JP5524578B2 - 椅子の背凭れ装置 - Google Patents
椅子の背凭れ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5524578B2 JP5524578B2 JP2009258539A JP2009258539A JP5524578B2 JP 5524578 B2 JP5524578 B2 JP 5524578B2 JP 2009258539 A JP2009258539 A JP 2009258539A JP 2009258539 A JP2009258539 A JP 2009258539A JP 5524578 B2 JP5524578 B2 JP 5524578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible
- flexible portion
- back plate
- backrest
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
また、上記特許文献に記載の椅子の中には、ランバーサポート効果により、腰部付近が快適に支持されるように、背枠と背板における上下方向の中間部を、側面視くの字状に折曲したものもあるが、背枠により囲まれた背板のほぼ全面を、可撓性を有するものとしてあるので、背板の下部のランバーサポート効果は小さい。
(1)背凭れを、座者の腰部付近を支持する部分に側面視くの字状の折曲部を有する左右1対の側杆と、それらの対向面同士を連結する背板とを備えるものとし、前記背板における前記折曲部よりも上方の部分を、後方に弾性変形可能であって、前記左右の側杆よりも剛性の小さな可撓部とするとともに、背板における前記可撓部よりも下方の部分を、前記可撓部よりも剛性の大きな非可撓部とし、かつ前記可撓部と非可撓部を、可撓部が非可撓部よりも前方に位置するようにして、左右の側杆の対向面に連結し、さらに、前記可撓部の下端と非可撓部の上端とを、後方に向かって凹入する段差部により連続させる。
一方、可撓部より下方の背板は、可撓部よりも剛性の大きな非可撓部とされ、後方に撓みにくくなっているので、ランバーサポート効果が発揮されて、座者の腰部付近が快適に支持される。
また、可撓部の下端と非可撓部の上端とを、後方に凹入する段差部により連続させているので、背板における可撓部と非可撓部との境界部の強度が低下する恐れはない。
図1は、本発明の一実施形態を備える椅子の正面図、図2は、同じく側面図、図3は、同じく要部の分解斜視図で、この椅子は、先端部にキャスタ1を備える放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3を備えている。脚体3の中央には、ガススプリング(図示略)を備える伸縮式の脚柱4が立設されており、脚柱4の上端には、支基5の後部が固着されている。
左右の背凭れ支持杆10、10の前端部は、左右方向の軸11をもって支基5に枢着され、支基5の後端部と連結板9とに前後の端部が連結されたガススプリング12の作用により、背凭れ支持杆10、10と背凭れ7とは、軸11を中心として、前後方向に回動したり、所望の後傾角度で停止させられたりしうるようになっている。
可撓部14aの下縁及び段差部15の下面は、側杆13の折曲部13a付近まで、下向き円弧状に湾曲されている。
このようにして、背板14を左右の背凭れ支持杆10、10に取付けると、両背凭れ支持杆10の上端部に筒状の保持部22、22が嵌合され、背凭れ支持杆10の上端部が前方に動くのが阻止されるので、背凭れ7をリクライニングさせた際に、背板14の下部の固定部に、背板14から離間する方向のモーメントが加わらず、従って、背板14の下部の固定強度をそれほど高める必要がない。
なお、固定片24の通孔25をめねじ孔として、ナット27を省略することもある。
前面板28は、図8に示すように、その上下左右の後面に後向突設された4個の筒状突部29を、格子状リブ21の交差部に形成された複数の係合孔30(図4参照)の内の適宜の4個のものに圧嵌することにより、可撓部14aの前面と同一面に整合するようにして止着されている。なお、前面板28の上部、すなわち、座者の腰部付近を支持する部分は、側面視くの字状に湾曲されている(図7参照)。
従って、背板14の下部の固定作業、すなわち、非可撓部14bに突設した固定片24と、左右の背凭れ支持杆10、10を連結している連結板9とのねじ止め作業が極めて容易となる。
従って、背板14の中間部をねじ等の固定手段により背凭れ支持杆10の上端部に固定する必要はなく、背板14の下部のみを背凭れ支持杆10の連結板9にねじ止めしただけでも、背板14の背凭れ支持杆10への取付強度は十分に確保されるので、従来のように、特別な連結部材を使用したり、上下2箇所でねじにより固定したりする必要はなく、部品点数やコストが削減される。
上記実施形態では、背板14の前面に凹部16を形成し、その上面における後方に凹入する段差部15に連設された保持部22、22を、背凭れ支持杆10、10の上端部に嵌合するようにしているが、これとは反対に、背板14の後面に、前方に凹入し、下方に開口する凹部を設け、その上面に形成される前方に凹入する段差面に、上記のような保持部を連設して、この保持部を、背凭れ支持杆10の上端部に嵌合するようにしてもよい。この際には、前面板28は必要なく、背板14の下半部がそのまま非可撓部となるとともに、前方に向かって凹入する凹部の後面に後面板を止着すればよい。
また、下半部における非可撓部の後面に、格子状のリブを突設して、その部分を補強するようにしてもよい。
2 脚杆
3 脚体
4 脚柱
5 支基
5aカバー
6 肘掛け
7 背凭れ
8 座
9 連結板
10 背凭れ支持杆
11 軸
12 ガススプリング
13 側杆
13a折曲部
14 背板
14a可撓部
14b非可撓部
15 段差部
16 凹部
17 凹溝
18 凹溝
19 長孔
20 リブ
21 リブ
22 保持部
23 リブ
24 固定片
25 通孔
26 固定ねじ
27 ナット
28 前面板
29 筒状突部
30 係合孔
31 クッション材
Claims (5)
- 背凭れを、座者の腰部付近を支持する部分に側面視くの字状の折曲部を有する左右1対の側杆と、それらの対向面同士を連結する背板とを備えるものとし、前記背板における前記折曲部よりも上方の部分を、後方に弾性変形可能であって、前記左右の側杆よりも剛性の小さな可撓部とするとともに、背板における前記可撓部よりも下方の部分を、前記可撓部よりも剛性の大きな非可撓部とし、かつ前記可撓部と非可撓部を、可撓部が非可撓部よりも前方に位置するようにして、左右の側杆の対向面に連結し、さらに、前記可撓部の下端と非可撓部の上端とを、後方に向かって凹入する段差部により連続させたことを特徴とする椅子の背凭れ装置。
