖位置から開放位置まで開放できる。一つの通穴又は対をなした側窪み480が、クリップ400の近位端内に側方に形成されていてもよい。
図28は、本発明の別の実施例による手術用結紮クリップの側面図である。クリップ500’は、その最も長い寸法に沿って長さ方向軸線「L」を形成する。クリップ500’は、第1レッグ501’及び第2レッグ502’を含む。これらのレッグの各々は、長さ方向軸線Lに沿って延び、前記長さ方向軸線に関して近位端部分511’、512’及び遠位端部分521、522を有する。クリップヒンジ530が第1及び第2のレッグ501’、502’をこれらのレッグの夫々の近位端部分511’、512’上の所定の点で接合する。第1及び第2のレッグは、各々、クリップヒンジ530と前記第1及び第2のレッグ501’、502’の遠位端523、524との間に内クランプ面531、532を有する。クリップ500が一杯に閉鎖された位置にあるとき、クランプ面は並置される。クリップヒンジ530は、側方枢動軸線「P」(図30参照)を形成するバー又は円筒形形状本体又はチューブを含んでいてもよい。レッグ501’及び502’は、クリップを開放位置から閉鎖位置に及びその逆で移動するとき、側方枢動軸線Pを中心として枢動する。第1レッグ501’に設けられた第1ジョー構造541は、クリップヒンジ530に中心を持つ長さ方向軸線L及び側方枢動軸線Pと垂直な横方向軸線に対して近位方向に延びる。第1ジョー構造541は、一体蝶番561によって第1近位ヒール部分551’に連結されている。ヒール551’及びジョー541の各々は、これらの二つのエレメントの組み合わせにより、枢動軸線P及びクリップヒンジ530を中心として枢動自在の湾曲したモーメントアームを形成するように長さ方向軸線Lに対して角度をなしている。ヒンジ530に対して近位方向に延びる第2レッグ502’の第2ジョー構造542は、一体蝶番562によって第2近位ヒール部分552’に連結されている。ヒール552’及びジョー542の各々は、これらの二つのエレメントの組み合わせにより、枢動軸線P及びクリップヒンジ530を中心として枢動自在の湾曲したモーメントアームを形成するように長さ方向軸線Lに対して角度をなしている。近位ヒール551’及び552’は三角形断面を有し、一体の一体蝶番550によって互いに連結されている。
かくして、ヒンジ530に対して近位側のクリップ500’の部分は、「拡げ区分」を形成するのに対し、ヒンジ530に対して遠位側の部分はクランプ区分である。本明細書中に説明したように、本発明の手術用クリップ500’では、ジョー541及び542の各々は、横方向軸線及び側方枢動軸線Pを通る横方向平面に対して実質的に近位側にあり、かくしてクリップヒンジ530の後方にある。クリップヒンジ530は、遠位端523、524を互いに係止する必要なしに、又は遠位端523、524に作用するクリップアプライヤー工具を使用する必要なしに、レッグ501’、502’の内クランプ面531、532を閉鎖位置に向かって維持する押圧力を提供する弾性ヒンジであってもよい。これによって、従来周知の手術用結紮クリップにおけるようにクリップの遠位端の周囲の組織を切る必要をなくす。しかしながら、図28に示す実施例では、ヒール551’、552’は、クリップ500’の近位端部分に前記ジョー541及び542間に形成された空間570に図30aに示すように押し込まれたとき、前記ジョーを押し拡げ(図27に示す矢印J1及びJ2の方向に)、及びかくしてクリップヒンジ530及び枢動軸線Pを中心としたモーメントアームとして作用し、レッグ501’、502’の内クランプ面531、532を互いに押圧する大きさを備えている。クリップ500’のレッグを開放するためには、アプライヤー器具等によって矢印J1及びJ2の方向と逆方向に外力を加えればよい。更に、ヒール551’、552’は、空間570に押し込まれたとき、「オーバセンタ」を越えて移動し、クリップ500’の「拡げ区分」にこれらのヒール自体を係止するような大きさ及び形状を備えている。図30aに示すように、ヒール551’及び552’の遠位部分は、両一体蝶番561及び562を通って延びる横方向平面「T*」を横切る。ヒール551’及び552’を図28に示す非係止位置から図30aに示す係止位置まで枢動するため、クリップ500’の近位端に、長さ方向軸線Lとほぼ平行な又は長さ方向軸線に向かって角度をなした外力を加える。図30aに示すように、ヒール551’及び552’は三角形断面であり、ヒール551’及び552’が係止位置にある場合に長さ方向軸線Lに面する近位端外面553、554を各々形成する。これらの近位端外面553、554は、図30aに示すようにクリップを閉鎖位置に押圧するためにヒール部分を係止空間内に枢動したとき、部分的に並置されて噛み合い、クリップ500’の近位端部分の係止位置を、図示のように、更に安定する。
