Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP5527764B2 - 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ - Google Patents

雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5527764B2
JP5527764B2 JP2010039168A JP2010039168A JP5527764B2 JP 5527764 B2 JP5527764 B2 JP 5527764B2 JP 2010039168 A JP2010039168 A JP 2010039168A JP 2010039168 A JP2010039168 A JP 2010039168A JP 5527764 B2 JP5527764 B2 JP 5527764B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inclined portion
male
slider
connector
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010039168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011175867A (ja
Inventor
博幸 松本
進也 正田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2010039168A priority Critical patent/JP5527764B2/ja
Priority to EP11155232.9A priority patent/EP2362498B1/en
Priority to CN201110043441.6A priority patent/CN102195202B/zh
Priority to US13/033,173 priority patent/US8206170B2/en
Publication of JP2011175867A publication Critical patent/JP2011175867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5527764B2 publication Critical patent/JP5527764B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6275Latching arms not integral with the housing

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、雄型コネクタ及び雌型コネク並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ
タに係り、さらに詳しくはこれらのコネクタの結合時に半嵌合状態を検知できる雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタに関するものである。
近年、自動車には、多数の電気、電子機器及びマイクロコンピュータなどが搭載されて、このマイクロコンピュータによって、これらの電気、電子機器が制御されるようになっている。これらの電気、電子機器は、ワイヤーハーネスやフラットケーブル等の接続線で接続されている。これらの接続線は、部品の組立てやメンテナンスなどを考慮して、接続が簡単でしかも取外しが自在な一対の雌雄コネクタを介して行われている。この種の雌雄コネクタは、様々なタイプのものが製品化されて使用されているが、結合不良が発生すると故障の原因となるので、これらの結合時にその結合状態、すなわち結合時に発生し易い不完全結合、いわゆる半嵌合状態を検知できるようにしたコネクタが提案されている。
例えば、下記特許文献1には、半嵌合状態の有無を検知できるようにしたコネクタの嵌合構造が開示されている。以下、図10、図11を参照して、この特許文献1に開示されているコネクタを説明する。なお、図10は雌雄コネクタの分解斜視図、図11は雌雄コネクタが結合された状態の断面図である。
このコネクタは、一対の雄型コネクタと雌型コネクタとからなり、結合時に半嵌合が検知できる嵌合構造となっている。一方の雄型コネクタ20は、所定本数のソケットコンタクト21(図11参照)と、これらのソケットコンタクトが収容される端子収容室を有する雄型ハウジング22とを備え、この雄型ハウジング22は、前方が開口したコネクタハウジング22Aと、その上部にスライダー30を摺動可能に装着するための専用ハウジング22Bとで構成されている。専用ハウジング22Bは、その両側端にスライダー本体の両側部を案内するガイド溝23が設けられていると共に、該ガイド溝23の後端に筒状のバネ収容部22Cが設けられている。中央には嵌合方向に沿って可撓部材からなる片持ち型のロックアーム24が一体的に設けられている。ロックアーム24は、その上部に傾斜面を有するロックビーク25を備え、その先端下部に雌型ハウジング41に係止される係合突起からなるハウジングロック26が設けられている。また、ハウジングロック26に対峙した上部には、ロックアーム24自体の変位を阻止するための変位防止突起26aが形成されている。このロックアーム24は、両側にスライダーアームの当接突起を挿入するための側方空間27aが設けられている。
スライダー30は、前方下部の両側端に一対の当接突起34を有する片持ち型の可撓性を有するスライダーアーム32がスライダー本体31内の略中央に設けられており、上部後端に嵌合解除時に操作する押圧部35と、スライダーアーム32と押圧部35に跨がって貫通したスライド溝33と、下部後端の両側に圧縮バネ38を保持するバネ受け部36とを有している。また、スライダー本体31の前端には、ロックアーム24の変位を阻止するための変位防止部37が形成されている。
