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JP5681396B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルシステムにおける冷媒の流量制御等に使用される電動弁に関する。
従来、上記電動弁として、例えば、特許文献1には、図4に示すように、弁室151に連通する第1流路152及び第2流路153を有し、第2流路153の弁室連通部に弁シート154を設けた弁本体155と、弁本体155のシート弁座156に接離する棒状のニードル弁157と、円筒状の密閉ケース159と、密閉ケース159の外側に配置されるステータコイル167と、密閉ケース159の内側にステータコイル167の通電励磁によって回転して弁開閉方向に移動可能で、筒状のスリーブ162及び該スリーブ162の外側に止環166で固定された筒状の永久磁石163を有するロータ164と、ロータ164の回転によるねじ送り作用でニードル弁157を開閉作動させる雄ねじ管161とを備え、密閉ケース159の下蓋160が弁本体155に溶接固定された電動弁150が提案されている。
この電動弁150には、図4及び図5(a)に示すように、スリーブ162の下端部に閉弁規制ストッパ162aが突設され、図4及び図6に示すように、フランジ体158に全閉ストッパ158aが突設され、ニードル弁157の閉弁時に、閉弁規制ストッパ162aが全閉ストッパ158aに、図4に示すようにその回転方向に当接することにより、閉弁時においてロータ164がさらに下降することを規制する。
上記ロータ164の下降規制を行う際には、図5(a)に示すブッシュ168の下端168cから閉弁規制ストッパ162aの下端までの寸法h1が雌ねじ168aのピッチの整数倍になるように、また、図6(b)に示す雄ねじ管161の上端から全閉ストッパ158aの上端までの寸法h2を、雄ねじ161aのピッチの整数倍+ピッチ/2になるように設定し、閉弁規制ストッパ162aと全閉ストッパ158aとの当接量をねじピッチ/2に調整する。
そして、上記電動弁150のロータ送りねじ170を製造する際には、図6に示すように、フランジ体158の成形キャビティ182を画定する金型装置180を用い、下型181に、全閉ストッパ158aの成形凹部181aと、成形キャビティ182の中心部に開口する内底面にキー突条181bを有したブッシュ取付穴181cとが設けられ、この下型181のブッシュ取付穴181cに、雄ねじ管161を内側にねじ込み固定した有底筒状のセットブッシュ183を、雄ねじ161aのねじ切り始端部161bが成形凹部181aと位置対応するように、キー突条181bとキー溝183a(セットブッシュ183の下端部に設けられている)の係合で位置決めし、かつ雄ねじ管161の基端取付部161cが下型181の上方に突出する状態に取り付ける。そして、金型装置180を型閉じし、成形キャビティ182に溶融樹脂を射出注入し、雄ねじ管161とフランジ体158とが一体化された図6(b)、(c)に示すようなロータ送りねじ170を製造していた。
特許第3310042号公報
上述のように、従来は、全閉ストッパ158aを有するロータ送りねじ170を製造するにあたって、セットブッシュ183を用意して雄ねじ管161と一体化した後、金型装置180を用いて雄ねじ管161をインサート成形する必要があるため、製造に手間がかかり、ひいては電動弁150の製造コストの増大に繋がるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、ストッパを有する上記ロータ送りねじに類似又は相当する組立体を容易に製造することができ、製造コストの低い電動弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、雄ねじ部を有し、電動モータのロータの回転に伴って回転する雄ねじ部材と、該雄ねじ部材に設けられ、弁座と対向するように配置された弁体と、前記雄ねじ部材の回転に伴って回転する可動側ストッパと、弁本体に設けられ、前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部材と、該雌ねじ部材に設けられ、前記可動側ストッパと当接可能な固定側ストッパとを備えた電動弁において、前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材と螺合する雄ねじ部がそのまま延長されることにより形成された延長雄ねじ形成部を備え、前記可動側ストッパは前記延長雄ねじ形成部における前記弁座側の端部に螺嵌されるとともに、前記固定側ストッパとは前記雄ねじ部材の回転方向に当接することを特徴とする。
