JP5360297B2 - 車両用制御装置および車両用制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、内燃機関と内燃機関を始動させるための電動機とを搭載した車両の制御に関し、特に、車両の駐車中に内燃機関を自動的に始動させる場合の制動装置の油圧制御に関する。
内燃機関を搭載した車両においては、内燃機関を自動的に始動したり停止したりする技術が公知である。このような車両においては、内燃機関の始動時のクランキングの際に駆動輪に動力が伝達して、車両の飛び出し感や登坂路におけるずり下がりなどが生じる場合がある。
このような問題に鑑みて、たとえば、特開2005−153823号公報(特許文献1)は、内燃機関を自動停止しやすくするとともに自動始動の際における車両の飛び出し感や坂路におけるズリ下がりを抑制する自動車を開示する。この自動車は、自動停止条件が成立したときに運転している内燃機関を自動停止するとともに自動始動条件が成立したときに自動停止された内燃機関を自動始動する自動車であって、ブレーキホイールシリンダのシリンダ油圧を調整可能なシリンダ油圧調整手段と、シリンダ油圧調整手段の状態に基づいて自動停止条件の一つであるブレーキ圧条件を変更するブレーキ圧条件変更手段と、ブレーキ圧条件変更手段により変更されたブレーキ圧条件を含んだ自動停止条件が成立して内燃機関が自動停止される際にシリンダ油圧調整手段の状態に基づいてブレーキホイールシリンダのシリンダ油圧が調整されるようシリンダ油圧調整手段を制御するシリンダ油圧制御手段と、を備える。
上述した公報に開示された自動車によると、自動停止した後にブレーキ油圧が適正な油圧を増加させるため、自動始動の際における車両の飛び出し感を抑制することができる。
また、近年、環境問題対策の1つとして、内燃機関および駆動用電動機からの駆動力により走行するハイブリッド車などが注目されている。このようなハイブリッド車においても、内燃機関を自動的に始動したり、停止したりする場合がある。
ところで、ハイブリッド車両の形式によっては、車両の停車中における車両の移動を確実に制限するために内燃機関の自動始動制御および自動停止制御を実行する毎にブレーキ油圧を増加させる場合がある。
しかしながら、車両の停車中に、内燃機関の自動始動および自動停止毎にブレーキ油圧の増減を繰返す場合には、ブレーキ油圧を増減するためのブレーキアクチュエータの作動回数が増加するという問題がある。そのため、アクチュエータの作動回数の増加に対して耐久性を確保するための設計が必要となり、アクチュエータが大型化するなどコストが上昇する場合がある。上述した公報に開示された自動車においては、このような問題について何ら考慮されておらず、上記した課題を解決することができない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、内燃機関の自動始動時および自動停止時におけるブレーキアクチュエータの作動回数の増加を抑制する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することである。
この発明のある局面に係る車両用制御装置は、エンジンと、ブレーキペダルと、ブレーキペダルの操作に応じて油圧の供給によって車輪の回転を制限するための制動装置とを含む車両に搭載される車両用制御装置である。この車両用制御装置は、ブレーキペダルの操作量を検出するための検出部と、エンジンの始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであり、かつ、ブレーキペダルの操作量の減少を検出した場合に、シフトポジションが切り替えられるまで制動装置に供給される油圧の減少を抑制するための制御を行なう制御部とを含む。
好ましくは、車両用制御装置は、車両の状態に基づいて所定のエンジン始動条件が成立した場合にエンジンを自動的に始動させるためのエンジン制御部をさらに含む。
さらに好ましくは、制御部は、シフトポジションがパーキングポジションからパーキングポジションと異なるシフトポジションに切り替えられるように操作された場合に、制動装置に供給される油圧の減少の抑制を解除する。
さらに好ましくは、車両は、エンジンを始動させるための第1回転電機と、車輪に駆動力を発生させるための第2回転電機をさらに含む。エンジンと、第1回転電機と、第2回転電機とは、サンギヤとキャリアとリングギヤとを含む遊星歯車機構を経由して連結される。車両用制御装置は、第1回転電機を用いてエンジンを始動させる場合に、第1回転電機の回転力をエンジンに伝達させるための反力が発生するように第2回転電機を制御するための回転電機制御部をさらに含む。
この発明の他の局面に係る車両用制御方法は、エンジンと、ブレーキペダルと、ブレーキペダルの操作に応じて油圧の供給によって車輪の回転を制限するための制動装置とを含む車両の車両用制御方法である。この車両用制御方法は、ブレーキペダルの操作量を検出するステップと、エンジンの始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであり、かつ、ブレーキペダルの操作量の減少を検出した場合に、シフトポジションが切り替えられるまで制動装置に供給される油圧の減少を抑制するための制御を行なうステップとを含む。
本発明によると、エンジンの始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであって、かつ、ブレーキペダルの操作量の減少を検出した場合に、シフトポジションがパーキングポジションからパーキングポジションと異なるシフトポジションに切り替えられるまで制動装置に供給される油圧が保持される。そのため、エンジンの自動始動時あるいは自動停止時にエンジンと駆動輪との間の動力伝達機構に含まれる複数のギヤ(たとえば、パーキングロック機構のパーキングロックギヤ)におけるギヤノイズの発生を抑制しつつ、車両の停車中にエンジンの自動始動および自動停止が行われた場合にもブレーキアクチュエータの作動回数の増加を抑制することができる。したがって、内燃機関の自動始動時あるいは自動停止時におけるアクチュエータの作動回数の増加を抑制する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、車両40は、エンジン2と、発電および始動用の第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記載する)4と、駆動用の第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記載する)6と、ブレーキアクチュエータ8と、制動装置10と、駆動輪12と、リダクションギヤ14と、インバータ16と、蓄電装置18と、マスタシリンダ20と、ブレーキペダル22と、マスタシリンダ圧センサ30と、シフトポジションセンサ32と、エンジン回転数センサ34と、IGスイッチ36と、ブレーキ油圧センサ38と、動力分割機構100と、変速機200と、ブレーキECU300と、HV−ECU302と、エンジンECU304と、電源ECU306とを含む。
