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JP5544102B2 - 基板の接続方式および基板の接続方法 - Google Patents

基板の接続方式および基板の接続方法 Download PDF

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Description

この発明は、伝送線路の接続技術に関し、特に、例えば高速信号のための伝送線路を設けた基板の接続方式および基板の接続方法に関するものである。
従来、高周波伝送線路の接続において、40GHz程度の高周波においても良好な電気接続特性を実現するため、信号線をグランドで挟み込んだコプレーナ伝送線路を構成した基板同士を接続するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−158856号公報
特許文献1に開示されている従来の基板においては、コプレーナ伝送線路を用いているので、例えばフレキシブルプリント基板に伝送線路を形成する場合、一般に線路導体の製造精度上の制約から、マイクロストリップ線路に比べて、特性インピーダンスのばらつきが大きく、また基板上の配線レイアウトも複雑になるという問題点があった。また、マイクロストリップ線路を用いた基板の場合には、信号線路導体直下にグランド導体層があるため、そのままでは接続できないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、例えば数十Gbps以上の高速信号伝送の基板間接続において、例えばフレキシブルプリント基板においても特性インピーダンスのばらつきが小さく、また基板上の配線レイアウトも簡便なマイクロストリップ線路を用いて、良好な電気的接続を実現することを目的とする。
この発明に係る基板の接続方式は、第1の誘電体層、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられた第1のマイクロストリップ信号線路導体、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の直下において欠落させるようなパターンで前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第1のグランド導体層、前記第1のグランド導体層が欠落した前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部に電気的に接続された第1の導体パッド、および、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のグランド導体層の端部に電気的に接続された第2の導体パッドを有するフレキシブルプリント基板であって、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の幅が前記マイクロストリップ線路の幅よりも広い第1の基板と、第2の誘電体層、前記第2の誘電体層の第1の面に設けられた第2のマイクロストリップ信号線路導体、前記第2の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第2のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第2のグランド導体層、および、前記第2の誘電体層の第1の面に設けられ、前記第2の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第2のグランド導体層に電気的に接続された第3の導体パッドを有するリジッドプリント基板である第2の基板と、前記第1の基板の第2の面と前記第2の基板の第1の面とを対向して配置し、前記第1の導体パッドと前記第2のマイクロストリップ信号線路導体の端部とをはんだで電気的に接続し、前記第1のグランド導体層の端部と前記第3の導体パッドとをはんだで電気的に接続する接続部と、を備えたものである。


この発明は、基板において、グランド導体層を避けてマイクロストリップ信号線路導体同士が接続可能となり、マイクロストリップ線路を用いて、例えば数十Gbps以上の高速信号伝送での良好な電気的接続を実現することができる。