また上記電動弁において、前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座の方向へ形成され、前記可動側ストッパは、全開下ストッパであり、前記固定側ストッパは、全開上ストッパであることを特徴とする。
さらに上記電動弁において、前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座と反対方向へ形成され、前記可動側ストッパは、全閉上ストッパであり、前記固定側ストッパは、全閉下ストッパであることを特徴とする。
そして、本発明によれば、可動側ストッパの取付を極めて簡単に行うことができ、当該電動弁の構成が簡略化されるとともに、容易にその製造を行うことができ、電動弁の製造コストを大幅に低減することができる。
また上記電動弁において、可動側ストッパは、延長雄ねじ形成部の終端に位置する平面部又は該延長雄ねじ形成部のねじ終端部に当接することにより固定されることを特徴とする。
このように構成されることにより、可動側ストッパの、当該電動弁に対する取付(固定)を簡単に行うことができる。
また、本発明は、雌ねじ部を有し、電動モータのロータの回転に伴って回転する雌ねじ部材と、該雌ねじ部材に設けられ、弁座と対向するように配置された弁体と、前記雌ねじ部材の回転に伴って回転する可動側ストッパと、弁本体に設けられ、前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部材と、該雄ねじ部材に設けられ、前記可動側ストッパと当接可能な固定側ストッパとを備えた電動弁において、前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材と螺合する雄ねじ部がそのまま延長されることにより形成された延長雄ねじ形成部を備え、前記固定側ストッパは前記延長雄ねじ形成部における前記弁座側の端部に螺嵌されるとともに、前記可動側ストッパとは前記雌ねじ部材の回転方向に当接することを特徴とする。
また、上記電動弁において、前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座の方向へ形成され、前記可動側ストッパは、全閉上ストッパであり、前記固定側ストッパは、全閉下ストッパであることを特徴とする。
本発明によれば、固定側ストッパの取付を極めて簡単に行うことができ、また当該電動弁の構成が簡略化されるとともに、容易にその製造を行うことができ、電動弁の製造コストを大幅に低減することができる。
また、上記電動弁において、固定側ストッパが、前記延長雄ねじ形成部の終端に位置する平面部又は該延長雄ねじ形成部のねじ終端部に当接することにより固定されることを特徴とする。このような構成により、 固定側ストッパの、当該電動弁に対する取付を簡単に行うことができる。
また本発明は、上記各々の電動弁において、可動側ストッパ及び固定側ストッパが、各々に形成される雌ねじのねじ切り始め位置を基準に形成されたことを特徴とする。このように構成されたことにより、各ストッパの当接量を適切に管理、設定することができる。
以上のように、本発明によれば、ストッパを有する従来のロータ送りねじに相当する組立体等を容易に製造することができ、製造コストの低い電動弁を提供することができる。
本発明にかかる電動弁の第1の実施形態を示す断面図であって、(a)は全閉時、(b)は全開時を示す。 本発明にかかる電動弁の第2の実施形態を示す断面図であって、(a)は全閉時、(b)は全開時を示す。 本発明にかかる電動弁の第3の実施形態を示す断面図であって、(a)は全閉時、(b)は全開時を示す。 従来の電動弁の一例を示す断面図である。 図4の電動弁のロータ中心体を示す図であって、(a)は断面図、(b)は底面図である。 図4の電動弁のロータ送りねじ及びその製造方法を説明するための図であって、(a)は製造方法を説明するための断面図、(b)は、製造したロータ送りねじを弁本体に取り付けた状態を示す断面図、(c)は(b)に示したロータ送りねじの上面図である。
次に、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる電動弁の第1の実施形態を示し、図1(a)は全閉時、図1(b)は全開時の断面図を示す。
この電動弁1は、2本の導管2、3と弁座4とを備える弁本体5と、弁本体5に接合されたキャン6と、キャン6の内部に配置され、電動モータの一部を構成するロータ7と、キャン6の外周部に固定され、ロータ7を回転駆動するステータ(不図示)と、支持リング9を介してロータ7に一体に連結された弁軸(雄ねじ部材)10と、弁本体5に下端部が圧入固定され、弁軸10が内挿された弁軸ホルダ(雌ねじ部材)11と、弁軸10の下端部に係止された弁体12等で構成される。
弁本体5は、円筒状に形成され、2本の導管2、3によって形成される2つの流路2a、3aに連通する弁室5aを備える。弁室5aと流路3aとの間に弁座4が位置し、弁体12を弁座4に接離させることで電動弁1が開閉する。