本実施の形態において、車両40は、少なくともエンジン2と駆動用の第2MG6とを搭載した車両であって、エンジン2および駆動用の第2MG6の各々が駆動輪12に直結したハイブリッド車両である。車両40は、特にハイブリッド車両に限定されるものではなく、駆動輪12に動力伝達機構を経由して直結したエンジンを有する車両であればよい。
エンジン2は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の内燃機関であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。その制御は、たとえば、マイクロコンピュータを主体とするエンジンECU(Electronic Control Unit)304によって行なわれる。
第1MG4および第2MG6の各々は、たとえば、三相交流回転電機であって、電動機(モータ)としての機能と発電機(ジェネレータ)としての機能とを有する。
第1MG4および第2MG6は、インバータ16を経由してバッテリやキャパシタなどの蓄電装置18に接続されている。HV−ECU302は、インバータ16を制御することによって、エンジン2の始動時およびエンジン2を動力源とした発電時の第1MG4の出力トルクTaを制御する。さらに、HV−ECU302は、インバータ16を制御することによって、車両40の力行走行時または回生制動時の第2MG6の出力トルクTbを制御する。
動力分割機構100は、エンジン2と第1MG4との間に設けられるプラネタリギヤである。動力分割機構100は、エンジン2から入力された動力を、第1MG4への動力とドライブシャフト164を介在させて駆動輪12に連結されるリダクションギヤ14への動力とに分割する。
動力分割機構100は、第1リングギヤ102と、第1ピニオンギヤ104と、第1キャリア106と、第1サンギヤ108とを含む。第1サンギヤ108は、第1MG4の出力軸に連結された外歯歯車である。第1リングギヤは、第1サンギヤ108に対して同心円上に配置された内歯歯車であって、リダクションギヤ14に連結される。第1ピニオンギヤ104は、第1リングギヤ102および第1サンギヤ108のそれぞれに噛合う。第1キャリア106は、第1ピニオンギヤ104を自転かつ公転自在に保持し、エンジン2の出力軸に連結される。
すなわち、第1キャリア106が入力要素であって、第2サンギヤ108が反力要素であって、第2リングギヤ102が出力要素である。
エンジン2の作動中においては、第1キャリア106に入力されるエンジン2が出力するトルクに対して、第1MG4による反力トルクを第1サンギヤ108に入力すると、これらのトルクを加減算した大きさのトルクが、出力要素である第1リングギヤ102に現れる。その場合、第1MG4のロータがそのトルクによって回転し、第1MG4は発電機として機能する。また、第1リングギヤ102の回転数(出力回転数)を一定とした場合、第1MGの回転数を大小させることにより、エンジン2の回転数を連続的に(無段階に)変化させることができる。すなわち、エンジン2の回転数をたとえば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、第1MG4を制御することによって行なうことができる。その制御は、HV−ECU302によって行われる。
車両40の走行中にエンジン2を停止させている場合には、第1MG4が逆回転しており、その状態から第1MG4を電動機として機能させて正回転方向にトルクを出力させると、第1キャリア106に連結されているエンジン2にこれを正回転させる方向のトルクが作用し、第1MG4によってエンジン2を始動(モータリングもしくはクランキング)させることができる。その場合、リダクションギヤ14にはその回転を止める方向のトルクが作用する。したがって、車両を走行させるための駆動トルクは、第2MG6の出力するトルクを制御することにより維持でき、同時にエンジン2の始動を円滑に行なうことができる。このようなハイブリッド形式は、機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
変速機200は、リダクションギヤ14と第2MG6との間に設けられるプラネタリギヤである。変速機200は、第2MG6の回転速度を変速してリダクションギヤ14に伝達する。なお、変速機200を省略し、第2MG6の出力軸をリダクションギヤ14に直結する構成としてもよい。
変速機200は、第2リングギヤ202と、第2ピニオンギヤ204と、第2キャリア206と、第2サンギヤ208とを含む。第2サンギヤ208は、第2MG6の出力軸に連結された外歯歯車である。第2リングギヤ202は、第2サンギヤ208に対して同心円上に配置された内歯歯車であって、リダクションギヤ14に連結される。第2ピニオンギヤ204は、第2リングギヤ202および第2サンギヤ208のそれぞれに噛合う。第2キャリア206は、第2ピニオンギヤ204を自転かつ公転自在に保持し、回転しないように固定される。
変速機200は、摩擦係合要素を用いてHV−ECU302からの制御信号に基づいてプラネタリギヤの各要素の回転を制限したり、回転を同期させたりすることによって、第2MG6の回転速度を1段階あるいは複数の段階で変速してリダクションギヤ14に伝達するものであってもよい。
動力分割機構100の第1リングギヤ102とリダクションギヤ14との間には、駆動輪12の回転を制限するためのパーキングロック機構250が設けられる。パーキングロック機構250は、パーキングロックアクチュエータ256によって作動する。HV−ECU302は、たとえば、運転者がパーキングポジション(以下、Pポジションと記載する)を選択するためのスイッチ(図示せず)を操作することによってPポジションが選択された場合に、パーキングロック機構250よって駆動輪12の回転が制限されるようにパーキングロックアクチュエータ256を制御する。また、HV−ECU302は、運転者がシフトレバー(図示せず)を操作することによってPポジションと異なるシフトポジションを選択した場合に、パーキングロック機構250による駆動輪12の回転の制限が解除されるようにパーキングロックアクチュエータ256を制御する。
パーキングロック機構250は、パーキングロックギヤ252と、パーキングロックポール254とを含む。パーキングロックギヤ252は、第1リングギヤ102および第2リングギヤ202と一体的に回転する。パーキングロックポール254は、パーキングロックギヤ252の歯部間に合致可能な突起部を有する。
なお、パーキングロック機構250は、パーキングロックアクチュエータ256によって作動するとして説明したが、たとえば、シフトレバーに連動して作動するものであってもよい。
