JP5354367B2 - Cooling device and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる、シート状部材を冷却する冷却装置、及び、その冷却装置を備えた画像形成装置に関するものである。 The present invention relates to a cooling device for cooling a sheet-like member used in an image forming apparatus such as a printer, a facsimile machine, and a copying machine, and an image forming apparatus provided with the cooling device.
画像形成装置としては、電子写真技術を用いてシート状媒体である用紙上にトナー画像を形成し、熱定着装置を通過させることでトナーを溶融し融着させるものが知られている。一般に熱定着装置の温度は、トナーや用紙の種類、用紙搬送スピードなどによって異なるが180℃〜200℃程度の温度に設定され制御されて、トナーを瞬時に融着させる。熱定着装置を通過した直後の用紙の表面温度は、用紙の熱容量(比熱、密度など)に左右されるが例えば100℃〜130℃程度の高い温度となっている。トナーの溶融温度はもっと低いので、熱定着装置通過直後の時点ではトナーは少し軟らかいままであり、用紙が冷えるまでは、しばらく粘着状態にある。そのため、連続的に画像出力動作が繰り返され熱定着装置通過後の用紙が排紙収容部に積載される場合、用紙上のトナーが十分に硬化できず軟化状態にあると、用紙上のトナーが別の用紙に貼り付く、所謂、ブロッキング現象を起こり画像品質が著しく低下することがある。 As an image forming apparatus, an apparatus that forms a toner image on a sheet, which is a sheet-like medium, using electrophotographic technology, and melts and fuses the toner by passing through a thermal fixing device is known. In general, the temperature of the heat fixing device varies depending on the type of toner and paper, the paper conveyance speed, and the like, but is set and controlled at a temperature of about 180 ° C. to 200 ° C. to fuse the toner instantaneously. The surface temperature of the paper immediately after passing through the heat fixing device is a high temperature of about 100 ° C. to 130 ° C., for example, although it depends on the heat capacity (specific heat, density, etc.) of the paper. Since the melting temperature of the toner is lower, the toner is slightly soft at the time immediately after passing through the heat fixing device, and remains in a sticky state for a while until the paper cools down. Therefore, when the image output operation is repeated continuously and the paper after passing through the heat fixing device is stacked in the paper discharge container, if the toner on the paper cannot be sufficiently cured and is in a soft state, the toner on the paper A so-called blocking phenomenon that sticks to another sheet may occur and the image quality may be significantly reduced.
特許文献1に記載の画像形成装置では、熱定着装置よりも用紙搬送方向下流側に、用紙に接触して用紙を搬送しつつ冷却する冷却ローラを備えた冷却装置が設けられている。熱定着装置通過後の用紙が冷却装置の冷却ローラによって冷却されることで、用紙上のトナーも冷やされ硬化し、上記ブロッキング現象が起こるのを抑えることができる。また、冷却ローラは管状構造であり、冷却ローラ長手方向一端側から他端側に向かって冷却ローラ内に冷却液が流され、用紙から熱を奪うことで温度が上昇した冷却ローラが冷却液により冷却される。
In the image forming apparatus described in
しかしながら、冷却ローラ長手方向一端側から他端側に向かって一方向に一つの経路で冷却ローラ内に冷却液が流されるので、前記一端側では冷却液の温度が最も低く、前記他端側に行くほど用紙から冷却ローラが吸熱した熱により冷却液の温度が高くなる。そのため、冷却ローラの長手方向の温度差により冷却効率に差が生じるといった問題が生じる。 However, since the coolant flows through the cooling roller in one direction from one end side to the other end side in the longitudinal direction of the cooling roller, the temperature of the coolant is lowest on the one end side, and on the other end side. The temperature of the coolant increases due to the heat absorbed by the cooling roller from the paper. Therefore, there arises a problem that a difference in cooling efficiency occurs due to a temperature difference in the longitudinal direction of the cooling roller.
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、冷却ローラの長手方向の温度差を低減することができる冷却装置、及び、その冷却装置を備えた画像形成装置を提供することである。 SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides a cooling device capable of reducing a temperature difference in the longitudinal direction of a cooling roller, and an image forming apparatus including the cooling device. That is.
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、シート状部材に接することでシート状部材を冷却する冷却ローラと、該冷却ローラに設けられた供給口から冷却ローラ内に冷却媒体を供給し、該冷却ローラに設けられた排出口から冷却ローラ外に排出された冷却媒体を回収する冷却媒体供給回収手段と、を備えた冷却装置において、前記冷却ローラは、外管内に内管を内包し、該外管と該内管との隙間を冷却媒体が流れる外側流路、及び、該内管内を冷却媒体が流れる内側流路を有する二重管構造であり、前記内管の冷却ローラ長手方向途中に前記外側流路と前記内側流路とを連通する開口を設けており、前記冷却媒体供給回収手段によって供給された冷却媒体が前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み少なくとも前記冷却ローラの一端側に向かって流れる第1の経路と、前記冷却媒体供給回収手段によって供給された冷却媒体が前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み少なくとも前記冷却ローラの他端側に向かって流れる第2の経路とが形成されるように構成し、前記冷却ローラの両端それぞれに、前記外管を回転可能に支持し、前記内管を固定支持する支持手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の冷却装置において、上記開口が上記内管の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第1の排出口とを設け、前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第2の排出口とを設けており、前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の冷却装置において、上記開口が上記内管の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口を設け、前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口を設け、上記冷却ローラの一端側と他端側とのどちらか一方に、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に上記冷却媒体を排出する排出口を設けており、前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出されることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の冷却装置において、上記冷却ローラ内を冷却ローラ長手方向途中で2つの領域に仕切る仕切り壁を有し、上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第1の排出口とを設け、前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第2の排出口とを設けており、前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記仕切り壁で折り返されて前記仕切り壁よりも前記一端側にある前記外側流路に流れ込み前記第1の排出口から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記仕切り壁で折り返されて前記仕切り壁よりも前記他端側にある前記外側流路に流れ込み前記第2の排出口から排出されることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の冷却装置において、上記第1の経路と上記第2の経路との冷却ローラ長手方向途中で上記仕切り壁によって折り返される位置が、前記冷却ローラの周方向で段階的または連続的にことなることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2または3の冷却装置において、前記開口の近傍に前記内側流路から前記開口を通して前記外側流路に冷却媒体を導くガイド壁を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項2または3の冷却装置において、上記開口を上記内管の長手方向で異なる位置に複数形成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の冷却装置において、シート状部材の冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅の略中央が、上記第1の経路で前記内側流路から前記外側流路に冷却媒体が流れ込む位置、及び、上記第2の経路で前記内側流路から前記外側流路に冷却媒体が流れ込む位置、の近傍を通ることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の冷却装置において、シート状部材の冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅が、上記第1の経路の前記外側流路と上記第2の経路の前記外側流路とのどちらかの冷却ローラ長手方向の幅よりも狭い場合には、シート状部材の前記幅よりも前記冷却ローラ長手方向の幅が広い上記第1の経路上または上記第2の経路上でシート状部材が搬送され、シート状部材が搬送される側の流路にのみ冷却媒体を流すことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、上記第1の経路及び上記第2の経路に流す冷却媒体の送液を1つの送液手段で行うことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、上記第1の経路に流す冷却媒体と上記第2の経路に流す冷却媒体とを別個の送液手段で行うことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の冷却装置において、上記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段を有しており、前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを同一にすることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、上記前記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段と、上記第1の経路及び上記第2の経路を流れる冷却媒体の温度を検知する温度検知手段とを有し、前記温度検知手段によって前記検知した冷却媒体の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前期第2の経路上の冷却効率が同一になるように、前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを調整することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、冷却媒体の熱を外部に放熱する放熱手段と、該放熱手段に送風する冷却ファンと、該冷却ファンの風量を制御する風量制御手段と、上記第1の経路及び上記第2の経路を流れる冷却媒体の温度を検知する温度検知手段とを有し、前記温度検知手段によって検知した冷却媒体の温度に基づいて、前記第1の経路及び前記第2の経路を流れる冷却媒体の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって前記冷却ファンの風量を制御することを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、上記前記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段と、上記第1の経路上及び上記第2の経路上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段とを有し、前記温度検知手段によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前記第2の経路上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを調整することを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の冷却装置において、冷却媒体の熱を外部に放熱する放熱手段と、該放熱手段に送風する冷却ファンと、該冷却ファンの風量を制御する風量制御手段と、上記第1の経路上及び上記第2の経路上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段とを有し、前記温度検知手段によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前記第2の経路上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって前記冷却ファンの風量を制御することを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、シート状部材上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該シート状部材上に形成されたトナー像を少なくとも熱によってシート状部材に定着させる熱定着手段と、該熱定着手段によってトナー像が定着されたシート状部材を冷却する冷却手段とを備えた画像形成装置において、前記冷却手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の冷却装置を用いることを特徴とするものである。
In order to achieve the above object, the invention according to
According to a second aspect of the present invention, in the cooling device of the first aspect, the opening is formed at a substantially central portion of the inner tube in the longitudinal direction of the cooling roller, Provided with a first supply port for supplying the cooling medium and a first discharge port for discharging the cooling medium from the inside of the cooling roller to the outside of the cooling roller, and the cooling roller at the other end of the cooling roller. A second supply port for supplying the cooling medium therein and a second discharge port for discharging the cooling medium from the inside of the cooling roller to the outside of the cooling roller, and are supplied from the first supply port. The cooling medium flows through the inner flow path in the first path, flows into the outer flow path through the opening, flows toward at least one of the one end side and the other end side, and the first discharge port. Discharge from at least one of the second discharge ports The cooling medium supplied from the second supply port flows through the inner flow path through the second path, flows into the outer flow path through the opening, and is at least one of the one end side and the other end side. It is discharged from at least one of the first discharge port and the second discharge port.
According to a third aspect of the present invention, in the cooling device according to the first aspect, the opening is formed at a substantially central portion of the inner tube in the longitudinal direction of the cooling roller, and the cooling roller is provided at one end side of the cooling roller. Provided with a first supply port for supplying the cooling medium, and provided with a second supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller on the other end side of the cooling roller, A discharge port for discharging the cooling medium from the inside of the cooling roller to the outside of the cooling roller is provided on one of the other end side, and the cooling medium supplied from the first supply port is in the first path. The cooling medium supplied from the second supply port is flown through the inner flow path, flows into the outer flow path through the opening, flows toward the one end side or the other end side, and is discharged from the discharge port. Flowing through the inner flow path in the second path Is characterized in that the discharged said toward the end flows into the outside flow passage side or the other end through the mouth from the flow the discharge port.
