JP5308040B2 - マルチ型空気調和装置 - Google Patents
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Description
このような問題を解消する手法として、例えば、複数の室内機ユニットを1個のリモートコントローラ(以下、リモコン)で制御し、各室内機ユニットを同一の運転モードで運転するグループ制御とすることにより、各室内機ユニット間での運転モードの衝突を回避する運転制御方法が知られている(例えば、特許文献1)。
ところが、特許文献2においても、複数の室内機ユニットを1つのリモコンで制御するシステムとなっている。したがって、各室内機ユニットが同じ運転モードで運転されるとともに、各室内機ユニットが設定温度、設定風量等も同じ条件で運転されていた。したがって、例えば、各室内機ユニットが異なる複数の室内空間にそれぞれ設置され、かつ、複数の室内空間の温度が異なる場合に、ある室内空間では設定温度が低く感じられ、また、他の室内空間では設定温度が高く感じられることがある。
そこで、本発明は、同一のモードで運転される複数の室内機ユニットを備え、運転モード以外の運転条件を各室内機ユニットで独立して設定できるマルチ型空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明のマルチ型空気調和装置は、複数の室内機ユニットを、一台の親機と、親機以外の子機とから構成される。そして、親機は、親機に対応するリモコンからの運転モードの設定及び運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるのに対して、子機は、子機に対応するリモコンからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けないことにする。この子機は、親機からの指令による運転モードに従ったモードで運転される。また本発明に係る接続切替機構は、親機からの指令による運転モードに対応して、冷媒の流れが設定される。
本発明のマルチ型空気調和装置は、子機は、子機に対応するリモコンからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けないことにし、親機からの指令による運転モードに従ったモードで運転される。したがって、複数の室内機ユニットを同一の運転モードで運転しながらも、複数の室内機ユニットの運転条件(ただし、運転モードを除く)を個別に設定することができる。
一般に、親機、子機の設定は、室外機ユニット、室内機ユニット等のマルチ型空気調和装置を構成する機器を現場に設置した後に行なうことになるので、室内機ユニットが設置された空間には、対応するリモコンが置かれる。したがって、このリモコンを用いて対応する室内機ユニットに個別に親機、子機の設定を行なえば、親機、子機の設定を確実に行なう上で有利である。
室外熱交換器12は、室外空気と冷媒とを熱交換するものであり、通過する冷媒の状態に応じて、凝縮器または蒸発器として動作する。室外熱交換器12とレシーバ23との間には、室外膨張弁11が設けられている。室外膨張弁11としては、電子膨張弁が用いられる。
また、室外熱交換器12の近傍には、室外温度すなわち外気温度を測定する室外温度センサ34が設けられている。
圧縮機10で圧縮された冷媒は、高圧ガス冷媒となり、高圧ガス管5へと吐出される。高圧ガス管5には、吐出冷媒の圧力を測定するための高圧圧力センサPSHが設けられている。また、圧縮機10の吐出管には、吐出管温度を測定する吐出管温度センサ36が設けられている。
分流コントローラ46aは、室内四方弁48を備えている。室内四方弁48は、高圧ガス管5の主管から分岐された高圧ガス分岐管5aに接続される高圧ガス管用ポート481と、室内熱交換器40側に接続される室内熱交換器側ポート482と、低圧ガス管7の主管から分岐された室内側低圧ガス分岐管7aに接続される低圧ガス管用ポート483と、室内側低圧ガス分岐管7aに合流する低圧バイパス管49に接続される低圧バイパス管用ポート484とを有している。なお、図3において、分流コントローラ46aと同様の構成を有している分流コントローラ46bの記載は省略している。
制御部71は、入力部72から得られるデータに基づいて、各制御値を演算する。この制御値を、室外膨張弁11、室外ファンF1、室外四方弁14、圧縮機10aの各制御機器に向けて送る。制御部71の各演算結果は、室内制御装置80の入力部82へと送られる。
入力部72には、室外熱交換器12に設けられた液管側温度センサ30、四方弁側温度センサ32、室外熱交換器12の近傍に設けられた室外温度センサ34、圧縮機10の吐出管に設けられた吐出管温度センサ36、高圧圧力センサPSH、アキュムレータ20の上流側に設けられた低圧圧力センサPSLおよび吸入管温度センサ38の各出力値が入力される。
制御部81(81a、81b)は、入力部82(82a、82b)から得られるデータに基づいて、各制御値を演算する。この制御値を、室内膨張弁42、室内ファンF2、分流コントローラ46の室内四方弁48等の制御機器に送る。制御部81の各演算結果は、室外制御装置70の入力部72へと送られる。
入力部82には、室内熱交換器40に設けられた各温度センサ33,35、室内温度センサ37の各出力値が入力される。また、この入力部82には、後述する親機アドレス#1、子機アドレス#2が入力、記憶される。さらに、この入力部82には、運転モードが入力、記憶される。
以上、エアコン200の室外機ユニット1、室内機ユニット3の構成を説明したが、冷房運転、暖房運転の際の基本的な動作は、従来の空気調和装置と同様である。