このスライダー30は、雄型コネクタ20へ組付けられる。その組付けは、まず、雄型コネクタ20の前方からスライダー収容部27内に圧縮バネ38が収容されて、スライダー30が押し込まれる。この押し込みにより、スライダー30のスライダーアーム32の両側下端に設けられた当接突起34がロックアーム24の両側に設けられた側方空間27a内に配置される。そして、バネ収容部22C内に圧縮バネ38が収容されると共に、スライダー30のスライド溝33内にロックアーム24上のロックビーク25が嵌まり込むことでスライダー30が摺動可能な状態に装着される。これにより、スライダー30は、圧縮バネ38の反発力によって前方に付勢されて、押圧部35の前端がスライド溝33内のロックビーク25に係止されると共に、ロックアーム24先端の変位防止突起26aがスライダー30前端下面の変位防止部37に当接することでロックアーム24の上方への変位が阻止される。
他方の雌型コネクタ40は、所定本数のピンコンタクト45(図11参照)と、これらのコンタクトが収容される端子収容室を有する雌型ハウジング41とを備え、この雄型ハウジングは、前方に開口したハウジング挿入口46を備え、そのハウジング41上の一面にコネクタ嵌合時にスライダー30の当接突起34に当接する一対のストッパ突起42と、該ストッパ突起42間にロックアーム24を撓ませるための傾斜面を有する傾斜突起43と、該傾斜突起43の後端に係合突起であるハウジングロック26を係合する係合溝44が設けられている。
以下、雌型コネクタ40に雄型コネクタ20が嵌合結合される、その結合作用を説明する。雌型コネクタ40に雄型コネクタ20が差込まれると、雌型コネクタ40のストッパ突起42が雄型コネクタ20のロックアーム24両側の側方空間27a内に挿入されて、ストッパ突起42がスライダー30の当接突起34に当接する。この当接時点から圧縮バネ38の反発力が発生する。なお、この段階では雄型コネクタ20側のソケットコンタクト21内には雌型コネクタ40側のピンコンタクト45は嵌挿されていない。さら差込まれると、圧縮バネ38に抗してスライダー30が後方へ押し込まれ、ロックアーム24先端のハウジングロック26が雌型コネクタ40の傾斜突起43に当接する。この段階でピンコンタクト45はソケットコンタクト21内に嵌挿されるが、電気的に完全な接触状態にはない。仮に、この半嵌合状態で押し込み動作を停止すると圧縮バネ38の反発力で嵌合方向とは逆の離脱方向に双方の雌・雄型コネクタ40、20が押し戻されて、半嵌合状態であることが容易に検知できる。
次に、さらに差込まれると、スライダー30のスライダーアーム32がロックビーク25により上方に撓まされることでストッパ突起42とスライダー30の当接突起34との当接状態が解除される。そして、ロックアーム24先端のハウジングロック26が傾斜突起43を乗り越えて係合溝44内に落ち始める。圧縮バネ38の反発力でスライダーアーム32がストッパ突起42を乗り越えると共に、ハウジングロック26が係合溝44内に係止される。これにより、スライダー30は圧縮バネ38の反発力により初期位置へ復帰し、スライダー30の変位防止部37がロックアーム24の変位防止突起26aに当接する。これにより、ロックアーム24はロックされて、雌雄型コネクタが完全嵌合状態となり、双方のコンタクトが完全に接続状態となる。この完全嵌合状態は、ロックアーム24のハウジングロック26が傾斜突起43を乗り越えるときの感触によって検知することができると共に、復動したスライダー30の位置を目視することで容易に検知することができる。
特開平10−50408号公報(段落〔0024〕〜〔0029〕、図1)
上記特許文献1のコネクタによれば、結合時に、ロックアームのハウジングロックが傾斜突起を乗り越えるときの感触或いはスライダーの移動位置を目視することによって、半嵌合を検知できる。しかしながら、このコネクタを含めこの種のコネクタは、嵌合結合時に、半嵌合が検知されて完全嵌合されても、雌型コネクタ及び雄型コネクタの雌・雄ハウジングは堅固に結合されずに、両ハウジング間に若干の隙間G(図11参照)が開く遊動状態で結合される。このような遊動結合は、コネクタに振動が加わると、嵌合方向、すなわち連結長手方向への若干のズレ、いわゆるガタツキが発生し、このガタツキにより雌雄コネクタのソケットコンタクトとピンコンタクトとの間で接触不良が発生する恐れがある。特に、この種のコネクタが自動車などの振動が多い車両などに使用されると、この接触不良が発生し、故障の一原因となり改良が必要となる。
そこで、本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、雌雄コネクタの結合時に半嵌合状態を検知できて、結合後はコネクタハウジングの弛め止めがされるようにした耐震構造の雄型コネクタ及び雌型コネクタを提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の目的を有する雄型コネクタと雌型コネクタとからなる電気コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の雄型コネクタは、第1の稜線部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて対向する一対の第1、第2の傾斜部が設けられた第1のカム突起を有するスライダーが長手結合方向と直交する方向に弾性部材によりスライド移動自在に組み込まれた雌型コネクタに嵌合結合される雄型コネクタであって、
前記雄型コネクタは、所定本数の良導電性のコンタクトと、前記コンタクトが収容される電気絶縁性の雄型ハウジングとを備え、
前記雄型ハウジングは、該雄型ハウジングの外周壁面に、第2の稜線部と、前記第2の稜線部から所定長さで延設されて前記スライダーの第1の傾斜部に突き当たって摺接される第3の傾斜部と、前記第2の稜線部から所定長さ延設されて前記第2の傾斜部に摺接されて圧接保持される第4の傾斜部とを有する第2のカム突起が形成されており、
前記雌型コネクタに嵌合結合された状態にあっては、前記雄型ハウジングの前記第2のカム突起の前記第4の傾斜部が、前記スライダーの前記第1のカム突起の前記第2の傾斜部に前記弾性部材の復元力により押動されて、前記雄型ハウジングが結合方向に圧接保持されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の雄型コネクタにおいて、前記第4の傾斜部は、前記第2の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、前記第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の雄型コネクタにおいて、前記第2のカム突起は、前記雄型ハウジングの外周壁面を所定高さ隆起させて上方頂部を平坦にして、周囲を前記第3、4の傾斜部とし平面視で略三角形の楔状突起で形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の雌型コネクタは、請求項1〜3のいずれかに記載の雄型コネクタが嵌合結合される雌型コネクタであって、
