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JP5603779B2 - 内増やし方法、および編地 - Google Patents

内増やし方法、および編地 Download PDF

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Description

本発明は、横編機を用いた編地の編成の際、編地の編幅方向端部よりも内側に増し目を形成する内増やし方法、およびその方法を適用して編成された編地に関する。
従来から、横編機で編地を編成する過程において、編地を所望の形状に編成するために、増し目を形成する場合があった。このような増し目を形成する方法として、編幅方向端部の複数の編目を編幅方向の外側に移動させて編地の編成領域内に空針を発生させ、この空針に掛け目を形成して編幅を増加させる内増やし方法が知られている。
しかし、この内増やし方法では、前コースの編目が存在しない空針に給糸することにより、掛け目からなる増し目を形成することになるので、増し目の形成箇所に孔が発生し易い。特に、増し目が編幅方向に連続すると、孔が大きくなって編地の外観を損なう虞がある。そのため、柄として編地に孔を発生させる場合を除き、通常は増し目が2つ以上隣接しないようにする。
しかし、リブ組織を有する編地において、例えば、編幅を一旦減らし、その後編幅を増やす編成を行う場合、1目ずつ編目を増やす従来の内増やし方法では、編幅を減らした箇所と、編幅を増やした箇所とで、リブのラインの傾斜角度に差異が生じる。その結果、編幅を増やした箇所と減らした箇所とでデザインの異なる編地となる問題がある。これは、編幅を減らす際は、隣接する複数の編目を一度に減らせるのに対して、編幅を増やす際は、前段で述べた理由により隣接する複数の増し目を形成することが難しいからである。
そこで、本出願人は、複数の編目を一度に増やしても、増し目の形成箇所に孔が生じない内増やし方法を提案した(特許文献1参照)。この内増やし方法では、1目挟んで2つの増し目形成箇所を設定し、編幅の一方から編糸を伸ばし、他方の側の増し目形成箇所に掛け目からなる増し目を形成し、続いて一方の側の増し目形成箇所に掛け目からなる増し目を形成している(特に、特許文献1の図2,3に示す工程3〜5を参照)。そして、両形成箇所を往復するように掛けわたされる編糸により孔の発生を抑制している。
特開2003−3352号公報
しかし、上記特許文献1の内増やし方法を適用した編地では、編地を表側から見た場合と裏側から見た場合とで、増し目形成箇所の見栄えが大きく異なってしまう。例えば、図6は、2×2リブ組織に対して特許文献1の内増やし方法により増し目を形成した編地の部分拡大写真であって、(A)はこの編地を表側から見た写真、(B)はこの編地を裏側から見た写真である。この図6から判るように、編地の裏側の見栄えが、表側ほど綺麗ではない。通常の使用では編地の裏側の見栄えは特に問題とならないが、リバーシブルの使用では編地の裏側の見栄えも重要な要素である。そのため、このような問題点を解決する新規な内増やし方法が望まれているものの、そのような内増やし方法は現在のところ提案されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、増し目の形成箇所に孔が生じないようにしつつ、編地の表裏で見栄えの差を小さくできる内増やし方法、および、この内増やし方法を適用して編成された編地を提供することにある。また、本発明の他の目的は、編幅を一旦減らし、その後編幅を増やす編成を行う場合、編幅を減らした箇所におけるリブのラインと、編幅を増やした箇所におけるリブのラインの傾斜を可及的に同様にする内増やし方法、および、この内増やし方法を適用して編成された編地を提供することにある。
本発明内増やし方法は、少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編地の編幅方向の端部よりも内側に増し目を形成する内増やし方法に係る。そして、本発明内増やし方法は、針床に係止され、編幅方向における増し目の形成を開始する位置の基準となる編目を始点編目、始点編目と同じ針床に係止され、増し目の形成を終了する位置の基準となる編目を終点編目としたときに、以下の工程を含む編成を行なうことを特徴とする。
(1) 始点編目および終点編目に続く新たな編目を形成すると共に、始点編目と終点編目が係止される編針にほぼ対向する位置にある編針に掛け目を形成する準備工程。
(2) 増し目となる編目を、前記掛け目に形成する増し目形成工程。
(3) 針床のラッキングと編目の目移しにより、準備工程で形成された編目と増し目形成工程で形成された編目とを針床の長手方向に位置が重複しないように振り分ける増し目配列工程。
なお、準備工程で形成した編目と、増し目形成工程で形成した編目とを針床の長手方向に位置が重複しないようにする振り分けは、これらの編目を直接目移しすることで行っても良いし、これらの編目に続く新たな編目を形成した後、その新規な編目を目移しすることで行っても良い。
