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JP5592584B1 - コンテンツ送受信システム及びコンテンツ送信装置及びコンテンツ受信装置及びプログラム - Google Patents

コンテンツ送受信システム及びコンテンツ送信装置及びコンテンツ受信装置及びプログラム Download PDF

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JP5592584B1 JP2014063921A JP2014063921A JP5592584B1 JP 5592584 B1 JP5592584 B1 JP 5592584B1 JP 2014063921 A JP2014063921 A JP 2014063921A JP 2014063921 A JP2014063921 A JP 2014063921A JP 5592584 B1 JP5592584 B1 JP 5592584B1
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Abstract

【課題】暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵をコンテンツと同じファイルで安全に提供及び管理することを目的とする。
【解決手段】コンテンツ送受信システム100のコンテンツサーバ300は、暗号化された第1コンテンツを復号するための復号鍵を第2コンテンツに電子透かしとして埋め込み、暗号化された第1コンテンツと電子透かしを埋め込んだ第2コンテンツとを含む1つのファイルを作成し、このファイルを送信する。コンテンツ送受信システム100のユーザ端末400は、ネットワーク500を介してコンテンツサーバ300からファイルを受信し、このファイルに含まれる第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して復号鍵を取得し、復号鍵を用いて上記ファイルに含まれる第1コンテンツを復号し、復号した第1コンテンツを再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ送受信システム及びコンテンツ送信装置及びコンテンツ受信装置及びプログラムに関するものである。
従来、コンテンツを保護するために、暗号化したコンテンツを提供するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−198831号公報
従来のシステムでは、暗号化したコンテンツを復号するための鍵を、コンテンツとは別に提供する。
例えば、あるシステムでは、コンテンツを配信するサーバが以下のように動作する。
(1)コンテンツを暗号化する。
(2)暗号解除キーを準備する。
(3)ユーザ端末からのコンテンツ要求を受信すると、暗号化したコンテンツを送信する。
(4)暗号解除キーを送信する。
ユーザ端末(クライアント)は、以下のように動作する。
(1)暗号化されたコンテンツを受信する。
(2)暗号解除キーを受信する。
(3)プレーヤにより、暗号化されたコンテンツの暗号を暗号解除キーで解除する。
(4)プレーヤによりコンテンツを再生する。
ユーザは、コンテンツ配信事業者と契約して、ログインID(識別子)及びパスワードを取得する。ユーザは、ユーザ端末から配信事業者のサーバにログインID及びパスワードを入力する。これにより、ユーザは、コンテンツを検索し、ダウンロードし、視聴することができる。コンテンツは暗号化されているため、ユーザは、サーバから別途配信される暗号解除キーでコンテンツの暗号を解除する機能をもつプレーヤを使う必要がある。このプレーヤを使うことで、ユーザは、暗号化されたコンテンツを、暗号解除キーを意識することなく視聴することができる。
暗号解除キーは、ユーザ端末内の特定の場所に保管されることが多い。しかし、ユーザが暗号解除キーを誤って消してしまうことがある。その場合、ユーザがダウンロードしたコンテンツを再生できなくなるという課題がある。
本発明は、例えば、暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵(暗号解除キー)をコンテンツと同じファイルで安全に提供及び管理することを目的とする。
本発明の一の態様に係るコンテンツ送受信システムは、
暗号化された第1コンテンツを復号するための復号鍵を第2コンテンツに電子透かしとして埋め込み、暗号化された前記第1コンテンツと電子透かしを埋め込んだ前記第2コンテンツとを含む1つのファイルを作成し、前記ファイルを送信するコンテンツ送信装置と、
ネットワークを介して前記コンテンツ送信装置から前記ファイルを受信し、前記ファイルに含まれる前記第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して前記復号鍵を取得し、前記復号鍵を用いて前記ファイルに含まれる前記第1コンテンツを復号し、復号した前記第1コンテンツを再生するコンテンツ受信装置とを備える。