前記雌型コネクタは、前記雄型コネクタのコンタクトと電気的に接触接続される所定本数の良導電性のコンタクトと、前記コンタクトが収容される共に前記雄型ハウジングが嵌合される嵌合孔を有する電気絶縁性の雌型ハウジングと、前記雌型ハウジングに組み込まれるスライダーとを備え、
前記雌型ハウジングは、長手結合方向と直交する方向に前記嵌合孔に連通したスライダーの組込み孔が形成されて、
前記スライダーは、スライダー本体に第1の稜線部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて前記雄型コネクタの第3の傾斜部が突き当たって摺接される第1の傾斜部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて前記第4の傾斜部に摺接されて圧接保持される第2の傾斜部とを有する第1のカム突起が形成されて、前記スライダー本体が前記組込み孔に前記第1のカム突起が前記嵌合孔に向けて弾性部材によりスライド移動自在に装着されており、
前記雄型コネクタに嵌合結合された状態にあっては、前記スライダーの前記第1のカム突起の前記第2の傾斜部が、前記雄型ハウジングの前記第2のカム突起の前記第4の傾斜部を前記弾性部材の復元力により押動し、前記雄型ハウジングが結合方向に圧接保持されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の雌型コネクタにおいて、前記第2の傾斜部は、前記第1の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、前記第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の雌型コネクタにおいて、前記第1のカム突起は、前記スライダー本体の壁面を所定高さ隆起させて上方頂部を平坦にして、周囲を前記第1、2の傾斜部とし平面視で略三角形の楔状突起で形成されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の電気コネクタは、請求項1〜3のいずれかの雄型コネクタと、請求項4〜6のいずれかの雌型コネクタとからなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、雄型コネクタは、雌型コネクタとの結合時に、雄型ハウジングの第2のカム突起が雌型コネクタの第1のカム突起に突き当り、この突き当り時の感触及びスライダー移動の目視により半嵌合状態の有無を検知できると共に、嵌合結合後は、第1、第2のカム突起が係合されて両コネクタのハウジングの弛め止めがされて、高い耐震性を備えたものとなる。
また、請求項2の発明によれば、第4の傾斜部が第2の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、この第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されているので、両コネクタの嵌合結合後は、第1、第2のカム突起の係合がより強固にされて両コネクタのハウジングの弛め止めがより強くなる。
また、請求項3の発明によれば、第2のカム突起を雄型ハウジングの外周壁面に簡単に作成できる。
また、請求項4の発明によれば、雌型コネクタは、雄型コネクタとの結合時に、雌型ハウジングの第1のカム突起が雄型コネクタの第2のカム突起に突き当り、この突き当り時の感触及びスライダー移動の目視により半嵌合結合状態の有無を検知できると共に、嵌合結合後は、第1、第2のカム突起が圧接保持されて両コネクタのハウジングの弛め止めがされて高い耐震性が実現できる。
また、請求項5の発明によれば、第2の傾斜部が第1の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、この第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されているので、両コネクタの嵌合結合後は、第1、第2のカム突起の係合がより強固にされて両コネクタのハウジングの弛め止めがより強くなる。
また、請求項6の発明によれば、第1のカム突起をスライダー本体壁面に簡単に作成できる。
また、請求項7の発明によれば、高い耐震性を備えた電気コネクタを得ることができる。
図1は本発明の実施形態に係る電気コネクタを構成する雌型コネクタと雄型コネクタとを結合した状態の斜視図である。 図2は図1の電気コネクタの分解斜視図である。 図3は雌型コネクタを示し、図3Aは斜視図、図3B正面図、3Cは背面図である。 図4は図3BのIV−IV線の断面図である。 図5はスライダーの斜視図である。 図6Aはスライダーの背面図、図6Bは一側面図である。 図7は雄型コネクタを示し、図7Aは雄型コネクタの斜視図、図7Bは正面図、図7Cは背面図である。 図8は雌型コネクタと雄型コネクタとの結合過程を示した外観斜視図である。 図9は図8の結合過程に対応した断面図である。 図10は従来技術の雌雄コネクタの分解斜視図である。 図11は図10の雌雄コネクタが結合された状態の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための雄型コネクタ及び雌型コネクタを例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。以下の電気コネクタは、防水型のコネクタとなっているが、シール材等のない一般的な雄型コネクタ、雌型コネクタを削除するものではない。
[実施形態]
まず、図1、図2を参照して、本発明の実施形態に係る雄型コネクタ及び雌型コネクタの概要を説明する。なお、図1は本発明の実施形態に係る雌型コネクタと雄型コネクタとの結合状態を示した斜視図、図2は図1の雄型コネクタ及び雌型コネクタの分解斜視図である。
