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JP5214476B2 - 撮像装置及び画像処理方法並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及び画像処理方法並びにプログラム Download PDF

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JP5214476B2 JP2009006404A JP2009006404A JP5214476B2 JP 5214476 B2 JP5214476 B2 JP 5214476B2 JP 2009006404 A JP2009006404 A JP 2009006404A JP 2009006404 A JP2009006404 A JP 2009006404A JP 5214476 B2 JP5214476 B2 JP 5214476B2
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Description

本発明は、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に関し、特に流し撮り機能付きの撮像装置及び流し撮り画像を処理する画像処理方法並びにプログラムに関するものである。
従来より、図10Aに示すように、例えば車等の動体Dの動きに追従してカメラ1’をパンさせつつ撮影を行うことにより、図10Bの左図に示すように動体(車)Dは静止しているが、露出中にカメラ1’が動いた分だけ背景(木)Tが流れたスピード感のある画像Pを得る、いわゆる流し撮りという撮影技術が知られている。しかしながら動体Dの動きに追従してカメラ1’をパンさせることは難易度の高い撮影技術であり、失敗も多く、失敗すると図10Bの右図に示すごとく、背景Tは流れるが動体Dがブレた画像Pになってしまう。
そこで簡単に流し撮りを行うための手法として、カメラ1’をパンしながら連写撮影を行い、図11Aに示すように、複数のフレーム画像P1〜P4を取得し、取得した複数のフレーム画像P1〜P4の中から基準フレーム画像(例えばP2)を選択して、この基準フレーム画像P2の動体D2の位置に、他のフレーム画像P1,P3,P4の動体D1〜D4部分がそれぞれ略一致するようにフレーム画像P1,P3,P4に対して位置合わせ処理を行った後で、複数のフレーム画像P1〜P4を合成することにより、動体Dとカメラ1’の動きが多少ずれていても、動体D部分が静止した画像Cを得られる方法が提案されている(特許文献1)。
しかしながら特許文献1に記載の方法では、動体D部分は確かに静止するが、例えば背景Tが図11A中の画像Pの左側から右側(水平方向)に並んでいて、動体Dが図11A中の画像Pの奥側から手前側に向かって、すなわちカメラ1’に近づく方向に移動している場合には、動体Dに対して位置合わせを行うと、図11Bに示すように、位置合わせによって各フレーム画像P1〜P4間で画像Pの奥側から手前側方向のブレが発生し、図11Aに示すように背景Tの流れが不連続になってしまう場合がある。これは動体Dの移動する方向と、カメラ1’のパン方向とが完全に一致していないことに起因するものであり、背景Tが不連続になった場合、画像Pは不自然な流れ方になってしまい、画像Pのスピード感が損なわれてしまう虞がある。
そこで複数のフレーム画像P1〜P4をそれぞれ動体D部分と背景T部分とに分割し、動体D部分のみを複数のフレーム画像P1〜P4間で位置合わせしながら合成し、背景T部分は、動体Dの動きベクトルと背景Tの動きベクトルとの差分ベクトルの方向と量に応じて背景Tにブラシ処理を行うことにより補間画像を作成して合成することで流し撮りの効果を出す方法が提案されている(特許文献2)。
特開2006−25312号公報 特開2007−74031号公報
しかしながら特許文献2に記載の方法では、補間画像を作成するための処理時間やメモリの容量等が増大してしまう虞がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、処理時間やメモリ容量を増大させることなく効果的な流し撮り画像を取得することができる撮像装置及び画像処理方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像して画像を取得する撮像手段と、
該撮像手段に複数の画像を連続して取得させる撮像制御手段と、
前記複数の画像から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
該基準画像選択手段により選択された基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定する動体領域特定手段と、
前記複数の画像が流し撮りによって撮影されているときに、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせするものであり、前記動体領域特定手段により特定された動体領域が特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように前記位置合わせする位置合わせ手段と、
該位置合わせ手段により位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成する合成手段とを備えていることを特徴とするものである。
ここで本発明において「位置合わせ量」とは、基準画像中の所定領域と対応画像中の所定領域とを略一致させて位置合わせしたときを100(%)とし、基準画像中の所定領域と対応画像中の所定領域とを移動させずにそのままの状態で位置合わせしたときを0(%)とする。なお基準画像中の所定領域と対応画像中の所定領域とをずらして一致させたときにはこのずらした量に応じて比率が決定されるものとする。
また本発明において「動体領域」とは、撮像素子における画像の撮像領域のうち、撮像時の撮像素子に対して相対的に動いている被写体が撮像されている領域を意味するものとする。なお、動体領域は、動体のみの領域であってもよく、動体を囲む所定範囲の領域であってもよい。また「非動体領域」とは、画像の撮像領域のうち、動体領域以外の領域を意味するものとする。
また本発明において「連続して取得された複数の画像」とは、通常1回の露光により撮像を行うところを、複数回に分割して露光を行い、複数回の露光にそれぞれ対応して撮像された画像を意味するものとする。
本発明の撮像装置においては、前記動体領域は、前記画像中で予め定められた所定領域であってもよい。
また本発明の撮像装置においては、前記基準画像から特徴点を検出する特徴点検出手段と、
前記複数の対応画像の各々において、前記特徴点検出手段により検出された特徴点に対応する対応点を検出する対応点検出手段を備え、
前記動体領域特定手段が、前記特徴点検出手段により検出された特徴点と前記対応点検出手段により検出された対応点から前記動体領域を特定するものであることが好ましい。
また本発明の撮像装置は、前記非動体領域の位置合わせ量を0にして前記位置合わせを行ってもよい。
本発明の画像処理方法は、流し撮りにより連続して撮像された複数の画像を取得し、
該取得した複数の画像から基準画像を選択し、
該選択した基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定し、
該特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせし、
該位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成することを特徴とするものである。
また本発明の画像処理方法においては、前記基準画像から特徴点を検出し、
前記複数の対応画像の各々から前記特徴点に対応する対応点を検出し、
該検出した特徴点と対応点から前記動体領域を特定することが好ましい。
また本発明の画像処理方法においては、前記非動体領域の位置合わせ量を0にして前記位置合わせを行うことができる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、流し撮りにより連続して撮像された複数の画像を取得し、
該取得した複数の画像から基準画像を選択し、
該選択した基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定し、
該特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせし、
該位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成することを実行させることを特徴とするものである。
また本発明のプログラムにおいては、コンピュータに、前記基準画像から特徴点を検出し、
前記複数の対応画像の各々から前記特徴点に対応する対応点を検出し、
該検出した特徴点と対応点から前記動体領域を特定することを実行させることが好ましい。
また本発明のプログラムにおいては、コンピュータに、前記非動体領域の位置合わせ量を0にして前記位置合わせを行うことを実行させることができる。
本発明の撮像装置及び画像処理方法並びにプログラムによれば、流し撮りにより連続して撮像された複数の画像を取得し、取得した複数の画像から基準画像を選択し、選択した基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定し、特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、複数の対応画像の各々を基準画像に位置合わせし、位置合わせされた複数の対応画像と基準画像とを合成するので、動体領域と非動体領域とを分離して位置合わせすることにより、補間画像を作成する必要がないので、補間画像の作成に要する処理時間や補間画像を記憶するメモリを節約することができて、処理時間やメモリ容量を増大させることなく効果的な流し撮り画像を取得することができる。