この発明の実施の形態1による基板を示す構成図 この発明の実施の形態1による基板の接続方式を示す構成図 この発明の実施の形態1による基板の接続方式を説明するための説明図 この発明の実施の形態2による基板の接続方式を示す構成図 この発明の実施の形態2による基板の接続方式を説明するための説明図 この発明の実施の形態2による基板の接続方式を説明するための説明図 この発明の実施の形態3による基板の接続方式を示す構成図 この発明の実施の形態4による基板の接続方式を示す構成図 この発明の実施の形態4による基板の接続方式を示す構成図 この発明の実施の形態4による基板の接続方式を示す構成図
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による基板を示す構成図であり、図1(a)は第1の基板を示す平面図、図1(b)は第2の基板を示す平面図である。また、図2は、この発明の実施の形態1による基板の接続方式を示す構成図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)に示すA−A’での断面図、図2(c)は図2(a)に示すB−B’での断面図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。また、各図において、破線は手前の部分の影に隠れている部分を示す。
図1、2において、1はフレキシブルプリント基板である第1の基板の誘電体層、2は誘電体層1の第1の面に形成されたマイクロストリップ信号線路導体、3は誘電体層1に対してマイクロストリップ信号線路導体2と逆側の第2の面に形成され、マイクロストリップ信号線路導体2と1対としてマイクロストリップ線路を構成するグランド導体層、4は誘電体層1の第2の面に形成され、第2の基板との接続に用いる信号用の導体パッド、4aは誘電体層1を貫通して形成され、導体パッド4を介してマイクロストリップ信号線路導体2を後述のマイクロストリップ信号線路導体12と電気的に接続するためのはんだ接合用のスルーホールビア、5は誘電体層1の第1の面に形成されたグランド用の導体パッド、5aは誘電体層1を貫通して形成され、第2の基板との接続のために用いるはんだ接合用のスルーホールビアである。なお、フレキシブルプリント基板の誘電体材料は一般に熱伝導性が悪く、導体パッド4、5とスルーホールビア4a、5aを通じた伝熱によりはんだ溶融を可能としている。
また、図1、2において、11はリジッドプリント基板である第2の基板の誘電体層、12は誘電体層11の第1の面に形成されたマイクロストリップ信号線路導体、13は誘電体層11に対してマイクロストリップ信号線路導体12と逆側の第2の面に形成され、マイクロストリップ信号線路導体12との1対としてマイクロストリップ線路を構成するグランド導体層、15は誘電体層11の第1の面に形成され、第1の基板との接続に用いるグランド用の導体パッド、15aは誘電体層11を貫通して形成され、導体パッド15を介してグランド導体層3をグランド導体層13と電気的に接続するためのスルーホールビアである。
また、図2において、第1の基板の第2の面と第2の基板の第1の面とを対向して配置し、導体パッド4とマイクロストリップ信号線路導体12の端の近傍部分である端部とをはんだ接合し、スルーホールビア5a、15aの位置を合わせてグランド導体層3の端の近傍部分である端部と導体パッド15とをはんだ接合しており、導体パッド4とスルーホールビア4aと導体パッド15とスルーホールビア15aとで接続部を構成する。
なお、ここでは、マイクロストリップ線路を50Ω系として構成しており、フレキシブルプリント基板の誘電体層1は厚み50μm程度のポリイミドとし、マイクロストリップ信号線路導体2は幅100μm程度とし、リジッドプリント基板の誘電体層11は厚み250μm程度のFR−4とし、マイクロストリップ信号線路導体12は幅400μm程度とし、導体パッド5、15はパッド中心間距離にして導体パッド4と各々0.8mm程度離している。ただし、基板の材料や寸法はこれに限るものではなく、また、50Ω系に限るものでもない。
次に動作について説明する。図2において、第1の基板は第2の基板との接続端方向に対してマイクロストリップ信号線路導体2の長さが直下の裏面のグランド導体3よりも長く、第2の基板は第1の基板との接続端方向に対してマイクロストリップ信号線路導体12の長さが直下の裏面のグランド導体13よりも短い、という基板間接続構成としている。すなわち、マイクロストリップ信号線路導体2の端の近傍部分である端部の直下において、図2(a)の破線で示すように、グランド導体3を欠落させるようなパターンで形成することにより、グランド導体3を避けてマイクロストリップ信号線路導体2の端部をマイクロストリップ信号線路導体12の端部と接続可能としている。