クリップ500’は、ヒール部分551’及び552’の夫々の近位端外面553、554に配置された相補的相互係止手段を含む。一実施例では、第1近位枢動ヒール551’は、第2近位ヒール552’の雌係合特徴592に嵌着する雄係合特徴591を備えている。これにより、図30aに示す係止位置に押し込まれたときに所定位置にしっかりと保持されるようにヒールを互いに連結する。更に、クリップ500’のレッグ501’、502’は、クリップのレッグが図28aに示す開放位置にあるとき、内クランプ面531及び532の近位端533及び534の間隔を大きくするように、長さ方向軸線Lから横方向にオフセットされており且つ離間された取り付け点581及び582によってヒンジ530に連結されている。これにより、比較的太い血管の比較的大きなマスの周囲でクランプするのを補助する。
一般的には、クリップ100及びクリップ500’の特徴は、本発明の別の実施例におけるように相互交換されてもよいと理解される。
本明細書中に論じた実施例で開示したように、本発明のクリップのクランプ面は、クランプ面の近位端及び遠位端が接近するが中央が離れるように、凹所を持つクランプ面を備えていてもよい。円弧状表面は、クリップが係止閉鎖状態にあるとき、力をクランプ面に沿って更に均等に分配する。
本明細書中に論じたクリップの展開に使用される器具は、一度に一つのクリップを適用できる手動式デバイス、又は自動供給マルチクリップアプライヤーを含んでいてもよい。両アプライヤーは、腹腔鏡手術の用途で使用するのに適した内視鏡器具であってもよい。両方の場合において、アプライヤーは、血管をクランプし、結紮されるべき区分を平らにする。次いで、クリップを開放し、血管上に位置決めし、閉鎖する。ひとたび閉鎖されると、本明細書中に開示したクリップの近位端に設けられた係止特徴が係合し、クリップのクランプ圧力を維持する。手動式アプライヤーは、一度に一つのクリップを適用する。自動アプライヤーは器具を手術部位から取り出さなければならない前に多数のクリップを適用できる。クリップの適用手順は以下の通りである。
1.クリップを部分的に閉鎖した状態で提供する。
2.結紮又はクランプされるべき血管又は組織を一組のアプライヤージョー等のデバイスでクランプする。アプライヤージョーの中央にチャンネルが設けられており、このチャンネルは、クリップをチャンネルに嵌着できるのに丁度十分な大きさを備えている。
3.近位レッグを互いに軽く押すことによってクリップを開く。
4.クリップをアプライヤーのジョー内で、クランプされる血管又は組織上に前進する(クリップはアプライヤージョーのチャンネル領域内を移動する)。
5.一杯に前進した後、近位レッグを解放し、クリップをばねの作用で部分的に閉鎖した状態に戻す。
6.本明細書中に開示したクリップの実施例について論じた近位係止機構を作動し、即ち押し、レッグ即ちクリップの「クランプ区分」を血管又は組織上でぴったりと閉じる。
従って、本明細書中に開示した様々な実施例は、成形状態で開始でき、血管を更に良好に包囲するために開放でき、次いで(第3状態まで)更に閉鎖できる。クリップのこの開閉プロセスは、係止前に、必要に応じて繰り返すことができる。閉鎖され且つ係止されたとき、クリップは積極的クランプ力を提供する。このクランプ力は、血管を絞ることもできる。これは、血管が経時的に壊死及び/又は収縮する場合に有利である。
本発明の手術用クリップの様々な実施例は、好ましくは、例えばアセチルホモポリマー等の一つ又はそれ以上のポリマー材料で形成されているが、一つ又はそれ以上の金属、又は金属及びポリマー又はプラスチックの組み合わせを含む様々な他の材料で形成されてもよい。使用される材料の選択にあたり、クリップの放射線不透過性を所望のレベルに「調節」でき、又は放射線不透過性であるように調節できる。
本発明の手術用クリップの様々な実施例は、周知のポリマー製手術用結紮クリップ並びに標準的な金属製クリップの改良である。本明細書中に開示した本発明の手術用クリップの結果的に得られた利点のうち、比較的小さな内視鏡器具を通して比較的大きなクリップを送出できるという利点、従来技術の展性の及び変形可能な金属製クリップと同様に、クリップを血管に、血管の周囲を追加に切開又はクリーニングする必要なしに、しかも金属製クリップよりも大きな保持力で配置できるという利点により、クリップが血管から脱落する危険が小さくなる。展性金属製クリップの塑性変形により生じる受動的クリップ作用に対し、上文中に論じたように積極的押圧力即ちクランプ力を加える係止特徴によって、比較的大きなクリップ係止安定性及びクリップ保持力が得られる。