キャン6は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体5の上部に接合される。キャン6の内部には、ロータ7等の主要部品が収容される。
ロータ7は、円筒状に形成され、キャン6の内部に回転可能に配置される。このロータ7は、弁軸10の上部に螺嵌された支持リング9を介して、弁軸10と一体に連結される。支持リング9には、全閉上ストッパ部(可動側ストッパ)9aが弁軸ホルダ11の上面に向かって突出するように一体に形成される。ロータ7と、キャン6の外周部に固定されたステータとで電動モータ(例えばステッピングモータ)が構成され、ステータへの給電によりロータ7が回転する。
弁軸10は、弁軸ホルダ11の雌ねじ部11aと螺合する雄ねじ部10aが螺刻されるとともに、下端部10cが下方に向かって開口し、天井部10eを備えるばね収容部10bを形成し、下端部10cには、弁体12の係止リング16がかしめ固定される。ばね収容部10b内には、弁体12をボール13を介して下方に付勢する緩衝用のコイルばね14が縮装される。
弁軸10に形成された雄ねじ部10aに隣接して、さらに弁座4と反対方向に雄ねじ部10aの雄ねじがそのまま連続して延長して形成されるように延長雄ねじ形成部10zが設けられている。すなわち、雄ねじ部10aは、本来は弁軸ホルダ11に設けられた雌ねじ部11aに螺合する範囲で形成されれば良いが、この実施の形態では、雄ねじ部10aをさらにその範囲を弁座4と反対側に向かうようにそのまま延長して、延長雄ねじ形成部10zとして形成している。
そして、この延長雄ねじ形成部10zに、全閉上ストッパ部9aを備えた支持リング9が螺合され、その後、接着、溶接等の適宜の手法により支持リング9が弁軸10に固着されている。
また弁軸10に形成された雄ねじ部10aに隣接して、さらに弁座4の方向に雄ねじ部10aの雄ねじがそのまま連続して延長して形成されるように延長雄ねじ形成部10yが設けられている。すなわち、上述のように、雄ねじ部10aは、本来は雌ねじ部11aに螺合する範囲で形成されれば良いが(すなわち、雄ねじ部10aは、弁体12を駆動する駆動ねじである)、この実施の形態では、雄ねじ部10aをさらにその範囲を弁座4側に向かうようにそのまま連続して延長して、延長雄ねじ形成部10yとして形成している。
全開下ストッパ17(可動側ストッパ)は、その雌ねじ部17bを弁軸10の端部(延長雄ねじ形成部10z)にねじ込み、雄ねじ部10aを経由して延長雄ねじ形成部10yに至り、天井部10eに当接させることにより固定される。この全開下ストッパ17は、延長雄ねじ形成部10yに螺合し天井部10eに当接するのみで、弁軸10に対して特に接着、溶接等による固着は不要である。すなわち、当該電動弁の使用により全開下ストッパ17の螺合が仮に緩くなっても、その閉弁方向の動作により、全開下ストッパ部17aが全開上ストッパ部11fに当接し、該全開下ストッパ部17aは天井部10e方向に回動され、弁軸10に対して再度堅固に固定される。もちろん、上記の固着を行うようにしても良い。
尚、延長雄ねじ形成部10zの雄ねじの形成を天井部10eの手前までとし、その雄ねじの切り終わりの部分にて全開下ストッパ17を当接固定するようにしても良い。
弁軸ホルダ11は、上部に雌ねじ部11aが螺刻されるとともに、弁軸ホルダ11の下部には、ばね収容部10bの外周に配在され、下端部11cが下方に向かって開口し、天井部11eを備える筒状の嵌挿部11bを備える。嵌挿部11bの下端部11cは、弁本体5の連結保持部5bに一体成形されている。そして、弁軸ホルダ11の雌ねじ部11aと弁軸10の雄ねじ部10aとが螺合し、弁軸ホルダ11の内部を弁軸10が上下方向に案内される。また、弁軸ホルダ11の上面には、全閉下ストッパ部(固定側ストッパ)11dが設けられ、天井部11eのばね収容部10b側の面には、全開上ストッパ部(固定側ストッパ)11fが設けられる。弁軸ホルダ11の側面には、弁室5aとキャン6の内部との均圧を図る均圧孔15が穿設される。
ここで、全開下ストッパ17、弁軸ホルダ11及び支持リング9の3つの部品は、共通の雄ねじ(延長雄ねじ形成部10y、雄ねじ部10a及び延長雄ねじ形成部10z)に螺合しているので、該全開下ストッパ17、弁軸ホルダ11及び支持リング9の各々に形成される雌ねじの切り始め位置を基準に各々のストッパ(全開下ストッパ部17a、全開上ストッパ部11f、全閉下ストッパ部11d及び全閉上ストッパ部9a)の形成位置(雌ねじの切り始め位置からの回転方向における各ストッパ部の形成位置)及び高さを決定すれば、各々のストッパ部の当接量(当接高さ)を適切に設定することができる。
