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JP5653067B2 - 車両の坂道発進支援ブレーキ装置およびその制御方法 - Google Patents

車両の坂道発進支援ブレーキ装置およびその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の坂道発進支援ブレーキ装置およびその制御方法に関し、特に自動二輪車の坂道発進支援ブレーキ装置およびその制御方法に関する。
乗用自動車や自動二輪車において、坂道発進を支援するための機能が付加されたブレーキ装置が知られている。たとえば、特許文献1は、自動二輪車が一時停車時に運転者の要求に応じて自動的に停車状態を継続して維持し、運転者による両手作業を可能とする自動二輪車用ブレーキ装置が開示されている。このブレーキ装置は、ブレーキ操作により自動二輪用ブレーキ装置が作動されて自動二輪車が停車しているときに、スイッチ手段がオン状態であると、アンチスキッドブレーキ液圧ユニットに設けられるホイールシリンダとマスターシリンダおよびリザーバとの間を各々切断する各開閉弁が閉状態に切り替えられる。これにより、運転者は、スイッチ手段を操作することにより自動二輪車を自動的に停車状態に維持することができる。
また、特許文献2は、斜面上に存在する車両の後方転がり移動防止装置を開示しており、この装置において、車両は後方転がり移動検出手段を備え、車両の後方転がり移動が検出された場合、車両の後方転がり移動を抑制するために後方車輪のブレーキ圧を運転者の操作を介さずに上昇させる。
特開2006−315663号公報 特開2000−108861号公報
特許文献1のブレーキ装置では、坂道等でのブレーキ力を保持するためには、運転者によるスイッチ操作が必要となり不便である。また、特許文献1の方式は、スイッチ作動時の液圧を単にそのまま保持しているだけであるので、ブレーキ力が足りない場合は、運転者が追加的にブレーキ操作をする必要がある。また、スイッチ作動時の液圧を単にそのまま保持しているだけであるので、前輪と後輪とのブレーキ配分によっては発進時の車両挙動が大きくなることがある。
特許文献2のブレーキ装置では、後方転がり移動を検出して自動的にブレーキ圧力を上昇させているので、特許文献1の問題を部分的に解決している。しかし、特許文献2のブレーキ装置は、ブレーキ力を保持しているときに、ブレーキ配分を変更しないので、依然として発進時の車両挙動が大きくなることがありうる。
そこで、本発明は、運転者の操作を介さずに坂道等で停車状態を維持するのに必要なブレーキ力を保持し、且つ、車両がスムーズに発進できるようブレーキ配分を行うブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によれば、車両の停止中に車両の制動力を制御する方法が提供される。本方法は、(a)車両の停止を検出するステップと、(b)運転者によるブレーキ入力解除を検出するステップと、(c)運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力を算出するステップと、(d)車両の停止維持に必要なブレーキ力を計算するステップと、(e)算出された総ブレーキ力で車両の停止を維持できるかどうかを判断するステップと、(f)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できないと判断されたときに、車両の総ブレーキ力を増加させるステップと、を有する。
一実施形態において、ステップ(f)における車両の総ブレーキ力の増加は、車両の前輪および後輪の両方のブレーキ力を増加させる。
一実施形態において、ステップ(f)における車両の総ブレーキ力の増加は、車両の前輪または後輪の一方のみのブレーキ力を増加させる。
一実施形態において、本方法はさらに、(g)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できると判断されたときに、車両の総ブレーキ力を車両の停止維持に必要な総ブレーキ力以上に維持したまま、各車輪のブレーキ圧力の配分を変更するステップを有する。
一実施形態において、本方法はさらに、(h)車両が停止している路面の勾配を検出するステップを有し、ステップ(h)における検出においていて路面が上り坂または平坦であることが検出されたときに、ステップ(g)において、後輪のブレーキ力が前輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される。