本発明の実施形態に係る電気コネクタ1は、図1、図2に示すように、一対の雌型コネクタ2と雄型コネクタ11とで構成され、雌型コネクタ2及び雄型コネクタ11にはそれぞれ電線が接続されている。一方の雌型コネクタ2は、型ハウジング4の外壁に設けた組込み孔6に弾性部材で付勢したスライダー8が組み込まれて、このスライダー8には、半嵌合状態を検知できると共に弛め止めをする第1のカム突起が形成されている。他方の雄型コネクタ11は、スライダー8の第1のカム突起10(図6参照)が突き当り係止される第2のカム突起14(図7参照)が形成されている。なお、雌型コネクタ2及び雄型コネクタ11に接続された電線にはそれぞれ防水用のシール部材15aが装着されている。このシール部材15aは公知のOリングやパッキン等を用いることができる。

雄型コネクタ11が雌型コネクタ2に差込まれると、スライダー8の第1のカム突起が雄型コネクタ11の第2のカム突起に突き当たって、その感触及びスライダー8の移動を目視することによって半嵌合状態が検知できると共に、嵌合結合後は、雌雄両ハウジングが弛め止めされて、雌雄型両ハウジング内に収容されたコンタクトの良好な電気的な接触状態が維持される。以下、雌型コネクタ及び雄型コネクタの構成を詳述する。
図3、図4を参照して、雌型コネクタを説明する。なお、図3は雌型コネクタを示し、図3Aは斜視図、図3Bは正面図、3Cは背面図、図4は図3BのIV−IV線の断面図である。雌型コネクタ2は、図3に示すように、所定本数のコンタクト3と、これらのコンタクトが収容される雌型ハウジング4と、この雌型ハウジングにスプリング7を介在してスライド移動自在に組み込まれるスライダー8とで構成されている。コンタクト3は、雄型コネクタ11に装着されるコンタクトと接触されて電気的に接続されるものであって、雄型コネクタのコンタクトのタイプに合わせて、ソケット型又はピン型コンタクトのいずれかのコンタクトが選定される。このコンタクトは、良導電性の金属材料で作成されている。
雌型ハウジング4は、図3に示すように、前方に雄型コネクタ11が差込まれると共にスライダー8が組み込まれるコネクタ結合部4Aと、このコネクタ結合部から後方へ所定長さ延設されてコンタクト3に接続されたリード線が挿入されて支持されるリード線支持部4Bとからなり、電気絶縁性の合成樹脂成型体で形成されている。コネクタ結合部4Aは、外周囲が略細長矩形状の上下壁4a、4b及び左右の側壁4c、4dで囲まれて内部に所定大きさの空間4Sが設けられた所定長の直方体形状の筒状体で形成されている。この雌型ハウジング4は、前方に開口4eを有し内部空間4Sの奥部が後壁4fで閉鎖されている。空間4Sは、コンタクト3が収容されて雄型コネクタ11が差込まれる大きさになっている。この空間4Sは、前方の開口4eが雄型コネクタ11の雄型ハウジング13が差込まれる差込口となって、雄型コネクタ11が嵌合結合される嵌合孔となっている。空間4S内には、側壁4cの内壁面にコイル状スプリング7の一端が固定される取付け突起4cが形成されている(図4参照)。
内壁の4隅には、それぞれ楔状溝4が形成されている。これらの楔状溝4には、雄型コネクタ11との結合時に、該雄型コネクタの楔突起13(図7参照)が差込まれて、両雌雄コネクタの位置決め固定が堅固になる。また、この空間4S内には、コンタクト3が装着される棒状の内部突出部5Aが設けられている。この内部突出部5Aは、後壁4fから開口4e方向へ所定長さ延設されたものとなっている。この内部突出部5Aは、また、その長手方向にコンタクト3が装着される装着孔5が形成されている。この装着孔5は、後壁4f及びリード線支持部4Bの外部突出部5Bを貫通した貫通孔となっている。
雌型ハウジング4は、また、上壁4aが他の壁より肉厚に形成されて、上壁4aと側壁4dとの角部に、スライダー8が組み込まれる組込み孔6が形成されている。この組込み孔6は、図2に示すように、角部近傍の側壁4dに設けた挿入口6aと、この挿入口から他の側壁4cへ向かって上壁4aを所定深さ切り欠いた形状の切欠き穴6bとで形成されている。この組込み孔6は、挿入口6aに対向する一対のガイド溝6と、第1のカム突起10のガイド溝6とを有し、空間4Sに連通している。この実施形態では、組込み孔6を上壁4aと側壁4dとの角部に設けたが、他の側壁面に設けてもよい。この場合、その側壁を上壁と同様に肉厚にして組込み孔を設ける。
リード線支持部4Bは、図3、図4に示すように、後壁4fから外方へ所定長さ突出した棒状の外部突出部5Bからなり、この外部突出部5Bに装着孔5に連通した貫通孔5が形成されている。貫通孔5は、コンタクト3を挿通し、このコンタクトに接続されたリード線が保持される大きさになっている。
図5、図6を参照して、スライダーを説明する。なお、図5はスライダー本体の斜視図、図6Aはスライダー本体の背面図、図6Bは一側面図である。スライダー8は、図2、図5に示すように、組込み孔6内にスライド移動自在に装着されるスライダー本体8Aを有している。なお、本実施形態では、スライダー8は、スライダー本体8Aの1部品で形成されているので、このスライダー本体8Aをスライダー8ともいうことがある。すなわちこのスライダーは、複数の部品を組み合わせて形成されてもよい。
スライダー本体8Aは、前後壁8a、8b、上下壁8c、8d及び左右の側壁8e、8fを有し、組込み孔6内に挿入できる大きさの略矩形状をなし所定肉厚の駒状片からなり、合成樹脂成型体で形成されている。このスライダー本体8Aは、上下壁8c、8dのうち、上壁8cは、バネ収容孔を設けるためにその略中央部が所定高さ隆起している。前壁8aには、その略中央部に所定深さのバネ収容孔9が形成されている。このバネ収容孔9は、後壁8bに向けて所定深さのトンネル孔となっている。このバネ収容孔9に、コイル状スプリング7が収容される。左右の側壁8e、8fには、それぞれ片持ち型のロックアーム8e、8fが形成されている。これらの片持ち型ロックアーム8e、8fは、左右の側壁8e、8fの前壁8a側が固定されて後部に所定の隙間8をあけて外方へ延設した弾性腕片となっている。上壁8cは、後壁8b側の一部が壁面から所定高さ隆起した摘み突起8cbが形成されている。この摘み突起8cbは、スライダー8を操作する操作部となっている。なお、このスライダーは、一つのバネ収容孔を設けたが、複数にしてもよい。複数にした場合、コイル状スプリングも複数になる。