弁体12は、下部に円錐状部分を有し、全体的に円柱状に形成される。弁体12の上部12aは、弁軸10のばね収容部10bに内挿されるとともに、弁軸10の係止リング16により抜け止め係止される。
次に、上記構成を有する電動弁1の動作について、図1を参照しながら説明する。
電動弁1を閉じる場合には、例えば図1(b)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視時計方向に回転すると同時に弁軸10も回転下降し、弁体12が弁座4に着座して電動弁1が閉弁する。
弁体12が弁座4に着座した時点では、全閉上ストッパ部9aが全閉下ストッパ部11dまで到達せず、ロータ7がさらに回転可能な状態にある。ロータ7がさらに上面視時計方向に回転し、全閉上ストッパ部9aが全閉下ストッパ部11dに当接すると、ロータ7の回転が強制的に停止される。
また、弁体12が弁座4に着座すると、弁体12の移動は停止するが、弁軸10はさらに下降するため、コイルばね14が圧縮されて弁体12を弁座4に押圧し、図1(a)に示す姿勢で動作が終了する。
一方、電動弁1を開く場合には、例えば図1(a)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ7が上面視反時計方向に回転し、弁軸10が上昇し、弁体12が弁座4から離れて電動弁1が開弁する。そして、ロータ7がさらに回転し、全開下ストッパ部17aが全開上ストッパ部11fに当接すると、ロータ7の回転が停止し、弁体12の上昇も停止する。
以上のように、弁軸ホルダ11に形成された雌ねじ部11aに螺合するために弁軸10に雄ねじ部10aが形成されているが、この雄ねじ部10aをさらにそのまま延長して形成し、その延長部である延長雄ねじ形成部10y、10zに全開下ストッパ17及び支持リング9(全閉上ストッパ部9a)を螺嵌して固定したため、従来のような煩雑な成形工程が不要となり、全開下ストッパ17、支持リング9(全閉上ストッパ部9a)及び弁軸10並びにこれらの組立体(従来のロータ送りねじ170に類似する構造を有する物)を容易に製造することができ、製造コストの低い電動弁1を提供することができる。
次に、本発明にかかる電動弁の第2の実施形態について、図2を参照しながら説明する。図2(a)は全閉時の断面図を示し、図2(b)は全開時の断面図を示す。
この電動弁31は、2本の導管32、33と弁座34とを備える弁本体35と、弁本体35に接合されたキャン36と、キャン36の内部に配置され、電動モータの一部を構成するロータ37と、キャン36の外周部に固定され、ロータ37を回転駆動するステータ(不図示)と、ロータ37に一体に連結され、弁軸40が内挿された弁軸ホルダ(雌ねじ部材)39と、弁本体35に下端部が圧入固定されたガイドブッシュ(雄ねじ部材)43と、弁軸40と一体に形成された弁体42等で構成される。
弁本体35は、円筒状に形成され、2本の導管32、33によって形成される2つの流路32a、33aに連通する弁室35aを備える。弁室35aと流路33aとの間に弁座34が位置し、弁体42が弁座34内に挿脱されることで電動弁31が開閉する。
キャン36は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体35の上部に接合リング49を介して接合される。キャン36の内部には、ロータ37等の主要部品が収容される。
ロータ37は、円筒状に形成され、キャン36の内部に回転可能に配置され、弁軸ホルダ39と一体に連結される。ロータ37と、キャン36の外周部に固定されたステータとで電動モータが構成され、ステータへの給電によりロータ37が回転する。
弁軸40は、弁軸ホルダ39の上部に若干の間隙をもって内挿され、弁軸40の上端部は、弁軸ホルダ39の天上面に載置されたナット41に圧入固定される。弁軸40は、下部に弁体42を一体に備える。この弁軸40の弁軸ホルダ39に対する内挿部には上記のように間隙が設けられているが、弁軸40が、弁軸ホルダ39の内部に収容されたコイルばね44によって常に下方に付勢されることにより、弁軸ホルダ39の進退動が安定して弁軸40に伝達される。
弁軸ホルダ39は、ロータ37に一体化され、上部に弁軸40を内挿する。弁軸ホルダ39には、ガイドブッシュ43の雄ねじ部43aに螺合する雌ねじ部39aが螺刻されるとともに、下端部に全閉上ストッパ部39b(可動側ストッパ)が突設される。
弁軸ホルダ39の天井面には、コイルばねからなる復帰ばね46が設けられる。この復帰ばね46は、ガイドブッシュ43の雄ねじ部43aと弁軸ホルダ39の雌ねじ部39aとの螺合が外れたときに、キャン36の内面に当接して両ねじ部39a、43aの螺合を復帰させるように働く。
ガイドブッシュ43は、弁本体35にその下端部が圧入固定されるとともに、その中央部付近に弁軸ホルダ39の雌ねじ部39aに螺合する雄ねじ部43aが螺刻される。ガイドブッシュ43の側面には、弁室35aとキャン36の内部との均圧を図る均圧孔45が穿設される。