この結果、第2の基板においては導体パッド4とスルーホールビア4aでの第1の基板との接続部以降でマイクロストリップ信号線路導体12が不連続点なく形成でき、反射のない信号伝送が可能となり、反射を生じる不連続部は第1の基板側の導体パッド4付近においてグランド導体層3が左右に分離されている部分のみとなる。このとき、第1の基板のマイクロストリップ信号線路導体2直下のグランド導体3の端と信号パッド4および第2の基板のマイクロストリップ信号線路導体12の端との間のギャップGでキャパシタが形成される。このキャパシタ成分により、第1の基板においてマイクロストリップ信号線路導体2直下のグランド導体3がなくなることでリターン電流の経路が各導体パッド5に迂回することにより増加するインダクタンス成分を補償することができ、線路不連続部でのインピーダンス不整合を小さくし低反射化が可能となる。
第1の基板のマイクロストリップ信号線路導体2直下のグランド導体3の端と導体パッド4との間のギャップGの水平距離を変化させた場合の電気的反射特性のシミュレーション結果を図3に示す。ここでは第2の基板のマイクロストリップ信号線路導体12の端の水平位置は導体パッド4の端と同じとし、第1の基板の導体パッド4での線路幅(パッド横幅)を0.4mm、導体パッド4の縦幅を1mm、導体パッド4へのマイクロストリップ信号線路導体2の接続は距離1.2mmのテーパにて接続するとした。図3において、21はG=0.2mm、22はG=0.3mm、23はG=0.4mm、24はG=0.5mmのときのグラフである。
図3において、特に20GHzの高周波まで低反射化することを目的とする場合、ギャップG=0.3〜0.4mmが有効であることがわかる。15GHzまでであれば0.5mmまでギャップGを広げることも有効である。一方で、ギャップGをあまり小さくするとはんだ実装時の短絡が問題となるが、図3に示すように0.2mmより0.3mm以上の方が反射を抑制できているため、ギャップGは0.3mm以上で規定することが有効である。
以上のように、この発明の実施の形態1による基板の接続方式においては、第1の基板は第2の基板との接続端方向に対してマイクロストリップ信号線路導体2の長さが直下のグランド導体3よりも長く、第2の基板は第1の基板との接続端方向に対してマイクロストリップ信号線路導体12の長さが直下のグランド導体13よりも短い、という基板間接続構成としている。これにより、グランド導体層を避けてマイクロストリップ信号線路導体同士が接続可能となり、フレキシブルプリント基板においても特性インピーダンスのばらつきが小さく、また基板上の配線レイアウトも簡便なマイクロストリップ線路を用いて、20GHzの高周波に渡る良好な電気的接続を実現することができる。特に、接続部において、インダクタンス成分をキャパシタンス成分で相殺することにより高周波特性の改善が可能となっている。
実施の形態2.
上述のように、この発明の実施の形態1による基板の接続方式は、インダクタンス成分のキャパシタンス成分による相殺で高周波特性の改善が可能となるようにしたものであるが、この発明の実施の形態2による基板の接続方式は、さらに広帯域に渡り低反射化を実現するため、実効インダクタンスの値そのものを小さくするようにするためのものである。
図4は、この発明の実施の形態2による基板の接続方式を示す構成図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)に示すA−A’での断面図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。また、各図において、破線は手前の部分の影に隠れている部分を示す。図4において、6はマイクロストリップ信号線路導体2に近接して誘電体層1の第1の面に形成されたグランド用の導体パッド、6aはマイクロストリップ信号線路導体2に近接して誘電体層1を貫通して形成され、第2の基板との接続のために用いるはんだ接合用のφ0.2mm程度のスルーホールビア、16は誘電体層11の第1の面に形成され、第1の基板との接続に用いるグランド用の導体パッド、16aは誘電体層11を貫通して形成され、導体パッド16を介してグランド導体層3をグランド導体層13と電気的に接続するためのスルーホールビアである。この導体パッド6、16、スルーホールビア6a、16aを追加するように構成した以外は、この発明の実施の形態1による基板の接続方式と同様の構成である。なお、フレキシブルプリント基板の誘電体材料は一般に熱伝導性が悪く、導体パッド4、5、6とスルーホールビア4a、5a、6aを通じた伝熱によりはんだ溶融を可能としている。
