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JP5551562B2 - ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、LED(発光ダイオード)などの半導体発光素子を光源とするランプに関し、特に、高輝度放電ランプ(HIDランプ)の代替品となるLEDランプに関する。
近年、高輝度LEDの実用化を契機として、LEDモジュールを光源とするLEDランプが普及しつつある。その一例として、特許文献1には、白熱電球の代替品となるLEDランプが開示されている。当該LEDランプは、光源としてのLEDモジュールと当該LEDモジュールを点灯させるための回路ユニットとが、グローブと口金とを含む外囲器内に格納された構成を有しており、回路ユニットは、LEDモジュールから出射される光を妨げないように、LEDモジュールと口金との間に配置されている。
特開2006−313717号公報
しかしながら、上記のような回路ユニットの配置では、LEDモジュールから口金に至る熱伝導経路上に回路ユニットが存在することになるため、回路ユニットの電子部品が熱破壊され、回路ユニットの寿命が縮まるおそれがある。
特に、LEDランプを、白熱電球よりも高輝度であるHIDランプの代替品として利用する場合は、HIDランプと同等の輝度を得るためにLEDの数量を増やす必要があり、そうするとLEDモジュールの発熱量が増大してしまうため、電子部品の熱破壊による寿命低下の問題がより顕著である。
また、HIDランプは、点光源に近い配光特性を有し、主として外管の管軸方向中央領域が光る構造であるため、特許文献1に記載のLEDランプのようにグローブ(HIDランプの外管に相当)の全体が光る構造を採用したのでは、HIDランプと近似する配光特性を得ることはできない。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、回路ユニットの熱の影響による寿命低下を抑制しつつ、全体的にHIDランプと同様な部位が主として光るランプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るランプは、台座と、前記台座に取り付けられた口金と、前記台座を介して前記口金とは反対側に搭載された半導体発光素子とを有するランプであって、中空部を有する柱状の導光部材が、一端面を前記半導体発光素子の光の出射部に対面させた状態で設けられており、前記導光部材の軸心方向における中央部には、前記一端面から入射され他端面に向って進行する前記半導体発光素子の光の行路を前記軸心と交差する方向に変更する行路変更部が形成され、前記中空部には、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットの少なくとも一部が収納されており、前記導光部材の前記一端面から入射された前記半導体発光素子の光は前記導光部材の外表面からランプ外部へ出射することを特徴とする。
また、前記中空部は、前記導光部材の軸心方向中央部に位置し、前記行路変更部は、当該中空部内面に形成された反射膜を含むことを特徴とする。
さらに、前記行路変更部は、前記軸心方向、前記中空部に対応する導光部材外周面に形成されたフロスト加工面を含むことを特徴とする。
あるいは、前記行路変更部は、前記導光部材の軸心方向中央領域の外周面に形成されたフロスト加工面であることを特徴とする。
この場合に、前記中空部は、前記フロスト加工面よりも導光部材の前記他端面寄りに位置することを特徴とする。
また、前記導光部材は、前記他端面が半球状をした細長い円柱状をしていることを特徴とする。
また、前記中空部は、球状をしていることを特徴とする。
また、前記半導体発光素子は実装基板に実装されており、前記導光部材は、前記中空部と当該導光部材外部とを連絡する連絡孔を有していて、前記回路ユニットの前記一部と前記実装基板または前記口金とを接続する配線が、前記連絡孔に挿通されていることを特徴とする。
また、前記回路ユニットは、前記一部が前記中空部に収納されており、残りの部分が、前記台座を介して前記半導体発光素子とは反対側に設けられていることを特徴とする。
上記の構成からなるランプによれば、回路ユニットの少なくとも一部は導光部材の中空部に収納され、当該導光部材は、一端面を、台座を介して口金とは反対側に搭載された半導体発光素子の光の出射部に対面させた状態で設けられているため、すなわち、半導体発光素子から口金に至る熱伝導経路に回路ユニットの少なくとも一部を設けない構成としたため、半導体発光素子で発生する熱がその部分を構成する電子部品に及ぼす影響を可能な限り低減でき、回路ユニットの寿命低下を抑制できる。
また、半導体発光素子から出射された光は、導光部材の一端面から入射され他端面に向って進行する途中、導光部材の軸心方向における中央部に形成された行路変更部によって、前記軸心と交差する方向に行路変更され、導光部材の外表面からランプ外部へと出射されるため、当該出射光は、導光部材の軸心方向中央部から出射されたように観察されることとなる。このため、当該ランプにおいては、全体的に、導光部材の長手方向中央部から光が出射されたように観察されることとなる。