本発明の一実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの外観を示す図(正面側) 本発明の一実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの外観を示す図(背面側) 本発明の一実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図 図3のデジタルカメラによる撮像処理のフローチャート 図4の撮像処理の概念図 動体領域の特定方法を説明する図 ワーピングを説明する図 所定領域の一例を示す図 本発明の一実施形態による画像処理方法を適用した画像処理のフローチャート 流し撮りを説明するための図 流し撮り画像の成功例と失敗例の一例を示す図 従来の流し撮り画像の取得方法を説明する図 従来の流し撮り画像の問題点を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1および図2は本発明の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラ1の外観を示す図である。図1および図2に示すように、このデジタルカメラ1の上部には、レリーズボタン2、電源ボタン3およびズームレバー4が備えられている。
レリーズボタン2は、2段階の押下により2種類の動作を指示できる構造となっている。例えば、自動露出調整機能(AE:Auto Exposure)、自動焦点調節機能(AF:Auto Focus)を利用した撮影では、デジタルカメラ1は、レリーズボタン2が軽く押下される第1の押下操作(半押しともいう)がなされたときに、露出調整、焦点合わせ等の撮影準備を行う。その状態で、レリーズボタン2が強く押下される第2の押下操作(全押しともいう)がなされると、デジタルカメラ1は露光を開始し、露光により得られた1画面分の画像データを記録メディア34に記録する。
デジタルカメラ1の背面には、液晶等のモニタ5、撮影モード等の設定に利用されるモードダイヤル6、および後各種操作ボタン8が備えられている。なお、本実施形態においては、撮影を行う撮影モード、および記録メディア34に記録された画像をモニタ5に再生する再生モード等を設定可能とされている。また、撮影モードとしては通常の撮影を行うための通常撮影モードの他、流し撮り撮影を行うための流し撮りモードが設定可能とされている。
次いで、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図3は本発明の実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように本実施形態による撮像装置を適用したデジタルカメラ1は、撮像系(撮像手段)9を有する。
撮像系(撮像手段)9は、被写体にピントを合わせるためのフォーカスレンズ10aおよびズーム機能を実現するためのズームレンズ10bからなる撮影レンズ10を有する。各々のレンズは、モータとモータドライバとからなるフォーカスレンズ駆動部11およびズームレンズ駆動部12によって光軸方向に移動可能である。フォーカスレンズ駆動部11は、後述するAF処理部28からの指示に基づいて、ズームレンズ駆動部12はズームレバー4の操作に応じたCPU22からの指示に基づいて、各々のレンズの移動を制御する。
絞り14は、複数の絞り羽根からなる。絞り駆動部15は、ステッピングモータ等小型のモータで、AE処理部29から出力される絞り値データに応じて、絞りの開口サイズが目的に適ったサイズになるように絞り羽根の位置を調整する。
シャッタ16はメカニカルシャッタであり、シャッタ駆動部17によって駆動される。シャッタ駆動部17は、レリーズボタンの押下により発生する信号と、AE処理部29から出力されるシャッタスピードデータとに応じて、シャッタ16の開閉の制御を行う。
シャッタ16の後方には撮像素子18を有している。本実施形態においては、CMOSタイプの撮像素子18を用いるものとする。撮像素子18は、多数の受光素子を2次元的に配列した光電面を有しており、撮影レンズ10等の光学系を通過した被写体光がこの光電面に結像し、光電変換される。光電面の前方には、各画素に光を集光するためのマイクロレンズアレイと、R,G,B各色のフィルタが規則的に配列されたカラーフィルタアレイとが配置されている。撮像素子18は、撮像素子制御部19から供給される読み出し信号に同期して、画素毎に蓄積された電荷を1画素ずつアナログ撮影信号として出力する。なお、各画素において電荷の蓄積を開始してから電荷を読み出すまでの時間、すなわち電子シャッタのシャッタスピードは、撮像素子制御部19から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決定される。この露光時間は、後述するAE処理部29により設定される。また、撮像素子18は撮像素子制御部19により、あらかじめ定められた大きさのアナログ撮像信号が得られるようにゲインが調整されている。
撮像素子18から読み出されたアナログ撮影信号は、アナログフロントエンド(AFE)20に入力される。AFE20は、アナログ信号のノイズを除去する相関2重サンプリング回路(CDS)と、アナログ信号のゲインを調節するオートゲインコントローラ(AGC)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ(ADC)とからなる。このデジタル信号に変換された画像データは、画素毎にR,G,Bの濃度値を持つRAWデータである。
タイミングジェネレータ21は、同期信号を発生させるものであり、このタイミング信号をシャッタ駆動部17、撮像素子制御部19、およびAFE20に供給することにより、レリーズボタンの操作、シャッタ16の開閉、撮像素子18からの電荷の読み出し、およびAFE20の処理の同期をとっている。
