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JP5355597B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、昇降路内におけるかごの位置を検出するためのかご位置検出装置を有するエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、巻上機モータに取り付けられたエンコーダからの信号と、各階床に設置されたプレートを検出するためにかご上に取り付けられたプレートセンサからの信号とに基づいて、かご位置が検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−43159号公報
上記のような従来のかご位置検出方法では、昇降路1内に多数のプレートを設置する必要があり、据付性が悪く、コストも高くなる。また、電子安全コントローラを用いて安全監視を行うエレベータ装置では、電子安全コントローラで使用する機器を、かごの運転制御系で使用する機器とは独立して設けることが要求されることが多く、その場合、従来のかご位置検出方法では、プレートの個数が2倍になってしまい、コストがさらに高くなる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご位置を検出するための機器のコストを低減するとともに、据付省力化を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、昇降路内を昇降されるかご、かごの走行に応じた信号を発生するエンコーダ、上下方向に互いに間隔をおいて昇降路内に設置され、かごがその位置に達したことを検出する複数の位置センサ、及び予め測定された位置センサの間隔と、エンコーダからの信号から求められるかごの停止状態からの走行距離と、位置センサからの信号とに基づいて、位置センサにより区切られた昇降路内の複数のゾーンのうちのどのゾーンにかごがいるかを判定するかご位置検出装置を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の調速機及び電子過速度検出装置において設定された過速度レベルのパターンを示すグラフである。 図1の位置センサ群の昇降路内における配置状態を示す構成図である。 図3のかごの停止状態からの走行方向、走行距離及び位置センサの状態と、かご位置との関係を示す説明図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1内には、一対のかごガイドレール2及び一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)が設置されている。かご3は、かごガイドレール2に案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり4は、釣合おもりガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降される。
かご3の下部には、かごガイドレール2に係合してかご3を非常停止させる非常止め装置5が搭載されている。非常止め装置5は、機械的な操作により動作してかごガイドレール2に押し付けられる一対の制動片(楔部材)6を有している。
昇降路1内の上部には、懸架手段(ロープ又はベルト)を介してかご3及び釣合おもり4を昇降させる駆動装置(巻上機)7が設置されている。駆動装置7は、駆動シーブ7a、駆動シーブ7aを回転させるモータ部(図示せず)、及び駆動シーブ7aの回転を制動するブレーキ部7bを有している。駆動装置7の回転軸には、駆動シーブ7aの回転に応じた検出信号を発生するモータエンコーダ10が設けられている。
ブレーキ部7bとしては、例えば電磁ブレーキ装置が用いられている。電磁ブレーキ装置は、駆動シーブ7aと同軸に結合されたブレーキドラムと、ブレーキドラムに接離されるブレーキシューと、ブレーキシューをブレーキドラムに押し付けて制動力を印加するブレーキばねと、ブレーキばねに抗してブレーキシューをブレーキドラムから引き離し制動力を解除する電磁マグネットとを有している。
主制御部11は、例えば昇降路1内の下部等に設置された制御盤内に配置されている。主制御部11には、駆動装置7の運転を制御する運転制御部12と、異常検出時にかご3を急停止させるための安全回路部(リレー回路部)13とが設けられている。
