JP5697864B2 - バルブ及び塗布装置 - Google Patents
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Description
この塗布装置は、ステージ上の基板に対して塗布液を吐出する口金を有する塗布ユニットと、塗布液を溜めているタンクを有する液ユニットと、タンクの塗布液を口金に送るポンプとを備えている。
従来、このような塗布装置に用いられるバルブとして図13に示すものがある。このバルブは、二つの入口ポート91,92と一つの出口ポート93とを有していて、ハウジング94内に二つの弁体95,96が設けられている。一方の弁体95が開いた状態では他方の弁体96は閉じた状態となり、第一の入口ポート91に供給された第一の塗布液は、弁室97を通過した後、流路99を流れ、出口ポート93から吐出される。そして、出口ポート93から吐出させる塗布液を変更するためには、前記一方の弁体95を閉じた状態とし、他方の弁体96を開いた状態とする。これにより、第二の入口ポート92に供給された第二の塗布液は、弁室98を通過した後、出口ポート93から吐出される。
この場合、第一流路を閉塞するために、第一弁体は、バルブ内流路の一部である前記共通流路の内壁の一部となって第一開口を塞ぐので、このバルブ内流路の一部である前記共通流路と第一弁体との間に、液体が多く残るのを防ぐことができる。そして、これは、第二弁体側においても同様である。
この構成により、第一弁体と第二弁体とが接近した配置となり、第一弁体及び第二弁体それぞれの閉塞面がバルブ内流路の内壁の一部を兼ねることができる。
仮に、第一弁室に気泡が存在している場合、気泡は第一弁室の頂上側に集まる。そこで、第一入口ポートから第一弁室へと繋がる流路が、この第一弁室の頂上側に偏った位置で開口しているので、当該流路を流れた液体によって前記気泡を巻き込んで下流側へ流すことが可能となる。これは、第二弁室においても同様である。
本発明の塗布装置によれば、バルブにおいて、複数の入口ポートが択一的に出口ポートと繋がった状態に切り換え可能であるため、複数の入口ポートそれぞれに流れて来た異なる種類の塗布液を、このバルブにおいて変更することができる。そして、このバルブは、前記のとおり、塗布液(液体)が多く残留するのを防ぐことができるため、塗布液の種類を変更する際、先に流れていた塗布液が、変更後の別の塗布液と混ざってしまうのを防ぐことができ、塗布液の置き換え性を高めることが可能となる。
〔塗布装置の構成〕
図1は本発明の塗布装置の概略構成を示している説明図である。この塗布装置は、塗布液が塗布される基板Wを載せるステージ18及びこの基板Wに対して塗布液を吐出する口金3を有している塗布ユニット1を備えた装置本体と、塗布液を溜めるタンク11,12を有し前記装置本体とは別に設置された液ユニット2とを備えている。基板Wはガラス基板であり、塗布液はフォトレジスト液等である。液ユニット2と塗布ユニット1とは、配管4,5を介して接続されている。また、塗布装置は、後に説明するが、塗布液を異なる種類に交換する液換え作業の際に、配管等の各部を洗浄流体によって洗浄するための洗浄ユニット10を備えている。
本発明では、洗浄ユニット10によって洗浄流体が供給される前記流入口23を、第一ポンプ21から切り換えバルブ7の出口ポート33までの間の第一塗布液11Aが流れる流路の途中に設ければよいが、本実施形態では、前記洗浄バルブ13が有する一方の入口ポート131を洗浄流体の流入口23としている。また、他方の入口ポート132は第一塗布液11Aの流入口である。
このように、第一ポンプ21と切り換えバルブ7との間に、洗浄流体の流入口23(入口ポート131)が設けられ、洗浄バルブ13においてこの流入口23から出口ポート133へと洗浄流体が流れる状態とし、かつ、切り換えバルブ7において第一の入口ポート31から出口ポート33へと洗浄流体が流れる状態とすることで、洗浄ユニット10によって前記流入口23に供給された洗浄流体は、当該流入口23から廃液バルブ15、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に供給され、当該口金3から排出されるようになる。