また、図4において、第1の基板の第2の面と第2の基板の第1の面とを対向して配置し、導体パッド4とマイクロストリップ信号線路導体12の端部とをはんだ接合し、スルーホールビア5a、15aの位置を合わせてグランド導体層3の端部と導体パッド15とをはんだ接合し、スルーホールビア6a、16aの位置を合わせてグランド導体層3の端の近傍部分である端部と導体パッド16とをはんだ接合しており、導体パッド4とスルーホールビア4aと導体パッド15とスルーホールビア15aと導体パッド16とスルーホールビア16aとで接続部を構成する。
次に動作について説明する。図4において、マイクロストリップ信号線路導体2に近接して形成された導体パッド6、16とスルーホールビア6a、16aによる第1の基板と第2の基板間のグランド接続によって、リターン電流経路を短縮することが有効となる。この導体パッド6等によるグランド接続がありの場合となしの場合で比較したシミュレーション結果の一例を図5に示す。2つの導体パッド6は各々マイクロストリップ信号線路導体2との中心間距離0.5mm、信号パッド4の端よりの水平距離0.7mmとした。
図5(a)において、31a、32aは各々導体パッド6等によるグランド接続がなし、ありの場合の反射特性であり、図5(b)において、31b、32bは各々導体パッド6等によるグランド接続がなし、ありの場合のスミスチャートである。図5より、導体パッド6等によるグランド接続追加によりDCから50GHzまでの広帯域に渡り全体的に反射が小さくなっており、スミスチャートの円径も内側に回りこんでおりインダクタンス成分が低下していることがわかる。
ここで、参考比較として、導体パッド6等によるグランド接続を追加せず、単純に第1の基板の導体パッド5をマイクロストリップ信号線路導体2に0.3mmだけ近づけ、同様に第2の基板の導体パッド15およびスルーホールビア15aも0.3mmだけマイクロストリップ信号線路導体12に近づけた場合のシミュレーション結果を図6に示す。このとき、図5(a)に示す反射特性と比較して、図6に示す反射特性は劣化している。これは、パッド間の隙間が小さく信号用の導体パッドとグランド用の導体パッドとの結合が大きくなりすぎることによると考えられる。
すなわち、まず、図5(a)の場合のように、導体パッド6等によるグランド接続を用いた場合には、第1の基板として考えているフレキシブルプリント基板は誘電体層1がフィルム状ポリイミドで厚みが50μm程度と薄いため、電界はグランド導体3に強く結合しており、導体パッド6はマイクロストリップ信号線路導体2に近づけた場合でも結合は相対的に非常に弱い。これに対し、図6の場合のように、グランド用の導体パッド15をマイクロストリップ信号線路導体12に近づけた場合には、第2の基板として考えているリジッドプリント基板は誘電体層11がFR−4で厚みが250μm程度と第1の基板より厚いため、相対的に隣接するグランド用の導体パッドへの結合が大きくなるため顕著な影響を受け特性が劣化することになる。このように、この発明の実施の形態2による基板の接続方式では、第2の基板は第1の基板との接続端方向に対してマイクロストリップ信号線路導体12の長さが直下のグランド導体13よりも短い、という基板間接続構成としているので、マイクロストリップ信号線路導体12がなくなった領域で、マイクロストリップ信号線路導体12との結合の影響なく導体パッド6等によるグランド接続を採用することができるのである。
以上のように、この発明の実施の形態2による基板の接続方式においては、マイクロストリップ信号線路導体2に近接して形成されたスルーホールビアによる第1の基板と第2の基板間のグランド接続の追加によって、リターン電流経路を短縮するようにしている。これにより、この発明の実施の形態1と同様の効果に加え、マイクロストリップ線路を用いて、50GHzの高周波に渡る良好な電気的接続を実現することができる。特に、接続部において、実効インダクタンスを小さくすることにより高周波特性のさらなる改善が可能となっている。
なお、この発明の実施の形態2による基板の接続方式では、この発明の実施の形態1による基板の接続方式との作用効果の比較、および同等以上の機械的接合強度を得る目的から、導体パッド5と導体パッド6等によるグランド接続を併用する形態を示したが、導体パッド5等によるグランド接続、すなわち、導体パッド5、15、スルーホールビア5a、15aを省略した構成とすることも可能である。
実施の形態3.