CPU(撮像制御手段)22は、レリーズボタン2、操作ボタン8およびAE処理部29等の各種処理部からの信号に応じてデジタルカメラ1の本体各部を制御する。なお本実施形態においては、CPU22は、通常撮影モードに設定されている場合には、1回のレリーズボタンの全押し操作に応じて、1回の露光により、撮像素子18から1回電荷を読み出す撮影を撮像系9に行わせる。一方、流し撮りモードに設定されている場合には、通常1回の電荷の読み出しを行うところを、露光期間中複数回に分割して電荷の読み出しを行う、いわゆる連写を行い、各回において読み出した電荷にそれぞれ対応する複数の画像を取得する。なお、複数の画像は後述するように合成されて合成画像が生成される。なお、流し撮りモードでは、AE処理部29は、プレ画像に基づいて設定したシャッタスピード、すなわち露光時間(T0とする)に基づいて、分割後の露光時間すなわち電荷の読み出し間隔(Tとする)および読み出し回数nを設定する。
なお、通常撮影モードによる撮影時においては、AE処理部29が設定したシャッタスピードによりシャッタ16が開放して撮像素子18がシャッタスピードに対応する露光時間T0露光されて1回の電荷の読み出しが行われる。一方、流し撮りモードによる撮影時においては、レリーズボタンの押下後、設定された読み出し回数nの電荷の読み出しが行われるまでの間シャッタ16は開放とされ、その間、設定された露光時間Tの間隔により撮像素子18から繰り返し電荷が読み出される連写が行われ、複数の画像が取得される。
例えば、分割しての撮影を行わない場合(通常撮影モード時)の露光時間T0が1/4秒である場合、分割しての撮影を行う場合(流し撮りモード時)の露光時間T1が1/16秒であるとすると、流し撮りモード時においては露光時間T1が1/16秒の露光が4回行われることとなり、4枚のフレーム画像が取得される。
なお、流し撮りモードでは通常、デジタルカメラ1は図10Aに示すようにデジタルカメラ1の位置を固定したまま、動体(車)Dの動きに合わせてユーザによって左右(水平方向)に動かしている、すなわちパンしている間に連写されて複数のフレーム画像が取得される。
また、デジタルカメラ1は撮影時において必要なときに発光されるフラッシュ24を有する。フラッシュ24は、発光制御部23によりその発光が制御される。
また、デジタルカメラ1は、AFE20が出力した画像データを、データバス42を介して他の処理部に転送する画像入力コントローラ25、および画像入力コントローラ25から転送された画像データを一時記憶するフレームメモリ26を備える。
フレームメモリ26は、画像データに対して後述の各種処理を行う際に使用する作業用メモリであり、例えば、一定周期のバスクロック信号に同期してデータ転送を行うSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が使用される。
表示制御部27は、フレームメモリ26に格納された画像データをスルー画像としてモニタ5に表示させたり、再生モード時に記録メディア34に保存されている画像をモニタ5に表示させたりするためのものである。なお、スルー画像は、撮影モードが選択されている間、タイミングジェネレータ21が発生する同期信号に同期して、所定時間間隔で撮像系9により撮影される。
AF処理部28およびAE処理部29は、プレ画像に基づいて撮影条件を決定する。このプレ画像とは、レリーズボタンが半押しされることによって発生する半押し信号を検出したCPU22が撮像素子18にプレ撮影を実行させた結果、フレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
AF処理部28は、プレ画像に基づいてフォーカスレンズ10aの合焦位置を検出する。合焦位置の検出方式としては、例えば、所望とする被写体にピントが合った状態では画像のコントラストが高くなるという特徴を利用して合焦位置を検出するTTL方式を用いる。
AE処理部29は、プレ画像に基づいて被写体輝度を測定し、測定した被写体輝度に基づいて絞り値およびシャッタスピードを露出設定値として設定して出力する(AE処理)。具体的にはプレ画像を例えば8×8の64の測光領域に分割し、各領域の明るさおよびあらかじめ定められて後述する内部メモリ35に記憶されたプログラム線図に基づいて、シャッタスピードおよび絞り値を設定する。
AWB処理部30は、撮影時のホワイトバランスを自動調整する(AWB処理)。
画像処理部31は、本画像の画像データに対して、明るさ補正、階調補正、シャープネス補正、および色補正等の画質補正処理、並びにRAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータおよび赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を行う。この本画像とは、レリーズボタンが全押しされることによって実行される本撮影により撮像素子18から取り込まれ、AFE20、画像入力コントローラ25経由でフレームメモリ26に格納された画像データにより表される画像である。
圧縮/伸長処理部32は、画像処理部31によって処理が行われた本画像の画像データに対して、例えば、JPEG等の圧縮形式で圧縮処理を行い、画像ファイルを生成する。この画像ファイルには、Exifフォーマット等に基づいて、撮影日時等の付帯情報が格納されたタグが付加される。
メディア制御部33は、不図示のメディアスロットルに着脱自在にセットされた記録メディア34にアクセスして、画像ファイルの書き込みと読み込みの制御を行う。
記録メディア34は、各種データを記憶可能な記録媒体であり、磁気的又は光学的記録媒体、半導体メモリ等によって構成されている。
内部メモリ35は、デジタルカメラ1において設定される各種定数、ルックアップテーブル、およびCPU22が実行するプログラム等を記憶する。
基準画像選択部(基準画像選択手段)36は、流し撮りモードによって撮像系9により連続して取得された複数のフレーム画像から1つの基準画像を選択する。
特徴点検出部(特徴点検出手段)37は、基準画像選択部36により選択された基準画像から複数の特徴点を検出する。特徴点は被写体の角部や画像パターン等として特徴を有する点であり、画素信号の勾配情報等に基づいて検出される。特徴点の検出方法としては、例えばMoravecの手法や、Harrisの手法、Shi−Tomaiの手法等を使用することができるが、本発明においては、特徴点を抽出できれば抽出方法は限定しない。
対応点検出部(対応点検出手段)38は、特徴点検出部37によって抽出された特徴点が、基準画像選択部36により選択された基準画像を除く複数の対応画像においてどの位置に移動したかを追従することによって対応点を検出する。対応点は、特徴点の特徴と略一致する点であり、対応点の検出方法としては、例えばKLT-Trackerの手法、ブロックマッチング等を使用することができるが、本発明においては、対応点を検出できれば検出方法は限定しない。
動体領域特定部(動体領域特定手段)39は、基準画像選択部36により選択された基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定する。なお動体領域の特定方法については後で詳細に説明する。
位置合わせ部(位置合わせ手段)40は、複数の画像が流し撮りによって撮影されているときに、複数の対応画像の各々を基準画像に位置合わせするものであり、本発明において特徴的なのは、特定領域特定部39により特定された動体領域が特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように位置合わせを行うことである。なおこの位置合わせの方法については後で詳細に説明する。
合成部(合成手段)41は、位置合わせ部40により位置合わせされた複数の対応画像と基準画像とを合成して合成画像を生成する。なお、合成は複数の画像について、複数の画像間の対応する画素値を加算することにより行ってもよく、画素値の平均値を算出することにより行ってもよい。なおこの合成方法については後で詳細に説明する。
データバス42は、各種処理部、フレームメモリ26およびCPU22等に接続されており、画像データおよび各種指示等のやり取りを行う。以上のようにしてデジタルカメラ1は構成されている。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図4はデジタルカメラ1による撮像処理のフローチャート、図5は図4の撮像処理の概念図、図6は動体領域の特定方法を説明する図、図7はワーピングを説明する図、図8は所定領域の一例を示す図である。
上記のように構成された本実施形態のデジタルカメラ1は、図4に示すように、先ずCPU22が流し撮りモードが設定されているか否かを判別する(ステップS1)。流し撮りモードが設定されている場合(ステップS1;YES)には、CPU22は、レリーズボタン2が全押しされたか否かを判別し(ステップS2)、全押しされていない場合(ステップS2;NO)にはレリーズボタン2が全押しされるまでステップS2の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS2にてレリーズボタン2が全押された場合(ステップS2;YES)には、CPU22が撮像系9に複数のフレーム画像を連続して取得させる、いわゆる連写を行わせる(ステップS3)。
流し撮りは、動体である車Dの動きに追従するようにユーザによってデジタルカメラ1が水平方向にパンされて行われるものであるため、この連写によって得られる複数のフレーム画像は、デジタルカメラ1が水平方向にパンされている間に取得される(図10A参照)。
例えば図5に示すように、全体の露光時間が1/4秒のときに1/16秒ずつ4枚のフレーム画像P1〜P4に分割して撮影した場合には、ユーザがデジタルカメラ1を水平方向にパンしたことにより非動体である背景の木T1〜T4はフレーム画像P1〜P4間で水平方向に移動しているが、動体である車D1〜D4は少しずつデジタルカメラ1側に近づいてきているため、背景の木T1〜T4と車D1〜D4の画像中の奥行方向の位置関係がずれてしまっている。
また各フレーム画像P1〜P4も露光時間が1/16秒であるため背景の木T1〜T4は、その露光時間分の水平方向のブレが生じてしまっているが、車D1〜D4はデジタルカメラ1のパンにより水平方向のブレが小さくなる。
デジタルカメラ1が連写により上記のような複数のフレーム画像P1〜P4を取得すると(ステップS3)、次に基準画像選択部36が複数のフレーム画像P1〜P4から1つの基準フレーム画像(以下、基準画像という)を選択する(ステップS4)。本実施形態では、図5に示すようにフレーム画像P2を基準画像として選択するが、基準画像の選択方法は特に限定されるものではなく、いずれのフレーム画像を選択してもよい。
基準画像P2が選択されると(ステップS4)、特徴点検出部37が選択された基準画像P2から特徴点を検出する(ステップS5)。そして次に対応点検出部38が、基準画像P2を除く複数の対応フレーム画像(以下、対応画像という)P1,P3,P4の各々において対応点を検出する(ステップS6)。
対応点の検出は、図5に示すように、基準画像P2の特徴点が複数の対応画像P1,P3,P4の各々においてどの位置に移動したかを追従することにより検出される。この追従結果は、図5中の上から2番目の工程に示すように動きベクトルとして表現することができ、矢印の始点が特徴点、終点が対応点を示している。
このようにして対応点が検出されると(ステップS6)、次に動体領域特定部39が動体領域を特定する(ステップS7)。ここで本実施形態における動体領域の特定は、対応点の検出結果を用いて行うものとする。上述したように流し撮りを行う場合は、ユーザによって動体である車Dに追従するようにデジタルカメラ1がパンされるので、画面中央付近の短い動きベクトルが動体領域である可能性が高く、また水平方向に長い動きベクトルは非動体領域である可能性が高い。従って例えば動きベクトルの水平成分が所定の閾値よりも小さい場合には動体領域の特徴点と判断することができる。
そして動体領域の特徴点を特定すると、図6に示すように、例えば特徴点の周囲の所定矩形範囲を動体領域に設定することで、動体領域のマスク画像を生成し、マスク画像の境界をより滑らかにするために、このマスク画像に対して空間方向の平滑化処理を行い、平滑化処理が行われた領域を図5の上から3番目の工程に示すように動体領域として特定する。なお本実施形態では動体領域の特定を図6に示して上記に説明したように行ったが、対応点検出結果を用いて動体領域を特定する手法は既に数多く提案されているため、上記とは異なる公知の手法を用いてもよい。
上記のようにして動体領域が特定されると(ステップS7)、次に位置合わせ部40が対応点の修正を行う(ステップS8)。対応点の修正は、図5の上から4番目の工程に示すように、特定した動体領域の範囲内の動きベクトルはそのままの状態にし、動体領域以外の非動体領域については予め定められた格子点において成分ゼロの動きベクトルを設定する。
なお格子点間隔を小さく設定すると図7の三角形分割における各三角形が小さくなるため、動体領域と非動体領域の境界部分をまたがる三角形を小さくすることができ、ワーピングによる動体領域周辺の歪みを低減することができるが、この場合処理する三角形の数が多くなるため処理に時間を要するので、格子点の設定はユーザが画質と処理時間との関係を考慮して適宜設定変更可能とする。
そして修正された対応点情報つまり修正された動きベクトルを、図7に示すように、対応画像P1,P3,P4については、動体領域の範囲の動きベクトルの終点すなわち対応点を特徴点とし、基準画像P2については、動体領域の範囲の動きベクトルの始点を特徴点として、それぞれのフレーム画像P1〜P4について各特徴点を頂点に持つ三角形で画像全体を分割する。このとき各フレーム画像P1〜P4間で対応する特徴点は同じ三角形の同じ頂点となるようにする。なお三角形分割手法としては、Delaunay三角形分割法等の公知の技術を使用することができる。
そして次に位置合わせ部40は、図7に示すように三角形単位でアフィン変換を行うことにより画像を変形するワーピングを行う(ステップS9)。ワーピングは、対応画像P1,P3,P4中の動体領域の特徴点の座標値が、基準画像P2中の動体領域の特徴点の座標値に一致するように対応画像P1,P3,P4を幾何変換するものであり、よく知られたモーフィングと同様な処理により行うことができる。そして三角形単位でのアフィン変換は、幾何学変換である下記式(1)で表される。
Figure 0005214476
上記式(1)に対応する三角形の3つの頂点の座標(xi,yi)=(x'i,y'i)(i=1,2,3)を代入し、6連立方程式を解くことでa,b,c,d,s,tの6つのパラメータを求めることができる。そして算出したパラメータに基づいて全ての三角形の内部の点つまり各画素をアフィン変換することにより画像を変形してワーピングを終了する。
上記のようにしてワーピングされた対応画像P1,P3,P4は、各々の対応画像P1,P3,P4中の動体領域が基準画像P2中の動体領域と略一致し、非動体領域は変化していない画像となる。すなわち図5の上から5番目の工程に示すように、非動体領域である背景、例えば木T1,T3,T4の画像中の位置は、各処理前である図5の1番目の工程に示す対応画像P1,P3,P4の木T1,T3,T4の画像中の位置と変わらない、つまり位置合わせ量が0となり、動体領域である車D1,D3,D4の画像中の位置は各処理前である図5の1番目の工程に示す対応画像P1,P3,P4の車D1,D3,D4の位置と略一致する、つまり位置合わせ量が100%となる。
