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JP5457846B2 - 薬液量調整具 - Google Patents

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Description

本発明は、取り扱いが簡単で、迅速かつ正確に注射器内の薬液を所望の分量に調整することができる薬液量調整具に関するものである。
従来、注射器においては、注射器内の薬液量を示す目盛と数字がシリンダ(外筒)に付されている。例えば、実用新案登録第3126523号公報に記載の注射器用ラベルは、注射器の筒部の周壁に貼付され、目盛り部を備えた注射器用ラベルであって、前記目盛り部は、残量を表す数値として前記筒部の先端部に向かうに従って減算表示される数字を付した残量目盛り線と、投与量を表す数値として前記筒部の先端部に向かうに従って加算表示される数字を付した投与量目盛り線とを備えている(特許文献1)。
実用新案登録第3126523号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明を含め、従来の注射器において、ユーザが注射器内の薬液量を調整する場合、プランジャ(押し子)の先端部が所望の目盛を超えないように注意しながら、プランジャをシリンダ(外筒)内へ挿入させている。このため、その調整作業は、熟練した医師や看護師等であっても慎重に行わなければならず、高い緊張が強いられている。
また、例えば多発性硬化症等の患者は、家族や自らの手で注射を打たなければならない。しかしながら、医師や看護師等と異なり、注射の慣れない家族にとっては薬液量の調整は簡単ではないし、まして高齢者や神経系の疾患患者等は、視力や手元が覚束ないことが多い。このため、プランジャの先端部を細かい目盛に一致させること自体が、困難な作業となっているという問題がある。
さらに、薬液等の投与量は、時に生命に関わる問題となるため、正確に調整することが重要視される。しかしながら、誤ってプランジャを挿入し過ぎると、必要以上に薬液が排出され、投与量が不足してしまうこととなる。この場合、再度、薬液を注射器に充填し直したり、別途、充填済みの新しい注射器を用意しなければならず、非効率であるし、コストの無駄になるという問題もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、取り扱いが簡単で、慣れないユーザであっても迅速かつ正確に注射器内の薬液を所望の分量に調整することができる薬液量調整具を提供することを目的としている。
本発明に係る薬液量調整具は、後端部にシリンダフランジを備えたシリンダと、このシリンダ内に挿入されるとともに後端部にプランジャフランジを備えたプランジャとを有する注射器内の薬液を所望の分量に調整する薬液量調整具であって、前記プランジャを狭持する一対の狭持部材と、これら狭持部材の先端を互いに近接させる弾性力を付与する弾性部材とを有しており、前記狭持部材は、前記プランジャを狭持したときに前記シリンダフランジおよび前記プランジャフランジに接する部分の横幅が、前記注射器内の薬液を所望の分量にしたときの、前記シリンダフランジの後端面と前記プランジャフランジの前端面との距離と略同一の寸法に形成されている。
また、本発明において、前記一対の狭持部材の先端側の狭持面には、相対する位置に一対の第1係止突起と一対の第2係止突起が長手方向に並べて設けられており、前記プランジャが、軸線から放射状に延出された4枚のリブによって断面略十字形状に形成されている場合、前記第1係止突起と前記第2係止突起との間隔が、前記プランジャの隣り合うリブの先端部を結んだ寸法と略同一の長さに構成されていてもよい。
さらに、本発明において、前記狭持部材が前記プランジャを狭持していない状態において、前記一対の第2係止突起の先端同士の間隔が、前記プランジャの隣り合うリブの先端部を結んだ寸法よりも小さくされていてもよい。
また、本発明において、前記弾性部材は、板バネを湾曲させて構成されており、その両端部を前記狭持部材の後端側内面に固定するとともに、前記板バネの湾曲部と前記第2係止突起との間で前記プランジャを狭持可能な空間を有していてもよい。
さらに、本発明において、前記第1係止突起および前記第2係止突起は、頂角が60°〜90°の断面二等辺三角形に形成されていてもよい。