本発明では、暗号化されたコンテンツと、復号鍵が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツとを含む1つのファイルが提供される。このため、本発明によれば、復号鍵を暗号化されたコンテンツと同じファイルで安全に提供及び管理することが可能となる。ユーザがコンテンツ自体を消さなければ、復号鍵を誤って消してしまい、コンテンツを再生できなくなるということはない。
実施の形態1及び2に係るコンテンツ送受信システムの構成を示すブロック図。 実施の形態1に係るコンテナファイルの構成を示すブロック図。 実施の形態1及び2に係るコンテンツサーバの構成を示すブロック図。 実施の形態1及び2に係るコンテンツサーバの動作を示すフローチャート。 実施の形態1及び2に係るユーザ端末の構成を示すブロック図。 実施の形態1及び2に係るユーザ端末の動作を示すフローチャート。 実施の形態2に係るコンテナファイルの構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係るコンテンツサーバ及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るコンテンツ送受信システム100の構成を示すブロック図である。
図1において、コンテンツ送受信システム100は、少なくとも1台の認証サーバ200と、少なくとも1台のコンテンツサーバ300と、少なくとも1台のユーザ端末400とを備える。認証サーバ200とコンテンツサーバ300とユーザ端末400とは、互いにネットワーク500を介して接続されている。ネットワーク500は、例えば、LAN(Local・Area・Network)、WAN(Wide・Area・Network)、インターネット、あるいは、これらの組み合わせである。
前述したように、従来のシステムでは、暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵(暗号解除キー)がユーザにより誤って消され、コンテンツが再生できなくなるという課題がある。本実施の形態では、このような課題に対処するために、暗号化されたコンテンツと復号鍵とを1つのファイルにまとめる。しかし、単に復号鍵をコンテンツと同じファイルに含めるだけだと、誰でもコンテンツを復号できてしまう。よって、復号鍵の隠匿手段が必要となる。
本実施の形態では、復号鍵の隠匿手段として、電子透かしを用いる。これにより、安全に復号鍵をユーザ端末400に送ることが可能となる。
コンテンツ送受信システム100は、以下のように動作する。
STEP1:ユーザ端末400は、ユーザのログインID及びパスワードを認証サーバ200に送信する。認証サーバ200は、ログインID及びパスワードを検証し、ユーザのログインの成否をユーザ端末400に通知する。ユーザ端末400は、ログインに成功した後、コンテンツ要求をコンテンツサーバ300に送信する。
STEP2:コンテンツサーバ300は、コンテンツ要求に基づいて、暗号化されたコンテンツと復号鍵とを用意する。例えば、番組又は映画の本編のように価値の高いコンテンツが暗号化されている。
STEP3:コンテンツサーバ300は、復号鍵を、暗号化されたコンテンツとは別のコンテンツに電子透かしとして挿入する。例えば、他の番組又は映画の宣伝のように本編とは関係がなく、暗号化されていないコンテンツに電子透かしが挿入される。コンテンツサーバ300は、再生の許諾条件、再生の許諾先(例えば、ログインID、あるいは、ユーザ端末400の情報)等に関する情報も電子透かしとして挿入してよい。コンテンツサーバ300は、暗号化されたコンテンツと、電子透かしを使用して復号鍵を隠匿したコンテンツとを1つのファイルにまとめる。
STEP4:ユーザ端末400は、コンテンツが含まれているファイルをコンテンツサーバ300からダウンロードする。
STEP5:ユーザ端末400は、ダウンロードしたファイルから、復号鍵が隠匿されたコンテンツを分離する。ユーザ端末400は、そのコンテンツから電子透かしを検出する。これにより、ユーザ端末400は、復号鍵を得る。
STEP6:ユーザ端末400は、復号鍵を用いて、暗号化されたコンテンツを復号する。
STEP7:ユーザ端末400は、復号したコンテンツを再生する。例えば、暗号化されたコンテンツが番組又は映画の本編であれば、ユーザは、本編を視聴することができる。
例えば、少なくともSTEP5〜STEP7の処理は、ユーザ端末400にインストールされた専用のプレーヤで実行される。
望ましくは、STEP4〜STEP6の処理は全てメモリ上で実行される。即ち、ファイルから分離されたコンテンツ、復号鍵、復号されたコンテンツは、いずれもハードディスク等の不揮発性メモリに記憶されず、電源断で消滅する。これにより、セキュリティが向上する。