下壁8dは、図6Aに示すように、先端に鋭角な稜線部(以下、第1の稜線部という)を有し平面視で三角形形状のカム突起(以下、第1のカム突起という)10が下壁表面を所定高さh隆起させた楔状突起で形成されている。この第1のカム突起10は、後壁8b面から延設された所定長さ(短辺)の底辺部aと、この底辺部の両端から鋭角に延設した対向する一対の傾斜部(以下、第1、第2の傾斜部という)b、cとを有し、これらの第1、第2の傾斜部b、cが結合される頂部が鋭角な稜線部tとなっている。この第1のカム突起10は、下壁8d面から所定高さh隆起しているので、一対の第1、第2の傾斜部b、cは高さhに相当する幅長の傾斜面で形成されている。なお、第1のカム突起及び第1、第2の傾斜部は、後述する雄型コネクタの第2のカム突起及び第3、第4の傾斜部に対応させて区別し説明を容易にするために付けたものである。
これらの第1、第2の傾斜部b、cのうち、第1の傾斜部bは、雄型コネクタ11の第3の傾斜部が突き当たって摺動して、スライダー8を結合方向と直交する方向へスライド移動させるスライド摺動部となり、また、第2の傾斜部cは、稜線部tが雄型コネクタ11の第2の稜線部t'を超えた後に、コイル状スプリング7の復元力により、この第2の傾斜部cが第4の傾斜部c'に接触し摺動して雄型コネクタ11の雄型ハウジング13を結合方向へ押動させて、この状態を維持して両コネクタのハウジングを弛み無くする弛み止め機能を果たす部分となっている。
この第2の傾斜部cは、図6Aに示すように、稜線部tが雄型コネクタ11の第2の稜線部t'を超えた後に雌型コネクタ2の第4の傾斜部c'の第1の延設傾斜部c'(図7A参照)に接触し摺動する第1の延設傾斜部cと、この第1の延設傾斜部cの後方へ所定角度大きくし雄型コネクタ11の雄型ハウジング13を結合方向へ押動させる第2の延設傾斜部cとで構成されている。第2の延設傾斜部cの角度は、両ハウジング4、13の隙間が発生しない角度に設定されている。第1のカム突起10は、スライダー8をスライド移動させて半嵌合状態を検知できると共に、両ハウジング4、13の弛め止め機能をも果たすので、半嵌合検知及び弛め止めの両機能を備えた突起となっている。このスライダー8は、スライダー本体8Aが簡単な形状となっているので、作成が容易になる。また、作成に必要な金型も簡単な形状となりその価格を低減できる。
このスライダー8は、組込み孔6内に組み込まれる。この組込みは、コイル状スプリング7の一端を空間4S内の取付け突起4cに挿入し、他端をスライダー本体8Aのバネ収容孔9に入れた状態にし、且つ第1のカム突起10が空間4S内へ向けて一対の片持ち型のロックアーム8e、8fの弾性力に抗して組込み孔6へ押し込む。この押し込みにより、図4に示すように、一対の片持ち型のロックアーム8e、8fが復元して側壁4dの内壁面に当接して抜け止めされる。
スライダー8は、雌型ハウジング4に組み込まれて、雄型コネクタ11の第2のカム突起14(図7参照)と係合して、半嵌合の検知及び弛め止め機能を果たす部材であるが、雌型ハウジング4には、従来技術のように、バネ機構が不要となるので、ハウジングも簡単に作成できる。
図7を参照して、雄型コネクタを説明する。なお、図7は雄型コネクタを示し、図7Aは雄型コネクタの斜視図、図7Bは正面図、図7Cは背面図である。雄型コネクタ11は、図7に示すように、所定本数のコンタクト12と、これらのコンタクト12が収容される雄型ハウジング13とを有し、雄型ハウジング13の壁面に雌型コネクタ2の第1のカム突起10に突き当たり雌型コネクタ2との間で半嵌合検知及び弛め止め作用を支援する第2のカム突起14が形成されている。コンタクト12は、雌型コネクタ2のコンタクト3の形状に合わせて、ソケット型又はピン型のコンタクトのいずれかとなっている。このコンタクトは、良導電性の金属材料で作成されている。
雄型ハウジング13は、図7Aに示すように、前方に雌型コネクタ2に差込まれるコネクタ差込部13Aと、このコネクタ差込部13Aから後方へ延出されてコンタクト12に接続されたリード線を支持するリード線支持部13Bとからなり、電気絶縁性の合成樹脂成型体で形成されている。コネクタ差込部13Aは、外周囲が矩形状の上下壁13a、13b及び左右の側壁13c、13dで囲まれて内部に所定大きさの空間13Sを設けた所定長の直方体形状の筒状体で形成されている。この筒状体は、前方に開口13eを有し空間13Sの奥部が後壁13fで閉鎖されている。空間13S内は、コンタクト12が収容されるようになっている。外壁の4隅には、それぞれ楔突起13が形成されている。こられの楔突起13は、雌型コネクタ2との結合時に、該雌型コネクタの楔状溝4に差込まれて、両雌雄コネクタ2、11の位置決め固定が堅固になる。
リード線支持部13Bは、図7に示すように、後壁13fから外方へ所定長さ突出した棒状の外部突出部15からなり、この外部突出部15に空間13Sに連通した貫通孔が形成されている。この貫通孔は、コンタクト12を挿通し、このコンタクト12に接続されたリード線が保持される大きさになっている。
上壁13aは、図7Aに示すように、先端に鋭角な頂部を有し平面視で三角形形状の第2のカム突起14が上壁表面を所定高さ隆起させた略楔状突起で形成されている。このカム突起14は、その隆起高さを第1のカム突起10と略同じにし、この第1のカム突起10と同じ或いは相似形にする。この形状にすることにより、作成が容易であると共に、見栄えがよくなる。
この第2のカム突起14は、側壁13c面から延設された所定長さ(短辺)の底辺部a'と、この底辺部a'の両端から鋭角に延設した第3、第4の傾斜部b'、c'とを有し、第3、第4の傾斜部b'、c'が結合される頂部が第2の稜線部t'となっている。この第2のカム突起14は、上壁13a面から所定高さ隆起しているので、これらの傾斜部b'、c'は高さに相当する幅長で形成されている。第3、第4の傾斜部b'、c'のうち、第3の傾斜部b'は、雌型コネクタ2の第1の傾斜部bに突き当たって、第1の傾斜部bが摺動して、雌型コネクタ2に組み込まれたスライダー8を結合方向と直交する方向へスライド移動させるスライド摺動部となる。また、第4の傾斜部c'は、第2の稜線部t'が雌型コネクタ2の第1の稜線部tに当接した後に、スプリング7の復元力により、第2の傾斜部cを滑り落ちて、雄型コネクタ11の雄型ハウジング13を結合方向へ押動させて、この状態を維持して両コネクタ2,11のハウジング4,13を弛み無くする弛み止め機能を果たす部分となっている。
図8、図9を参照して、雌型コネクタと雄型コネクタとの結合作用を説明する。なお、図8は雌型コネクタと雄型コネクタとの結合過程を示した外観斜視図、図9は図8の結合過程に対応した断面図である。雌型コネクタ2と雄型コネクタ11とは、非結合状態(図8A、図9A)から、順次、図8B〜図8Dに示す過程を経て嵌合結合される。非結合状態では、雌型コネクタ2に組み込まれたスライダー8の第1のカム突起10は、雌型コネクタ2の長手方向の略中心部に位置している(図8A、9A参照)。雄型コネクタ11が雌型コネクタ2に差込まれると、雄型コネクタ11の第2のカム突起14の第3の傾斜部b'が雌型コネクタ2の第1のカム突起10の第1の傾斜部bに突き当たって摺動し、この第1の傾斜部bが押動される。この第1の傾斜部bが押動されると、第1のカム突起10は、図9Bに示すように、長手方向の中心部から雌型ハウジング4の側壁4d側へ移動し、図8Bに示すように、この移動によりスライダー8が組込み孔6の内へ引っ込められる。この状態では、コンタクト3とコンタクト12とは未だ完全に接続された状態になっていない。
雄型コネクタ11が更に押し込まれると、図9Cに示すように、雄型コネクタ11の第2のカム突起14の第2の稜線部t'と第1のカム突起10の第1の稜線部tとがその頂部で当接する。このときコイル状スプリング7は、伸張状態から圧縮される。これらの稜線部t、t'の当接により、スライダー本体8Aは、コイル状スプリング7の伸張力に抗して、図8C示すように、スライダー8が組込み孔6の内へ更に引っ込められる。雄型コネクタ11がまた更に押し込まれると、図9Dに示すように、第2の稜線部t'が第1の稜線部tから外れて、スライダー8はスプリング7の復元力により第2の傾斜部cが第4の傾斜部c'へ滑り落ちる。このとき嵌合音が発生し、完全な嵌合状態へ移行したことを感知できる。これにより、雄型コネクタ11の雄型ハウジングを結合方向へ押動させて完全な嵌合状態となり、両コンタクト12とコンタクト3とが完全に接触接続される。
このとき、第2、第4の傾斜部c、c'には、それぞれ第1、第2の延設傾斜部c、c及びc'、c'で形成されているので、第1の稜線部tが第1の稜線部t'から外れた当初は、スライダー8はスプリング7の復元力により、第2の傾斜部cの第1の延設傾斜部cが第4の傾斜部c'の第1の延設傾斜部c'を摺動及び圧接し、雄型コネクタ11の雄型ハウジング13を結合方向へ押動させ、続いて、第2の傾斜部cの第2の延設傾斜部cが第4の傾斜部c'の第2の延設傾斜部c'を摺動及び乗り上げて雄型コネクタ11の雄型ハウジング13をさらに結合方向へ押動させて、堅固に嵌合結合される。
この嵌合結合は、スプリング7のバネ力により、維持されるので、雌型コネクタと雄型コネクタとが弛め止めされて、ガタツキが発生することがない。したがって、この嵌合結合の過程では、第1、第2のカム突起の係合により、嵌合感触及びスライダーの移動により、半嵌合を防止できると共に、嵌合後は、弛め止めされて、完全な嵌合状態が維持されて、両コネクタのコンタクトとの間で良好な電気的接続が保持されて、雌型コネクタと雄型コネクタとは耐震性を備えたものとなる。
1 電気コネクタ
2 雌型コネクタ
3 コンタクト
4 雌型ハウジング
4A コネクタ差込部
4B リード線支持部
4S 空間(嵌合孔)
6 組込み孔
8 スライダー
7 コイル状スプリング(弾性部材)
10 第1のカム突起
11 雄型コネクタ
12 コンタクト
13 雄型ハウジング
14 第2のカム突起
b 第1の傾斜部
c 第2の傾斜部
第1の延設傾斜部
第2の延設傾斜部
b' 第3の傾斜部
c' 第4の傾斜部
' 第1の延設傾斜部
' 第2の延設傾斜部

Claims (7)

  1. 第1の稜線部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて対向する一対の第1、第2の傾斜部が設けられた第1のカム突起を有するスライダーが長手結合方向と直交する方向に弾性部材によりスライド移動自在に組み込まれた雌型コネクタに嵌合結合される雄型コネクタであって、
    前記雄型コネクタは、所定本数の良導電性のコンタクトと、前記コンタクトが収容される電気絶縁性の雄型ハウジングとを備え、
    前記雄型ハウジングは、該雄型ハウジングの外周壁面に、第2の稜線部と、前記第2の稜線部から所定長さで延設されて前記スライダーの第1の傾斜部に突き当たって摺接される第3の傾斜部と、前記第2の稜線部から所定長さ延設されて前記第2の傾斜部に摺接されて圧接保持される第4の傾斜部とを有する第2のカム突起が形成されており、
    前記雌型コネクタに嵌合結合された状態にあっては、前記雄型ハウジングの前記第2のカム突起の前記第4の傾斜部が、前記スライダーの前記第1のカム突起の前記第2の傾斜部に前記弾性部材の復元力により押動されて、前記雄型ハウジングが結合方向に圧接保持されていることを特徴とする雄型コネクタ。
  2. 前記第4の傾斜部は、前記第2の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、前記第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されていることを特徴とする請求項1に記載の雄型コネクタ。
  3. 前記第2のカム突起は、前記雄型ハウジングの外周壁面を所定高さ隆起させて上方頂部を平坦にして、周囲を前記第3、4の傾斜部とし平面視で略三角形の楔状突起で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の雄型コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の雄型コネクタが嵌合結合される雌型コネクタであって、
    前記雌型コネクタは、前記雄型コネクタのコンタクトと電気的に接触接続される所定本数の良導電性のコンタクトと、前記コンタクトが収容される共に前記雄型ハウジングが嵌合される嵌合孔を有する電気絶縁性の雌型ハウジングと、前記雌型ハウジングに組み込まれるスライダーとを備え、
    前記雌型ハウジングは、長手結合方向と直交する方向に前記嵌合孔に連通したスライダーの組込み孔が形成されて、