このように動体領域が非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように対応画像P1,P3,P4を位置合わせする。なお本実施形態では非動体領域は位置合わせ量が0すなわち位置合わせを行っていないので、三角形分割等の処理を省略してもよい。このように処理を省略することにより、処理時間を短縮することが可能になる。
そして動体領域の位置合わせが終了すると(ステップS8,9)、次に合成部41が位置合わせ部40により位置合わせされた対応画像P1,P3,P4と基準画像P2とを重ね合わせることにより合成画像Cを生成する(ステップS10)。これにより図5の最後の工程に示すように動体である車Dは静止するが、非動体である木T等の背景はデジタルカメラ1の動きのみによってパン方向すなわち水平方向に流れた自然な画像を取得することができる。
一方、ステップS1にてCPU22が流し撮りモードが設定されておらず、通常の撮影モードが設定されていると判別した場合(ステップS1;NO)には、デジタルカメラ1は1回の露光により撮影を行う通常の撮影を行い、1枚の画像データを取得する(ステップS13)。
そして、圧縮/伸長処理部32が、合成画像Cの画像データ又は通常の撮影により取得した画像データから画像ファイルを生成し(ステップS11)、メディア制御部33が画像ファイルを記録メディア34に記録し(ステップS12)、処理を終了する。
このように本実施形態のデジタルカメラ1によれば、流し撮りにより連続して撮像された複数の画像P1〜P4を取得し、取得した複数の画像P1〜P4から基準画像P2を選択し、選択した基準画像P2を除く複数の対応画像P1,P3,P4の各々において動体領域を特定し、特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、複数の対応画像P1,P3,P4の各々を基準画像P2に位置合わせし、位置合わせされた複数の対応画像P1,P3,P4と基準画像P2とを合成するので、動体領域と非動体領域とを分離して位置合わせすることにより、補間画像を作成する必要がないので、補間画像の作成に要する処理時間や補間画像を記憶するメモリを節約することができて、処理時間やメモリ容量を増大させることなく効果的な流し撮り画像を取得することができる。
なお本実施形態では非動体領域の位置合わせ量を0としたが、本発明はこれに限られるものではなく、図5の上から2番目に示される非動体領域の動きベクトルの水平方向(デジタルカメラ1のパン方向)の情報を修正してもよい。このように非動体領域の水平方向の情報を修正して、複数の対応画像P1,P3,P4における非動体領域の各々を基準画像P2の非動体領域に位置合わせする際に、非動体領域の位置合わせ量が動体領域の位置合わせ量よりも多くならないようにすることにより、合成画像C中の非動体である背景の流れを変更することができるので、合成画像Cにおける車Dのスピード感を変えることができる。
また本実施形態では、動体領域特定部39が対応点検出結果をもといることにより動体領域の特定を行ったが、例えば図8に示すように、例えば予め設定された所定領域Aを動体領域として特定するようにしてもよい。この場合ユーザが流し撮りを行うスルー画像にはこの所定領域Aが表示されており、ユーザはこの表示された所定領域A内に動体Dが納まるようにデジタルカメラ1をパンして流し撮りを行うようにする。
次に本発明の実施形態による画像処理方法について説明する。図9は本発明の一実施形態による画像処理方法を適用した画像処理のフローチャートである。なお図9は、図4のフローチャートと同様の処理は同じステップ番号で示して説明を省略し、異なる箇所についてのみ詳細に説明する。
本実施形態の画像処理方法は、コンピュータを、上記の基準画像選択部36、特徴点検出部37、対応点検出部38、動体領域特定部39、位置合わせ部40、合成部41に対応する手段として機能させて行う画像処理方法であり、図9に示すように、先ずコンピュータに入力された複数の画像ファイルの画像データが流し撮りによって撮影された画像か否かを判別する(ステップS20)。
複数の画像が流し撮りによって撮影された画像データである場合(ステップS20;YES)には、入力された複数の画像データを取得し(ステップS21)、流し撮りによって撮影された画像データでない場合(ステップS20;NO)には、流し撮りによって撮影された画像データの画像ファイルが入力されるまでステップS20の処理を繰り返し行う。ここで流し撮りによって撮影された画像データであるか否かの判断は、例えば画像ファイルに付加されたタグの情報により、画像データが通常撮影モードによって撮影されたか、流し撮りモードによって撮影されたかを判断する。
このようにしてデジタルカメラ等によって流し撮りにより連続して撮像された複数の画像を取得して、上述した実施形態のデジタルカメラ1と同様の画像処理を行うことによりデジタルカメラ1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1及び画像処理方法について説明したが、コンピュータを、上記の基準画像選択部36、特徴点検出部37、対応点検出部38、動体領域特定部39、位置合わせ部40、合成部41に対応する手段として機能させ、図9に示すような処理を行わせるプログラムも本発明の実施形態の1つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も本発明の実施形態の1つである。