運転制御部12には、モータエンコーダ10からの検出信号が入力される。運転制御部12は、モータエンコーダ10及びプレートセンサ(図示せず)からの検出信号に基づいて、かご3の位置及び速度を求め、駆動装置7を制御する。また、運転制御部12にはマイクロコンピュータが設けられており、運転制御部12の機能はこのマイクロコンピュータにより実現される。
安全回路部13のリレー回路が開路状態にされると、駆動装置7のモータ部への通電が遮断されるとともに、ブレーキ部7bの電磁マグネットへの通電が遮断され、駆動シーブ7aが制動される。
昇降路1内の上部終端階付近には、第1ないし第3の上部位置センサ(位置検出スイッチ)8A〜8Cが設けられている。昇降路1内の下部終端階付近には、第1ないし第3の下部位置センサ(位置検出スイッチ)9A〜9Cが設けられている。位置センサ8A〜8C,9A〜9Cは、昇降路1内に上下方向に互いに間隔をおいて設置されている。
昇降路1の上部には、調速機14が設置されている。調速機14には、調速機シーブ15、過速度検出スイッチ16、ロープキャッチ17、及び調速機エンコーダ18が設けられている。調速機シーブ15には、調速機ロープ19が巻き掛けられている。調速機ロープ19の両端部は、非常止め装置5の操作機構に接続されている。調速機ロープ19の下端部は、昇降路1の下部に配置された張り車20に巻き掛けられている。
かご3が昇降されると、調速機ロープ19が循環され、かご3の走行速度に応じた回転速度で調速機シーブ15が回転される。調速機14では、かご3の走行速度が過速度に達したことが機械的に検出される。検出する過速度としては、定格速度よりも高い第1の過速度(OS速度)と、第1の過速度よりも高い第2の過速度(Trip速度)とが設定されている。
かご3の走行速度が第1の過速度に達すると、過速度検出スイッチ16が操作される。過速度検出スイッチ16が操作されると、安全回路部13のリレー回路が開路状態となる。かご3の走行速度が第2の過速度に達すると、ロープキャッチ17により調速機ロープ19が把持され、調速機ロープ19の循環が停止される。調速機ロープ19の循環が停止されると、非常止め装置5が制動動作する。
調速機エンコーダ18は、調速機シーブ15の回転に応じた検出信号を発生する。また、調速機エンコーダ18としては、2系統の検出信号、即ち第1及び第2の検出信号を同時に出力するデュアルセンスタイプのエンコーダが用いられている。
調速機エンコーダ18、上部位置センサ8A〜8C及び下部位置センサ9A〜9Cからの検出信号は、電子安全コントローラ21に入力される。電子安全コントローラ21は、かご位置検出装置である電子過速度検出装置(ETS装置)22を有している。
電子過速度検出装置22は、入力された検出信号に基づいて、運転制御部12とは独立して、かご3の走行速度及び位置を求め、かご速度が所定の過速度レベルに達するかどうかを監視する。過速度レベルは、かご3の位置に応じて変化する過速度監視パターンとして設定されている。また、電子過速度検出装置22は、かご3の走行速度が過速度レベルに達したと判断されると、安全回路部13のリレー回路を開路状態とする。
また、電子過速度検出装置22は、電子過速度検出装置22自体の異常、及び調速機エンコーダ18の異常を検出可能である。電子過速度検出装置22自体又は調速機エンコーダ18の異常が検出された場合、エレベータを安全な状態に移行させるための指令信号としての最寄り階停止指令信号が電子過速度検出装置22から運転制御部12に対して出力される。
電子過速度検出装置22と運転制御部12との間は、双方向に通信可能となっている。電子過速度検出装置22の機能は、運転制御部12とは別のマイクロコンピュータにより実現される。
昇降路1の底部には、かご緩衝器27及び釣合おもり緩衝器28が設置されている。これらの緩衝器27,28としては、例えば油入式又はばね式バッファが用いられている。
図2は図1の調速機14及び電子過速度検出装置22において設定された過速度レベルのパターンを示すグラフである。図において、かご3が下部終端階から上部終端階まで通常速度(定格速度)で走行する場合、かご3の速度パターンは、通常速度パターンV0となる。調速機14には、機械的な位置調整により第1及び第2の過速度パターンV1,V2が設定されている。電子過速度検出装置22には、ETS過速度監視パターンVEが設定されている。
ETS過速度監視パターンVEは、通常速度パターンV0よりも高く設定されている。また、ETS過速度監視パターンVEは、通常速度パターンV0に対して全昇降行程でほぼ等間隔をおくように設定されている。即ち、ETS過速度監視パターンVEは、かご位置に応じて変化している。さらに具体的には、ETS過速度監視パターンVEは、中間階付近で一定となるように設定されているが、終端階付近では昇降路1の終端(上端及び下端)へ近づくに従って連続的かつ滑らかに低くなるように設定されている。
このように、電子過速度検出装置22は、終端階付近だけでなく、中間階付近(通常速度パターンV0における一定速走行区間)でもかご3の走行速度を監視しているが、中間階付近については必ずしも監視しなくてもよい。
第1の過速度パターンV1は、ETS過速度監視パターンVEよりも高く設定されている。また、第2の過速度パターンV2は、第1の過速度パターンV1よりもさらに高く設定されている。また、第1及び第2過速度パターンV1,V2は、昇降路1内の全ての高さで一定である。
図3は図1の位置センサ群の昇降路1内における配置状態を示す構成図である。第1の上部位置センサ8Aと第2の上部位置センサ8Bとの間の距離L8ABは、第2の上部位置センサ8Bと第3の上部位置センサ8Cとの間の距離L8BCよりも小さい(L8AB<L8BC)。また、第1の下部位置センサ9Aと第2の下部位置センサ9Bとの間の距離L9ABは、第2の下部位置センサ9Bと第3の下部位置センサ9Cとの間の距離L9BCよりも小さい(L9AB<L9BC)。
かご3には、位置センサ8A〜8C,9A〜9Cを操作するカム23が設けられている。位置センサ8A〜8C,9A〜9Cは、かご3が通過する度に、カム23によりオン・オフされ、その信号は電子過速度検出装置22に送信される。
次に、電子過速度検出装置22によるかご位置の検出方法について説明する。電子過速度検出装置22は、昇降路1の終端階付近のみに配置された離散系の位置センサ8A〜8C,9A〜9Cの状態と、かご3の停止状態からの走行距離とに基づいて、位置センサ8A〜8C,9A〜9Cにより区切られた昇降路1内の5つのゾーンのうちのどのゾーンにかご3がいるのかを判定する。また、電子過速度検出装置22は、調速機エンコーダ18からのパルス信号を連続的な位置情報として利用する。従って、各ゾーン内におけるかご位置は、調速機エンコーダ18からの信号により求められる。
上記のようなかご位置検出を行うための準備として、エレベータ装置の据付後にかご3の学習運転が実施される。学習運転では、最下階から最上階までの間をかご3が低速で1往復される。このとき、電子過速度検出装置22は、かご3が最下階にある状態でのエンコーダカウント値を0とするとともに、各位置センサ8A〜8C,9A〜9Cへの進入時の信号をトリガ信号として、位置センサ8A〜8C,9A〜9Cの最下階からの距離をエンコーダカウント値から算出し、内部のメモリに記憶させる。そして、距離(間隔)L8AB、L8BC、L9AB、L9BCを求め、メモリに記憶させる。
トリガ信号としては、中間ゾーンから終端階に向かう場合の位置センサ8A〜8C,9A〜9Cへの進入時の信号を用いる。従って、上部位置センサ8A〜8Cに関しては、かご3の上昇時の進入が有効となる。また、下部位置センサ9A〜9Cに関しては、かご3の下降時の進入が有効となる。
かご3が停止状態から走行する場合、電子過速度検出装置22は、調速機エンコーダ18のパルス波からかご3の走行方向を検出し、カウント値から走行距離を常時演算し、かご3が昇降路1内のどのゾーンにいるかを判断する。
例えば、かご3が上方向へ動き出してからの移動距離がL8ABの距離になるまでの間に、第3の上部位置センサ8Cからトリガ信号が入れば、かご3は直前まで位置センサ8C−9C間のゾーンにいて8B−8C間のゾーンに入ってきたことになる。
また、かご3が上方向へ動き出してからL8AB分の距離を走行してもトリガ信号が入らず、L8BC分の距離を走行するまでの間にトリガ信号が入った場合も、同様に、かご3は8C−9C間のゾーンから8B−8C間のゾーンに入ってきたことになる。
さらに、L8BC分の距離を走行しても、何のトリガ信号も入力されないのであれば、かご3の現在位置は8C−9C間のゾーンであると判断できる。
ここで、図4は図3のかご3の停止状態からの走行方向、走行距離、及び位置センサ8A〜8C,9A〜9Cの状態と、かご位置との関係を示す説明図である。
このように、電子過速度検出装置22は、かご3の停止状態からの走行方向、走行距離、及び離散系の位置センサ8A〜8C,9A〜9Cの動作信号に基づいて、かご3が昇降路1内のどのゾーンにいるかを判断し、そのゾーンに応じた過速度レベルを設定する。これにより、かご3の暴走等による過速時でも安全かつ速やかにかご3を停止させることができる。
また、かご3の絶対位置を連続的に検出するために多数のプレートを、運転制御部12用のプレートとは別に、昇降路1内に設置する必要がなく、かご位置を検出するための機器のコストを低減するとともに、据付省力化を図ることができる。
さらに、運転制御部12のための位置検出装置と電子安全コントローラ21のための位置検出装置とを、低コストで昇降路1内に併設することができ、据付性も向上させることができるので、電子安全コントローラ21の運転制御部12からの独立という観点からも有効である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置のかご位置検出方法について説明する。なお、エレベータ装置の構成は、実施の形態1と同様である。
昇降行程が長いエレベータ装置では、終端階を除く中間ゾーンのみの往復運転(8C−9C間のゾーン内での往復運転)が続くことがよくあるが、このような中間ゾーン内での繰り返しの往復運転では、調速機シーブ15と調速機ロープ19とのずれによる累積誤差が発生する。このため、中間ゾーンでの往復運転の後に位置センサ8C,9Cを初めて通過したときのエンコーダカウント値は、学習運転で記憶したエンコーダカウント値から大幅にずれていることがある。
このようなエンコーダカウント値の大幅なずれに対して、かご位置検出異常としてエレベータ装置の運転を休止させると、利用者に対するサービスが低下してしまう。
これに対して、実施の形態2では、実施の形態1と同様の学習運転を実施した上で、通常運転中に位置センサ8C,9Cにかご3が進入すると、エンコーダカウント値を最初の学習値に強制的に置き換える。即ち、電子過速度検出装置22は、位置センサ8C,9Cによりかご3が検出されると、調速機エンコーダ18から得たかご位置情報よりも位置センサ8C,9Cから得たかご位置情報を優先させる。
これにより、通常運転中にかご3が中間ゾーンを往復して累積誤差が発生したとしても、かご3が次に位置センサ8C,9Cに進入した際に累積誤差がキャンセルされ、異常の誤検出によるサービスの低下を防止することができる。
なお、終端階ゾーンでのずれは、中間ゾーンの往復により生じるずれに比べると、距離が短いため無視できるほど小さく、通常は問題とならないことが多い。しかし、例えば、調速機シーブ15や調速機ロープ19に油が付着したり、調速機ロープ19の張力が低下したりして、調速機シーブ15と調速機ロープ19との間に大きなずれが生じていることも考えられる。
そこで、このような異常を検出するため、通常運転時に、位置センサ8C,9Cからそれに近接する位置センサ8B,9Bまでの距離を調速機エンコーダ18からの信号に基づいて測定する。そして、測定値と予め記憶された値との差が公差内であるかどうかを電子過速度検出装置22により判定する。この場合、測定値が公差内でなければ、異常が発生したと判断して、かご3を最寄り階等に停止させ、エレベータ装置の運転を休止させるなどの処理をする。
このようなかご位置検出方法によれば、累積誤差によるサービスの低下を防止でき、またかご位置検出の異常も検出することができ、信頼性を向上させることができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置のかご位置検出方法について説明する。なお、エレベータ装置の構成は、実施の形態1と同様であり、通常運転時のかご位置検出方法も実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
実施の形態3では、停電復帰時に、運転制御部12が、第1及び第2の上部位置センサ8A,8B間の距離L8AB、又は第1及び第2の下部位置センサ9A,9B間の距離L9ABと同じ距離だけかご3を低速で走行させる。このとき、電子過速度検出装置22は、位置センサ8A〜8C,9A〜9Cからの信号の入力を検出し、かご3がどのゾーンにいるのかを判定し、そのゾーンに応じた過速度レベルを設定する。この後、運転制御部12は、速度を上げてかご3を最寄り階へ移動させる。
ここで、従来のエレベータ装置では、停電復帰直後に、制御装置が正確なかご位置を認識できないため、かごを最寄り階まで低速で移動させることが多い。また、かご位置データのバックアップを不揮発性メモリ等に保存しておく方法もあるが、停電中にかごがずれた場合、バックアップされたかご位置データと実際のかご位置との間にずれが生じ、正しいかご位置を認識できなくなる。