本発明によれば、取り扱いが簡単で、慣れないユーザであっても迅速かつ正確に注射器内の薬液を所望の分量に調整することができる。
本発明に係る薬液量調整具の一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の薬液量調整具を示す正面図である。 本実施形態の注射器を示す全体図である。 本実施形態において、薬液量調整具を拡開させた状態を示す図である。 本発明に係る弾性部材の他の実施例を示す図である。 本発明に係る弾性部材の他の実施例を示す図である。 本実施形態において、注射器に薬液量調整具を取り付けた状態を示す図である。 本実施形態において、補助具付きの注射器に薬液量調整具を取り付けた状態を示す図である。 本実施形態において、プランジャを第1係止突起と第2係止突起との間に狭持した状態を示す図である。 本実施形態において、プランジャを第2係止突起と弾性部材との間に狭持した状態を示す図である。 本実施形態において、第1係止突起および第2係止突起を設けていない実施例を示す図である。 本実施形態の薬液量調整具を使用する手順を示す図である。 本実施形態において、一対の第1係止突起によってプランジャを狭持した状態を示す図である。 本実施形態において、一対の第2係止突起によってプランジャを狭持した状態を示す図である。
以下、本発明に係る薬液量調整具の一実施形態について図面を用いて説明する。図1および図2は、本実施形態の薬液量調整具1の斜視図および正面図である。
本実施形態の薬液量調整具1は、いわゆるシリンダ(外筒)11とプランジャ(押し子)12とを有する注射器10内の薬液を所望の分量に調整するものである。本実施形態において、薬液量調整具1は、図1および図2に示すように、主として、狭持部材2と、弾性部材3と、第1係止突起4および第2係止突起5とを有している。以下、各構成部について説明する。
なお、本実施形態において、注射器10は、図3に示すように、シリンダ11と、このシリンダ11内に挿入されるプランジャ12とを有している。そして、シリンダ11の後端部にフランジ状に拡径されたシリンダフランジ13を備えているとともに、プランジャ12の後端部にフランジ状に拡径されたプランジャフランジ14を備えている。また、シリンダ11の外周面には、注射器10内の薬液量を示す目盛および数字が表示されている。
なお、本実施形態では、目盛および数字が付されたシリンダ11を使用しているが、これに限定されるものではなく、本実施形態の薬液量調整具1は、目盛や数字の無いシリンダ11に対しても同様に適用可能である。
狭持部材2は、プランジャ12を狭持しつつ前記シリンダフランジ13と前記プランジャフランジ14との間に介在することでシリンダ11内への挿入量を規制する役割を果たすものである。本実施形態において、狭持部材2は、図1および図2に示すように、略長方形状に形成された一対のプラスチック板等から構成されている。なお、この狭持部材2は、プランジャ12を狭持しうるように一対で構成されていればよく、形状や材質は上記のものに限定されるものではない。
弾性部材3は、狭持部材2の先端を互いに近接させる弾性力を付与する役割を果たすものである。本実施形態において、弾性部材3は、図1および図2に示すように、平板状の板バネ31を湾曲させて構成しており、その両端部が狭持部材2の後端側内面に固定されている。この構成により、弾性部材3が平板状に戻ろうとする復元力によって、狭持部材2の先端を互いに近接させる弾性力が付与されるようになっている。一方、図4に示すように、狭持部材2の後端を摘んで互いに近接させれば、狭持部材2の先端が拡開し、プランジャ12を受け入れるようになっている。
なお、本実施形態において、弾性部材3は、製造コストや適度な弾性力の観点から、平板状のポリプロピレン材を使用しているが、狭持部材2の先端を互いに近接させる弾性力を付与しうるものであれば、上記構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すように、一般的な洗濯ばさみに採用されている金属製リング32でもよいし、あるいは図6に示すように、圧縮バネ33を設けてもよい。なお、図5および図6の実施例は、いずれも回転軸21周りに開閉自在に構成されている。