これにより、洗浄バルブ13から下流側、すなわち、流入口23から廃液バルブ15、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に至る流路が洗浄される。
そして、本発明では、洗浄ユニット10によって洗浄流体が供給される前記流入口24を、第二ポンプ22から切り換えバルブ7の出口ポート33までの間の第二塗布液12Aが流れる流路の途中に設ければよいが、本実施形態では、前記洗浄バルブ14が有する一方の入口ポート231を洗浄流体の流入口24としている。また、他方の入口ポート232は第二塗布液12Aの流入口である。
このように、第二ポンプ22と切り換えバルブ7との間に、洗浄流体の流入口24(入口ポート231)が設けられ、洗浄バルブ14においてこの流入口24から出口ポート233へと洗浄流体が流れる状態とし、かつ、切り換えバルブ7において第二の入口ポート32と出口ポート33へと洗浄流体が流れる状態とすることで、洗浄ユニット10によって前記流入口24に供給された洗浄流体は、当該流入口24から廃液バルブ16、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に供給され、当該口金3から排出されるようになる。これにより、洗浄バルブ14から下流側、すなわち、流入口24から廃液バルブ16、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に至る流路が洗浄される。
このように、流入口23,24を、バルブの無い単純な分岐流路のうちの一つの流路で構成するのではなく、三方向弁からなる洗浄バルブ13,14の入口ポート131,231とすることにより、洗浄流体がポンプ側へと流れることを当該洗浄バルブ13,14において防ぐことができ、また、洗浄バルブ13,14の流入口23,24よりも下流側の流路を洗浄できることにより、人手による洗浄作業を省くことができる。
そして、本発明では、洗浄流体の前記流入口23と、切り換えバルブ7の出口ポート33との間に、第一塗布液11Aを廃液として排出するための流出口25を設ければよいが、本実施形態では、前記廃液バルブ15の副流路側にある第二流出ポート43を、前記流出口25としている。このため、前記流出口25が前記流入口23の下流側に設けられるので、当該流入口23から供給された洗浄流体を流すだけで、洗浄することができる。
そして、本発明では、洗浄流体の別の前記流入口24と、切り換えバルブ7の出口ポート33との間に、第二塗布液12Aを廃液として排出するための流出口26を設ければよいが、本実施形態では、廃液バルブ16の副流路側にある第二流出ポート143を、前記流出口26としている。このため、前記流出口26が前記流入口24の下流側に設けられるので、当該流入口24から供給された洗浄流体を流すだけで、洗浄することができる。
この廃液バルブ16では、第二塗布液12Aを口金3から吐出するためには、第二流出ポート143(流出口26)が閉じた状態となって当該第二塗布液12Aを流入ポート141から流出ポート142へと流すが、第一塗布液11Aを口金3から吐出する作業中では、第二流出ポート143(流出口26)が開いた状態となって、第二ポンプ22により定期的に圧送された第二塗布液12Aを、流入ポート141から第二流出ポート143(流出口26)へ流す(ブリード動作する)ことができる。第二流出ポート143(流出口26)を流れ出た第二塗布液12Aは、廃液として排出される。なお、このブリード動作の際、切り換えバルブ7の第二の入口ポート32側は閉状態にあるので、第二塗布液12Aは、切り換えバルブ7側である流出ポート142へと流れない。
以上のように構成された塗布装置において、第一塗布液11Aを口金3から吐出して基板W(図1参照)に塗布していた状態から、第二塗布液12Aに交換する作業を説明する。図2は、第一塗布液11Aを塗布し、かつ、第二塗布液12Aについては前記ブリード動作を行うことができる状態を示している。各開閉バルブに関して、黒塗りで示しているものは閉状態にあり、白色で示しているものは開状態にある。切り換えバルブ7、洗浄バルブ13,14、及び、廃液バルブ15,16に関しては、閉状態にあるポート側を黒塗りで示し、開状態にあるポート側を白塗りで示している。また、塗布液や洗浄流体が流れている配管を太線で示している。