According to a fourth aspect of the present invention, in the cooling device of the first aspect, the cooling roller has a partition wall that divides the inside of the cooling roller into two regions in the longitudinal direction of the cooling roller, and the cooling roller is provided at one end side of the cooling roller. A first supply port for supplying the cooling medium and a first discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller, and the cooling roller is provided at the other end of the cooling roller. A second supply port for supplying the cooling medium into the roller and a second discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller are provided, and the supply from the first supply port The cooled cooling medium flows through the inner flow path in the first path, is folded back by the partition wall, flows into the outer flow path on the one end side of the partition wall, and is discharged from the first discharge port. Supplied from the second supply port The reject medium flows through the inner flow path in the second path, is folded back by the partition wall, flows into the outer flow path on the other end side than the partition wall, and is discharged from the second discharge port. It is characterized by.
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the cooling device according to the fourth aspect, wherein a position of the first path and the second path folded back by the partition wall in the longitudinal direction of the cooling roller is a circumference of the cooling roller. It is characterized by being stepwise or continuous in direction.
The invention of
According to a seventh aspect of the invention, in the cooling device of the second or third aspect, a plurality of the openings are formed at different positions in the longitudinal direction of the inner tube.
The invention of
The invention of claim 9,
The invention of
The invention of
The invention of claim 12, in the cooling device according to
The invention of
The invention of
The invention of
The invention of
According to a seventeenth aspect of the present invention, there is provided a toner image forming means for forming a toner image on a sheet-like member, and a heat fixing means for fixing the toner image formed on the sheet-like member to the sheet-like member by at least heat. And a cooling unit that cools the sheet-like member on which the toner image has been fixed by the thermal fixing unit, wherein the cooling unit is the
本発明においては、上記第1の経路で内側流路を流れ内管の冷却ローラ長手方向途中に形成された開口から外側流路に流れ込み前記開口から冷却ローラの一端側に向かって流れる冷却媒体と、上記第2の経路で内側流路を流れ内管の冷却ローラ長手方向途中に形成された開口から外側流路に流れ込み前記開口から冷却ローラの他端側に向かって流れる冷却媒体とにより、冷却ローラが冷却される。これにより、第1の経路の外側流路を流れる冷却媒体と第2の経路の外側流路を流れる冷却媒体それぞれが冷却ローラから受熱する熱量は、冷却ローラの長手方向で冷却媒体を一端側から他端側へ一方向に一つの経路で行う構成よりも少なくなる。よって、その分、第1の経路の外側流路を流れる冷却媒体と第2の経路の外側流路を流れる冷却媒体それぞれの温度上昇が抑えられるので、冷却ローラの長手方向で冷却媒体を一端側から他端側へ一方向に一つの経路で行う構成よりも、冷却ローラの長手方向の温度差を低減することができる。 In the present invention, the cooling medium flows through the inner channel in the first path from the opening formed in the middle of the cooling roller in the longitudinal direction of the inner tube to the outer channel, and flows from the opening toward one end of the cooling roller. The cooling medium flows through the inner passage in the second path and flows into the outer passage from the opening formed in the longitudinal direction of the cooling roller of the inner tube, and is cooled by the cooling medium flowing from the opening toward the other end of the cooling roller. The roller is cooled. As a result, the amount of heat received from the cooling roller by each of the cooling medium flowing through the outer flow path of the first path and the cooling medium flowing through the outer flow path of the second path is determined from the one end side in the longitudinal direction of the cooling roller. This is less than the configuration in which one path is provided in one direction toward the other end. Therefore, the temperature rise of the cooling medium flowing through the outer flow path of the first path and the cooling medium flowing through the outer flow path of the second path can be suppressed accordingly, so that the cooling medium is disposed at one end side in the longitudinal direction of the cooling roller. The temperature difference in the longitudinal direction of the cooling roller can be reduced as compared with the configuration in which one path from one side to the other end side is performed.
以上、本発明によれば、冷却ローラの長手方向の温度差を低減することができるという優れた効果がある。 As mentioned above, according to this invention, there exists the outstanding effect that the temperature difference of the longitudinal direction of a cooling roller can be reduced.
本発明の冷却ローラおよび冷却装置を、熱定着手段によって用紙上のトナーを定着させる画像形成装置を用いて説明する。しかし、本発明の冷却ローラおよび冷却装置はそれに限定されることなく、シート媒体の冷却が必要な装置であれば適応可能である。 The cooling roller and the cooling device of the present invention will be described using an image forming apparatus in which toner on a sheet is fixed by heat fixing means. However, the cooling roller and the cooling device of the present invention are not limited thereto, and can be applied to any device that requires cooling of the sheet medium.
冷却手段としての冷却ローラは、管状構造であり、内部に冷却液を流し循環させることで冷却ローラ表面を冷却するようにしたものである。この冷却ローラを有する冷却装置を熱定着手段直後の用紙搬送経路中に配置し、冷却ローラによって用紙を搬送させると同時に、接触させることで用紙から熱を除去し冷却する。 The cooling roller as a cooling means has a tubular structure, and the surface of the cooling roller is cooled by flowing and circulating a cooling liquid therein. A cooling device having this cooling roller is arranged in the paper transport path immediately after the heat fixing means, and the paper is transported by the cooling roller and simultaneously brought into contact with it to remove heat from the paper and cool it.
図1は、用紙搬送の働きをも担う本発明の冷却ローラ10を備えた冷却装置100の一例の概略図である。冷却装置100には用紙Pの搬送方向(左右方向)に間隔をおいて配列されたローラ2とローラ3が設けられて、用紙搬送の搬送ベルト4を展張している。そして用紙搬送方向下流側のローラ2を駆動ローラ(図示しない駆動源と連結)として、搬送ベルト4を反時計回り方向に回転させ、用紙を図中右側から左側へ搬送する。
FIG. 1 is a schematic view of an example of a
冷却装置100よりも用紙搬送方向上流側には熱定着手段7が配置されており、冷却装置100よりも用紙搬送方向下流側には排紙収容部8があり、ローラ3の上方には熱定着手段7から搬送されてきた用紙Pをガイドする上ガイド5が設けられている。また、ローラ2とローラ3との中間位置には、搬送ベルト4に食い込むように上から冷却ローラ10が圧接されており、冷却ローラ10は搬送ベルト4の搬送力を利用した連れ回りで回転するようになっている。図中の符号6は冷却装置100本体を構成するブラケットであり、ローラ2、ローラ3、冷却ローラ10、及び、上ガイド5などの構成部品を固定または回転自在に支持する部材である。冷却装置100はこのブラケット6によりユニット化され、画像形成装置本体に組み込まれる。
A heat fixing unit 7 is disposed upstream of the
熱定着手段7で熱せられ高温となった用紙Pは、排紙収容部8に排出される前に冷却装置100を通過する。詳細には、熱定着手段7を通って高温となった用紙Pが、冷却装置100の上ガイド5とローラ3との間に入り込み、その後、冷却ローラ10と搬送ベルト4とで形成されるニップ領域部を通過して排紙収容部8に排出される。冷却ローラ10の内部は管構造になっており、外部で十分に冷却された冷却液が冷却ローラ10内に供給され冷却ローラ10内を循環した後に冷却液が冷却ローラ10内から排出される。用紙Pは、冷却ローラ10と搬送ベルト4とが接することで形成されるニップ領域で冷却ローラ10に密着し接触しながら通過されるので、その際に用紙Pの熱は冷却ローラ10に吸熱され用紙Pが十分に冷却される。例えば、熱定着手段7の通過直後の用紙Pの表面温度が100℃程度のときに用紙Pを冷却装置100に通過させることで、用紙Pを50〜60℃程度まで冷却することができる。
The paper P heated to a high temperature by the heat fixing unit 7 passes through the
なお後述するが、冷却ローラ10は、回転管継手手段11を介してタンク51、ポンプ52、冷却ファン53を装着したラジエータ54などの冷却液循環手段と送液チューブ55により連通/連結され、封入した冷却液が冷却ローラ10内を流れることで冷却ローラ10が冷却される。
As will be described later, the cooling
次に図2を用いて、本発明の基本構成となる一般に用いられている回転管継手手段11(ロータリージョイント)を取り付けた冷却ローラ10の概略断面図の一例について説明する。
Next, an example of a schematic cross-sectional view of the cooling
図2に示すように冷却ローラ10は外管14と内管15から成る中空の管構造で、少なくとも外管14が回転する。外管14は、軸付のフランジ10cと、軸受け10gを嵌合圧入したフランジ10dで両端が構成されており、両フランジに漏洩防止のOリング10eを入れ込んでネジ10fでそれぞれのフランジを外管14に取り付けている。このとき、両フランジとも、外管14に嵌合関係で挿入して取り付け、外管14との同軸度を出している。冷却ローラ10は、フランジ10cの軸と、フランジ10dの軸受け10gを用いて冷却装置100のブラケット6に対して両端を回転自在に支持される。
As shown in FIG. 2, the cooling
また、フランジ10dには平行ネジ部10hと嵌合部10iから成る結合部が形成されており、フランジ10dには、その結合部と相対するように形成した平行ネジ部11kと嵌合部11cとを有するロータ11jが取り付けられる。フランジ10dとロータ11jそれぞれの平行ネジ部10h,11kは外管14の回転方向(用紙Pの搬送方向)に対して締まり勝手となるような方向にネジ加工されている。
Further, the
ロータ11jは回転管継手手段11の構成部品であり、間隔をおいて設けた2箇の軸受け11dとの嵌合関係で回転自在に回転管継手手段11のケーシング11eに支持されている。
The rotor 11j is a component part of the rotary pipe coupling means 11, and is supported by the
ロータ11jとフランジ10dとの取り付けは、上記したように嵌合関係による挿入/取り付けであるため、ロータ11jとフランジ10dとの同軸度が出される。このことから、外管14は、それぞれ嵌合関係で取り付けられたロータ11j及びフランジ10dを介して、回転管継手手段11のケーシング35eに対して軸が合わされた状態となっており、高精度な回転ができるようになっている。なお、ロータ11jにはフランジ10dとの隙間から冷却液の漏洩を防ぐOリング11gを入れ込んでいる。
Since the attachment of the rotor 11j and the
冷却ローラ10は、外管14が回転し内管15は固定(非回転)されている構成と、外管14が回転し外管14と共に内管15も回転する構成が考えられる。ここでは、外管14が回転し内管15は固定(非回転)されている構成の冷却ローラ10について説明する。
The cooling
図2に示すように、内管15の回転管継手手段11側の一端側を回転しないように回転管継手手段11で固定支持し、他端側を外管14のフランジ10cに回転自在に支持させる。内管15の回転管継手手段11への取り付けは、ケーシング11eに取り付けられるフランジ11fに内管15の一端側を圧入することで内管15がフランジ11fに固定支持される。また、ケーシング11e、フランジ11f、及び、内管15は互いに嵌合関係で挿入され取り付けられるので、ケーシング11eに対して内管15の同軸度は出された状態となっている。なお、フランジ11fは漏洩防止のOリング11iを入れ込んで、ネジ11hでケーシング11eに取り付けられる。また、内管15はフランジ10cに軸受け10jを介して内管15の他端側が取り付けられ、回転自在に支持される。また、フランジ10c、軸受け10j、及び、内管15は互いに嵌合関係で挿入され取り付けられるので、フランジ10cに対して内管15の同軸度も出された状態となっている。
As shown in FIG. 2, one end side of the
以上の構成により、冷却ローラ10の一端側では、回転管継手手段11のケーシング11eを基準にして外管14と内管15との同軸度が出され、そして回転管継手手段11のケーシング11eに対して外管14は回転自在に支持され、内管15はケーシング11eに対して回転しないよう固定支持されるようになっている。冷却ローラ10の他端側は、フランジ10cを介して外管14と内管15との同軸度が出され、そして外管14に対して内管15が回転自在となるように支持されている。
With the above configuration, on one end side of the cooling
内管15のフランジ10c側の外周壁には開口孔10kが形成されおり、内管15の回転管継手手段11側の端面には断面孔10mが形成されている。回転管継手手段11の給水口19から内管15の断面孔10mを通って内管15内に供給された冷却液は、開口孔10kを通って外管14と内管15との間の隙間に流れ込み、回転管継手手段11内を通って排水口13から外部に排出される。
An
冷却液の流路は矢印で示すように、先ず回転管継手手段11内に供給された冷却液は、内管15内を軸方向に流れ、内管15の軸方向フランジ10c側端部まで行く。なお、図2においては、回転管継手手段11の給水口19から内管15の軸方向フランジ10c側端部までの冷却液の流路を往流路とする。そして、内管15の軸方向フランジ10c側端部まで行った冷却液は、Uターンをするように開口孔10kを通って外管14と内管15との間の隙間で形成される外側流路に流れ込み、内管15とロータ11jの狭小間隙を通り、外管14と内管15とで形成される広い間隙を軸方向フランジ10c側に向かって流れ、このとき冷却液によって外管14が冷却される。そして、回転管継手手段11のケーシング11eに形成された排水口13から回転管継手手段11の外部に冷却液が排出される。なお、図2においては、開口孔10kから上記外側流路を通って排水口13までの冷却液の流路を復流路とする。
As indicated by the arrows in the flow path of the cooling liquid, first, the cooling liquid supplied into the rotary fitting means 11 flows in the
このように冷却ローラ10は内部に冷却液が流れる往復循環する流路を有し、回転管継手手段11を介して後述する冷却液循環手段と閉ループの流路を形成して冷却液を循環させる。
Thus, the cooling
[構成例1]
次に、構成例1に係る冷却ローラ10を図3に示す。図3は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、冷却ローラ10の軸方向で2つの独立した経路12を設けた冷却ローラ10の概略断面図である。
[Configuration example 1]
Next, the cooling
以下、第1の回転管継手手段11aおよび経路12a側を指すときは図番の後ろにaを付し、第2の回転管継手手段11bおよび経路12b側を指すときは図番の後ろにbを付して区別する。
Hereinafter, when referring to the first rotary joint means 11a and the
図4において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10に供給され、内管15a内の内側流路18a(復流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15aの間隙である外側流路16a(往流路)を通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aから排出される。
In FIG. 4, the cooling liquid is supplied to the cooling
同様に、冷却液は第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10に供給され、内管15b内の内側流路18b(復流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15bの間隙である外側流路16b(往流路)を通り、第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the coolant is supplied to the cooling
このように冷却ローラ10は内部に往復循環する2つの独立した経路12a、12bを有することにより冷却ローラ10の長手方向で冷却領域を分割し、回転管継手手段11a、11bを介して後述する図18、図19及び図20などに示すような冷却液循環手段と閉ループの流路を形成して冷却液を循環させる。
As described above, the cooling
次に、図2と図4とを用いて冷却ローラ10の冷却効率について説明する。
図2に示す冷却ローラ10には、図18、図19及び図20に示すような冷却液循環手段によって冷却された冷却液が回転管継手手段11の給水口19から供給され、内管15の断面孔10bを通って内管15内に流れ込んだ冷却液が内管15内の内側流路18(往流路)を通り、開口孔10k(通水口)を経由して、外管14と内管15の間隙である外側流路16(復流路)を通り、回転管継手手段11の排水口13aから排出される。このとき、外側流路16を流れる冷却液によって外管14が冷却される。
Next, the cooling efficiency of the cooling
The coolant cooled by the coolant circulating means as shown in FIGS. 18, 19 and 20 is supplied to the cooling
ここで、開口孔10kを通って内側流路18から外側流路16に冷却液が流れ込む位置(図2の外側流路16のフランジ10c側端部)では、冷却液の温度は低い状態であるが、冷却ローラ10の表面上を図1に示す熱定着手段7を通り加熱された用紙Pが密着し接触しながら通過するので、外側流路16の回転管継手手段11側に行くほど冷却液の温度は上昇する。したがって、冷却ローラ10(外管14)の表面温度は冷却ローラ長手方向フランジ10c側端部で最も低く、冷却ローラ長手方向回転管継手手段11側端部で最も高くなる。
Here, the temperature of the coolant is low at the position where the coolant flows from the
よって、冷却効率は、冷却ローラ長手方向フランジ10c側端部で最も高く、冷却ローラ長手方向回転管継手手段11側端部で最も低くなり、冷却ローラ10の長手方向の全幅で温度勾配を持ち、温度差および冷却効率差も大きくなる。
Therefore, the cooling efficiency is highest at the end on the cooling roller longitudinal flange 10c side, lowest at the end on the cooling roller longitudinal rotating joint means 11, and has a temperature gradient over the entire width in the longitudinal direction of the cooling
図4に示す構成例1に係る冷却ローラ10には、図18、図19及び図20に示すような冷却液循環手段によって冷却された冷却液が第1の回転管継手手段11aの給水口19aから供給され、内管15a内の内側流路18a(往流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15aとの間隙である外側流路16a(第1の復流路)を通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aから排出される。このとき、外側流路16aを流れる冷却液によって流路壁17より左側の外管14が冷却される。
In the cooling
同様に、冷却ローラ10には、図18、図19及び図20に示すような冷却液循環手段によって冷却された冷却液が第2の回転管継手手段11bの給水口19bから供給され、内管15b内の内側流路18b(往流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15bの間隙である外側流路16b(第2の復流路)を通り、第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。このとき、外側流路16bを流れる冷却液によって流路壁17より右側の外管14が冷却される。
Similarly, the cooling liquid cooled by the cooling liquid circulating means as shown in FIGS. 18, 19 and 20 is supplied to the cooling
ここで、流路壁17で折り返されて内側流路18a、18bから外側流路16a、16bに冷却液が流れ込む位置では、冷却液の温度は低い状態であるが、冷却ローラ10の表面上を図1に示す熱定着手段7を通り加熱された用紙Pが密着し接触しながら通過するので、外側流路16aの第1の回転管継手手段11a側、及び、外側流路16bの第2の回転管継手手段11b側に行くほど冷却液の温度は上昇する。したがって、冷却ローラ10(外管14)の表面温度は図2の流路壁17側で最も低く、第1の回転管継手手段11a側及び第2の回転管継手手段11b側で最も高くなる。
Here, at the position where the cooling liquid flows back from the
よって、冷却効率は、図4の流路壁17付近で最も高く、第1の回転管継手手段11a側及び第2の回転管継手手段11b側で最も低くなり、冷却ローラ10の流路壁17を境にして対称の温度勾配を持つと共に、冷却ローラ10の幅方向の温度差を小さくすることができる。
Therefore, the cooling efficiency is the highest in the vicinity of the
また、流路壁17を境にして経路12a(第1の復流路)と経路12b(第2の復流路)に分割しているので、それぞれの外側流路16a及び外側流路16bで用紙Pの熱を受熱する量は約半分となるため、冷却液の温度上昇は低く抑えることができ、その結果、冷却効率は高くなり、また、冷却ローラ10の長手方向の冷却効率差は小さくなる。
Further, since the
更に、一般に用紙の印字率の高い画像中央部を効率良く冷却することができるので、排紙後に積載されたときに蓄熱し易い用紙中央部のブロッキング現象をより抑制することができる。 In addition, since the central portion of the image with a high sheet printing rate can be cooled efficiently, the blocking phenomenon at the central portion of the paper that is likely to store heat when stacked after paper discharge can be further suppressed.
次に図5は、図4に示した冷却ローラ10に対して、冷却液を内側流路18から外側流路16に流れ易くするように改良を加えた冷却ローラ10の概略断面図である。
Next, FIG. 5 is a schematic cross-sectional view of the cooling
図4に示した冷却ローラ10では、内側流路18を流れてきた冷却液は流路壁17に衝突し、外側流路16に流れ込みにくく、流路壁17近傍で対流が起こることがある。そこで、流路壁17に図5に示すような内側流路18から外側流路16の方向に冷却液の流れが導かれるような角度をもった流路補助壁23a、23bを設けている。また、同様の理由により図示していないが、流路壁17の形状を曲率をつけた形状にしてもよい。流路壁17に流路補助壁23a、23bを設けることにより、内側流路18から外側流路16への冷却液の流れがスムーズになり、冷却効率を上げることができる。
In the cooling
[構成例2]
次に、構成例2に係る冷却ローラ10を図6に示す。図6(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、経路12aと経路12bが通水口20を介して繋がっている構造の冷却ローラ10の概略断面図である。図6(b)は、図6(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X6から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration example 2]
Next, the cooling
図6において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18a(往流路)を通り、外管14と内管15との間隙である外側流路16a(復流路))や外側流路16b(復流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20を通って、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
In FIG. 6, the cooling liquid is supplied into the cooling
同様に、冷却液は、第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18b(往流路)を通り、外管14と内管15との間隙である外側流路16a(復流路)や外側流路16b(復流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20を通って、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the coolant is supplied into the cooling
このように冷却ローラ10は内部に通水口20を介して冷却液が流れる2つの経路12a、12bを有することにより冷却ローラ10の長手方向で冷却領域を分割し、第1の回転管継手手段11a及び第2の回転管継手手段11bを介して後述する冷却液循環手段と閉ループの流路を形成して冷却液を循環させる。内管15をこのような簡素化した形状にすることにより、低コスト化を図ることができる。
In this way, the cooling
冷却効果は、流路壁17と通水口20の折り返し及び合流から分岐の構造の違いで若干の冷却液の流れ方に差が生じる場合も考えられるが、ほぼ構成例1の冷却ローラ10と同様の効果が得られる。
Although the cooling effect may be caused by a difference in the flow of the cooling liquid due to the difference in the structure of branching from the folding and joining of the
[構成例3]
次に、構成例3に係る冷却ローラ10を図7に示す。図7(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、経路12aと経路12bは通水口20を介して繋がっており、内管15内の内側流路18および給水口19を第1の回転管継手手段11aと第2の回転管継手手段11bとのどちらか一方の回転管継手手段11側にのみ有する構造の冷却ローラ10の概略断面図である。図7(b)は、図7(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X7から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration example 3]
Next, the cooling
図7において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18a(復流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20を通って、外管14と内管15との間隙である外側流路16a(往流路)や外側流路16bを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
In FIG. 7, the cooling liquid is supplied into the cooling
このように冷却ローラ10は内部に通水口20を介して冷却液が流れる経路12aと経路12bを有し、外側流路16a及び外側流路16bにより冷却ローラ10の長手方向で冷却領域を分割し、第1の回転管継手手段11a及び第2の回転管継手手段11bを介して後述する冷却液循環手段と閉ループの流路を形成して冷却液を循環させる。
As described above, the cooling
また、給水口19を第1の回転管継手手段11aと第2の回転管継手手段11bとのどちらか一方に設けることで、冷却装置100の後述する送液チューブ55(図18などを参照)の取り回しが簡素化できる。
Further, by providing the
冷却効果は、流路壁17と通水口20の折り返し及び分岐の構造の違いで若干の冷却液の流れ方に差が生じる場合も考えられるが、ほぼ構成例1や構成例2の冷却ローラ10と同様の効果が得られる。
Although the cooling effect may be caused by a difference in the flow of the cooling liquid due to the difference between the folding and branching structures of the
また、図8に示すように、通水口20を通って内側流路18aから流れ込んできた冷却液を外側流路16aや外側流路16bへ導く流路補助壁24を内管15bの通水口20側端部に設けることで、内側流路18aを流れてきた冷却液を通水口20を通って外側流路16aや外側流路16bに流れ込み易くすることができる。
Further, as shown in FIG. 8, a flow passage
[構成例4]
次に、構成例4に係る冷却ローラ10を図9に示す。図9(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、2つの独立した経路12を設けたもので、冷却ローラ10の長手方向で折り返す位置が周方向で異なる構造の冷却ローラ10の概略断面図である。図9(b)は、図9(a)に示した冷却ローラ10を紙面真上から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration Example 4]
Next, the cooling
図9(a)において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15a内の内側流路18a(往流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bとを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15aとの間隙である外側流路16a(復流路)を通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aから排出される。
In FIG. 9 (a), the cooling liquid is supplied into the cooling
同様に、冷却液は、第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、内管15b内の内側流路18b(往流路)を通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bとを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15bとの間隙である外側流路16b(復流路)を通り、第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the cooling liquid is supplied into the cooling
ここで、流路壁17は外側流路16に通水されないことで周方向1周にわたり局所的に冷却できない箇所がないように冷却ローラ10の長手方向に対して斜めに配置されている。内管15aと内管15bとは周方向で折り返し位置が異なるように断面が斜めになっており、また、冷却ローラ10の長手方向で互い違いになるように配置されている。
Here, the
本構成例において、図9(a)に示す冷却ローラ10の周方向の位置C1では外側流路16a(第1の復流路)を流れる冷却液により冷却ローラ10が冷却され、冷却ローラ10が回転して冷却ローラ10の周方向の位置C2では外側流路16b(第2の復流路)を流れる冷却液により冷却ローラ10が冷却される。したがって、冷却液が流路壁17で折り返される近傍において、冷却ローラ10の周方向1周にわたり外側流路16a、16bを冷却液が循環しない箇所をなくすことができるため、局所的に冷却効率が低下する箇所をなくすことができる。
In this configuration example, at the circumferential position C1 of the cooling
図9(b)に示す例では、内管15a、15bの断面が斜めになっているが、内管15a、15bの断面が斜めの構造に限定されるものではなく、冷却ローラ10の周方向1周にわたり局所的に外側流路16に冷却液が流れない構造であれば良く、また、冷却液の流れに支障が無ければ良い。
In the example shown in FIG. 9B, the cross sections of the
このように冷却ローラ10は内部に往復循環する2つの独立した経路12a、12bを有することにより冷却ローラ10の長手方向で冷却領域を分割し、第1の回転管継手手段11a及び第2の回転管継手手段11bを介して後述する冷却液循環手段と閉ループの流路を形成して冷却液を循環させる。
As described above, the cooling
[構成例5]
次に、構成例5に係る冷却ローラ10を図10に示す。図10(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、2つの独立した経路12a、12bを設けた冷却ローラ10の概略断面図である。図10(b)は、図10(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X10から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration Example 5]
Next, the cooling
外管14は回転し、内管15aの一端側は回転しないように第1の回転管継手手段11aに固定支持され、他端側は流路壁17に軸受け(図示しない)を介して回転自在に支持される。また、内管15bの一端側は回転しないように第2の回転管継手手段11bに固定支持され、他端側は流路壁17に軸受け(図示しない)を介して回転自在に支持される。内管15aの流路壁17の近傍には内側流路18aから外側流路16aへ冷却液が流れるように通水口20aが設けられており、内管15bの流路壁17の近傍には内側流路18bから外側流路16bへ冷却液が流れるように通水口20bが設けられている。
The
このような構成にした冷却ローラ10は、外側流路16内の特に外管14の内側近傍で冷却液の流れ(軸方向と回転方向の流れ)に乱流を起こし、冷却効率を上げることができる。
The cooling
[参考構成例]
次に、参考構成例に係る冷却ローラ10を図11に示す。図11(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、2つの経路12a、12bは通水口20を介してつながっている構造の冷却ローラ10の概略断面図である。外管14は回転し、内管15の両端は回転管継手手段11に回転自在に支持される。図11(b)は、図11(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X11から見た場合の内管15の拡大図である。また、図12は、図11に示したY−Y’の位置で冷却ローラ1を切断した際の断面を冷却ローラ10の長手方向から見た場合の断面図である。
[ Reference configuration example]
Next, a cooling
本構成例においては、図12に示す通り、外管14と内管15とは連結支持手段21により局所的に固定されている。これにより、外管14と内管15とは連れ回りをする。連結支持手段21は、外管14と内管15とが連れ回りをしたときの負荷に耐えられる機械強度を有し、外側流路16を流れる冷却液の流れをできる限り妨げない構造にすることが望ましい。
In this configuration example, as shown in FIG. 12, the
このような構成にした冷却ローラ10は、外側流路16内の冷却液の流れ(軸方向と回転方向の流れ)をスムーズにし、冷却効率を上げることができる。
The cooling
[構成例6]
次に、構成例6に係る冷却ローラ10を図13に示す。図13(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、2つの経路12a、12bは通水口20を介してつながっている構造の冷却ローラ10の概略断面図である。図13(b)は、図13(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X13から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration Example 6 ]
Next, the cooling
内管15の通水口20が形成されている箇所と外管14との間には流路補助壁22が外管14の内壁に固定されており、内側流路18a、18bを流れてきた冷却液が通水口20を通り、外側流路16a、16bに流れ込み易くするようにしている。
A passage
内管15が回転しない場合や、外管14と内管15とが連れ回りする場合は、流路補助壁22を通水口20の内部まで設けることが可能であるが、外管14と内管15とが非同期で回転する場合は流路補助壁22を内管15に接触しないように外側流路16内に設ける必要がある。
When the
また、図14に示すように、内管15が内管15aと内管15bとの2つに分割されている場合にも経路12a、12b近傍の外管14の内壁に流路補助壁22を固定させて設けることで、内側流路18a、18bを流れてきた冷却液を経路12a、12bを通って外側流路16a、16bに流れ込み易くすることができる。
As shown in FIG. 14, when the
[構成例7]
次に、構成例7に係る冷却ローラ10を図15に示す。図15(a)は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、2つの経路12a、12bは通水口20を介してつながっている構造の冷却ローラ10の概略断面図である。図15(b)は、図15(a)に示した冷却ローラ10を図中矢印X15から見た場合の内管15の拡大図である。
[Configuration Example 7 ]
Next, a cooling
本構成例においては、内管15には外側流路16と内側流路18とを連通する少なくとも2個の通水口20a、20bが形成されており、冷却ローラ10の長手方向で冷却液の折り返す位置が周方向で異なるようになっている。これにより、周方向1周にわたり冷却ローラ10の長手方向の同一箇所で内側流路18から外側流路16に冷却液が全て流れてしまうのを抑制することができる。
In the present configuration example, the
図15の冷却ローラ10の周方向の位置C2において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18aを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20aを通って、外管14と内管15との間隙である外側流路16a及び外側流路16bを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
In the circumferential position C2 of the cooling
同様に、冷却液は、第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18bを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20aを通って、外管14と内管15との間隙である外側流路16a及び外側流路16bを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the coolant is supplied into the cooling