以上において、狭持部材2は、図7に示すように、プランジャ12を狭持したときにシリンダフランジ13およびプランジャフランジ14に接する部分の横幅W(プランジャ12の軸線に沿う幅)が、注射器10内の薬液を所望の分量(図7の例では0.5mL)にしたときの、シリンダフランジ13の後端面とプランジャフランジ14の前端面との距離と略同一の寸法に形成されている。
このため、各狭持部材2,2は、注射器10内の薬液が所望の分量になったとき、シリンダフランジ13の後端面とプランジャフランジ14の前端面に挟まれるようにして当接し、プランジャ12の過挿入を規制するストッパーの役割を果たすと同時に、薬液量を調整するメジャーの役割を果たすようになっている。
なお、本実施形態では、各狭持部材2,2が同一形状に形成されているが、この構成に限定されるものではない。つまり、少なくとも一方の狭持部材2が上記の横幅Wを有していれば、他方が上記横幅Wより小幅であっても、上述した機能を果たしうる。よって、本発明は、そのような狭持部材2の構成も含むものである。
また、図8に示すように、シリンダフランジ13に指を引っ掛かり易くするための補助具6が取り付けられている場合、当該補助具6がシリンダフランジ13に相当することとなる。つまり、この場合には、図8に示すように、上記横幅Wを補助具6の後端面とプランジャフランジ14の前端面との距離と略同一の寸法に形成すればよい。
なお、上記の補助具6は、一般的に、薬液が予め充填されているインターフェロン製剤、インフルエンザワクチン、および関節リウマチ治療薬等の注射器に取り付けられている。これらの注射器は、滅菌するためや一定期間薬液が変化しないように保管するためにガラス製となっており、一般的なプラスチック製の注射器とは異なり、シリンダフランジ13を十分な大きさに形成することが困難だからである。
つぎに、第1係止突起4および第2係止突起5は、プランジャ12に係止して狭持部材2による狭持状態を安定的に保持する役割を果たすものである。本実施形態において、第1係止突起4および第2係止突起5は、図1および図2に示すように、それぞれ一対で構成されており、一対の狭持部材2,2の先端側の狭持面22,22において、相対する位置に一対の第1係止突起4,4と、一対の第2係止突起5,5とが長手方向に並べて設けられている。
なお、本実施形態において、第1係止突起4および第2係止突起5は、プランジャ12に対する係止力や保持力の観点から、頂角θが約90°の断面二等辺三角形の三角柱形状に形成されている。しかしながら、頂角θの角度は90°に限定されるものではなく、約60°〜90°の範囲内であることが好ましい。頂角θが60°よりも小さいと、突起の角度が鋭くなりプランジャ12を狭む際に弾かれ易くなってしまう。一方、頂角θが90°よりも大きいと、突起の角度が浅くなり係止力が低下してしまうからである。
また、本実施形態では、図3に示すように、プランジャ12が、軸線から放射状に延出された4枚のリブ15によって断面略十字形状に形成されている。そして、図9に示すように、第1係止突起4と第2係止突起5との間隔D1が、プランジャ12の隣り合うリブ15の先端部を結んだ寸法Dxと略同一の長さに構成されている。このため、図9に示すように、プランジャ12が第1係止突起4と第2係止突起5との間に狭持されると、ガタつくことなく安定的に保持されるようになっている。
また、本実施形態では、狭持部材2がプランジャ12を狭持していない状態において、一対の第2係止突起5の先端同士の間隔D2が、プランジャ12の隣り合うリブ15の先端部を結んだ寸法Dxよりも小さく構成されている。このため、図9および図10に示すように、プランジャ12が第1係止突起4と第2係止突起5との間、または第2係止突起5と弾性部材3との間に狭持されると、外力が加わらない限りプランジャ12が第2係止突起5の間を通過できず、他方へと移動しないようになっている。
また、本実施形態では、上述したように、弾性部材3が、湾曲された板バネ31により構成されており、その両端部が狭持部材2の後端側内面に固定されている。そして、図10に示すように、弾性部材3の湾曲部34と、第2係止突起5との間でプランジャ12を狭持可能な空間Sを有している。このため、プランジャ12が第2係止突起5と弾性部材3との間に狭持されると、ガタつくことなく安定的に保持されるようになっている。