一実施形態において、本方法はさらに、(h)車両が停止している路面の勾配を検出するステップを有し、ステップ(h)における検出においていて路面が下り坂であることが検出されたときに、ステップ(g)において、前輪のブレーキ力が後輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される。
一実施形態において、ステップ(g)におけるブレーキ力の配分は、後輪側のブレーキ力が実質的に100%であり、前輪側のブレーキ力が実質的に0%になるように配分される。
本発明によれば、車両の停止中に車両の制動力を制御する装置が提供される。本装置は、(a)車両の停止を検出する手段と、(b)運転者によるブレーキ入力解除を検出する手段と、(c)運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力を算出する手段と、(d)車両の停止維持に必要なブレーキ力を計算する手段と、(e)算出された総ブレーキ力で車両の停止を維持できるかどうかを判断する手段と、(f)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できないと判断されたときに、車両の総ブレーキ力を増加させる手段と、を有する。一実施形態において、手段(a)は、レーダーセンサ、車輪速度センサ、加速度センサ等の任意の検出器、およびECUなどにより実現される。一実施形態において、手段(b)は、液圧センサ、または、ブレーキレバースイッチ101およびブレーキペダルスイッチ201aなどにより実現される。一実施形態において、手段(c)は、たとえば液圧センサおよび電子制御ユニットECUなどにより実現される。一実施形態において、手段(d)は、たとえば勾配センサ、重量センサ、ECUなどにより実現される。一実施形態において、手段(e)は、ECUなどにより実現される。一実施形態において、手段(f)は、たとえば電磁弁およびポンプ等を含むブレーキ液圧ユニットおよびECUなどにより実現される。
一実施形態によれば、本装置において、手段(f)における車両の総ブレーキ力の増加は、車両の前輪および後輪の両方のブレーキ力を増加させる。
一実施形態によれば、本装置において、手段(f)における車両の総ブレーキ力の増加は、車両の前輪または後輪の一方のみのブレーキ力を増加させる。
一実施形態によれば、本装置においてさらに、(g)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できると判断されたときに、車両の総ブレーキ力を車両の停止維持に必要な総ブレーキ力以上に維持したまま、各車輪のブレーキ圧力の配分を変更する手段、を有する。手段(g)は、たとえば電磁弁およびポンプ等を含むブレーキ液圧ユニットおよびECUなどにより実現される。
一実施形態によれば、本装置においてさらに、(h)車両が停止している路面の勾配を検出する手段を有し、手段(h)における検出において路面が上り坂または平坦であることが検出されたときに、手段(g)において、後輪のブレーキ力が前輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される。手段(h)は、たとえば、勾配センサおよびECUなどにより実現される。
一実施形態によれば、本装置においてさらに、(h)車両が停止している路面の勾配を検出する手段を有し、手段(h)における検出において路面が下り坂であることが検出されたときに、手段(g)において、前輪のブレーキ力が後輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される。
一実施形態によれば、本装置において、手段(g)におけるブレーキ力の配分は、後輪側のブレーキ力が実質的に100%であり、前輪側のブレーキ力が実質的に0%になるように配分される。
ブレーキ装置のブレーキ液圧ユニットの一実施形態を示す図である。 ブレーキ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるブレーキ制御のフローチャートである。 本発明の一実施形態によるブレーキ制御のフローチャートである。
本発明のブレーキ制御装置を自動二輪車に適用した実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ制御装置の液圧回路を示している。この液圧回路は、前輪液圧回路100と、後輪液圧回路200と、前輪液圧回路100及び後輪液圧回路200の各液圧ポンプを駆動するDCモータ300とから構成されている。