実施の形態1に係るLEDランプの概略構成を示す断面図である。 (a)は、LEDモジュールの斜視図であり、(b)は同平面図である。 導光部材の構成部材の斜視図である。 実施の形態2に係るLEDランプの概略構成を示す一部断面図である。
以下、本発明に係るランプの実施の形態について、半導体発光素子としてLEDを用いたHID(高輝度放電)ランプ形のランプを例に説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るHIDランプ形のLEDランプ10の概略構成を示す断面図である。なお、図1を含む全ての図において、各部材間の縮尺は統一していない。
LEDランプ10は、台座12を有する。台座12は、中央に貫通孔14を有する円板状部16と、円板状部16の上面の周縁部に立設された円形壁部18と円板状部16の下面から延出された筒状部20とを有する。円形壁部18の内壁面には、段差部18Aが形成されている。台座12は、良熱伝導性を有する絶縁材料、例えば窒化アルミニウム(AlN)などで形成される。
台座12の筒状部20には、口金22が取り付けられている。口金22は、筒状胴部とも称されるシェル24と円形皿状をしたアイレット26とを有する。シェル24とアイレット26とは、ガラス材料からなる絶縁体28を介して一体となっている。この一体となったものが、筒状部20に嵌め込まれている。なお、筒状部20には、後述する第2リード線74を外部へ導出するための貫通孔20Aが開設されている。ここで、口金22の中心軸をランプ軸Xと称することとする。
円板状部16上面の円形壁部18で囲まれた部分(LEDモジュール搭載面)には、LEDモジュール30が搭載されている。
図2(a)にLEDモジュール30の概略構成を示す斜視図を、図2(b)に同平面図を示す。LEDモジュール30は、図2に示すように、中央に貫通孔32を有する円板状をしたプリント配線板からなる実装基板34とこれに実装された複数個の(本例では、36個の)LED36とを有する。36個のLED36は、2重の同心円状に配されており、内側に16個、外側に20個がそれぞれ円環状に配されている。LED36として、本例では、青色LEDが用いられている。
36個のLED36は、波長変換膜である蛍光体膜38で覆われている。蛍光体膜38は、波長変換材料である黄色蛍光体を透光性樹脂(例えば、シリコーン樹脂)に混入したものである。蛍光体膜38は、LED36の配列に合わせて、円環状に形成されている。
36個のLED36は、実装基板34の配線パターンによって電気的に直列に接続されている(この直列接続する配線パターンについては不図示)。直列に接続された36個のLED36の内、高電位側末端のLED36のp側電極(不図示)と電気的に接続された配線パターン部分が、蛍光体膜38から露出するように延出され、アノード給電端子40を形成している。また、低電位側末端のLED36のn側電極(不図示)と電気的に接続された配線パターン部分が、蛍光体膜38から露出するように延出され、カソード給電端子42を形成している。上記の構成からなるLEDモジュール30において、アノード給電端子40およびカソード給電端子42を介して給電すると、LED36の各々から青色光が出射される。出射された青色光の一部は、蛍光体膜38によって黄色光に変換される。黄色光と黄色光に変換されなかった青色光とが混色されて、白色光がLEDモジュール30から出射される。
図1に戻り、LEDランプ10は、柱状(本例では、円柱状)をした導光部材44を有する。導光部材44は、一端面(基部側端面)がその中心軸と直交する平面に形成されており、他端面(先端側端面)が半球状に形成されていて、全体的に細長い円柱状をしている。導光部材44をこのような形状としたのは、HIDランプを構成する外管が通常有する形状(外観)、すなわち、底部が半球状に形成された細長い有底筒状に近似させるためである。
導光部材44は、一端面が平面に形成された側の端部部分が、台座12の円形壁部18の段差部18Aに嵌め込まれて台座12に立設されている。導光部材44は、不図示の接着剤で台座12に固定されている。この状態で、前記一端面(基部側端面)は、LEDモジュール30の(LED36各々の)光の出射部に対面しており、当該一端面が光の入射面46となる。
導光部材44は、略球状をした中空部48を有する。中空部48は、導光部材44の長手方向の中央部に位置している。すなわち、中空部48は、その中心が導光部材44の全長の略半分のところに位置するように設けられている。これは、HIDランプにおいて、光中心が外管の全長略半分のところに位置するのに合わせたことによる。中空部48の内面には、反射膜50が形成されている。反射膜50は、例えばアルミニウムの蒸着膜からなる。
