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JP5526713B2 - ハイブリッド自動車およびその制御方法 - Google Patents

ハイブリッド自動車およびその制御方法 Download PDF

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JP5526713B2 JP2009254288A JP2009254288A JP5526713B2 JP 5526713 B2 JP5526713 B2 JP 5526713B2 JP 2009254288 A JP2009254288 A JP 2009254288A JP 2009254288 A JP2009254288 A JP 2009254288A JP 5526713 B2 JP5526713 B2 JP 5526713B2
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Description

本発明は、ハイブリッド自動車およびその制御方法に関し、詳しくは、走行用の動力を出力する内燃機関と、内燃機関に供給する燃料を蓄える燃料タンクと、走行用の動力を出力可能な電動機と、電動機に電力を供給する蓄電手段と、を備えるハイブリッド自動車およびこうしたハイブリッド自動車の制御方法に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、動力源として内燃機関と回転電機とを搭載するハイブリッド自動車において、内燃機関の燃料残量が第1の所定レベルを下回っているときに外部電源により回転電機に電力を供給する蓄電装置を充電しているときには、蓄電装置の充電状態(SOC)が第2の所定レベル以上になるまでは充電用プラグを抜くことができないようにするロック装置を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、上述のロック装置を備えることにより、蓄電装置の充電状態(SOC)が第2の所定レベル以上となるまで充電を行ない、最寄りのガソリンスタンドまでの走行を確保しようとしている。
特開2007−62642号公報
しかしながら、上述のハイブリッド自動車では、ロック装置を備える必要があり、ロック装置のロックが解除できないという異常が生じているときには蓄電装置の充電状態(SOC)に拘わらずに充電用プラグを抜くことができず、走行することができない。一方、こうしたロック装置を備えないものとすると、不用意に走行を行なうことにより、蓄電装置が完全放電され、充電ができなくなってしまう。
本発明のハイブリッド自動車およびその制御方法は、走行用の動力を出力する内燃機関と走行用の動力を出力可能な電動機とを備えるハイブリッド自動車において、燃料残量の要件や二次電池などの蓄電装置の蓄電容量による要件による走行の禁止とその解除とをより適切に行なうことを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関に供給する燃料を蓄える燃料タンクと、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機に電力を供給する蓄電手段と、を備えるハイブリッド自動車であって、
外部電源に接続されて前記蓄電手段を充電する充電手段と、
前記燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ前記蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給と前記充電手段による前記蓄電手段の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときに前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する走行禁止解除手段と、
走行が禁止されていないときには前記内燃機関からの動力又は前記電動機からの動力により走行するよう前記内燃機関と前記電動機とを制御し、走行が禁止されているときには前記内燃機関の始動および前記電動機の駆動が行なわれないよう前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、エネルギ要因により走行が禁止されている最中に燃料タンクへの燃料供給と外部電源に接続されて蓄電手段を充電する充電手段による蓄電手段の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときにエネルギ要因による走行の禁止を解除する。即ち、燃料タンクの燃料残量が所定残量未満で蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満のときにはエネルギ要因により走行が禁止され、燃料タンクへの燃料供給か充電手段による蓄電手段の充電のいずれかが行なわれたときにエネルギ要因による走行の禁止が解除されるのである。燃料タンクへの燃料供給が行なわれたときには内燃機関を始動して内燃機関からの動力により走行することができるようになり、充電手段による蓄電手段の充電が行なわれたときには蓄電手段からの電力を用いて電動機からの動力により走行ができるようになるからである。これにより、燃料残量や蓄電手段の蓄電容量によるエネルギ要因による走行の禁止とその解除とをより適切に行なうことができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車において、前記走行禁止解除手段は、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの所定量以上の燃料供給と前記充電手段による前記蓄電手段の所定蓄電容量以上の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときに前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、エネルギ要因による走行の禁止を解除した直後に再びエネルギ要因により走行が禁止されるのを抑制することができ、ある程度の走行を確保することができる。
また、本発明のハイブリッド自動車において、前記制御手段は、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記走行禁止解除手段により前記燃料タンクへの燃料供給が行なわれたことによって走行の禁止が解除されたときには前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関からの動力により走行するよう前記内燃機関を制御し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記走行禁止解除手段により前記充電手段による前記蓄電手段の充電が行なわれたことによって走行の禁止が解除されたときには前記電動機からの動力により走行するよう前記電動機を制御する手段である、ものとすることもできる。
本発明のハイブリッド自動車の制御方法は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関に供給する燃料を蓄える燃料タンクと、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機に電力を供給する蓄電手段と、外部電源に接続されて前記蓄電手段を充電する充電手段と、を備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
前記燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ前記蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給と前記充電手段による前記蓄電手段の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときに前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する、
