JP5412209B2 - 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 - Google Patents
光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5412209B2 JP5412209B2 JP2009184871A JP2009184871A JP5412209B2 JP 5412209 B2 JP5412209 B2 JP 5412209B2 JP 2009184871 A JP2009184871 A JP 2009184871A JP 2009184871 A JP2009184871 A JP 2009184871A JP 5412209 B2 JP5412209 B2 JP 5412209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical
- modulation
- signal
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Optical Transform (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Description
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、外部変調方式を用いて周波数掃引する場合でも、変調器の帯域に制限されることなく空間分解能を高めることのできる光周波数領域反射測定方法及びこの方法を用いた光周波数領域反射測定装置を提供することを目的とする。
(1)コヒーレント光源からの出力光を外部光変調処理を施して変調側波帯を発生させ、発生させた変調側波帯を時間に対して線形に周波数掃引し、周波数掃引した外部変調処理の出力光を2分岐し、一方を参照光とし、他方を信号光として被測定物に入射し、被測定物の各地点で反射または後方散乱された信号光と前記参照光を合波させて干渉ビート信号を生じさせ、これを受光して周波数解析することで、前記被測定物内の各地点における反射率または損失を測定する方法であって、前記外部光変調処理として、第1の光変調処理と第2の変調処理を順次行うようにし、一方の光変調処理の光波の位相差を0 radとし、他方の光変調処理の光波の位相差をπradとして、入力した光波の搬送波成分を抑圧し、+3次および−3次の変調側波帯を他の側波帯よりも強く発生させ、前記+3次および−3次の変調側波帯のいずれか一方を選択して干渉ビート信号の生成に用いる構成とする。
(2) コヒーレント光を発生する光源と、前記光源の出力光を入射して変調測波帯を発生する外部光変調部と、前記外部光変調部で発生させる変調側波帯を時間に対して線形に周波数掃引する周波数掃引手段と、前記周波数掃引された外部変調部からの出力光を2分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段で分岐された一方を参照光とし、他方を信号光として被測定物に入射し、被測定物の各地点で反射または後方散乱された信号光と前記参照光を合波させて干渉ビート信号を生じさせる合波手段と、前記合波手段で得られた干渉ビート信号を受光して電気信号に変換する受光手段と、前記受光手段で得られた電気信号を周波数解析する周波数解析手段とを具備し、前記周波数解析の結果から前記被測定物内の各地点における反射率または損失を測定することを特徴とする光周波数領域測定装置であって、前記外部光変調部として、互いに直列に接続されるマッハ・ツェンダ干渉計型の第1及び第2の光変調器と、前記第1及び第2の光変調器に対して光周波数を掃引するための変調信号を発生する変調信号発生器と、前記変調信号発生器からの変調信号を前記第1及び第2の光変調器に分配するための分配器と、前記第1及び第2の光変調器に入力する変調信号間の遅延時間を調節する可変遅延手段と、前記第1及び第2の光変調器それぞれにおける出力光波の位相を制御するための第1及び第2の制御電圧を発生する第1及び第2の直流電圧源とを備え、前記一方の光変調器に供給する直流電圧を調整することで光波の位相差を0 radとし、他方の光変調器に供給する直流電圧を調整することで光波の位相差をπradとし、入力した光波の搬送波成分を抑圧し、+3次および−3次の変調側波帯を他の側波帯よりも強く発生させる構成とする。
(4)(2)または(3)に記載の光周波数領域反射測定装置において、前記参照光の光路上に音響光学周波数シフタを配置する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るC−OFDR法を採用した測定装置の第1の実施形態を示すブロック構成図である。図1において、コヒーレント光源11から出力されたコヒーレント光は第1のマッハ・ツェンダ干渉計型(以下、MZ)光変調器(MZ1)12に入射され、その出力光は第2のMZ光変調器(MZ2)13に入射される。ωを入射光の角周波数、Ωを変調信号の角周波数、φを変調度とすると、第1のMZ光変調器12に入力する光波の電場はexp(iωt)と表され、第1のMZ光変調器12の変調信号入力ポートRF1には変調信号φ1sin(Ωt)が供給され、第2のMZ光変調器13の変調信号入力ポートRF2には変調信号φ2sin(Ωt)が供給される。これらの変調信号は変調信号発生器14で発生され、アンプ15で増幅され、分配器16で2分配されて、それぞれ可変RFディレイ17,18、アッテネータ19,20で任意に遅延され、振幅制御される。
まず、4次側波帯まで考慮し、第1のMZ光変調器12の両アーム間に付与される電場は互いに逆向きであることから、第1のMZ光変調器12から出力される光波の電場E1(t)は以下のように表される。
上記電場E1(t)は第2のMZ光変調器13に入射されて変調を加えられ、さらに第2のMZ光変調器13の両アーム間で位相差πを付与することで、第2のMZ光変調器13からの出力光の電場E2(t)は以下のようになる。
図2は、本発明に係るC−OFDR法を採用した測定装置の第2の実施形態を示すブロック構成図である。尚、図2において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に説明する。
図2に示す第2の実施形態の測定装置は、音響光学効果によって光波の光周波数をシフトさせる音響光学周波数シフタ(AOM)29を参照光路上に配置したもので、+3および−3次側波帯によって生じる干渉ビート信号を周波数軸上で分離することで、上述した干渉ビート信号の強度変調を回避し、正しい干渉ビート信号を取得するための最適な構成である。図1の信号光路上に配置した光フィルタ23の代わりに、参照光路上にAOM29を配置する点以外は第1の実施形態と同様の構成である。
図4はAOM29を参照光路上に配置しない場合の±3次の変調側波帯における光路長差ΔLと得られる干渉ビート信号の関係を表した図である。±3次変調側波帯による干渉ビート信号周波数fbは参照光路と信号光路の光路長差をΔLとすると以下のように表される。
Claims (4)
- コヒーレント光源からの出力光を外部光変調処理を施して変調側波帯を発生させ、発生させた変調側波帯を時間に対して線形に周波数掃引し、周波数掃引した外部変調処理の出力光を2分岐し、一方を参照光とし、他方を信号光として被測定物に入射し、被測定物の各地点で反射または後方散乱された信号光と前記参照光を合波させて干渉ビート信号を生じさせ、これを受光して周波数解析することで、前記被測定物内の各地点における反射率または損失を測定する光周波数領域測定方法であって、
前記外部光変調処理として、第1の光変調処理と第2の変調処理を順次行うようにし、
一方の光変調処理の光波の位相差を0 radとし、他方の光変調処理の光波の位相差をπradとして、入力した光波の搬送波成分を抑圧し、+3次および−3次の変調側波帯を他の側波帯よりも強く発生させ、
前記+3次および−3次の変調側波帯のいずれか一方を選択して干渉ビート信号の生成に用いることを特徴とする光周波数領域反射測定方法。 - コヒーレント光を発生する光源と、
前記光源の出力光を入射して変調測波帯を発生する外部光変調部と、
前記外部光変調部で発生させる変調側波帯を時間に対して線形に周波数掃引する周波数掃引手段と、
前記周波数掃引された外部変調部からの出力光を2分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段で分岐された一方を参照光とし、他方を信号光として被測定物に入射し、被測定物の各地点で反射または後方散乱された信号光と前記参照光を合波させて干渉ビート信号を生じさせる合波手段と、
前記合波手段で得られた干渉ビート信号を受光して電気信号に変換する受光手段と、
前記受光手段で得られた電気信号を周波数解析する周波数解析手段とを具備し、
前記周波数解析の結果から前記被測定物内の各地点における反射率または損失を測定することを特徴とする光周波数領域測定装置であって、
前記外部光変調部として、互いに直列に接続されるマッハ・ツェンダ干渉計型の第1及び第2の光変調器と、
前記第1及び第2の光変調器に対して光周波数を掃引するための変調信号を発生する変調信号発生器と、
前記変調信号発生器からの変調信号を前記第1及び第2の光変調器に分配するための分配器と、
前記第1及び第2の光変調器に入力する変調信号間の遅延時間を調節する可変遅延手段と、
前記第1及び第2の光変調器それぞれにおける出力光波の位相を制御するための第1及び第2の制御電圧を発生する第1及び第2の直流電圧源とを備え、
前記一方の光変調器に供給する直流電圧を調整することで光波の位相差を0 radとし、
他方の光変調器に供給する直流電圧を調整することで光波の位相差をπradとし、入力した光波の搬送波成分を抑圧し、+3次および−3次の変調側波帯を他の側波帯よりも強く発生させることを特徴とする光周波数領域反射測定装置。 - 請求項2に記載の光周波数領域反射測定装置において、直列に接続された前記第1及び第2の光変調器の後段に光フィルタを配置することを特徴とする光周波数領域反射測定装置。
- 請求項1または2に記載の光周波数領域反射測定装置において、前記参照光の光路上に音響光学周波数シフタを配置することを特徴とする光周波数領域反射測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009184871A JP5412209B2 (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009184871A JP5412209B2 (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011038839A JP2011038839A (ja) | 2011-02-24 |
JP5412209B2 true JP5412209B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=43766780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009184871A Expired - Fee Related JP5412209B2 (ja) | 2009-08-07 | 2009-08-07 | 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5412209B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109416299A (zh) * | 2016-05-04 | 2019-03-01 | 维斯塔斯风力系统集团公司 | 识别风力涡轮机中的齿轮系统中的故障的方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103763022B (zh) * | 2013-12-06 | 2017-01-04 | 南京硅源光电技术有限公司 | 一种基于高阶边带扫频调制的高空间分辨率光频域反射计系统 |
WO2016021689A1 (ja) * | 2014-08-07 | 2016-02-11 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバセンサ、地震探査方法、石油、天然ガス貯留層分布の計測方法、歪み検知方法および地層の割れ目位置特定方法 |