    前記スライダーは、スライダー本体に第1の稜線部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて前記雄型コネクタの第3の傾斜部が突き当たって摺接される第1の傾斜部と、前記第1の稜線部から所定長さ延設されて前記第4の傾斜部に摺接されて圧接保持される第2の傾斜部とを有する第1のカム突起が形成されて、前記スライダー本体が前記組込み孔に前記第1のカム突起が前記嵌合孔に向けて弾性部材によりスライド移動自在に装着されており、
    前記雄型コネクタに嵌合結合された状態にあっては、前記スライダーの前記第1のカム突起の前記第2の傾斜部が、前記雄型ハウジングの前記第2のカム突起の前記第4の傾斜部を前記弾性部材の復元力により押動し、前記雄型ハウジングが結合方向に圧接保持されていることを特徴とする雌型コネクタ。
  5. 前記第2の傾斜部は、前記第1の稜線部から所定長さ延設された第1の延設傾斜部と、前記第1の延設傾斜部より傾斜角度を大きくした角度で延設された第2の延設傾斜部とに区分されていることを特徴とする請求項4に記載の雌型コネクタ。
  6. 前記第1のカム突起は、前記スライダー本体の壁面を所定高さ隆起させて上方頂部を平坦にして、周囲を前記第1、2の傾斜部とし平面視で略三角形の楔状突起で形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の雌型コネクタ。
  7. 請求項1〜3のいずれかの雄型コネクタと、請求項4〜6のいずれかの雌型コネクタとからなることを特徴とする電気コネクタ。
JP2010039168A 2010-02-24 2010-02-24 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ Active JP5527764B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010039168A JP5527764B2 (ja) 2010-02-24 2010-02-24 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ
EP11155232.9A EP2362498B1 (en) 2010-02-24 2011-02-21 Male and female connectors and electrical connector including the same
CN201110043441.6A CN102195202B (zh) 2010-02-24 2011-02-23 雄型连接器、雌型连接器及由这些连接器构成的电连接器
US13/033,173 US8206170B2 (en) 2010-02-24 2011-02-23 Male and female connectors and electrical connector including the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010039168A JP5527764B2 (ja) 2010-02-24 2010-02-24 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011175867A JP2011175867A (ja) 2011-09-08
JP5527764B2 true JP5527764B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=44009897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010039168A Active JP5527764B2 (ja) 2010-02-24 2010-02-24 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8206170B2 (ja)
EP (1) EP2362498B1 (ja)
JP (1) JP5527764B2 (ja)
CN (1) CN102195202B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5878457B2 (ja) 2012-12-13 2016-03-08 株式会社東海理化電機製作所 充電ケーブルロック装置
US9093787B2 (en) * 2013-03-15 2015-07-28 Amphenol Corporation Latching connector assembly
US9203183B2 (en) * 2013-07-30 2015-12-01 GM Global Technology Operations LLC Electrical connector assembly
US9368911B2 (en) 2014-11-14 2016-06-14 GM Global Technology Operations LLC Systems and methods for self-closing electrical connector
JP6482963B2 (ja) * 2015-06-22 2019-03-13 日本圧着端子製造株式会社 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ
JP6265383B2 (ja) * 2015-10-28 2018-01-24 矢崎総業株式会社 コネクタ構造
GB2552403B (en) * 2016-05-20 2019-10-23 Yazaki Corp Female and male connectors
JP2018022630A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ部材及びコネクタ
JP6738085B2 (ja) * 2016-08-05 2020-08-12 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ部材及びコネクタ
CN106998008B (zh) * 2017-04-27 2018-12-25 安徽江淮汽车集团股份有限公司 线束插件护套
CN107086415B (zh) * 2017-04-27 2018-10-30 安徽江淮汽车集团股份有限公司 线束插件护套
