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JP5361655B2 - 制御装置、及び、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された蓄電装置から負荷に電力を供給する給電線の異常を検知する制御装置及び制御方法に関する。
車両の電子化が進み、車両に搭載されたエンジン等の複数の機器を制御するために数多くの電子制御装置が組み込まれている。これらの電子制御装置には、CPUを備えたマイクロコンピュータが組み込まれ、機器を制御するための電磁バルブやモータ等の様々なアクチュエータを駆動するための信号線や、機器の状態を検知するための様々なセンサからの信号線がマイクロコンピュータの入出力ポートに接続されている。
車両には、これらの信号線や、蓄電装置から電子制御装置、アクチュエータ、さらにセンサに電力を供給する給電線が束ねられた複数のワイヤーハーネスが実装されている。
ワイヤーハーネスとして束ねられた給電線や信号線、或いはワイヤーハーネスから分岐した給電線や信号線は、それぞれ絶縁被覆されているが、絶縁被覆が経年劣化すると、信号線同士が接触する地絡や天絡等の異常が生じる虞があり、また、接触事故等により絶縁被覆が剥離され、地絡や天絡等の異常生じる虞がある。
このような場合、電子制御装置により車両を適正に制御することが困難になる虞がある。また、蓄電装置の出力電圧が異常に上昇し或いは低下すると、電子制御装置が破損し或いは正常に動作せず、同様に車両を適正に制御することが困難になる虞がある。
そこで、従来、一部の電子制御装置では、給電線等の電圧が所定の電圧範囲にあるか否かを監視し、当該電圧範囲を逸脱すると異常と判定して、発生した異常個所を表示パネルに報知する等の異常検出処理が実行されている。
近年注目されている電気自動車やエンジンとモータを備えたハイブリッド自動車も同様である。これらの車両には、駆動用のモータに大電流を供給する高圧の蓄電装置が搭載され、電子制御装置では、従来の低圧の蓄電装置に加えて高圧の蓄電装置からの給電線の異常検出処理も実行されるようになっている。
さらに、特許文献1には、このような高圧の蓄電装置を、外部の商用電源から直接充電するプラグイン車も提案されている。
プラグイン車の規格は、アメリカ合衆国では「エスエーイー エレクトリック ビークル コンダクティブ チャージ カプラ」(非特許文献1)により制定され、日本では「電気自動車用コンダクティブ充電システム一般要求事項」(非特許文献2)により制定されている。
このようなプラグイン車には、充電ケーブルを介して外部の商用電源と接続する充電インレットが設けられ、充電インレットと高圧の蓄電装置との間に交流電力を直流電力に変換して蓄電装置を充電する充電回路が組み込まれている。
「エスエーイー エレクトリック ビークル コンダクティブ チャージ カプラ(SAE Electric Vehicle Conductive Charge Coupler)」、(アメリカ合衆国)、エスエーイー規格(SAE Standards)、エスエーイー インターナショナル(SAE International)、2001年11月 「電気自動車用コンダクティブ充電システム一般要求事項」、日本電動車両協会規格(日本電動車両規格)、2001年3月29日
特開2008−195315号公報
通常、異常検出処理を実行する電子制御装置は、車両の走行に関連する主要なタスクを、例えば1msec.程度の所定周期で発生するタイマ割込み処理、或いはクランクパルス等の外部信号割込み処理で実行するように構成されている。
上述した異常検出処理をタイマ割込み処理で常に実行すると、CPU負荷が増大して、主要なタスクの実行が遅延する虞があるため、電子制御装置では、異常検出処理の実行インタバルが十分に長く設定され、異常検出処理によるCPU負荷の増大を回避するように構成されている。
また、異常検出処理では、ノイズによる誤判定を回避するために、所定回数連続して所定の電圧範囲を逸脱する場合に異常と判定するような冗長判定が実行されている。
ところで、上述したように、プラグイン車両では、充電インレットを介して外部電源から交流電力を供給するための給電線が設けられているため、事故等によって交流の給電線に、直流の給電線や信号線或いは車体が接触する虞がある。
そのような場合に備えて、給電線等の異常発生箇所のみならず、異常からの復旧のために異常の原因をも特定する必要性に迫られている。例えば、短絡事故であっても、直流の給電線の短絡なのか、交流の給電線の短絡事故なのかを識別する必要性がある。
しかし、異常検出処理の実行周期が長いため、周期的に変動する交流電圧の異常を適切に判定することができないという問題があった。
例えば、高圧の蓄電装置からの給電線に交流の給電線が短絡した場合に、異常検出処理が実行されるときに常に所定の電圧範囲を逸脱するとは限らないためである。特に、交流電圧の特定の位相で異常検出処理が実行されるようなパターンでは、その位相に対応する電圧値が所定の電圧範囲に収まっていると、正常判定されるのである。
交流電圧の周期的変動を検知するために、異常検出処理の実行周期を短くすると、逆に主要なタスクの実行が遅延する虞があるという問題が発生する。その結果、高価で高速のCPUを用いなければ適正な異常検出処理が実行できない。
本発明の目的は、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流の給電線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による制御装置の特徴構成は、蓄電装置を充電制御する制御装置であって、車両外部からケーブルを介して給電された交流電力を、第1の給電線を介して接続された充電器により直流の電力に変換して前記蓄電装置へ充電制御する充電制御処理と、前記蓄電装置から負荷へ直流電力を供給する第2の給電線に備わる電圧検知部から受信する電圧値を、所定のモニタ周期でモニタして前記第2の給電線の異常判定を行なう異常判定処理と、前記第1の給電線と短絡して前記第2の給電線に交流電圧が印加される虞がある前記ケーブルの車両への接続時または前記ケーブルが車両に接続された状態にあるときに、車両走行制御中よりも、前記電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を短く変更するモニタ周期変更処理と、を実行する制御部を備えている点にある。
上述の構成によれば、車両外部から給電された交流電力によって、蓄電装置から負荷へ直流電力を供給する第2の給電線に交流電圧が印加される虞がある場合には、モニタ周期変更処理によって第2の給電線に備えた電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期が車両走行制御中よりも短く変更されて異常判定処理が実行される。
したがって、例えば、事故等によってケーブルから供給される交流電力を車両内部に取り込むための第1の給電線と、蓄電装置から負荷へ直流電力を供給する第2の給電線が短絡される等、蓄電装置から負荷への第2の給電線に交流電圧が印加される異常が発生した場合であっても、モニタ周期変更処理を実行して、蓄電装置から負荷への第2の給電線の電圧値を十分に短いモニタ周期でモニタすることにより、適切に当該交流電圧の変動を検出することができるようになる。