CZ305575B6 (cs) * | 2014-09-03 | 2015-12-16 | Vysoké Učení Technické V Brně | Zařízení pro generování periodicky se opakujících sledů optických pulzů a metoda detekce nehomogenit či časově proměnných dějů v optických trasách a jejich okolí využívající uvedeného zařízení |
CN108286992B (zh) * | 2018-01-06 | 2020-04-17 | 天津大学 | 基于数字双啁啾脉冲调制的分布式光纤声传感装置及方法 |
JP7156132B2 (ja) * | 2019-03-27 | 2022-10-19 | 沖電気工業株式会社 | 光コヒーレントセンサ及び光コヒーレントセンシング方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4918323B2 (ja) * | 2006-10-04 | 2012-04-18 | 日本電信電話株式会社 | 光周波数領域反射測定方法および装置 |
JP5193708B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2013-05-08 | 日本電信電話株式会社 | 光周波数変調装置 |
-
2009
- 2009-08-07 JP JP2009184871A patent/JP5412209B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109416299A (zh) * | 2016-05-04 | 2019-03-01 | 维斯塔斯风力系统集团公司 | 识别风力涡轮机中的齿轮系统中的故障的方法 |
US11047364B2 (en) | 2016-05-04 | 2021-06-29 | Vestas Wind Systems A/S | Method of identifying a fault in a system of gears in a wind turbine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011038839A (ja) | 2011-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4083657B2 (ja) | 光変調器のバイアス制御方法及びその装置 | |
JP5412209B2 (ja) | 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 | |
WO2017187510A1 (ja) | 距離計測装置、距離計測方法、及び形状計測装置 | |
JP5448903B2 (ja) | 光パルス試験装置 | |
WO2009104751A1 (ja) | 光ファイバ特性測定装置及び方法 | |
JP2000180265A (ja) | ブリルアンゲインスペクトル測定方法および装置 | |
JP6241283B2 (ja) | レーダ装置および距離速度測定方法 | |
CN112146689B (zh) | 抑制本地振荡器不稳定性所产生噪声的方法和装置 | |
CN112152725A (zh) | 抑制传输信号不稳定性所产生噪声的方法和装置 | |
JP4918323B2 (ja) | 光周波数領域反射測定方法および装置 | |
JP4494347B2 (ja) | 光変調装置 | |
JP5159255B2 (ja) | 光周波数領域反射測定方法および装置 | |
JP5561679B2 (ja) | 光周波数領域反射測定方法及び光周波数領域反射測定装置 | |
EP4460679A1 (en) | Optical measurement system | |
WO2022009727A1 (ja) | 光ファイバ特性測定装置、光ファイバ特性測定プログラム、及び光ファイバ特性測定方法 | |
JP2013195225A (ja) | ブリルアンゲインスペクトル測定装置及び方法 | |
JP5334619B2 (ja) | 光路長制御装置 | |
WO2017077612A1 (ja) | レーザレーダ装置 | |
JPH09218130A (ja) | 周波数掃引誤差検出方法および回路、光周波数掃引光源、ならびに光周波数領域反射測定回路 | |
JP2014052272A (ja) | 電磁波検出システム及び電磁波検出方法 | |
JP2006162616A (ja) | データクロックサンプリングを用いたヘテロダインベース光スペクトラム分析 | |
Xue et al. | Ultrahigh-resolution optical vector analysis for arbitrary responses using low-frequency detection | |
JP2013195224A (ja) | ブリルアンゲインスペクトル測定装置及び方法 | |
JP2004125520A (ja) | 光ファイバ特性測定装置及び方法 | |
Li et al. | Dual-chirp waveform generation and its TBWP improvement based on polarization modulation and phase coding |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110829 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120627 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20130515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130820 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5412209 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |