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JP5219268B2 - 撮像装置およびフラッシュの制御方法 - Google Patents

撮像装置およびフラッシュの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、フラッシュ撮影機能を備えた撮像装置と、フラッシュの制御方法に関する。詳しくは、電荷の蓄積開始および終了のタイミングを画素単位で制御することが可能な撮像素子により画像を取得し、その画像を使ってフラッシュの発光量を最適化する撮像装置と、その発光量の最適化の方法に関する。
近年、デジタルカメラなどに搭載される撮像素子の主流は、CCDイメージセンサからCMOSイメージセンサへと移行しつつある。CMOSイメージセンサは、CMOS LSIと同様のプロセスで製造できるため、イメージセンサ以外の回路を同じチップに組み込むことが容易であり、いわゆるシステム・オン・チップに適している。また、信号転送時のノイズ(スミア)の影響を受けにくい、電源の数が少なくてよいなど、CCDイメージセンサにはない利点がある。
一方、CMOSイメージセンサは、その構造上、CCDイメージセンサのように、すべての画素から同時に信号を出力することができないため、信号の読み出しはラインごとあるいは画素ごとに行われる。この際、信号を出力した画素はその時点から次の電荷の蓄積を開始するので、各画素における電荷の蓄積開始タイミングおよび蓄積終了タイミングは、信号を出力するタイミングに応じて、それぞれ異なることとなる。
一方、デジタルカメラのフラッシュの制御方法として、本撮影前にフラッシュを予備的に発光させ(以下、プレ発光)、プレ発光時に取得された画像を利用して、本撮影時に行うフラッシュ発光(以下、本発光)の発光量を最適化する方法が知られている。この方法は、撮像素子がCCDのときは有効であるものの、画素ごとに電荷の蓄積開始/終了タイミングが異なるCMOSイメージセンサの場合には不都合が生じる。このため、CMOSイメージセンサを備えるデジタルカメラでは、CMOSイメージセンサとは別に調光用センサを設け、調光用センサが取得した情報に基づいてフラッシュを制御することが一般的である。
CMOSイメージセンサで取得された画像を使用してフラッシュ制御を行う方法としては、特許文献1に示される方法がある。同文献には、上記不都合を解消する方法として、特定のブロック内の画素に電荷が蓄積される期間にプレ発光が行われるように、工場出荷時にプレ発光のタイミングを調節しておき、そのブロックから読み出した信号を用いて本発光を制御する方法が提案されている。
特許第3639734号公報
特許文献1に示される方法は、同文献の第0028〜0030段落で説明されているように、プレ発光のタイミングにあわせて特定のブロックから信号を読み出すものである。この方法では、プレ発光の有無に応じて異なる読出制御を行わなければならないが、制御方法の頻繁な切り替えは、動作エラーなどの弊害を生じさせる可能性があり、好ましくない。また、プレ発光や発光量の最適化は、シャッターレリーズボタンの押下後に行われるため、高速処理が要求される。処理時間の観点からも、制御方法の頻繁な切り替えを伴う複雑な処理は、好ましくない。
本発明は、CMOSイメージセンサを備える撮像装置のフラッシュの制御方法として、シャッタースピードが早いとき(すなわち露光時間が短いとき)でも、複雑な読出制御を行うことなく、フラッシュの発光量を最適化することができる方法を提案することを課題とする。
本発明の撮像装置は、マトリックス状に配置され且つランダムアクセスが可能な複数の光電変換素子により構成されるイメージセンサと、光電変換素子の電荷の蓄積開始および蓄積終了のタイミングを、ラインごとまたは画素ごとに制御する制御手段を備える。また、その光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段により形成された画像の一部の領域を、主要領域に決定する主要領域決定手段を備える。さらには、設定された予備発光期間および本発光期間に、フラッシュライトを駆動するフラッシュライト駆動手段と、予備発光期間を設定する期間設定手段を備える。この期間設定手段は、主要領域決定手段により決定された主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、予備発光期間の開始時以前に電荷の蓄積を開始し且つ予備発光期間の終了時以降に電荷の蓄積を終了するように、予備発光期間を設定する。
本発明の方法は、上記撮像装置が備えるフラッシュの制御方法の発明であり、次の手順にしたがってフラッシュを動作させる。はじめに、光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成し、形成された画像に基づいて画像の主要領域を決定する。続いて、主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、フラッシュの予備発光期間の開始時以前に電荷の蓄積を開始し且つ予備発光期間の終了時以降に電荷の蓄積を終了するように、予備発光期間を設定する。そして、設定された予備発光期間にフラッシュライトを駆動する。
CMOSイメージセンサのような撮像素子では、電荷の蓄積開始から蓄積終了までの期間が短いとき、すなわちシャッタースピードが速いときに、プレ発光時の被写体からの反射光を受光できない、もしくは一部しか受光できないラインまたは光電変換素子が存在することとなる。これに対し、本発明の撮像装置および方法では、主要領域に対応する光電変換素子は必ずプレ発光時の反射光を受光できるので、シャッタースピードが速いときでも、本発光時の発光量の演算に使用するのに適した画像(プレ画像)を取得することができ、本発光の発光量を適正な値に設定することができる。
一実施形態において、主要領域決定手段は、画像形成手段により形成された画像から所定パターンを検出し、その所定パターンが配置されている領域を主要領域に決定する。所定パターンは、顔画像、もしくは被写体の動き検出に使用される基準パターンであることが好ましい。
他の実施形態において、主要領域決定手段は、画像形成手段により形成された画像を複数のブロックに分割してブロックごとに被写体までの距離を算出し、被写体までの距離が所定の閾値以下となる1または複数のブロックにより構成される領域を、主要領域に決定する。
さらに他の実施形態において、主要領域決定手段は、画像形成手段により形成された画像を複数のブロックに分割してブロックごとに被写体の明るさを算出し、被写体の明るさが所定の閾値以下となる1または複数のブロックにより構成される領域を、主要領域に決定する。
さらに他の実施形態において、主要領域決定手段は、画像形成手段により形成された画像に対するユーザの領域設定操作を受け付け、その領域設定操作により設定された領域を、主要領域に決定する。
上記撮像装置は、画像形成手段により形成された画像と、主要領域決定手段により決定された主要領域を示す目印とを所定画面に出力する表示制御手段をさらに備えることが好ましい。これにより、ユーザは、主要領域をモニタで確認することができる。
また、期間設定手段は、主要領域に基づいて設定した予備発光期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときに、基準期間を前記閾値に相当する時間分ずらした期間が予備発光期間となるように、予備発光期間を再設定することが好ましい。あるいは、そのような場合に、基準期間が予備発光期間となるように、予備発光期間を再設定してもよい。これにより、設定された予備発光期間が標準的な予備発光期間から大きく外れることにより生じる不都合を解消することができる。
また、主要領域決定手段は、撮像装置の動作モードに基づいて、選択的に動作する手段とすることが好ましい。すなわち、主要領域の決定を行うか否か、またどの方法により決定するかを、動作モードに応じて切り替えることが好ましい。
また、上記撮像装置は、本発光が行われたときに画像形成手段により形成された画像を所定の記録媒体に記録する手段であって、予備発光期間を特定する情報を前記画像の付加情報として記録する画像記録手段をさらに備えることが好ましい。これにより、ユーザは、記録媒体から画像とともにこれらの情報を読み出して確認することができる。また、画像ファイルをパソコンに転送してパソコン上で画像処理を施すときに、これらの情報を画像処理に利用することができる。
以下、本発明の撮像装置および制御方法の実施形態として、フラッシュ撮影機能を備えた一眼レフのデジタルカメラと、そのデジタルカメラのフラッシュの制御方法を示す。
[実施形態1]
図1は、デジタルカメラ1の外観を示す斜視図である。この図に示すように、デジタルカメラ1の前面には、撮像レンズ2が備えられ、デジタルカメラ1の上面には、シャッターレリーズボタン3、フラッシュライト4、付属品の取付口であるホットシュー5、各種設定操作を行うためのモードダイヤル61、コマンドダイヤル62、フラッシュボタン63などの設定操作ボタン6が備えられている。
シャッターレリーズボタン3は、2段階の押下により2種類の動作を指示できる構造を有する。例えば、自動露出調整機能(AE:Auto Exposure)、自動焦点調節機能(AF:Auto Focus)を利用した撮影では、デジタルカメラ1は、シャッターレリーズボタン3が軽く押下(半押しともいう)されたときに、自動的に、最適な露出、焦点を設定する。その状態で、シャッターレリーズボタン3が強く押下(全押しともいう)されると、デジタルカメラ1は設定された条件で露光を開始し、露光により得られた1フレーム分の画像データをメモリカードに記録する。
フラッシュライト4はフラッシュ収納部7に内蔵されており、シャッターレリーズボタン3の2段階目の押下操作(全押し操作)と連動して発光動作を行う。フラッシュ収納部7は、自動または手動の操作によりカメラ上部方向に開閉する。図は、フラッシュ収納部7が開いた状態を示している。
フラッシュの発光動作は、ユーザにより設定された撮影モードおよびフラッシュモードによって決まる。撮影モードとしては、撮影に係る全設定をカメラが自動で行うAUTOモード、撮影に係る全設定をユーザが手動で行うマニュアルモードのほか、プログラムオートモード、シャッター優先オートモード、絞り優先オートモード、ブレ軽減モード、ナチュラルフォトモード、その他人物、風景、夜景など撮影シーンごとのモードが用意されている。撮影モードは、モードダイヤル61の操作により設定することができる。また、フラッシュモードとしては、周囲の明るさから発光の要否を判断して自動的に発光するオートフラッシュモード、周囲の明るさに拘わらず発光する強制発光モードなどが用意されている。フラッシュモードは、フラッシュボタン63を押下し、後述するモニタに表示される設定画面において設定することができる。
デジタルカメラ1は、フラッシュ収納部7を閉じた状態で、ホットシュー5に外付フラッシュライトを取り付けて使用することもできる。外付フラッシュライトは、ホットシュー5に取付けられることで機械的・電気的にデジタルカメラ1に接続され、これにより、フラッシュ収納部7に内蔵されたフラッシュライト4と同様、設定されたモードに応じて、シャッターレリーズボタン3の押下操作と連動した発光動作を行うようになる。本発明は、フラッシュライトが内蔵か外付けかによらず適用可能な発明である。
図2は、デジタルカメラ1の背面図である。この図に示すように、デジタルカメラ1の背面には、モニタ(LCD:Liquid Crystal Display)9と、設定を行うときの選択操作に用いられる十字キー64、その他ズーム設定ボタンなどの各種設定操作ボタンが備えられている。またデジタルカメラ1の側面に備えられたスロットカバー10は開閉可能であり、中にはメモリカード用スロットが備えられている。デジタルカメラ1により撮影された画像は、メモリカード用スロットに装填されたxD−ピクチャーカードなどの記録メディア8に記録される。
図3は、デジタルカメラ1の内部構成を示す図である。この図に示すように、デジタルカメラ1は、CPU42と、撮影動作の制御に関わる各種制御プログラムおよび各種設定値を記憶する内部メモリ48を備える。また、デジタルカメラ1は、CPU42からの指示に応じて、前述のシャッターレリーズボタン3および各種設定操作ボタン6を含む操作系から入力される情報を取り込む操作系制御部43を備えている。CPU42は、デジタルカメラ1を構成する各部と直接もしくはシステムバス54を介して信号を送受信し、操作系制御部43から入力される操作情報と、内部メモリ48に記憶されている制御プログラムにしたがって、内部メモリ48に記憶されている設定値の更新や、以下に説明する各部の動作を、統括的に制御する。
デジタルカメラ1は、撮像系30として、撮像レンズ2、絞り31、シャッター32、CMOSイメージセンサ33およびそれらを駆動制御する駆動部を備えている。撮像レンズ2は、フォーカスレンズ21およびズームレンズ22により構成される。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部34およびズームレンズ駆動部35によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部34は、後述するAF処理部45から出力されるフォーカス駆動量データに基づいて、ズームレンズ駆動部35はズームレバーの操作量データに基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
絞り31は、モータとモータドライバとからなる絞り駆動部36によって駆動される。この絞り駆動部36は、後述するAE/AWB処理部46から出力される絞り値データに基づいて絞り径の調整を行う。
シャッター32は、メカニカルシャッターであり、モータとモータドライバとからなるシャッター駆動部37によって駆動される。シャッター駆動部37は、シャッターレリーズボタン3の押下により発生する信号と、AE/AWB処理部46から出力されるシャッタースピードデータとに応じて、シャッター32の開閉の制御を行う。
撮像素子であるCMOSイメージセンサ33は、これらの光学系の後方に配置される。CMOSイメージセンサ33は、多数の光電変換素子をマトリックス状に配列した受光面を有する。受光面の前方には、各光電変換素子に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。光学系を通過した光は、この受光面に結像し、光電変換され、光電変換素子ごとに電荷が蓄積される。
蓄積された電荷は、各光電変換素子の後段に配置された増幅素子により、それぞれ増幅される。そして、CMOS駆動部38から供給される垂直転送クロックおよび水平転送クロックに同期して、1ラインずつアナログ信号として出力される。
以下の説明では、光電変換素子と増幅素子からなる一画素分の素子を、単位素子と称する。また、受光面の最上列をライン1とし、以降順番にライン2、ライン3・・・ラインN(Nは総列数)と称する。
図4は、CMOSイメージセンサ33の各ラインを構成する単位素子の動作を、横軸を時間の流れとして表したチャート図である。同図が示すように、各単位素子に蓄積された電荷を、ライン1から順番にラインごとに出力した場合、1ラインあたりの出力時間をToとすると、1フレームの出力にかかる時間はTo・Nとなる。
従来、撮像素子として採用されることが多かったCCDは、1フレーム分の出力が完了した後に、全単位素子が一斉に次の露光(電荷の蓄積)を開始する。これに対し、CMOSイメージセンサの各単位素子は、蓄積されていた電荷を出力すると直ちに次の電荷の蓄積を開始する。このためCMOSイメージセンサでは、電荷を出力するタイミングを制御することで、ラインごとに、もしくは単位素子ごとに、電荷の蓄積を開始するタイミングを制御することができる。ライン単位で信号が読み出されるように出力タイミングを制御すれば、図に示すように、各ラインを構成する単位素子の露光期間は、ラインごとに時間Toずれることになる。
電荷の出力にかかる時間Toは、デバイスの仕様(性能)により決まる時間であり、内部メモリ48に記憶されている。一方、各画素の電荷蓄積期間、すなわち露光時間Teは、CMOS駆動部38から与えられる電子シャッター駆動信号によって制御される。CMOS駆動部38は、AE/AWB処理部46が求めたシャッタースピードもしくは設定操作ボタン6の操作により設定されたシャッタースピードに基づいて、露光時間Teを決定する。そして、各単位素子が、露光時間Teが経過した時点で電荷を出力するように、クロック制御を行う。
以下、再び図3を参照して説明する。CMOSイメージセンサ33から出力されたアナログ信号は、アナログ信号処理部39に入力される。アナログ信号処理部39は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。アナログ信号処理部39に入力されたアナログ信号は、これらの回路により、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つRAWデジタルデータに変換される。
タイミングジェネレータ40は、タイミング信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッター駆動部37、CMOS駆動部38、およびアナログ信号処理部39に供給することにより、シャッターレリーズボタン3の操作、シャッター32の開閉、CMOSイメージセンサ33の各ラインもしくは画素からの電荷の読み出し、およびアナログ信号処理部39の処理の同期をとる。
画像入力コントローラ44は、アナログ信号処理部39から入力されたデジタルデータをフレーム単位にまとめて、フレームメモリ49に書き込む。すなわち、本実施形態では、アナログ信号処理部39と画像入力コントローラ44が画像形成手段として機能する。
フレームメモリ49は、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)であり、画像データに対して後述の各種画像処理(信号処理)を行う際に作業用メモリとして使用される
表示制御部50は、フレームメモリ49に格納された画像データをスルー画像としてモニタ9に表示させたり、再生モード時に記録メディア8に保存されている画像データをモニタ9に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、所定時間間隔でCMOSイメージセンサ33により連続して撮影される。
AF処理部45およびAE/AWB処理部46は、第1プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。第1プレ画像は、シャッターレリーズボタン3の半押し操作がCPU42により検出されたときに、CMOSイメージセンサ33により取得され、アナログ信号処理部39、画像入力コントローラ44経由でフレームメモリ49に格納された画像データが表す画像である。
AF処理部45は、第1プレ画像に基づいて焦点位置を検出し、フォーカス駆動量データを出力する(AF処理)。焦点位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するパッシブ方式が考えられる。
AE/AWB処理部46は、第1プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいてISO感度、絞り値およびシャッタースピード等を決定し、ISO感度データ、絞り値データおよびシャッタースピードデータを露出設定値として出力するとともに(AE処理)、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。なお、露出およびホワイトバランスについては、撮影モードがマニュアルモードに設定されている場合には、デジタルカメラ1の撮影者がマニュアル操作により設定可能である。また、露出およびホワイトバランスが自動で設定された場合にも、撮影者が操作系から指示を行うことにより、露出およびホワイトバランスをマニュアル調整することが可能である。
画像処理部47は、本画像の画像データに対して、階調補正、シャープネス補正、色補正等の画質補正処理、RAWデジタルデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、シャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出されたときにCMOSイメージセンサ33により取得され、アナログ信号処理部39、画像入力コントローラ44経由でフレームメモリ49に格納された画像データが表す画像である。本画像の画素数の上限は、CMOSイメージセンサ33の画素数によって決定されるが、例えば、ファイン、ノーマル等の設定により、記録画素数を変更することができる。一方、スルー画像およびプレ画像の画像数は、本画像よりも少なく、例えば、本画像の1/16程度の画素数で取り込まれる。
圧縮/伸長処理部51は、画像処理部47によって補正・変換処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。画像ファイルは、Exif等の標準フォーマットのファイルであり、画像データに撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加されている。また、圧縮/伸長処理部51は、再生モードの場合には、記録メディア8から圧縮された画像ファイルを読み出し、伸長処理を行う。伸長後の画像データは表示制御部50によりモニタ9に出力される。
メディア制御部52は、記録メディア8にアクセスして画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
顔検出部55は、シャッターレリーズボタンの操作前に取得されるスルー画像や、操作後に取得されるプレ画像から、顔を表すパターン(以下、顔パターン)を検出する処理を実行する。スルー画像を対象とした検出では、最初に検出された顔を基準パターンに設定し、その後順次検出される顔パターンとの差分を求めることにより、顔の動きも検出する。もしくは、最初に検出された顔を含む人物全体のパターンを基準パターンに設定し、人物の動きを検出する。
測距部56は、画像を複数のブロックに分割し、ブロックごとに被写体までの距離を求める。距離の算出は、AF処理過程で生成あれる、合焦位置が異なる複数のプレ画像を用いて行う。これらのプレ画像ではピントが合っているブロックで画像のコントラストが最も高くなるので、そのブロック内の被写体までの距離を、合焦位置までの距離として求めることができる。
フラッシュライト4は、撮影モードまたはフラッシュモードがフラッシュ発光を行うモードに設定されている状態で、シャッターレリーズボタン3の全押し操作がCPU42により検出されたときに、フラッシュライト駆動部41により駆動され、発光する。発光は、プレ発光と本発光の、計2回行われる。フラッシュの発光は、フラッシュライト駆動部41、CPU42および発光量演算部53により制御される。
発光量演算部53は、第2プレ画像および第3プレ画像に基づいて、本発光時の発光量を決定する。第2プレ画像は、シャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出された後、プレ発光が行われる前に、CMOSイメージセンサ33により取得され、アナログ信号処理部39、画像入力コントローラ44経由でフレームメモリ49に格納された画像データが表す画像である。第3プレ画像は、プレ発光が行われたときに、CMOSイメージセンサ33により取得され、フレームメモリ49に格納された画像データが表す画像である。
本実施形態では、発光量演算部53は、画像の中央部分の輝度に基づいて、本発光量の発光量を決定する。発光量演算部53は、フレームメモリ49から第2プレ画像を読み出し、第2プレ画像を複数の領域ブロックに分割する。図5は、8×8個の領域ブロックに分割したところを例示している。
図6は発光量演算部53の処理の概要を示すフローチャートである。この図に示されるように、発光量演算部53は、第2プレ画像について、ブロックごとの平均輝度値を求める(S101)。具体的には、まずRGB画像である第2プレ画像をYCC画像に変換することにより画素ごとの輝度値を取得し、画素の輝度値のブロックごとの平均値を算出する。同様の処理により、第3プレ画像についても、画素の輝度値のブロックごとの平均値を算出する(S102)。そして、ブロックごとに、ステップS102で求めた平均輝度値とステップS101で求めた平均輝度値の差分を計算する(S103)。
続いて、発光量演算部53は、ステップS103で求めたブロックごとの差分に、それぞれ重み付けを設定して、加重平均を求める(S104)。これによりプレ発光時の反射輝度E1が求まる。重み付けは、例えば図7に例示するように、画像の中央に近い位置に配置されたブロックほど重み付けを高く設定する。すなわち、中央に配置された対象の反射輝度を、より強く演算結果に反映させる。
発光量演算部53は、本撮影により得られる画像の目標輝度をE2、フラッシュライトの非発光時に取得された第2プレ画像の画像全体の平均輝度をE3として、次式(1)
M=(E2−E3)/E1 ・・・(1)
により、プレ発光時の発光量に対する本発光時の発光量の倍率Mを求める(S105)。そして、この倍率Mを示すデータ、もしくはMに予め規定されているプレ発光の発光量を乗ずることにより算出された本発光時の発光量を示すデータを、発光量データとして出力する(S106)。
発光量演算部53から出力された発光量データは、CPU42を介してフラッシュライト駆動部41に供給される。フラッシュライト駆動部41は、本発光時の発光量が、発光量データが示す発光量となるように、フラッシュライト4の管電圧および発光時間を調整した後、フラッシュライト4を駆動する。
なお、フラッシュライトの非発光時に取得された画像とプレ発光時に取得された画像を使用して本発光時の発光量を求める方法は、このほかにも種々提案されている。例えば、画像に含まれる顔を検出する機能を備えるデジタルカメラについては、顔が検出された領域に重み付けをおいた演算を行うことにより発光量を求める方法が提案されている。発光量演算部53による発光量の演算方式としては、そのような公知のあらゆる方法を適用することが可能であり、本実施形態において採用した処理は、あくまでも一例に過ぎない。
以下、デジタルカメラ1のフラッシュの制御に関わる動作について、さらに説明する。図8および図9は、第3プレ画像が取得されるときのフラッシュライト4の発光期間とCMOSイメージセンサ33の動作の関係を示す図である。図8は通常の(高速でない)シャッタースピードが設定された場合の関係、図9はシャッタースピードが高速に設定された場合の関係を示している。
図8に示すように、通常のシャッタースピードでは、図4に示した単位素子の露光時間Teは、電荷の出力時間Toに比べて、十分長い時間となる。この場合、全単位素子が電荷蓄積中である期間が、比較的長く存在する。よって、例えばライン1の単位素子の電荷蓄積開始時からラインNの単位素子の電荷蓄積終了時までの期間のほぼ中間時点でプレ発光を行えば、プレ発光期間の反射光はCMOSイメージセンサを構成する全ラインの全単位素子により受光される。換言すれば、CMOSイメージセンサを構成する全ラインの全単位素子が、プレ発光期間の開始時以前に電荷の蓄積を開始し、プレ発光期間の終了時以降に電荷の蓄積を終了する。そして、それらの単位素子から出力された画素信号により第3プレ画像が形成される。
一方、図9に示すように、シャッタースピードが速い場合、すなわち露光時間Teが短い場合には、全単位素子が同じフレームの電荷を蓄積している期間は存在しないか、存在したとしても非常に短くなる。このため、プレ発光期間の反射光を受光することにより生成された有効な画素信号を出力できるのは、限られたラインの単位素子のみとなる。また、図に示すように、ラインL1の電荷蓄積期間のほぼ中間時点であるタイミングAでプレ発光を開始した場合と、ラインL2の電荷蓄積期間のほぼ中間時点であるタイミングBでプレ発光を開始した場合とでは、有効な画素信号を取得できる画像範囲は異なることになる。
図9の例示では、タイミングAでプレ発光を開始すれば、画像の顔を表す領域において有効な画素信号を得ることができるが、タイミングBでプレ発光を開始すれば、画像の顔を表す領域において有効な画素信号を得ることができない。そこで、本実施形態では、以下に説明する手順で、タイミングAでプレ発光が開始されるようにプレ発光期間を調整する。
図10は、本発光時の発光量の決定に関わるデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。CPU42によりシャッターレリーズボタン3の半押し操作が検出されると(S201)、CPU42の指示により第1プレ画像が取得され、フレームメモリ49に格納される(S202)。第1プレ画像は、前述ようにAE/AWB処理部46により使用され、AE処理により単位素子の露光時間Teが設定される(S203)。
一方、フレームメモリ49に格納された第1プレ画像は、顔検出部55によっても読み出される。顔検出部55は第1プレ画像を対象に顔パターンの探索を行い、顔パターンが検出されたときには顔パターンが配置されている領域を示す主要領域データを出力する(S204)。すなわち、本実施形態では、顔検出部55が、主要領域決定手段として機能する。また、本実施形態では、図11に例示するように、顔パターンが配置されている矩形領域を特定する情報として、矩形領域の対角を表す2点のライン番号と列番号(La,Ra)および(Lb,Rb)が出力される。
CPU42によりシャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出されると(S205)、発光量演算部53は、検出された顔の位置にあわせてプレ発光を開始するタイミングを決定する(S206)。ここで、プレ発光を開始するタイミングは、ライン1の単位素子が電荷の蓄積を開始した時点からプレ発光が開始される時点までの時間Tfで表すものとする。プレ発光の発光時間Tpは予め定められており、プレ発光の終了タイミングは、時間(Tf+Tp)により規定される。これにより、プレ発光期間が設定される。
発光量演算部53は、まず顔検出部55が出力した主要領域データに基づいて、顔パターンの中心画素を含むラインを求める。図11に示した例では、顔パターンの中心画素を含むラインの番号L3は、次式(2)
L3=(La+Lb)/2 ・・・(2)
により求めることができる。続いて、設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toとに基づいて、ライン1の単位素子が電荷の蓄積を開始した時点から、ラインL3の電荷蓄積期間の中間時点までの時間を算出する。すなわち、ラインL3の電荷蓄積期間の中間時点を、プレ発光の開始タイミングに決定する。そして、算出された時間を、プレ発光の開始タイミングを表す時間Tfとして内部メモリ48に格納する。
さらに、発光量演算部53は、設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toと、プレ発光の開始タイミングを示す時間Tfと、プレ発光時間Tpとに基づいて、演算に使用するラインを決定する(S207)。
例えば、演算に使用するラインのうち、ライン番号が最小のラインをLmin、最大のラインをLmaxとし、次式(3)
Lmin=(Tf+Tp―Te)/To+1、 Lmax=Tf/To+1 ・・・(3)
により使用する範囲を決定する。但し、Lmin<1のときはLmin=1、Lmax>NのときはLmax=Nとする。決定された範囲(演算エリア)を特定する上記ライン番号は、内部メモリ48に記憶される。
演算エリアが決定すると、続いて、CPU42の指示により第2プレ画像が取得され、フレームメモリ49に格納される(S208)。さらに、フラッシュライト駆動部41により上記時間Tfが示すタイミングでプレ発光が開始され、そのとき取得された第3プレ画像がフレームメモリ49に格納される(S209)。
発光量演算部53は、フレームメモリ49から第2プレ画像および第3プレ画像を読み込み、それぞれのプレ画像から有効な画素信号、すなわち演算エリアの画素信号を抽出する。そして、抽出した画素信号のみを対象として、図6のフローチャートに示した処理を行うことで、本発光時の発光量を求める(S210)。但し、図6のステップS104の加重平均を求める処理では、図7に示した重み係数に代えて、図12に示す、調整された重み係数を使用する。すなわち、有効な画素信号に対応するブロック群B1のうち、主要領域データが示す範囲に対応するブロック群B2およびその周辺のブロック群の重み付けを高くして加重平均を求めることが望ましい。
発光量が求まると、CPU42の指示により本発光が行われ、そのときに取得された本画像が、フレームメモリ49に格納される(S211)。フレームメモリ49に格納された本画像は、メディア制御部52を介して記録メディア8に記録される(S212)。本画像は、必要に応じて圧縮/伸長処理部51により圧縮された後、所定フォーマットの画像ファイル(例えば、Exifファイル)として記録される。
この際、本実施形態では、プレ発光の開始タイミングを示す時間Tf、演算に用いる範囲を特定するライン番号Lmin、Lmaxなどの情報、調整された重み係数など演算に用いるパラメータの情報を、本画像とともに画像ファイルの所定領域に記録する。例えばExifファイルのTAG領域のメーカ定義領域(MakerNote)に記録する。
以上に説明したように、本実施形態のデジタルカメラ1では、プレ発光の開始タイミングが検出された顔の位置にあわせて設定されるので、シャッタースピードが速いために一部の素子がプレ発光期間に反射光を受光できなかったときでも、顔周辺については演算への利用に適した画素信号を得ることができ、本発光時の発光量を適正な値に設定することができる。
なお、プレ発光の開始タイミングは、顔パターンの配置位置ではなく、顔検出部55が動き検出で用いる基準パターンの配置位置に基づいて決定してもよい。つまり、検出するパターンは、顔に限らず、人物の身体全体もしくは身体の一部であってもよいし、人物以外の対象であってもよい。
[実施形態2]
次に、被写体までの距離に基づいて、プレ発光期間を制御する形態について説明する。なお、フラッシュライト4の制御に係る構成および処理以外の構成および処理は、実施形態1のデジタルカメラ1と同じであるため、説明を省略する。本実施形態では、デジタルカメラ1の測距部56が、主要領域決定手段として機能する。
図13に、実施形態2におけるデジタルカメラ1の、本発光時の発光量の決定に関わる動作を示す。CPU42によりシャッターレリーズボタン3の半押し操作が検出されると(S301)、CPU42の指示により第1プレ画像が取得され、フレームメモリ49に格納される(S302)。第1プレ画像は、前述のようにAE/AWB処理部46により使用され、AE処理により単位素子の露光時間Teが設定される(S303)。
一方、フレームメモリ49に格納された第1プレ画像は、測距部56によっても読み出される。測距部56はブロックごとに被写体までの距離を求め、被写体までの距離が最も近いと判定されたブロックを示す主要領域データを出力する(S304)。図14は、測距部56の処理において画像上に定義されたブロックを示しており、太枠で囲われたブロック群B3は、測距部56により被写体までの距離が最も短いと判定されたブロックを示している。
CPU42によりシャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出されると(S305)、発光量演算部53は、主要領域データが示すブロック群B3の中心画素を含むラインL4を求め、設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toとに基づいて、ライン1の単位素子が電荷の蓄積を開始した時点から、ラインL4の電荷蓄積期間の中間時点までの時間Tfを算出する。そして、この時間Tfを表すデータを、プレ発光の開始タイミングを示すデータとして内部メモリ48に格納する。これにより、プレ発光期間が設定される(S306)。