なお、本実施形態では、プランジャ12の係止力や保持力を高める観点から第1係止突起4および第2係止突起5を設けているが、弾性力によって必要な係止力および保持力が確保されれば必ずしも設けなくてもよい。すなわち、図11に示すように、少なくとも上述した狭持部材2と弾性部材3とを有していればよい。
つぎに、本実施形態の薬液量調整具1による作用について図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態の薬液量調整具1を注射器10に取り付ける場合、図12(a)に示すように、指で狭持部材2の後端を摘んで先端側を拡開させる。この動作は、一般に慣れ親しまれている洗濯ばさみやクリップを拡開させる動作と同じであるため、高齢者等でも簡単に行われる。また、本実施形態では、平板状のポリプロピレン材によって弾性部材3を構成しているため、指先の力が弱い人でもわずかな力で拡開させられる。
つづいて、狭持部材2の先端を拡開させたままプランジャ12の周囲を覆うように近づけた後、狭持部材2の後端に加えていた力を解放する。これにより、図12(b)に示すように、弾性部材3が、各狭持部材2,2の先端を近接させるように復元するため、各狭持面22,22によってプランジャ12が狭持される。このため、薬液量調整具1が、簡単かつ迅速にプランジャ12に取り付けられる。
このとき、本実施形態では、第1係止突起4および第2係止突起5がプランジャ12に係止する。このため、一旦取り付けた薬液量調整具1が不用意に外れてしまうのを防止するとともに、各狭持部材2,2間に形成された空間内でプランジャ12が移動してしまうのを抑制する。また、本実施形態では、第1係止突起4および第2係止突起5が、適度な頂角θを有しているため、プランジャ12のリブ15に弾かれて狭持し損ねることがなく、各リブ15にしっかりと係止して狭持状態を保持する。
また、本実施形態において、図12(b)に示すように、プランジャ12を第1係止突起4と第2係止突起5との間に狭持させた場合、隣り合うリブ15の先端部を結んだ寸法Dxと略同一の長さで隔てられた第1係止突起4と第2係止突起5とが、プランジャ12のガタつきを抑制する。一方、図10に示すように、プランジャ12を第2係止突起5と弾性部材3との間に狭持させた場合、第2係止突起5と弾性部材3とが、プランジャ12のガタつきを抑制する。
さらに、本実施形態では、隣り合うリブ15の先端部を結んだ寸法Dxよりも小さい間隔で隔てられた各第2係止突起5が、プランジャ12の通過を規制する。このため、一旦、プランジャ12が、第1係止突起4と第2係止突起5との間、または第2係止突起5と弾性部材3との間に狭持されると、外力が加わらない限り、第2係止突起5,5の間を通過できず、他方へと移動することがない。
つぎに、図12(c)に示すように、プランジャ12に薬液量調整具1を取り付けた状態で、プランジャ12の後端面を押し込む。このとき、本実施形態では、各狭持面22,22や各係止突起4,5が、プランジャ12と面接触ではなく線接触しており、弾性部材3によってソフトに押圧されているため、プランジャ12との間に発生する摩擦抵抗をほとんど増大させることがなく、スムーズにシリンダ11内へ挿入される。
シリンダ11内へ挿入されたプランジャ12は、図12(d)に示すように、シリンダフランジ13の後端面とプランジャフランジ14の前端面との双方に狭持されるようにして当接したとき、それ以上の挿入が規制される。このとき、狭持部材2の横幅Wが、注射器10内の薬液を所望の分量にしたときの、シリンダフランジ13の後端面とプランジャフランジ14の前端面との距離に一致するため、注射器10内の薬液は自動的に所望の分量に調整される。
したがって、注射器10内の薬液量を調整しようとするユーザは、シリンダ11に付された目盛を気にすることなく、単に、プランジャ12が狭持部材2に当接して止まるまで一気に挿入するだけでよい。これにより、注射器10内の薬液が、迅速かつ正確に所望の分量に調整される。また、所望の分量になった後は、プランジャ12の挿入が規制されるため、薬液を排出し過ぎることが防止される。
なお、以上の本実施形態の説明では、注射器10内の薬液を排出して所望の分量に調整してから使用する場合について説明したが、この構成に限定されるものではない。すなわち、薬液の充填量がわかっている注射器10であれば、所望の分量を使用してから残りの薬液を廃棄するようにしてもよい。
具体的には、注射器10内の薬液を充填量から投与量を差し引いた分量にしたときの、シリンダフランジ13の後端面とプランジャフランジ14の前端面との距離と略同一の寸法となるように、狭持部材2の横幅Wを形成すればよい。この構成によれば、注射針を患者に刺した後、プランジャ12を狭持部材2に当接するまで挿入すると、所望の分量だけ薬液が患者に投与されることとなる。
以上のような本実施形態の薬液量調整具1によれば、以下のような作用効果を奏する。
1.迅速かつ正確に注射器10内の薬液を所望の分量に調整することができる。
2.高齢者や神経疾患患者等であっても簡単に取り扱うことができる。
3.取り付けた薬液量調整具1が外れたり、ガタつくのを防止することができる。
4.低コストで製造することができ、使い捨ての用途にも好適である。
なお、本発明に係る薬液量調整具1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
例えば、上述した本実施形態では、断面略十字形状のプランジャ12に取り付ける場合について説明したが、この構成に限定されるものではない。すなわち、本実施形態の薬液量調整具1は、断面形状が円形や多角形のプランジャ12にも取り付けることができ、上述した作用効果を奏することができる。
また、上述した本実施形態では、図9に示すように、プランジャ12を第1係止突起4と第2係止突起5との間に狭持させた場合や、図10に示すように、プランジャ12を第2係止突起5と弾性部材3との間に狭持させた場合について説明したが、この構成に限定されるものではない。具体的には、図13に示すように、一対の第1係止突起4,4によって狭持させた状態や、図14に示すように、一対の第2係止突起5,5によって狭持させた状態でも本実施形態によれば上述した作用効果を奏することが可能である。
1 薬液量調整具
2 狭持部材
3 弾性部材
4 第1係止突起
5 第2係止突起
6 補助具
10 注射器
11 シリンダ
12 プランジャ
13 シリンダフランジ
14 プランジャフランジ
15 リブ
21 回転軸
22 狭持面
31 板バネ
32 金属製リング
33 圧縮バネ
34 湾曲部
D1 第1係止突起と第2係止突起との間隔
D2 一対の第2係止突起の先端の間隔
Dx 隣り合うリブの先端部を結んだ寸法
S プランジャを狭持可能な空間
W 横幅
θ 頂角

Claims (5)

  1. 後端部にシリンダフランジを備えたシリンダと、このシリンダ内に挿入されるとともに後端部にプランジャフランジを備えたプランジャとを有する注射器内の薬液を所望の分量に調整する薬液量調整具であって、
    前記プランジャを狭持する一対の狭持部材と、これら狭持部材の先端を互いに近接させる弾性力を付与する弾性部材とを有しており、前記狭持部材は、前記プランジャを狭持したときに前記シリンダフランジおよび前記プランジャフランジに接する部分の横幅が、前記注射器内の薬液を所望の分量にしたときの、前記シリンダフランジの後端面と前記プランジャフランジの前端面との距離と略同一の寸法に形成されている薬液量調整具。
  2. 前記一対の狭持部材の先端側の狭持面には、相対する位置に一対の第1係止突起と一対の第2係止突起が長手方向に並べて設けられており、
    前記プランジャが、軸線から放射状に延出された4枚のリブによって断面略十字形状に形成されている場合、
    前記第1係止突起と前記第2係止突起との間隔が、前記プランジャの隣り合うリブの先端部を結んだ寸法と略同一の長さに構成されている請求項1に記載の薬液量調整具。
  3. 前記狭持部材が前記プランジャを狭持していない状態において、前記一対の第2係止突起の先端同士の間隔が、前記プランジャの隣り合うリブの先端部を結んだ寸法よりも小さくされている請求項2に記載の薬液量調整具。
  4. 前記弾性部材は、板バネを湾曲させて構成されており、その両端部を前記狭持部材の後端側内面に固定するとともに、前記板バネの湾曲部と前記第2係止突起との間で前記プランジャを狭持可能な空間を有している請求項2または請求項3のいずれかに記載の薬液量調整具。
  5. 前記第1係止突起および前記第2係止突起は、頂角が60°〜90°の断面二等辺三角形に形成されている請求項2から請求項4のいずれかに記載の薬液量調整具。
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