ことを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車の制御方法では、燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、エネルギ要因により走行が禁止されている最中に燃料タンクへの燃料供給と外部電源に接続されて蓄電手段を充電する充電手段による蓄電手段の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときにエネルギ要因による走行の禁止を解除する。即ち、燃料タンクの燃料残量が所定残量未満で蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満のときにはエネルギ要因により走行が禁止され、燃料タンクへの燃料供給か充電手段による蓄電手段の充電のいずれかが行なわれたときにエネルギ要因による走行の禁止が解除されるのである。燃料タンクへの燃料供給が行なわれたときには内燃機関を始動して内燃機関からの動力により走行することができるようになり、充電手段による蓄電手段の充電が行なわれたときには蓄電手段からの電力を用いて電動機からの動力により走行ができるようになるからである。これにより、燃料残量や蓄電手段の蓄電容量によるエネルギ要因による走行の禁止とその解除とをより適切に行なうことができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるシステム駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される走行禁止解除ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車320の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車420の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする例えばリチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、家庭用電源などの外部電源に接続されてバッテリ50を充電可能な充電器60と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。
エンジン22は、燃料タンク23からのガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備え、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号や燃料タンク23に取り付けられた燃料残量センサ23aからの燃料残量Qfなどを入力ポートを介して入力すると共にスロットルバルブの駆動モータや燃料噴射バルブ,点火プラグ,可変バルブタイミング機構などへの駆動信号を出力ポートを介して出力している。また、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態等に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリECU52は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの端子間電圧Vb,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン44に取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサ51bにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいて蓄電量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。
充電器60は、リレー57を介して電力ライン44に接続されており、電源コード58を介して供給される外部電源からの交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ62と、AC/DCコンバータ62からの直流電力の電圧を変換して電力ライン44側に供給するDC/DCコンバータ64と、を備える。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、電源コード58が外部電源に接続されているか否かを検出する接続検出センサ59からの接続検出信号,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、リレー57への駆動信号やAC/DCコンバータ62へのスイッチング制御信号,DC/DCコンバータ64へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、基本的には、ハイブリッド用電子制御ユニット70にって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行をハイブリッド走行という。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行を電動走行という。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、自宅や予め設定された充電ポイントで車両をシステム停止した後に電源コード58が外部電源に接続されてその接続が接続検出センサ59によって検出されると、リレー57をオンとし、充電器60を制御して外部電源からの電力によりバッテリ50を充電する。そして、バッテリ50の充電後にシステム起動したときには、バッテリ50の蓄電割合SOCがエンジン22の始動を行なうことができる程度に設定された閾値Shv(例えば、20%や30%など)に至るまで電動走行を優先して走行する電動走行優先モードによって走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shvに至った以降はハイブリッド走行を優先して走行するハイブリッド走行優先モードによって走行する。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に燃料タンク23の燃料残量Qfとバッテリ50の蓄電割合SOCとに応じて走行する際の動作について説明する。図2はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるシステム駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図3はハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される走行禁止解除ルーチンの一例を示すフローチャートである。これらのルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。以下、順に説明する。
システム駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、燃料残量Qfや蓄電割合SOC,走行禁止フラグFdrvなど制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、燃料残量Qfは、燃料残量センサ23aにより検出されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。また、蓄電割合SOCは、電流センサ51bにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいて演算されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。走行禁止フラグFdrvは、図3の走行禁止解除ルーチンにより設定されてRAM76の所定領域に記憶されたものを入力するものとした。なお、走行禁止フラグFdrvには、走行禁止が解除されているときには値0が設定され、走行が禁止されているときには値1が設定される。
こうしてデータを入力すると、入力した走行禁止フラグFdrvを調べ(ステップS110)、走行禁止フラグFdrvが値0のとき、即ち、走行禁止が解除されているときには、燃料残量Qfが閾値Qref以上であるか否かや蓄電割合SOCが閾値Sref以上であるか否かを調べる(ステップS120)。ここで、閾値Qrefは、ガス欠によりエンジン22の燃料供給系に空気が混入しない程度の残量として予め設定された値であり、燃料タンク23の形状などにより設定することができる。また、閾値Srefは、冷間時でもエンジン22を始動できる程度の蓄電量に対応する蓄電割合SOCとして予め設定された値であり、エンジン22やモータMG1,MG2の性能などにより設定することができる。
燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、ハイブリッド走行も電動走行も可能であると判断し、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行や電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。即ち、走行禁止フラグFdrvが値0で燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、何ら制限を受けることなく、ハイブリッド走行により走行したり電動走行により走行したりすることができるのである。
燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、ハイブリッド走行はできないが電動走行が可能と判断し、アクセル開度Accや車速Vに基づいて電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。即ち、走行禁止フラグFdrvが値0で燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、電動走行による走行だけが行なわれる。
燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、電動走行はできないがハイブリッド走行は可能であると判断し、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。即ち、走行禁止フラグFdrvが値0で燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、エンジン22からの動力を用いて走行するハイブリッド走行だけが行なわれる。
一方、ステップS110で走行禁止フラグFdrvが値1であると判定されたときには、ハイブリッド走行も電動走行も不能であると判断し、システム停止して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。
図3の走行禁止解除ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、燃料残量Qfや蓄電割合SOC,給油フラグFf,充電フラグFcなど走行禁止フラグFdrvを設定するのに必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS200)。ここで、給油フラグFfは、エンジンECU24により燃料タンク23の図示しない給油キャップに取り付けられた給油キャップ開閉センサからの信号に基づいて設定されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。なお、給油フラグFfは、実施例では、給油キャップ開閉センサにより給油キャップが開かれたときに値1が設定され、燃料残量Qfが閾値Qrefより大きな閾値Qstart以上でシステム起動されたときに値0が設定される。また、充電フラグFcは、接続検出センサ59からの接続検出信号に基づいて設定されたものを入力するものとした。なお、充電フラグFcは、実施例では、接続検出センサ59により接続されている旨の信号が入力されたときに値1が設定され、蓄電割合SOCが閾値Srefより大きな閾値Sstart以上でシステム起動されたときに値0が設定される。閾値Qstartと閾値Sstartについては後述する。
こうしてデータを入力すると、入力した燃料残量Qfが閾値Qref以上であるか否か蓄電割合SOCが閾値Sref以上であるか否かを調べ(ステップS210)、燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、走行を禁止するために走行禁止フラグFdrvに値1を設定して(ステップS220)、本ルーチンを終了する。
燃料残量Qfが閾値Qref以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、走行禁止フラグFdrvを調べ(ステップS230)、走行禁止フラグFdrvが値0のときには、値0の走行禁止フラグFdrvを保持したまま本ルーチンを終了し、走行禁止フラグFdrvが値1のときには、給油フラグFfが値1であるか否か充電フラグFcが値1であるか否かを調べ(ステップS240)、給油フラグFfも充電フラグFcも値0のときには、値1の走行禁止フラグFdrvを保持したまま本ルーチンを終了する。給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方のときには燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか否か蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるか否かを調べ(ステップS250)、燃料残量Qfが閾値Qstart未満で且つ蓄電割合SOCが閾値Sstart未満のときには、値1の走行禁止フラグFdrvを保持したまま本ルーチンを終了する。ここで、閾値Qstartは、実質的に給油が行なわれたのが確認できる程度の燃料量を閾値Qrefに加えた値として設定され、実施例では、例えば、ある程度の距離(例えば、10kmや20kmなど)をハイブリッド走行により走行したときに燃料残量Qfが閾値Qrefに至る燃料量を閾値Qrefに加えた値として設定されている。また、閾値Sstartは、実質的にバッテリ50の充電が行なわれたのが確認できる程度の蓄電量に相当する割合を閾値Srefに加えた値として設定され、実施例では、例えば、ある程度の距離(例えば、10kmや20kmなど)を電動走行により走行したときに蓄電割合SOCが閾値Srefに至る蓄電量の割合を閾値Srefに加えた値として設定されている。このように閾値Qstartと閾値Sstartを設定することにより、実質的な給油や充電が行なわれていないときに走行禁止フラグFdrvに値0が設定されるのを抑制することができる。
ステップS230で走行禁止フラグFdrvが値1であると判定され、ステップS240で給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定され、ステップS250で燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるかの少なくとも一方であると判定されたときには、走行禁止フラグFdrvに値0を設定して(ステップS260)、本ルーチンを終了する。