初めに前輪液圧回路100の構成を説明する。前輪液圧回路100は、運転者の右手で操作されるブレーキレバー101と、ブレーキレバー101が操作されると加圧される前輪側マスタシリンダ103と、前輪側マスタシリンダ103に接続される前輪側マスタシリンダ用リザーバ105と、前輪側マスタシリンダ103と管路104を介して接続される前輪側切替弁107と、前輪側マスタシリンダ103と管路104を介して接続される前輪側高圧吸入弁109とを備える。なお、管路104と前輪側切替弁107との接続部、及び管路104と前輪側高圧吸入弁109との接続部には、それぞれフィルタが設けられている。さらに、管路104には圧力センサ111が設けられ、圧力センサ111は、前輪側マスタシリンダ103と前輪側切替弁107及び前輪側高圧吸入弁109との間の圧力を検知して、後述の電子制御ユニットECU400に送信する。
また、前輪側第1込め弁(インレットバルブ)113aは、前輪側切替弁107と管路106を介して接続されている。前輪側切替弁107、前輪側第1込め弁113aのそれぞれと、管路106との接続部にも、フィルタが設けられている。前輪側第1込め弁113aは、管路114aを介して前輪側第1キャリパ115aに接続されている。
一方、前輪側第2込め弁113bは、管路104に直接接続されている。前輪側第2込め弁113bと、管路104との接続部にも、フィルタが設けられている。前輪側第2込め弁113bは、管路114bを介して前輪側第2キャリパ115bに接続されている。
本発明のブレーキ制御装置は、前輪液圧回路100によって作動される前輪ブレーキに接続されている。前輪ブレーキは、前輪側第1キャリパ115aを含む前輪第1ブレーキと、前輪側第2キャリパ115bを含む前輪第2ブレーキとから構成される。
そして、前輪側第1キャリパ115aは、上述のように前輪側第1込め弁113aと管路114aを介して接続されている。また、前輪側第2キャリパ115bは、上述のように前輪側第2込め弁113bと管路114bを介して接続されている。
一方、管路106には、前輪側液圧ポンプ119の吐出側が絞りを介して接続されている。前輪側液圧ポンプ119の吸込側は、フィルタを介して管路120に接続されている。前輪側液圧ポンプ119は、DCモータ300により駆動される。また、管路120には、前輪側第1逆止弁(チェックバルブ)121の一端が接続されている。さらに、管路120には、前輪側高圧吸入弁109の吐出ポートが接続されている。また、前輪側第1逆止弁121の他端は、管路122に接続されている。前輪側第1逆止弁121は、管路120から管路122への逆流を防止するように配置されている。
前輪側第1キャリパ115aには、管路114aを介して前輪側第1弛め弁(アウトレットバルブ)123aの流入端が接続されている。前輪側第1弛め弁123aの流出ポートは、管路122に接続されている。また、前輪側第1弛め弁123aの流入ポートと管路114aとの接続部には、フィルタが設けられている。管路114aには、圧力センサ127aが設けられている。圧力センサ127aは、管路114a内の圧力を測定して、ECU400に圧力信号を送信する。
さらに、前輪側第2キャリパ115bには、管路114bを介して前輪側第2弛め弁123bの流入ポートに接続されている。前輪側第2弛め弁123bの流出ポートは、管路122に接続されている。また、前輪側第2弛め弁123bの流入ポートと管路114bとの接続部には、フィルタが設けられている。管路114bには、圧力センサ127bが設けられており、圧力センサ127bは、管路114b内の圧力を測定して、ECU400に圧力信号を送信する。なお、本発明において、圧力センサ127bは必ずしも存在しなくてもよい。
次に、図1を用いて後輪液圧回路200の構成を説明する。後輪液圧回路200は、運転者の右足で操作されるブレーキペダル201と、ブレーキペダル201が操作されると加圧される後輪側マスタシリンダ203と、後輪側マスタシリンダ203に接続される後輪側マスタシリンダ用リザーバ205と、後輪側マスタシリンダ203と管路204を介して接続される後輪側切替弁207と、後輪側マスタシリンダ203と管路204を介して接続される後輪側高圧吸入弁209とを備える。なお、管路204と後輪側切替弁207との接続部、及び管路204と後輪側高圧吸入弁209との接続部には、それぞれフィルタが設けられている。さらに、管路204には圧力センサ211が設けられ、圧力センサ211は、後輪側マスタシリンダ203と後輪側切替弁207及び後輪側高圧吸入弁209との間の圧力を検知して、ECU400に送信する。
