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JP5589223B2 - 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット - Google Patents

活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット Download PDF

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JP5589223B2 JP2012096979A JP2012096979A JP5589223B2 JP 5589223 B2 JP5589223 B2 JP 5589223B2 JP 2012096979 A JP2012096979 A JP 2012096979A JP 2012096979 A JP2012096979 A JP 2012096979A JP 5589223 B2 JP5589223 B2 JP 5589223B2
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Description

本発明は、少なくともシアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキから選択される2種類以上のカラーインキで構成される活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するもので、硬化不良に付随する印刷物のグロス低下を抑制し、高精細で高画質な画像を出力するものである。
インクジェット印刷方式とは、被印刷基材に対して、インクジェットヘッドからインキ組成物の微小液滴を飛翔、着弾させて画像や文字を印刷する印刷方式であり、版を必要としないことを特徴とする。版を必要としない印刷方式としては、電子写真方式が広く認知されているが、インクジェット印刷方式は電子写真方式に比べて装置のイニシャルコストや印刷時のランニングコスト、装置サイズ、高速印刷特性等の面で優れている。
活性エネルギー線硬化型インクジェットインキを用いた印刷方式とは、主に反応性モノマーやオリゴマーと開始剤や光酸発生剤を含み、前記方式により被印刷基材に着弾させたインキ組成物に活性エネルギー線を照射し、重合反応を進行させることで画像や文字を形成する印刷方式である。
また近年、インクジェットヘッドの性能向上に伴い、オフセット印刷等による既存印刷市場への応用が期待されている。既存印刷市場においては生産性が非常に肝要であるが、サイン市場で用いられているマルチパス印刷方式では、所望の生産性を実現することが困難であった。そのため、印刷市場に用いられるインクジェット印刷方式は、マルチパス印刷方式で得られない生産性を実現するため、高速印刷が可能なシングルパス印刷方式を用いることが望ましい。
更に、サイン市場で用いられている基材の多くは塩化ビニルシートであったが、既存印刷市場では各種コート紙や各種フィルムなどの多様な基材が使用されている。ところが、基材によってインキの濡れ拡がり性や基材への密着性が異なるため、多様な基材に同一のインキで対応するためには、どのような基材に対しても印刷画質をはじめとする印刷品位を一定レベル以上で確保することが重要である。生産性と多基材対応性を同時に達成するためには、高速印刷が可能で、かつ、多くの基材で密着性が確保できる、活性エネルギー線硬化型インクジェットインキが最適である。
しかしながら、活性エネルギー線硬化型インクジェットインキによるマルチパス印刷方式では、インキの複数回の重ねにより画像を形成するが、シングルパス印刷方式では、一回の印字で所望の画像を形成するため、高印字率部分では、多量のインキを一度に硬化させる必要があり、内部硬化性が悪いことが問題となっている。すなわち、多量のインキ硬化に際し活性エネルギー線が一度のみ照射されるため、活性エネルギー線がインキ組成物の内部まで十分に透過しない場合、塗膜表面と内部の反応率に差異が生じる。重合反応が十分に進行している場合、その過程で生成されるポリマーが収縮し応力が働くが、この応力バランスが塗膜表面と内部で異なると、応力差によるストレスが生じ、塗膜表面に皺が発生し、グロスが著しく損なわれる現象が起きる。
このグロス低下が1色で発生する際には、内部硬化性を高めるために顔料の配合量を減少させてインキ内部まで活性エネルギー線が透過する、ないしは長波長領域で開裂しやすい(内部硬化しやすい)開始剤の量を増やすといった配合のインキ組成物を使用することで解決しうるが、色域を犠牲にするだけでなく、2色以上のインキを重ねて印刷した際には単純には解決しない。2色以上の硬化膜上で皺が発生しグロスが損なわれた場合、高印字率部と低印字率部の風合いが異なり、鮮明な画質を再現することができない。また、2色以上のインキが重なった塗膜においてグロスの低下が発生した場合、色域が大幅に損なわれてしまい、画質が大きく低下してしまう。
上記のような問題に対し、文献1では特定の構造を持つ2官能アクリレート化合物と単官能アクリレート化合物を含有することにより、皺やカールがなく印刷物の質感を損なわないインキが提案されている。しかしこのインキでは、単色の皺はやや抑制されるものの、2色以上の硬化膜上での皺は発生してしまい、表面で光が散乱することにより印刷物としての質感や色域は十分でなかった。また文献2では特定の構造をもつ単官能脂環式エポキシ化合物と(メタ)アクリレートモノマー及びオリゴマーを含有することにより、文献3ではε−カプロラクトンで変性されたジペンタエリスリトールヘキサアクリレートおよびアリルグリコールを含有することにより、文献4では内部硬化性の光重合開始剤を含有するインクと、少なくとも活性エネルギー線硬化型モノマー、表面硬化性の光重合開始剤および重合促進剤を含有するインクとを使用することにより、皺の発生のないインキが提案されている。しかしこれらのインキも文献1同様に、単色の皺はやや抑制されるものの、2色以上の硬化膜上での皺は発生してしまい、表面で光が散乱することにより印刷物としての質感や色域は十分でなかった。
特開2004-182808号公報 WO2006/054441 特開2010-202736号公報 特許第4706426号
本発明の目的は、硬化不良に付随する印刷物のグロス低下を抑制し、高精細で高画質な画像を出力することのできる活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットを提供することにある。
すなわち本発明は、シアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキを少なくとも含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットにおいて、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ各色中の開始剤および増感剤の総量がインキ中の7〜25重量%であることを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
また本発明は、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど開始剤および増感剤の総量が多いことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
また本発明はシングルパスインクジェット印刷法により印刷されることを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
また本発明はシアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ以外のインキとして、少なくともブラックインキを含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
また本発明はそれぞれのカラーインキの25℃における粘度が8.5〜13.0mPa・sであることを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
また本発明は開始剤および増感剤として、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、4−ベンゾイル−4'−メチル−ジフェニルスルフィド、エチル−4−(ジメチルアミノ)−ベンゾエート、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイドのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットに関するものである。
シアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキで構成される活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットにおいて、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、各色中の開始剤総量がインキ中の7〜25重量%である活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットを用いることで、硬化不良に付随する印刷物のグロス低下を抑制し、高精細で高画質な画像を出力することができた。
以下、本発明の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットについて詳細に説明する。
(活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット)
本発明で使用する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットとは、シアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキを含む。本発明はシアン、マゼンタ、イエローインキ間での印刷順序と硬化速度を規定したものであり、これら以外のインキとの印刷順序と硬化速度に関しては、これを制限するものではない。本発明ではこれらインキに加えてレッド、オレンジ、ブルー、バイオレット、グリーン、ホワイト、クリア(アンカーコートやオーバーコートニス)などのインキと併せて使用しても構わない。
また本発明ではシアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキに加えて、文字やきれいな黒を描くためにブラックインキを使用することができるが、ブラックインキは顔料の光吸収能力が高いため、シアン、マゼンタ、イエローのカラーインキと比較すると硬化速度が遅くなる傾向にあり、シアン、マゼンタ、イエローと同一の硬化速度を得るためにはより多くの開始剤および増感剤を添加する必要がある。
(活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ)
本発明で使用する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキは、少なくとも活性エネルギー線硬化型モノマーおよび光重合開始剤を含む活性エネルギー線硬化型インク組成物であって、開始剤および増感剤の総量が各色インキ中の7〜25重量%であることを特徴とする。
(シングルパスインクジェット印刷法)
本発明のシングルパスインクジェット印刷法とは、印刷したいメディアに対して1回で印字(印刷)を完成させる印刷方法であり、印刷スピードが要求される業務用印刷に向いている。ところがマルチパスインクジェット印刷法と比較して、シングルパスインクジェット印刷法は全色を印刷した後にUVランプ照射が1回のみであることが多いため、2色以上のインキが重なった部分は下層までUV照射光が届きにくく、硬化不良、塗膜表面の皺発生によるグロス低下がおこりやすい。
(硬化速度)
本発明で定義している硬化速度とは、活性エネルギー線硬化型インクジェットインキを使用した印刷物が硬化する最速の印字速度を定義したものである。印刷物を綿棒で10往復こすり、インキが綿棒に付かなくかつ印刷物表面に綿棒の跡が残らない状態を硬化と判断した。
(開始剤および増感剤)
本発明のインク組成物中に含まれる開始剤としては、硬化速度、硬化塗膜物性、着色材料により自由に選択することができる。中でも、分子開裂型または水素引き抜き型のものが本発明に好適であり、具体的にはベンゾインイソブチルエーテル、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、ビス(2,4,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイド、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン)、4−ベンゾイル−4'−メチル−ジフェニルスルフィド、1,2−オクタンジオン、1−(4−(フェニルチオ)−2,2−(O−ベンゾイルオキシム))などが好適に用いられる。これらの開始剤は、顔料や重合性化合物の光吸収によってのラジカル生成反応が阻害されない点、またラジカル発生効率が高くインク組成物の硬化性を高めることができる点で好ましい。
また上記以外の開始剤として、分子開裂型では1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、および1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、また水素引き抜き型重合開始剤としてはベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イソフタルフェノンなどを挙げることができる。
前記開始剤は、活性エネルギー線の波長スペクトルや開始剤の光吸収スペクトルを考慮したうえで1種、または2種以上併用することができる。
また上記開始剤に対し、増感剤としてトリメチルアミン、メチルジメタノールアミン、トリエタノールアミン、p−ジエチルアミノアセトフェノン、エチル−4−(ジメチルアミノ)−ベンゾエート、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、N,N−ジメチルベンジルアミンおよび4,4'−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどの、前記重合性化合物と付加反応を起こさないアミン類を併用することもできる。