導光部材44は、また、その中心軸上を通る連絡孔52を有している。連絡孔52により、中空部48と導光部材44外部とが連絡されている。
導光部材44は、面対称形をした二つの部材(第1部材54、第2部材56)が組み合わさって構成されている。図3に、一方の部材の斜視図を示す。
導光部材44は、中空部48の内面に、後述する回路ユニット66の回路基板68を支持するための支持部58が形成されている。支持部58は、中空部48の内周面から突設された第1リブ60および第2リブ62からなり、両リブ60,62間で支持溝64が形成されている。また、第1部材54と第2部材56は、合わせ面54A,56Aを有する。
第1部材54と第2部材56をその合わせ面同士を合わせて組み合わせると、上述したように、全体的に柱状をした導光部材44となる。
図1に戻り、回路ユニット66は、回路基板68と回路基板68に実装された電子部品70A,70Bとからなる。回路基板68の両面に振り分けて、電子部品70Aと電子部品70Bとが実装されている。回路基板68は、円板状をしており、図1に示すように、導光部材44の支持溝64(図3)にその周縁部が嵌め込まれて支持されている。すなわち、回路ユニット66全体が、導光部材44の中空部48に収納された形になっている。回路ユニット66は、回路基板68の両面に電子部品を振り分けて実装しているため、略球形をした中空部48に効率的に収納することが可能となっている。
回路ユニット66とアイレット26とは第1リード線72で、回路ユニット66とシェル24とは第2リード線74でそれぞれ電気的に接続されている。第1リード線72、第2リード線74は、導光部材44の連絡孔52、実装基板34の貫通孔32、台座12の貫通孔14を挿通されている。
回路ユニット66は、アイレット26およびシェル24並びに第1リード線72および第2リード線74を介して供給される交流電力(口金22から受電される電力)を、LED36を発光させるための電力に変換して、LED36に給電する。
回路基板68と実装基板34とは、連絡孔52に挿通された内部配線76,78を介して電気的に接続されている。内部配線76,78の実装基板34側端部は、アノード給電端子40、カソード給電端子42(図2)にそれぞれ半田付けされている。
上記の構成からなるLEDランプ10によれば、点灯中にLED36で発生する熱は、実装基板34、台座12を介して口金22へと伝導され、LEDランプ10が装着されている照明器具のソケットを経由して、当該照明器具の他の構成部材、ひいてはこれが取り付けられている例えば天井や壁へと放熱される。
この場合に、LEDランプ10では、実装基板34を挟んで口金22と反対側の導光部材44内に回路ユニット66を格納する構成とし、LEDモジュール30から口金22に至る熱伝導経路に回路ユニット66を設けない構成としたので、HIDランプの代替とするためLEDモジュールを構成するLEDを多く用いた(LEDの個数を増大させた)本例においても、LEDモジュールで発生する熱が回路ユニット66に及ぼす影響を可能な限り低減でき、回路ユニット66を構成する電子部品の寿命低下を抑制できる。
また、36個のLED36の各々から出射された光は、導光部材44の入射面46から入射され、導光部材44と空気層との境界面(導光部材44の外周面)で反射を繰り返しながら、導光部材44内を進行する。そして、前記外周面に対する入射角が臨界角以下の場合に、当該入射角に応じた分の光が導光部材44外へと出射され、一方、入射角が臨界角を越えると全反射してさらに導光部材44内を進行する。
そして、導光部材44内を進行する光の一部は、中空部48の近傍を通過して、入射面46とは反対側の端面(出射側端面)から出射される。本例の場合、出射側端面は、半球面状をした端面となる。出射側端面から出射される光の一部は、導光部材44内で反射を繰り返して進行してきたものであるため、当該出射側端面から放射状に出射されると考えられる。これをランプ軸X方向に観察した場合、あたかも中空部48から出射されたように見えると考えられる。
一方、導光部材44内を進行する残りの光は、その行路が、略球状の反射膜50(球状をした中空部48の内面に形成されているため、反射膜50も結果的に球状を成している。)で、ランプ軸X(導光部材44の軸心でもある)と交差する方向に変更されて、そのままほとんど導光部材44から外部へと出射される。よって、導光部材44の入射面46から入射され先端側端面に向って進行するLED36の光の行路をランプ軸X(導光部材44の軸心)と交差する方向に変更する行路変更部として機能する反射膜50で反射されて導光部材44の外部へと出射される光は、あたかも中空部48(導光部材44の長手方向中央部)から出射されたように観察される。
いずれも、中空部48(導光部材44の長手方向中央部内部)から出射されたように観察されるため、あたかもHIDランプの外管に近似する形状をした導光部材44の中央部が発光するように見せることができる。