いま、燃料残量Qfが閾値Qref未満となると共に蓄電割合SOCが閾値Sref未満となり、走行禁止フラグFdrvに値1が設定されたときを考える。このとき、図2のシステム駆動制御ルーチンによってシステム停止される。燃料タンク23への給油も外部電源を用いた充電器60によるバッテリ50の充電も行なわれないときには、値1の走行禁止フラグFdrvが保持されるから、ハイブリッド自動車20はシステム停止の状態で保持される。こうした走行禁止フラグFdrvが値1によるシステム停止の状態で燃料タンク23への給油が行なわれると、給油フラグFfに値1が設定され、燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるのを条件に走行禁止フラグFdrvに値0が設定される。このとき、図2のシステム駆動制御ルーチンでは、燃料残量Qfが閾値Qref以上で蓄電割合SOCが閾値Sref未満となるから、エンジン22を始動してハイブリッド走行による走行が行なわれる。なお、給油フラグFfに値1が設定されても、燃料残量Qfが閾値Qstart未満のときには、実質的な給油が行なわれていないと判断し、値1の走行禁止フラグFdrvが保持されるから、システム停止が保持される。走行禁止フラグFdrvが値1によるシステム停止の状態で外部電源を用いた充電器60によるバッテリ50の充電が行なわれると、充電フラグFcに値1が設定され、蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるのを条件に走行禁止フラグFdrvに値0が設定される。このとき、図2のシステム駆動制御ルーチンでは、燃料残量Qfが閾値Qref未満で蓄電割合SOCが閾値Sref以上となるから、エンジン22を停止した状態で電動走行による走行が行なわれる。なお、充電フラグFcに値1が設定されても、蓄電割合SOCが閾値Sstart未満のときには、実質的なバッテリ50の充電が行なわれていないと判断し、値1の走行禁止フラグFdrvが保持されるから、システム停止が保持される。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、燃料残量Qfが閾値Qref未満となると共に蓄電割合SOCが閾値Sref未満となったことにより走行禁止フラグFdrvに値1が設定されたてシステム停止したときに、実質的に給油されたときには走行禁止フラグFdrvに値0を設定してエンジン22を始動してハイブリッド走行により走行することができ、実質的にバッテリ50が充電されたときには走行禁止フラグFdrvに値0を設定して電動走行により走行することができる。この結果、実質的な給油や実質的なバッテリ50の充電により、ガソリンスタンドや充電可能な箇所まで走行することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、燃料残量Qfが閾値Qref未満となると共に蓄電割合SOCが閾値Sref未満となったことにより走行禁止フラグFdrvに値1が設定されてシステム停止したときに、実質的に給油されたときや実質的にバッテリ50が充電されたときには走行禁止フラグFdrvに値0を設定して走行を許可するものとしたが、給油フラグFfが値1であれば燃料残量Qfが閾値Qstart未満であっても或いは充電フラグFcが値1であれば蓄電割合SOCが閾値Sstart未満であっても走行禁止フラグFdrvに値0を設定して走行を許可するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図4の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を駆動軸32が接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図4における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するものとしてもよいし、図5の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。また、図6の変形例のハイブリッド自動車320に例示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフトにクラッチ329を介して接続されると共に駆動輪39a,39bに連結された変速機330と、変速機330のエンジン22側のシャフトに取り付けられたモータMGと、を備えるものとしてもよい。さらに、図7の変形例のハイブリッド自動車420に例示するように、エンジン22をオートマチックトランスミッション430を介して駆動輪39a,39bに連結し、他の駆動輪39c,39dにモータMGを取り付けるものとしてもよい。即ち、走行用の動力を出力可能な内燃機関と走行用の動力を出力可能な電動機とを備えるハイブリッド自動車であれば如何なるものとしてもよいのである。さらに、こうしたハイブリッド自動車の形態だけでなく、ハイブリッド自動車の制御方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、燃料タンク23が「燃料タンク」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、充電器60が「充電手段」に相当し、燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、走行を禁止するために走行禁止フラグFdrvに値1を設定し、走行禁止フラグFdrvに値1が設定されると、給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定され且つ燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるかの少なくとも一方であると判定されるまで、値1の走行禁止フラグFdrvを保持し、給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定され且つ燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるかの少なくとも一方であると判定されると走行禁止フラグFdrvに値0を設定する図3の走行禁止解除ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「走行禁止解除手段」に相当し、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行や電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいて電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値1のときにはシステム停止する図2のシステム駆動制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70やハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を制御するエンジンECU24,ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりモータMG1,MG2を制御するモータECU40が「制御手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、走行用の動力を出力するものであれば、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「燃料タンク」としては、燃料タンク23に限定されるものではなく、内燃機関に供給する燃料を蓄えるものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、走行用の動力を出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「蓄電手段」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池などの二次電池の他、キャパシタなど、電動機に電力を供給するものであれば如何なるものとしても構わない。「充電手段」としては、AC/DCコンバータ62とDC/DCコンバータ64とを備える充電器60に限定されるものではなく、外部電源に接続されて蓄電手段を充電するものであれば如何なるものとしても構わない。