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JP5533323B2 - 移動量推定装置及び移動量推定方法 - Google Patents

移動量推定装置及び移動量推定方法 Download PDF

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JP5533323B2 JP2010140320A JP2010140320A JP5533323B2 JP 5533323 B2 JP5533323 B2 JP 5533323B2 JP 2010140320 A JP2010140320 A JP 2010140320A JP 2010140320 A JP2010140320 A JP 2010140320A JP 5533323 B2 JP5533323 B2 JP 5533323B2
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Description

本発明は、移動量推定装置及び移動量推定方法に関する。
従来、物体の移動量を検出する物体検出装置が知られている。この物体検出装置は、所定時間間隔の2つの画像に基づいて画像上の特徴点の移動ベクトルであるオプティカルフローを算出する。そして、物体検出装置は、生成したオプティカルフローに基づいて物体の移動量を検出する(特許文献1参照)。
特開2008−97126号公報
しかし、従来の物体検出装置では、移動量の推定精度に向上の余地があった。例えば、従来の物体検出装置では、車両のライトやバンパー部分などの前面又は後面から特徴点を決定してオプティカルフローを算出している。しかし、車両の前面又は後面は車両全体からすると小さい領域であり、情報量が少なく、推定精度を低下させる原因となってしまう。このため、フロントガラスやリアガラスを含む車両前側や後側の全体から特徴点を決定しようとすると、バンパー部分とガラス部分において奥行き差があり、情報量が増加しても移動量の推定精度自体は低下してしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、移動量の推定精度を向上させることが可能な移動量推定装置及び移動量推定方法を提供することにある。
本発明の移動量推定装置は、所定領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像にて得られた画像からオプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出手段と、仮定された車両側面と路面との交線となる線分である接地線分を推定する接地線分推定手段と、前記接地線分推定手段により推定された接地線分を含む鉛直上方に伸びる面内に、前記オプティカルフロー算出手段により算出されたオプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローから実空間におけるベクトルを算出するベクトル算出手段と、前記ベクトル算出手段により算出されたベクトルをクラスタリングするクラスタリング手段と、前記クラスタリング手段によるクラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルから、車両の移動量を推定する移動量推定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、仮定された車両側面と路面との交線となる接地線分を含む鉛直上方に伸びる面内に、オプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローの実空間におけるベクトルを算出する。このように、車両側面を含む面内にオプティカルフローが存在すると仮定して、実空間におけるベクトルを算出するため、実空間のベクトルから移動量を推定することができ、移動量推定の正確性を向上させることができる。特に、実空間における車両側面のベクトルであるため、車両が走行時において車両横方向の移動量が少ないことから、車両側面のベクトルから移動量を推定することで、車両前面や後面から推定するよりも推定誤差を軽減し易くできる。従って、移動量の推定精度を向上させることができる。