以上説明した通り、本発明によれば、主要なタスクの実行を妨げることなく、交流の給電線の異常を適切に検知できる制御装置、及び、制御方法を提供することができるようになった。
本発明による制御装置が組み込まれたプラグインハイブリッド車の全体構成図 プラグインハイブリッド車に備えられた制御装置及び被制御装置の構成図 動力分割機構の共線図 制御部の説明図 (a)は直流電圧の異常検出処理を示す説明図、(b)はナイキストの標本化定理に従う実行周期による交流電圧の異常検出処理を示す説明図、(c)はナイキストの標本化定理に従わない実行周期による交流電圧の異常検出処理を示す説明図 制御部により実行される充電制御のフローチャート (a)は充電ケーブルの電流容量に対するデューティサイクルを示す説明図、(b)はCCIDによって生成されるコントロールパイロット信号の波形図 制御部により実行される異常検出処理のフローチャート 制御部により実行される直流電圧異常検出処理と交流電圧異常検出処理の切り替え制御のフローチャート
以下に本発明による制御装置及び制御方法の実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、車両に着脱可能な充電ケーブル300を介して車両外部の商用電源により高圧の第一蓄電装置10に充電可能なプラグイン車の一例であるハイブリッド車1(以下、「プラグインハイブリッド車」と記す。)は、動力源としてエンジン100、第1MG(Motor Generator)110、第2MG(Motor Generator)120を備えている。
エンジン100、第1MG110及び第2MG120は、エンジン100及び第2MG120の少なくとも一方からの駆動力によって走行可能なように、動力分割機構130に連結されている。
第1MG110及び第2MG120は、交流回転電機で構成され、例えば、U相コイル、V相コイル及びW相コイルを備える三相交流同期回転機が用いられる。
動力分割機構130は、サンギヤと、ピニオンギヤと、キャリアと、リングギヤとを含み、ピニオンギヤがサンギヤ及びリングギヤと係合する遊星歯車機構で構成されている。
ピニオンギヤを自転可能に支持するキャリアがエンジン100のクランクシャフトに連結され、サンギヤが第1MG110の回転軸に連結され、リングギヤが第2MG120の回転軸及び減速機140に連結され、図3に示すように、エンジン100、第1MG110、及び第2MG120の回転数が共線図上に直線で結ばれるように関係付けられている。
プラグインハイブリッド車1には、車両の動力を統括制御する制御部としてのプラグイン・ハイブリッドビークルECU(以下、「PIHV−ECU」と記す。)170、第一MG110及び第二MG120を制御するモータECU(以下、「MG−ECU」と記す。)171、エンジンを制御するエンジンECU(以下、「ENG−ECU」と記す。)172、外部電力により第一蓄電装置10を充電制御する充電ECU(以下、「CHG−ECU」と記す。)173、運転席全部に備えられたパネルに各種情報を表示するメータECU(以下、「MET−ECU」と記す。)174の他、制動機構を制御するブレーキECU、盗難防止機能を実現する防盗ECU等の複数の制御装置(Electric Control Unit;以下、「ECU」と記す。)が搭載されている。
各ECUは、単一または複数のCPUと、CPUにより実行される制御プログラムが格納されたROMと、CPUのワーキング領域として使用されるRAMと、入出力回路と、バス型ネットワークであるCAN(Controller Area Network)用のインタフェース回路(以下、「CAN−I/F」と記す。)等を備えて構成されている。
各ECUは、CAN−I/Fを介してCANバス70で接続され、ECU間で必要な各種の制御情報がCANバス70を介して授受される。
プラグインハイブリッド車1には、エンジン100の駆動力により駆動された第1MG110で発電される電力、及び車両の制動時等に減速機140を介して駆動輪160によって駆動された第2MG120の制動エネルギーで発電される電力によって充電される高圧の第一蓄電装置10と、高圧の第一蓄電装置10から供給される電力によって充電される低圧の第二蓄電装置11が搭載されている。
第一蓄電装置10は、ニッケル水素バッテリやリチウムイオンバッテリでなるDC280V程度の高圧の二次電池と、二次電池で充放電される電圧、電流、温度を監視し、第一蓄電装置10の状態を制御情報としてPIHV−ECU170に送信するバッテリECUが組み込まれている。
第二蓄電装置11は、鉛蓄電池でなるDC12V程度の低圧の二次電池と、二次電池で充放電される電圧、電流、温度を監視し、第二蓄電装置11の状態を制御情報としてPIHV−ECU170に送信するバッテリECUが組み込まれている。
PIHV−ECU170は、第一蓄電装置10及び第二蓄電装置11に備えられたバッテリECUから受信した各蓄電装置の制御情報をRAMに記憶し、当該制御情報に含まれる二次電池で充放電される電圧、電流、温度の各データ、及びその時間的な変動等に基づいて、第一蓄電装置10及び第二蓄電装置11の充電状態(以下、「SOC(State Of Charge)」と記す。)を監視するように構成されている。
プラグインハイブリッド車1には、第一蓄電装置10から給電される電力を昇圧する、或いは第1MG110及び第2MG120で発電される電力を降圧する昇降圧コンバータ30と、昇降圧コンバータ30から供給される直流電力を交流電力に変換して第1MG110へ供給する、或いは第1MG110により発電される交流電力を直流電力に変換して昇降圧コンバータ30へ供給する第1インバータ40と、昇降圧コンバータ30から供給される直流電力を交流電力に変換して第2MG120へ供給する、或いは第2MG120により発電される交流電力を直流電力に変換して昇降圧コンバータ30へ供給する第2インバータ50と、が搭載されている。
さらに、プラグインハイブリッド車1には、第一蓄電装置10から高圧の電力を給電するための第一給電線6bと、第二蓄電装置11から低圧の電力を給電するための第二給電線6cが設けられている。
第一給電線6bには、第一蓄電装置10と、充放電用のリレー回路であるシステムメインリレーSMRと、昇降圧コンバータ30と、降圧コンバータ60と、が接続されており、システムメインリレーSMRがオン操作されると、第一給電線6bを介して、第一蓄電装置11から第一負荷としての昇降圧コンバータ30と降圧コンバータ60に高圧の直流電力が給電される。
このとき、昇降圧コンバータ30に給電された電力は、昇降圧コンバータ30で昇圧され、さらに、第1インバータ40及び第2インバータ50を介して交流電圧に変換された後に、第1MG110及び第2MG120に印加される。また、降圧コンバータ60に給電された電力は、降圧コンバータ60で降圧された後、第二蓄電装置11に充電される。
また、システムメインリレーSMRがオン操作されると、第1MG110で発電される電力及び第2MG120の制動エネルギーで発電される電力が昇降圧コンバータ30を介して降圧され、第一給電線6bを介して第一蓄電装置10に給電される。このとき、第一蓄電装置10に給電された電力は、第一蓄電装置10の二次電池に充電される。
第二給電線6cには、第二蓄電装置11と、イグニッションスイッチIGSWと、CHG−ECU173、MG−ECU171、ENG−ECU172、MET−ECU174等の各ECUが接続されており、イグニッションスイッチIGSWがオン操作されると、第二給電線6cを介して、第二蓄電装置11から第二負荷としての各ECUに低圧の直流電力が給電される。