- 非可撓部の左右方向の中央部を、座の後上方に起立する背凭れ支持杆に連結してなる請求項1記載の椅子の背凭れ装置。
- 可撓部に、上下及び左右方向に並ぶ上下方向の長孔を多数設けてなる請求項1または2記載の椅子の背凭れ装置。
- 非可撓部の前面に、格子状のリブを、上端が前記段差部と連続するようにして突設した請求項1〜3のいずれかに記載の椅子の背凭れ装置。
- 非可撓部の前面に、格子状のリブを挟んで、前面板を装着してなる請求項4記載の椅子の背凭れ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009258539A JP5524578B2 (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | 椅子の背凭れ装置 |
US14/116,992 US8991932B2 (en) | 2009-11-12 | 2011-05-11 | Backrest mechanism for chair |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009258539A JP5524578B2 (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | 椅子の背凭れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011101762A JP2011101762A (ja) | 2011-05-26 |
JP5524578B2 true JP5524578B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=44192397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009258539A Active JP5524578B2 (ja) | 2009-11-12 | 2009-11-12 | 椅子の背凭れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5524578B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8991932B2 (en) | 2009-11-12 | 2015-03-31 | Okamura Corporation | Backrest mechanism for chair |
CN103533864A (zh) * | 2011-05-11 | 2014-01-22 | 株式会社冈村制作所 | 椅子的靠背装置 |
JP5954965B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2016-07-20 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
JP6353485B2 (ja) * | 2016-04-28 | 2018-07-04 | 株式会社イトーキ | 椅子 |
JP6952571B2 (ja) * | 2017-10-24 | 2021-10-20 | タカノ株式会社 | 椅子の背凭れ取付構造 |
WO2023047634A1 (ja) * | 2021-09-24 | 2023-03-30 | 株式会社オカムラ | 椅子の荷重支持構造体及び椅子 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5096870B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2012-12-12 | 株式会社イトーキ | 背もたれ付き椅子 |
JP5331990B2 (ja) * | 2008-01-16 | 2013-10-30 | コクヨ株式会社 | 椅子のシェル |
-
2009
- 2009-11-12 JP JP2009258539A patent/JP5524578B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011101762A (ja) | 2011-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4448487B2 (ja) | 椅子の背凭れ装置 | |
JP5476907B2 (ja) | 車両用シートバック | |
US7654616B2 (en) | Chair having integrally formed back frame and seat frame | |
JP5524578B2 (ja) | 椅子の背凭れ装置 | |
JP5559495B2 (ja) | 椅子 | |
JP2011103933A (ja) | 椅子 | |
JP2006231088A (ja) | 椅子用基板および椅子 | |
US8991932B2 (en) | Backrest mechanism for chair | |
KR100772167B1 (ko) | 보조등받침을 갖는 의자 | |
JP2015093028A (ja) | 椅子 | |
JP6140419B2 (ja) | ランバーサポート及び椅子 | |
WO2012153408A1 (ja) | 椅子の背凭れ装置 | |
JP4932875B2 (ja) | 椅子の背凭れ装置 | |
JP2010063819A (ja) | 椅子 | |
JP6343801B2 (ja) | 椅子の面材取付構造、椅子の身体支持部材及び椅子 | |
JP2011101761A (ja) | 椅子 | |
JP2009106420A (ja) | 背もたれ付き椅子 | |
JP5096869B2 (ja) | 椅子 | |
JP3240391U (ja) | 椅子類 | |
JP7172378B2 (ja) | 椅子 | |
JP7330857B2 (ja) | 椅子 | |
JP4272031B2 (ja) | 椅子 | |
JP2003275054A (ja) | 椅子の背シェル構造 | |
JP4119332B2 (ja) | 肘掛け装置付き椅子 | |
JP6812201B2 (ja) | 椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5524578 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |