JP5381040B2 - モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法、製造方法及び再生方法並びにモスアイ型反射防止フィルムの製造方法 - Google Patents
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しかしながら、このような複数層を用いる技術においても幾つかの問題点があった。まず第1に、反射防止効果に優れた複数層を形成するには、通常、真空蒸着法などを用いて成膜する必要があるため、表示装置を製造するに際して真空設備を備えることが必要となってしまうという問題点があった。また、真空蒸着法では、成膜時間も長時間になるのが一般的であったことから、製造効率の問題も指摘されていた。特に、周囲光が非常に強い環境で使用されるディスプレイに対しては、一層高い反射防止性能が要請されるため、複数層を構成する層数を増加させる必要があることから、製造コストが著しく高くなってしまうという問題点があった。
第2に、技術的観点からしても、複数層による反射防止技術は、光の干渉現象を利用するものであるため、反射防止効果が光の入射角や波長に大きく影響してしまい、望みどおりの反射防止効果を得ることが困難であるという問題点があった。
なお、上記モスアイ構造に用いられる凹凸パターンとしては、円錐形や四角錐形などの錐形体が一般的である。
3°〜50°
の範囲内の角度から測定光を入射することによって、上記金型表面の正反射率を測定することが好ましい。また本発明においては、上記正反射率の測定方法が、上記金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)と、上記金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)と、を測定した後、上記金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)から、上記金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)を差引くものであることが好ましい。
これにより、上記金型表面の正反射率をより高精度で測定することが可能になる結果、微細孔の平均孔深さをより正確に評価することが可能になるからである。
以下、本発明のこれらの発明について順に説明する。
まず、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法について説明する。上述したように本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法は、表面に複数の微細孔が形成されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型について、上記微細孔が形成された金型表面の正反射率を測定することにより、上記微細孔の平均孔深さを測定することを特徴とするものである。
この点、本発明によれば非破壊・非接触で評価することができるため、評価の際に金型を損壊してしまうということが一切生じない。このため、本発明によれば評価対象となった金型をそれ以後も継続して使用することができる。
まず、本発明における正反射率の測定方法について説明する。本発明のモスアイ用金型の評価方法は、微細孔が形成された金型表面の正反射率と、当該微細孔の平均孔深さと、に相関関係があることを見出したことに基づき、金型表面の正反射率を測定することにより、非破壊・非接触で微細孔の平均孔深さを評価することを可能とするものである。したがって、本発明に用いられる正反射率の測定方法としては、上記金型表面について正反射率を測定できる方法であれば特に限定されるものではない。
このような方法の具体例としては、例えば、JIS Z 8722に記載された方法を挙げることができる。
3°〜45°の範囲内であることがより好ましく、3°〜13°の範囲内であることがさらに好ましい。
次に、本発明において評価対象となるモスアイ型反射防止フィルム製造用金型について説明する。本発明において評価対象となるモスアイ型反射防止フィルム製造用金型としては、表面に微細孔が形成されたものであれば特に限定されるものではなく、あらゆる構成を有するモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を評価対象とすることができる。したがって、本発明において評価対象となるモスアイ型反射防止フィルム製造用金型としては、金属基体の少なくとも一方の表面に微細孔が形成された構成を有するものであってもよく、あるいは任意の基体上に金属材料からなる層が形成され、当該層の表面に微細孔が形成された構成を有するものであってもよい。
この点、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法は、金型表面の正反射率を指標として、微細孔の平均孔深さを評価するものであるため、非接触・非破壊で評価できるという利点を有するものである。したがって、本発明によればロール状のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型であっても、その機能を損なうことなく微細孔の平均孔深さを評価することができ、特にロール状のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法として、顕著な効果を備えるものということができる。
本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法は、非接触・非破壊で微細孔の平均孔深さを評価できるという利点を有することから、例えば、後述するモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法、およびモスアイ型反射防止フィルムの製造方法等に用いることができるものである。