尚、各ECUは、第二給電線6cを介して第二蓄電装置11から供給される直流電圧(例えば12V)から所定レベルの制御電圧(例えば5V)を生成するレギュレータを備えており、レギュレータの出力電圧が各ECUに備えられたマイクロコンピュータ等の制御回路に供給され駆動するように構成されている。
PIHV−ECU170は、システムの起動スイッチであるイグニッションスイッチIGSWがオンされると、第二給電線6cに備えられた電源リレーRYをオンして第二蓄電装置11からの給電を開始し、第二負荷としての各ECUを起動した後、システムメインリレーSMRを閉じ、運転者のアクセル操作等に基づいてMG−ECU171及び必要に応じてENG−ECU172を制御して車両を走行制御する。
PIHV−ECU170は、第一蓄電装置10のSOCが所定範囲内にあるとき、MG−ECU171を介して、第一蓄電装置10に蓄えられた電力または第1MG110により発電された電力の少なくとも一方を用いて第2MG120を駆動し、エンジン100の動力をアシストする。第2MG120の駆動力は減速機140を介して駆動輪160に伝達される。
PIHV−ECU170は、第一蓄電装置10のSOCが予め定められた値よりも低くなると、ENG−ECU172を介してエンジン100を始動し、動力分割機構130を介して駆動される第1MG110の発電電力を第一蓄電装置10に充電するように制御する。
さらに、PIHV−ECU170は、第一蓄電装置10のSOCが予め定められた値よりも高くなると、エンジンECU172を介してエンジン100を停止し、MG−ECU171を介し第一蓄電装置10に蓄えられた電力を用いて第2MG120を駆動する。
即ち、PIHV−ECU170は、車両の要求トルクと第一蓄電装置10のSOC等に基づいて、エンジン100、第1MG110及び第2MG120を制御して、車両を走行制御するように構成されている。
尚、図1では、第2MG120による駆動輪160が前輪である場合を示しているが、前輪に代えてまたは前輪とともに後輪を駆動輪160としてもよい。
プラグインハイブリッド車1には、さらに、車両外部の商用電源から第一蓄電装置10へ充電電力を供給するための充電ケーブル300を接続するための充電インレット270と、PIHV−ECU170からの制御指令に基づいて第一蓄電装置10を充電する充電装置150と、充電ケーブル300から供給される交流電力を充電装置150に給電するための交流給電線6aと、が備えられている。尚、図1では、充電インレット270が車体前部に設けられているが、車体後部に設けられるものであってもよい。
充電ケーブル300には、家屋に設けられた電源コンセント等の外部電源に接続するためのプラグ360と、充電インレット270と接続するためのコネクタ接続検知部としてのコネクタ330とが備えられている。
さらに、充電ケーブル300には、外部電源から車両に給電可能な定格電流に対応するコントロールパイロット信号CPLTを生成する信号生成部と、給電用のリレーが組み込まれたCCID(Charging Circuit Interrupt Device)320が設けられている。
コネクタ330には、充電インレット270への接続検出時にケーブル接続信号PISWを出力する接続検出回路が組み込まれ、さらに、交流電力を供給する電力線の端子ピンと、コントロールパイロット信号CPLTを出力する信号線の端子ピンと、ケーブル接続信号PISWを出力する接続検出回路の端子ピンが設けられている。
充電用インレット270には、コネクタ330に設けられた各端子ピンと夫々接続する複数の端子ピンが設けられており、電力線の端子ピンは交流給電線6aに接続され、コントロールパイロット信号CPLT及びケーブル接続信号PISWの端子ピンは一端がPIHV−ECU170に接続されたそれぞれの信号線に接続されている。
交流給電線6aは、充電インレット270と充電装置150とを両端にして接続されており、充電ケーブル300が充電インレット270に接続され、CCID320に設けられた給電用のリレーが閉じられると、交流給電線6aを介して、車両外部の商用電源から充電装置150に交流電力が給電される。
充電装置150は、交流給電線6aを介して給電される交流電力を直流電力に変換するインバータと、インバータで変換された直流電圧を所定の充電電圧に変換するDC/DCコンバータと、PIHV−ECU170からの制御指令に基づいて蓄電装置10への充電電流量を調整するCHG−ECU173とを備えている。
CHG−ECU173は、PIHV−ECU170から制御指令を受けると、充電装置150に備えられたDC/DCコンバータの出力電圧を制御して出力する電流容量を調整し、当該調整された電流を第一給電線6b及びシステムメインリレーSMRを介して蓄電装置10に充電するように構成されている。
上述の構成に基づいて、PIHV−ECU170は、コネクタ330が充電インレット270に接続されると、CHG−ECU173を制御して、充電ケーブル300を介して供給される交流電力を、充電装置150を介して蓄電装置10に充電する充電制御を行う。
コネクタ330が充電インレット270に接続され、ケーブル接続信号PISWがPIHV−ECU170に入力され、さらに、充電ケーブル300のプラグ360が外部電源に接続されると、CCID320から充電ケーブル300の給電能力に基づく所定のデューティサイクルで所定周波数(例えば1KHz)のコントロールパイロット信号CPLTが出力される。
図7(a),(b)に示すように、デューティサイクルは、車両外部の商用電源から充電ケーブル300を介して車両へ供給可能な電流容量に基づいて設定される値で、充電ケーブル300毎に予め設定されている。例えば、電流容量が12Aの場合には20%、電流容量が24Aの場合には40%に設定されている。
コントロールパイロット信号CPLTがPIHV−ECU170に入力されると、PIHV−ECU170は、電源リレーRYをオンして第二蓄電装置11からの給電を開始してCHG−ECU173を起動し、コントロールパイロット信号CPLTの信号線の電圧レベルを低下させると、CCID320は、信号線の電圧レベルが低下されたことを検出してCCID320に備えられた給電用のリレーをオンして、車両への交流電力の供給を開始する。
続いて、PIHV−ECU170は、システムメインリレーSMRをオンし、CHG−ECU173に対して、DC/DCコンバータの出力電圧を制御してコントロールパイロット信号CPLTのデューティサイクルで示される所定の電流容量で蓄電装置10を充電するように制御指令する。
PIHV−ECU170は、蓄電装置10のSOCが充電完了状態であることを検出すると、システムメインリレーSMRをオフし、電源リレーRYをオフして第二蓄電装置11からの給電を停止し、CHG−ECU173を停止させ、充電制御を終了する。
即ち、PIHV−ECU170は、車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルを介して給電された交流の電力を、充電器により直流の電力に変換して蓄電装置へ充電制御する充電制御処理を実行するように構成されている。
さらに、プラグインハイブリッド車1には、第二給電線6cにより給電され、車両への衝撃を検知する衝撃センサGcと、第二給電線6cの電圧を計測する電圧検知部としての低電圧センサVloと、第一給電線6bにより給電され、第一給電線6bの電圧を計測する電圧検知部としての高電圧センサVhiと、が備えられている。
各センサは、信号線によりPIHV−ECU170と接続され、各センサで計測された衝撃検知及び電圧の制御情報が当該信号線を介してPIHV−ECU170に入力されるように構成されている。
図4に示すように、PIHV−ECU170は、CPU170aと、CPU170aにより実行される制御プログラムが格納されたROM170bと、CPU170aのワーキング領域として使用されるRAM170cと、シャットダウン処理時にRAM170cに記憶された制御情報が退避される等、ECUの駆動を停止しても格納された情報を損失しない記憶部としての不揮発性メモリ170dと、入出力回路170fと、CAN−I/F170eと、第二給電線6cを介して第二蓄電装置11から供給される直流電圧(例えばDC12V)から所定レベルの制御電圧(例えばDC5V)を生成するレギュレータ170gを備えて構成されている。
尚、シャットダウン処理とは、イグニッションスイッチIGSWのオフに伴って、各ECUを停止する場合に行われる処理であり、例えば、各ECUに備えられた駆動中の各種のアクチュエータの停止処理や、RAMに記憶された制御情報の不揮発性メモリへの退避処理等をいう。
尚、不揮発性メモリ170dに代えて、RAM170cとは別のRAMを設け、さらに、イグニッションスイッチIGSWがオフされていても第二蓄電装置11から給電可能なように、当該RAMと第二蓄電装置11とを接続する直流給電線を別途設けて、当該RAMをECUの駆動を停止しても格納された情報を損失しないメモリとして構成しても構わない。
PIHV−ECU170は、シャットダウン処理によって、第一蓄電装置10及び第二蓄電装置11のSOCや、後述する車両走行制御や充電制御中に検出された異常に対応する故障情報等の制御情報を不揮発性メモリ170dへ退避する。
入出力回路170fは、制御対象のECU及び被制御装置と接続された信号線を介して、SOCや各種のセンサによる計測値等の制御情報を示す制御信号を入力し、電源リレーRYやシステムメインリレーSMRのオンオフ制御する制御信号等を出力するように構成されている。
CAN−I/F170eは、CANバス70を介して接続されたMG−ECU171やCHG−ECU173等の他のECUと、CANプロトコルに基づいて各種の制御信号を通信可能なインタフェース回路として構成されている。
上述した構成に基づいて、PIHV−ECU170は、車両の走行制御及び充電制御に関わる第一給電線6bまたは第二給電線6cの異常を検出する異常検出処理を行うように構成されている。
異常検出処理は、高電圧センサVhi及び低電圧センサVloにより、第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧を1/(2fc)より長い周期(fcは、車両外部の商用電源の周波数;例えば、西日本で60Hz,東日本で50Hz)で計測する直流電圧異常検出処理と、第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧を1/(2fc)以下の周期で計測する交流電圧異常検出処理と、の二つに分類される。
図5(a)に示すように、直流異常検出処理及び交流異常検出処理では、各処理に応じた所定のモニタ周期としての計測周期Tsで、第一給電線6b及び第二給電線6cの電圧の計測値がRAM170cに記憶される。
直流異常検出処理及び交流異常検出処理では、当該計測値が予めROM170bに設定された第一給電線6b及び第二給電線6cのそれぞれに対応する電圧の上限閾値VThi(例えば、第一給電線6bの場合は288V, 第二給電線6cの場合は14V)と下限閾値VTlo(例えば、第一給電線6bの場合は240V, 第二給電線6cの場合は8V)で示される所定の電圧範囲にあるか否かがモニタ(以下、「監視」と記す。)され、計測値が下限閾値VTloを下回る低圧異常値であるか、上限閾値VThiを上回る高圧異常値であるかが判定される。
尚、直流異常検出処理及び交流異常検出処理では、ノイズによる誤判定を回避するために、計測値が所定回数連続して低圧異常値である場合は地絡異常と判定され、計測値が所定回数連続して高圧異常値である場合は天絡異常と判定される冗長判定が実行される。尚、上述した上限閾値VThi及び下限閾値VTloの値は、例示にすぎず、これに限られるものではない。
例えば、図5(a)に示すように、上述の所定回数が5回に設定された異常検出処理では、▼印で示される計測値は5回連続して高圧異常値であるため、天絡異常と判定され、●印で示される計測値は、連続して所定の電圧範囲を逸脱しないため、地絡異常及び天絡異常とは判定されない。
さらに、直流異常検出処理及び交流異常検出処理では、計測値が上限閾値VThi及び下限閾値VTloを逸脱しない正常値である場合は、図5(b)(c)に示すように、計測値の変動周期と予めROM170bに設定された商用電源の電圧値の変動周期Chcとが近似するか否かが判定される。ここで、近似すると判定された場合は、交流給電線6aに何らかの異常があることにより、第一給電線6b及び第二給電線6cに交流電圧が印加されるようになったと判定され、交流給電線異常であると判定される。
例えば、図5(b)に示すように、1/(2fc)より短い計測周期で行われる交流電圧異常検出処理では、計測周期Tsで計測された▼印で示される計測値のように、時刻ta1及び時刻ta2において交流給電線異常であるか否かが判定され、当該計測値が商用電源の変動周期Chcに近似すると判定されて、交流給電線異常であると判定される。
一方、図5(c)に示すように、1/(2fc)より長い計測周期で行われる直流電圧異常検出処理では、給電線に交流電圧が印加されている場合であっても、計測周期Ts1で計測された▼印で示される計測値のように、正常値のみが計測される、或いは計測周期Ts2で計測された●印で示される計測値のように、商用電源の変動周期Chcに近似するとは判定されず、給電線に交流電圧が印加されているとは判定されない場合がある。このように、1/(2fc)より長い計測周期で計測された計測値では、周波数fcに近似する周波数を再現できないことは、ナイキストの標本化定理として知られている。
PIHV−ECU170は、上述した車両の走行制御に関連する主要なタスクを、例えば1msec.程度の所定周期で発生するタイマ割込み処理、或いはENG−ECU172から入力されるクランクパルス等の外部信号割込み処理で実行するように構成されている。
交流給電線異常を適切に判定することができる交流電圧異常検出処理をタイマ割込み処理で常に実行すると、短い計測周期で給電線の電圧を計測するためにCPU負荷が増大して、主要なタスクの実行が遅延する虞があるため、PIHV−ECU170は、上述した蓄電装置10が充電制御される場合、即ち、交流電力が車両内部に供給される場合は交流電圧異常検出処理を行い、車両走行制御中は直流電圧異常検出処理を行うように構成されている。
即ち、直流電圧異常検出処理と交流電圧異常検出処理により、蓄電装置から負荷への給電線に備わる電圧検知部から受信する電圧値を、所定のモニタ周期でモニタして異常判定を行なう異常判定処理が構成されている。
また、PIHV−ECU170は、電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を、コネクタ接続検知部からの情報に基づいてケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定する場合と、コネクタが車両へ接続されていないことを判定する場合とで変更するモニタ周期変更処理を実行するように構成されている。
そこで、以下では、PIHV−ECU170による充電制御及び充電制御中に行われる異常検出処理について詳述する。
PIHV−ECU170は、異常検出処理を実行して、第一給電線6bまたは第二給電線6cの異常が検出されると、当該異常に対応する故障情報を異常結果としてRAM170cに記憶する記憶処理を実行するように構成されている。
さらに、PIHV−ECU170は、充電ケーブル300が充電インレット270に装着されると、直流電圧異常検出処理から交流電圧異常検出処理に切り替えるように構成され、交流電圧異常検出処理により正常検知すると、直流電圧異常検出処理に切り替えるように構成されている。
図6に示すように、イグニッションスイッチIGSWがオフされ、PIHV−ECU170が、CPUがストップ命令またはホールト命令を実行した状態である待機状態となっている場合において、コネクタ330が充電インレット270に挿入されると、充電インレット270から出力されるケーブル接続信号PISWがPIHV−ECU170に入力され、さらに、プラグ360が外部電源のコンセントに接続されると、CCID320からCPLT第一電圧レベル(例えば、+12V)のコントロールパイロット信号CPLTが出力され、PIHV−ECU170に入力される(S1)。
PIHV−ECU170は、ケーブル接続信号PISW及びコントロールパイロット信号CPLTが入力されると、待機状態から通常の動作状態に復帰して、第一蓄電装置10の充電制御を開始する(S2)。
PIHV−ECU170は、電源リレーRYをオンして、第二給電線6bを介して第二蓄電装置11からCHG−ECU173への給電を開始する(S3)。
続いて、PIHV−ECU170は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルを受信当初の電圧レベル(以下、「CPLT第一電圧レベル」と記す。例えば、+12V。)よりも低圧の所定の信号レベル(以下、「CPLT第二電圧レベル」と記す。例えば、+9V。)に低下させる(S4)。
このとき、CCID320は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルが低下したことを検知して、充電ケーブル300の給電能力に基づく所定のデューティサイクルで所定周波数(例えば1KHz)のコントロールパイロット信号CPLTを出力する。
PIHV−ECU170は、CCID320から出力されるコントロールパイロット信号CPLTを所定時間計測してデューティサイクルを検知し、充電ケーブル300を介して車両へ供給可能な電流容量を認識すると(S5)、予めROM170bに設定された直流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S6)、直流電圧異常検出処理を実行する(S7)。
詳述すると、図8に示すように、PIHV−ECU170は、直流電圧異常検出処理を開始すると、第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧を計測する所定の計測回数をRAM170cに設定する(S31)。
続いて、PIHV−ECU170は、RAM170cに設定された計測周期で第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧を計測し、計測値をRAM170cに記憶する(S32)。
続いて、PIHV−ECU170は、当該計測値が、予めROM170bに設定された地絡異常判定閾値Tloで示される回数連続して低圧異常値を示し、給電線に地絡異常が発生しているかどうかを判定する。
詳述すると、PIHV−ECU170は、計測値が低圧異常値であると判定すると(S33)、低圧異常値回数Cloを累積加算してRAM170cに記憶し(S34)、当該低圧異常値回数Cloが、地絡異常判定閾値Tloよりも大きい場合は(S35)、地絡異常であると判定し、地絡異常に対応する故障情報(以下、「ダイアグコード」と記す。)をRAM170cに記憶する(S36)。
ステップS34でRAM170cに記憶された低圧異常値回数Cloが、地絡異常判定閾値Tlo以下である場合は、ステップS31でRAM170cに設定した計測回数を1減算し(S45)、所定の計測回数に達するまで、ステップS32からステップS45の処理を繰り返す(S46)。
一方、PIHV−ECU170は、ステップS33において計測値が低圧異常値ではないと判定すると、当該計測値が、予めROM170bに設定された天絡異常判定閾値Thiで示される回数連続して高圧異常値を示し、給電線に天絡異常が発生しているかどうかを判定する。
詳述すると、PIHV−ECU170は、計測値が高圧異常値であると判定すると(S37)、高圧異常値回数Chiを累積加算してRAM170cに記憶し(S38)、当該高圧異常値回数Chiが天絡異常判定閾値Thiよりも大きい場合は(S39)、天絡異常であると判定し、天絡異常に対応するダイアグコードをRAM170cに記憶する(S40)。
ステップS38でRAM170cに記憶された高圧異常値回数Chiが、天絡異常判定閾値Thi以下である場合は、ステップS31でRAM170cに設定した計測回数を1減算し(S45)、所定の計測回数に達するまで、ステップS32からステップS45の処理を繰り返す(S46)。
さらに、PIHV−ECU170は、ステップS33及びステップS37を実行した結果、計測値が正常値であると判定すると、当該異常検出処理の開始後、RAM170cに記憶された計測値の変動周期を算出し、予めROM180bに設定された商用電源の電圧の変動周期と近似するか否かを判定し、交流給電線異常が発生しているかどうかを判定する。
詳述すると、PIHV−ECU170は、ステップS33及びステップS37を実行した結果、計測値が正常値であると判定すると、RAM170cに記憶された計測値の変動周期を算出し(S41)、当該算出した変動周期と予めROM170bに設定された商用電源の電圧値の変動周期とが近似する場合は、交流給電線異常であると判定し(S42)、交流給電線異常に対応するダイアグコードをRAM170cに記憶する(S43)。
PIHV−ECU170は、ステップS42において交流給電線異常でないと判定すると(S42)、第一給電線6bまたは第二給電線6cは正常であると判定し、低圧異常値回数Cloと高圧異常値回数Chiをリセットして(S44)、ステップS45を実行し、所定の計測回数に達するまで上述したステップS32からステップS45の処理を繰り返す(S46)。
尚、上述の構成では、PIHV−ECU170は、ステップS42において、予めROM180bに設定された商用電源の電圧の変動周期と計測値の変動周期が近似するか否かを判定していたが、これに代えて、PIHV−ECU170と信号線で接続された、交流給電線6aの交流電圧を計測する交流電圧センサまたは交流電流センサを設け、当該センサの計測値の変動周期から、商用電源の電圧値の変動周期を算出するように構成してもよい。
ただし、この場合、交流電圧センサ及び信号線を設けるための費用がかかり、さらに、信号線を接続するためのスペースが新たに必要となり、さらに当該交流電圧センサから計測値を取得する処理負荷がCPUにかかることに留意すべきである。
図6に戻り、PIHV−ECU170は、直流電圧異常検出処理により、第一給電線6aまたは第二給電線6bの異常を検知すると(S8)、CAN−I/F170e及びCANバス70を介して(図2、図4参照)、RAM170cに記憶されたダイアグコードをMET−ECU174に送信して、運転席に備えられたメータの表示パネル等に当該ダイアグコードに対応する異常内容を表示するよう通知する(S23)。
続いて、PIHV−ECU170は、RAM170cに記憶されたダイアグコードを不揮発性メモリ170dに退避し、待機状態に戻り(S24)、充電制御を異常終了する。
一方、PIHV−ECU170は、直流電圧異常検出処理により、第一給電線6aまたは第二給電線6bが正常であることを検知すると(S8)、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルを、CPLT第二電圧レベルよりも低圧の所定の信号レベル(以下、「CPLT第三電圧レベル」と記す。)に低下させる(例えば、+6V)(S9)。
このとき、CCID320は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルがCPLT第三電圧レベルに低下したことを検知して、コネクタ330の給電用リレーをオンし、交流給電線6a(図1参照)を介して充電装置150への交流電力の供給を開始する。
続いて、PIHV−ECU170は、システムメインリレーSMR(図2参照)をオンし(S10)、予めROM170bに設定された交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S11)、交流電圧異常検出処理を実行する(S12)。
交流電圧異常検出処理は、図8に示すように、上述のステップS7における直流電圧異常検出処理と同様の処理が行われるが、ナイキストの標本化定理に従う十分に短い計測周期で第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧が計測されるため、交流電圧が各給電線6b,6cに印加される異常が発生した場合に、計測値の変動周期を算出して交流給電線異常を適切に判定することができるようになる。
図6に戻り、PIHV−ECU170は、交流電圧異常検出処理により、第一給電線6aまたは第二給電線6bが異常であることを検知すると(S13)、上述のステップS23とステップS24の処理を実行し、充電制御を異常終了する。
PIHV−ECU170は、交流電圧異常検出処理により、第一給電線6aまたは第二給電線6bが正常であることを検知すると(S13)、予めROM170bに設定された直流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定する(S14)。
即ち、PIHV−ECU170は、交流電圧異常検出処理により、第一給電線6bまたは第二給電線6cが正常であることを検知すると、交流電圧異常検出処理から直流電圧異常検出処理に切り替えるように構成されている。
つまり、PIHV−ECU170は、モニタ周期変更処理により、ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定して変更したモニタ周期で、異常判定処理により正常と判定されると、変更前のモニタ周期に変更するように構成されている。
したがって、PIHV−ECU170は、車両の走行制御に関連する主要なタスクを、例えば1msec.程度の所定周期で発生するタイマ割込み処理、或いはENG−ECU172から入力されるクランクパルス等の外部信号割込み処理で実行している場合に、計測周期の短い交流電圧異常検出処理を実行してCPU負荷を増大させ、主要なタスクの実行が遅延することを回避できるようになる。
続いて、PIHV−ECU170は、CHG−ECU173に対して、DC/DCコンバータの出力電圧を制御してコントロールパイロット信号CPLTのデューティサイクルで示される所定の電流容量で蓄電装置10を充電するように制御指令する(S15)。
PIHV−ECU170は、蓄電装置10のSOCが充電完了状態であることを検出すると(S16)、システムメインリレーSMRをオフするとともに、CHG−ECU173にDC/DCコンバータを停止するよう制御指令する(S17)。
続いて、PIHV−ECU170は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルを、CPLT第三電圧レベルからCPLT第二電圧レベルに上昇させる(S18)。
このとき、CCID320は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルが上昇したことを検知して、コネクタ330の給電用リレーをオフし、交流給電線6a(図1参照)を介した充電装置150への交流電力の供給を停止する。
続いて、PIHV−ECU170は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルを、CPLT第二電圧レベルからCPLT第一電圧レベルに上昇させる(S19)。
このとき、CCID320は、コントロールパイロット信号CPLTの信号レベルが上昇したことを検知して、コントロールパイロット信号CPLTの出力を停止する。
PIHV−ECU170は、コントロールパイロット信号CPLTの入力が停止されたことを検知すると、シャットダウン処理を実行してRAM170cに記憶されたSOC等の制御情報を不揮発性メモリ170dに退避し(S20)、電源リレーRYをオフして、第二給電線6bを介した第二蓄電装置11からCHG−ECU173への給電を停止し(S21)、待機状態に戻り(S22)、充電制御を終了する。
したがって、PIHV−ECU170は、蓄電装置10が充電制御される場合、即ち、交流電力が車両内部に供給される場合に、例えば、事故等によって交流給電線6aと、第一給電線6bまたは第二給電線6cとが短絡される等、第一給電線6bまたは第二給電線6cに交流電圧が印加される異常が発生したときであっても、交流電圧異常検出処理を実行して、第一給電線6bまたは第二給電線6cの電圧を1/(2fc)以下のナイキストの標本化定理に従う十分に短い周期で計測することにより、適切に当該交流電圧の変動を検出することができるようになる。
また、直流電圧異常検出処理或いは交流電圧異常検出処理が実行され、第一給電線6bまたは第二給電線6cの異常が検出された場合は、当該異常に対応する故障情報がRAM170cに記憶されるため、第一給電線6bまたは第二給電線6cで検出された異常の内容を識別することができるようになる。
また、PIHV−ECU170は、車両走行制御中は直流電圧異常検出処理を行うことにより、CPU負荷を増大させず、主要なタスクの実行の遅延を回避して、給電線に発生する異常を検出することができるようになる。
尚、上述した構成では、PIHV−ECU170は、ステップS10において、充放電用のリレー回路であるシステムメインリレーSMRをオンした後に、直流電圧異常検出処理から交流電圧異常検出処理に切り替えるように構成されていたが、ステップS9において、CCID320のコネクタ330の給電用リレーがオンされ、交流給電線6aを介して充電装置150への交流電力の供給が開始された後、システムメインリレーSMRをオンする前に、交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定して、交流電圧異常検出処理を実行するように構成されていても構わない。