前記増感剤は、活性エネルギー線の波長スペクトルや増感剤の光吸収スペクトルを考慮したうえで1種、または2種以上併用することができる。
もちろん、上記開始剤や増感剤は、インク組成物への溶解性に優れ、紫外線透過性を阻害しないものを選択して用いることが好ましい。上記増感剤は開始剤の感度を高める効果を発揮するため、本発明では開始剤と増感剤の総量が塗膜の硬化性に影響を与えていると考えられる。本発明で用いる開始剤と増感剤の総量とは、インキ中に含まれる開始剤と増感剤の重量%の和を表す。
上記開始剤および増感剤のうち、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、4−ベンゾイル−4'−メチル−ジフェニルスルフィド、エチル−4−(ジメチルアミノ)−ベンゾエート、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイドのうち少なくとも1種を含有することにより、単色インキ中の内部硬化性と表面硬化性をバランス良く高めることができるため、さらに好適に用いられる。
上記開始剤および増感剤は、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ各色中のインキ全量に対し、7〜25重量%含有することが好ましい。7重量%未満であると硬化速度が著しく悪化し、25重量%より多いと、含有量が25重量%のものと硬化速度が変わらないばかりか、溶解残りが発生する場合があり、熱をかけて溶け残りを溶かしたとしても、インク組成物の粘度が上昇し、結果としてインク組成物の粘度を前記の好適な範囲内に収めることができず、吐出できなくなるといった問題が生じる。さらに好ましくは、7〜21%重量%含有すると、インク組成物の保存安定性を非常に安定にすることができ、長期使用時の品質信頼性を保証することができる。
シアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキ間の開始剤および増感剤の総量の差は、0.01重量%〜10重量%であることが好ましい。0.01重量%未満の差では硬化速度がほぼ同じになってしまい、皺が発生してしまう。また10重量%より差が大きいと、硬化速度の差が大きすぎて応力差によるストレスが生じ、やはり皺が発生してしまう。
本発明のインクジェットインキは、モノマー、顔料分散剤と共に、顔料をサンドミル等の通常の分散機を用いてよく分散することにより製造された顔料分散体にモノマー、開始剤、添加剤を添加して作製される。この方法により、通常の分散機による分散においても充分な分散が可能であり、このため、過剰な分散エネルギーがかからず、多大な分散時間を必要としないため、インク成分の分散時の変質を招きにくく、安定性に優れたインクが調製される。顔料分散体作製時の条件としては、微小ヒ゛ース゛を使用することが好ましく、具体的には0.1mm〜2mmの微小ヒ゛ース゛を用いることが低粘度で安定な分散体を作製するために好ましい。インク組成物は分散後、孔径3μm以下さらには、1μm以下のフィルターにて濾過することが好ましい。
(顔料)
本発明のインク組成物に着色剤を含有させる場合には染料、顔料を用いることができるが、印刷物の耐性の面から顔料をより好適に用いることができる。顔料としては一般的に印刷用途、塗料用途のインク組成物に使用される顔料を用いることができ、発色性、耐光性などの必要用途に応じて選択することができる。顔料成分としては、カーボンブラック、酸化チタン、炭酸カルシウム等の無彩色の顔料または有彩色の有機顔料が使用できる。有機顔料としては、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーンなどの建染染料からの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系有機顔料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタなどのキナクリドン系有機顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカーレットなどのペリレン系有機顔料、イソインドリノンエロー、イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン系有機顔料、ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジなどのピランスロン系有機顔料、チオインジゴ系有機顔料、ローダミンレーキ系有機顔料、縮合アゾ系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔料、キノフタロンエローなどのキノフタロン系有機顔料、イソインドリンエローなどのイソインドリン系有機顔料、ナフトール系有機顔料、その他の顔料として、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット、レーキ顔料等が挙げられる。
有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーで例示すると、C.I.ピグメントイエロー12、13、14、17、20、24、74、83、86 93、109、110、117、120、125、128、129、137、138、139、147、148、150、151、153、154、155、166、168、180、185、C.I.ピグメントオレンジ16、36、43、51、55、59、61、C.I.ピグメントレッド9、48、49、52、53、57、81、81:1、81:2、81:4、81:5、97、122、123、149、168、169、177、180、185、192、202、206、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240、269、C.I.ピグメントバイオレット1、19、23、29、30、37、40、50、C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64、C.I.ピグメントグリーン7、36、C.I.ピグメントブラウン23、25、26等が挙げられる。
カーボンブラックの具体例としては、デグサ社製「Special Black350、250、100、550、5、4、4A、6」「PrintexU、V、140U、140V、95、90、85、80、75、55、45、40、P、60、L6、L、300、30、3、35、25、A、G」、キャボット社製「REGAL400R、660R、330R、250R」「MOGUL E、L」、三菱化学社製「MA7、8、11、77、100、100R、100S、220、230」「#2700、#2650、#2600、#200、#2350、#2300、#2200、#1000、#990、#980、#970、#960、#950、#900、#850、#750、#650、#52、#50、#47、#45、#45L、#44、#40、#33、#332、#30、#25、#20、#10、#5、CF9、#95、#260」等が挙げられる。