パーキングロックアクチュエータ256は、HV−ECU302からの制御信号に応じてパーキングロックポール254を図1の実線の位置と図1の破線の位置との間で移動させる。
パーキングロックポール254が図1の破線の位置まで移動して、パーキングロックポール254の突起部がパーキングロックギヤ252の歯部間に合致した場合に、パーキングギヤ252の回転が制限される。パーキングロックギヤ252の回転が制限されることによってリダクションギヤ14を経由して連結される駆動輪12の回転が制限される。
パーキングロックポール254が図1の実線の位置まで移動して、パーキングロックポール254の突起部とパーキングロックギヤ252の歯部とが離隔した場合に、パーキングロックギヤ252の回転の制限が解除される。パーキングロックギヤ252の回転の制限が解除されることによって駆動輪12の回転の制限が解除される。
HV−ECU302には、シフトポジションセンサ32が接続される。シフトポジションセンサ32は、現在選択されているシフトポジションを検出する。シフトポジションセンサ32は、複数のシフトポジションのうち運転者によって選択されたシフトポジションを示す信号をHV−ECU302に送信する。
複数のシフトポジションは、たとえば、Pポジションと、ドライブ(前進走行)ポジション(以下、Dポジションと記載する)と、リバース(後進走行)ポジションと、ニュートラルポジションと、車両にエンジンブレーキ力を発生させるエンジンブレーキポジションとを含む。
シフトポジションセンサ32は、たとえば、運転者がシフトレバーを操作したり、あるいは、Pポジションを選択するためのスイッチを操作したりすることによって、Pポジションが選択された場合に、Pポジションを示す信号をHV−ECU302に送信するようにしてもよい。
本実施の形態においては、ブレーキペダル22が踏み込まれた状態で、Pポジションの選択が行なうことができるものとする。たとえば、ブレーキペダル22が踏み込まれている場合にPポジションの選択が可能となり、ブレーキペダル22が踏み込まれていない場合にPポジションの選択を抑制する機械的な機構が車両40に設けられるようにしてもよい。あるいは、HV−ECU302が運転者の指示によってまたは自動的に電動アクチュエータを作動させることによってシフトポジションを切り替えるシフトバイワイヤシステムが車両40に搭載されている場合には、HV−ECU302は、ブレーキペダル22が踏み込まれていないときにPポジションの選択を拒絶し、ブレーキペダル22が踏み込まれているときにPポジションの選択を許可するようにしてもよい。
HV−ECU302は、シフトポジションとしてPポジションが選択された場合に、Pポジションが選択されたことを示すシフトポジション信号をブレーキECU300に送信する。
電源ECU306には、IGスイッチ36が接続される。電源ECU306は、運転者がIGスイッチ36に対して車両40のシステムを起動する操作(以下、ST操作とも記載する)をした場合に、ブレーキペダル22が踏み込まれていることを条件として、図示しないIGリレー(あるいは、IGリレーおよびACCリレー)をオンする。電源ECU306は、IGスイッチ36に対してST操作が行われた場合に、ST操作が行われたことを示す信号を通信バス310を経由してHV−ECU302に送信する。
電源ECU306は、ブレーキECU304からブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上であることを示す信号を受信した場合に、ブレーキペダル22が踏み込まれているという条件が成立したと判定する。
エンジンECU304には、エンジン回転数センサ34が接続される。エンジン回転数センサ34は、エンジン2の回転数を検出して、検出されたエンジン2の回転数を示す信号をエンジンECU304に送信する。
ブレーキECU300には、マスタシリンダ圧センサ30とブレーキ油圧センサ38とが接続される。マスタシリンダ圧センサ30は、ブレーキペダル22の操作量によって変化するマスタシリンダ圧を検出して、検出されたマスタシリンダ圧を示す信号をブレーキECU300に送信する。ブレーキECU300は、マスタシリンダ圧センサ30から受信したマスタシリンダ圧に基づいてブレーキペダル22の操作量を算出する。
なお、マスタシリンダ圧センサ30に代えて、ブレーキペダル22の操作量を直接検出するストロークセンサを用いてもよい。ブレーキECU300は、算出されたブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上である場合に、ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上であることを示す信号を電源ECU306に送信する。
ブレーキ油圧センサ38は、ブレーキアクチュエータ8から制動装置10に供給されるブレーキ油圧Pbを検出して、検出されたブレーキ油圧Pbを示す信号をブレーキECU300に送信する。
運転者が操作するためのブレーキペダル22は、マスタシリンダ20に連結される。マスタシリンダ20は、運転者のブレーキペダル22の操作量に応じて発生する油圧をブレーキアクチュエータ8に供給する。
ブレーキアクチュエータ8は、蓄圧器150と、ポンプモータ152と、増圧バルブ156と、減圧バルブ154とを含む。ブレーキアクチュエータ8は、ブレーキECU300からの制御信号に応じて、マスタシリンダ20において運転者のブレーキペダル22の操作量に応じて発生する油圧を直接制動装置10に供給したり、運転者のブレーキペダル22の操作量に応じた油圧に加えて、あるいは、ブレーキペダル22の操作量に関わらず、車両40の状態に応じた油圧を制動装置10に供給したりする。
ポンプモータ152は、ブレーキECU306からの制御信号に応じて作動する。ポンプモータ152の作動によって、蓄圧器150において油圧が蓄圧される。減圧バルブ154および増圧バルブ156の各々は、ブレーキECU306からの制御信号に応じて開状態および閉状態のうちのいずれかの状態になるように作動する。減圧バルブ154が開状態になる場合には、制動装置10に供給された油圧が減圧バルブ154を経由して排出される。そのため、制動装置10における油圧(ブレーキ油圧)は、減少する。
一方、増圧バルブ156が開状態になる場合には、蓄圧器150において蓄圧された油圧が増圧バルブ156を経由して制動装置10に供給される。また、減圧バルブ154および増圧バルブ156のいずれもが閉状態になる場合には、制動装置10に供給される油圧が保持される。ブレーキECU300は、たとえば、車両40の走行中に運転者がブレーキペダル22を踏み込んだ場合において、駆動輪12のスリップを検出したときに減圧バルブ154および増圧バルブ156の各々の開閉状態を制御して、駆動輪12のロックを抑制する制御を実行する。