全閉下ストッパ(固定側ストッパ)47は、その雌ねじ部47bがガイドブッシュ43の延長雄ねじ形成部43yと螺合して固定される。すなわち、ガイドブッシュ43には、弁軸ホルダ39に形成された雌ねじ部39aに螺合するために雄ねじ部43aが形成されているが、この雄ねじ部43aをさらに弁座34の方向にそのまま連続して延長し、この延長部分(延長雄ねじ形成部43y)に全閉下ストッパ47が螺合している。言い換えれば、前記雄ねじ部43aは、本来は雌ねじ部39aに螺合する範囲で形成されれば良いが、この実施の形態では、雄ねじ部43aをさらにその範囲を弁座34側に向かうようにそのまま連続して延長して延長雄ねじ形成部とし、その延長雄ねじ形成部43yに全閉下ストッパ47が螺嵌され、該ストッパ47が段差部43eに当接することにより固定されている。
この全閉下ストッパ47は、延長雄ねじ形成部43yに螺嵌するのみで、弁軸40に対して特に接着、溶接等による固着は不要である。すなわち、当該電動弁の使用により全閉下ストッパ47の螺嵌が仮に緩くなっても、その閉弁方向の動作により、全閉上ストッパ部39bが全閉下ストッパ47に当接し、該全閉下ストッパ47は段差部43e方向に回動され、弁軸40に対して再度堅固に固定される。もちろん、上記の固着を行うようにしても良い。
尚、延長雄ねじ形成部43yの雄ねじの形成を段差部43eの手前までとし、その雄ねじの切り終わりの部分にて全閉下ストッパ47を当接固定するようにしても良い。
ここで、全閉下ストッパ47及び弁軸ホルダ39の2つの部品は、共通の雄ねじ(延長雄ねじ形成部43y及び雄ねじ部43a)に螺合しているので、該全閉下ストッパ47及び弁軸ホルダ39の各々に形成される雌ねじの切り始め位置を基準に各々のストッパ(全閉下ストッパ部47a及び全閉上ストッパ部39b)の形成位置(雌ねじの切り始め位置からの回転方向における各ストッパの形成位置)及び高さを決定すれば、各々のストッパの当接量(当接高さ)を適切に設定することができる。
次に、上記構成を有する電動弁31の動作について、図2を参照しながら説明する。
電動弁31を閉じる場合には、例えば図2(b)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ37が上面視時計方向に回転すると同時に弁軸ホルダ39及び弁軸40も回転下降し、弁体42が弁座34内に挿入される。
弁体42が弁座34内の所定位置まで挿入された後、ロータ37がさらに回転して弁軸ホルダ39の全閉上ストッパ部39bが全閉下ストッパ部47aに当接し、弁軸ホルダ39の下降が強制的に停止され、図2(a)に示す姿勢で動作が終了する。
この例においては、上記のように弁軸ホルダ39の下降が強制的に停止された場合においても、弁体42と弁座34との間には若干の間隙があり、流体の少量流出が可能となっている。従って、弁軸40が最も下降した時においてもその下降が弁座34によって妨げられることがないので、弁軸40の最下降位置においても、スプリング44は圧縮されることはない。
一方、電動弁31を開く場合には、例えば図2(a)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ37が上面視反時計方向に回転すると同時に弁軸ホルダ39及び弁軸40も回転上昇し、弁体42が弁座34から離れて電動弁31が開弁する。
以上のように、弁軸ホルダ39に形成された雌ねじ部39aに螺合するためにガイドブッシュ43に雄ねじ部43aが形成されているが、この雄ねじ部43aをさらに弁座34の方向に延長して延長雄ねじ形成部43yとし、この延長部分に全閉下ストッパ47を螺嵌して固定したため、本実施の形態によっても、従来のような煩雑な成形工程が不要となり、全閉下ストッパ47をガイドブッシュ43並びにこれらの組立体(従来のロータ送りねじ170に相当する物)を容易に製造することができ、製造コストの低い電動弁31を提供することができる。
さて、図2の説明においては、弁軸ホルダ39の下降が強制的に停止された場合においても、弁体42と弁座34との間には若干の間隙があり、流体の少量流出が可能となっているものとした。
しかし、弁体42が弁座34に当接して閉弁時に流体の流出が遮断されるように当該電動弁が構成されても良い。この場合、弁体42が弁座34に当接した後は、スプリング44が圧縮されながら弁軸ホルダ39のみがさらに下降し、その後ストッパの当接により弁軸ホルダ39の回転が停止される。
次に、本発明にかかる電動弁の第3の実施形態について、図3を参照しながら説明する。図3(a)は全閉時の断面図を示し、図3(b)は全開時の断面図を示す。
