JP5650023B2 - プリント配線板用銅箔及びそれを用いた積層板 - Google Patents
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Description
本発明に用いることのできる銅箔基材の形態に特に制限はないが、典型的には圧延銅箔や電解銅箔の形態で用いることができる。一般的には、電解銅箔は硫酸銅めっき浴からチタンやステンレスのドラム上に銅を電解析出して製造され、圧延銅箔は圧延ロールによる塑性加工と熱処理を繰り返して製造される。屈曲性が要求される用途には圧延銅箔を適用することが多い。
銅箔基材の材料としてはプリント配線板の導体パターンとして通常使用されるタフピッチ銅や無酸素銅といった高純度の銅の他、例えばSn入り銅、Ag入り銅、Cr、Zr又はMg等を添加した銅合金、Ni及びSi等を添加したコルソン系銅合金のような銅合金も使用可能である。なお、本明細書において用語「銅箔」を単独で用いたときには銅合金箔も含むものとする。
銅箔基材の絶縁基板との接着面の反対側(回路形成予定面側)の表面の少なくとも一部には、被覆層が形成されている。被覆層は、Pt、Pd、及び、Auの少なくともいずれか1種を含んでいる。また、被覆層は、銅箔基材表面から順に積層した、Pt、Pd、及び、Auの少なくともいずれか1種からなる層及び前記3種以外の1種以上の金属からなる層で構成されていてもよい。Pt、Pd、及び、Au以外の金属としては、Ni、Co、Sn及びZnの何れか1種以上を挙げることができる。また、Pt、Pd、及び、Au以外の金属としては、Ni−V、Ni−Sn、Ni−Zn及びNi―Mn等のNi合金を用いてもよい。このように、微量の貴金属を銅箔のエッチング面に付着させると、形成された回路の裾引きが小さくなる。これにより、銅箔の厚みが薄くなくても裾引きが小さい回路を形成することが可能となるため、高密度実装基板の形成が可能となる。さらに貴金属を異種金属で覆うことによって、液体レジストとの密着性が確保され、これにより、従来行われていた前処理の工程が省略可能となるとともに、安定して微細配線パターンが形成できる。
また、被覆の形態は銅箔側の酸化の状態、前処理の影響を受け、銅箔表面が良好に清浄されていれば、「島状」ではなく、「層状」に被覆される。さらに、被覆量を増やすことによっても「層状」に被覆される。本発明の被覆層は、このように島状であっても層状であってもよい。
被覆層の同定はXPS、若しくはAES等表面分析装置にて表層からアルゴンスパッタし、深さ方向の化学分析を行い、夫々の検出ピークの存在によって同定することができる。
被覆層がPtで構成されている場合は、Ptの付着量が200〜2000μg/dm2であり、400〜1050μg/dm2であるのがより好ましい。被覆層がPdで構成されている場合は、Pdの付着量が120〜1200μg/dm2であり、240〜600μg/dm2であるのがより好ましい。被覆層がAuで構成されている場合は、Auの付着量が200〜2000μg/dm2であり、400〜1000μg/dm2であるのがより好ましい。被覆層のPtの付着量が200μg/dm2未満、被覆層のPdの付着量が120μg/dm2未満、及び、被覆層のAuの付着量が200μg/dm2未満であると、それぞれ効果が十分でない。一方、被覆層のPtの付着量が2000μg/dm2、被覆層のPdの付着量が1200μg/dm2、及び、被覆層のAuの付着量が2000μg/dm2を超えると、それぞれ初期エッチング性に悪影響を及ぼす。
本発明に係るプリント配線板用銅箔は、スパッタリング法により形成することができる。このときの銅箔基材の搬送には、リール・ツー・リール方式等の連続搬送方式を用いることができる。このように、リール・ツー・リール方式等の連続搬送方式で銅箔基材を搬送しながらプラズマ中でスパッタリングを行う方法では、スパッタリングにより銅箔基材表面に到達した金属粒子が当該表面で拡散できる時間が短く、金属粒子の付着量が少ない場合、形成された層が島状になり、それが小さければエッチング性に悪影響を与える。本発明に係る被覆層は、初期エッチング性が劣化しない程度に、適度なPt、Pd、及び、Auの少なくともいずれか1種を含む金属で銅箔のエッチング面が覆われていれば、エッチング性が良好となる。このようなスパッタリング法によって銅箔基材の表面の少なくとも一部を、被覆層により被覆する。具体的には、スパッタリング法によって、銅箔のエッチング面側に銅よりもエッチングレートの低いPt、Pd、及び、Auのいずれか1種以上を含む層を形成する。また、好ましくは、Pt、Pd、及び、Auのいずれか1種以上からなる層及び前記3種以外の1種以上の金属からなる層を形成する。被覆層は、スパッタリング法に限らず、例えば、電気めっき、無電解めっき等の湿式めっき法で形成してもよい。なお、本発明の被服層の形成の前に、銅箔の処理面が酸化変色するのを防ぐために、ベンゾトリアゾールのような有機防錆処理を施しておいても良く、NiZnめっき等を施しておいても良い。