「走行禁止解除手段」としては、燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには走行を禁止するために走行禁止フラグFdrvに値1を設定し、走行禁止フラグFdrvに値1が設定されると、給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定され且つ燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるかの少なくとも一方であると判定されるまで、値1の走行禁止フラグFdrvを保持し、給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定され且つ燃料残量Qfが閾値Qstart以上であるか蓄電割合SOCが閾値Sstart以上であるかの少なくとも一方であると判定されると走行禁止フラグFdrvに値0を設定するものに限定されるものではなく、走行禁止フラグFdrvに値1が設定された後に給油フラグFfが値1であるか充電フラグFcが値1であるかの少なくとも一方であると判定されたときには、燃料残量Qfや蓄電割合SOCに拘わらずに走行禁止フラグFdrvに値0を設定するものとするなど、燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、エネルギ要因により走行が禁止されている最中に燃料タンクへの燃料供給と充電手段による蓄電手段の充電とのうち少なくとも一方が行なわれたときにエネルギ要因による走行の禁止を解除するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、ハイブリッド用電子制御ユニット70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「制御手段」としては、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行や電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref未満であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいて電動走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値0のときに燃料残量Qfが閾値Qref以上であり且つ蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、アクセル開度Accや車速Vに基づいてハイブリッド走行によって走行するようエンジン22やモータMG1,MG2を制御し、走行禁止フラグFdrvが値1のときにはシステム停止するものに限定されるものではなく、走行が禁止されていないときには内燃機関からの動力又は電動機からの動力により走行するよう内燃機関と電動機とを制御し、走行が禁止されているときには内燃機関の始動および電動機の駆動が行なわれないよう内燃機関と電動機とを制御するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320,420 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 燃料タンク、23a 燃料残量センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪(駆動輪)、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、44 高電圧系電力ライン、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、57 リレー、58 電源コード、59 接続検出センサ、60 充電器、62 AC/DCコンバータ、64 DC/DCコンバータ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、329 クラッチ、330 変速機、430 オートマチックトランスミッション、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (4)

  1. 走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関に供給する燃料を蓄える燃料タンクと、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機に電力を供給する蓄電手段と、を備えるハイブリッド自動車であって、
    外部電源に接続されて前記蓄電手段を充電する充電手段と、
    前記燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ前記蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給が行なわれたことを検出し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記充電手段による前記蓄電手段の充電が行なわれたことを検出し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給と前記蓄電手段の充電とのうちどちらを検出しても前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する走行禁止解除手段と、
    走行が禁止されていないときには前記内燃機関からの動力又は前記電動機からの動力により走行するよう前記内燃機関と前記電動機とを制御し、走行が禁止されているときには前記内燃機関の始動および前記電動機の駆動が行なわれないよう前記内燃機関と前記電動機とを制御する制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド自動車であって、
    前記走行禁止解除手段は、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの所定量以上の燃料供給と前記充電手段による前記蓄電手段の所定蓄電容量以上の充電とのうちどちらを検出しても前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する手段である、
    ハイブリッド自動車。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記走行禁止解除手段により前記燃料タンクへの燃料供給が行なわれたことによって走行の禁止が解除されたときには前記内燃機関を始動すると共に前記内燃機関からの動力により走行するよう前記内燃機関を制御し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記走行禁止解除手段により前記充電手段による前記蓄電手段の充電が行なわれたことによって走行の禁止が解除されたときには前記電動機からの動力により走行するよう前記電動機を制御する手段である、
    ハイブリッド自動車。
  4. 走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関に供給する燃料を蓄える燃料タンクと、走行用の動力を出力可能な電動機と、前記電動機に電力を供給する蓄電手段と、外部電源に接続されて前記蓄電手段を充電する充電手段と、を備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
    前記燃料タンクの燃料残量が所定残量未満に至り且つ前記蓄電手段の蓄電容量が所定蓄電容量未満に至ったときにエネルギ要因により走行を禁止し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給が行なわれたことを検出し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記充電手段による前記蓄電手段の充電が行なわれたことを検出し、前記エネルギ要因により走行が禁止されている最中に前記燃料タンクへの燃料供給と前記蓄電手段の充電とのうちどちらを検出しても前記エネルギ要因による走行の禁止を解除する
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御方法。
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