図2の第一塗布液11Aを塗布している状態では、洗浄バルブ13において、入口ポート131を閉じて入口ポート132と出口ポート133とが繋がった状態にあり、廃液バルブ15では、第二流出ポート43を閉じて流入ポート41と流出ポート42とが繋がった状態にあり、切り換えバルブ7では、入口ポート32を閉じて入口ポート31と出口ポート33とが繋がった状態にある。
第二塗布液12A側に関して、洗浄バルブ14では、入口ポート231を閉じて入口ポート232と出口ポート233とが繋がった状態にあり、廃液バルブ16では、第二流出ポート143が開いており、流入ポート141から第二流出ポート143へと流体が流れることができる状態にある。
再び、図3に示しているように、開閉バルブ17Aを開き、開閉バルブ17Bを閉じ、洗浄ユニット10によってエアを洗浄バルブ13の入口ポート131へ供給する。このエアによって、洗浄した流路に残っている可能性のある洗浄液を口金3から抜き出す。そして、図5に示しているように、開閉バルブ17A,17Bを閉じる。
これにより、流入口23から廃液バルブ15、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に至る流路が洗浄され、切り換えバルブ7から口金3までの流路に第一塗布液11Aが残留するのを抑えることができる。
このブリード動作は、前記制御装置80(図1参照)の制御によって実行されるが、このようなブリード動作を行うのは、第一塗布液11Aが長時間にわたって流れていない状態が継続すると、その配管内において、第一塗布液11Aの一部が僅かに固まったりする等、その状態・特性が変わってしまうおそれがあるが、このブリード動作により、これを防止することが可能となるためである。
液換え作業の他の実施形態を説明する。前記液換え作業(方法1)は、塗布作業を行うために塗布液が流れていた流路等の洗浄を終えてから、次に塗布作業を行う塗布液に液換えする方法であるが、液換え作業(方法2)は、塗布作業を行うために塗布液が流れていた流路等ではなく、次に塗布作業を行う塗布液を流そうとする流路等の洗浄を終えてから、当該次に塗布作業を行う塗布液に液換えする方法である。
そして、開閉バルブ17Aを開き、洗浄ユニット10によってエアを洗浄バルブ14の入口ポート231へ供給する。このエアによって、これから第二塗布液12Aを流そうとする各配管、切り換えバルブ7内の流路、配管6、及び、口金3を洗浄する。この際、切り換えバルブ7の出口ポート33側、配管6、及び、口金3内に残った第一塗布液11Aが、当該口金3から廃液溜め部82に排出される。
再び、図6に示しているように、開閉バルブ17Aを開き、代わりに、開閉バルブ17Bを閉じ、洗浄ユニット10によってエアを洗浄バルブ14の入口ポート231へ供給する。このエアによって、洗浄した流路に残っている洗浄液を口金3から抜き出す。
これにより、流入口23から廃液バルブ15、切り換えバルブ7及び配管6を通じて口金3に至る流路が洗浄され、切り換えバルブ7から口金3までの流路に第一塗布液11Aが残留するのを抑えることができる。
洗浄バルブ14において、開いていた入口ポート231を閉じた状態とする代わりに、閉じていた入口ポート232を開いた状態へと切り換え、入口ポート232と出口ポート233とが繋がった状態とする。
そこで、第二ポンプ22を作動させ、第二タンク12内の第二塗布液12Aを、口金3へと圧送し、第二塗布液12Aによる塗布作業が開始される。以上より、第一塗布液11Aから第二塗布液12Aへの液換えが完了する。
そして、この切り換えバルブ7は、二つの入口ポート31,32を択一的に出口ポート33と繋がった状態となるように切り換え可能であるため、口金3から吐出させる塗布液の種類を、例えば、第一塗布液11Aから第二塗布液12Aへと変更するには、この切り換えバルブ7が有する弁体(後に説明する)の位置の切り換えを行えばよく、作業者による継手(フランジ)の繋ぎ換え作業が不要となり、塗布液の変更が簡単となる。