これに対して、実施の形態3のエレベータ装置では、停電復帰直後の最初の走行であっても、僅かな距離の低速走行後、すぐに高速走行へと切り替えて最寄り階まで到着することが可能である。つまり、実施の形態1に示したように、例えばかご3を上方向へL8AB分の距離だけ走行させ、上部位置センサ8A〜8Cが動作しなければ、かご3は8C−9C間のゾーン又は8B−8C間のゾーンにいることになり、上部位置センサ8Bが動作した場合は、8B−8C間のゾーンから8A-8B間のゾーンに入ったことになる。また、かご3を上方向へL8AB分の距離だけ走行させても上部位置センサ8A〜8Cが動作せず、さらにL8BC分の距離を走行しても位置センサ8A〜8Cが動作しない場合は、8C−9C間のゾーンにかご3がいると認識できる。
従って、昇降行程が長い高速エレベータや、階間が長い展望用エレベータ及びシャトルエレベータにおいて、停電復帰時の最寄り階走行サービス時間を短縮することが可能となり、乗客の不安感やストレスの軽減を図ることができる。
なお、上記の例では、この発明のかご位置検出装置を電子過速度検出装置22に適用したが、他の安全装置や制御装置に適用してもよい。また、電子過速度検出装置22により
かご速度が第2の過速度に達するかどうかを監視し、第2の過速度に達した場合には非常止め装置5を動作させる指令信号を出力するようにしてもよい。
また、上記の例では、位置センサとしてカム23により機械的に操作されるスイッチを用いたが、位置センサはこれに限定されるものではなく、例えば近接センサや光センサ等であってもよい。
さらに、上記の例では、上下の終端階付近に3個ずつ位置センサ8A〜8C,9A〜9Cを設置したが、位置センサの個数はこれに限定されるものではない。
さらにまた、上記の例では、エンコーダとして調速機エンコーダ18を用いたが、かご3の走行に応じた信号を発生するエンコーダであれば、巻上機エンコーダや他の綱車に設けたエンコーダであってもよい。

Claims (5)

  1. 昇降路内を昇降されるかご、
    前記かごの走行に応じた信号を発生するエンコーダ、
    上下方向に互いに間隔をおいて前記昇降路内に設置され、前記かごがその位置に達したことを検出する複数の位置センサ、及び
    予め測定された前記位置センサの間隔と、前記エンコーダからの信号から求められる前記かごの停止状態からの走行距離と、前記位置センサからの信号とに基づいて、前記位置センサにより区切られた前記昇降路内の複数のゾーンのうちのどのゾーンに前記かごがいるかを判定するかご位置検出装置
    を備え、
    前記位置センサは、前記昇降路内の上部終端階付近に上下方向に互いに間隔をおいて設置された第1ないし第3の上部位置センサと、前記昇降路内の下部終端階付近に上下方向に互いに間隔をおいて設置された第1ないし第3の下部位置センサとを含み、
    前記第1ないし第3の上部位置センサは、前記第1の上部位置センサ、前記第2の上部位置センサ、前記第3の上部位置センサの順に並んでおり、
    前記第1の上部位置センサと前記第2の上部位置センサとの間の距離は、前記第2の上部位置センサと前記第3の上部位置センサとの間の距離と異なっており、
    前記第1ないし第3の下部位置センサは、前記第1の下部位置センサ、前記第2の下部位置センサ、前記第3の下部位置センサの順に並んでおり、
    前記第1の下部位置センサと前記第2の下部位置センサとの間の距離は、前記第2の下部位置センサと前記第3の下部位置センサとの間の距離と異なっているエレベータ装置。
  2. 前記かご位置検出装置は、かご速度が所定の過速度レベルに達するかどうかを監視する電子過速度検出装置であり、
    前記過速度レベルは、前記かごの位置に応じて変化する過速度監視パターンとして、前記電子過速度検出装置に設定されている請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記かご位置検出装置は、前記位置センサにより前記かごが検出されると、前記エンコーダから得たかご位置情報よりも前記位置センサから得たかご位置情報を優先させる請求項1記載のエレベータ装置。
  4. 前記かご位置検出装置は、前記位置センサからそれに近接する前記位置センサまでの距離を前記エンコーダからの信号に基づいて測定し、測定値と予め測定された前記位置センサの間隔との差が公差内であるかどうかを判定する請求項3記載のエレベータ装置。
  5. 前記かご位置検出装置は、停電復帰時に、前記かごの低速走行により前記かごがどのゾーンにいるかを判定し、そのゾーンに応じた過速度レベルを設定する請求項2記載のエレベータ装置。
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