JP5614057B2 - 窒化物電子デバイスを作製する方法 - Google Patents
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導電性基板13:n型GaN(キャリア濃度:1×1019cm−3)。
チャネル層19:アンドープGaN(キャリア濃度:1×1015m−3、厚さ:30nm)。
キャリア供給層21:アンドープAlGaN(厚さ:30nm、Al組成比0.25)。
第1導電型窒化ガリウム系半導体層25:n型GaN(キャリア濃度:1×1018m−3、厚さ:0.3μm)。
第2導電型窒化ガリウム系半導体層27:p+型GaN(キャリア濃度:1×1018m−3、厚さ:0.5μm)。
窒化ガリウム系半導体層29:アンドープGaN(キャリア濃度:1×1015m−3、厚さ:5μm)。
このヘテロ接合トランジスタによれば、実用的な構造の一例が提供される。所定雰囲気中での熱処理の寄与により、キャリア供給層21の表面の表面粗さRms(或いは、キャリア供給層21と該キャリア供給層21に接合を成す上層との界面)は、ヘテロ接合トランジスタにおける開口16の側面16aに係る界面の粗さより小さい。また、キャリア供給層21の表面の表面粗さRms(或いは、キャリア供給層21と該キャリア供給層21に接合を成す上層との界面)は、ヘテロ接合トランジスタにおける開口16の側面16a上のチャネル層19に係る界面の粗さより小さい。
エピタキシャル基板の作製。
窒化ガリウム膜をMOCVD法により成膜する。ガリウム原料として、トリメチルガリウムを用いる。窒素原料としては、高純度アンモニアを用いる。キャリアガスとしては、純化した水素を用いる。高純度アンモニアの純度は、99.999%以上であり、純化水素の純度は99.999995%以上である。n型ドーパントとして水素ベースのシランを用い、p型ドーパントとしてビスシクロペンタジエニルマグネシウムを用いる。基板として導電性の窒化ガリウム基板を用い、この基板のサイズは2インチである。まず、摂氏1030度の温度及び100Torrの圧力で、アンモニアと水素雰囲気中で基板のクリーニングを行う。その後に、摂氏1050度に昇温した後に、200Torrの圧力、及び1500のV/IIIモル比で窒化ガリウム層を成膜する。
このエピタキシャル基板に開口部を形成する。このためのマスクは、エピタキシャル膜表面にレジストを塗布した後にフォトリソグラフィによりレジストにパターンを形成して作製される。このマスクを用いて、エピタキシャル基板に反応性イオンエッチングにより開口部を形成して、開口を有する基板生産物をする。
Claims (11)
- 窒化物電子デバイスを作製する方法であって、
基板を成長炉に配置した後に、アンモニア及びIII族元素原料を含む原料ガスを成長炉に供給することによって、前記基板の主面上にチャネル層を成長すると共に、基板温度を上昇した後の成長温度で該チャネル層上にキャリア供給層を成長して、基板生産物を形成する工程と、
前記キャリア供給層の成長が完了した後に、前記成長温度以下の温度の所定雰囲気に前記基板生産物をさらす工程と、
前記基板生産物の温度を前記所定雰囲気中で下げた後に、前記成長炉から前記基板生産物を取り出す工程と、
前記基板生産物を取り出した後に、前記キャリア供給層上にゲート電極を形成する工程と、
を備え、
前記チャネル層は、第1の部分及び第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記チャネル層の窒化ガリウム系半導体のc軸に直交する面及び前記基板の前記主面に対して傾斜した第1の基準面に沿って延在し、前記第2の部分は、前記第1の部分に対して傾斜した第2の基準面に沿って延在し、
前記キャリア供給層は、第1の部分及び第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記チャネル層の前記第1の部分上に成長され、前記第2の部分は、前記チャネル層の前記第2の部分上に成長され、
前記ゲート電極は、前記キャリア供給層の前記第1の部分上に形成され、
前記第1の基準面に直交する第1の軸と前記窒化ガリウム系半導体のc軸との成す角度は、前記第2の基準面に直交する第2の軸と前記窒化ガリウム系半導体のc軸との成す角度より大きく、
前記キャリア供給層のIII族窒化物半導体のバンドギャップは、前記チャネル層の前記窒化ガリウム系半導体のバンドギャップより大きく、
前記所定雰囲気は、窒素を含むと共にアンモニアを含まず、
前記チャネル層は窒化ガリウム系半導体を含み、
前記キャリア供給層はIII族窒化物半導体を含むことを特徴とする、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 第1の窒化ガリウム系半導体からなるドリフト層、第2の窒化ガリウム系半導体からなる電流ブロック層、及び第3の窒化ガリウム系半導体からなるコンタクト層を前記基板の前記主面上に成長して、半導体積層を形成する工程と、
前記半導体積層の主面に開口をドライエッチングにより形成する工程と、
前記半導体積層の前記主面及び前記半導体積層の前記開口の表面上に、前記チャネル層を成長する工程と、
を更に備え、
前記開口は、前記半導体積層の前記主面に対して傾斜した側面を有し、
前記開口の前記側面は、前記ドリフト層の側面、前記電流ブロック層の側面、及び前記コンタクト層の側面を含み、
前記チャネル層の前記第1の部分は前記開口の前記側面上に成長され、
前記チャネル層の前記第2の部分は前記半導体積層の前記主面上に成長され、
前記ゲート電極は前記電流ブロック層の前記側面上に形成され、
前記第2の窒化ガリウム系半導体の導電型は、前記第1の窒化ガリウム系半導体の導電型と異なり、
前記第2の窒化ガリウム系半導体の導電型は、前記第3の窒化ガリウム系半導体の導電型と異なることを特徴とする請求項1に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 前記チャネル層及び前記キャリア供給層の材料は、InGaN/AlGaN、GaN/AlGaN、及びAlGaN/AlNのいずれかであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。
- 前記キャリア供給層の成長が完了した後に前記基板生産物の温度を前記成長温度に維持しながら、前記成長炉に前記所定雰囲気を形成する工程を更に備え、
前記所定雰囲気が前記成長炉に提供された後に、前記基板生産物の温度を前記成長温度からの低下を開始することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 前記基板は導電性の自立III族窒化物基板からなり、
前記自立III族窒化物基板の主面は、前記基板のIII族窒化物のc軸に対して−20度から+20度の範囲にあり、
当該方法は、前記基板の裏面にドレイン電極を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 前記第1の基準面と前記第2の基準面との成す角度は5度から40度の範囲にあることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。
- 前記ドリフト層の前記第1の窒化ガリウム系半導体、前記電流ブロック層の前記第2の窒化ガリウム系半導体、及び前記コンタクト層の第3の窒化ガリウム系半導体は、n型GaN/p型GaN/n+型GaN、及びn型GaN/p型AlGaN/n+型GaNのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。
- 前記基板生産物を取り出した後に、前記半導体積層の前記主面上にソース電極を形成する工程を更に備え、
前記ソース電極は、前記電流ブロック層及び前記コンタクト層に電位を供給し、
前記チャネル層と前記キャリア供給層とは接合を成し、
前記接合には二次元電子ガス層が形成され、
前記ソース電極は、前記チャネル層を流れるキャリアを供給することを特徴とする請求項2又は請求項7に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 前記ゲート電極は前記キャリア供給層の前記第1の部分に接合を成すことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。
- 前記キャリア供給層の前記第1の部分上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
を更に備え、
前記ゲート電極は前記ゲート絶縁膜に接合を成すことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。 - 前記ゲート絶縁膜は、原子層堆積(ALD)法で成長されることを特徴とする請求項10に記載された、窒化物電子デバイスを作製する方法。
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