また、図15の冷却ローラ10の周方向の位置C1において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18aを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20bを通って、外管14と内管15との間隙である外側流路16a及び外側流路16bを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Further, at the position C1 in the circumferential direction of the cooling
同様に、冷却液は、第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、内管15内の内側流路18bを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある通水口20bを通って、外管14と内管15との間隙である外側流路16a及び外側流路16bを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aおよび第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the coolant is supplied into the cooling
このように内管15に設けられた複数個の通水口20の位置を冷却ローラ10の周方向で異なる位置に配置することにより、周方向で異なる位置の外側流路16を流れてきた冷却液が通水口20を通って内側流路18に流れ込むときに、異なる通水口20から内側流路18に流れ込んだ冷却液が互いにぶつかり合うことがないため、対流や乱流を低減することができ、外側流路16から内側流路18への冷却液の流れがスムーズになり、冷却効率を上げることができる。また、これらの対流や乱流を低減することにより局所的に冷却効率が低下することを抑制することができる。
In this way, by disposing the positions of the plurality of
[構成例8]
次に、構成例8に係る冷却ローラ10を図16に示す。図16は、冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けて、経路12aと経路12bは通水口20を介してつながっている構造の冷却ローラ10の概略断面図である。冷却ローラ10の長手方向と直交する方向に熱定着手段7を通って高温となった用紙Pが搬送される。
[Configuration Example 8 ]
Next, a cooling
図16において冷却液は、第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、内管15a内の内側流路18aを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bとを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15aとの間隙である外側流路16aを通り、第1の回転管継手手段11aの排水口13aから排出される。
In FIG. 16, the coolant is supplied into the cooling
同様に、冷却液は第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、内管15b内の内側流路18bを通り、冷却ローラ10の長手方向途中にある経路12aと経路12bとを分離する流路壁17で折り返されて、外管14と内管15bとの間隙である外側流路16bを通り、第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出される。
Similarly, the cooling liquid is supplied into the cooling
したがって、用紙P以外の外部からの受熱がない場合、冷却ローラ10の外側流路16を流れる冷却液の温度および冷却ローラ10の外管14の表面温度は、内側流路18a、18bで折り返されて外側流路16a、16bに流れ込んだ位置が最も低く、第1の回転管継手手段11a側や第2の回転管継手手段11b側で最も高くなる。
Therefore, when there is no heat received from outside the paper P, the temperature of the coolant flowing through the
そこで、本構成例においては、冷却ローラ10の長手方向に対して、用紙Pの中心位置が流路壁17の位置を通るように、用紙Pを搬送させる。これにより、用紙Pの幅方向に対して左右均等に温度勾配を持って冷却ローラ10の外管14が冷却されるとともに、経路12a、12bから同量の熱量を奪うことになるので、どちらか一方の経路12の冷却液の温度上昇が大きくなるといったことを防止することができる。
Therefore, in the present configuration example, the sheet P is transported so that the center position of the sheet P passes through the position of the
また、用紙Pの幅方向に対して左右均等に温度勾配を持って冷却ローラ10の外管14が冷却されるため、用紙Pの幅方向のカール、定着による画質および光沢ムラを低減することができる。
Further, since the
また、本構成例で冷却ローラ10に設けた流路壁17を有しない構造の冷却ローラ10を用いる場合には、冷却ローラ10の長手方向に対して、用紙Pの中心位置が通水口20の中心位置を通るように、用紙Pを搬送させればよい。
Further, when the cooling
ここで、用紙Pの幅が外側流路16aの長さより短い場合、経路12aのみに通水し、用紙Pは図17に示すように冷却ローラ10の経路12a上を搬送させる。このように一方の流路aへの通水のみで用紙Pの冷却を行うことで、エネルギーの低減および冷却装置100の長寿命化を図ることができる。
Here, when the width of the sheet P is shorter than the length of the
図17においては、外側流路16aと外側流路16bとの長さを同一としているが、外側流路16aと外側流路16bとの長さが異なる場合も考えられる。その場合、用紙Pの幅を検出して、用紙Pの幅が外側流路16aと外側流路16bとのどちらの長さよりも短いときには外側流路16a上と外側流路16b上とのどちら側を搬送させてもよく、用紙Pの幅が外側流路16aと16bのどちらか一方より長く、もう一方より短いときには、用紙Pの幅よりも長い方の経路12a上または経路12b上を搬送させればよい。
In FIG. 17, the lengths of the
次に、図18を用いて、1つの送液手段で冷却液1を送液する場合について説明する。
冷却装置100に用いられている図18に示す冷却循環装置50は、タンク51内の冷却液1をポンプ52で送り出し、放熱手段であるラジエータ54を通るときに、冷却ファン53から送風を受けて外部に熱を放熱して冷却液1の温度を下げる(冷却液1と外部との熱交換)。ラジエータ54で冷却された冷却液1は分岐点J1で流路が2つに分かれた送液チューブ55それぞれにより冷却ローラ10の軸方向両端それぞれに取り付けられた、第1の回転管継手手段11aの給水口19a、及び、第2の回転管継手手段11bの給水口19bから、冷却ローラ10内に供給され、冷却ローラ内の経路12aや経路12bを流れる。このとき、熱定着手段7を通って高温となった用紙Pの熱を冷却ローラ10が奪い、冷却ローラ10内の冷却液1の温度が上昇する(冷却液1と用紙Pとの熱交換)。冷却ローラ10内で温度が上昇した冷却液1は第1の回転管継手手段11aの排水口13aや第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出され、合流点J2で再び一つの流路をとなった送液チューブ55を通り、タンク51を経由して再びポンプ52で送り出される。これらの冷却液1の循環を通して、用紙Pの熱を冷却装置100の外部に放出することを繰り返す。
Next, the case where the cooling
The
図18に示す冷却循環装置50において、ラジエータ54を出てから冷却ローラ10までの流路および冷却ローラ10の経路12a側と経路12b側の流路に関する構造が同一である場合、1つのポンプ52で送液することにより、給水口19a及び給水口19bには同一の流量および圧力となる。したがって、冷却ローラ10は流路壁17の左右で対称の冷却効率とすることができる。
In the
次に、図19を用いて、2つの送液手段で冷却液1を送液する場合について説明する。
図19に示す冷却循環装置50において、冷却ローラ10の経路12aと経路12bの冷却液1の循環系は独立した流路R1と流路R2となっている。
Next, the case where the cooling
In the
流路R1側では、タンク51a内の冷却液1aをポンプ52aで送り出し、ラジエータ54aを通るときに、冷却ファン53aから送風を受けて外部に熱を放熱して冷却液1aの温度を下げる(冷却液1aと外部との熱交換)。ラジエータ54aで冷却された冷却液1aは送液チューブ55aにより冷却ローラ10の軸方向一端側に取り付けられた第1の回転管継手手段11aの給水口19aから冷却ローラ10内に供給され、冷却ローラ内の経路12aを流れる。このとき、熱定着手段7を通って高温となった用紙Pの熱を冷却ローラ10が奪い、冷却ローラ10内の冷却液1aの温度が上昇する(冷却液1aと用紙Pとの熱交換)。冷却ローラ10内で温度が上昇した冷却液1aは第1の回転管継手手段11aの排水口13aから排出され、タンク51aを経由して再びポンプ52aで送り出される。
On the flow path R1 side, the
また、流路R2側では、タンク51b内の冷却液1bをポンプ52aで送り出し、ラジエータ54bを通るときに、冷却ファン53bから送風を受けて外部に熱を放熱して冷却液1bの温度を下げる(冷却液1bと外部との熱交換)。ラジエータ54bで冷却された冷却液1bは送液チューブ55bにより冷却ローラ10の軸方向一端側に取り付けられた第2の回転管継手手段11bの給水口19bから冷却ローラ10内に供給され、冷却ローラ内の経路12bを流れる。このとき、熱定着手段7を通って高温となった用紙Pの熱を冷却ローラ10が奪い、冷却ローラ10内の冷却液1bの温度が上昇する(冷却液1bと用紙Pとの熱交換)。冷却ローラ10内で温度が上昇した冷却液1bは第2の回転管継手手段11bの排水口13bから排出され、タンク51bを経由して再びポンプ52bで送り出される。
On the flow path R2 side, the
したがって、冷却ローラ10内の経路12aと経路12bとが異なる場合や、冷却ローラ10の経路12aと経路12bとが外部から受ける受熱量が異なる場合や、ラジエータ54a、54bを出てから冷却ローラ10までの流路が異なる場合等において、ポンプ52a、52bの送液量、冷却ファン53a、53bの風量、冷却液1a、1bの流量を独立して制御することが可能となる。
Therefore, when the
次に、冷却液1の流量を調整する機構ついて説明する。
冷却循環装置50を画像形成装置等に実装する場合、レイアウト上やスペースの問題により、例えラジエータ54を出てから冷却ローラ10までの流路および冷却ローラ10の経路12a側と経路12b側の流路に関する構造が同一であっても、第1の回転管継手手段11aと第2の回転管継手手段11bとに繋ぐ送液チューブ55の長さ異なることが十分考えられる。このとき、圧力損失等の影響により冷却ローラ10内の2つの経路12aと経路12bで冷却効率に差が生じる。また、循環系の構成の違いに加え、部品精度のばらつきやロット間のばらつきも考えられる。そこで、冷却循環装置50の送液チューブ55などに流量調整弁56を繋いで、機械的機構により流量の調整を可能にする。
Next, a mechanism for adjusting the flow rate of the
When the
次に、冷却液1の温度を検知して冷却液1の流量を制御する場合について説明する。図20はタンク51a、51b内に冷却液1の温度を検知する温度検知手段57a、57bを設けた例である。
Next, the case where the temperature of the
温度検知手段57a、57bによって検知した冷却液1の温度はフィードバック制御され、冷却ローラ10の経路12aと経路12bとを流れる冷却液の温度が同一になるようにポンプ52a、52bの送液量または流量調整弁56a、56bを調整して、冷却液1の流量を調整する。
The temperature of the
ここで、冷却する対象物は冷却ローラ10上を搬送される用紙Pであるから、温度検知手段57a、57bにより冷却ローラ10内の外側流路16a、16bを流れる冷却液1の温度を検知してフィードバック制御する方法が最も精度が良いことになる。しかし、冷却ローラ10内の外側流路16a、16bは温度検知手段57a、57bを設けるためのスペース的な問題や、冷却ローラ10が回転駆動する問題などがあるため、実際に温度検知手段57a、57bを設ける場所としては、冷却液1が第1の回転管継手手段11aの給水口19aや第2の回転管継手手段11bの給水口19bに流れ込む直前の図20に示す温度検知手段57c、57dが配設された位置が望ましい。また、各温度検知手段57によって検知した冷却液1の温度をフィードバックして、冷却ファン53a、53bの風量を制御して冷却液1の温度を制御する構成も可能である。
Here, since the object to be cooled is the sheet P conveyed on the cooling
次に、冷却ローラ10の表面近傍の温度を検知して冷却液の流量を制御する場合について説明する。
図21は冷却ローラ10の外管14内部に冷却ローラ10の表面近傍の温度を検知する温度検知手段58を設けた例である。温度検知手段58によって検知した冷却ローラ10の表面近傍の温度はフィードバック制御され、冷却ローラ10の経路12aと経路12bとを流れる冷却液の温度が同一になるように例えば、図18に示したポンプ52の送液量または流量調整弁56a、56bを調整して、冷却液の流量を調整する。また、温度検知手段58によって検知した冷却ローラ10の冷却ローラ10の表面近傍の温度をフィードバックして、例えば、図18の冷却ファン53の風量を制御して冷却液の温度を制御する。
Next, the case where the temperature near the surface of the cooling
FIG. 21 shows an example in which temperature detecting means 58 for detecting the temperature in the vicinity of the surface of the cooling
図22は、本発明の冷却ローラ10を有する冷却装置100を搭載したタンデム型中間転写ベルト方式のカラー画像形成装置の構成概略図である。
FIG. 22 is a schematic configuration diagram of a color image forming apparatus of a tandem type intermediate transfer belt system equipped with a
複数のローラによって中間転写媒体としての中間転写ベルト61を展張し、中間転写ベルト61はこれらのローラにより回転するように構成すると共に、中間転写ベルト61のまわりに画像形成用のプロセス手段を配置している。
An
中間転写ベルト61の回転方向を図中矢印aとするとき、中間転写ベルト61の上方であってローラ62とローラ63との間には、中間転写ベルト61の回転方向の上流側から順に画像形成用のプロセス手段として、第1画像ステーション64Y、第2画像ステーション64C、第3画像ステーション64M、第5画像ステーション64Bkが配置されている。例えば第1画像ステーション64Yは、ドラム状の感光体71Yの周囲に帯電手段70Y、光書き込み手段72Y、現像装置73Y、クリーニング手段74Yが配置され、さらに中間転写ベルト61を挟んで感光体71の対向位置に中間転写ベルト61への転写手段としての1次転写ローラ75Yが設けられており、他の3つの画像ステーションも同一構成となっている。そしてそれら4つの画像ステーションが互いに所定のピッチ間隔となるように左右並列に配置されている。
When the rotation direction of the
本実施形態では光書き込み手段72をLEDを光源とする光学系としているが、半導体レーザーを光源とするレーザー光学系で構成することもでき、感光体71に対して画像情報に応じた露光を行う。 In the present embodiment, the optical writing means 72 is an optical system using an LED as a light source. However, the optical writing unit 72 can also be configured by a laser optical system using a semiconductor laser as a light source, and exposes the photoconductor 71 according to image information. .