制動装置10は、ブレーキキャリパ162と、円板形状のブレーキディスク162とを含む。ブレーキディスク162は、ドライブシャフト164に回転軸が一致するように固定される。ブレーキキャリパ162は、図示しないホイールシリンダとブレーキパッドとを含む。ブレーキアクチュエータ8からブレーキキャリパ162に油圧が供給されることによって、ホイールシリンダが作動する。作動したホイールシリンダがブレーキパッドをブレーキディスク162に押し付けることによってブレーキディスク162の回転が制限される。
ブレーキECU300と、HV−ECU302と、エンジンECU304と、電源ECU306とは、通信バス310を用いて相互に通信可能に接続される。
本実施の形態においては、ブレーキECU300と、HV−ECU302と、エンジンECU304と、電源ECU306とは、別個のECUとして説明したが、これら複数のECUのうちの少なくともいずれか2つを統合したECUとしてもよい。
このような車両において、HV−ECU302は、車両40のシステムの起動後に、車両40が停車中であって、エンジン2が停止している場合に、車両40の状態についての始動条件が成立したときにエンジン2の自動始動制御を実行する。車両40の状態についての始動条件は、たとえば、エンジン2の暖機が完了していないという条件であってもよい。
HV−ECU302は、たとえば、エンジンECU304から送信されるエンジン2の冷却水温が予め定められた値よりも小さい場合に、エンジン2の暖機が完了していないと判定し、エンジン2の冷却水温が予め定められた値以上である場合に、エンジン2の暖機が完了していると判定する。冷却水温は、たとえば、エンジン2に設けられた水温センサ(図示せず)を用いて検出される。
なお、エンジン2の始動条件は、蓄電装置18の残容量を示すSOC(State Of Charge)が予め定められた値以下であるという条件であってもよい。
HV−ECU302は、たとえば、蓄電装置18に設けられる各種センサ(図示せず)から送信される蓄電装置18の温度、電流および電圧のに基づいてSOCを推定する。
HV−ECU302は、車両40の停車中における自動始動制御を実行する際に、第2MG6の正回転方向にトルクが出力するように第2MG6を制御する。
これは、エンジン2の始動時に第2MG4、変速機200および動力分割機構100を連結する動力伝達機構に含まれる複数のギヤにおけるギヤノイズの発生を抑制するために各ギヤ間のバックラッシュを詰めるとともに、変速機200および動力分割機構100を経由して第1MG4の正回転方向の回転力に対する反力を発生させるためである。
本実施の形態において、動力伝達機構に含まれる複数のギヤは、動力分割機構100、リダクションギヤ14、パーキングロック機構250、および、変速機200のギヤである。
HV−ECU302は、第2MG6の正回転方向のトルクの出力とともに、第1MG4をスタータとして機能させて正回転方向にトルクが出力するように第1MG4を制御する。また、HV−ECU304は、第1MG4の作動とともに、エンジンECU304に点火制御および燃料噴射制御を実行させる。
これによって、第1キャリア106に連結されているエンジン2を正回転させる方向のトルクがエンジン2に作用し、第1MG4によってエンジン2を始動させることができる。
HV−ECU302は、車両40の停車中であって、エンジン2が始動している場合に、車両40の状態についての停止条件が成立したときにエンジン2の自動停止制御を実行する。車両40の状態についての停止条件は、たとえば、エンジン2の暖機が完了したという条件であってもよいし、蓄電装置18のSOCが予め定められた値よりも大きいという条件であってもよい。
HV−ECU302は、車両40の停車中における自動停止制御の実行の際に、第2MG6の逆回転方向にトルクが出力するように第2MG6を制御する。
これは、エンジン2の停止時に第2MG4、変速機200および動力分割機構100を連結する動力伝達機構に含まれる複数のギヤにおけるギヤノイズの発生を抑制するために各ギヤ間のバックラッシュを詰めるとともに、変速機200および動力分割機構100を経由して第1MG4の逆回転方向の回転力に対する反力を発生させるためである。
HV−ECU302は、第2MG6の逆回転方向のトルクの出力とともに、第1MG4の逆回転方向にトルクが出力するように第1MG4を制御する。
これによって、第1キャリア106に連結されているエンジン2を逆回転させる方向のトルクがエンジン2に作用し、第1MG4によってエンジン2の回転を停止させることができる。なお、HV−ECU304は、第1MG4の作動とともに、エンジンECU304に点火制御および燃料噴射制御を停止させることによって、エンジン2を停止させる。
しかしながら、第2MG6において発生させる反力にはばらつきが発生する場合があり、第2MG6においての反力のばらつきに起因したギヤノイズの発生を抑制するためにブレーキ油圧を上昇させること望ましい。
図2を用いて、車両40の停止中にエンジン2を始動させる場合のブレーキ油圧の変化の一例について説明する。図2には、IGスイッチ36の状態と、シフトポジションと、ブレーキペダル22の操作量と、エンジン回転数と、第1MG4の出力トルクTaと、第2MG6の出力トルクTbと、ブレーキ油圧Pbの変化が示される。なお、車両40のシステムは、停止状態であって、シフトポジションとしてPポジションが選択されている場合を想定する。
時間T(0)にて、車両40のシステムを起動するために運転者がブレーキペダル22の踏込みを開始し、ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値に到達した後の時間T(1)にて、IGスイッチ36に対して運転者がST操作を行なうことによって、電源ECU306がIGリレーをオンする。これにより、車両40に搭載された電気機器に電力が供給されて、車両40のシステムが起動する。
時間T(2)にて、HV−ECU302は、エンジン2の冷却水温が予め定められた値よりも小さいことによって暖機が完了していないと判定した場合に、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)になるまで増加するようにブレーキアクチュエータ8を制御させるとともに、第2MG6の出力トルクTbがゼロから予め定められたトルクTb(0)になるまで出力トルクTbが正回転方向に増加するように第2MG6を制御する。
時間T(3)にて、HV−ECU302は、ブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)に到達した後に、ブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)で保持されるようにブレーキECU300にブレーキアクチュエータ8を制御させる。また、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbが正回転方向の予め定められたトルクTb(0)に到達するまで増加した後に、第2MG6の出力トルクTbが予め定められたトルクTb(0)で保持されるように第2MG6を制御する。予め定められたトルクTb(0)は、ギヤノイズの発生が抑制され、かつ、エンジン2の始動時に第1MG4の回転力をエンジン2に伝達するための反力が生じるトルクであって、車両40の仕様等に応じた値が実験等によって適合される。