なお、第一ポンプ21により前記ブリード動作が実行されるため、当該第一ポンプ21内及び第一塗布液11Aのための前記切り換えバルブ7までの流路において、当該第一塗布液11Aが定期的に流れることから、その性質を維持することが可能となり、次に、第二塗布液12Aから第一塗布液11Aへと再度液換えを行っても、直ぐに第一塗布液11Aによる塗布作業を開始することができる。
図2に示している切り換えバルブ7、洗浄バルブ13,14は同じ構成であるため、代表して切り換えバルブ7について説明する。図9は、切り換えバルブ7を一部断面で示した正面図であり、図10は、図9の切り換えバルブ7の一点鎖線で切断した部分を、矢印Aで示しているように下から見た断面図である。
この切り換えバルブ7は、図9に示している姿勢が、塗布装置への取り付け姿勢であり、第一入口ポート31及び第二入口ポート32は水平方向の直線上に配置され、出口ポート33は上下方向の直線上に配置され下向きに開口するように、バルブ7は取り付けられる。
すなわち、ハウジング34内には、第一入口ポート31を有する第一流路35と、第二入口ポート32を有する第二流路36と、出口ポート33を有している第三流路37と(図9図11参照)、共通流路38とが形成されている。そして、第一流路35の下流側に第一弁室51が設けられ、第二流路36の下流側に第二弁室52が設けられている。第一弁室51の側面にある封止面51aには、共通流路38の一方に繋がる第一開口51bが形成されていて、第二弁室52の側面にある封止面52aには、前記共通流路38の他方に繋がる第二開口52bが形成されている。共通流路38は直線状の短い流路であり、第一流路35と第二流路36とを合流させ、この共通流路38の中央は開口して第三流路37(図9参照)へと繋がっている。
また、ハウジング34内には第二の空間34bが形成され、第一弁体53の基部53cとこの空間34bの周面との間に駆動用ダイアフラム53eが設けられている。
このように構成することで、バルブ7内に気泡70が残留することを防ぐことができる。すなわち、例えば、図9に示しているように、仮に第二弁室52の第二塗布液12A内に気泡70が存在していると、この気泡70はその頂上52c側に集まる。そこで、第二入口ポート32から第二弁室52へと繋がる流路本体部36aが、この第二弁室52の頂上52c側に偏った位置で開口36bしているので、当該流路本体部36aを流れてきた第二塗布液12Aによって、この気泡70を巻き込んで下流側である第三流路37へと流すことが可能となる。そして、これは第一弁室51においても同様であり、バルブ7内に気泡70が残留することを防ぐことができる。
なお、口金3(図2参照)までの間の塗布液に気泡70が多く存在していると、この塗布液をポンプで送り出している際に、当該気泡70が弾性体として作用し塗布液の圧力が変動し、口金3からの塗布液の吐出量が一定とならず、基板Wに塗布した塗布液にむら(膜厚むら)ができてしまうおそれがある。
さらに、前記のとおり、流路本体部35a,36aは、弁室51,52の頂上側に偏った位置で開口していることから、当該弁室51,52に塗布液が流入すると、当該弁室51,52において渦流が発生し、塗布液の置き換え性能を高めることができる。さらに、この渦流によって、前記気泡70の排出性能を高めることができる。
また、前記実施形態の姿勢としたバルブ7では、例えば、第二入口ポート32から第二弁室52へと繋がる流路本体部36aが、この第二弁室52の頂上52c側に偏った位置で開口36bしているので、当該流路本体部36aを流れてきた第二塗布液12Aによって、気泡70を巻き込んで下流側である第三流路37へと流すことが可能となり、バルブ7内に気泡70が残留することを防ぐことができる。このように、気泡排出性能の高いバルブ7となることで、塗布液に気泡70が混入することを嫌う塗布装置において好都合である。
また、前記実施形態では、カラーフィルタの製造に用いられる塗布装置について説明したが、有機ELを含むフラットパネルディスプレイや太陽電池等の製造に用いられる塗布装置であってもよい。