本実施形態に係る移動量推定装置の概略構成図である。 図1に示した車両の走行状態を示す上面図である。 図1に示した計算機の詳細を示すブロック図である。 図3に示した領域設定部により設定される仮想面の一例を示す図である。 図3に示したベクトル算出部による実空間のベクトルの算出の様子を示す図であって、(a)は撮像画像を示し、(b)は実空間のベクトルを示している。 本実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、仮想面の設定までの処理を示している。 本実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、移動量の推定までの処理を示している。 第2実施形態に係る移動量推定装置の概略構成図である。 第2実施形態に係る移動量推定装置による接地線分の推定方法を説明する上面図である。 第2実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、仮想面の設定までの処理を示している。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る移動量推定装置1の概略構成図である。図1に示すように、移動量推定装置1は、車両V1に搭載され、カメラ(撮像手段)10と、立体物検出レーダ(立体物検出手段)20と、計算機30とを備えている。
図1に示すカメラ10は、車両V1の後方における高さhの箇所において、光軸が水平から下向きに角度θとなるように取り付けられている。カメラ10は、この位置から所定領域を撮像するようになっている。立体物検出レーダ20は、車両Vの後方にレーザ光を照射し、反射光から立体物の位置及び距離に応じた情報を収集するものである。この立体物検出レーダ20のレーザ光照射範囲は、少なくともカメラ10の撮像範囲をカバーするように照射可能となっている。計算機30は、車両後方側の立体物について移動量を推定するものである。なおここで、本実施形態においては上述の通り立体物検出レーダ20をレーザレーダとして記載するが、例えばミリ波レーダ等の他の方式のレーダ装置を用いても良い。
図2は、図1に示した車両V1の走行状態を示す上面図である。図2に示すように、カメラ10は、所定の画角aで車両後方側を撮像する。このとき、カメラ10の画角内には自車両V1が走行する車線に加えて、その左右の車線についても撮像可能となっている。
図3は、図1に示した計算機30の詳細を示すブロック図である。なお、図3においては、接続関係を明確とするためにカメラ10及び車速センサ20についても図示するものとする。
図3に示すように、計算機30は、領域設定部(接地線分推定手段、立体物検出手段)31と、ベクトル算出部(オプティカルフロー算出手段、ベクトル算出手段)32と、移動量推定部(移動量推定手段、クラスタリング手段、車両判断手段)33とを備えている。
領域設定部31は、接地線分を推定するものである。接地線分は、仮定された車両側面と路面との交線となる線分である。接地線分を求めるにあたり領域設定部31は、立体物検出レーダ20からの情報に基づいて、自車両周辺の立体物の外形位置を検出する。
具体的に説明すると、領域設定部31は、立体物検出レーダ20からの反射光により、周囲の立体物の自車両に対する位置を特定することができる。図2に示すように、立体物検出レーダ20は車両後方にレーザ光を照射しているため、領域設定部31は自車両V1の後方側に位置する他車両V2の外形位置P1,P2を検出可能となっている。
領域設定部31は、上記のように検出した外形位置P1,P2のうち、車線に沿っている外形位置P1を直線近似し、近似直線の垂線から接地線分Lを推定する。このように、領域設定部31は、仮定的に車両側面を特定し、その側面と路面との交線となる接地線分Lを推定することとなる。
また、領域設定部31は、接地線分Lを算出した後、仮想面を設定するものである。図4は、図3に示した領域設定部31により設定される仮想面の一例を示す図である。図4に示すように、領域設定部31は、接地線分Lを含む鉛直上方に伸びる面を仮想面ISとして設定する。なお、仮想面ISの高さhISは、所定高さに限定されている。所定高さは、後述する演算コストが多大とならず、且つ一般的な車両の高さが含まれるように予め決定されている。これにより、車両側面部を含みつつ不要な領域を含まないようにすることができる。また、領域設定部31は、仮想面ISの情報をベクトル算出部32に送信する。
ベクトル算出部32は、カメラ10による撮像にて得られた撮像画像データを入力し、撮像画像データからオプティカルフローを算出するものである。オプティカルフローは、例えば特開2008−97126号公報に記載のようにして算出することができる。このベクトル算出部32によりオプティカルフローが得られ、オプティカルフローの始点座標を(xs,ys)とし、終点座標を(xe,ye)とすると、得られる結果は、以下のようになる。
Figure 0005533323
なお、mは正の整数である。また、座標系は図4に示すように画像縦方向がX軸とされ、画像横方向がY軸とされる。
また、ベクトル算出部32は、算出したオプティカルフローが仮想面IS内に存在すると仮定し、オプティカルフローから実空間のベクトルを算出するものである。図5は、図3に示したベクトル算出部32による実空間のベクトルの算出の様子を示す図であって、(a)は撮像画像を示し、(b)は実空間のベクトルを示している。