さらに、発光量演算部53は、ステップS303で設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toと、プレ発光の開始タイミングを示す時間Tfと、プレ発光時間Tpとに基づいて、実施形態1のステップS207と同様の処理により、演算エリアを決定する(S307)。その後、実施形態1のステップS208〜S212と同様の処理であるステップS308〜S312の処理を実行する。
実施形態2のデジタルカメラ1では、プレ発光期間が、最も近くにある被写体にあわせて設定されるので、シャッタースピードが速いために一部の素子がプレ発光期間に反射光を受光できなかったときでも、その被写体について演算への利用に適した画素信号を得ることができ、本発光時の発光量を適正な値に設定することができる。
[実施形態3]
次に、被写体の明るさ(輝度)に基づいて、プレ発光期間を制御する形態について説明する。なお、フラッシュライト4の制御に係る構成および処理以外の構成および処理は、実施形態1のデジタルカメラ1と同じであるため、説明を省略する。本実施形態では、デジタルカメラ1のAE/AWB処理部46が、主要領域決定手段として機能する。
図15に、実施形態3におけるデジタルカメラ1の、本発光時の発光量の決定に関わる動作を示す。CPU42によりシャッターレリーズボタン3の半押し操作が検出されると(S401)、CPU42の指示により第1プレ画像が取得され、フレームメモリ49に格納される(S402)。第1プレ画像は、前述のようにAE/AWB処理部46により使用され、AE処理により単位素子の露光時間Teが設定される(S403)。
CPU42によりシャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出されると(S404)、全押し操作が検出された時点のスルー画像が第2プレ画像として取得され、フレームメモリ49に格納される(S405)。ここで、AE/AWB処理部46は、第2プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、ブロックごとに画像の明るさ情報を取得する(S406)。そして、明るさが閾値より小さい1または複数のブロックを示す主要領域データを出力する。図16は、AE/AWB処理部46の処理において画像上に定義されたブロックを示しており、太枠で囲われたブロック群B4は、明るさが閾値より小さいブロックを示している。
発光量演算部53は、主要領域データが示すブロックの中心画素を含むラインL5を求め、設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toとに基づいて、ライン1の単位素子が電荷の蓄積を開始した時点から、ラインL5の電荷蓄積期間の中間時点までの時間Tfを算出する。そして、この時間Tfを表すデータを、プレ発光の開始タイミングを示すデータとして内部メモリ48に格納する。これにより、プレ発光期間が設定される(S407)。
さらに、発光量演算部53は、プレ発光の開始タイミングに基づいて、実施形態1のステップS207と同様の処理により、演算エリアを決定する(S408)。その後、実施形態1のステップS208〜S212と同様の処理であるステップS409〜S413の処理を実行する。
実施形態3のデジタルカメラ1では、プレ発光のタイミングは、特に明るい領域(白とびした部分や晴天の空など)を除外した適度な明るさの領域にあわせて設定されるので、シャッタースピードが速いために一部の素子がプレ発光期間の反射光を受光できないときでも、主要領域について演算への利用に適した画素信号を得ることができ、本発光時の発光量を適正な値に設定することができる。
[実施形態4]
次に、ユーザが設定した画像領域に基づいて、プレ発光期間を制御する形態について説明する。なお、フラッシュライト4の制御に係る構成および処理以外の構成および処理は、実施形態1のデジタルカメラ1と同じであるため、説明を省略する。本実施形態では、デジタルカメラ1の画像処理部47が、主要領域決定手段として機能する。
図17に、実施形態4におけるデジタルカメラ1の、本発光時の発光量の決定に関わる動作を示す。デジタルカメラ1は、シャッターレリーズボタン3の操作が行われるまでの間、撮像系30により取得された画像を、順次フレームメモリ49に一旦格納し、表示制御部50を介し、スルー画像としてモニタ9に出力している。この期間、画像処理部47は、フレームメモリ49に格納された画像を読み出し、画像中の主要領域を示す目印となる枠画像(以下、エリアガイド)を合成し、フレームメモリ49内の画像を合成後の画像に更新する。これにより、図18に例示するように、モニタ9には、スルー画像として、エリアガイド11が合成された画像が表示される(S501)。
ユーザは、このスルー画像に対し、エリアガイド11を移動または拡大/縮小することによりエリアガイドが示す領域を変更し、所定の確定操作を行うことで、所望の領域を設定することができる。CPU42によりエリアの変更操作が検出されると(S502)、画像処理部47は画像の再合成を行う。一方、CPU42により領域の設定(確定)操作が検出されると(S502)、画像処理部47は設定された領域を示す情報を内部メモリ48に格納する。これによりユーザが指定したエリアが、主要領域として設定される(S503)。
その後、CPU42によりシャッターレリーズボタン3の半押し操作が検出されると(S504)、CPU42の指示により第1プレ画像が取得され、フレームメモリ49に格納される(S505)。第1プレ画像は、前述のようにAE/AWB処理部46により使用され、AE処理により単位素子の露光時間Teが設定される(S506)。
CPU42によりシャッターレリーズボタン3の全押し操作が検出されると(S507)、発光量演算部53は、図19Aおよび図19Bに例示するように、ユーザ操作により設定されたエリアの中心画素を含むラインL6あるいはL7を求め、設定された露光時間Teと、内部メモリ48に記憶されている出力時間Toとに基づいて、ライン1の単位素子が電荷の蓄積を開始した時点から、ラインL6あるいはL7の電荷蓄積期間の中間時点までの時間Tfを算出する。そして、この時間Tfを表すデータを、プレ発光の開始タイミングを示すデータとして内部メモリ48に格納する。これにより、プレ発光期間が設定される(S508)。
さらに、発光量演算部53は、プレ発光の開始タイミングに基づいて、演算に使用するライン(演算エリア)を決定する(S509)。図19Aに例示したエリアが設定されたときは、実施形態1のステップS207と同様の処理により演算エリアを決定する。一方、図19Bに例示したように画像の範囲を越えたエリアが設定されたときには、画像の上端から設定されたエリアの下端までの範囲を演算エリアに決定する。その後、実施形態1のステップS208〜S212と同様の処理であるステップS510〜S514の処理を実行する。
実施形態4のデジタルカメラ1では、プレ発光のタイミングが、ユーザ操作により設定されたエリアにあわせて設定されるので、シャッタースピードが速いために一部の素子がプレ発光期間の反射光を受光できないときでも、ユーザにとって重要な被写体については演算への利用に適した画素信号を得ることができ、本発光時の発光量を適正な値に設定することができる。例えば、図19A、図19Bに例示した画像の場合、通常デジタルカメラは画面の前方に大きく写っている人物を主要被写体とみなしてフラッシュの制御を行う。これに対し、本実施形態のデジタルカメラは、ユーザが望めば、画面の後方に小さく写っている人物を主要被写体とみなしてフラッシュの制御を行うことも可能である。すなわち、フラッシュの制御に、ユーザの意思を反映させることができる。
なお、図19Bに例示したように画像の範囲を越えたエリアが設定された場合には、ユーザ操作により設定された主要領域に基づいてプレ発光期間を決定すると、プレ発光期間が標準的なプレ発光期間(基準期間)から大きくずれることがある。ここで、基準期間は、図8に例示したライン1の単位素子の電荷蓄積開始時からラインNの単位素子の電荷蓄積終了時までの期間の中間時点を発光開始タイミングとする期間である。プレ発光期間が基準期間から大きくずれてしまうと、演算に使用できるライン数が少なくなり、演算に不都合が生じる恐れがある。
よって、プレ発光期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときには、ユーザ操作により設定されたエリアに基づいて決定したプレ発光期間を調整し、再設定することが望ましい。
図20Aおよび図20Bは、ステップS508で決定したプレ発光期間が、図8に例示したライン1の単位素子の電荷蓄積開始時からラインNの単位素子の電荷蓄積終了時までの期間の中間時点を発光開始タイミングとする基準期間から大幅にずれているときに、プレ発光期間を調整する処理を示している。
図20Aは、基準期間を閾値に相当する時間分ずらした期間をプレ発光期間に設定する処理を示している。Tminは、中間時点を示す時間から許容される時間のずれを減じることにより予め決定された閾値であり、Tmaxは、中間時点を示す時間に許容される時間のずれを加算することにより予め決定された閾値である。
図20Aが示す処理では、発光量演算部53は、ステップS508において決定された時間Tfを閾値Tminと比較し(S601)、Tfが閾値Tminよりも小さければ、内部メモリ48に記憶されているTfの値をTminに再設定する(S602)。Tfが閾値Tminよりも大きければ、Tfを閾値Tmaxと比較し(S603)、Tfが閾値Tmaxよりも大きければ、内部メモリ48に記憶されているTfの値をTmaxに再設定する(S602)。そして、ステップS509の処理に変えて、ステップS601〜S604の処理を経て最終的に決定されたプレ発光開始タイミングに基づいて、演算エリアを決定する(S605)。
図20Bは、プレ発光期間を、基準期間にする処理である。図20Bが示す処理では、ステップS508において決定された時間Tfを閾値TminおよびTmaxとそれぞれ比較し(S611)、Tfが閾値Tminよりも小さいか、もしくは閾値Tmaxよりも大きければ、ユーザ操作により設定されたエリアとは無関係に自動的にプレ発光の開始タイミングを、ライン1の単位素子の電荷蓄積開始時からラインNの単位素子の電荷蓄積終了時までの期間の中間時点に設定する(S612)。そして、決定されたプレ発光のタイミングに基づいて、演算エリアを決定する(S613)。
図20Aあるいは図20Bに示す形態では、ユーザの意図を反映させて設定したプレ発光期間が、標準的な期間から大きくずれており、発光量の演算に悪い影響を及ぼしかねないときには、プレ発光のタイミングが再設定されるので、ユーザが不適切なエリアを指定した場合でも、適切な制御を行うことができる。
[他の実施形態]
以上に説明した実施形態1〜4は、顔検出部55、測距部56、AE/AWB処理部46および画像処理部47のいずれかが主要領域決定手段として機能するものであるが、顔検出部55、測距部56、AE/AWB処理部46および画像処理部47のすべてが主要領域を決定する処理を行い、発光量演算部53が複数の処理部から出力される複数の主要領域データを、撮影モードあるいはフラッシュモードの設定に応じて、選択的に使い分ける形態も考えられる。さらには、撮影モードごとに、またフラッシュモードごとに、プレ発光タイミングの設定を行うか否かを定義しておき、発光量演算部53が、モード設定を参照し、必要なときのみプレ発光期間の調整を行うこととしてもよい。
また、実施形態1〜3において、実施形態4のエリアガイド11に類似する参照用のエリアガイドをモニタに表示してもよい。実施形態1〜3では、ユーザによるエリアの操作はできないが、どのようなエリアが演算エリアに設定されているかを確認できるようにすることで、ユーザに対し撮影をやり直す機会を与えることができる。
この他、演算に使用する画素信号の抽出方法、発光量を求める演算式、演算に使用するパラメータ、モニタ表示の内容などは、本明細書において例示したもの以外に種々考えられるが、それらの変形例はいずれも本発明の技術的範囲に属する。
デジタルカメラの外観を示す図(斜視図) デジタルカメラの外観を示す図(背面図) デジタルカメラの内部構成を示す図 単位素子の露光および出力動作を示すチャート図 画像の分割例を示す図 発光量演算部の処理の概要を示すフローチャート 各ブロックの重み付けの設定例を示す図 第3プレ画像取得時のフラッシュライトの動作とCMOSイメージセンサ33の動作の関係を示す図(シャッタースピード:通常) 第3プレ画像取得時のフラッシュライトの動作とCMOSイメージセンサ33の動作の関係を示す図(シャッタースピード:高速) 発光量の決定に関わるデジタルカメラの動作を示すフローチャート(実施形態1) プレ発光タイミングの決定方法について説明するための図(実施形態1) 演算パラメータ(重み係数)の設定例を示す図 発光量の決定に関わるデジタルカメラの動作を示すフローチャート(実施形態2) プレ発光タイミングの決定方法について説明するための図(実施形態2) 発光量の決定に関わるデジタルカメラの動作を示すフローチャート(実施形態2) プレ発光タイミングの決定方法について説明するための図(実施形態3) 発光量の決定に関わるデジタルカメラの動作を示すフローチャート(実施形態3) エリアガイドの表示例を示す図 プレ発光タイミングの決定方法について説明するための図(実施形態4) プレ発光タイミングの決定方法について説明するための図(実施形態4) 図17のフローチャートの変形例を示す図 図17のフローチャートの他の変形例を示す図
符号の説明
1 デジタルカメラ、
2 撮像レンズ、 21 フォーカスレンズ、 22 ズームレンズ、
3 シャッターレリーズボタン、 4 フラッシュライト、 5 ホットシュー、
6 設定操作ボタン、 61 モードダイヤル、 62 コマンドダイヤル
63 フラッシュボタン、64 十字キー、
7 フラッシュ収納部、 8 記録メディア、 9 モニタ、 10 スロットカバー、
11 エリアガイド
30 撮像系、 31 絞り、 32 シャッター、 54 システムバス

Claims (13)

  1. マトリックス状に配置され且つランダムアクセスが可能な複数の光電変換素子により構成されるイメージセンサと、
    前記光電変換素子の電荷の蓄積開始および蓄積終了のタイミングを、ラインごとまたは画素ごとに制御する制御手段と、
    前記光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像の一部の領域を、主要領域に決定する主要領域決定手段と、
    設定された予備発光期間および本発光期間に、フラッシュライトを駆動するフラッシュライト駆動手段と、
    前記主要領域決定手段により決定された主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、前記予備発光期間の開始時以前に前記電荷の蓄積を開始し且つ前記予備発光期間の終了時以降に前記電荷の蓄積を終了するように、前記予備発光期間を設定する期間設定手段とを備え、
    前記期間設定手段が、前記主要領域に基づいて設定した予備発光期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときに、前記基準期間を前記閾値に相当する時間分ずらした期間が予備発光期間となるように、前記予備発光期間を再設定することを特徴とする撮像装置。
  2. マトリックス状に配置され且つランダムアクセスが可能な複数の光電変換素子により構成されるイメージセンサと、
    前記光電変換素子の電荷の蓄積開始および蓄積終了のタイミングを、ラインごとまたは画素ごとに制御する制御手段と、
    前記光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像の一部の領域を、主要領域に決定する主要領域決定手段と、
    設定された予備発光期間および本発光期間に、フラッシュライトを駆動するフラッシュライト駆動手段と、
    前記主要領域決定手段により決定された主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、前記予備発光期間の開始時以前に前記電荷の蓄積を開始し且つ前記予備発光期間の終了時以降に前記電荷の蓄積を終了するように、前記予備発光期間を設定する期間設定手段とを備え、
    前記期間設定手段が、前記主要領域に基づいて設定した期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときに、前記基準期間が前記予備発光期間となるように、前記予備発光期間を再設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記主要領域決定手段が、前記画像形成手段により形成された画像から所定パターンを検出し、該所定パターンが配置されている領域を前記主要領域に決定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記所定パターンが、顔画像であることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記所定パターンが、被写体の動き検出に使用される基準パターンであることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記主要領域決定手段が、前記画像形成手段により形成された画像を複数のブロックに分割して該ブロックごとに被写体までの距離を算出し、前記被写体までの距離が所定の閾値以下となる一または複数のブロックにより構成される領域を、前記主要領域に決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の撮像装置。
  7. 前記主要領域決定手段が、前記画像形成手段により形成された画像を複数のブロックに分割して該ブロックごとに被写体の明るさを算出し、前記被写体の明るさが所定の閾値以下となる一または複数のブロックにより構成される領域を、前記主要領域に決定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の撮像装置。
  8. 前記主要領域決定手段が、前記画像形成手段により形成された画像に対するユーザの領域設定操作を受け付け、該領域設定操作により設定された領域を、前記主要領域に決定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の撮像装置。
  9. 前記画像形成手段により形成された画像と、前記主要領域決定手段により決定された前記主要領域を示す目印とを所定画面に出力する表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の撮像装置。
  10. 前記主要領域決定手段が、当該撮像装置について設定された動作モードに基づいて、選択的に動作する手段であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の撮像装置。
  11. 画像形成手段により形成された画像を所定の記録媒体に記録する手段であって、前記予備発光期間を特定する情報を前記画像の付加情報として記録する画像記録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の撮像装置。
  12. フラッシュ撮影機能を備える撮像装置のフラッシュの制御方法であって、
    マトリックス状に配置され且つランダムアクセスが可能な複数の光電変換素子により構成されるイメージセンサについて、前記光電変換素子の電荷の蓄積開始および蓄積終了のタイミングを、ラインごとまたは画素ごとに制御し、
    前記光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成し、
    該形成された画像に基づいて該画像の主要領域を決定し、
    前記主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、フラッシュの予備発光期間の開始時以前に前記電荷の蓄積を開始し且つ前記予備発光期間の終了時以降に前記電荷の蓄積を終了するように、前記予備発光期間を設定し、
    前記主要領域に基づいて設定した予備発光期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときに、前記基準期間を前記閾値に相当する時間分ずらした期間が予備発光期間となるように、前記予備発光期間を再設定し、
    前記設定された予備発光期間にフラッシュライトを駆動することを特徴とするフラッシュの制御方法。
  13. フラッシュ撮影機能を備える撮像装置のフラッシュの制御方法であって、
    マトリックス状に配置され且つランダムアクセスが可能な複数の光電変換素子により構成されるイメージセンサについて、前記光電変換素子の電荷の蓄積開始および蓄積終了のタイミングを、ラインごとまたは画素ごとに制御し、
    前記光電変換素子から出力される画素信号を用いて画像を形成し、
    該形成された画像に基づいて該画像の主要領域を決定し、
    前記主要領域を構成する画素に対応する光電変換素子が、フラッシュの予備発光期間の開始時以前に前記電荷の蓄積を開始し且つ前記予備発光期間の終了時以降に前記電荷の蓄積を終了するように、前記予備発光期間を設定し
    記主要領域に基づいて設定した期間と基準期間との時間的なずれが所定の閾値を超えるときに、前記基準期間が前記予備発光期間となるように、前記予備発光期間を再設定し、
    前記設定された予備発光期間にフラッシュライトを駆動することを特徴とするフラッシュの制御方法。
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