JP5459518B2 - 無線通信システムにおける通信装置およびリソース再割当方法 - Google Patents
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Description
1.1)構成
図1において、無線通信部101は、一般的な無線通信システムの送信部、受信部およびチャネル制御部などをまとめたブロックであり、ハイブリッドARQ(Automatic Repeat reQuest)などの再送機能などを有するものとする。
図2に示すように、制御部106はVoIPのような定期的に発生するパケットが到着すると、予約型スケジューラ102によりリソースブロックの予約を実行させる(ステップS201)。具体的には、予約型スケジューラ102は、リソース管理部105のリソース予約状況を確認して一定周期のリソースブロックを予約し、リソース管理部105の予約状況を更新し、リソースブロックの割当結果を制御部106へ通知する。なお、最初のパケットのリソースブロック予約方法は周知であるから予約動作の詳細については省略する。
上述したように、本実施形態によれば、予約して割り当てたリソースブロック毎に再送回数を測定し、その再送回数に応じてリソースブロックの再割当を実行する。好ましくは、再送が頻繁に発生する場合(再送回数が所定回数以上になった場合)に、使用するリソースブロックを他の利用可能なリソースブロックへ変更する(リソース再割当)。このリソース再割当動作により、予約型スケジューリング方式におけるパケットの遅延時間の短縮および変動の抑制が可能となり、さらに再送回数が少なくなることで予約できる無線リソースが増え、無線リソースの利用効率が向上するという効果もある。
図3に示す移動通信システムでは、説明を複雑にしないために、基地局10のセル内に複数の移動端末20.1〜20.4が位置しており、基地局10は上位のネットワーク装置30に接続されているものとする。以下、基地局10の構成について図4および図5を参照しながら説明する。
本発明の第1実施例によるリソース再割当は、再送回数が所定回数に達した通信に対して、現在のリソースと同一フレーム内の未予約リソースを再割り当てする。このように同一フレーム内の未予約リソースを新たに割り当てられることで、当該通信は送信タイミングを変更することなく受信遅延の短縮の可能性が高くなる。
本発明の第2実施例によるリソース再割当は、再送回数が所定回数に達した複数の通信があり、それぞれの現在使用しているリソース量が同一であれば、それらを交換することでリソースの再割当を実行する。このように他の通信との間でリソース交換することで、未予約リソースブロックがない場合でも、リソースの再割当が可能となる。さらに、同一フレーム内でリソース交換をすれば、これら通信は送信タイミングを変更することなく受信遅延の短縮の可能性が高くなる。
本発明の第3実施例によるリソース再割当は、再送回数が所定回数に達した通信に対して、現在のリソースとは別のフレーム内の未予約リソースを割り当てる。なお、別の送信フレームとは、現在の送信フレームよりも後の送信フレームを指す。つまり、本実施例においては、現在の送信フレームより後の送信フレームまで送信タイミングを遅延させることになる。
本発明の第4実施例によるリソース再割当は、再送回数が所定回数に達した通信に対して、予約時のリソース量より多い未予約リソースの再割り当てを行なう。再割り当て後のリソース量は、変調方式や誤り訂正符号の符号化率を変更すればよく、再割り当て前と送信する情報量を同じにすることができる。例えば、変調方式を変えない場合は、誤り訂正符号の符号化率を半分にすれば、送信情報量を変えずに2倍のリソース量に再割り当てすることができる。このようにより大きいリソース量に割り当てされる場合には、通信品質が悪い通信における受信誤りを大幅に改善できる効果がある。
上述した実施例では再割り当てを行なう場合、リソースブロック番号が小さいものから適用しているが、これに限定されるものではなく、任意のリソースブロック番号に対して適用できる。また、上述した第2実施形態および各実施例では、下りリンクを例にとって説明したが、上りリンクにおいても適用できる。
20 移動端末
30 上位ネットワーク装置
101 無線通信部
102 予約型スケジューラ
103 再送回数管理部
104 リソース再割当部
105 リソース管理部
106 制御部
301 無線通信部
302 予約型スケジューラ
303 再送回数管理部
304 リソース再割当部
305 リソース管理部
306 制御部
307 受信処理部
308 通信部
Claims (25)
- 無線リソースを予約して周期的に通信装置間の通信を行なう無線通信システムにおけるリソース再割当方法であって、
予約された無線リソースを用いて通信装置へ送信したパケットの再送回数をカウントし、
前記再送回数に応じて当該通信に使用する無線リソースを前記予約された無線リソースとは別の無線リソースに再割り当てする、
ことを特徴とするリソース再割当方法。 - 前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを送信タイミングおよび/または周波数が異なる別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項1に記載のリソース再割当方法。
- 前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを同一送信タイミングの別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項2に記載のリソース再割当方法。
- 前記同一送信タイミングの別の無線リソースは、未予約の無線リソースであることを特徴とする請求項3に記載のリソース再割当方法。
- 前記同一送信タイミングの別の無線リソースは、別の通信により予約されている無線リソースであり、当該別の通信も再送回数が前記所定回数以上である場合には、当該通信と当該別の通信との間でそれぞれの無線リソースを交換することを特徴とする請求項3に記載のリソース再割当方法。
- 前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを別の送信タイミングの無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項2に記載のリソース再割当方法。
- 前記別の送信タイミングの無線リソースは、未予約の無線リソースであることを特徴とする請求項6に記載のリソース再割当方法。
- 前記別の送信タイミングの無線リソースは、別の通信により予約されている無線リソースであり、当該別の通信も再送回数が前記所定回数以上である場合には、当該通信と当該別の通信との間でそれぞれの無線リソースを交換することを特徴とする請求項6に記載のリソース再割当方法。
- 前記通信に使用する無線リソースと前記別の無線リソースとは、同一のリソース量であることを特徴とする請求項1−8のいずれか1項に記載のリソース再割当方法。
- 前記通信に使用する無線リソースと前記別の無線リソースとは、異なるリソース量であることを特徴とする請求項1−8のいずれか1項に記載のリソース再割当方法。
- 無線リソースを予約して周期的に他の通信装置との通信を行なう無線通信システムにおける通信装置であって、
予約された無線リソースを用いて前記他の通信装置へ送信したパケットの再送回数をカウントする再送回数カウント手段と、
前記再送回数に応じて当該通信に使用する無線リソースを前記予約された無線リソースとは別の無線リソースに再割り当てするリソース再割当手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記リソース再割当手段は、前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを送信タイミングおよび/または周波数が異なる別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
- 前記リソース再割当手段は、前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを同一送信タイミングの別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
- 前記同一送信タイミングの別の無線リソースは、未予約の無線リソースであることを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
- 前記同一送信タイミングの別の無線リソースは、別の通信により予約されている無線リソースであり、当該別の通信も再送回数が前記所定回数以上である場合には、当該通信と当該別の通信との間でそれぞれの無線リソースを交換することを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
- 前記リソース再割当手段は、前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを別の送信タイミングの無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
- 前記別の送信タイミングの無線リソースは、未予約の無線リソースであることを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
- 前記別の送信タイミングの無線リソースは、別の通信により予約されている無線リソースであり、当該別の通信も再送回数が前記所定回数以上である場合には、当該通信と当該別の通信との間でそれぞれの無線リソースを交換することを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
- 前記通信に使用する無線リソースと前記別の無線リソースとは、同一のリソース量であることを特徴とする請求項11−18のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記通信に使用する無線リソースと前記別の無線リソースとは、異なるリソース量であることを特徴とする請求項11−18のいずれか1項に記載の通信装置。
- 請求項11−20のいずれか1項に記載の通信装置を備えた、前記無線通信システムの基地局。
- 無線リソースを予約して周期的に通信を行なう少なくとも1つの基地局と少なくとも1つの移動端末とを有する無線通信システムであって、
前記基地局は、
予約された無線リソースを用いて各移動端末へ送信したパケットの再送回数をカウントする再送回数カウント手段と、
前記再送回数に応じて当該通信に使用する無線リソースを前記予約された無線リソースとは別の無線リソースに再割り当てするリソース再割当手段と、
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記リソース再割当手段は、前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを送信タイミングおよび/または周波数が異なる別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項22に記載の無線通信システム。
- 無線リソースを予約して周期的に他の通信装置との通信を行なう無線通信システムにおける通信装置としてプログラム制御プロセッサを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
予約された無線リソースを用いて通信装置へ送信したパケットの再送回数をカウントする機能と、
前記再送回数に応じて当該通信に使用する無線リソースを前記予約された無線リソースとは別の無線リソースに再割り当てする機能と、
を前記プログラム制御プロセッサに実現することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記再送回数が所定回数以上になると、当該通信に使用する無線リソースを送信タイミングおよび/または周波数が異なる別の無線リソースに再割り当てすることを特徴とする請求項24に記載のコンピュータプログラム。
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