また、後輪側込め弁213は、後輪側切替弁207と管路206を介して接続されている。後輪側切替弁207や後輪側込め弁213と管路206との接続部にも、それぞれフィルタが設けられている。後輪側込め弁213は、管路214を介して後輪側キャリパ215に接続されている。後輪ブレーキは、後輪側キャリパ215から構成される。そして、後輪側キャリパ215は、上述のように後輪側込め弁213と管路214を介して接続されている。
一方、管路206には、後輪側液圧ポンプ219の吐出側が絞りを介して接続されている。後輪側液圧ポンプ219の吸込側は、フィルタを介して管路220に接続されている。後輪側液圧ポンプ219は、DCモータ300により駆動される。また、管路220には、後輪側逆止弁221の一端が接続されている。さらに、管路220には、後輪側高圧吸入弁209の吐出ポートが接続されている。また、後輪側逆止弁221の他端は、管路222に接続されている。後輪側逆止弁221は、管路220から管路222への逆流を防止するように配置されている。
また、管路222には、後輪側弛め弁223の吐出ポートが接続されている。さらに、管路222には、後輪側逆止弁221と後輪側弛め弁223との間に、後輪側リザーバ(アキュムレータ)225が接続されている。
後輪側キャリパ215は、管路214を介して後輪側弛め弁223の流入ポートに接続されている。後輪側弛め弁223の流出ポートは、管路222に接続されている。また、後輪側弛め弁223の流出ポートと管路214と接続部には、フィルタが設けられている。管路214には、圧力センサ227が設けられており、圧力センサ227は、管路214内の圧力を測定して、ECU400に圧力信号を送信する。
図1に示した液圧回路は、図2のブロック図に示す電子制御ユニット(ECU)400により制御される。ECU400には、ブレーキレバー101に設けられるブレーキレバースイッチ101aと、圧力センサ111、127aと、前輪回転速度を検知する前輪速度センサ129とが接続されている。ブレーキレバースイッチ101aはブレーキレバー101の操作信号をECU400に送信し、圧力センサ111、127aは各管路104、114a内の各圧力信号を、それぞれECU400に送信し、前輪速度センサ129は前輪の回転速度信号をECU400に送信する。さらに、ECU400には、ブレーキペダル201に設けられるブレーキペダルスイッチ201aと、圧力センサ211及び227と、後輪回転速度を検知する後輪速度センサ229とが接続されている。ブレーキペダルスイッチ201はブレーキペダル201の操作信号をECU400に送信し、圧力センサ211、227は各管路204、214内の各圧力信号を、それぞれECU400に送信し、後輪速度センサ229は後輪の回転速度信号をECU400に送信する。また、必要であれば、EC400には、レーダーセンサ、加速度センサ、勾配センサ302などの各種センサが接続される。
また、ECU400は、操作信号、圧力信号、速度信号に基づき、所定の条件に従って、DCモータ300、前輪側切替弁107、前輪側高圧吸入弁109、前輪側第1込め弁113a、前輪側第2込め弁113b、前輪側第1弛め弁123a、前輪側第2弛め弁123bのそれぞれを作動する。さらに、ECU400は、操作信号、圧力信号、速度信号に基づき、所定の条件に従って、後輪側切替弁207、後輪側高圧吸入弁209、後輪側込め弁213、後輪側弛め弁223、のそれぞれを作動する。なお、前記各弁はソレノイドを備えた電磁弁であり、ECU400によって通電されて開閉状態が切り換えられる。
さらに、ブレーキング時に、前輪速度センサ129や後輪速度センサ229からの回転速度信号をECU400が受けて車輪のロックを検知した場合に、ECU400は、アンチブレーキロックシステム(ABS)を作動させて、各液圧ポンプを作動し、各弁を開閉して、制動力を制御して車輪のロックを防止する。
図1に示す液圧回路を備えるブレーキ装置においては、液圧ポンプおよび各種弁の操作により、運転者の操作を介さずに前輪および後輪のブレーキ力を変更して、ブレーキ力配分を変更することができる。ブレーキ力配分を変更するときの液圧ポンプおよび電磁弁等の具体的な動作については、国際公開2008/050744号を参照されたい。