中間転写ベルト61の下方には、シート状部材である用紙Pの用紙収納部76および給紙コロ77、レジストローラ対78、中間転写ベルト61を張架するローラ65に中間転写ベルト61を介して対向するように設けられた中間転写ベルト61から用紙Pへの転写手段としての2次転写ローラ66、中間転写ベルト61の裏面に接するローラ68の対向位置に中間転写ベルト61のおもて面に接するように設けられたクリーニング手段69、熱定着手段7、用紙Pを冷却する冷却ローラ10を有する冷却装置100、トナー定着後の用紙Pの排出部である排紙収容部8などが配置されている。そして、用紙収納部76から排紙収容部8へ至る用紙搬送路79が延びている。両面画像形成時に裏面の画像形成を行わせるため、冷却装置100を一度通過した用紙Pを反転させ、再度、レジストローラ対78へ搬送する両面画像形成用の用紙搬送路80も備えている。
Below the
なお、冷却装置100の冷却ローラ10は用紙Pの熱を受熱する受熱部であり、冷却ファン53を装着したラジエータ54、ポンプ52、タンク51と共に送液チューブ55で連通/連結され、冷却液1が封入されている。冷却液の循環経路は送液チューブ55の矢印で示すように、ラジエータ54で冷やされた冷却液1を、冷却ローラ10へ供給し、そして冷却ローラ10内を廻ってから排出し、その後にタンク51、ポンプ52へ送り、再び、ラジエータ54に戻す順序であり、ポンプ52の回転圧力により冷却液1を循環させ、ラジエータ54で放熱することで冷却液1、如いては冷却ローラ10を冷やす。ポンプ52のパワーやラジエータ54の大きさなどは、熱設計条件(冷却ローラ10が冷却すべき熱量と温度の条件)によって決定される流量、圧力、冷却効率などを元に選定される。
The cooling
画像の形成プロセスは、第1画像ステーション64Yに着目すれば、一般の静電記録方式に準じていて、暗中にて帯電手段70Yにより一様に帯電された感光体71Y上に光書き込み手段72Yにより露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置73Yによりトナー像として可視像化する。そのトナー像は1次転写ローラ75Yにより感光体71Y上から中間転写ベルト61に転写される。転写後の感光体71Yの表面はクリーニング手段74によりクリーニングされる。他の画像ステーション64も第1画像ステーション64Yと同構成であり、同様の画像形成プロセスが行われる。
The image forming process follows the general electrostatic recording system when paying attention to the
画像ステーション64Y,64C,64M,64Bkにおける各現像装置73は、それぞれ異なる4色のトナーによる可視像化機能を有しており、各画像ステーション64Y,64C,64M,64Bkでイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックを分担すれば、フルカラー画像を形成することができる。よって、中間転写ベルト61の同一画像形成領域が4つの画像ステーション64Y,64C,64M,64Bkを順次通過する間に、中間転写ベルト61を挟むようにして各感光体71とそれぞれ対向して設けられた1次転写ローラ75により与えられる転写バイアスによって、それぞれ1色ずつトナー像を中間転写ベルト61上に重ね転写されるようにすれば、上記同一画像形成領域が各画像ステーション64Y,64C,64M,64Bkを1回通過した時点で、この同一画像領域に、重ね転写によってフルカラートナー画像を得ることができる。
Each developing device 73 in each of the
そして、中間転写ベルト61上に形成されてフルカラートナー画像は、用紙Pに転写される。転写後の中間転写ベルト61はクリーニング手段69によりクリーニングされる。用紙Pへの転写は転写時においてローラ65上で中間転写ベルト61を介して2次転写ローラ66に転写バイアスを印加し、2次転写ローラ66と中間転写ベルト61とのニップ部に用紙Pを通過させることにより行なわれる。用紙Pへの転写後、用紙P上に担持されたフルカラートナー像を熱定着手段7で定着することにより、用紙P上にフルカラーの最終画像が形成され、排紙収容部8に積載される。
Then, the full-color toner image formed on the
本実施形態の画像形成装置においては、排紙収容部8に用紙Pが積載される前に、熱定着手段7の直後に配置した冷却装置100を用紙Pが通過する。通過する際、熱定着手段7で熱せられた用紙Pが受熱部である冷却ローラ10に接触しながら通過することになるので、冷却ローラ10の表面で用紙Pから熱を吸熱し、この熱を冷却ローラ10内部の冷却液1へ伝達する。熱が伝達され高温となった冷却液1は、この後、冷却ローラ10から排出され、冷却液1はタンク51、ポンプ52を経て、冷却ファン53を装着したラジエータ54に送られ、そこで熱が画像形成装置外に排熱される。ラジエータ54で熱が除去され室温近くにまで下げられた冷却液1は、その後、再び冷却ローラ10へと送られる。このような冷却液1による高い冷却性能の排熱サイクルによって、熱定着手段7で熱せられて高温となった用紙Pが効率良く冷やされる。従って、用紙Pが排紙収容部8に積載される時点では、用紙P上のトナーを確実に硬化状態とさせることができる。特に両面画像形成出力の際に大きな問題となっていたブロッキング現象を回避することができる。
In the image forming apparatus of the present embodiment, the paper P passes through the
本実施形態では、冷却ローラの長手方向両端それぞれに回転管継手手段11を取り付けているが、図23に示すように、冷却ローラの一端側にだけ回転管継手手段11を取り付けた構成であっても良い。この場合、外管14に内包される内管15の内部を部分的に二重管構造にする。これにより、回転管継手手段11の給水口19から供給された冷却液1が内管15内の内側流路18aを冷却ローラの回転管継手手段11が取り付けられた側である一端側から他端側に向かって流れ、内管15の略中央部に形成された連通口20を通り分岐壁25によって分岐され外側流路16aと外側流路16bとに流れ込む。外側流路16aに流れ込んだ冷却液1は、外側流路16aを前記一端側に向かって流れ回転管継手手段11の排水口13から排出される。一方、外側流路16bに流れ込んだ冷却液1は、外側流路16bを前記他端側に向かって流れ外管14の他端側の内側端面で折り返されて内管15内の内側流路18bに流れ込む。内側流路18に流れ込んだ冷却液1は前記一端側に向かって流れ内管5内の内側流路18cを通り回転管継手手段11の排出口13から排出される。
In this embodiment, the rotary joint means 11 is attached to each of the longitudinal ends of the cooling roller. However, as shown in FIG. 23, the rotary pipe joint means 11 is attached only to one end of the cooling roller. Also good. In this case, the inside of the
以上、本実施形態によれば、シート状部材である用紙Pに接することで用紙Pを冷却する冷却ローラ10と、冷却ローラ10に設けられた供給口から冷却ローラ10内に冷却媒体である冷却液1を供給し、冷却ローラ10に設けられた排出口から冷却ローラ10外に排出された冷却液1を回収する冷却媒体供給回収手段であるポンプ52と、を備えた冷却装置100において、冷却ローラ10は、外管14内に内管15を内包し、外管14と内管15との隙間を冷却液1が流れる外側流路16、及び、内管15内を冷却液1が流れる内側流路18を有する二重管構造であり、内管15の冷却ローラ長手方向途中に外側流路16と内側流路18とを連通する開口を設けており、ポンプ52によって供給された冷却液1が内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み少なくとも冷却ローラ10の一端側に向かって流れる第1の経路である経路12aと、ポンプ52によって供給された冷却液1が内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み少なくとも冷却ローラ10の他端側に向かって流れる第2の経路である経路12bとが形成されるように構成した。これにより、冷却ローラ10の長手方向で冷却液1が流れる経路を2つに分割して冷却ローラ10が冷却されるので、冷却ローラ10の長手方向で冷却液1を一方向で行う構成よりも、冷却ローラ10の温度上昇を低減することができる。また、冷却ローラ10の長手方向及び両端の温度差を低減することができる。また、冷却ローラ10の幅方向で均一な画質、光沢をえることができる。さらに、冷却ローラ10の長手方向で対称に温度制御しているので、用紙Pのカールを低減することができる。
また、冷却ローラ10の両端それぞれに、外管14を回転可能に支持し、内管15を固定支持する支持手段である回転管継手手段11を設けたことで、外側流路16内の外管14近傍で冷却液1の流れ(長手方向と回転方向の流れ)に乱流を起こさせるので、冷却効率を上げることができる。
また、本実施形態によれば、上記開口が内管15の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、冷却ローラ10の一端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第1の供給口と、冷却ローラ10内から冷却ローラ10外に冷却液1を排出する第1の排出口とを設け、冷却ローラ10の他端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第2の供給口と、冷却ローラ10内から冷却ローラ10外に冷却液1を排出する第2の排出口とを設けており、前記第1の供給口から供給された冷却液1は前記経路12aで内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却液1は前記経路12bで内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出される。これにより、冷却ローラ10の構成が簡素化されるので、冷却装置100の低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、上記開口が内管15の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、冷却ローラ10の一端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第1の供給口を設け、冷却ローラ10の他端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第2の供給口を設け、冷却ローラ10の一端側と他端側とのどちらか一方に、冷却ローラ10内から冷却ローラ10外に冷却液1を排出する排出口を設けており、前記第1の供給口から供給された冷却液1は前記経路12aで内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却液1は前記経路12bで内側流路18を流れ前記開口を通って外側流路16に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出される。これにより、前記経路12aと前記経路12bとを流れる冷却液1の前記排出口を1箇所に共通化しているので、冷却ローラ10の構成が簡素化されるので、冷却装置100の低コスト化を図ることができ、また、前記排出口とポンプ52などとを繋ぐ送液チューブ55の引き回しを簡単にすることができる。
また、本実施形態によれば、冷却ローラ10内を冷却ローラ長手方向途中で2つの領域に仕切る仕切り壁である流路壁17を有し、冷却ローラ10の一端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第1の供給口と、冷却ローラ10内から冷却ローラ10外に冷却液1を排出する第1の排出口とを設け、冷却ローラ10の他端側に、冷却ローラ10内に冷却液1を供給する第2の供給口と、冷却ローラ10内から冷却ローラ10外に冷却液1を排出する第2の排出口とを設けており、前記第1の供給口から供給された冷却液1は上記経路12aで内側流路18を流れ流路壁17で折り返されて流路壁17よりも前記一端側にある外側流路16に流れ込み前記第1の排出口から排出され、前記第2の供給口から供給された冷却液1は上記経路12bで内側流路18を流れ流路壁17で折り返されて流路壁17よりも前記他端側にある外側流路16に流れ込み前記第2の排出口から排出される。これにより、冷却ローラ10の構成が簡素化されるので、冷却装置100の低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、上記経路12aと上記経路12bとの冷却ローラ長手方向途中で流路壁17によって冷却液1の折り返される位置が、冷却ローラ10の周方向で段階的または連続的に異なる。これにより、冷却ローラ10の用紙Pが搬送される領域において、冷却ローラ10の長手方向で冷却ローラ10の1周にわたり外側流路16に通水されない箇所を無くすことができるので、局所的に冷却できない箇所を無くすことができる。
また、本実施形態によれば、前記開口の近傍に内側流路18から前記開口を通して外側流路16に冷却液1を導くガイド壁である流路補助壁22、23、24を設けたことで、2つの異なる内側流路18を流れてきた冷却液1を直接合流させることなく、内側流路18から外側流路16の方向にスムーズに流れを導くことができるので、冷却効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上記開口を内管15の長手方向で異なる位置に複数形成したことで、冷却ローラ10の長手方向の前記開口がある箇所で冷却ローラ10の1周にわたり、外側流路16で2つの異なる外側流路16を流れてきた冷却液1がぶつかり合う位置をずらしているので、局所的に冷却効率が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、用紙Pの冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅の略中央が、上記経路12aで外側流路16から内側流路18に冷却液1が流れ込む位置、及び、上記経路12bで外側流路16から内側流路18に冷却液1が流れ込む位置、の近傍を通ることで、2つの異なる外側流路16を通る用紙Pの面積が同じになるように中央通紙されるので、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、用紙Pの冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅が、上記経路12aの外側流路16と上記経路12bの外側流路16とのどちらかの冷却ローラ長手方向の幅よりも狭い場合には、用紙Pの前記幅よりも冷却ローラ長手方向の幅が広い上記経路12a上または上記経路12b上で用紙Pが搬送され、用紙Pが搬送される側の経路にのみ冷却液1を流す。これにより、前記経路12aと前記経路12bとのどちらか一方への通水のみで用紙Pの冷却を行うので、エネルギーの低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、上記経路12a及び上記経路12bに流す冷却液1の送液を1つの送液手段で行う。これにより、1つの送液手段で前記経路12aと前記経路12bとに冷却液1を流しているので、冷却装置100の小型化や低コスト化を図ることができる。また、前記経路12aと前記経路12bとを同一構成にすることで、冷却ローラ長手方向の左右で冷却ローラ10の温度及び温度勾配を同一にすることができる。
また、本実施形態によれば、上記経路12aに流す冷却液1と上記経路12bに流す冷却液1とを別個の送液手段で行うことで、前記経路12aの流量と前記経路12bに流す流量とをそれぞれ独立して制御することができる。また、送液手段として送液性能の低い小型、低コストのものを用いることができる。