Claims (5)
- 第一塗布液が供給される第一入口ポートを有する第一流路と、前記第一塗布液と種類が異なる第二塗布液が供給される第二入口ポートを有する第二流路と、出口ポートを有し前記第一流路と前記第二流路とのいずれか一方と繋がった状態となる第三流路と、直線状であり、前記第一流路と前記第二流路とを合流させるとともに、中央の開口を通じて前記第三流路に連通する共通流路と、前記第一流路における前記共通流路側に設けられ前記第一塗布液が流入する第一弁室と、前記第二流路における前記共通流路側に設けられ前記第二塗布液が流入する第二弁室と、を備えているバルブであって、
前記第一弁室に収納され且つ前記共通流路における前記第一弁室側の開口を覆うことで前記第一流路を閉塞することにより前記第二流路と前記第三流路とが繋がった状態とする第一弁体と、
前記第二弁室に収納され且つ前記共通流路における前記第二弁室側の開口を覆うことで前記第二流路を閉塞することにより前記第一流路と前記第三流路とが繋がった状態とする第二弁体と、を備え、
閉塞した状態にある前記第一弁体の閉塞面と閉塞した状態にある前記第二弁体の閉塞面との間に形成される閉塞面間の距離と等しくなる前記共通流路の中心線方向の長さが、前記第三流路の直径と略同じであり、
前記第一弁体は、少なくとも前記共通流路における前記第一弁室側の開口の外周部に当接し得る部位が樹脂製であり、前記第一流路を閉塞した状態で、前記第二流路から前記第三流路へと前記第二塗布液が流れるバルブ内流路の一部である前記共通流路の内壁の一部を前記閉塞面により兼ねることで、当該共通流路を流れる当該第二塗布液が前記第一流路側で残留するのを防ぎ、
前記第二弁体は、少なくとも前記共通流路における前記第二弁室側の開口の外周部に当接し得る部位が樹脂製であり、前記第二流路を閉塞した状態で、前記第一流路から前記第三流路へと前記第一塗布液が流れるバルブ内流路の一部である前記共通流路の内壁の一部を前記閉塞面により兼ねることで、当該共通流路を流れる当該第一塗布液が前記第二流路側で残留するのを防ぐことを特徴とするバルブ。 - 前記第二流路から前記第三流路へと前記第二塗布液が流れる前記バルブ内流路の一部である前記共通流路に、前記第一流路へ繋がるための第一開口が形成されていて、前記第一弁体は、当該共通流路の内壁の一部となって前記第一開口を塞ぐことで前記第一流路を閉塞し、
前記第一流路から前記第三流路へと前記第一塗布液が流れるバルブ内流路の一部である前記共通流路に、前記第二流路へ繋がるための第二開口が形成されていて、前記第二弁体は、当該共通流路の内壁の一部となって前記第二開口を塞ぐことで前記第二流路を閉塞する請求項1に記載のバルブ。 - 前記第一流路を閉塞した状態とする前記第一弁体の閉塞面と、前記第二流路を閉塞した状態とする前記第二弁体の閉塞面とが対向するように、当該第一弁体及び当該第二弁体は配置され、
閉塞した状態にある前記閉塞面それぞれは、前記第三流路の内周面の一部のほぼ延長上に位置する請求項1又は2に記載のバルブ。 - 前記第一入口ポートから前記第一弁室へと繋がる流路は、当該第一弁室の頂上側に偏った位置で開口し、
前記第二入口ポートから前記第二弁室へと繋がる流路は、当該第二弁室の頂上側に偏った位置で開口している請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブ。 - 塗布液を吐出する口金と、
異なる種類の前記塗布液それぞれを前記口金側に送るために当該塗布液の種類毎に設けられた複数のポンプと、
前記複数のポンプと前記口金との間に設けられ、当該ポンプそれぞれと流路を介して繋がっている入口ポートを複数有し、当該複数の入口ポートが択一的に出口ポートと繋がった状態に切り換え可能なバルブと、
前記出口ポートから前記口金へと前記塗布液を流す口金用流路と、を備え、
前記バルブが、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブであることを特徴とする塗布装置。
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