本発明のブレーキ装置は、一実施形態において以下に説明する坂道発進支援制御(ヒルホールドコントロール、HHC)機能を備えている。以下、図3および図4に示すフローチャートとともに、本発明の一実施形態による坂道発進支援制御を説明する。
ステップS10においてHHC制御演算を開始する。HHC制御演算の開始の条件は任意の条件とすることができる。たとえば、イグニッションオンを開始条件とすることができる。
次にステップS12において、車両が停止しているかどうかを判断する。車両が停止しているかどうかの判断は、任意の従来技術を用いて行うことができる。たとえば、レーダーセンサ、車輪速度センサ、加速度センサなどを用いて判断することができる。これらのセンサを用いた車両速度の計算等は従来技術の範疇なのでここでは説明しない。車両が停止していなければ、再びステップS10に戻る。
ステップS12において車両が停止していると判断されると、次にステップS14において、車両が坂道にあるかどうかを判断する。この判断は勾配センサ302などを用いて勾配を測定し、測定した勾配を所定の勾配と比較することにより判断することができる。ステップS14において、車両が坂道にないと判断されれば、ステップS12に戻る。なお、本発明において、ステップS14は必ずしも存在しなくてもよい。従って、勾配センサ302もなくてもよい。
ステップS14において車両が坂道にあると判断されると、次にステップS16において、運転者によりブレーキ入力が解除されたかどうかを判断する。運転者によるブレーキ入力の解除は、液圧センサ111、211によりマスタシリンダ103、203の液圧を測定し、マスタシリンダ103、203の液圧の低下を運転者によるブレーキ入力の解除とみなすことができる。または、運転者によるブレーキ入力の解除を、液圧センサ127a、127b、227によるホイールシリンダの液圧を測定し、ホイールシリンダの液圧の低下を運転者によるブレーキ入力の解除とみなしてもよい。あるいは、ブレーキレバースイッチ101aおよびブレーキペダルスイッチ201aを用いて、運転者によるブレーキ入力の解除を判断してもよい。
ステップS16において運転者によるブレーキ入力が解除されていないと判断されたら、ステップS12に戻る。ステップS16において運転車によるブレーキ入力が解除されたと判断されたら、ステップS18に進み、図4でより詳細に説明するHHC圧力演算を開始する。
図4はHHC圧力演算のフローチャートを示している。
まず、ステップS20において、HHCを継続するかどうかを判断する。HHCを継続するかどうかは従来から知られた方法で行うことができる。たとえば、エンジンの回転数や車輪速度などから運転者の発進意思を判断し、発進意思がない場合にHHCを継続すると判断することができる(たとえば特許文献1参照)。
ステップS20においてHHCを継続しないと判断されたら、ステップS22においてHHCによるブレーキ圧を解除する。具体的には、切替弁107、207を解放してホイールシリンダの液圧を解放する。
ステップS20においてHHCを継続すると判断されたら、ステップS24において、システム内のブレーキ力を測定する。具体的には、液圧センサ127a、127b、227でホイールシリンダの液圧を測定し、ブレーキ力に変換する。ステップS16における運転者によるブレーキ入力解除からステップS24での車両のブレーキ力の算出までは極短時間であるので、ステップS24では実質的に運転者によるブレーキ入力解除時の車両のブレーキ力が算出される。ホイールシリンダ側の圧力センサの信号により車両の総ブレーキ力を算出する場合には、マスタシリンダ側の液圧センサを用いて車両の総ブレーキ力を算出するよりも精度の高い総ブレーキ力を算出することができる。これは、キャリパ115a、115b、215に近いところで液圧を測定するので、液損による誤差が小さくなるからである。なお、誤差を許容するなら、マスタシリンダ側の液圧センサを用いて車両の総ブレーキ力を算出しても構わない。
次にステップS26において、車両の停止維持に必要なブレーキ力およびブレーキ圧を計算する。必要なブレーキ力およびブレーキ圧は、車体の重量、傾斜角度等から計算することができる。
ステップS28において、ステップS24で測定されたシステム内のブレーキ力により車両の停止を維持できるかどうかを判断する。具体的には、ステップS24で測定されたシステム内ブレーキ力と、ステップS26で計算される車両の停止維持に必要なブレーキ力と、を比較する。
ステップS28において車両の停止を維持できないと判断されると、ステップS30においてシステム内のブレーキ圧を運転者の操作を介さずに自動的に増圧する。具体的には、高圧吸入弁109を開き液圧ポンプ300を駆動して、切替弁107で液圧を調整してホイールシリンダを増圧する。このときできるだけ速やかに増圧するために、前輪側および後輪側のホイールシリンダを増圧することが好ましい。たとえば、図1に示す実施形態のシステム構成においては、高圧吸入弁109、209を開き、液圧ポンプ300を駆動して、切替弁107、207で液圧を調整して前輪側および後輪側のホイールシリンダを増圧する。
また、ステップS24において計算される運転者によるブレーキ入力解除時のシステム内の総ブレーキ力と、ステップS26により計算される車両の停止維持に必要なブレーキ力との差が所定値以上の場合は、前輪および後輪の両方を増圧することが望ましい。このようにすれば、車両維持に必要なブレーキ力を運転者によるブレーキ解除後に速やかに行うことができる。
一方で、上述のブレーキ力の差が所定値より小さい場合、前輪または後輪の一方のみを増圧するようにしてもよい。このようにすれば、後述するステップS32における前後輪のブレーキ圧配分の変更を速やかに行うことができる。なお、ブレーキ力の差に関する所定値は、車両重量、坂道の勾配の大きさ等に応じて適宜変更可にすることができる。
ステップS30においてホイールシリンダが増圧されるとステップS20に戻る。
一方、ステップS30において車両の停止を維持できると判断されると、ステップS32において、車両全体の総ブレーキ力を、車両の停止維持に必要な総ブレーキ力以上に維持したまま前輪側および後輪側のブレーキ力の配分を変更する。一実施形態において、ブレーキ配分は、ステップS26で計算された総ブレーキ力以上に車両の総ブレーキ力を維持したまま、後輪側のブレーキ力が前輪側のブレーキ力より大きくなるように配分される。たとえば、前輪側のブレーキ力が実質的に0%になり、後輪側のブレーキ力が実質的に100%になるように配分される。後輪側のブレーキ配分を大きくすることで、発進時の挙動変化が小さくなりスムーズに発進できる。このように、後輪側のブレーキ力が前輪側のブレーキ力よりも大きくなるようなブレーキ配分は、車両が上り坂または平坦な路面にある場合に特に有利である。
他の実施形態において、車両が下り坂にある場合に、ブレーキ配分は、ステップS24で測定された総ブレーキ力を維持したまま、前輪側のブレーキ力が後輪側のブレーキ力より大きくなるように配分してもよい。
ブレーキ圧配分を変更するときの液圧ユニットの弁やポンプなどの具体的な操作は液圧ユニットにより様々であるが、たとえば、図1に示す実施形態のシステム構成において前輪側のブレーキ力を増加させる場合は、高圧吸入弁109を開き、DCモータ300により前輪側ポンプ119を作動し、切替弁107で液圧を調整して前輪側のホイールシリンダを増圧する。
また、たとえば図1に示す液圧ユニットにおいて、後輪のブレーキ力を増加させる場合、高圧吸入弁209を開き、DCモータ300により後輪側ポンプ219を作動し、切替弁207で液圧を調整して後輪側のホイールシリンダを増圧する。
他のブレーキ回路および制御方法が、国際公開2008/050744号に記載されている。国際公開2008/050744号に開示されているブレーキ回路および制御方法によりブレーキ力の配分を行うことができる。
ステップS32でブレーキ力の配分を変更したら、再びステップS20に戻る。
以上のように、本発明の一実施形態によれば、自動二輪車が坂道を坂道で停止する場合などに、運転者がブレーキレバー等を離しても、運転者の追加的な操作を必要とせずに確実に車両を停止させておくのに必要なブレーキ力を維持することができ、且つスムーズに発進できるように停止時のブレーキ力の配分を任意に変更できる。

Claims (8)

  1. 車両の停止中に車両の制動力を制御する方法であって、
    (a)車両の停止を検出するステップと、
    (b)運転者によるブレーキ入力解除を検出するステップと、
    (c)運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力を算出するステップと、
    (d)車両の停止維持に必要なブレーキ力を計算するステップと、
    (e)算出された総ブレーキ力で車両の停止を維持できるかどうかを判断するステップと、