また、本例では、HIDランプの全体的な形状に近似させるために、外管を用いていないため、すなわち、入射面46から入射された光を導光部材44の外表面からLEDランプ10外部へ出射することとしたため、部品点数を少なくでき、組立て工数等を削減することができる。
<実施の形態2>
図4は、実施の形態2に係るLEDランプ80の概略構成を示す一部断面図である。LEDランプ80は、中空部のランプ軸X方向における位置が異なり、導光部材の外表面に後述するフロスト加工を施した点が異なる以外は、基本的に実施の形態1のLEDランプ10(図1)と同様の構成である。よって、図4において、LEDランプ10と同様の構成部分には同じ符号を付してその説明については省略し、以下、異なる部分を中心に説明する。
LEDランプ80における導光部材82の長手方向中央領域の外周面には帯状にフロスト加工が施され、当該フロスト加工面により光の良出射領域84が形成されている。これは、導光体の表面にフロスト加工を施した領域(フロスト加工面)は光の取出効率が向上することを利用したものである。
導光部材82の中空部48の構成は、実施の形態1と同様であるが、ランプ軸X方向、導光部材82の入射面46よりも先端側端面(半球状端面)寄りとなる位置、すなわち、良出射領域84と先端側端面との間に設けることとした。また、LEDランプ80では、中空部48の内面に反射膜を形成していない。
上記の構成からなるLEDランプ80において、36個のLED36の各々から出射された光は、導光部材82の入射面46から入射され、導光部材82と空気層との境界面(導光部材82の外周面)で反射を繰り返しながら、導光部材82内を先端側端面に向って進行する。そして、前記外周面に対する入射角が臨界角以下の場合に、当該入射角に応じた分の光が導光部材82外へと出射され、一方、入射角が臨界角を越えると全反射してさらに導光部材82内を進行するが、フロスト加工が施されてなる良出射領域84からは、多くの光が拡散状態で出射される、すなわち、導光部材82内を入射面46から先端側端面に向って進行する光が、その行路をランプ軸X(導光部材82の軸心)と交差する方向にされて導光部材82外部へと出射されることとなる。このため、あたかも導光部材82の長手方向中央部内部から出射されたように観察される。
一方、良出射領域84から出射されなかった光の一部は、中空部48の近傍を通過して、入射面46とは反対側の端面(出射側端面)から出射される。出射側端面から出射される光の一部は、導光部材82内で反射を繰り返して進行してきたものであるため、当該出射側端面から放射状に出射されると考えられるのは、実施の形態1の場合と同様であり、これをランプ軸X方向に観察した場合、あたかも中空部48から出射されたように見えると考えられるのも実施の形態1の場合と同様である。
よって、実施の形態2も実施の形態1と同様、上記行路変更部として機能するフロスト加工面からなる良出射領域84によって、導光部材82の長手方向中央部内部から出射されたように観察されるため、HIDランプの外管に近似する形状をした導光部材82の中央部が発光するように見せることができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記の例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下の形態とすることも可能である。
(1)上記実施の形態では、導光部材を全体的に円柱状に形成したが、導光部材は円柱状に限らず、楕円柱状や多角柱状に形成しても構わない。要は、HIDランプの外管に近似する形状であれば構わないのである。
(2)実施の形態1においても、導光部材44の外周面にフロスト加工面を形成しても構わない。フロスト加工を施してフロスト加工面を形成する領域は、実施の形態2の場合と同様、導光部材82の長手方向中央領域である。すなわち、中空部48を帯状に囲繞するように、フロスト加工を施すのである。このようにすることで、導光部材44の長手方向中央部の外表面からより多くの光が拡散状態で出射されることとなる。この場合、中空部48内面に形成された反射膜50と当該フロスト加工面とが、上述した行路変更部として機能することとなる。
(3)上記実施の形態では、青色LED36を実装基板34上において黄色蛍光体膜38で覆って白色光を得ることとしたが、これに限らず、導光部材44(図1)、導光部材82(図4)をアクリル樹脂で形成する場合に、当該アクリル樹脂に黄色蛍光体粒子を混入させることとしても構わない。蛍光体粒子は高温になる程波長変換効率が低下するため、このようにすることにより、LEDを直接蛍光体で覆う場合と比較して、LED発光中の熱の影響を受け難く、蛍光体粒子の波長変換効率の低下を抑制することができる。
また、白色光を得るためのLEDと蛍光体の組み合わせも上記のものに限らず、近紫外LEDと赤色蛍光体、青色蛍光体、緑色蛍光体を混合してなる混色蛍光体との組み合わせとしても構わない。