ここで、本発明内増やし方法において形成する増し目は単数であっても良いし、複数であっても良い。増し目が単数の場合、始点編目と終点編目は同一の編目として規定すれば良い。その場合、準備工程において、掛け目を先に、編目を後に形成することが好ましい。
本発明内増やし方法の一形態として、増し目が2つの場合、準備工程において、始点編目側の掛け目、終点編目側の編目、終点編目側の掛け目、始点編目側の編目の順に連続して形成することが好ましい。
また、本発明内増やし方法の一形態として、増し目配列工程において、編幅方向の終点編目側に増し目を移動させる場合、増し目配列工程の前に、増し目形成工程で形成した終点編目側の編目に連続して新たな編目を形成し、この新たな編目を増し目とする工程を行うことが好ましい。
上述した本発明内増やし方法は、編成する編地のどの部分にも適用することができるが、特に、2×2リブ組織において内増やしをする際、好適な編成条件が存在する。具体的には、表目と裏目が2目ずつ交互に配列される2×2リブ組織の編成途中に新たな裏目列と表目列を追加する際、新たな表目列の始端となる2目を増やした後、新たな裏目列の始端となる2目を増やす。そして、編目を増やす際は、以下に示す条件に基づいて行うことが好ましい。
<新たな表目列の始端となる2目を増やす際>
準備工程において、一方の針床における編幅方向の一方に配される編目を始点編目、始点編目に対して編幅方向の他方に隣接する編目を終点編目として規定して、増し目形成工程において、表目列の始端となる増し目を形成する。そして、増し目配列工程において、これら表目列の始端となる増し目の位置を、一方の針床における編幅方向の終点編目側に移動させる。
<新たな裏目列の始端となる2目を増やす際>
表目列の始端を形成する過程において目移しした増し目のうち、編幅方向の一方に配される増し目を始点編目、他方に配される増し目を終点編目として規定して、増し目形成工程において、裏目列の始端となる増し目を形成する。そして、増し目配列工程において、これら裏目列の始端となる増し目の位置を、他方の針床における編幅方向の終端編目側に移動させると共に、前記表目列の始端となる増し目の位置を、一方の針床に移動させる。
一方、本発明編地は、少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された、編幅方向の端部よりも内側で増し目が形成された編地に係る。そして、本発明編地は、基点編目と、基点編目の編幅方向に近接する近接編目と、基点編目と近接編目とを直接繋ぐ渡り糸に形成される増し目とを有することを特徴とする。
本発明内増やし方法によれば、基点編目と、近接編目と、これらの編目を直接繋ぐ渡り糸に形成される増し目とを有する本発明編地を編成できる。本発明内増やし方法では、増し目を形成するにあたり、まず掛け目を作り、この掛け目に続く新たな編目として増し目を形成しており、この掛け目が、本発明編地における渡り糸となる。このように、渡り糸を介して増し目を形成することにより、増し目形成箇所に孔が発生しなくなるし、当該箇所の表裏の見栄えも整う。
形成する増し目が2つの場合に準備工程において掛け目と編目の形成手順を限定することで、各増し目が形成される掛け目同士が直接繋がらない状態になる。その結果、増し目配列工程における増し目と編目の振り分けが容易になる。
増し目形成工程で形成した終点編目側の編目に連続して新たな編目を形成し、この新たな編目を増し目とすると、増し目を編幅方向に移動させる際の移動代が大きくなるので、増し目の移動が容易になる。
また、2×2リブ組織において増し目の形成条件を限定することで、リブのラインを綺麗に仕上げることができる(後述する実施形態を参照)。特に、増し目を行った箇所におけるリブのラインを、減らし目を行った箇所におけるリブのラインと同じような見栄えにすることができる。
実施形態に係る内増やし方法の第1編成工程図である。 実施形態に係る内増やし方法の第2編成工程図である。 (A)は、図1のS3が終了した時点のループ図であり、(B)は、図1のS6が終了した時点のループ図である。 (A)は、図1のS10が終了した時点のループ図であり、(B)は、図2のS13が終了した時点のループ図である。 実施形態で編成した2×2リブ組織を有する編地の部分拡大写真であって、(A)は編地を表側から見た場合、(B)は編地を裏側から見た場合を示す。 従来の内増やし方法で編成した2×2リブ組織を有する編地の部分拡大写真であって、(A)は編地を表側から見た場合、(B)は編地を裏側から見た場合を示す。
以下、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な2枚ベッド横編機を用いた本発明内増やし方法を図面に基づいて説明する。もちろん、使用する横編機は4枚ベッド横編機でも良い。
図1,図2は、本実施形態に係る内増やしの編成手順を示す編成工程図であって、図中のFBは前針床を、BBは後針床を、a〜tは編針の位置を、●は各編成工程で新たに編成された編目、○は編針に係止された旧編目、▼は給糸口を示す。ここで、説明の適宜上、図1では、編針の数を実際よりも少なく表示している。