例えばオプティカルフローは図5(a)に示すように算出される。このオプティカルフローOPは画像上において座標を特定できるが、画像上ではオプティカルフローを示す立体物の位置(特に奥行き)が不明であるため、実空間上でのベクトルは不明となる。そこで、ベクトル算出部32は、図5(b)に示すようにオプティカルフローOPが仮想面IS内に存在すると仮定して、実空間におけるベクトルとして算出する。この際、ベクトル算出部32は、各種計算処理を行ってオプティカルフローOPから実空間におけるベクト
ルを算出する。なお、背景等については、自車両V1が走行している場合、車両後方に向けてオプティカルフローOPが発生する。
具体的に説明すると、ベクトル算出部32は以下の処理を実行する。まず、撮像画像上の点は奥行きが不明であるとすると、以下の式を満足する。
Figure 0005533323
ここで、X0〜Z0はカメラ10の位置を示し、DX〜DZが画像上の座標(x,y)から決定される値である。また、tは変数である。
また、仮想面ISは以下の方程式により表現することができる。
Figure 0005533323
ベクトル算出部32は、式(1)を式(2)に代入する。これにより、式(1)に示す変数tを求める。この結果、3次元の座標を求めることができ、オプティカルフローOPの始点及び終点は、以下に示すように実空間の座標に変換される。
Figure 0005533323
また、ベクトル算出部32は、実空間の座標を求めた後、以下の式(3)からベクトルを算出する。
Figure 0005533323
なお、式(3)に示すベクトルは仮想面IS内のベクトルであるため、仮想面IS内の互いに独立な2つのベクトルに分離可能である。従って、ベクトル算出部32は、以下の式(4)に示すようにベクトルを分離する。
Figure 0005533323
なお、(L0,L1,L2)及び(L3,L4,L5)は仮想面IS内の互いに独立なベクトルであるとする。
また、v1,v2〜vmはベクトル成分xx,yyで表現でき、以下のように表現される。
Figure 0005533323
再度、図3を参照する。移動量推定部33は、ベクトル算出部32により算出されたベクトルv1〜vmに基づいて他車両V2の移動量を推定するものである。移動量の推定にあたり移動量推定部33は、まず、ベクトルv1〜vmをクラスタリングして、クラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルから、他車両V2の移動量を推定するものである。クラスタリングは、Nearest Neighbor法やK-Means法など
、既存の手法が採用されてもよいし、これらの近似手法が採用されてもよい。なお、最大クラスタに属するベクトルをベクトルvb1〜vbn(nはm以下の正の整数)とする。
このクラスタリングにより、図5(b)に示す車両後方に向いたオプティカルフローOPが除去される。すなわち、背景等は自車両V1が定速走行していたとしても、カメラ10との距離の関係からオプティカルフローOPの長さが異なってくる。このため、背景等のオプティカルフローOPは最大クラスタに属することはなく、車両後方に向いたオプティカルフローOPは除去される。
より詳細に移動量推定部33は、最大クラスタに属するベクトルvb1〜vbnの平均値に基づいて他車両V2の移動量vを推定する。すなわち、移動量推定部33は、以下の式(5)から他車両V2の移動量vを推定する。
Figure 0005533323
以上のように、本実施形態に係る移動量推定装置1は、仮定された車両側面を含む仮想面IS内にオプティカルフローOPが存在すると仮定して、実空間におけるベクトルv1〜vmを算出するため、実空間のベクトルv1〜vmから移動量を推定することができ、移動量推定の正確性を向上させることができる。特に、実空間における車両側面のベクトルv1〜vmであるため、車両が走行時において車両横方向の移動量が少ないことから、そのベクトルから移動量を推定することで、車両前面や後面から推定するよりも推定誤差を軽減し易くできる。
次に、本実施形態に係る移動量推定方法を説明する。図6は、本実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、仮想面ISの設定までの処理を示している。図6に示すように、まず、領域設定部31は、立体物検出レーダ20からの情報に基づいて立体物の外形位置P1,P2を検出する(S1)。
次に、領域設定部31は、ステップS1において検出された外形位置P1,P2のうち、車線に沿うものを抽出する(S2)。次いで、領域設定部31は、車線に沿う外形位置P1を直線近似し、近似直線から接地線分Lを推定する(S3)。推定後、領域設定部31は、ステップS1において検出された外形位置P1,P2の検出数が予め定められた所定値以上であるか否かを判断する(S4)。なお、上記予め定められた所定値は、通常の車両であれば検出されるはずである外形位置P1,P2の検出数を予め実験等によって求めて、予め設定したものである。
