JP5605911B2 - タッチスクリーンデバイスの制御装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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別の好ましい態様において、前記イベント制御部は、前記領域がアクティブでないと判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別であると判別されたとき、当該領域をアクティブにさせる。
さらに別の好ましい態様において、前記イベント制御部は、前記領域がアクティブでないと判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別でないと判別されたとき、当該タッチイベントを当該領域と異なる他の領域に対応するアプリケーションに通知する。
さらに別の好ましい態様において、前記イベント制御部は、前記領域がアクティブであると判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別であると判別されたとき、当該領域を非アクティブにさせる。
さらに別の好ましい態様において、前記複数の領域は、第1の領域と、当該第1の領域に重なる第2の領域とを含み、前記判断部は、前記検出部により前記タッチイベントが検出された前記領域がユーザの操作を受け付け可能な領域であるか否かを判断し、前記イベント制御部は、前記検出部が前記第2の領域において前記タッチイベントを検出した場合において、当該領域がユーザの操作を受け付け可能な領域でないとき、当該タッチイベントを前記第1の領域に対応するアプリケーションに通知する。
図1は、本発明の一実施形態である表示装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示す表示装置10は、通信機能を有するコンピュータ装置であり、例えば、携帯電話機(スマートフォンを含む。)やいわゆるタブレットPC(Personal Computer)である。表示装置10は、制御部100と、記憶部200と、通信部300と、タッチスクリーン部400とを少なくとも備える。なお、表示装置10は、図1に示す構成のほかに、音声を入出力する手段(スピーカ、マイクロホン)、ランプ、バイブレータなどを備えてもよい。また、表示装置10は、タッチスクリーン部400以外の操作手段(ボタン、スイッチ等)をさらに備えてもよい。
記憶部200は、ユーザ端末100において用いられるデータを記憶する手段である。記憶部200は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置を備える。また、記憶部200は、いわゆるメモリカードのような着脱可能な記憶手段を含んでもよい。
通信部300は、外部装置と通信し、データを送受信する手段である。通信部300による通信は、有線通信と無線通信のいずれであってもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下に示す変形例に従った実施も可能である。なお、これらの変形例は、必要に応じて、適宜組み合わせて実施されてもよい。
本発明において、埋込コンテンツをアクティブな状態にするための操作は、特定操作、すなわちあらかじめ決められた種別の操作でなくてもよい。すなわち、本発明は、埋込領域が非アクティブな状態において、埋込領域に対する何らかの操作が受け付けられた場合に、この操作を埋込領域をアクティブな状態にするための操作であるとみなし、これを主コンテンツと埋込コンテンツのいずれの処理にも影響を与えないようにすることも可能である。
上述した実施形態において、埋込コンテンツとは、ユーザの操作を受け付け可能なコンテンツを指すものであるとした。一方、埋込コンテンツにユーザの操作を受け付けることができるものとそうでないものとがある場合においては、制御部100は、タッチイベントが検出された埋込領域が操作を受け付け可能か否かを判断する機能を備え、かかる判断を行ってから、ステップS2(図4参照)以降の処理を実行すればよい。なお、操作を受け付けない埋込領域とは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)ファイルのようなインタラクティブ性のないコンテンツが埋め込まれた領域である。
表示装置10は、埋込領域に対してあらかじめ決められた操作が行われたときに当該領域のアクティブフラグを「0(非アクティブ)」にし、以降のタッチイベントの通知先を別の領域に切り替えるようにすることも可能である。かかる操作は、上述した特定操作と同じ操作であってもよいが、埋込領域を非アクティブからアクティブにするための第1の特定操作と埋込領域をアクティブから非アクティブにするための第2の特定操作を設定する、といったように、互いに異なる所定の種別の操作であってもよい。
本発明は、特定操作を、埋込コンテンツをアクティブな状態にするためだけでなく、主コンテンツをアクティブな状態にするためにも用いることが可能である。つまり、本発明は、2回のタッチイベントが複数の領域のいずれか一の領域に連続して発生した場合に、2回目のタッチイベントを当該一の領域に対応するコンテンツの制御に割り振るようにしたものであってもよい。ただし、この場合、1回目に相当するタッチイベントの直前に行われた操作は、当該一の領域と異なる領域である。例えば、埋込領域を何度か操作した後に主コンテンツの表示領域を2回連続的に操作した場合であれば、その2回の連続的な操作の1回目の操作が主コンテンツの表示領域をアクティブにするためのタッチイベントに相当し、2回目の操作が主コンテンツに実際に通知されるタッチイベントに相当する。
表示装置10は、操作を受け付ける状態になっているコンテンツをユーザに報知する機能を有していてもよい。かかる機能は、例えば、アイコン等の所定の画像を主コンテンツの表示領域や埋込領域と異なる所定の領域に表示させるものであってもよいし、操作を受け付ける状態になっている領域を他の領域を区別できるような強調表示を行うものであってもよい。かかる強調表示とは、例えば、操作を受け付ける状態になっている領域の外縁部(枠の部分)を他の領域の外縁部よりも太い線で表示したり、あるいはこの部分を点滅表示したりするものである。
上述した判別部111は、特定操作、すなわち所定の種別のタッチイベントを判別するための手段と、それ以外の種別の(通常の)タッチイベントを判別するための手段とに機能的に分離されていてもよい。この場合、本発明の制御に必要とされるのは、前者の所定の種別のタッチイベントを判別するための手段の方である。
特定操作が受け付けられる領域は、埋込領域の全体ではなく、その一部の領域であってもよい。換言すれば、埋込領域は、特定操作を受け付けない領域を一部に有していてもよいということである。ここにおいて、特定操作が受け付けられる領域とは、本発明に係る特定領域に相当するものである。例えば、特定領域は、埋込領域の中央部であり、特定操作を受け付けない領域は、中央部以外の外縁部である。このようにすれば、ユーザが主コンテンツの領域を操作している(つもりの)場合において、指等が意図せず埋込領域に少し入ってしまったようなときにも、この操作が特定操作であると誤認識されるおそれが少なくなる。なお、特定領域を設ける場合においては、特定領域とそうでない領域とを容易に区別できるような強調表示が行われると望ましい。ここでいう強調表示は、変形例4で例示した強調表示と同様のものであってもよい。
主コンテンツは、複数の埋込コンテンツを埋め込んだものであってもよい。この場合、埋込コンテンツは、ある別の埋込コンテンツの埋込領域にさらに埋め込まれたような、いわゆる入れ子の構造を有することも可能である。
アクティブフラグは、上述した実施形態においては、ユーザの操作を受け付け可能な領域のそれぞれに割り当てられたものである。しかし、アクティブフラグは、このようなデータでなくてもよい。例えば、アクティブフラグは、複数ある領域のうちのいずれか一の領域のみがアクティブとなり、その他の領域は非アクティブとなる場合においては、複数ある領域のいずれがアクティブな状態であるのかを表すデータに置き換えることが可能である。
本発明に係る領域(複数の領域)は、一方が他方に埋め込まれるという態様のものに限定されない。例えば、本発明は、タイリングウィンドウ(又はタイル表示)と称される表示方式のような、複数の領域が重ならないように並んで配置される場合のタッチイベントの通知制御にも適用可能である。つまり、本発明において、複数の領域(ウィンドウ等)は、ユーザの操作を受け付け可能なものであれば、重なり合うものであっても、そうでなくてもよい。
上述した表示装置10は、本発明に係るタッチスクリーンデバイスの一例であり、制御装置をタッチスクリーンデバイスと一体にした構成(すなわち制御部100とタッチスクリーン部400とが一体の構成)の例である。ただし、本発明に係るタッチスクリーンデバイスは、この例に限らず、制御装置をタッチスクリーンデバイスと異なる別個の装置として構成し、これらを有線ないし無線で接続したものであってもよい。あるいは、本発明に係るタッチスクリーンデバイスは、通信機能を有しないコンピュータ装置であってもよい。さらに、タッチスクリーンデバイスが表示するコンテンツは、Webページ以外のコンテンツであってもよい。
本発明は、「タッチスクリーンデバイスにおいて、ユーザの意図に反する動作が実行されにくくなるようにする」という課題を解決するために、埋込コンテンツにはタッチイベントを一切通知しない構成を採用してもよい。この場合、タッチスクリーンデバイスは、埋込コンテンツを主コンテンツに埋め込まれた形式ではなく、単体のコンテンツとして表示することにより、埋込コンテンツに対する操作を受け付けるようにする。すなわち、タッチスクリーンデバイスは、埋込コンテンツを、主コンテンツに埋め込まれた形式の第1の表示態様と、主コンテンツから独立した第2の表示態様とで表示し、第1の表示態様においては埋込コンテンツに対する操作を受け付けず、第2の表示態様においては埋込コンテンツに対する操作を受け付けるようにする。なお、タッチスクリーンデバイスは、第1の表示態様において所定の操作が行われることによって埋込コンテンツを第2の表示態様で表示するようにしてもよい。ここにおいて、所定の操作とは、例えば、埋込領域に対するダブルタップ操作などである。
Claims (8)
- 複数の領域を表示するタッチスクリーンデバイスの制御装置であって、
ユーザの操作によって発生するタッチイベントを検出する検出部と、
前記複数の領域のうちユーザの操作を受け付け可能な領域において前記検出部が前記タッチイベントを検出した場合に、当該領域がアクティブであるか否かを判断する判断部と、
前記判断部により前記領域がアクティブであると判断された場合に、前記タッチイベントを当該領域に対応するアプリケーションに通知し、前記判断部により前記領域がアクティブでないと判断された場合に、前記タッチイベントに応じて当該領域をアクティブにさせるイベント制御部と
を備え、
前記領域は、その一部に特定領域を有し、
前記イベント制御部は、前記領域がアクティブである場合に、前記検出部が前記特定領域において前記タッチイベントを検出したとき、当該領域を非アクティブにさせる
ことを特徴とする制御装置。 - 前記検出部により検出されたタッチイベントの種別が所定の種別であるか否かを判別する判別部を備え、
前記イベント制御部は、
前記判断部による判断結果と前記判別部による判別結果とに応じて動作を異ならせる
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記イベント制御部は、
前記領域がアクティブでないと判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別であると判別されたとき、当該領域をアクティブにさせる
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 前記イベント制御部は、
前記領域がアクティブでないと判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別でないと判別されたとき、当該タッチイベントを当該領域と異なる他の領域に対応するアプリケーションに通知する
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。 - 前記イベント制御部は、
前記領域がアクティブであると判断された場合において、前記検出部により検出されたタッチイベントが前記所定の種別であると判別されたとき、当該領域を非アクティブにさせる
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の制御装置。 - 前記複数の領域は、第1の領域と、当該第1の領域に重なる第2の領域とを含み、
前記判断部は、
前記検出部により前記タッチイベントが検出された前記領域がユーザの操作を受け付け可能な領域であるか否かを判断し、
前記イベント制御部は、
前記検出部が前記第2の領域において前記タッチイベントを検出した場合において、当該領域がユーザの操作を受け付け可能な領域でないとき、当該タッチイベントを前記第1の領域に対応するアプリケーションに通知する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の制御装置。 - タッチスクリーンデバイスに対して複数の領域を表示させる第1ステップと、
ユーザの操作によって発生するタッチイベントを検出する第2ステップと、
前記複数の領域のうちユーザの操作を受け付け可能な領域において前記タッチイベントが検出された場合に、当該領域がアクティブであるか否かを判断する第3ステップと、
前記タッチイベントが検出された領域がアクティブであると判断された場合に、当該タッチイベントを当該領域に対応するアプリケーションに通知し、前記タッチイベントが検出された領域がアクティブでないと判断された場合に、当該タッチイベントに応じて当該領域をアクティブにさせる第4ステップと
を有し、
前記領域は、その一部に特定領域を有し、
前記第4ステップにおいて、前記領域がアクティブである場合に、前記第2ステップにより前記特定領域において前記タッチイベントが検出されたとき、当該領域を非アクティブにさせる
タッチスクリーンデバイスの制御方法。 - 複数の領域を表示するタッチスクリーンデバイスを制御するコンピュータに、
ユーザの操作によって発生するタッチイベントを検出する第1ステップと、
前記複数の領域のうちユーザの操作を受け付け可能な領域において前記タッチイベントが検出された場合に、当該領域がアクティブであるか否かを判断する第2ステップと、
前記タッチイベントが検出された領域がアクティブであると判断された場合に、当該タッチイベントを当該領域に対応するアプリケーションに通知し、前記タッチイベントが検出された領域がアクティブでないと判断された場合に、当該タッチイベントに応じて当該領域をアクティブにさせる第3ステップと
を実行させるためのプログラムであって、
前記領域は、その一部に特定領域を有し、
前記第3ステップにおいて、前記領域がアクティブである場合に、前記第1ステップにより前記特定領域において前記タッチイベントが検出されたとき、当該領域を非アクティブにさせる
プログラム。
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