また、図3,図4は、上記編成工程図の要所での編目の状態を示すループ図である。図中のアルファベットは、図1,図2の編針の位置に対応している。また、図中、掛け目はV字状に示しており、FBで編成された編目は太線で、BBで編成された編目は細線で示す。
まず、図1のS0では、BBの編針f,g,j,k,n,o,r,sとFBの編針e,h,i,l,m,p,q,tを使用して2×2リブ組織が形成された状態が示されている。この2×2のリブ組織を有する編地において、新たな表目列の始端と裏目列の始端を形成し、編地の編幅を増やす。
S1では、S0の状態から給糸口を紙面左方向に移動させ、FBの編針tからBBの編針nまでリブ組織の編成を行う。このS1に続くS2以降の工程で増し目の形成を開始する。増し目の形成にあたっては、まず、図1に示すように表目列の始端となる増し目の形成を行い、続いて図2に示すように裏目列の始端となる増し目の形成を行う。
ここで、S1におけるFBの編針mに係止される編目(表目)は、増し目の形成を開始する基準となる位置を規定する始点編目1として設定され、FBの編針lに係止される編目(表目)は、増し目の形成を終了する基準となる位置を規定する終点編目2として設定されている。なお、この実施形態における表目と裏目は、FBの側から見た編地における編目の状態のことを指す。
S2では、給糸口を一旦、右方向へ振った後、左方向に移動させて、この左方向への移動の際に、BBの編針mに掛け目3を形成すると共に、FBの編針lに編目4を形成する。そして、S3では、給糸口を反転させて右方向に移動させる際に、BBの編針lに掛け目5を形成すると共に、FBの編針mに編目6を形成する。S3の編成が終了したときの編地のループ図を、図3の(A)に示す。
S4では、給糸口を左方向に移動させて、BBの編針mに形成した掛け目3に続く新たな編目7(増し目)を、BBの編針lに形成した掛け目5に続く新たな編目8(増し目)を形成すると共に、既存の編目(BBの編針k,j,g,fとFBの編針i,h,eの編目)に続く新たな編目を形成する。
S5では、給糸口を右方向に移動させて、FBの編針e,h,iとBBの編針f,g,j,k,lに編目を形成する。BBの編針lに形成される編目9は、編目8に続いて新たに形成される編目(増し目)である。なお、このS5で形成される編目9と、前述のS4で形成される編目7は、BBで編成される裏目であるが、表目列の始端の編目と呼ぶ。これは、後述するS10に示すように、編目7,9は最終的にはFBに目移しされ、これら編目7,9に続いて新たに形成される編目は表目になるからである。つまり、編目7,9は、新たに形成される表目列において、例外的に裏目となる編目である。
S6では、一旦、給糸口を左方向へ振った後、右方向に移動させ、この右方向の移動の際に、編目4に続く新たな編目10と、編目6に続く新たな編目11とを形成し、次いで、BBの編針n,o,r,sとFBの編針p,q,tに編目を形成する。S6の編成が終了したときの編地のループ図を、図3の(B)に示す。
S7〜S10では、編目の目移しと、BBのラッキングを組み合わせて、S6においてFBの編針e,h,iに係止される編目と、BBの編針f,g,j,kに係止される編目とを、編幅方向の外側(紙面左側)に2目移動させる。また、S7〜S10では、S6においてBBに形成した増し目9,7をそれぞれ、FBの編針j,kに移動させる。これらS7〜S10により、針床の長手方向に重複しないように編目が振り分けられた状態になる。S10の編成が終了したときの編地のループ図を、図4(A)に示す。
ここで、本実施形態では、S2で形成した掛け目3と掛け目5とが直接繋がっておらず、互いに動きを拘束し合うことがないので、これら掛け目3,5のウェール方向に連続する増し目7,9を移動させることが容易である。また、増し目9は、ウェール方向に、増し目8を介して掛け目5に連続するので、編幅方向への移動代が大きく、移動の際に突っ張らない。
次いで、図2の編成工程図に従って、裏目列の始端となる2目の編目を形成する。裏目列の始端となる編目を増やすにあたって、図2のS11に示すように、表目列の始端として形成した増し目7と増し目9とをそれぞれ、始点編目1と終点編目2として設定し、S11〜S13で増し目を形成する準備をし、S14で増し目7,8の形成を行う。参考として、S13の編成が終了したときの編地のループ図を図4(B)に示す。増し目7,8の形成後、S15〜S20で編目の形成と、形成した編目の配列を行う。この配列により、表目列の始端の位置と、裏目列の始端の位置とが重複しないように振り分けられる。
図2に示すS11〜S20の編成工程が終了すれば、S20に示すように、FBの編針h,iの位置に新たな表目列が追加され、BBの編針j,kの位置に新たな裏目列が追加された2×2リブ組織が編成される。なお、編針h,iに係止される編目は、表目列の始端となる増し目に連続して形成された新たな編目であり、増し目そのものではない。また、編針j,kに係止される編目についても同様に、裏目列の始端となる増し目そのものではない。