酸化チタンの具体例としては、石原産業社製「タイペークCR−50、50−2、57、80、90、93、95、953、97、60、60−2、63、67、58、58−2、85」「タイペークR−820,830、930、550、630、680、670、580、780、780−2、850、855」「タイペークA−100、220」「タイペークW−10」「タイペークPF−740、744」「TTO−55(A)、55(B)、55(C)、55(D)、55(S)、55(N)、51(A)、51(C)」「TTO−S−1、2」「TTO−M−1、2」、テイカ社製「チタニックスJR−301、403、405、600A、605、600E、603、805、806、701、800、808」「チタニックスJA−1、C、3、4、5」、デュポン社製「タイピュアR−900、902、960、706、931」等が挙げられる。
上記顔料の中で、キナクリドン系有機顔料、フタロシアニン系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔料、イソインドリノン系有機顔料、縮合アゾ系有機顔料、ローダミンレーキ系有機顔料、キノフタロン系有機顔料、イソインドリン系有機顔料等は耐光性と色域のバランスが良く実使用に向いているため好ましい。有機顔料は、レーザー散乱による測定値で平均粒径10〜300nmの微細顔料であることが好ましい。顔料の平均粒径が10nm未満の場合は、粒径が小さくなることによる耐光性の低下が生じ、300nmを越える場合は、分散の安定維持が困難になり、顔料の沈澱が生じやすくなる。
有機顔料の微細化は下記の方法で行うことができる。すなわち、有機顔料、有機顔料の3重量倍以上の水溶性の無機塩および水溶性の溶剤の少なくとも3つの成分からなる混合物を粘土状の混合物とし、ニーダー等で強く練りこんで微細化したのち水中に投入し、ハイスピードミキサー等で攪拌してスラリー状とする。次いで、スラリーの濾過と水洗を繰り返して、水溶性の無機塩および水溶性の溶剤を除去する。微細化工程において、樹脂、顔料分散剤等を添加してもよい。
水溶性の無機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられる。これらの無機塩は、有機顔料の3重量倍以上、好ましくは20重量倍以下の範囲で用いる。無機塩の量が3重量倍よりも少ないと、所望の大きさの処理顔料が得られない。また、20重量倍よりも多いと、後の工程における洗浄処理が多大であり、有機顔料の実質的な処理量が少なくなる。
水溶性の溶剤は、有機顔料と破砕助剤として用いられる水溶性の無機塩との適度な粘土状態をつくり、充分な破砕を効率よく行うために用いられ、水に溶解する溶剤であれば特に限定されないが、混練時に温度が上昇して溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の点から沸点120〜250℃の高沸点の溶剤が好ましい。水溶性溶剤としては、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、液体ポリエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、低分子量ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
本発明において顔料は、十分な濃度および十分な耐光性を得るため、インク組成物中に0.1〜30重量%の範囲で含まれることが好ましい。さらに好ましくは、1〜7重量%の範囲である。
(顔料分散剤)
本発明では、顔料の分散性およびインク組成物の保存安定性を向上させるために顔料分散剤を添加するのが好ましい。顔料分散剤としては、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ステアリルアミンアセテート等を用いることができる。
分散剤の具体例としては、BYK Chemie社製「Anti−Terra−U(ポリアミノアマイド燐酸塩)」、「Anti−Terra−203/204(高分子量ポリカルボン酸塩)」、「Disperbyk−101(ポリアミノアマイド燐酸塩と酸エステル)、107(水酸基含有カルボン酸エステル)、110、111(酸基を含む共重合物)、130(ポリアマイド)、161、162、163、164、165、166、167、168、170(高分子共重合物)」、「400」、「Bykumen」(高分子量不飽和酸エステル)、「BYK−P104、P105(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸)」、「P104S、240S(高分子量不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン系)」、「Lactimon(長鎖アミンと不飽和酸ポリカルボン酸とシリコン)」が挙げられる。
また、Efka CHEMICALS社製「エフカ44、46、47、48、49、54、63、64、65、66、71、701、764、766」、「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、150(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、402、403、450、451、452、453(変性ポリアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」、共栄社化学社製「フローレン TG−710(ウレタンオリゴマー)、「フローノンSH−290、SP−1000」、「ポリフローNo.50E、No.300(アクリル系共重合物)」、楠本化成社製「ディスパロン KS−860、873SN、874(高分子分散剤)、#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポリエーテルエステル型)」が挙げられる。
さらに、花王社製「デモールRN、N(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、MS、C、SN−B(芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、EP」、「ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子)、「エマルゲン920、930、931、935、950、985(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)、「アセタミン24(ココナッツアミンアセテート)、86(ステアリルアミンアセテート)」、ルーブリゾール社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000(脂肪酸アミン系)、24000GR、32000、33000、39000、41000、53000、76400、76500、J100」、日光ケミカル社製「ニッコール T106(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート)、MYS−IEX(ポリオキシエチレンモノステアレート)、Hexagline 4−0(ヘキサグリセリルテトラオレート)」、味の素ファインテクノ社製「アジスパーPB821、822、824、827、711」、テゴケミサービス社製「TEGODisper685」等が挙げられる。
中でも、ルーブリゾール社製ソルスパース76400、76500、J100およびDisperbyk−161、162、163、164、165、166、167、168およびルーブリゾール社製ソルスパース24000GR、32000、33000、39000、41000、53000では、保存安定性良好な顔料分散体が得られる。
分散樹脂の添加量は、所望の安定性を確保する上で任意に選択される。インキの流動特性に優れるのは、顔料100部に対し分散樹脂の有効成分が15〜75部の場合であった。この範囲内では同じドロップボリュームで比較した場合に吐出速度が比較的速く、高精度の画像描画が可能であったため、より好適に用いることができる。
(モノマー、オリゴマー、プレポリマー)
本発明の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキには、従来既知の活性エネルギー線硬化型モノマーやオリゴマー、プレポリマーを必要に応じて使用することができる。
前記を含め、活性エネルギー線硬化型モノマーの具体例としては、単官能モノマーとしてベンジル(メタ)アクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化)2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(オキシエチル) (メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、β-カルボキシルエチル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンフォルマル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジメタノール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、N-ビニルホルムアミド、N−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミドを挙げることができる。
また多官能モノマーとしては、ジメチロール−トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化)ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化) 1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化)ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ネオペンチルグリコール変性)トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(またはテトラ) (メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(またはテトラ) (メタ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(またはテトラ) (メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートを挙げることができる。
以上の活性エネルギー線硬化型モノマーは、単独で用いられてもよいし、2種以上併用されてもよい。
このうち本発明のインクジェットインキにおいては、単官能モノマーとしてフェノキシエチルアクリレート、エトキシエトキシエチルアクリレート、イソボロニルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、N−ビニルカプロラクタム、N−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタルイミドを、また多官能モノマーとしてジメチロールートリシクロデカンジアクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化)ビスフェノールAジアクリレート、(エトキシ(またはプロポキシ)化)ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルアクリレートをより好適に用いることができる。さらに好適にはラウリルアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、N−ビニルカプロラクタム、1,10−デカンジオールジアクリレート、2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルアクリレートを用いることができる。
本発明の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキには、上記以外にオリゴマー、プレポリマーと呼ばれるものを使用できる。具体的には、ダイセルUCB社製「Ebecryl230、244、245、270、280/15IB、284、285、4830、4835、4858、4883、8402、8803、8800、254、264、265、294/35HD、1259、1264、4866、9260、8210、1290.1290K、5129、2000、2001、2002、2100、KRM7222、KRM7735、4842、210、215、4827、4849、6700、6700−20T、204、205、6602、220、4450、770、IRR567、81、84、83、80、657、800、805、808、810、812、1657、1810、IRR302、450、670、830、835、870、1830、1870、2870、IRR267、813、IRR483、811、436、438、446、505、524、525、554W、584、586、745、767、1701、1755、740/40TP、600、601、604、605、607、608、609、600/25TO、616、645、648、860、1606、1608、1629、1940、2958、2959、3200、3201、3404、3411、3412、3415、3500、3502、3600、3603、3604、3605、3608、3700、3700−20H、3700−20T、3700−25R、3701、3701−20T、3703、3702、RDX63182、6040、IRR419」、サートマー社製「CN104、CN120、CN124、CN136、CN151、CN2270、CN2271E、CN435、CN454、CN970、CN971、CN972、CN9782、CN981、CN9893、CN991」、BASF社製「Laromer EA81、LR8713、LR8765、LR8986、PE56F、PE44F、LR8800、PE46T、LR8907、PO43F、PO77F、PE55F、LR8967、LR8981、LR8982、LR8992、LR9004、LR8956、LR8985、LR8987、UP35D、UA19T、LR9005、PO83F、PO33F、PO84F、PO94F、LR8863、LR8869、LR8889、LR8997、LR8996、LR9013、LR9019、PO9026V、PE9027V」、コグニス社製「フォトマー3005、3015、3016、3072、3982、3215、5010、5429、5430、5432、5662、5806、5930、6008、6010、6019、6184、6210、6217、6230、6891、6892、6893−20R、6363、6572、3660」、根上工業社製「アートレジンUN−9000HP、9000PEP、9200A、7600、5200、1003、1255、3320HA、3320HB、3320HC、3320HS、901T、1200TPK、6060PTM、6060P」、日本合成化学社製「紫光 UV−6630B、7000B、7510B、7461TE、3000B、3200B、3210EA、3310B、3500BA、3520TL、3700B、6100B、6640B、1400B、1700B、6300B、7550B、7605B、7610B、7620EA、7630B、7640B、2000B、2010B、2250EA、2750B」、日本化薬社製「カヤラッドR−280、R−146、R131、R−205、EX2320,R190、R130、R−300,C−0011、TCR−1234、ZFR−1122、UX−2201,UX−2301,UX3204、UX−3301、UX−4101,UX−6101、UX−7101、MAX−5101、MAX−5100,MAX−3510、UX−4101」などを挙げることができるがこれに限定されるものではない。
本発明のインクジェットインキセットには、顔料の分散性およびインク組成物の保存安定性をより向上させるために、有機顔料の誘導体を顔料の分散時に配合しても構わない。
(表面調整剤)
本発明では、基材への濡れ広がり性を向上させるために表面調整剤を加えることが好ましい。本発明における表面調整剤とは、インキに1重量%添加した際に、インキ表面張力を0.5mN/m以上下げる樹脂のことである。
表面調整剤の具体例としては、ビックケミー社製「BYK−350、352、354、355、358N、361N、381N、381、392、BYK−300、302、306、307、310、315、320、322、323、325、330、331、333、337、340、344、370、375、377、355、356、357、390、UV3500、UV3510、UV3570」テゴケミー社製「Tegorad−2100,2200、2250、2500、2700」等が挙げられるがこれに限定されるものではない。これら表面調整剤は、一種または必要に応じて二種以上用いてもよい。
表面調整剤はインクジェットインキ中に、0.001〜5重量%含まれることが好ましい。0.001重量%未満では濡れ広がりが悪くなり、5重量%より多くても、表面調整剤がインキ界面に配向しきれず、一定の効果までしか発現しない。
本発明では、インキの経時での粘度安定性、記録装置内での機上の粘度安定性を高めるため、安定化剤を使用することが好ましい。安定化剤としては、ヒンダードフェノール系化合物、フェノチアジン系化合物、ヒンダードアミン系化合物、リン系化合物が特に好適に使用される。具体的に例示すると、ヒンダードフェノール系化合物として、BASF社製「IRGANOX 1010、1010FF、1035、1035FF、1076、1076FD、1076DWJ、1098、1135、1330、245、245FF、245DWJ、259、3114、565、565DD、295」、精工化学社「BHTスワノックス」「ノンフレックス アルバ、MBP、EBP、CBP、BB」「TBH」、ADEKA社製「AO−20、30、50、50F、70、80、330」、本州化学社製「H−BHT」、エーピーアイ社「ヨシノックス BB、425、930」、フェノチアジン系化合物として、精工化学社製「フェノチアジン」、堺化学工業社製「フェノチアジン」「2−メトキシフェノチアジン」、「2−シアノフェノチアジン」、ヒンダードアミン系化合物として、BASF社製「IRGANOX 5067」「TINUVIN 144、765、770DF、622LD」、精工化学社「ノンフレックス H、F、OD−3、DCD、LAS−P」「ステアラー STAR」「ジフェニルアミン」「4−アミノジフェニルアミン」「4−オキシジフェニルアミン」、エボニックデグサ社製「HO−TEMPO」、日立化成社「ファンクリル 711MM、712HM」、リン系化合物として、BASF社製「トリフェニルホスフィン」「IRGAFOS 168、168FF」、精工化学社「ノンフレックス TNP」、その他の化合物として、BASF社製「IRGASTAB UV−10、22」、精工化学社製「ハイドロキノン」「メトキノン」「トルキノン」「MH」「PBQ」「TBQ」「2,5−ジフェニルーp−ベンゾキノン」、和光純薬社「Q−1300、1301」、RAHN社製「GENORAD 16、18、20」を挙げることができる。このうち、インキへの溶解性や、安定化剤自身の色味の点で、ヒンダードフェノール系化合物として精工化学社「BHTスワノックス」「ノンフレックス アルバ」、本州化学社製「H−BHT」、フェノチアジン系化合物として精工化学社製「フェノチアジン」、堺化学工業社製「フェノチアジン」、ヒンダードアミン系化合物としてエボニックデグサ社製「HO−TEMPO」、リン系化合物として、BASF社製「トリフェニルホスフィン」が好適に選択される。
安定化剤はインクジェットインキに、0.001〜5重量%含まれることが好ましい。0.001重量%未満ではインキ安定性が悪くなり、5重量%より多いと、硬化を阻害してしまい皺が発生しやすくなってしまう。
本発明のインクジェットインキは、25℃での粘度を5〜50mPa・sに調整することが好ましい。この粘度領域であれば、特に通常の5〜30KHzの周波数を有するヘッドで安定した吐出特性を示す。ここで粘度が5mPa・s未満の場合は、吐出の追随性の低下が認められ、50mPa・sを越える場合は、加熱による粘度の低下機構をヘッドに組み込んだとしても吐出そのものの低下を生じ、吐出の安定性が不良となり、全く吐出できなくなる。さらに25℃での粘度を7〜14.5mPa・sに調整することがより好ましく、8.5〜13mPa・sに調整することが特に好ましい。この粘度領域であれば、通常の5〜30KHzの周波数を有するヘッドのみならず、10〜50KHzの高周波数のヘッドにおいても安定した吐出特性を示す。
また本発明のインク組成物は、ピエゾヘッドにおいては10μS/cm以下の電導度とし、ヘッド内部での電気的な腐食のないインキとすることが好ましい。またコンティニュアスタイプにおいては、電解質による電導度の調整が必要であり、この場合には0.5mS/cm以上の電導度に調整する必要がある。
本発明のインク組成物を使用するには、まずこのインク組成物をインクジェット記録方式用プリンタのプリンタヘッドに供給し、このプリンタヘッドから基材上に吐出し、その後紫外線又は電子線などの活性エネルギー線を照射する。これにより印刷媒体上のインク組成物は速やかに硬化する。
本発明で用いられる印刷基材については特に限定はないが、ポリカーボネート、硬質塩ビ、軟質塩ビ、ポリスチレン、発砲スチロール、PMMA、ポリプロピレン、ポリエチレン、PETなどのプラスチック基材やこれら混合または変性品、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙などの紙基材、ガラス、ステンレスなどの金属基材などが挙げられる。
[実施例]
以下実施例および比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の態様がこれらの例に限定されるものではない。なお以下については、部数は全て重量部を表す。
(シアン顔料分散体の作成)
顔料 フタロシアニン顔料(トーヨーカラー社製)
「LIONOL BLUE FG−7400G」 15.0部
顔料分散剤 ソルスパース32000(ルーブリゾール社製) 5.0部
モノマー ジプロピレングリコールジアクリレート 80.0部
上記材料をハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌した後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散することで、シアン顔料分散体を作製した。
(マゼンタ顔料分散体1の作成)
顔料1 キナクリドン顔料(BASF社製)
「CROMOPHTAL JET Magenta DMQ」 10.0部
顔料2 キナクリドン顔料(クラリアント社製)
「Ink Jet Magenta E5B02」 5.0部
顔料分散剤 ソルスパース32000(ルーブリゾール社製) 10.0部
モノマー ジプロピレングリコールジアクリレート 75.0部
シアン顔料分散体と同様に、上記材料をハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌した後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散することで、マゼンタ顔料分散体1を作製した。
(マゼンタ顔料分散体2の作成)
顔料 ローダミンレーキ顔料(大同化成工業社製)
「No.9310 PINK」 20.0部
顔料分散剤 ソルスパース32000(ルーブリゾール社製) 10.0部
モノマー ジプロピレンクリコールジアクリレート 70.0部
シアン顔料分散体と同様に、上記材料をハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌した後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散することで、マゼンタ顔料分散体2を作製した。
(イエロー顔料分散体の作成)
顔料 イソインドリン顔料(BASF社製)
「Paliotol Yellow D1155」 20.0部
顔料分散剤 ソルスパース32000(ルーブリゾール社製) 10.0部
モノマー ジプロピレンクリコールジアクリレート 70.0部
シアン顔料分散体と同様に、上記材料をハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌した後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散することで、イエロー顔料分散体を作製した。
(ブラック顔料分散体の作成)
顔料 カーボンブラック顔料(デグサ社製)
「Special Black350」 15.0部
顔料分散剤 ソルスパース32000(ルーブリゾール社製) 5.0部
モノマー ジプロピレンクリコールジアクリレート 80.0部
シアン顔料分散体と同様に、上記材料をハイスピードミキサー等で均一になるまで撹拌した後、得られたミルベースを横型サンドミルで約1時間分散することで、ブラック顔料分散体を作製した。
[実施例1〜実施例5]
次に、表1配合処方にて、表の上から順次撹拌しながら添加し、重合開始剤が溶解するまで穏やかに混合させた後、1μmのメンブランフィルターで濾過を行い、粗大粒子を除去することでインクジェットインキ組成物を得た。
表1におけるインキ原料は、
・ジプロピレングリコールジアクリレート (BASF社製)
・アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル (日本触媒社製)
・ラウリルアクリレート(大阪有機社製)
・N−ビニルカプロラクタム (BASF社製)
・LUCIRIN TPO(BASF社製)
・KAYACURE BMS(日本化薬社製)
・Irgacure819 (BASF社製)
・SB−PI 704 (双邦實業股分有限公司社製)
・BHTスワノックス(精工化学社製)
・フェノチアジン(精工化学社製)
・BYK−UV3510(BYK Chemie社製)
を使用して作製した。
(インキの評価)
調整したインキは、(株)トライテック社製OnePass JETにて印字を行った。調整したインキは、シリンジにより京セラ社ヘッドに注入され、ヘッド温度40℃で印字した後、ノードソン社製UVランプ(240W)により硬化を行い、出力した画像を評価した。評価用紙は、OKトップコート+(王子製紙社製)コート紙を適したサイズにカットし、使用した。
(硬化速度)
上記で作成したインキ組成物を、55m/minから25m/minまで1m/minおきに印刷速度を下げて印刷し、各色の100%ベタ印字部分が1Passで硬化する最速の印字速度から硬化性の程度(硬化速度)を判断した。印刷物を綿棒で10往復こすり、インキが綿棒に付かなくかつ印刷物表面に綿棒の跡が残らない状態を硬化と判断した。
評価基準として、実使用上十分な生産性を確保できる25m/min以上で硬化するものを硬化性良好とする。印刷速度が速い状態で硬化するものほど、硬化速度が速いと言える。25m/minでも硬化しないものは未硬化という評価にした。
(グロス)
皺は内部硬化性が不十分の時に発生し、グロス測定により目視では判断しにくいレベルの皺まで検出することができる。
グロスは、上記で作製したインクジェットインキ組成物を用いて、2色以上のベタ印字部分(2色の場合は200%ベタ、3色の場合は300%ベタ、4色の場合は400%ベタ)を印字速度25m/min・1Passで硬化させ、BYKガードナー・マイクロ-グロスで測定し、20°グロスの測定値で判断した。
評価基準は以下の通りであり、○以上を表面シワがなく、良好とする。×では目視でも皺が確認できるレベルであり、△は目視では皺の判断は難しいが、顕微鏡を用いると皺が確認でき、測色した際に色域が低下してしまうレベルであり、△以下では画像の品質は○と比較して明らかに低下してしまう。
グロスは皺の程度と同時に表面形状の影響もうける。色を重ねると一般的に表面は凸凹が激しくなるため、2>3>4次色の順にグロスは低下する傾向にある。
2次色グロス
○:20°グロスが50以上である
△:20°グロスが20〜50である
×:20°グロスが20未満である
3次色グロス
○:20°グロスが30以上である
△:20°グロスが10〜30である
×:20°グロスが10未満である
4次色グロス
○:20°グロスが20以上である
△:20°グロスが5〜20である
×:20°グロスが5未満である
(初期粘度)