上述のように、この発明の実施の形態2による基板の接続方式は、マイクロストリップ信号線路導体2に近接して形成されたスルーホールビアによる第1の基板と第2の基板のグランド接続に、導体パッド6とスルーホールビア6aによるはんだ接合を用いるようにしたものであるが、この発明の実施の形態3による基板の接続方式は、導電性接着剤を用いるようにしたものである。
図7は、この発明の実施の形態3による基板の接続方式を示す構成図としての平面図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。また、各図において、破線は手前の部分の影に隠れている部分を示す。図7において、図4に示した導体パッド6とスルーホールビア6aによるはんだ接合に代えて、導電性接着剤17を用いてグランド導体3と導体パッド16を接着し、これにより、第1の基板のグランド導体3と第2の基板のグランド導体13との間のグランド接続を行っている。この導電性接着剤17で代替するように構成した以外は、この発明の実施の形態2による基板の接続方式と同様の構成である。
また、図7において、第1の基板の第2の面と第2の基板の第1の面とを対向して配置し、導体パッド4とマイクロストリップ信号線路導体12の端部とをはんだ接合し、スルーホールビア5a、15aの位置を合わせてグランド導体層3の端部と導体パッド15とをはんだ接合し、グランド導体層3の端部と導体パッド16とを導電性接着剤17で接着しており、導体パッド4とスルーホールビア4aと導体パッド15とスルーホールビア15aと導体パッド16とスルーホールビア16aと導電性接着剤17とで接続部を構成する。
次に動作について説明する。この発明の実施の形態3による基板の接続方式の作用効果も、この発明の実施の形態2による基板の接続方式の作用効果と同様であり、マイクロストリップ信号線路導体2に近接して形成されたスルーホールビア16aと導体パッド16と導電性接着剤17による第1の基板と第2の基板間のグランド接続によって、リターン電流経路を短縮することが有効となる。
以上のように、この発明の実施の形態3による基板の接続方式においては、マイクロストリップ信号線路導体2に近接して形成されたスルーホールビア16aと導体パッド16と導電性接着剤17による第1の基板と第2の基板間のグランド接続によって、リターン電流経路を短縮するようにしている。これにより、この発明の実施の形態1と同様の効果に加え、マイクロストリップ線路を用いて、50GHzの高周波に渡る良好な電気的接続を実現することができる。特に、接続部において、実効インダクタンスを小さくすることにより高周波特性の改善が可能となっている。
なお、この発明の実施の形態3による基板の接続方式では、この発明の実施の形態2の場合と同様に、導体パッド5、15、スルーホールビア5a、15aを省略した構成とすることも可能である。
実施の形態4.
上述のように、この発明の実施の形態1〜3による基板の接続方式は、第1の基板と第2の基板のマイクロストリップ信号線路導体が1対のものに適用したものであるが、この発明の実施の形態3による基板の接続方式は、第1の基板と第2の基板のマイクロストリップ信号線路導体を2対、すなわち差動線路に適用したものである。
図8〜10は、この発明の実施の形態4による基板の接続方式を示す構成図としての平面図である。なお、各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。また、各図において、破線は手前の部分の影に隠れている部分を示す。図8〜10において、図2、4、7に示した1対のマイクロストリップ信号線路導体1、12に代えて、差動線路を構成する2対のマイクロストリップ信号線路導体2−1、2−2、12−1、12−2を設けている。この差動線路で代替するように構成した以外は、この発明の実施の形態1〜3による基板の接続方式と同様の構成である。
次に動作について説明する。この発明の実施の形態4による基板の接続方式の作用効果は、この発明の実施の形態1〜3による基板の接続方式の作用効果と同様であり、差動線路としてのマイクロストリップ線路に適用可能である。
以上のように、この発明の実施の形態4による基板の接続方式においては、フレキシブルプリント基板においても特性インピーダンスのばらつきが小さく、また基板上の配線レイアウトも簡便な差動線路としてのマイクロストリップ線路を用いて、数十GHzの高周波に渡る良好な電気的接続を実現することができ、この発明の実施の形態1〜3と同様の作用効果を奏する。
なお、この発明の実施の形態4による基板の接続方式のうち、図9、10に示したものでは、この発明の実施の形態2の場合と同様に、導体パッド5、15、スルーホールビア5a、15aを省略した構成とすることも可能である。
1、11 誘電体層
2、12、2−1、2−2、12−1、12−2 マイクロストリップ信号線路導体
3、13 グランド導体層
4、5、6、15、16 導体パッド
4a、5a、6a、15a、16a スルーホールビア
17 導電性接着剤

Claims (8)

  1. 第1の誘電体層、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられた第1のマイクロストリップ信号線路導体、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の直下において欠落させるようなパターンで前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第1のグランド導体層、前記第1のグランド導体層が欠落した前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部に電気的に接続された第1の導体パッド、および、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のグランド導体層の端部に電気的に接続された第2の導体パッドを有するフレキシブルプリント基板であって、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の幅が前記マイクロストリップ線路の幅よりも広い第1の基板と、