以上、説明した内増やし方法により増し目を形成すれば、図4(B)に示すように、増し目7は、編目6の右隣の編目(基点編目)と、この編目に近接する編目4とを直接繋ぐ渡り糸(掛け目3)に形成されていることが判る。また、増し目8についても、編目6(基点編目)と、編目6に近接する編目4とを直接繋ぐ渡り糸(掛け目5)に形成されている。
また、実施形態に示す内増やし方法で編成した編地における増し目が形成される箇所の部分拡大写真を図5に示す。図5(A)は、編地を表側(即ち、図1のFBの側)から見た写真、図5(B)は、編地を裏側からみた写真である。図5から明らかなように、本実施形態の内増やし方法で編成された2×2リブ組織は、編地を裏側においても表側と遜色ない見栄えを有する。この見栄えの良さは、従来の内増やし方法で編成された2×2リブ組織の写真を示す図6と比較すると、明らかである。
なお、上述した実施形態は、2×2のリブ組織を有する編地に本発明の内増やし方法を適用した例を示したが、もちろん、その他のリブ組織(例えば、1×1のリブ組織や2×1のリブ組織)を有する編地や、無地の編地にも適用できる。その場合も、表裏の見栄えの良い編地を編成できる。
1 始点編目 2 終点編目
3,5 掛け目
4,6 編目(準備工程で形成される編目)
7,8,9 編目(増し目)
10,11 編目

Claims (5)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編地の編幅方向の端部よりも内側に増し目を形成する内増やし方法であって、
    針床に係止され、編幅方向における増し目の形成を開始する位置の基準となる編目を始点編目、始点編目と同じ針床に係止され、増し目の形成を終了する位置の基準となる編目を終点編目としたときに、
    始点編目および終点編目に続く新たな編目を形成すると共に、始点編目と終点編目が係止される編針にほぼ対向する位置にある編針に掛け目を形成する準備工程と、
    増し目となる編目を、前記掛け目に形成する増し目形成工程と、
    針床のラッキングと編目の目移しにより、準備工程で形成された編目と増し目形成工程で形成された編目とを針床の長手方向に位置が重複しないように振り分ける増し目配列工程と、
    を備えることを特徴とする内増やし方法。
  2. 形成する増し目が2つの場合、
    準備工程において、始点編目側の掛け目、終点編目側の編目、終点編目側の掛け目、始点編目側の編目の順に連続して形成することを特徴とする請求項1に記載の内増やし方法。
  3. 増し目配列工程において、編幅方向の終点編目側に増し目を移動させる場合、
    増し目配列工程の前に、増し目形成工程で形成した終点編目側の編目に連続して新たな編目を形成し、この新たな編目を増し目とする工程を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の内増やし方法。
  4. 表目と裏目が2目ずつ交互に配列される2×2リブ組織の編成途中に新たな裏目列と表目列を追加する際、以下に示す条件の下、新たな表目列の始端となる2目を増やした後、新たな裏目列の始端となる2目を増やすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内増やし方法。
    新たな表目列の始端となる2目を増やす際、
    準備工程において、一方の針床における編幅方向の一方に配される編目を始点編目、始点編目に対して編幅方向の他方に隣接する編目を終点編目として規定し、
    増し目形成工程において、表目列の始端となる増し目を形成し、
    増し目配列工程において、これら表目列の始端となる増し目の位置を、一方の針床における編幅方向の終点編目側に移動させ、
    新たな裏目列の始端となる2目を増やす際、
    前記目移しした増し目のうち、編幅方向の一方に配される増し目を始点編目、他方に配される増し目を終点編目として規定し、
    増し目形成工程において、裏目列の始端となる増し目を形成し、
    増し目配列工程において、これら裏目列の始端となる増し目の位置を、他方の針床における編幅方向の終端編目側に移動させると共に、前記表目列の始端となる増し目の位置を、一方の針床に移動させる。
  5. 少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された、編幅方向の端部よりも内側で増し目が形成された編地であって、
    基点編目と、
    前記基点編目の編幅方向に近接する近接編目と、
    前記基点編目と前記近接編目とを直接繋ぎ、編幅方向の前記近接編目が配置される側に傾けられた渡り糸と、
    前記渡り糸に形成され、編幅方向における前記近接編目が配置される側で、かつ前記近接編目を超える位置に配置される増し目と、
    を有することを特徴とする編地。
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JPH03279448A (ja) * 1990-03-26 1991-12-10 Shima Seiki Mfg Ltd 増目方法及び増目機能を有する横編機用操針カム

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