エアコン200の室外機ユニット1、室内機ユニット3、分流コントローラ46が、適所に設置された後に、分流コントローラ46aについてファミリを形成する室内機ユニット3a〜3dに対して個別に「親機」または「子機」の設定を図4に示す手順で行なう。なお、ここでは分流コントローラ46aのファミリについて説明するが、分流コントローラ46bのファミリについて、同様のことを行うことができる。
以上のように、室内機ユニット3aは親機アドレス#1(親機識別情報a)が設定される。また、室内機ユニット3b〜3dは子機アドレスが設定されるとともに、親機アドレス#1(親機識別情報a)が記憶される。
なお、分流コントローラ46bに冷媒配管を介して接続されている室内機ユニット3e〜3hについても同様に「親機」または「子機」の設定を行なう。
室内機ユニット3a(親機)に対して、リモコン100a(親機リモコン)から、例えば運転モードを暖房から冷房への切換え指令信号が送られると、室内機ユニット3aの制御部81aは、これを受け付けて、室内膨張弁42、ファンF2等の機器の制御を冷房モードに変更する。また、この制御部81aは、分流コントローラ46aの室内四方弁48を、高圧ガス管用ポート481と低圧バイパス管用ポート484とを連通させ、且つ、室内熱交換器側ポート482と低圧ガス管用ポート483とを連通させるように、通信線B2を介して分流コントローラ46aに対して指令信号を送る。この指令信号を受け取った分流コントローラ46aは、指令信号にしたがって、ポートの連通状態を切り換える。室内機ユニット3aの制御部81aは、室内機ユニット3aの入力部82aに対して運転モードが冷房モードであることを知らせ、室内機ユニット3aの入力部82aは、これを記憶する。
室内機ユニット3b〜3dは、運転モードを冷房モードに切り換える指令信号を受け取ると、各入力部82b…に記憶されている親機アドレス#1(親機識別情報a)と、当該指令信号に含まれている親機アドレス#1(親機識別情報b)とを照合する。自己が保持している親機アドレス#1(親機識別情報a)と、当該指令信号に含まれている親機アドレス#1(親機識別情報b)とが一致していれば、室内機ユニット3b〜3dの各制御部81b…は、室内機ユニット3b〜3dの各機器を冷房モードに切り換える。この冷房モードへの切換えは、室内機ユニット3b〜3dが運転中か停止中かに拘わらず行なわれる。
以上のようにして、ファミリに属する全ての室内機ユニット3a〜3dは、暖房モードから冷房モードに切り換えて運転される。
以上では、室内機ユニット3b(子機)について説明したが、他の子機である室内機ユニット3c、3dについても、室内機ユニット3bと同様である。
室内機ユニット3aに対応するリモコン100aを用いて室内機ユニット3aに対して親機、子機の設定情報(親機アドレス#1、子機アドレス#2)を送る。室内機ユニット3aは送られた情報に基づいて、入力部82aに親機アドレス#1を入力、記憶して、自己が親機であることを設定する。親機である室内機ユニット3aは、室内機ユニット3b〜3dに対して子機であることの情報(子機アドレス#2)、さらに親機の情報(親機アドレス#1)を送る。室内機ユニット3b〜3dは、送られた情報を各々の入力部82b…に入力、記憶することにより、自己が子機であること、および親機が室内機ユニット3aであることを設定、記憶する。
逆に、当該制御装置から、室内機ユニット3b〜3d(子機)に対して、運転モードを切り換えるように指令信号が送られても、室内機ユニット3b〜3dはこの指令を受け付けない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態に適宜変更を加えることができる。
Claims (3)
- 圧縮機と、外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱交換器とを備える室外機ユニットと、
運転モードに応じて前記冷媒の流れを選択的に設定する接続切換機構と、
室内の空気と前記冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器を備え、前記接続切換機構に対して並列に接続される複数の室内機ユニットと、を備え、
複数の前記室内機ユニットは、一台の親機と、前記親機以外の子機とから構成され、
複数の前記室内機ユニットの一台が前記親機として設定されると、他の前記室内機ユニットが前記子機として設定されることを認識するとともに、当該親機を自己の親機として認識し、
前記親機は、前記親機に対応するリモートコントローラからの運転モードの設定及び前記運転モード以外の運転条件の設定を受け付け、
前記子機は、前記子機に対応するリモートコントローラからの運転モード以外の運転条件の設定を受け付けるが、運転モードの設定を受け付けずに前記親機からの指令による前記運転モードに従ったモードで運転され、
前記接続切替機構は、前記親機からの指令による運転モードに対応して、前記冷媒の流れが設定されることを特徴とするマルチ型空気調和装置。 - 複数の前記各室内機ユニットと対応するリモートコントローラを備え、
前記各リモートコントローラを用いて、対応する前記室内機ユニットに個別に前記親機または前記子機の設定を行なうことを特徴とする請求項1に記載のマルチ型空気調和装置。 - 親機は、運転モードの切り換えることの指令を親機識別情報bとともに、子機に対して送り、
前記指令を受けた前記子機は、自己が保持している親機識別情報aと親機識別情報bとが一致していれば、当該子機は、前記指令に従って運転モードを切り換えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチ型空気調和装置。
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