この電動弁51は、図1に示した電動弁1と以下の点で異なる。すなわち、弁軸(雄ねじ部材)80と弁体82との間にばね収容部材83を介装し、コイルばね84をばね収容部材83の内部に縮装し、下方に凸状に形成された椀状部材73を介して弁体82を押圧している。また、弁本体75を薄肉の椀状に形成し、樹脂で成形した弁軸ホルダ(雌ねじ部材)81を接合リング85を介して溶接等で弁本体75に装着している。弁軸80の上端の側表面に全閉上ストッパ部87aを有する全閉上ストッパ87が螺嵌され、弁軸ホルダ81の嵌挿部81bの天井部81eの内面には全開上ストッパ部81fが形成され、弁軸ホルダ81の上端には全閉下ストッパ部81dが形成されている。弁体82は、弁軸80の下端部80bにおいてかしめ固定されているばね収容部材83に圧入固定されている係止リング86により抜け止め係止されている。椀状部材73、薄肉の弁本体75、及び樹脂成形した弁軸ホルダ81を用いたのは、電動弁51の軽量化のためである。
弁本体75は、上方に開口する椀状に形成され、導管52と、弁座部材54を介して導管53とが接続される。弁本体75は、2本の導管52、53によって形成される2つの流路52a、53aに連通する弁室75aを備える。弁室75a内に弁座54aが位置し、弁体82を弁座54aに接離させることで電動弁51が開閉する。
キャン56は、下部が開口し、上部が閉じた円筒状に形成され、弁本体75の上部の接合リング85に接合される。キャン56の内部には、ロータ57等の主要部品が収容される。
ロータ57は、円筒状に形成され、キャン56の内部に回転可能に配置される。このロータ57は、弁軸80の上部に固定された支持リング59を介して、弁軸80と一体に連結される。ロータ57と、キャン56の外周部に固定されたステータとで電動モータ(例えばステッピングモータ)が構成され、ステータへの給電によりロータ57が回転する。
支持リング59の下方には、全閉上ストッパ部87aを有する全閉上ストッパ87が弁軸80の延長雄ねじ形成部80zに螺嵌され、全閉上ストッパ部87aは、弁軸ホルダ81の上面に向かって突出する。
弁軸80は、弁軸ホルダ81の雌ねじ部81aと螺合する雄ねじ部80aが螺刻されるとともに、嵌挿部81bが下方に向かって開口する。弁軸80に形成された雄ねじ部80aに隣接して、さらに弁座54aと反対方向に雄ねじ部80aの雄ねじがそのまま延長して形成されるようにして延長雄ねじ形成部80zが設けられている。すなわち、雄ねじ部80aは、本来は弁軸ホルダ81に設けられた雌ねじ部81aに螺合する範囲で形成されれば良いが(すなわち、雄ねじ部80aは、弁体82を駆動する駆動ねじである)、この実施の形態では、雄ねじ部80aをさらにその範囲を弁座54aと反対側に向かうようにそのまま連続して延長して、延長雄ねじ形成部80zとして形成している。そして、この延長雄ねじ形成部80zに、全閉上ストッパ部87aを備えた全閉上ストッパ87(可動側ストッパ)が螺嵌されている。
この全閉上ストッパ87は、延長雄ねじ形成部80zに螺合し、支持リング59の下面に当接するのみで、弁軸80や支持リング59に対して特に接着、溶接等による固着は不要である。すなわち、当該電動弁51の使用により全閉上ストッパ87の螺合が仮に緩くなっても、その閉弁方向の動作により、全閉上ストッパ部87aが全閉下ストッパ部81dに当接し、該全閉上ストッパ87は支持リング59の下面の方向に回動され、弁軸80に対して再度堅固に固定される。もちろん、上記の固着を行うようにしても良い。
また、弁軸80に形成された雄ねじ部80aに隣接して、さらに弁座54aの方向に雄ねじ部80aの雄ねじがそのまま延長して形成されるようにして延長雄ねじ形成部80yが設けられている。すなわち、上述のように、雄ねじ部80aは、本来は雌ねじ部81aに螺合する範囲で形成されれば良いが、この実施の形態では、雄ねじ部80aをさらにその範囲を弁座54a側に向かうようにそのまま延長して、延長雄ねじ形成部80yとして形成している。
ばね収容部材83は、弁軸80の下端部80bにかしめ固定され、ばね収容部材83と椀状部材73との間にコイルばね84が縮装される。
全開下ストッパ67(可動側ストッパ)は、その雌ねじ部67bを弁軸80の端部(延長雄ねじ形成部80z)にねじ込み、雄ねじ部80aを経由して延長雄ねじ形成部80yに至り、ばね収容部材83の天井部83aに当接させることにより固定される。この全開下ストッパ67は、延長雄ねじ形成部80yに螺合し、ばね収容部材83の天井部83aに当接するのみで、弁軸80やばね収容部材83に対して特に接着、溶接等による固着は不要である。すなわち、当該電動弁51の使用により全開下ストッパ67の螺合が仮に緩くなっても、その閉弁方向の動作により、全開下ストッパ部67aが全開上ストッパ部81fに当接し、該全開下ストッパ67はばね収容部材83の天井部83aの方向に回動され、弁軸80に対して再度堅固に固定される。もちろん、上記の固着を行うようにしても良い。
尚、延長雄ねじ形成部80yの雄ねじの形成を天井部83aの手前までとし、その雄ねじの切り終わりの部分にて全開下ストッパ67を当接固定するようにしても良い。
弁軸ホルダ81は、上部に雌ねじ部81aが螺刻されるとともに、弁軸ホルダ81の下部には、ばね収容部材83の外周に配在され、下端部81cが下方に向かって開口し、天井部81eを備える筒状の嵌挿部81bを備える。嵌挿部81bの下端部81cは、接合リング85に一体成形されている。そして、弁軸ホルダ81の雌ねじ部81aと弁軸80の雄ねじ部80aとが螺合し、弁軸ホルダ81の内部を弁軸80が上下方向に案内される。また、弁軸ホルダ81の上面には、全閉下ストッパ部(固定側ストッパ)81dが設けられ、天井部81eのばね収容部材83側の面には、全開上ストッパ部(固定側ストッパ)81fが設けられる。
ここで、全開下ストッパ67、弁軸ホルダ81及び全閉上ストッパ87の3つの部品は、共通の雄ねじ(延長雄ねじ形成部80y、雄ねじ部80a及び延長雄ねじ形成部80z)に螺合しているので、該全開下ストッパ67、弁軸ホルダ81及び全閉上ストッパ87の各々に形成される雌ねじの切り始め位置を基準に各々のストッパ(全開下ストッパ部67a、全開上ストッパ部81f、全閉下ストッパ部81d及び全閉上ストッパ部87a)の形成位置(雌ねじの切り始め位置からの回転方向における各ストッパ部の形成位置)及び高さを決定すれば、各々のストッパ部の当接量(当接高さ)を適切に設定することができる。
弁体82は、下部に円錐状部分を有し、全体的に円柱状に形成される。弁体82の上部82aは、ばね収容部材83に内挿されるとともに、係止リング86により抜け止め係止される。
次に、上記構成を有する電動弁51の動作について、図3を参照しながら説明する。
電動弁51を閉じる場合には、例えば図3(b)の状態で、ステータに一方向の通電を行い励磁すると、ロータ57が上面視時計方向に回転すると同時に弁軸80も回転下降し、弁体82が弁座54aに着座して電動弁51が閉弁する。
弁体82が弁座54aに着座した時点では、全閉上ストッパ部87aが全閉下ストッパ部81dまで到達せず、ロータ57がさらに回転可能な状態にある。ロータ57がさらに上面視時計方向に回転し、全閉上ストッパ部87aが全閉下ストッパ部81dに当接すると、ロータ57の回転が強制的に停止される。
また、弁体82が弁座54aに着座すると、弁体82の移動は停止するが、弁軸80はさらに下降するため、コイルばね84が圧縮されて弁体82を弁座54aに押圧し、図3(a)に示す姿勢で動作が終了する。
一方、電動弁51を開く場合には、例えば図3(a)の状態で、ステータに上記とは逆方向の通電を行い励磁すると、ロータ57が上面視反時計方向に回転し、弁軸80が上昇し、弁体82が弁座54aから離れて電動弁51が開弁する。そして、ロータ57がさらに回転し、全開下ストッパ部67aが全開上ストッパ部81fに当接すると、ロータ57の回転が停止し、弁体82の上昇も停止する。
以上のように、弁軸ホルダ81に形成された雌ねじ部81aに螺合するために弁軸80に雄ねじ部80aが形成されているが、この雄ねじ部80aをさらにそのまま延長して形成し、その延長部である延長雄ねじ形成部80y、80zに全開下ストッパ67(全開下ストッパ部67a)及び全閉上ストッパ87(全閉上ストッパ部87a)を螺嵌して固定したため、従来のような煩雑な成形工程が不要となり、全開下ストッパ67、全閉上ストッパ87及び弁軸80並びにこれらの組立体(従来のロータ送りねじ170に類似する構造を有する物)を容易に製造することができ、製造コストの低い電動弁51を提供することができる。
1 電動弁
2 導管
2a 流路
3 導管
3a 流路
4 弁座
5 弁本体
5a 弁室
5b 連結保持部
6 キャン
7 ロータ
9 支持リング
9a 全閉上ストッパ部(可動側ストッパ)
10 弁軸(雄ねじ部材)
10a 雄ねじ部
10b ばね収容部
10c 下端部
10e 天井部
10y 延長雄ねじ形成部
10z 延長雄ねじ形成部
11 弁軸ホルダ(雌ねじ部材)
11a 雌ねじ部
11b 嵌挿部
11c 下端部
11d 全閉下ストッパ部(固定側ストッパ)
11e 天井部
11f 全開上ストッパ部(固定側ストッパ)
12 弁体
12a 上部
13 ボール
14 コイルばね
15 均圧孔
16 係止リング
17 全開下ストッパ(可動側ストッパ)
17a 全開下ストッパ部
17b 雌ねじ部
31 電動弁
32 導管
32a 流路
33 導管
33a 流路
34 弁座
35 弁本体
35a 弁室
36 キャン
37 ロータ
39 弁軸ホルダ(雌ねじ部材)
39a 雌ねじ部
39b 全閉上ストッパ部(可動側ストッパ)
40 弁軸
41 ナット
42 弁体
43 ガイドブッシュ(雄ねじ部材)
43a 雄ねじ部