本発明に係る銅箔を用いてプリント配線板(PWB)を常法に従って製造することができる。以下に、プリント配線板の製造方法の例を示す。
続いて、レジストパターンの開口部に露出した被覆層を、試薬を用いて除去する。当該試薬としては、塩酸、硫酸又は硝酸を主成分とするものを用いるのが、入手しやすさ等の理由から好ましい。貴金属層は非常に薄いため、製造時の熱履歴で銅箔基材の銅と適度に拡散し合っており、この拡散によって最表層近傍にまで達した銅原子が大気又はレジストの乾燥工程の加熱で酸化され、酸化銅が生成する。拡散により形成された貴金属/銅の合金層中におけるこの酸化銅は酸で容易に溶解するため、同時に貴金属も除去される。よって耐腐食性がある貴金属層であっても、レジストパターンの開口部に露出した部分から容易に除去することが可能となる。
次に、積層体をエッチング液に浸漬する。このとき、エッチングを抑制するPt、Pd、及び、Auのいずれか1種以上を含む被覆層は、銅箔上のレジスト部分に近い位置にあり、レジスト側の銅箔のエッチングは、この被覆層近傍がエッチングされていく速度よりも速い速度で、被覆層から離れた部位の銅のエッチングが進行することにより、銅の回路パターンのエッチングがほぼ垂直に進行する。これにより銅の不必要部分を除去されて、次いでエッチングレジストを剥離・除去して回路パターンを露出することができる。
積層体に回路パターンを形成するために用いるエッチング液に対しては、被覆層のエッチング速度は、銅よりも十分に小さいためエッチングファクターを改善する効果を有する。エッチング液は、塩化第二銅水溶液、又は、塩化第二鉄水溶液等を用いることができる。
また、被覆層を形成する前に、あらかじめ銅箔基材表面に耐熱層を形成しておいてもよい。
上述のように被覆層側からエッチングされて形成されたプリント配線板の銅箔表面の回路は、その長尺状の2つの側面が絶縁基板上に垂直に形成されるのではなく、通常、銅箔の表面から下に向かって、すなわち樹脂層に向かって、末広がりに形成される(ダレの発生)。これにより、長尺状の2つの側面はそれぞれ絶縁基板表面に対して傾斜角θを有している。現在要求されている回路パターンの微細化(ファインピッチ化)のためには、回路のピッチをなるべく狭くすることが重要であるが、この傾斜角θが小さいと、それだけダレが大きくなり、回路のピッチが広くなってしまう。また、傾斜角θは、通常、各回路及び回路内で完全に一定ではない。このような傾斜角θのばらつきが大きいと、回路の品質に悪影響を及ぼすおそれがある。従って、被覆層側からエッチングされて形成されたプリント配線板の銅箔表面の回路は、長尺状の2つの側面がそれぞれ絶縁基板表面に対して65〜90°の傾斜角θを有し、且つ、同一回路内のtanθの標準偏差が1.0以下であるのが望ましい。また、エッチングファクターとしては、回路のピッチが50μm以下であるとき、1.5以上であるのが好ましく、2.5以上であるのが更に好ましい。
(銅箔への被覆層の形成)
実施例1〜15の銅箔基材として、厚さ8μmの圧延銅箔(日鉱金属製C1100)を用意した。圧延銅箔の表面粗さ(Rz)は0.5μmであった。
・到達真空度:1.0×10-5Pa
・スパッタリング圧力:Ar 0.2〜0.4Pa
・スパッタリング電力:300〜4000W
・銅箔搬送速度:分速1〜15m
・ターゲット:
Ni、Cr、Au、Pt、Pd(3N)
上記手順が施された銅箔に、接着剤付きポリイミドフィルム(ニッカン工業製、CISV1215)を7kgf/cm2の圧力、160℃で40分間の加熱プレスで大気雰囲気または不活性雰囲気中で積層させた。一部の銅箔は、窒素雰囲気下で350℃で2時間保持した後に、上記手順でポリイミドフィルムと積層させた。後述するレジストパターン形成まで含めた場合にサンプルが受ける熱履歴は以下の通りである。
・工程1
ラミネート(160℃×40分:大気中)
→レジストパターン形成(85℃×30分+125℃×30分:大気中)
・工程2
PI硬化想定熱処理(350℃×2時間:窒素中)
→ラミネート(160℃×40分:大気中)
→レジストパターン形成(85℃×30分+125℃×30分:大気中)
・工程3
レジストパターン形成(85℃×30分+125℃×30分:大気中)