外形位置P1,P2の検出数が所定値以上でないと判断した場合(S4:NO)、領域設定部31は、他車両V2が存在しないと判断し(S5)、その後図6に示す処理は終了する。すなわち、他車両V2が存在する場合、或る程度の検出数が得られることから、検出数が所定値に満たない場合、領域設定部31は、他車両V2が存在しないと判断する。
一方、外形位置P1,P2の検出数が所定値以上であると判断した場合(S4:YES)、領域設定部31は、他車両V2が存在すると判断し(S6)、仮想面ISを設定する(S7)。その後、図6に示す処理は終了する。
図7は、本実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、移動量の推定までの処理を示している。図7に示すように、まず、ベクトル算出部32は、撮像画像データからオプティカルフローOPを算出する(S11)。次いで、ベクトル算出部32は、上記した各式からオプティカルフローOPを実空間上のベクトルv1〜vmに変換する(S12)。この際、ベクトル算出部32は、上記したようにオプティカルフローOPが仮想面IS内に存在すると仮定して、ベクトルv1〜vmを算出する。
その後、移動量推定部33は、ステップS12において変換されたベクトルv1〜vmをクラスタリングする(S13)。そして、移動量推定部33は、最大クラスタに属するベクトル数が予め定められた所定数以上であるか否かを判断する(S14)。所定数以上でないと判断した場合(S14:NO)、移動量推定部33は、オプティカルフローOPが得られた対象が他車両V2でなかったと判断する(S15)。すなわち、他車両V2が自車両V1の後方に存在しないと判断する。ここで、他車両V2が存在する場合、或る程
度のベクトル数が得られる。図5(b)に示すように、他車両V2のベクトルは基本的に同じとなる。このため、最大クラスタに属するベクトル数はある程度の数だけ確保されることとなる。よって、最大クラスタに属するベクトル数が所定数以上でないと判断した場合(S14:NO)、移動量推定部33は他車両V2が自車両V1の後方に存在しないと判断する。そして、図7に示す処理は終了する。なお、上記ベクトル数の所定数は、予め実験等によって求められた、車両であれば検出されるはずのベクトル数を予め設定した値である。
一方、最大クラスタに属するベクトル数が所定数以上であると判断した場合(S14:YES)、移動量推定部33は、オプティカルフローOPが得られた対象が他車両V2であったと判断する(S16)。すなわち、他車両V2が自車両V1の後方に存在すると判断する。そして、移動量推定部33は、他車両V2の移動量を推定する(S17)。移動量の算出については、上記したように平均化等を行うとよい。その後、図7に示す処理は終了する。
このようにして、本実施形態に係る移動量推定装置1及び移動量推定方法によれば、仮定された車両側面と路面との交線となる接地線分Lを含む鉛直上方に伸びる仮想面IS内に、オプティカルフローOPが存在すると仮定し、当該オプティカルフローOPの実空間におけるベクトルを算出する。このように、車両側面を含む仮想面IS内にオプティカルフローOPが存在すると仮定して、実空間におけるベクトルv1〜vmを算出するため、実空間のベクトルv1〜vmから移動量を推定することができ、移動量推定の正確性を向上させることができる。特に、ベクトルv1〜vmは実空間における車両側面のベクトルであるため、車両が走行時において車両横方向の移動量が少ないことから、そのベクトルv1〜vmから移動量を推定することで、車両前面や後面から推定するよりも推定誤差を軽減し易くできる。従って、移動量の推定精度を向上させることができる。
また、算出されたベクトルv1〜vmをクラスタリングし、クラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルvb1〜vbnから、車両の移動量を推定する。基本的に接地線分を含む鉛直上方に伸びる仮想面IS内のうち車両に該当する部分のベクトルは同じとなる。また、仮想面IS内のうち背景に該当する部分などは上記ベクトルとは異なったベクトルとなる。よって、クラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルvb1〜vbnから車両の移動量を推定することで、移動量を推定することができる。特に、クラスタリングを行っているため、車両部分におけるベクトルにノイズ等が含まれて、不正確となったとしても、これを除去することができる。従って、一層移動量の推定精度を向上させることができる。
最大クラスタのベクトル数が所定数以上のときに他車両V2が存在すると判断し、所定数未満ときに他車両V2が存在しないと判断する。ここで、他車両V2が存在する場合、他車両V2自体の各ベクトルは基本的に同じベクトルとなることから、最大クラスタのベクトル数が所定数以上となる。一方、車両が存在しない場合、背景等の様々なベクトルが含まれて最大クラスタのベクトル数が所定数以上とならない。従って、最大クラスタのベクトル数から他車両V2の存否を判断することができる。