上記のような仕組みの導入により、暗号化コンテンツと、DRM(Digital・Rights・Management)のための復号鍵とをまとめて取り扱うことが可能となる。そのため、誤って鍵を削除するといった事故がなくなる。1つのファイルだけで一連の視聴動作が完結することから、利便性が高くなる。さらに、コンテンツ運用の柔軟性が向上する。
図2は、本実施の形態に係るコンテナファイル110の構成を示すブロック図である。
図2において、コンテナファイル110は、前述したSTEP3の処理で作成されるファイルに相当する。コンテナファイル110とは、映像や音声といった様々な種類のデータをまとめて格納することができるファイルのことである。
ここで、番組の本編等の重要なコンテンツを第1コンテンツとし、他の番組の宣伝等の保護対象とならないコンテンツを第2コンテンツとする。
本実施の形態では、第1コンテンツのセキュリティのために第1コンテンツが暗号化される。復号のための鍵は第2コンテンツに電子透かしとして埋め込まれる。第1コンテンツと第2コンテンツとの2種類のコンテンツは、他の必要なデータ(例えば、他のコンテンツ)とともに多重化され、1つのコンテナファイル110として配信される。これにより、第1コンテンツのセキュリティを保ちつつ、復号鍵の管理の問題を解消することができる。
コンテンツサーバ300(即ち、コンテンツ提供側)は、第1コンテンツを暗号化して第1エレメンタリストリーム(ES1)を生成する。なお、第1コンテンツの暗号化は、コンテンツサーバ300とは別の装置により実施されてもよい。コンテンツサーバ300は、復号鍵を電子透かしとして第2コンテンツに埋め込んで第2エレメンタリストリーム(ES2)を生成する。コンテンツサーバ300は、第1エレメンタリストリーム(ES1)と第2エレメンタリストリーム(ES2)と他のエレメンタリストリームとを多重化して1つのコンテナファイル110を作る。コンテンツサーバ300は、このコンテナファイル110をユーザ端末400へ送る。
ユーザ端末400(即ち、クライアント側)は、送られたコンテナファイル110を多重化解除して第2エレメンタリストリーム(ES2)を取り出す。ユーザ端末400は、第2エレメンタリストリーム(ES2)の映像を解析して電子透かしを検出する。これにより、ユーザ端末400は、復号鍵を取り出す。ユーザ端末400は、取り出した復号鍵を使って第1エレメンタリストリーム(ES1)を復号する。これにより、ユーザ端末400は、第1コンテンツを取得する。ユーザ端末400は、プレーヤで第1コンテンツを再生する。
図3は、コンテンツサーバ300の構成を示すブロック図である。図4は、コンテンツサーバ300の動作(本実施の形態に係るコンテンツ送信方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を示すフローチャートである。
図3において、コンテンツサーバ300は、コンテンツ送信装置の例であり、受付部301と、選択部302と、暗号化部303と、埋込部304と、作成部305と、送信部306とを備える。
図4のS11において、受付部301は、複数のコンテンツと、これら複数のコンテンツがそれぞれ重要であるかどうかを示す情報との入力を受け付ける。例えば、コンテンツとして映像M1のデータと映像M2のデータとが入力されるとき、映像M1が番組本編であり(即ち、重要である)、映像M2が番組宣伝である(即ち、重要でない)という情報が同時に入力される。以下では、この例を例1と呼ぶ。
図4のS12において、選択部302は、受付部301に入力された複数のコンテンツから、受付部301に入力された情報に基づき、重要なコンテンツを第1コンテンツとして選択し、重要でないコンテンツを第2コンテンツとして選択する。例1では、番組本編である映像M1のデータが第1コンテンツとして選択され、番組宣伝である映像M2のデータが第2コンテンツとして選択される。
図4のS13において、暗号化部303は、選択部302により選択された第1コンテンツを暗号化する。例1では、番組本編である映像M1のデータが暗号化される。
図4のS14において、埋込部304は、暗号化部303により暗号化された第1コンテンツを復号するための復号鍵を第2コンテンツに電子透かしとして埋め込む。例1では、番組宣伝である映像M2のデータに電子透かしが埋め込まれる。
図4のS15において、作成部305は、暗号化部303により暗号化された第1コンテンツと埋込部304により電子透かしが埋め込まれた第2コンテンツとを含む1つのコンテナファイル110を作成する。例1では、暗号化された映像M1のデータと、電子透かしが埋め込まれた映像M2のデータとが別々のエレメンタリストリーム(ES1及びES2)として多重化される。これにより、コンテナファイル110が作成される。
図4のS16において、送信部306は、作成部305により作成されたコンテナファイル110を、ネットワーク500を介してユーザ端末400に送信する。
図5は、ユーザ端末400の構成を示すブロック図である。図6は、ユーザ端末400の動作(本実施の形態に係るコンテンツ受信方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を示すフローチャートである。