被覆層のAu,Pd、Ptの付着量測定は、王水で表面処理銅箔サンプルを溶解させ、その溶解液を希釈し、原子吸光分析法で行った。
表層20nmの酸化銅の割合を算出した際のXPS稼動条件を以下に示す。
・装置:XPS測定装置(アルバックファイ社、型式5600MC)
・到達真空度:3.8×10-7Pa
・励起源:単色化 AlKα
・出力:210W
・検出面積:800μmφ
・入射角:15度、45度
・取出角:75度、45度
・中和条件なし
・スパッタ条件
イオン種:Ar+
加速電圧:3kV
掃引領域:3mm×3mm
レート:2.0nm/min(SiO2換算)
透過型電子顕微鏡によって、被覆後、被覆層の断面において、貴金属層中の島状又は層状部分を観察し、島状部分についてはその長軸径を測定した。測定長は1000nmとした。島状部分の長軸径が0.5nm未満の貴金属粒子は装置の分解能上判定が困難であったから、長軸径が0.5nmを超える貴金属粒子を調査対象とした。
・装置:STEM(日立製作所社、型式HD−2000STEM)
・加速電圧:200kV
・倍率:100000倍
上記手順で作製したCCLのエッチング面をアセトンで脱脂し、硫酸(100g/L)に30秒浸漬させて、表面の汚れを取り除いた。次にスピンコーターを用いて液体レジスト(東京応化工業製、OFPR−800LB)をエッチング面に滴下し、乾燥(プリベーク85℃、30分)させた。乾燥後のレジストの厚みは1μmとなるように調製した。その後、露光、現像、乾燥(ポストベーク125℃、30分)工程を経て、10本の回路(30μmピッチ回路(レジストL/S=25μm/5μm))を印刷し、さらに銅箔の不要部分を除去するエッチング処理を以下の条件で実施した。
・塩化第二鉄水溶液:37wt%(ボーメ度:40°)
・液温:50℃
・スプレー圧:0.25MPa
・仕上がり回路ボトム(底部)幅:15μm前後
ここで、図2及び3に、エッチング後のアルカリでレジストを剥離していない回路上部からの写真を示す。このうち、図2は健全部(レジストと銅基材が剥離していない部分)を示し、図3は異常部(レジストと銅基材が一部剥離している部分)を示す。レジストが基材と十分に密着していれば、図2のように金属光沢がレジスト越しに確認できるうえ、回路が直線であることが確認できる。一方、レジストと基材がエッチング中に剥離してしまうと、図3の点線で囲まれた部分のようにレジスト越しに金属光沢は確認できず、さらに健全部と比べるとこの部分は回路の直線性が劣っている。このため、本実施例における耐レジスト剥離性評価では、レジストパターン(L/S=25μm/5μm、10本)中に図3のようなレジスト剥離が5箇所までなら◎、6〜15箇所までなら○、16〜25箇所までなら△、26箇所以上は×とした。耐レジスト剥離性評価後、45℃のNaOH水溶液(100g/L)に1分間浸漬させてレジストを剥離した。
エッチングファクターは、末広がりにエッチングされた場合(ダレが発生した場合)、回路が垂直にエッチングされたと仮定した場合の、銅箔上面からの垂線と樹脂基板との交点からのダレの長さの距離をaとした場合において、このaと銅箔の厚さbとの比:b/aを示すものであり、この数値が大きいほど、傾斜角は大きくなり、エッチング残渣が残らず、ダレが小さくなることを意味する。図4に、回路パターンの一部の表面写真と、当該部分における回路パターンの幅方向の横断面の模式図と、該模式図を用いたエッチングファクターの計算方法の概略とを示す。このaは回路上方からのSEM観察により測定し、エッチングファクター(EF=b/a)を算出した。このエッチングファクターを用いることにより、エッチング性の良否を簡単に判定できる。さらに、傾斜角θは上記手順で測定したa及び銅箔の厚さbを用いてアークタンジェントを計算することにより算出した。これらの測定範囲は回路長600μmで、12点のエッチングファクター、その標準偏差及び傾斜角θの平均値を結果として採用した。
厚さ8μmの圧延銅箔(日鉱金属製C1100)への表面処理の際に、以下のスパッタリングターゲットでAu、Pt、Pd以外の金属の層(第1層)を成膜した後に、これらの上にAu、Pt、Pd層(第2層)を成膜した。
ターゲット:
Ni、Co、Sn、Zn(3N)、Ni−7wt%V、Ni−25wt%Zn、Ni−20wt%Sn、Ni−20wt%Mn、Ni−70wt%Cu、Ni−18wt%Zn−64wt%Cu
他は例1と同様の手順でエッチングサンプルを作製し、各種評価を行った。
厚さ8μmの圧延銅箔(日鉱金属製C1100)への表面処理の際に、例2とは逆にAu、Pt、Pdを下地層(第1層)として、その上に他の金属の層(第2層)を形成した。
他は例1と同様の手順でエッチングサンプルを作製し、各種評価を行った。
銅層厚さ8μmのメタライジングCCL(日鉱金属製マキナス、銅層側Ra0.01μm、タイコート層の金属付着量Ni1780μg/dm2、Cr360μg/dm2)に例1の手順でPdを蒸着させ、エッチング性を評価した。
厚さ8μmの圧延銅箔(日鉱金属製C1100)に表面処理を施さず、例1と同様の手順でエッチングサンプルを作製し、各種評価を行った。
例2と同様の手順でエッチングサンプルを作製し、各種評価を行った。
例1〜6の各測定結果を表1〜4に示す。
実施例では、いずれもエッチングファクターが大きく且つバラツキもなく、矩形方に近い断面の回路を形成することができた。
貴金属層の下地に貴金属以外の金属の層を形成した実施例16〜25は、銅の酸化が抑制され、レジスト剥離もなく、裾引きが小さい回路を形成できた。逆に貴金属層を下地とした実施例26〜29も、銅の酸化が抑制され、レジスト剥離もなく、裾引きが小さい回路を形成できた。
比較例2、4、6、8〜16は、レジスト剥離は起こらなかったものの、初期エッチング性が悪く、回路を形成することができなかった。
比較例3、5、7、17は貴金属の付着量が少なく、銅の酸化が進行し、レジストが剥離した。
Claims (11)
- 銅箔基材と、該銅箔基材のエッチング側表面の少なくとも一部を被覆する被覆層とを備えたプリント配線板用銅箔であって、
前記被覆層が、Pt、Pd、及び、Auの少なくともいずれか1種からなる層及び前記3種以外の1種以上の金属からなる層で構成され、
前記被覆層には、Auが200〜2000μg/dm2、Ptが200〜2000μg/dm2、Pdが120〜1200μg/dm2の被覆量で存在し、
前記Pt、Pd、及び、Au以外の金属の層が、Ni、Co、Sn及びZnの何れか1種以上の単体層又は合金層であり、Niが1500μg/dm 2 以下、Coが1500μg/dm 2 以下、Snが1200μg/dm 2 以下、Znが1092μg/dm 2 以上1200μg/dm 2 以下の被覆量で存在し、
CCL製造工程の熱履歴を受けて、20nmの深さまでの表層の2価のCuの酸化物の原子数の割合である(2価のCuの酸化物の原子数)/{(1価のCuの酸化物の原子数)+(単体のCuの原子数)}(%)が80%以下となるプリント配線板用銅箔。 - Auが400〜1000μg/dm2、Ptが400〜1050μg/dm2、Pdが240〜600μg/dm2の被覆量で存在する請求項1に記載のプリント配線板用銅箔。
- 前記Pt、Pd、及び、Au以外の金属の層が、Ni合金層である請求項1又は2に記載のプリント配線板用銅箔。
- 前記Ni合金層が、被覆量が1500μg/dm2以下のNi及び500μg/dm2以下のVからなるNi−V合金層、被覆量が1500μg/dm2以下のNi及び500μg/dm2以下のSnからなるNi−Sn合金層、被覆量が1500μg/dm2以下のNi及び1100μg/dm2以下のZnからなるNi−Zn合金層、又は、被覆量が1500μg/dm2以下のNi及び500μg/dm2以下のMnからなるNi−Mn合金層である請求項1〜3のいずれかに記載のプリント配線板用銅箔。
- 最表層に、クロム層若しくはクロメート層、及び/又は、シラン処理層で構成された防錆処理層が形成された請求項1〜4のいずれかに記載のプリント配線板用銅箔。
- プリント配線板がフレキシブルプリント配線板である請求項1〜5のいずれかに記載のプリント配線板用銅箔。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の銅箔で構成された圧延銅箔又は電解銅箔を準備する工程と、前記銅箔の被覆層をエッチング面として該銅箔と樹脂基板との積層体を作製する工程と、前記積層体を塩化第二鉄水溶液又は塩化第二銅水溶液を用いてエッチングし、銅の不必要部分を除去して銅の回路を形成する工程とを含む電子回路の形成方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の銅箔と樹脂基板との積層体。
- 銅層と樹脂基板との積層体であって、前記銅層の表面の少なくとも一部を被覆する請求項1〜6のいずれかに記載の被覆層を備えた積層体。
- 前記樹脂基板がポリイミド基板である請求項8又は9に記載の積層体。
- 請求項8〜10のいずれかに記載の積層体を材料としたプリント配線板。
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