次に、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法について説明する。上述したように、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法は、表面がアルミニウムからなる金属基体を用い、陽極酸化法によって上記金属基体の表面に複数の微細孔を形成する陽極酸化工程と、上記陽極酸化工程によって形成された微細孔の平均孔深さを評価する金型評価工程と、を有するものあって、上記金型評価工程が、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法によって、上記微細孔の平均孔深さを評価するものであることを特徴とするものである。
以下、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法に用いられる各工程について順に説明する。
まず、本発明に用いられる陽極酸化工程について説明する。本工程は、表面がアルミニウムからなる金属基体を用い、陽極酸化法によって上記金属基体の表面に複数の微細孔を形成する陽極酸化工程である。
本工程に用いられる金属基体としては、表面アルミニウムからなるものであれば特に限定されるものではない。したがって、本工程に用いられる金属基体としては、アルミニウム単体からなるものであってもよく、あるいは任意の基材上にアルミニウムからなる層が最表層となるように形成された構成を有するものであってもよい。
次に、本工程に用いられる陽極酸化法について説明する。本工程に用いられる陽極酸化法としては、上記金属基体の表面に所望の形状を有する微細孔を形成できる方法であれば特に限定されるものではない。なかでも本工程においては、陽極酸化によって上記金属基体の表面に微細孔を有するアルミナ膜を形成するポーラスアルミナ膜形成工程と、上記アルミナ膜をエッチングすることにより上記微細孔の孔径を拡大するエッチング工程とを、順次繰り返し実施する方法が用いられることが好ましい。いわゆるモスアイ型の反射防止フィルムにおいては、表面に円錐や四角錐等の錐形の微細構造物が形成されていることが望ましいものであるところ、上記の方法によれば、このような錐形の微細構造物を形成可能なテーパー形状の微細孔を形成することが容易になるからである。
一方、上記酸性エッチング法は、化学研磨を行う場合の艶出しエッチングとして、リン酸―硫酸(75:25wt%)系の浴を105〜110℃に加温し、アルミニウム材を2〜10分間浸漬し、表層をエッチングする方法である。
上記エッチング工程においてはこれらのいずれの方法であっても用いることができるが、アルカリエッチング法は、光沢や表面粗度等が大きく、エッチング面を一定の状態に維持することが難しく、遊離アルカリ濃度や浴中の溶存アルミニウム成分を常に一定範囲に管理することなどが要求されるため、酸性エッチング法が用いられることが好ましい。
なお、上記周期はすべての微細孔において均一ではない場合があるが、その場合は、単位面積あたりに形成された微細孔の平均周期を指すものとする。
なお、上記間隔はすべての微細孔において均一ではない場合があるが、その場合における上記間隔は、単位面積あたりに形成された微細孔間の平均距離を指すものとする。
次に、本発明に用いられる金型評価工程について説明する。本工程は、上記陽極酸化工程によって形成された微細孔の平均孔深さを評価する工程であり、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法によって、上記微細孔の平均孔深さを評価するものであることを特徴とするものである。
本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法は、少なくとも上記陽極酸化工程と、上記金型評価工程とを有するものであるが、必要に応じてこれら以外の他の任意の工程が用いられてもよいものである。なかでも本発明においては、上記任意の工程として、上記金型評価工程後に実施され、上記金型評価工程における評価結果に基づいて、陽極酸化法により、上記微細孔の平均孔深さを大きくする再陽極酸化工程が用いられることが好ましい。上記金型評価工程後に実施され、上記金型評価工程における評価結果に基づいて、陽極酸化法により、上記微細孔の平均孔深さを大きくする再陽極酸化工程を有するものであってもよい。これにより、上記陽極酸化工程において形成された微細孔の平均深さが所期の値とは異なる場合であっても、再陽極酸化工程において事後的に平均孔深さを調整することができるため、所望の上記平均孔深さを有するモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を製造することができるからである。
次に、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法について説明する。上述したように、本発明のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法は、使用済みのモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用い、当該モスアイ型反射防止フィルム製造用金型に形成された微細孔の平均孔深さを検査する、金型検査工程と、上記金型検査工程における上記微細孔の平均孔深さの検査結果に基づいて、陽極酸化法により、上記微細孔の平均孔深さを大きくする再生工程と、を有するものであって、上記記金型検査工程が、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法によって、上記微細孔の平均孔深さを評価するものであることを特徴とするものである。
以下、本発明に用いられる各工程について順に説明する。
まず、本発明に用いられる金型検査工程について説明する。本工程は、使用済みのモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用い、当該モスアイ型反射防止フィルム製造用金型に形成された微細孔の平均孔深さを、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法を用いて検査する工程である。