図5において、ユーザ端末400は、コンテンツ受信装置の例であり、受信部401と、取得部402と、復号部403と、再生部404とを備える。ユーザ端末400は、例えば、PC(Personal・Computer)、又は、携帯端末である。
図6のS21において、受信部401は、コンテンツサーバ300から送信されたコンテナファイル110を、ネットワーク500を介して受信する。
図6のS22において、取得部402は、受信部401により受信されたコンテナファイル110に含まれる第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して復号鍵を取得する。例1では、番組宣伝である映像M2のデータから復号鍵が取得される。
図6のS23において、復号部403は、取得部402により取得された復号鍵を用いて受信部401により受信されたコンテナファイル110に含まれる第1コンテンツを復号する。例1では、番組本編である映像M1のデータが復号される。
図6のS24において、再生部404は、復号部403により復号された第1コンテンツを再生する。例1では、番組本編である映像M1のデータが再生される。
望ましくは、S22及びS23の処理の実行中に、再生部404は、第2コンテンツを再生する。これにより、電子透かしの検出や第1コンテンツの復号にある程度の時間がかかる場合、その時間を有効活用できる。例1では、ユーザが番組宣伝を視聴している間に、電子透かしの検出や第1コンテンツの復号の処理を実行することができる。再生部404は、第1コンテンツの復号が完了したら、第2コンテンツの途中でも第2コンテンツの再生を終了し、第1コンテンツを再生する。これにより、例1では、ユーザに番組本編の映像M1をすぐに視聴させることができる。なお、再生部404は、第1コンテンツの復号が完了しても、第2コンテンツを最後まで再生してから、第1コンテンツを再生してもよい。この場合、ユーザに強制的に番組宣伝の映像M2を視聴させることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、暗号化されたコンテンツと、復号鍵が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツとを含む1つのファイルが提供される。このため、本実施の形態によれば、復号鍵を暗号化されたコンテンツと同じファイルで安全に提供及び管理することが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態に係るコンテンツ送受信システム100の構成は、実施の形態1のものと同様である(図1参照)。
図7は、本実施の形態に係るコンテナファイル120の構成を示すブロック図である。
図7において、コンテナファイル120は、図2に示したコンテナファイル110と同様に、前述したSTEP3の処理で作成されるファイルに相当する。
ここで、番組の本編等の重要なコンテンツを第1コンテンツとし、同じ番組のオープニングやタイトル等の保護対象とならないコンテンツを第2コンテンツとする。
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、第1コンテンツのセキュリティのために第1コンテンツが暗号化される。復号のための鍵は第2コンテンツに電子透かしとして埋め込まれる。実施の形態1と異なり、第1コンテンツと第2コンテンツとは、それぞれ1種類のコンテンツの一部分である。例えば、第2コンテンツは1種類のコンテンツの先頭部分であり、第1コンテンツは第2コンテンツの後に続く部分である。第2コンテンツは、暗号化されない。即ち、本実施の形態では、1種類のコンテンツの一部のみが暗号化され、他の少なくとも一部に電子透かしが埋め込まれる。この1種類のコンテンツは、他の必要なデータ(例えば、他のコンテンツ)とともに多重化され、1つのコンテナファイル120として配信される。これにより、第1コンテンツのセキュリティを保ちつつ、復号鍵の管理の問題を解消することができる。
コンテンツサーバ300(即ち、コンテンツ提供側)は、第1コンテンツを暗号化する。なお、第1コンテンツの暗号化は、コンテンツサーバ300とは別の装置により実施されてもよい。コンテンツサーバ300は、復号鍵を電子透かしとして第2コンテンツに埋め込む。なお、第2コンテンツには、復号鍵だけでなく、第1コンテンツの属性(例えば、長さ、又は、全体のコンテンツにおける位置)に関する情報が電子透かしとして埋め込まれてもよい。コンテンツサーバ300は、暗号化した第1コンテンツを第1部分(PT1)、電子透かしを埋め込んだ第2コンテンツを第2部分(PT2)として含むエレメンタリストリーム(ES)を生成する。コンテンツサーバ300は、生成したエレメンタリストリーム(ES)と他のエレメンタリストリームとを多重化して1つのコンテナファイル120を作る。コンテンツサーバ300は、このコンテナファイル120をユーザ端末400へ送る。