即ち、PIHV−ECU170は、蓄電装置に接続された充放電用のリレー回路の作動の前、及び、後に、モニタ周期変更処理により、ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定した場合のモニタ周期に変更するように構成されていても構わない。
この場合、PIHV−ECU170は、ステップS10の実行前に交流電圧が第一給電線6bに印加される異常を検知することができ、さらに、直流電圧が第一給電線6bに印加されていることを検知することができる。
したがって、車両走行前の充電制御時に第一給電線6bに直流電圧が印加されることを検知して、充電制御のみでなく車両の走行制御にも関わるシステムメインリレーSMRの溶着異常を検知することができるようになる。
以下では、本発明による制御装置及び制御方法の上述した実施形態とは別の第二の実施形態について説明する。
PIHV−ECU170は、上述の構成に加えて、衝撃センサGcにより衝撃を検知した場合、車両が走行を開始した場合、または、他のECUで利用される車両に組み込まれたセンサに基づいて異常を検知した場合の何れかの場合に、直流電圧異常検出処理から交流電圧異常検出処理に切り替えるように構成されている。
詳述すると、図9に示すように、イグニッションスイッチIGSWがオフされ、PIHV−ECU170が待機状態となっている場合において、コネクタ330が充電インレット270に挿入されると、ケーブル接続信号PISWがPIHV−ECU170に入力され、さらに、プラグ360が外部電源のコンセントに接続されると、CCID320からCPLT第一電圧レベルのコントロールパイロット信号CPLTがPIHV−ECU170に入力される(S51)。
続いて、上述したステップS2からステップS15の充電制御処理が実行され、PIHV−ECU170は、第一蓄電装置10の充電中に(S52)、衝撃センサGcから衝撃検知を示す制御信号を受信すると(S53)、交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S55)、交流電圧異常検出処理を実行する(S56)。
当該交流電圧異常検出処理において異常が検出されなかった場合(S57)は、PIHV−ECU170は、直流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S58)、予めROM170bに設定された所定時間が経過した後、蓄電装置10の充電を実行する(S52)。尚、当該所定時間は、充電制御処理の実行時間に遅延を発生させない程度に十分に長い時間が設定されている。
また、ステップS56における交流電圧異常検出処理において異常が検出された場合(S57)、PIHV−ECU170は、上述したステップS23とステップS24(図6参照)を行い、異常終了する。
即ち、充電制御中に、他の車両に衝突される等の衝撃によって、第一給電線6bに交流給電線6aが短絡する等の異常が発生して車両内部に交流電力が供給され、第一給電線6bや第二給電線6cに交流電圧が印加される虞があるが、このような場合であっても、第一給電線6bや第二給電線6cに交流電圧が印加される異常を即座に検出することができるようになる。
一方、PIHV−ECU170は、充電制御を終了後、イグニンッションスイッチIGSWがオンされ、待機状態から通常の動作状態に移行すると(S59)、充電完了後に初めて車両が走行開始されると判定し、初回走行を示すフラグをRAM170cに設定する(S60)。
続いて、PIHV−ECU170は、交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S62)、交流電圧異常検出処理(S56)を実行する。尚、PIHV−ECU170は、充電制御を終了後、イグニンッションスイッチIGSWがオフされている場合(S59)は、待機状態のままである。
即ち、充電制御終了後に初めて車両が走行開始される場合に、充電ケーブル300が車両に装着されたまま車両が走行され、充電ケーブル300及び交流給電線6aが引っ張られた衝撃等により、充電ケーブル300の給電用リレーが溶着して交流電力が車両に供給され続け、車両走行中の第一給電線6bや第二給電線6cに交流電圧が印加される異常が発生する虞があるが、このような場合であっても、第一給電線6bや第二給電線6cに交流電圧が印加される異常を即座に検知して、運転手はパネルに表示された異常内容から即座に当該異常の発生を認識することができるようになる。
また、PIHV−ECU170は、充電制御中に衝撃センサGcから衝撃検知信号を受信しなかった場合に(S53)、他のECUから、車両に組み込まれたセンサに基づいて異常が検知されたことを示す制御情報を受信すると(S54)、交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S55)、交流電圧異常検出処理(S56)を実行する。
同様に、PIHV−ECU170は、充電制御終了後にイグニンッションスイッチIGSWがオンされているが、RAM170cに充電完了後の初回走行を示すフラグが設定されており、充電完了後の初めての車両走行ではない場合に(S60)、他のECUから、車両に組み込まれたセンサに基づいて異常が検知されたことを示す制御情報を受信すると(S61)、交流電圧異常検出処理における計測周期をRAM170cに設定し(S55)、交流電圧異常検出処理(S56)を実行する。
尚、PIHV−ECU170は、ステップS54及びステップS61において、他のECUの異常検出部から異常検知信号を受信しなかった場合は、RAM170cに直流電圧異常検出処理における計測周期が設定されているため、直流電圧異常検出処理を実行する(S56)。
上述のように、PIHV−ECU170は、衝撃センサGcにより衝撃を検知した場合、車両が走行を開始した場合、または、車両に組み込まれたセンサに基づいて異常を検知した場合の何れかの場合に、モニタ周期変更処理により、ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定した場合のモニタ周期に変更して、異常判定処理を実行するように構成されている。
即ち、他のECUにおいて、当該ECUが制御するセンサの計測値に基づいて異常が検知された場合、当該ECUと関連して動作する他のECU及び被制御装置に当該異常が伝搬して誤動作し、交流給電線6aにまで異常が伝搬する虞があるが、このような場合であっても、第一給電線6b及び第二給電線6cに交流電圧が印加される異常を検知することができるようになる。
即ち、PIHV−ECU170は、ステップS55或いはステップS62を実行し、ステップS56における異常検出部の交流電圧異常検出処理を実行して、第一給電線6b及び第二給電線6cが正常であることを検知すると、ステップS58を実行する、或いは、図6に示すように、第一蓄電装置10の充電前にステップS14が既に実行されていることにより、異常検出部の異常検出処理を直流電圧異常検出処理に切り替える。したがって、CPUに対して不用意に処理負荷をかけず、効率よく異常検出処理を行うことができる。
尚、上述の実施形態の構成では、PIHV−ECU170は、高電圧センサVhi及び低電圧センサVloから第一給電線6b及び第二給電線6cに印加される電圧の計測値を取得して、異常検出処理を行うように構成されていたが、これに代えて、第一給電線6b及び第二給電線6cに流れる電流値を測定する電流センサをそれぞれの給電線に設け、当該電流センサの計測値と第一給電線6b及び第二給電線6cの抵抗値に基づいて電圧値を算出し、算出後の電圧値に基づいて、上述した直流電圧異常検出処理及び交流電圧異常検出処理を構成してもよい。
また、上述の実施形態の構成では、高電圧センサVhi及び低電圧センサVloは、信号線を介してPIHV−ECU170と直接接続されていたが、これに代えて、高電圧センサVhi及び低電圧センサVloは、PIHV−ECU170とは別のECUと信号線を介して接続され、当該別のECUにより制御されるように構成され、PIHV−ECU170から当該ECUへの制御指令に基づいて、当該センサの計測値がPIHV−ECU170に入力されるように構成されていても構わない。
また、上述の実施形態の構成では、PIHV−ECU170が制御部として構成されていたが、これに代えて、他のECUを制御部として構成しても構わない。ただし、PIHV−ECU170は、充電ケーブル300が車両に接続されたことを検知すると、CANバス70を介して、当該接続検知を示す制御情報を制御部としての当該ECUに送信する必要がある。
この場合、将来、第一蓄電装置10の充電とは別の用途で、商用電源からの交流電力が車両で利用されるとしても、当該交流電力の利用に関連するECUが、上述した制御方法を適用して、関連する給電線の異常を検出することができるようになる。
上述した実施形態は、何れも本発明の一例であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
1:プラグインハイブリッド車
10:第一蓄電装置
11:第二蓄電装置
60:降圧コンバータ
150:充電装置
170:プラグイン・ハイブリッドビークルECU(PIHV−ECU,制御部)
173:充電ECU(CHG−ECU)
300:充電ケーブル
320:CCID(Charging Circuit Interrupt Device)
330:コネクタ
6a:交流給電線
6b:第一給電線
6c:第二給電線
Gc:衝撃センサ
Vhi:高電圧センサ
Vlo:低電圧センサ
PISW:ケーブル接続信号
CPLT:コントロールパイロット信号
SOC:充電状態(State Of Charge)
fc:商用電源の周波数
Ts, Ts1, Ts2:計測周期
VThi:上限閾値
VTlo:下限閾値
Clo:低圧異常値回数
Chi: 高圧異常値回数

Claims (10)

  1. 蓄電装置を充電制御する制御装置であって、
    車両外部からケーブルを介して給電された交流電力を、第1の給電線を介して接続された充電器により直流の電力に変換して前記蓄電装置へ充電制御する充電制御処理と、
    前記蓄電装置から負荷へ直流電力を供給する第2の給電線に備わる電圧検知部から受信する電圧値を、所定のモニタ周期でモニタして前記第2の給電線の異常判定を行なう異常判定処理と、
    前記第1の給電線と短絡して前記第2の給電線に交流電圧が印加される虞がある前記ケーブルの車両への接続時または前記ケーブルが車両に接続された状態にあるときに、車両走行制御中よりも、前記電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を短く変更するモニタ周期変更処理と、
    を実行する制御部を備えている制御装置。
  2. 前記モニタ周期変更処理は、車両外部からケーブルを介して交流電力が車両内部に供給される場合には、前記車両走行制御中よりも、前記電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を短く変更するように構成されている請求項1記載の制御装置。
  3. 前記モニタ周期変更処理は、車両外部の交流電源から車両内部に交流電力を供給するケーブルのコネクタが車両へ接続された場合には、前記コネクタが車両へ接続されていない場合よりも、前記電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を短く変更するように構成されている請求項1または2記載の制御装置。
  4. 制御に関する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記異常検出処理で異常と判定する場合に、異常結果を前記記憶部に記憶する記憶処理を実行する請求項1から3の何れかに記載の制御装置。
  5. 前記モニタ周期変更処理は、前記ケーブルが車両へ接続されていると判定すると、前記モニタ周期を1/(2fc)より短い周期(fcは外部電源の周波数)で、且つ、前記ケーブルが車両へ接続されていないと判定した場合の前記モニタ周期よりも短い周期に変更して前記交流電源の周波数成分の有無を検知するように構成されている請求項3または4記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記モニタ周期変更処理により、前記ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定して変更したモニタ周期での異常判定処理により正常と判定されると、変更前のモニタ周期に変更する請求項4記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記蓄電装置に接続された充放電用のリレー回路の作動の前、及び、後に、前記モニタ周期変更処理により、前記ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定した場合のモニタ周期に変更する請求項4または5記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、衝撃センサにより衝撃を検知した場合、車両が走行を開始した場合、または、車両に組み込まれたセンサに基づいて異常を検知した場合の何れかの場合に、前記モニタ周期変更処理により、前記ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定した場合のモニタ周期に変更する請求項4または6記載の制御装置。
  9. 前記異常判定処理は、前記モニタ周期が1/(2fc)より短い周期に設定されている場合に、前記電圧検知部から受信する電圧値の変動周期が予め記憶部に記憶されている外部電源の電圧値の変動周期と近似するか否かを判定する処理で、近似すると判定すると交流の給電線異常と判定する請求項5から8の何れかに記載の制御装置。
  10. 蓄電装置を充電制御する制御方法であって、
    車両外部の交流電源と車両を繋ぐケーブルを介して第1の給電線に給電された交流の電力を、充電器により直流の電力に変換して前記蓄電装置へ充電制御する充電制御処理と、
    前記蓄電装置から負荷へ直流電力を供給する第2の給電線に備わる電圧検知部から受信する電圧値を、所定のモニタ周期でモニタして前記第2の給電線の異常判定を行なう異常判定処理と、
    前記電圧検知部から受信する電圧値のモニタ周期を、コネクタ接続検知部からの情報に基づいて前記ケーブルのコネクタが車両へ接続されたことを判定した場合には、前記コネクタが車両へ接続されていないことを判定した場合よりも前記モニタ周期を短く変更するモニタ周期変更処理と、
    前記異常判定処理で異常と判定する場合に、異常結果を記憶部に記憶する記憶処理と、
    を実行する制御方法。
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