上記で作製したインク組成物の作製直後の粘度を測定した。粘度の測定には東機産業社製TVE25L型粘度計を使用した。
(保存安定性)
上記で作製したインク組成物をスクリュー管瓶(容量約7mL)に6mL取り分け密栓したのち、60℃環境下に7日間静置した後に測定した粘度を、作製直後の初期粘度と比較することで、経時安定性の評価を行った。またこのときの評価基準は以下の通りであり、○以上を保存安定性良好とする。
◎:経時試験後の粘度上昇が、初期粘度と比較して5%未満
○:経時試験後の粘度上昇が、初期粘度と比較して10%未満
△:経時試験後の粘度上昇が、初期粘度と比較して10%以上15%未満
×:経時試験後の粘度上昇が、初期粘度と比較して15%以上
(吐出安定性)
吐出性は、上記で作製したインクジェットインキ組成物を、(株)トライテック社製OnePass JETでノズルチェックパターンを印刷し、10万発印刷後、再度ノズルチェックパターンを印刷し、ノズル抜けの個数で吐出性を評価した。評価基準は以下の通りであり、○以上を吐出安定性良好とする。
○:10万発印字後にノズル抜けなし
△:10万発印字後にノズル抜け1〜5コ
×:10万発印字後にノズル抜け6コ以上
[実施例6〜実施例13]
実施例1〜5と同様に、表2配合処方にて、インクジェットインキ組成物を作製し、印刷、硬化を行った。
[比較例1〜比較例7]
実施例1〜13と同様に、表3配合処方にて、インクジェットインキ組成物を作製し、印刷、硬化を行った。
評価結果を表4に示した。実施例1〜13は、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、各色中の開始剤および増感剤の総量がインキ中の7〜25重量%である例であり、硬化速度、グロス、保存安定性、吐出安定性のいずれにおいても、良好な結果が得られた。
中でも実施例1、3、4、6、8、9、11、12は、各色中の開始剤および増感剤の総量がインキ中の7〜21重量%である例であり、保存安定性がいずれも◎以上と、非常に良好な評価結果が得られている。
比較例1〜4、6、7は、単色での硬化性は十分なレベルであるが、2次色以上のグロスが低く、3次色以上では目視でも皺が確認され、明らかに印刷物の品質が低下してしまっている。比較例5は、開始剤量が少ないため、単色でも硬化しなかった。また比較例4、5は粘度が安定吐出に適した範囲から外れてるため吐出安定性が悪いのに加え、比較例4では開始剤量が非常に多いため保存安定性が非常に悪くなってしまっている。さらには室温下で保存しておいたところ、経時で開始剤の析出が確認された。
以上の結果から、硬化不良に付随する印刷物のグロス低下を抑制し、鮮明な画像を出力するためには、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、各色中の開始剤および増感剤の総量がインキ中の7〜25重量%である活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ組成物を用いることが必須条件であることが確認された。
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本発明は、活性エネルギー線硬化型インクジェット印刷に使用されるインク組成物であって、優れた硬化性や吐出性、保存安定性を持ち高精細で高画質な画像を作製可能なインク組成物であることから、例えば工業用途や産業用途でのインクジェット印刷に利用することができる。

Claims (5)

  1. シアン、マゼンタ、イエローのみから選択される2種類以上のカラーインキを少なくとも含有する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセットにおいて、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ各色中の開始剤および増感剤の総量が当該各色インキ中の7〜25重量%であり、かつ、モノマーとして、アクリル2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルを必須成分とし、ジプロピレングリコールジアクリレートとアクリル2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとラウリルアクリレートとN−ビニルカプロラクタムとの合計量が、インキセット総量の54.4重量%以上用いられ、かつシングルパスインクジェット印刷法により印刷されることを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット。
  2. シアン、マゼンタ、イエローから選択される2種類以上のカラーインキを必須として、さらに任意成分としてブラック、ホワイト、クリアのみから選択される1種類以上のインキを含有するインクジェットインキセットにおいて、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど硬化速度が速く、シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキ各色中の開始剤および増感剤の総量が当該各色インキ中の7〜25重量%であり、かつ、モノマーとして、アクリル2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルを必須成分とし、ジプロピレングリコールジアクリレートとアクリル2−(2−ビニロキシエトキシ)エチルとラウリルアクリレートとN−ビニルカプロラクタムとの合計量が、インキセット総量の54.4重量%以上用いられ、かつシングルパスインクジェット印刷法により印刷されることを特徴とする活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット。
  3. シアンインキ、マゼンタインキ、イエローインキのうち、印刷順序が早いカラーインキほど開始剤および増感剤の総量が多いことを特徴とする、請求項1または2記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット。
  4. それぞれのカラーインキの25℃における粘度が8.5〜13.0mPa・sであることを特徴とする、請求項1〜いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット。
  5. 開始剤および増感剤として、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、4−ベンゾイル−4'−メチル−ジフェニルスルフィド、エチル−4−(ジメチルアミノ)−ベンゾエート、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)-フェニルフォスフィンオキサイドのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする、請求項1〜いずれか記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキセット。
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