ユーザ端末400(即ち、クライアント側)は、送られたコンテナファイル120を多重化解除して第1部分(PT1)と第2部分(PT2)とを含むエレメンタリストリーム(ES)を取り出す。ユーザ端末400は、エレメンタリストリーム(ES)の第2部分(PT2)の映像を解析して電子透かしを検出する。これにより、ユーザ端末400は、復号鍵を取り出す。ユーザ端末400は、取り出した復号鍵を使ってエレメンタリストリーム(ES)の第1部分(PT1)を復号する。これにより、ユーザ端末400は、第1コンテンツを取得する。ユーザ端末400は、プレーヤで第1コンテンツを再生する。
コンテンツサーバ300の構成は、実施の形態1のものと同様である(図3参照)。
以下では、図4を用いて、本実施の形態に係るコンテンツサーバ300の動作(本実施の形態に係るコンテンツ送信方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を説明する。
図4のS11において、受付部301は、映像のデータと、この映像のデータに含まれる複数の時間帯のデータがそれぞれ重要であるかどうかを示す情報との入力を受け付ける。例えば、コンテンツとして映像Mのデータが入力されるとき、映像Mの先頭部分が番組オープニングであり(即ち、重要でない)、映像Mの残りの部分が番組本編である(即ち、重要である)という情報が同時に入力される。以下では、この例を例2と呼ぶ。
図4のS12において、選択部302は、受付部301に入力された映像のデータから、受付部301に入力された情報に基づき、重要な時間帯のデータを第1コンテンツとして選択し、重要でない時間帯のデータを第2コンテンツとして選択する。例2では、番組オープニングである映像Mの先頭部分のデータが第2コンテンツとして選択され、番組本編である映像Mの先頭部分以外のデータが第1コンテンツとして選択される。
図4のS13において、暗号化部303は、選択部302により選択された第1コンテンツを暗号化する。例2では、番組本編である映像Mの先頭部分以外のデータが暗号化される。
図4のS14において、埋込部304は、暗号化部303により暗号化された第1コンテンツを復号するための復号鍵を第2コンテンツに電子透かしとして埋め込む。例2では、番組オープニングである映像Mの先頭部分のデータに電子透かしが埋め込まれる。
図4のS15において、作成部305は、暗号化部303により暗号化された第1コンテンツと埋込部304により電子透かしが埋め込まれた第2コンテンツとを含む1つのコンテナファイル120を作成する。例2では、先頭部分に電子透かしが埋め込まれ、残りの部分が暗号化された映像Mのデータが1つのエレメンタリストリーム(ES)として他のエレメンタリストリームと多重化される。これにより、コンテナファイル120が作成される。
図4のS16において、送信部306は、作成部305により作成されたコンテナファイル110を、ネットワーク500を介してユーザ端末400に送信する。
ユーザ端末400の構成は、実施の形態1のものと同様である(図5参照)。
以下では、図6を用いて、本実施の形態に係るユーザ端末400の動作(本実施の形態に係るコンテンツ受信方法、本実施の形態に係るプログラムの処理手順)を説明する。
図6のS21において、受信部401は、コンテンツサーバ300から送信されたコンテナファイル110を、ネットワーク500を介して受信する。
図6のS22において、取得部402は、受信部401により受信されたコンテナファイル110に含まれる第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して復号鍵を取得する。例2では、番組オープニングである映像Mの先頭部分のデータから復号鍵が取得される。
図6のS23において、復号部403は、取得部402により取得された復号鍵を用いて受信部401により受信されたコンテナファイル110に含まれる第1コンテンツを復号する。例2では、番組本編である映像Mの先頭部分以外のデータが復号される。
図6のS24において、再生部404は、復号部403により復号された第1コンテンツを再生する。例2では、番組本編である映像Mの先頭部分以外のデータが再生される。
望ましくは、S22及びS23の処理の実行中に、再生部404は、第2コンテンツを再生する。これにより、電子透かしの検出や第1コンテンツの復号にある程度の時間がかかる場合、その時間を有効活用できる。例2では、ユーザが番組オープニングを視聴している間に、電子透かしの検出や第1コンテンツの復号の処理を実行することができる。再生部404は、第1コンテンツの復号が完了しても、第2コンテンツを最後まで再生してから、第1コンテンツを再生する。これにより、ユーザに番組全体の映像Mを視聴させることができる。なお、再生部404は、第1コンテンツの復号が完了したときにユーザから要求があれば、第2コンテンツの途中でも第2コンテンツの再生を終了し、第1コンテンツを再生してもよい。
以上説明したように、本実施の形態でも、暗号化されたコンテンツと、復号鍵が電子透かしとして埋め込まれたコンテンツとを含む1つのファイルが提供される。このため、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、復号鍵を暗号化されたコンテンツと同じファイルで安全に提供及び管理することが可能となる。
図8は、本発明の実施の形態に係るコンテンツサーバ300及びユーザ端末400のハードウェア構成の一例を示す図である。
図8において、コンテンツサーバ300及びユーザ端末400のそれぞれは、コンピュータであり、出力装置910、入力装置920、記憶装置930、処理装置940といったハードウェアを備える。ハードウェアは、コンテンツサーバ300及びユーザ端末400の各部(本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するもの)によって利用される。
出力装置910は、例えば、LCD(Liquid・Crystal・Display)等の表示装置、プリンタ、通信モジュール(通信回路等)である。出力装置910は、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものによってデータ、情報、信号の出力(送信)のために利用される。
入力装置920は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、通信モジュール(通信回路等)である。入力装置920は、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものによってデータ、情報、信号の入力(受信)のために利用される。
記憶装置930は、例えば、ROM(Read・Only・Memory)、RAM(Random・Access・Memory)、HDD(Hard・Disk・Drive)、SSD(Solid・State・Drive)である。記憶装置930には、プログラム931、ファイル932が記憶される。プログラム931には、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものの処理(機能)を実行するプログラムが含まれる。ファイル932には、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものによって演算、加工、読み取り、書き込み、利用、入力、出力等が行われるデータ、情報、信号(値)等が含まれる。
処理装置940は、例えば、CPU(Central・Processing・Unit)である。処理装置940は、バス等を介して他のハードウェアデバイスと接続され、それらのハードウェアデバイスを制御する。処理装置940は、記憶装置930からプログラム931を読み出し、プログラム931を実行する。処理装置940は、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものによって演算、加工、読み取り、書き込み、利用、入力、出力等を行うために利用される。
本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものは、「部」を「回路」、「装置」、「機器」に読み替えたものであってもよい。また、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものは、「部」を「工程」、「手順」、「処理」に読み替えたものであってもよい。即ち、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものは、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアは、プログラム931として、記憶装置930に記憶される。プログラム931は、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものとしてコンピュータを機能させるものである。あるいは、プログラム931は、本発明の実施の形態の説明において「部」として説明するものの処理をコンピュータに実行させるものである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、いくつかを組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施しても構わない。例えば、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組み合わせを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 コンテンツ送受信システム、110 コンテナファイル、120 コンテナファイル、200 認証サーバ、300 コンテンツサーバ、301 受付部、302 選択部、303 暗号化部、304 埋込部、305 作成部、306 送信部、400 ユーザ端末、401 受信部、402 取得部、403 復号部、404 再生部、500 ネットワーク、910 出力装置、920 入力装置、930 記憶装置、931 プログラム、932 ファイル、940 処理装置。