    (f)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できないと判断されたときに、前記運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力と、前記車両の停止維持に必要なブレーキ力との差が所定値以上の場合は、前輪および後輪の両方を増圧することによって車両の総ブレーキ力を増加させ、前記ブレーキ力の差が所定値より小さい場合には、前輪または後輪の一方のみを増圧することによって車両の総ブレーキ力を増加させるステップと、
    (g)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できると判断されたときに、車両の総ブレーキ力を車両の停止維持に必要な総ブレーキ力以上に維持したまま、各車輪のブレーキ圧力の配分を変更するステップと、
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、さらに
    (h)車両が停止している路面の勾配を検出するステップを有し、
    前記ステップ(h)における検出においていて路面が上り坂または平坦であることが検出されたときに、前記ステップ(g)において、後輪のブレーキ力が前輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、さらに
    (h)車両が停止している路面の勾配を検出するステップを有し、
    前記ステップ(h)における検出においていて路面が下り坂であることが検出されたときに、前記ステップ(g)において、前輪のブレーキ力が後輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される、方法。
  4. 請求項に記載の方法であって、
    前記ステップ(g)におけるブレーキ力の配分は、後輪側のブレーキ力が実質的に100%であり、前輪側のブレーキ力が実質的に0%になるように配分される、方法。
  5. 車両の停止中に車両の制動力を制御する装置であって、
    (a)車両の停止を検出する手段と、
    (b)運転者によるブレーキ入力解除を検出する手段と、
    (c)運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力を算出する手段と、
    (d)車両の停止維持に必要なブレーキ力を計算する手段と、
    (e)算出された総ブレーキ力で車両の停止を維持できるかどうかを判断する手段と、
    (f)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できないと判断されたときに、前記運転者によるブレーキ入力解除時の車両の総ブレーキ力と、前記車両の停止維持に必要なブレーキ力との差が所定値以上の場合は、前輪および後輪の両方を増圧することによって車両の総ブレーキ力を増加させ、前記ブレーキ力の差が所定値より小さい場合には、前輪または後輪の一方のみを増圧することによって車両の総ブレーキ力を増加させる手段と、
    (g)測定された総ブレーキ力で車両の停止を維持できると判断されたときに、車両の総ブレーキ力を車両の停止維持に必要な総ブレーキ力以上に維持したまま、各車輪のブレーキ圧力の配分を変更する手段と、
    を有する装置。
  6. 請求項に記載の装置であって、さらに
    (h)車両が停止している路面の勾配を検出する手段を有し、
    前記手段(h)における検出においていて路面が上り坂または平坦であることが検出されたときに、前記手段(g)において、後輪のブレーキ力が前輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される、装置。
  7. 請求項に記載の装置であって、さらに
    (h)車両が停止している路面の勾配を検出する手段を有し、
    前記手段(h)における検出においていて路面が下り坂であることが検出されたときに、前記手段(g)において、前輪のブレーキ力が後輪のブレーキ力よりも大きくなるように配分される、装置。
  8. 請求項に記載の方法であって、
    前記手段(g)におけるブレーキ力の配分は、後輪側のブレーキ力が実質的に100%であり、前輪側のブレーキ力が実質的に0%になるように配分される、装置。
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