CN110651398B (zh) * 2017-07-07 2021-02-02 阿维科斯公司 具有集成电线挡块的线对线连接器
CN111448719B (zh) * 2017-12-26 2021-06-25 住友电装株式会社 连接器
JP6922838B2 (ja) * 2018-05-16 2021-08-18 住友電装株式会社 コネクタ
JP7078990B2 (ja) 2018-08-23 2022-06-01 日本圧着端子製造株式会社 コネクタおよびコネクタ組立体
JP7247629B2 (ja) * 2019-02-13 2023-03-29 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ装置
CN113540888B (zh) * 2020-04-21 2023-12-26 康扬塑胶(东莞)有限公司 滑动辅助连接组件
US20230081772A1 (en) * 2021-09-15 2023-03-16 Apple Inc. Connector Assembly
CN117941184A (zh) * 2021-09-16 2024-04-26 苹果公司 连接器组件
FR3138855A1 (fr) * 2022-08-10 2024-02-16 Psa Automobiles Sa Connecteur pour faisceau de câbles de véhicule automobile
EP4468533A1 (en) * 2023-05-26 2024-11-27 Aptiv Technologies AG Connector system with cpa element

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619135Y2 (ja) * 1988-03-01 1994-05-18 本田技研工業株式会社 コネクタのロック装置
US5257944A (en) * 1992-07-14 1993-11-02 Interlock Corporation Connector position assurance assembly
JP3216775B2 (ja) * 1995-02-10 2001-10-09 矢崎総業株式会社 嵌合検知体を備えたコネクタ
JP3181022B2 (ja) * 1995-06-19 2001-07-03 矢崎総業株式会社 コネクタの嵌合誘導構造
JP3086849B2 (ja) 1996-08-06 2000-09-11 矢崎総業株式会社 コネクタ嵌合構造
JPH10144402A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP3420918B2 (ja) * 1997-09-17 2003-06-30 矢崎総業株式会社 半嵌合防止コネクタ
JP2002184524A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
DE10312345A1 (de) * 2003-03-20 2004-09-30 Gessmann Gmbh & Co. Steckverbindung

Also Published As

Publication number Publication date
EP2362498A2 (en) 2011-08-31
CN102195202B (zh) 2015-06-10
JP2011175867A (ja) 2011-09-08
US20110207359A1 (en) 2011-08-25
US8206170B2 (en) 2012-06-26
CN102195202A (zh) 2011-09-21
EP2362498B1 (en) 2017-08-02
EP2362498A3 (en) 2013-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5527764B2 (ja) 雄型コネクタ及び雌型コネクタ並びにこれらのコネクタからなる電気コネクタ
US7591665B2 (en) Connector
EP2249440B1 (en) A connector, connector assembly and connection method
JP3086849B2 (ja) コネクタ嵌合構造
JP3285307B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
EP0416307A1 (en) Coupling confirming mechanism for an electric connector
JP3498886B2 (ja) コネクタ嵌合構造
JP2008130546A (ja) 電気コネクタ
CA2353425C (en) Connector fitting structure
JPH0581967U (ja) コネクタ
EP1156557B1 (en) Semi-coupling detection connector
CN114080734B (zh) 连接器
JP2006216434A (ja) ロックコネクタ
JP3969400B2 (ja) コネクタ
JP6322596B2 (ja) スライダ付コネクタ及びコネクタ嵌合構造
JP3741350B2 (ja) 半嵌合防止コネクタ
JP4893452B2 (ja) コネクタ
JP3094009B2 (ja) コンタクト保持装置付き電気コネクタ
CN114762196B (zh) 连接器
JP3664428B2 (ja) コネクタ嵌合構造
JPH1140262A (ja) コネクタ
JP3266082B2 (ja) コネクタ
JP4010531B2 (ja) 半嵌合検知コネクタ
JPH0927371A (ja) コネクタ
JP2002042968A (ja) コネクタ嵌合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140401

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5527764

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250