本発明の多くの特徴及び利点は詳細な説明から明らかであり、及びかくして添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神及び範囲内の本発明のこのような特徴及び利点の全てを含もうとするものである。更に、当業者は多くの変形及び変更を思いつくため、本発明を、図示され且つ説明された正確な構造及び作動に限定しようとするものではなく、従って、全ての適当な変更及び等価物は、本発明の範疇に入るものと考えられる。本明細書中で言及した数値の全ての範囲は、言及された範囲内の全ての値及び部分範囲を含む。
100 クリップ
101 第1レッグ
102 第2レッグ
111、112 近位端部分
121、122 遠位端部分
130 クリップヒンジ
123 第1レッグ遠位端
124 第2レッグ遠位端
131、132 内クランプ面
141 第1ジョー構造
142 第2ジョー構造
143 第1内面
144 第2内面
145 近位部分 150 バットレス本体
151 外面
160 一体蝶番
170 係止空間

Claims (7)

  1. 長さ方向軸線を形成する手術用結紮クリップにおいて、
    前記長さ方向軸線に沿って各々延びる、前記長さ方向軸線に関して近位端部分及び遠位端部分を持つ第1及び第2のレッグと、
    前記第1及び第2のレッグをこれらのレッグの夫々の近位端部分上の所定の点のところで接合するクリップヒンジであって、前記第1及び第2のレッグの各々は、前記クリップヒンジと前記第1及び第2のレッグの前記遠位端部分との間に内クランプ面を有し、これらのクランプ面は、前記クリップが一杯に閉鎖された位置にあるとき、並置される、クリップヒンジと、
    前記クリップヒンジに対して近位方向に延びる、前記第1レッグの第1ジョー構造であって、前記クリップヒンジから延びる湾曲した第1内面を持ち、この第1内面は、前記長さ方向軸線に面し、前記軸線から見て実質的に凹状をなしている、第1ジョー構造と、
    前記クリップヒンジに対して近位方向に延びる、前記クリップヒンジから延びる湾曲した第2内面を持つ、前記第2レッグの第2ジョー構造と、
    前記第2ジョー構造から延びており且つ前記第2ジョー構造の近位端の第1一体蝶番によって前記第2ジョー構造に連結された、前記クリップの近位端に、その近位第1端部分の外面を有するバットレス本体とを含み、
    前記第1及び第2のジョー構造は、前記長さ方向軸線の両側で前記長さ方向軸線から間隔が隔てられており、その間に係止空間を形成し、前記バットレス本体は、前記バットレス本体の前記近位第1端部分の前記外面の湾曲した平らなセグメント当接部分が前記第1ジョー構造の前記湾曲した内面に当接し、前記クリップを閉鎖位置に押圧するように、前記係止空間内に移動するため、前記第1一体蝶番を中心として枢動自在である、手術用クリップ。
  2. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、
    前記バットレス本体は、前記閉鎖位置において、前記クリップの係止に対して更に大きな強度及び安定性を提供するのに十分な前記係止空間の容積の大部分を占有する、手術用クリップ。
  3. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、
    前記クリップの長さ方向全長は、3.81mm乃至12.7mm(0.15インチ乃至0.5インチ)である、手術用クリップ。
  4. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、
    前記クリップは、全体がポリマー材料で形成されている、手術用クリップ。
  5. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、
    前記内クランプ面の各々は複数の歯及び溝を形成し、前記第1レッグの前記歯及び溝は前記第2レッグの溝及び歯の夫々と相補的に整合する、手術用クリップ。
  6. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、
    前記内クランプ面の各々は、更に、前記長さ方向軸線から横方向に離れた場所から前記内クランプ面に向かって見たとき、凹状の曲率半径を形成する、手術用クリップ。
  7. 請求項1に記載の手術用クリップにおいて、更に、
    前記第1及び第2のレッグの各々の夫々の外面に亘って長さ方向に延びるフランジを含み、これらのフランジは、夫々のレッグの各々の前記内クランプ面とは反対側に設けられており、前記第1レッグの前記フランジは、前記第1ジョー構造から前記第1レッグの前記遠位端部分まで延びており、前記第2レッグの前記フランジは、前記第2ジョー構造から前記第2レッグの前記遠位端部分まで延びている、手術用クリップ。
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