次に、本発明に用いられる再生工程について説明する。本工程は、上記金型検査工程における上記微細孔の平均孔深さの検査結果に基づいて、陽極酸化法により、上記微細孔の平均孔深さを大きくする工程である。
すなわち、本工程は所定の平均孔深さで微細孔が形成されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型について、上記金型検査工程において検査した結果、当該平均孔深さが当初の値から変動していることが判明した場合に、その結果に基づいて、当該平均孔深さを所期の値に復元することによって、金型を以後も継続的に使用可能にする工程である。
次に、本発明のモスアイ型反射防止フィルムの製造方法について説明する。上述したように本発明のモスアイ型反射防止フィルムの製造方法は、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法を用い、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型を選択する金型選択工程と、上記金型選択工程において選択されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用いて、モスアイ構造を賦型する賦型工程と、を有することを特徴とするものである。
以下、本発明に用いられる各工程について順に説明する。
まず、本発明に用いられる金型選択工程について説明する。本工程は、後述する賦型工程に用いる金型を選択する工程である。本工程は、金型に形成された微細孔の平均孔深さを基準として金型を選択するものであり、当該平均孔深さを評価する方法として、上記本発明に係るモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法を用いることを特徴とするものである。このため、本工程において非接触・非破壊で所望の平均孔深さで形成された微細孔を有する金型を確実に選択することができる。
次に、本発明に用いられる賦型工程について説明する。本工程は、上記金型選択工程において選択されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用いて、モスアイ構造を賦型する工程である。
純度99.50%の圧延されたアルミニウム板に、過塩素酸とエタノールの混合溶液(体積比=1:4)中で電解研磨を行った後、0.01Mシュウ酸水溶液の電解液中、化成電圧40V、20℃の条件にて10分間、陽極酸化を施し、酸化皮膜を形成した。
次に、0.03Mリン酸の電解液中、50℃で15分間、形成された酸化皮膜を選択的に溶解除去した。
さらに、0.01Mシュウ酸水溶液の電解液中で、先と同一条件でそれぞれ30、60、90、120秒間、陽極酸化を施し、0.05Mリン酸水溶液で300秒間孔径拡大処理を行った。さらに上記工程を繰り返し、これらを合計5回追加実施した。これにより、アルミニウム基板上に陽極酸化アルミナ膜が形成された構成を有し、細孔の深さが異なる4種類の金型を得た。
また、集束イオンビームにより金型を垂直に切断し、断面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、細孔の断面形状は6段ステップ状に深さ方向に細くなっていることが確認された。細孔の深さは陽極酸化の時間が短い方から順に、それぞれ110、140、210、260nmであった。
また、純度99.85%の圧延されたアルミニウム板に、過塩素酸とエタノールの混合溶液(体積比=1:4)中で電解研磨を行った後、0.01Mシュウ酸水溶液の電解液中、化成電圧40V、20℃の条件にて10分間、陽極酸化を施し、酸化皮膜を形成した。
次に、0.03Mリン酸/クロム酸混合液の電解液中、40℃で30分間、形成された酸化皮膜を選択的に溶解除去した。
さらに、0.3Mシュウ酸水溶液の電解液中で、先と同一条件でそれぞれ10,15、20秒間、陽極酸化を施し、0.03Mリン酸水溶液で20分間孔径拡大処理を行った。さらに上記工程を繰り返し、これらを合計5回追加実施した。これにより、アルミニウム基板上に陽極酸化アルミナ膜が形成された構成を有し、細孔の深さが異なる3種類の金型を得た。
また、集束イオンビームにより金型を垂直に切断し、断面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、細孔の断面形状は6段ステップ状に深さ方向に細くなっていることが確認された。細孔の深さは陽極酸化の時間が短い方から順に、それぞれ215、260、280nmであった。
純度99.85%のアルミニウム板の正反射率が0.2%を示した金型を選択し、紫外線硬化樹脂層塗布液をこの金型表面に一定量塗布し、その上に厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(富士フイルム社製、フジタック「T80SZ」)を斜めから貼り合わせた後、貼り合わせられた貼合体をローラー(フジプラ製、ラミパッカー「LPA3301」)で圧着し、金型全体に均一な組成物が塗布されたことを確認して、フィルム側から2000mJ/cm2のエネルギーで紫外線を照射して紫外線硬化樹脂組成物を光硬化させた。その後、フィルムと金型を剥離して反射防止フィルムを得た。
上記実施例における各評価は、次のような方法によって行った。
〈正反射率〉
JIS Z 8722に記載された方法に準拠し、コニカミノルタセンシング製分光測色計CM−2600dを用い測定した。測定には金型表面の法線に対して、8°の角度から測定光を入射することによって、金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)と、金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)と、を測定した後、金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)から、金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)を差引くことによって、正反射率を得た。
〈走査型電子顕微鏡による金型表面、断面の観察〉
日立ハイテクノロジーズ製走査型電子顕微鏡S−4500を用いて、金型表面を観察した。得られた画像から、周期、径を測定した。また、集束イオンビームにより、陽極酸化アルミナ膜を垂直に切断し、走査型電子顕微鏡S−4500を用いて、金型断面を観察し、得られた画像から、細孔の深さを測定した。
〈反射防止フィルムの反射率〉
島津製作所製、自記分光光度計UV−3100を用い、フィルム裏面に黒色テープを貼り付け、フィルム表面へ5度入射絶対反射率を測定した。
1’ … アルミナ膜
10 … モスアイ型反射防止フィルム製造用金型
A … 微細孔
Claims (10)
- 表面に複数の微細孔が形成された、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型について、
予め前記微細孔が形成された金型表面の正反射率および前記微細孔の平均孔深さの相関関係を示す検量線を作成し、
前記微細孔が形成された金型表面の正反射率を測定し、前記測定の結果および前記検量線に基づいて前記微細孔の平均孔深さを求めることにより、
前記モスアイ型反射防止フィルム製造用金型が所望のモスアイ構造を形成できるかを評価することを特徴とする、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法。 - 前記金型表面の法線に対して3°〜50°の範囲内の角度から測定光を入射することによって、前記金型表面の正反射率を測定することを特徴とする、請求項1に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法。
- 前記正反射率の測定方法が、前記金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)と、前記金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)と、を測定した後、前記金型表面の正反射光を含む分光反射率(SCI)から、前記金型表面の正反射光を除いた分光反射率(SCE)を差引くものであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法。
- 前記モスアイ型反射防止フィルム製造用金型が、ロール状の形態を有するものであることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法。
- 表面がアルミニウムからなる金属基体を用い、陽極酸化法によって前記金属基体の表面に複数の微細孔を形成する陽極酸化工程と、
前記陽極酸化工程によって形成された微細孔の平均孔深さを検査する金型評価工程と、を有するモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法であって、
前記金型評価工程が、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法によって、前記微細孔の平均孔深さを評価するものであることを特徴とする、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法。 - 前記金型評価工程後に実施され、前記金型評価工程における評価結果に基づいて、陽極酸化法により、前記微細孔の平均孔深さを大きくする再陽極酸化工程を有することを特徴とする、請求項5に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法。
- 前記金属基体がロール状の形態を有するものであることを特徴とする、請求項5または6に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の製造方法。
- 使用済みのモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用い、当該モスアイ型反射防止フィルム製造用金型に形成された微細孔の平均孔深さを検査する金型検査工程と、
前記金型検査工程における前記微細孔の平均孔深さの検査結果に基づいて、陽極酸化法により、前記微細孔の平均孔深さを大きくする再生工程と、を有することを特徴とする、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法であって、
前記金型検査工程が、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法によって、前記微細孔の平均孔深さを評価するものであることを特徴とする、モスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法。 - 前記使用済みのモスアイ型反射防止フィルム製造用金型がロール状の形態を有するものであることを特徴とする、請求項8に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の再生方法。
- 請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載のモスアイ型反射防止フィルム製造用金型の評価方法を用い、所定の平均孔深さで微細孔が形成されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を選択する金型選択工程と、
前記金型選択工程において選択されたモスアイ型反射防止フィルム製造用金型を用いて、モスアイ構造を賦型する賦型工程と、を有することを特徴とするモスアイ型反射防止フィルムの製造方法。
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