(4)上記の形態では、LEDモジュールを構成するLEDの個数は、上記したものに限らず、必要とする輝度等に応じて、適宜変更可能である。
(5)上記実施の形態では、複数個のLEDを環状に配したが、LED各々の光の出射部が、入射面46に対向している限り、その配列態様は任意である。
(6)上記実施の形態では、半導体発光素子としてLEDを用いたが、これに限らず、例えば、LDを用いても、有機発光素子を用いても構わない。
(7)口金を介するソケットへの熱伝導性を向上させるため、口金内側に熱伝導性に優れた合成樹脂、例えばシリコーンを充填しても構わない。
(8)上記実施の形態では、口金にエジソン型を用いたが、これに限らずスワン型その他の形式のものを用いても構わない。
(9)上記実施の形態では、点灯回路を構成する複数の電子部品を一の回路ユニットにまとめたが、当該複数の電子部品を相対的に熱に弱い部品と強い部品とに分けて、二つの回路ユニットを構成することとしても構わない。そして、熱に弱い電子部品で構成される回路ユニットは、上記実施の形態と同様に中空部に収納し、熱に強い電子部品で構成される回路ユニットは、台座を介してLEDモジュール(LED)とは反対側に設けることとしても構わない。このようにすることで、中空部に収納する電子部品の個数を低減できるため、中空部に必要とされる空間に余裕が生まれることとなり、当該中空部の形状の設計の自由度が増大することとなる。
(10)上記実施形態において、回路ユニットと口金との間に、前記回路ユニットの熱を前記口金に伝えるためのヒートパイプを設けても良い。例えば、熱伝導性の良い材料で形成された柱状のヒートパイプを、その一端が回路ユニットと熱的に接続され、他端が口金と熱的に接続された状態で、前記回路ユニットと前記口金との間に配置しても良い。その場合、回路ユニットと口金とがヒートパイプを介して通電しないように、絶縁性を確保することが好ましい。なお、ヒートパイプは、連絡孔52に挿通しても良いし、連絡孔52と平行してヒートパイプ用の挿通孔を開設することとしても構わない。
本発明に係るランプは、例えば、HIDランプに代替するLEDランプとして好適に利用可能である。
10,80 LEDランプ
12 台座
22 口金
36 LED
44,82 導光部材
48 中空部
50 反射膜
66 回路ユニット
84 良出射領域

Claims (8)

  1. 台座と、前記台座に取り付けられた口金と、前記台座を介して前記口金とは反対側に搭載された半導体発光素子とを有するランプであって、
    中空部を有する柱状の導光部材が、一端面を前記半導体発光素子の光の出射部に対面させた状態で設けられており、
    前記導光部材の軸心方向における中央部には、前記一端面から入射され他端面に向って進行する前記半導体発光素子の光の行路を前記軸心と交差する方向に変更する行路変更部が形成され、前記中空部には、前記口金から受電される電力を変換して前記半導体発光素子を発光させる回路ユニットの少なくとも一部が収納されており、
    前記中空部は、前記導光部材の軸心方向中央部に位置し、前記行路変更部は、当該中空
    部内面に形成された反射膜を含み、
    前記導光部材の前記一端面から入射された前記半導体発光素子の光は前記導光部材の外表面からランプ外部へ出射することを特徴とするランプ。
  2. 前記行路変更部は、さらに、前記軸心方向、前記中空部に対応する導光部材外周面に形成されたフロスト加工面を含むことを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  3. 前記行路変更部は、前記導光部材の軸心方向中央領域の外周面に形成されたフロスト加工面であることを特徴とする請求項1に記載のランプ。
  4. 前記中空部は、前記フロスト加工面よりも導光部材の前記他端面寄りに位置することを特徴とする請求項3に記載のランプ。
  5. 前記導光部材は、前記他端面が半球状をした細長い円柱状をしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のランプ。
  6. 前記中空部は、球状をしていることを特徴とする請求項1または2に記載のランプ。
  7. 前記半導体発光素子は実装基板に実装されており、
    前記導光部材は、前記中空部と当該導光部材外部とを連絡する連絡孔を有していて、
    前記回路ユニットの前記一部と前記実装基板または前記口金とを接続する配線が、前記連絡孔に挿通されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のランプ。
  8. 前記回路ユニットは、前記一部が前記中空部に収納されており、残りの部分が、前記台座を介して前記半導体発光素子とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のランプ。
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