    第2の誘電体層、前記第2の誘電体層の第1の面に設けられた第2のマイクロストリップ信号線路導体、前記第2の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第2のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第2のグランド導体層、および、前記第2の誘電体層の第1の面に設けられ、前記第2の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第2のグランド導体層に電気的に接続された第3の導体パッドを有するリジッドプリント基板である第2の基板と、
    前記第1の基板の第2の面と前記第2の基板の第1の面とを対向して配置し、前記第1の導体パッドと前記第2のマイクロストリップ信号線路導体の端部とをはんだで電気的に接続し、前記第1のグランド導体層の端部と前記第3の導体パッドとをはんだで電気的に接続する接続部と、
    を備えたことを特徴とする基板の接続方式。
  2. 前記第1の誘電体層は、ポリイミドであることを特徴とする請求項1に記載の基板の接続方式
  3. 前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の直下の第1のグランド導体層の端部と前記第2のマイクロストリップ信号線路導体の端部との間隔が0.3mm以上で0.4mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基板の接続方式。
  4. 前記接続部は、前記第1のグランド導体層の端部にはんだで接合され前記第2の基板の第1の面に設けられた第4の導体パッドおよび前記第2の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して、前記第1のグランド導体層の端部と前記第2のグランド導体層とを電気的に接続することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の基板の接続方式。
  5. 前記接続部は、前記第1のグランド導体層の端部に導電性接着剤で接着され前記第2の基板の第1の面に設けられた第4の導体パッドおよび前記第2の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して、前記第1のグランド導体層の端部と前記第2のグランド導体層とを電気的に接続することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の基板の接続方式。
  6. 前記第1および第2のマイクロストリップ信号線路導体は、差動線路であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の基板の接続方式。
  7. 第1の誘電体層、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられた第1のマイクロストリップ信号線路導体、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の直下において欠落させるようなパターンで前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第1のグランド導体層、前記第1のグランド導体層が欠落した前記第1の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部に電気的に接続された第1の導体パッド、および、前記第1の誘電体層の第1の面に設けられ、前記第1の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第1のグランド導体層の端部に電気的に接続された第2の導体パッドを有するフレキシブルプリント基板であって、前記第1のマイクロストリップ信号線路導体の端部の幅が前記マイクロストリップ線路の幅よりも広い第1の基板と、第2の誘電体層、前記第2の誘電体層の第1の面に設けられた第2のマイクロストリップ信号線路導体、前記第2の誘電体層の第2の面に設けられ、前記第2のマイクロストリップ信号線路導体とでマイクロストリップ線路を構成する第2のグランド導体層、および、前記第2の電体層の第1の面に設けられ、前記第2の誘電体層を貫通して設けられたスルーホールビアを介して前記第2のグランド導体層に電気的に接続された第3の導体パッドを有するリジッドプリント基板である第2の基板とを接続するための基板の接続方法であって、
    前記第1の基板の第2の面と前記第2の基板の第1の面とを対向して配置し、前記第1の導体パッドとスルーホールビアを通じた伝熱によりはんだを溶融して前記第1の導体パッドと前記第2のマイクロストリップ信号線路導体の端部とをはんだで電気的に接続し、前記第2の導体パッドとスルーホールビアを通じた伝熱によりはんだを溶融して前記第1のグランド導体層の端部と前記第3の導体パッドとをはんだで電気的に接続することを特徴とする基板の接続方法。
  8. 前記第1の誘電体層は、ポリイミドであることを特徴とする請求項7に記載の基板の接続方法。
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