Claims (6)

  1. 同じ映像の異なる時間帯のデータである第1コンテンツ及び第2コンテンツを送受信するコンテンツ送受信システムであって、
    暗号化された前記第1コンテンツを復号するための復号鍵を前記第2コンテンツに電子透かしとして埋め込み、暗号化された前記第1コンテンツと電子透かしを埋め込んだ前記第2コンテンツとを1つのエレメンタリストリームとして含む1つのファイルを作成し、前記ファイルを送信するコンテンツ送信装置と、
    ネットワークを介して前記コンテンツ送信装置から前記ファイルを受信し、前記ファイルに含まれる前記第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して前記復号鍵を取得し、前記復号鍵を用いて前記ファイルに含まれる前記第1コンテンツを復号し、復号した前記第1コンテンツを再生するコンテンツ受信装置と
    を備えることを特徴とするコンテンツ送受信システム。
  2. 同じ映像の異なる時間帯のデータである第1コンテンツ及び第2コンテンツを送信するコンテンツ送信装置であって、
    暗号化された前記第1コンテンツを復号するための復号鍵を前記第2コンテンツに電子透かしとして埋め込む埋込部と、
    暗号化された前記第1コンテンツと前記埋込部により電子透かしが埋め込まれた前記第2コンテンツとを1つのエレメンタリストリームとして含む1つのファイルを作成する作成部と、
    前記作成部により作成された前記ファイルを送信する送信部と
    を備えることを特徴とするコンテンツ送信装置。
  3. 前記映像のデータと前記映像のデータに含まれる複数の時間帯のデータがそれぞれ重要であるかどうかを示す情報との入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部に入力された前記映像のデータから、前記受付部に入力された前記情報に基づき、重要な時間帯のデータを前記第1コンテンツとして選択し、重要でない時間帯のデータを前記第2コンテンツとして選択する選択部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項のコンテンツ送信装置。
  4. 同じ映像の異なる時間帯のデータである第1コンテンツ及び第2コンテンツを受信するコンテンツ受信装置であって、
    暗号化された前記第1コンテンツと前記第1コンテンツを復号するための復号鍵が電子透かしとして埋め込まれた前記第2コンテンツとを1つのエレメンタリストリームとして含む1つのファイルを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記ファイルに含まれる前記第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して前記復号鍵を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記復号鍵を用いて前記受信部により受信された前記ファイルに含まれる前記第1コンテンツを復号する復号部と、
    前記復号部により復号された前記第1コンテンツを再生する再生部と
    を備えることを特徴とするコンテンツ受信装置。
  5. 同じ映像の異なる時間帯のデータである第1コンテンツ及び第2コンテンツを送信するコンピュータを、
    暗号化された前記第1コンテンツを復号するための復号鍵を前記第2コンテンツに電子透かしとして埋め込む埋込部と、
    暗号化された前記第1コンテンツと前記埋込部により電子透かしが埋め込まれた前記第2コンテンツとを1つのエレメンタリストリームとして含む1つのファイルを作成する作成部と、
    前記作成部により作成された前記ファイルを送信する送信部
    として機能させるためのプログラム。
  6. 同じ映像の異なる時間帯のデータである第1コンテンツ及び第2コンテンツを受信するコンピュータを、
    暗号化された前記第1コンテンツと前記第1コンテンツを復号するための復号鍵が電子透かしとして埋め込まれた前記第2コンテンツとを1つのエレメンタリストリームとして含む1つのファイルを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記ファイルに含まれる前記第2コンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出して前記復号鍵を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記復号鍵を用いて前記受信部により受信された前記ファイルに含まれる前記第1コンテンツを復号する復号部と、
    前記復号部により復号された前記第1コンテンツを再生する再生部
    として機能させるためのプログラム。
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