また、最大クラスタに属するベクトルvb1〜vbnの平均値に基づいて他車両V2の移動量を推定するため、最大クラスタに属するベクトルvb1〜vbnにノイズが含まれていたとしても平均化でき、一層移動量の推定精度を向上させることができる。
また、オプティカルフローOPが存在すると仮定する仮想面ISを路面から所定高さに限定するため、所定高さ範囲内の仮想面ISを対象に演算を行うだけでよく、演算コストを抑制することができる。
また、検出された立体物の外形位置P1,P2のうち、車線に沿っている外形位置P1を直線近似し、当該近似直線の垂線から接地線分Lを推定するため、実際の他車両V2から接地線分Lを推定することとなり、接地線分Lの推定精度を向上させることができる。これにより、仮想面ISを精度良く車両側面と一致させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る移動量推定装置1及び移動量推定方法は、第1実施形態のものと同様であるが、一部構成及び処理内容が異なっている。以下、相違点について説明する。
図8は、第2実施形態に係る移動量推定装置2の概略構成図である。図8に示すように、第2実施形態に係る移動量推定装置2は、立体物検出レーダ20を備えていない。このため、領域設定部31による接地線分Lの推定方法が第1実施形態と異なっている。
図9は、第2実施形態に係る移動量推定装置2による接地線分Lの推定方法を説明する上面図である。図9に示すように、第2実施形態において領域設定部31は、白線認識などにより車線区分線L’を認識し、車線区分線L’から予め定められた所定距離dだけ離れた位置を接地線分Lであると推定する。このように第2実施形態では車線区分線L’から接地線分Lを推定するため、演算コストが低減される。なお、所定距離dは、実際に隣接車線を走行する車両の走行位置(車線区分線L’からの距離)を複数サンプリングし、サンプリングした複数の距離の平均値や統計処理によって求められた最頻値等を予め設定したものである。
なお、第2実施形態において仮想面ISの設定精度は第1実施形態よりも低くなる可能性があるが、所定距離dを適切に設定すれば、仮想面ISは本来設定すべき仮想面ISと差が大きくなり過ぎず、実用上は問題が無い。また、上記に代えて、領域設定部31はカメラ10(自車両V1)からの相対位置から接地線分Lを推定するようにしてもよい。
図10は、第2実施形態に係る移動量推定方法を示すフローチャートであって、仮想面ISの設定までの処理を示している。図10に示すように、まず、領域設定部31は接地線分Lを推定する(S21)。推定方法は上記した通り、車線区分線L’から所定距離dだけ離れた位置を接地線分Lとする。その後、領域設定部31は、仮想面ISを設定する(S22)。仮想面ISの設定方法は、図6に示したステップS7と同様である。
このようにして、第2実施形態に係る移動量推定装置2及び移動量推定方法によれば、第1実施形態と同様に、移動量の推定精度を向上させることができ、他車両V2の存否を判断することができ、演算コストを抑制することができる。また、接地線分Lの推定精度を向上させることができる。
さらに、第2実施形態によれば、車線区分線L’から所定距離dだけ離れた位置を接地線分Lと推定するため、接地線分Lの推定にあたり演算コストを抑制できると共に、装置構成の簡素化を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものでは無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、第1実施形態に係る移動量推定装置1は、立体物検出レーダ20を備えているが、これに限らず、他車両V2の位置を検出できるものであれば、ソナー等を用いてもよい。
1…移動量推定装置
10…カメラ(撮像手段)
20…立体物検出レーダ(立体物検出手段)
30…計算機
31…領域設定部(接地線分推定手段、立体物検出手段)
32…ベクトル算出部(オプティカルフロー算出手段、ベクトル算出手段)
33…移動量推定部(移動量推定手段、クラスタリング手段、車両判断手段)
a…画角
d…所定距離
IS…仮想面
L…接地線分
L’…車線区分線
OP…オプティカルフロー
P1,P2…検出位置
V1…自車両
V2…他車両

Claims (8)

  1. 所定領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像にて得られた画像からオプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出手段と、
    仮定された車両側面と路面との交線となる線分である接地線分を推定する接地線分推定手段と、
    前記接地線分推定手段により推定された接地線分を含む鉛直上方に伸びる面内に、前記オプティカルフロー算出手段により算出されたオプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローから実空間におけるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
    前記ベクトル算出手段により算出されたベクトルをクラスタリングするクラスタリング手段と、
    前記クラスタリング手段によるクラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルから、車両の移動量を推定する移動量推定手段と、
    を備えることを特徴とする移動量推定装置。
  2. 前記最大クラスタのベクトル数が予め定められた所定数以上のときに車両が存在すると判断し、所定数未満ときに車両が存在しないと判断する車両判断手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の移動量推定装置。
  3. 前記移動量推定手段は、前記最大クラスタに属するベクトルの平均値に基づいて、車両の移動量を推定する
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の移動量推定装置。
  4. 所定領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像にて得られた画像からオプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出手段と、
    仮定された車両側面と路面との交線となる線分である接地線分を推定する接地線分推定手段と、
    前記接地線分推定手段により推定された車両側面の接地線分から鉛直上方に伸びる面内に、前記オプティカルフロー算出手段により算出されたオプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローから実空間におけるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
    前記ベクトル算出手段により算出されたベクトルに基づいて、車両の移動量を推定する移動量推定手段と、
    を備えることを特徴とする移動量推定装置。
  5. 前記接地線分推定手段は、車線区分線から予め定められた所定距離だけ離れた位置を接地線分と推定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動量推定装置。
  6. 所定領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像にて得られた画像からオプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出手段と、
    仮定された車両側面と路面との交線となる線分である接地線分を推定する接地線分推定手段と、
    前記接地線分推定手段により推定された接地線分を含む鉛直上方に伸びる面内に、前記オプティカルフロー算出手段により算出されたオプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローから実空間におけるベクトルを算出するベクトル算出手段と、
    前記ベクトル算出手段により算出されたベクトルに基づいて、車両の移動量を推定する移動量推定手段と、
    自車両周辺の立体物の外形位置を検出する立体物検出手段と、を備え、
    前記接地線分推定手段は、前記立体物検出手段により検出された立体物の外形位置のうち、車線に沿っている外形位置を直線近似し、当該近似直線の垂線から接地線分を推定する
    ことを特徴とする移動量推定装置。
  7. オプティカルフローが存在すると仮定する面は、路面から予め定められた所定高さに限定される
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の移動量推定装置。
  8. 所定領域を撮像する撮像手段による撮像にて得られた画像からオプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出工程と、
    車両側面と路面との交線となる線分である接地線分を推定する接地線分推定工程と、
    前記接地線分推定工程において推定された接地線分を含む鉛直上方に伸びる面内に、前記オプティカルフロー算出工程において算出されたオプティカルフローが存在すると仮定し、当該オプティカルフローの実空間におけるベクトルを算出するベクトル算出工程と、
    前記ベクトル算出工程において算出されたベクトルをクラスタリングするクラスタリング工程と、
    前記クラスタリング工程におけるクラスタリングの結果、ベクトル数が最も多い最大クラスタに属するベクトルから、車両の移動量を推定する移動量推定工程と、
    ことを特徴とする移動量推定方法。
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