また、本実施形態によれば、上記経路12aと上記経路12bとに流す冷却液1の流量を調整する流量調整手段である流量調整弁56を有しており、流量調整弁56によって前記経路12aに流す冷却液1の流量と前記経路12bに流す冷却液1の流量とを同一にする。これにより、冷却ローラ長手方向において前記経路12aと前記経路12bとの協会部を中心にして対称の温度勾配に制御することができる。また、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、上記前記経路12aと上記経路12bとに流す冷却液1の流量を調整する流量調整手段である流量調整弁56と、上記経路12a及び上記経路12bを流れる冷却液1の温度を検知する温度検知手段57とを有し、温度検知手段57によって検知した冷却液1の温度に基づいて、前記経路12a上及び前期経路12b上の冷却効率が同一になるように、流量調整弁56によって前記経路12aに流す冷却液1の流量と前記経路12bに流す冷却液1の流量とを調整する。これにより、冷却ローラ長手方向の左右で冷却ローラ10の温度および温度勾配が同一になるように制御しているので、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、冷却液1の熱を外部に放熱する放熱手段であるラジエータ54と、ラジエータ54に送風する冷却ファン53と、冷却ファン53の風量を制御する風量制御手段と、上記経路12a及び上記経路12bを流れる冷却液1の温度を検知する温度検知手段57とを有し、温度検知手段57によって検知した冷却液1の温度に基づいて、前記経路12a及び前記経路12bを流れる冷却液1の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって冷却ファン53の風量を制御する。これにより、冷却ローラ長手方向の左右で冷却ローラ10の温度および温度勾配が同一になるように制御しているので、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、上記前記経路12aと上記経路12bとに流す冷却液1の流量を調整する流量調整手段である流量調整弁56と、上記経路12a上及び上記経路12b上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段58とを有し、温度検知手段58によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記経路12a上及び前記経路12b上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、流量調整弁56によって前記経路12aに流す冷却液1の流量と前記経路12bに流す冷却液1の流量とを調整する。これにより、冷却ローラ長手方向の左右で冷却ローラ10の温度および温度勾配が同一になるように制御しているので、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、冷却液1の熱を外部に放熱する放熱手段であるラジエータ54と、ラジエータ54に送風する冷却ファン53と、冷却ファン53の風量を制御する風量制御手段と、上記経路12a上及び上記経路12b上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段58とを有し、温度検知手段58によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記経路12a上及び前記経路12b上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって冷却ファン53の風量を制御する。これにより、冷却ローラ長手方向の左右で冷却ローラ10の温度および温度勾配が同一になるように制御しているので、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
また、本実施形態によれば、用紙P上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、用紙P上に形成されたトナー像を少なくとも熱によって用紙Pに定着させる熱定着手段7と、熱定着手段7によってトナー像が定着された用紙Pを冷却する冷却手段とを備えた画像形成装置において、前記冷却手段として、本発明の冷却装置100を用いることで、用紙Pの幅方向のカールや、定着による画質及び光沢ムラを低減することができる。
As described above, according to the present embodiment, the cooling
Further, the
Further, according to the present embodiment, the opening is formed at a substantially central portion of the
Further, according to the present embodiment, the opening is formed at a substantially central portion of the
Further, according to the present embodiment, the cooling
Further, according to the present embodiment, the position at which the
Also, according to this embodiment, by providing the flow path
Further, according to the present embodiment, a plurality of the openings are formed at different positions in the longitudinal direction of the
Further, according to the present embodiment, the approximate center of the width of the sheet P in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the cooling roller is the position where the
Further, according to the present embodiment, the width of the sheet P in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the cooling roller is the longitudinal direction of the cooling roller of either the
Moreover, according to this embodiment, the liquid supply of the
Further, according to the present embodiment, the flow rate of the
Further, according to the present embodiment, the flow rate adjusting valve 56 that is a flow rate adjusting means for adjusting the flow rate of the
Further, according to the present embodiment, the flow rate adjusting valve 56 which is a flow rate adjusting means for adjusting the flow rate of the
Further, according to the present embodiment, the
Further, according to the present embodiment, the flow rate adjusting valve 56 which is a flow rate adjusting means for adjusting the flow rate of the
Further, according to the present embodiment, the
Further, according to the present embodiment, the toner image forming unit that forms a toner image on the paper P, the thermal fixing unit 7 that fixes the toner image formed on the paper P to the paper P by at least heat, and the thermal fixing. In the image forming apparatus including the cooling unit that cools the paper P on which the toner image is fixed by the unit 7, the
1 冷却液
2 ローラ
3 ローラ
4 搬送ベルト
5 上ガイド
6 ブラケット
7 熱定着手段
8 排紙収容部
10 冷却ローラ
10b 断面孔
10c フランジ
10d フランジ
10e リング
10f ネジ
10h 平行ネジ部
10i 嵌合部
10k 開口孔
10m 断面孔
11 回転管継手手段
11c 嵌合部
11e ケーシング
11f フランジ
11g リング
11h ネジ
11i リング
11j ロータ
11k 平行ネジ部
12 流路
13 排水口
14 外管
15 内管
16 外側流路
17 流路壁
18 内側流路
19 給水口
20 通水口
21 連結支持手段
22 流路補助壁
23 流路補助壁
24 流路補助壁
25 分岐壁
35e ケーシング
50 冷却循環装置
51 タンク
52 ポンプ
53 冷却ファン
54 ラジエータ
55 送液チューブ
56 流量調整弁
57 温度検知手段
58 温度検知手段
61 中間転写ベルト
62 ローラ
63 ローラ
64 画像ステーション
65 ローラ
66 2次転写ローラ
68 ローラ
69 クリーニング手段
70 帯電手段
71 感光体
72 書き込み手段
73 現像装置
74 クリーニング手段
75 1次転写ローラ
76 用紙収納部
77 給紙コロ
78 レジストローラ対
79 用紙搬送路
80 用紙搬送路
100 冷却装置
DESCRIPTION OF
Claims (17)
該冷却ローラに設けられた供給口から冷却ローラ内に冷却媒体を供給し、該冷却ローラに設けられた排出口から冷却ローラ外に排出された冷却媒体を回収する冷却媒体供給回収手段と、を備えた冷却装置において、
前記冷却ローラは、外管内に内管を内包し、該外管と該内管との隙間を冷却媒体が流れる外側流路、及び、該内管内を冷却媒体が流れる内側流路を有する二重管構造であり、前記内管の冷却ローラ長手方向途中に前記外側流路と前記内側流路とを連通する開口を設けており、
前記冷却媒体供給回収手段によって供給された冷却媒体が前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み少なくとも前記冷却ローラの一端側に向かって流れる第1の経路と、前記冷却媒体供給回収手段によって供給された冷却媒体が前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み少なくとも前記冷却ローラの他端側に向かって流れる第2の経路とが形成されるように構成し、
前記冷却ローラの両端それぞれに、前記外管を回転可能に支持し、前記内管を固定支持する支持手段を設けたことを特徴とする冷却装置。 A cooling roller that cools the sheet-like member by contacting the sheet-like member;
Cooling medium supply and recovery means for supplying a cooling medium into the cooling roller from a supply port provided in the cooling roller, and recovering the cooling medium discharged outside the cooling roller from a discharge port provided in the cooling roller; In the provided cooling device,
The cooling roller includes an inner tube in an outer tube, a double channel having an outer channel through which a cooling medium flows through a gap between the outer tube and the inner tube, and an inner channel through which the cooling medium flows in the inner tube. It is a pipe structure, provided with an opening that communicates the outer flow path and the inner flow path in the longitudinal direction of the cooling roller of the inner pipe,
A first path through which the cooling medium supplied by the cooling medium supply / recovery means flows through the inner flow path, flows into the outer flow path through the opening, and flows toward at least one end of the cooling roller; and the cooling medium A cooling medium supplied by the supply and recovery means flows through the inner flow path, flows into the outer flow path through the opening, and forms at least a second path that flows toward the other end side of the cooling roller. configured,
The cooling device according to claim 1, further comprising: a supporting unit that rotatably supports the outer tube and fixedly supports the inner tube at both ends of the cooling roller .
上記開口が上記内管の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、
上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第1の排出口とを設け、
前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第2の排出口とを設けており、
前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出され、
前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側と前記他端側との少なくとも一方に向かって流れ前記第1の排出口と前記第2の排出口との少なくとも一方から排出されることを特徴とする冷却装置。 The cooling device of claim 1.
The opening is formed in a substantially central portion of the inner pipe in the longitudinal direction of the cooling roller,
A first supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller and a first discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller are provided on one end side of the cooling roller,
A second supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller and a second discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller are provided on the other end side of the cooling roller. And
The cooling medium supplied from the first supply port flows in the first path through the inner flow path and through the opening into the outer flow path, toward at least one of the one end side and the other end side. Discharged from at least one of the first outlet and the second outlet,
The cooling medium supplied from the second supply port flows through the inner channel through the second path, and flows into the outer channel through the opening, toward at least one of the one end side and the other end side. A cooling device, wherein the cooling device is discharged from at least one of the first discharge port and the second discharge port.