時間T(4)にて、HV−ECU302は、第1MG4の出力トルクTaをゼロから正回転方向に増加させるとともに、第2MG6の出力トルクTbを正回転方向に増加させることによって、第1MG4の出力トルクTaは、エンジン2の出力軸に伝達される。第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の出力軸に伝達されることによって、エンジン2の出力軸が回転を開始する。HV−ECU302が、第1MG4の作動とともに、エンジンECU304にエンジン2に対する点火制御と燃料噴射制御とを実行させることによって、エンジン2を始動させる。
時間T(5)にて、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が予め定められた回転数以上になることによってエンジン2が始動したと判定した後に、第1MG4および第2MG6の出力トルクTaおよびTbがゼロに向けて減少するように第1MG4および第2MG6を制御する。
時間T(6)にて、HV−ECU302は、第1MG4の出力トルクTaがゼロで保持されるように第1MG4を制御する。また、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロに向けて減少するように第2MG6を制御するとととともに、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)からゼロになるまで予め定められた変化量で減少するようにブレーキアクチュエータ8を制御させる。
時間T(7)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロで保持されるように第2MG6を制御する。また、HV−ECU302は、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbがゼロで保持されるようにブレーキアクチュエータ8を制御する。
時間T(8)にて、HV−ECU302は、エンジン2の冷却水温が予め定められた値以上となることによって暖機が完了したと判定した場合に、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)になるまで増加するようにブレーキアクチュエータ8を制御させるととともに、第2MG6の出力トルクTbがゼロから逆回転方向に増加するように第2MG6を制御する。HV−ECU302は、ブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)に到達した後に、ブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)で保持されるようにブレーキECU300にブレーキアクチュエータ8を制御させる。
時間T(9)にて、HV−ECU302は、ブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)に到達した後に、第2MG6の出力トルクTbの逆回転方向の増加を継続するとともに、第1MG4の出力トルクTaが逆回転方向に増加するように第1MG4を制御する。第2MG6の出力トルクTbを逆回転方向に増加させることによって、第1MG4の出力トルクTaは、エンジン2の出力軸に伝達される。第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の出力軸に伝達されることによって、第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の逆回転方向に作用するため、エンジン2の出力軸の回転が抑制される。
時間T(9)から時間T(10)になるまで、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が低下するほど、第1MG4の出力トルクTaが逆回転方向に増加するように第1MG4を制御するとともに、第2MG6の出力トルクTbが逆回転方向に増加するように第2MG6を制御する。
時間T(10)から時間T(11)になるまで、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が低下するほど、第1MG4の出力トルクTaがゼロに向けて正回転方向に減少するように第1MG4を制御する。さらに、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロに向けて正回転方向に減少するように第2MG6を制御する。
時間T(11)にて、HV−ECU302は、エンジン2が停止状態になった後に、第1MG4の出力トルクTaがゼロで保持されるように第1MG4を制御するとともに、第2MG6の出力トルクTbがゼロに向けて正回転方向に減少するように第2MG6を制御する。そして、HV−ECU302は、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbが予め定められた油圧Pb(0)から予め定められた変化量で減少するようにブレーキアクチュエータ8を制御させる。
時間T(12)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロで保持されるように第2MG6を制御する。また、HV−ECU302は、ブレーキECU300にブレーキ油圧Pbがゼロで保持されるようにブレーキアクチュエータ8を制御させる。
時間T(13)にて、運転者は、Pポジションの選択を解除してDポジションを選択する操作を行なうためにブレーキペダル22の踏み込む操作を開始する。
時間T(14)にて、ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上となる場合に、Pポジションと異なるシフトポジションの選択が許可される。このとき、運転者がシフトレバーを用いてDポジションを選択する操作を行なうことによって、Pポジションの選択が解除され、シフトポジションがPポジションからDポジションに切り替えられる。
以上説明したように、車両の停車中であって、かつ、エンジン2の自動始動制御および自動停止制御が実行される場合には、エンジン2の自動始動および自動停止毎に車両40の移動を制限するためのブレーキ油圧Pbの増減が繰返される。その結果、ブレーキアクチュエータ8の作動回数が増加する場合がある。ブレーキアクチュエータ8の作動回数の増加によって、減圧バルブ154および増圧バルブ156が開状態から閉状態に作動する際に弁体とバルブ本体との接触回数が増加する。そのため、磨耗等に対する耐久性を確保するための設計が必要となり、にブレーキアクチュエータ8が大型化するなどコストが上昇する場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ブレーキECU300が、エンジン2の始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであり、かつ、ブレーキペダル22の操作量の減少を検出した場合に、シフトポジションが切り替えられるまでブレーキ油圧Pbの減少を抑制するための制御を行なう点に特徴を有する。
なお、ブレーキECU300は、シフトポジションがPポジションからPポジションと異なるシフトポジションに切り替えられるように操作された場合に、ブレーキ油圧Pbの減少の抑制を解除する。
図3に、本実施の形態に係る車両用制御装置であるブレーキECU300の機能ブロック図を示す。ブレーキECU300は、Pポジション判定部350と、ブレーキ操作判定部352と、第1ブレーキ油圧制御部354と、第2ブレーキ油圧制御部356とを含む。
Pポジション判定部350は、シフトポジションがPポジションであるか否かを判定する。Pポジション判定部350は、HV−ECU302から受信するシフトポジション信号に基づいてシフトポジションがPポジションであるか否かを判定する。なお、Pポジション判定部350は、たとえば、シフトポジションがPポジションであると判定した場合に、Pポジション判定フラグをオンするようにしてもよい。
ブレーキ操作判定部352は、ブレーキペダル22の操作がブレーキペダル22の踏込みを解除する操作であるか否かを判定する。すなわち、ブレーキ操作判定部352は、ブレーキペダル22の操作量が減少しているか否かを判定する。ブレーキ操作判定部352は、たとえば、マスタシリンダ圧に基づくブレーキペダル22の操作量がブレーキペダル22の踏込みを解除する側に変化している場合(たとえば、踏込み側を正方向としたときのブレーキペダル22の操作量の時間変化量が負の値である場合)、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定する。
なお、ブレーキ操作判定部352は、たとえば、ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上であることを条件として、ブレーキペダル22の操作量が減少しているか否かを判定するようにしてもよい。また、ブレーキ操作判定部352は、たとえば、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定した場合に、ブレーキ操作判定フラグをオンするようにしてもよい。
第1ブレーキ油圧制御部354は、シフトポジションがPポジションであって、かつ、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定した場合に、第1油圧制御を実行する。すなわち、第1ブレーキ油圧制御部354は、シフトポジションがPポジションであって、かつ、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定した場合に、ブレーキペダル22の操作量の減少に関わらず、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定した時点のブレーキ油圧Pbの減少を抑制して、ブレーキ油圧Pbを保持するように第1油圧制御信号を生成して、ブレーキアクチュエータ8に送信する。たとえば、第1ブレーキ油圧制御部354が減圧バルブ154および増圧バルブ156のいずれもが閉状態になるように制御することによってブレーキ油圧Pbを保持する。
なお、第1ブレーキ油圧制御部354は、たとえば、Pポジション判定フラグおよびブレーキ操作判定フラグがいずれもオンである場合に、ブレーキペダル22の操作量の減少に関わらず、ブレーキ油圧Pbの減少を抑制するようにブレーキアクチュエータ8を制御するようにしてもよい。
第2ブレーキ油圧制御部356は、シフトポジションがPポジションでない場合、または、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定されない場合、通常のブレーキ油圧制御である第2油圧制御を実行する。車両40の停止中における通常のブレーキ油圧制御は、たとえば、ブレーキペダル22の操作量に応じたブレーキ油圧Pbを発生させる制御である。したがって、ブレーキペダル22の操作量が減少した場合には、ブレーキ油圧Pbもブレーキペダル22の操作量の減少量に応じて減少させられる。
車両40の走行中における通常のブレーキ油圧制御は、車両の走行状態に応じた油圧制動と回生制動との協調制御である。
本実施の形態において、Pポジション判定部350と、ブレーキ操作判定部352と、第1ブレーキ油圧制御部354と、第2ブレーキ油圧制御部356とは、いずれもブレーキECU300のCPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図4を参照して、本実施の形態に係る車両用制御装置であるブレーキECU300で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ブレーキECU300は、シフトポジションがPポジションであるか否かを判定する。シフトポジションがPポジションである場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、処理はS106に移される。
S102にて、ブレーキECU300は、ブレーキペダル22の操作量が減少しているか否かを判定する。ブレーキペダル22の操作量が減少している場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)、処理はS106に移される。
S104にて、ブレーキECU300は、第1ブレーキ油圧制御を実行する。S106にて、ブレーキECU300は、第2ブレーキ油圧制御を実行する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両用制御装置であるブレーキECU300の動作について図5を用いて説明する。図5には、IGスイッチ36の状態と、シフトポジションと、ブレーキペダル22の操作量と、エンジン回転数と、第1MG4の出力トルクTaと、第2MG6の出力トルクTbと、ブレーキ油圧Pbの変化が示される。なお、車両40のシステムは、停止状態であって、シフトポジションとしてPポジションが選択されている場合(S100にてYES)を想定する。
時間T’(0)にて、運転者が車両40のシステムを起動するためにブレーキペダル22の踏込みを開始する。ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値を超えた後に、時間T’(1)にて、運転者がIGスイッチ36に対してST操作を行なうことによって、電源ECU306がIGリレーをオンする。これにより、車両40に搭載された電気機器に電力が供給されて、車両40のシステムが起動する。ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値を超えるように運転者がブレーキペダル22を操作することによってブレーキ油圧Pbは、Pb(1)となる。
時間T’(2)にて、運転者がブレーキペダル22の踏込みの解除を開始した場合に、ブレーキペダル22の操作量が減少する(S102にてYES)。そのため、ブレーキECU300は、第1油圧制御を実行する(S104)。そのため、時間T’(2)から時間T’(15)にシフトポジションがPポジションからDポジションに切り替えられるまでブレーキペダル22の操作量が減少していると判定された時間T’(2)の時点のブレーキ油圧Pb(1)が保持されることとなる。
時間T’(3)にて、HV−ECU302は、エンジン2の冷却水温が予め定められた値よりも小さいことによって暖機が完了していないと判定した場合に、第2MG6の出力トルクTbがゼロから予め定められたトルクTb(0)になるまで出力トルクTbが正回転方向に増加するように第2MG6を制御する。
時間T’(4)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbが予め定められたトルクTb(0)に到達した後に、第2MG6の出力トルクTbが予め定められたトルクTb(0)で保持されるように第2MG6を制御する。
時間T’(5)にて、HV−ECU302は、第1MG4の出力トルクTaをゼロから正回転方向に増加させるとともに、第2MG6の出力トルクTbを正回転方向に増加させることによって、第1MG4の出力トルクTaは、エンジン2の出力軸に伝達される。第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の出力軸に伝達されることによって、エンジン2の出力軸が回転を開始する。HV−ECU302は、第1MG4の作動とともに、エンジンECU304にエンジン2に対する点火制御と燃料噴射制御とを実行させることによって、エンジン2を始動させる。
時間T’(6)にて、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が予め定められた回転数以上になることによってエンジン2が始動したと判定した後に、第1MG4および第2MG6の出力トルクTaおよびTbがゼロに向けて減少するように第1MG4および第2MG6を制御する。
時間T’(7)にて、HV−ECU302は、第1MG4の出力トルクTaがゼロで保持されるように第1MG4を制御する。また、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbをゼロに向けて減少させる第2MG6の制御を継続する。
時間T’(8)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロで保持されるように第2MG6を制御する。
時間T’(9)にて、HV−ECU302は、エンジン2の冷却水温が予め定められた値以上であることによって暖機が完了したと判定した場合に、第2MG6の出力トルクTbがゼロから逆回転方向に増加するように第2MG6を制御する。
時間T’(10)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbの逆回転方向の増加を継続するとともに、第1MG4の出力トルクTaが逆回転方向に増加するように第1MG4を制御する。第2MG6の出力トルクTbを逆回転方向に増加させることによって、第1MG4の出力トルクTaは、エンジン2の出力軸に伝達される。第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の出力軸に伝達されることによって、第1MG4の出力トルクTaがエンジン2の逆回転方向に作用するため、エンジン2の出力軸の回転が抑制される。
時間T’(10)から時間T’(11)になるまで、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が低下するほど、第1MG4の出力トルクTaが逆回転方向に増加するように第1MG4を制御するとともに、第2MG6の出力トルクTbが逆回転方向に増加するように第2MG6を制御する。
時間T’(11)から時間T’(12)になるまで、HV−ECU302は、エンジン2の回転数が低下するほど、第1MG4の出力トルクTaがゼロに向けて正回転方向に減少するように第1MG4を制御する。さらに、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロに向けて正回転方向に減少するように第2MG6を制御する。
時間T’(12)にて、HV−ECU302は、エンジン2が停止状態になった後に、第1MG4の出力トルクTaがゼロで保持されるように第1MG4を制御するとともに、第2MG6の出力トルクTbがゼロに向けて正回転方向に減少するように第2MG6を制御する。
時間T’(13)にて、HV−ECU302は、第2MG6の出力トルクTbがゼロで保持されるように第2MG6を制御する。
時間T’(14)にて、運転者は、Pポジションの選択を解除してDポジションを選択する操作を行なうためにブレーキペダル22の踏み込む操作を開始する。
時間T’(15)にて、ブレーキペダル22の操作量が予め定められた値以上となる場合に、Pポジションと異なるシフトポジションの選択の許可がされる。このとき、運転者がシフトレバーを用いてDポジションを選択する操作を行なうことによって、Pポジションの選択が解除され、シフトポジションをPポジションがDポジションに切り替える(S100にてNO)。
そのため、ブレーキECU300は、第2油圧制御を実行し(S106)、ブレーキペダル22の操作量の減少に対応してブレーキ油圧Pbが減少させされる。
なお、本実施の形態においては、車両40のシステムが停止状態である場合であって、かつ、シフトポジションとしてPポジションが選択されている場合に、車両40のシステムを起動させる際に、車両40のシステムを起動する操作を行なうためにブレーキペダル22を操作したときに、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定された時点を起点として、Pポジションと異なるシフトポジションが選択されるまでブレーキペダル22の操作量の減少に関わらず、ブレーキ油圧の減少を抑制するとして説明したが特に車両40のシステムの起動時に限定されるものではない。