43e 段差部
43y 延長雄ねじ形成部
44 コイルばね
45 均圧孔
46 復帰ばね
47 全閉下ストッパ(固定側ストッパ)
47a 全閉下ストッパ部
47b 雌ねじ部
49 接合リング
51 電動弁
52 導管
52a 流路
53 導管
53a 流路
54 弁座部材
54a 弁座
56 キャン
57 ロータ
59 支持リング
67 全開下ストッパ
67a 全開下ストッパ部(可動側ストッパ)
67b 雌ねじ部
73 椀状部材
75 弁本体
75a 弁室
80 弁軸(雄ねじ部材)
80a 雄ねじ部
80b 下端部
80y 延長雄ねじ形成部
80z 延長雄ねじ形成部
81 弁軸ホルダ(雌ねじ部材)
81a 雌ねじ部
81b 嵌挿部
81c 下端部
81d 全閉下ストッパ部(固定側ストッパ)
81e 天井部
81f 全開上ストッパ部(固定側ストッパ)
82 弁体
82a 上部
83 ばね収容部材
83a 天井部
84 コイルばね
85 接合リング
86 係止リング
87 全閉上ストッパ
87a 全閉上ストッパ部(可動側ストッパ)

Claims (8)

  1. 雄ねじ部を有し、電動モータのロータの回転に伴って回転する雄ねじ部材と、
    該雄ねじ部材に設けられ、弁座と対向するように配置された弁体と、
    前記雄ねじ部材の回転に伴って回転する可動側ストッパと、
    弁本体に設けられ、前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部材と、
    該雌ねじ部材に設けられ、前記可動側ストッパと当接可能な固定側ストッパとを備えた電動弁において、
    前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材と螺合する雄ねじ部がそのまま延長されることにより形成された延長雄ねじ形成部を備え、
    前記可動側ストッパは前記延長雄ねじ形成部における前記弁座側の端部に螺嵌されるとともに、前記固定側ストッパとは前記雄ねじ部材の回転方向に当接することを特徴とする電動弁。
  2. 前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座の方向へ形成され、
    前記可動側ストッパは、全開下ストッパであり、
    前記固定側ストッパは、全開上ストッパであることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座と反対方向へ形成され、
    前記可動側ストッパは、全閉上ストッパであり、
    前記固定側ストッパは、全閉下ストッパであることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  4. 前記可動側ストッパは、前記延長雄ねじ形成部の終端に位置する平面部又は該延長雄ねじ形成部のねじ終端部に当接することにより固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電動弁。
  5. 雌ねじ部を有し、電動モータのロータの回転に伴って回転する雌ねじ部材と、
    該雌ねじ部材に設けられ、弁座と対向するように配置された弁体と、
    前記雌ねじ部材の回転に伴って回転する可動側ストッパと、
    弁本体に設けられ、前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部材と、
    該雄ねじ部材に設けられ、前記可動側ストッパと当接可能な固定側ストッパとを備えた電動弁において、
    前記雄ねじ部材は、前記雌ねじ部材と螺合する雄ねじ部がそのまま延長されることにより形成された延長雄ねじ形成部を備え、
    前記固定側ストッパは前記延長雄ねじ形成部における前記弁座側の端部に螺嵌されるとともに、前記可動側ストッパとは前記雌ねじ部材の回転方向に当接することを特徴とする電動弁。
  6. 前記延長雄ねじ形成部は、前記弁座の方向へ形成され、
    前記可動側ストッパは、全閉上ストッパであり、
    前記固定側ストッパは、全閉下ストッパであることを特徴とする請求項5記載の電動弁。
  7. 前記固定側ストッパは、前記延長雄ねじ形成部の終端に位置する平面部又は該延長雄ねじ形成部のねじ終端部に当接することにより固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載の電動弁。
  8. 前記可動側ストッパ及び前記固定側ストッパは、各々に形成される雌ねじのねじ切り始め位置を基準に形成されたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電動弁。
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