上記開口が上記内管の冷却ローラ長手方向の略中央部に形成されており、
上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口を設け、
前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口を設け、
上記冷却ローラの一端側と他端側とのどちらか一方に、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に上記冷却媒体を排出する排出口を設けており、
前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出され、
前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記開口を通って前記外側流路に流れ込み前記一端側または前記他端側に向かって流れ前記排出口から排出されることを特徴とする冷却装置。 The cooling device of claim 1.
The opening is formed in a substantially central portion of the inner pipe in the longitudinal direction of the cooling roller,
A first supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller is provided on one end side of the cooling roller,
A second supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller is provided on the other end side of the cooling roller,
A discharge port for discharging the cooling medium from the inside of the cooling roller to the outside of the cooling roller is provided on one of the one end side and the other end side of the cooling roller,
The cooling medium supplied from the first supply port flows in the first path through the inner flow path, through the opening, into the outer flow path, and flows toward the one end side or the other end side. Discharged from the exit,
The cooling medium supplied from the second supply port flows through the inner flow path through the second path, flows into the outer flow path through the opening, and flows toward the one end side or the other end side. A cooling device that is discharged from an outlet.
上記冷却ローラ内を冷却ローラ長手方向途中で2つの領域に仕切る仕切り壁を有し、
上記冷却ローラの一端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第1の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第1の排出口とを設け、
前記冷却ローラの他端側に、該冷却ローラ内に上記冷却媒体を供給する第2の供給口と、前記冷却ローラ内から冷却ローラ外に前記冷却媒体を排出する第2の排出口とを設けており、
前記第1の供給口から供給された冷却媒体は上記第1の経路で前記内側流路を流れ前記仕切り壁で折り返されて前記仕切り壁よりも前記一端側にある前記外側流路に流れ込み前記第1の排出口から排出され、
前記第2の供給口から供給された冷却媒体は上記第2の経路で前記内側流路を流れ前記仕切り壁で折り返されて前記仕切り壁よりも前記他端側にある前記外側流路に流れ込み前記第2の排出口から排出されることを特徴とする冷却装置。 The cooling device of claim 1.
A partition wall that divides the inside of the cooling roller into two regions in the longitudinal direction of the cooling roller;
A first supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller and a first discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller are provided on one end side of the cooling roller,
A second supply port for supplying the cooling medium into the cooling roller and a second discharge port for discharging the cooling medium from the cooling roller to the outside of the cooling roller are provided on the other end side of the cooling roller. And
The cooling medium supplied from the first supply port flows in the first flow path through the inner flow path, is folded back by the partition wall, and flows into the outer flow path on the one end side of the partition wall. Discharged from 1 outlet,
The cooling medium supplied from the second supply port flows through the inner channel in the second path, is folded back by the partition wall, and flows into the outer channel on the other end side with respect to the partition wall. A cooling device that is discharged from the second discharge port.
上記第1の経路と上記第2の経路との冷却ローラ長手方向途中で上記仕切り壁によって折り返される位置が、前記冷却ローラの周方向で段階的または連続的にことなることを特徴とする冷却装置。 The cooling device according to claim 4.
The cooling device characterized in that the position of the first path and the second path folded back by the partition wall in the middle of the cooling roller in the longitudinal direction is stepwise or continuously in the circumferential direction of the cooling roller. .
前記開口の近傍に前記内側流路から前記開口を通して前記外側流路に冷却媒体を導くガイド壁を設けたことを特徴とする冷却装置。 The cooling device according to claim 2 or 3,
A cooling device comprising a guide wall for guiding a cooling medium from the inner flow path to the outer flow path through the opening in the vicinity of the opening.
上記開口を上記内管の長手方向で異なる位置に複数形成したことを特徴とする冷却装置。 The cooling device according to claim 2 or 3,
A cooling device, wherein a plurality of the openings are formed at different positions in the longitudinal direction of the inner tube.
シート状部材の冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅の略中央が、上記第1の経路で前記内側流路から前記外側流路に冷却媒体が流れ込む位置、及び、上記第2の経路で前記内側流路から前記外側流路に冷却媒体が流れ込む位置、の近傍を通ることを特徴とする冷却装置。 Claim 1, 2, 3, 4, in the 7 cooling device was 6 or,
The substantially center of the width of the sheet-like member in the direction orthogonal to the longitudinal direction of the cooling roller is the position where the cooling medium flows from the inner flow path to the outer flow path in the first path, and the second path A cooling device characterized by passing through the vicinity of a position where a cooling medium flows from an inner flow path to the outer flow path.
シート状部材の冷却ローラ長手方向に直交する方向の幅が、上記第1の経路の前記外側流路と上記第2の経路の前記外側流路とのどちらかの冷却ローラ長手方向の幅よりも狭い場合には、シート状部材の前記幅よりも前記冷却ローラ長手方向の幅が広い上記第1の経路上または上記第2の経路上でシート状部材が搬送され、シート状部材が搬送される側の流路にのみ冷却媒体を流すことを特徴とする冷却装置。 Claim 1, 2, 3, 4, in the 7 cooling device was 6 or,
The width of the sheet-like member in the direction perpendicular to the longitudinal direction of the cooling roller is larger than the width of the longitudinal direction of the cooling roller in either the outer channel of the first path or the outer channel of the second path. When the width is narrow, the sheet-like member is conveyed on the first path or the second path, which is wider in the longitudinal direction of the cooling roller than the width of the sheet-like member, and the sheet-like member is conveyed. A cooling device, wherein a cooling medium is allowed to flow only in a flow path on the side.
上記第1の経路及び上記第2の経路に流す冷却媒体の送液を1つの送液手段で行うことを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
A cooling device characterized in that the liquid feeding of the cooling medium flowing through the first path and the second path is performed by one liquid feeding means.
上記第1の経路に流す冷却媒体と上記第2の経路に流す冷却媒体とを別個の送液手段で行うことを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
A cooling device, wherein the cooling medium flowing in the first path and the cooling medium flowing in the second path are performed by separate liquid feeding means.
上記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段を有しており、
前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを同一にすることを特徴とする冷却装置。 In the cooling device according to claim 1,2,3,4,5,6, 7 or 8,
A flow rate adjusting means for adjusting a flow rate of the cooling medium flowing through the first path and the second path;
The cooling apparatus characterized in that the flow rate of the cooling medium flowing through the first path and the flow rate of the cooling medium flowing through the second path are made the same by the flow rate adjusting means.
上記前記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段と、
上記第1の経路及び上記第2の経路を流れる冷却媒体の温度を検知する温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段によって前記検知した冷却媒体の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前期第2の経路上の冷却効率が同一になるように、前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを調整することを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
Flow rate adjusting means for adjusting the flow rate of the cooling medium flowing through the first path and the second path;
Temperature detecting means for detecting the temperature of the cooling medium flowing through the first path and the second path,
Based on the temperature of the cooling medium detected by the temperature detecting means, the flow rate adjusting means sets the first path so that the cooling efficiency on the first path and the previous second path become the same. A cooling device characterized by adjusting a flow rate of a cooling medium to flow and a flow rate of a cooling medium to flow in the second path.
冷却媒体の熱を外部に放熱する放熱手段と、
該放熱手段に送風する冷却ファンと、
該冷却ファンの風量を制御する風量制御手段と、
上記第1の経路及び上記第2の経路を流れる冷却媒体の温度を検知する温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段によって検知した冷却媒体の温度に基づいて、前記第1の経路及び前記第2の経路を流れる冷却媒体の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって前記冷却ファンの風量を制御することを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
A heat dissipating means for dissipating the heat of the cooling medium to the outside;
A cooling fan for blowing air to the heat dissipating means;
An air volume control means for controlling the air volume of the cooling fan;
Temperature detecting means for detecting the temperature of the cooling medium flowing through the first path and the second path,
Based on the temperature of the cooling medium detected by the temperature detecting means, the air volume control means controls the air volume of the cooling fan so that the temperature of the cooling medium flowing through the first path and the second path becomes the same. A cooling device characterized by controlling.
上記前記第1の経路と上記第2の経路とに流す冷却媒体の流量を調整する流量調整手段と、
上記第1の経路上及び上記第2の経路上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前記第2の経路上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、前記流量調整手段によって前記第1の経路に流す冷却媒体の流量と前記第2の経路に流す冷却媒体の流量とを調整することを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
Flow rate adjusting means for adjusting the flow rate of the cooling medium flowing through the first path and the second path;
Temperature detecting means for detecting the temperature in the vicinity of the surface of the cooling roller on the first path and the second path,
Based on the temperature in the vicinity of the surface of the cooling roller detected by the temperature detecting means, the flow rate adjusting means adjusts the temperature in the vicinity of the surface of the cooling roller on the first path and the second path by the flow rate adjusting means. A cooling device characterized by adjusting a flow rate of a cooling medium flowing through the first path and a flow rate of the cooling medium flowing through the second path.
冷却媒体の熱を外部に放熱する放熱手段と、
該放熱手段に送風する冷却ファンと、
該冷却ファンの風量を制御する風量制御手段と、
上記第1の経路上及び上記第2の経路上における冷却ローラ表面近傍の温度を検知する温度検知手段とを有し、
前記温度検知手段によって検知した冷却ローラ表面近傍の温度に基づいて、前記第1の経路上及び前記第2の経路上の冷却ローラ表面近傍の温度が同一になるように、前記風量制御手段によって前記冷却ファンの風量を制御することを特徴とする冷却装置。 In the claims 1,2,3,4,5,6,7, the cooling device 9 was 8 or,
A heat dissipating means for dissipating the heat of the cooling medium to the outside;
A cooling fan for blowing air to the heat dissipating means;
An air volume control means for controlling the air volume of the cooling fan;
Temperature detecting means for detecting the temperature in the vicinity of the surface of the cooling roller on the first path and the second path,
Based on the temperature in the vicinity of the cooling roller surface detected by the temperature detection means, the air volume control means controls the air volume control means so that the temperatures in the vicinity of the cooling roller surface on the first path and the second path become the same. A cooling device that controls the air volume of a cooling fan.
該シート状部材上に形成されたトナー像を少なくとも熱によってシート状部材に定着させる熱定着手段と、
該熱定着手段によってトナー像が定着されたシート状部材を冷却する冷却手段とを備えた画像形成装置において、
前記冷却手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の冷却装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 Toner image forming means for forming a toner image on a sheet-like member;
Thermal fixing means for fixing the toner image formed on the sheet-like member to the sheet-like member at least by heat;
An image forming apparatus comprising: a cooling unit that cools the sheet-like member on which the toner image is fixed by the heat fixing unit;
As the cooling means, according to claim 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,1 5 or is a characterized by the use of 16 of the cooling device Image forming apparatus.
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