たとえば、図6に示すように、車両40のシステムの起動中である場合(IGスイッチ36がオン状態である場合)を想定する。シフトポジションとしてDポジションが選択されており、ブレーキペダル22の踏み込まれている場合(ブレーキ油圧PbがPb(1)である場合)には、時間T’(17)にて、シフトポジションがDポジションからPポジションに切り替える際に(S100にてYES)、ブレーキペダル22の操作量が減少していると判定された時点を起点として(S102にてYES)、Pポジションと異なるシフトポジションが選択されるまでブレーキペダル22の操作量の減少に関わらず、ブレーキ油圧の減少を抑制する(S104)。なお、図6の時間T’(17)の後の時間T’(2)〜時間T’(16)までの車両40の動作は、図5の時間T’(2)〜時間T’(16)までの車両40の動作と同様である。そのため、その詳細な説明は繰返さない。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両用制御装置によると、シフトポジションがPポジションであって、かつ、ブレーキペダルの操作量が減少していると判定した場合に、ブレーキ油圧の減少を抑制するようにすると、シフトポジションがPポジションと異なるシフトポジションが選択されるまで、ブレーキ油圧が保持される。そのため、車両の停車中にエンジンの自動始動および自動停止が行われた場合にも、エンジン始動反力(クランキング時の第1MGの回転に対する反力あるいはエンジンの初爆によるトルク変動に起因した反力)に起因したギヤノイズ(たとえば、パーキングロック機構のパーキングロックギヤとパーキングロックポールとの間で発生するギヤノイズ)の発生を抑制しつつ、ブレーキアクチュエータの作動回数の増加を抑制することができる。したがって、内燃機関の自動始動時あるいは自動停止時におけるブレーキアクチュエータの作動回数の増加を抑制する車両用制御装置および車両用制御方法を提供することができる。
さらに、シフトポジションをPポジションからPポジションと異なるシフトポジションに切り替える場合には、ブレーキ油圧の保持が解消される。そのため、たとえば、シフトポジションとしてDポジションが選択された場合、車両を速やかに発進させることができる。
本実施の形態においては、車両40は、ハイブリッド車両であるとして説明したが、特にこれに限定されるものではなく、たとえば、エンジンのみを駆動源とする車両であってもよいし、あるいは、モータのみを駆動源とする車両であってもよい。
このような車両において、シフトポジションがPポジションであって、かつ、ブレーキペダルの操作がブレーキペダルの踏込を解除する操作であると判定した場合に、PポジションからPポジションと異なるシフトポジションに切り替えられるまで、ブレーキ油圧の減少を抑制するようにすると、Pポジションが選択された状態の車両の停止中においてブレーキ油圧を増減する制御を実行する必要がなくなる。そのため、Pポジションが選択された状態の車両の停止中にブレーキ油圧を増減する制御を実行する場合と比較して、アクチュエータの作動回数の増加を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 エンジン、4,6 MG、8 ブレーキアクチュエータ、10 制動装置、12 駆動輪、14 リダクションギヤ、16 インバータ、18 蓄電装置、20 マスタシリンダ、22 ブレーキペダル、30 マスタシリンダ圧センサ、32 シフトポジションセンサ、34 エンジン回転数センサ、36 IGスイッチ、38 ブレーキ油圧センサ、40 車両、100 動力分割機構、102,202 リングギヤ、104,204 ピニオンギヤ、106,206 キャリア、108,208 サンギヤ、150 蓄圧器、152 ポンプモータ、154 減圧バルブ、156 増圧バルブ、162 ブレーキキャリパ、162 ブレーキディスク、164 ドライブシャフト、200 変速機、250 パーキングロック機構、252 パーキングロックギヤ、254 パーキングロックポール、256 パーキングロックアクチュエータ、300 ブレーキECU、302 HV−ECU、304 エンジンECU、306 電源ECU、310 通信バス、350 Pポジション判定部、352 ブレーキ操作判定部、354 第1ブレーキ油圧制御部、356 第2ブレーキ油圧制御部。
Claims (5)
- エンジン(2)と、ブレーキペダル(22)と、前記ブレーキペダル(22)の操作に応じて油圧の供給によって車輪(12)の回転を制限するための制動装置(10)とを含む車両(40)に搭載される車両用制御装置であって、
前記ブレーキペダル(22)の操作量を検出するための検出部(30)と、
前記エンジン(2)の始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであり、かつ、前記ブレーキペダル(22)の操作量の減少を検出した場合に、前記シフトポジションが切り替えられるまで前記制動装置(10)に供給される油圧の減少を抑制するための制御を行なう制御部(300)とを含む、車両用制御装置。 - 前記車両用制御装置は、前記車両(40)の状態に基づいて所定のエンジン始動条件が成立した場合に前記エンジン(2)を自動的に始動させるためのエンジン制御部(304)をさらに含む、請求の範囲第1項に記載の車両用制御装置。
- 前記制御部(300)は、前記シフトポジションが前記パーキングポジションから前記パーキングポジションと異なるシフトポジションに切り替えられるように操作された場合に、前記制動装置(10)に供給される油圧の減少の抑制を解除する、請求の範囲第1項に記載の車両用制御装置。
- 前記車両(40)は、前記エンジン(2)を始動させるための第1回転電機(4)と、前記車輪(12)に駆動力を発生させるための第2回転電機(6)をさらに含み、前記エンジン(2)と、前記第1回転電機(4)と、前記第2回転電機(6)とは、サンギヤ(108)とキャリア(106)とリングギヤ(102)とを含む遊星歯車機構(100)を経由して連結され、
前記車両用制御装置は、前記第1回転電機(4)を用いて前記エンジン(2)を始動させる場合に、前記第1回転電機(4)の回転力を前記エンジン(2)に伝達させるための反力が発生するように前記第2回転電機(6)を制御するための回転電機制御部(302)をさらに含む、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の車両用制御装置。 - エンジン(2)と、ブレーキペダル(22)と、前記ブレーキペダル(22)の操作に応じて油圧の供給によって車輪(12)の回転を制限するための制動装置(10)とを含む車両(40)の車両用制御方法であって、
前記ブレーキペダル(22)の操作量を検出するステップと、
前記エンジン(2)の始動前に、シフトポジションがパーキングポジションであり、かつ、前記ブレーキペダル(22)の操作量の減少を検出した場合に、前記シフトポジションが切り替えられるまで前記制動装置(10)に供給される油圧の減少を抑制するための制御を行なうステップとを含む、車両用制御方法。
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