また本発明の撮像装置及び画像処理方法並びにプログラムは、上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
1 デジタルカメラ
5 モニタ
9 撮像系(撮像手段)
22 CPU(撮像制御手段)
36 基準画像選択部(基準画像選択手段)
37 特徴点検出部(特徴点検出手段)
38 対応点検出部(対応点検出手段)
39 動体領域特定部(動体領域特定手段)
40 位置合わせ部(位置合わせ手段)
41 合成部(合成手段)

Claims (13)

  1. 被写体を撮像して画像を取得する撮像手段と、
    該撮像手段に複数の画像を連続して取得させる撮像制御手段と、
    前記複数の画像から1つの基準画像を選択する基準画像選択手段と、
    該基準画像選択手段により選択された基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定する動体領域特定手段と、
    前記複数の画像が、各画像中において背景が流れた状態になる流し撮りによって撮影されているときに、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせするものであり、前記動体領域特定手段により特定された動体領域が特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように前記位置合わせする位置合わせ手段と、
    該位置合わせ手段により位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成する合成手段とを備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記動体領域は、前記画像中で予め定められた所定領域であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記基準画像から特徴点を検出する特徴点検出手段と、
    前記複数の対応画像の各々において、前記特徴点検出手段により検出された特徴点に対応する対応点を検出する対応点検出手段を備え、
    前記動体領域特定手段が、前記特徴点検出手段により検出された特徴点と前記対応点検出手段により検出された対応点から前記動体領域を特定するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記特徴点を始点、前記対応点を終点とする動きベクトルを生成し、
    前記動体領域特定手段が、予め設定した所定の閾値よりも前記動きベクトルの成分が小さい領域を前記動体領域として特定するものであることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記位置合わせ手段による前記非動体領域の位置合わせ量が0であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 流し撮りにより連続して撮像された、それぞれ背景が流れた状態の複数の画像を取得し、
    該取得した複数の画像から基準画像を選択し、
    該選択した基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定し、
    該特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせし、
    該位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成することを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記基準画像から特徴点を検出し、
    前記複数の対応画像の各々から前記特徴点に対応する対応点を検出し、
    該検出した特徴点と対応点から前記動体領域を特定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記特徴点を始点、前記対応点を終点とする動きベクトルを生成し、
    予め設定した所定の閾値よりも前記動きベクトルの成分が小さい領域を前記動体領域として特定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記非動体領域の位置合わせ量を0にして前記位置合わせを行うことを特徴とする請求項6〜8いずれか1項に記載の画像処理方法。
  10. コンピュータに、流し撮りにより連続して撮像された、それぞれ背景が流れた状態の複数の画像を取得し、
    該取得した複数の画像から基準画像を選択し、
    該選択した基準画像を除く複数の対応画像の各々において動体領域を特定し、
    該特定した動体領域が、特定されなかった非動体領域よりも位置合わせ量が多くなるように、前記複数の対応画像の各々を前記基準画像に位置合わせし、
    該位置合わせされた複数の対応画像と前記基準画像とを合成することを実行させることを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータに、前記基準画像から特徴点を検出し、
    前記複数の対応画像の各々から前記特徴点に対応する対応点を検出し、
    該検出した特徴点と対応点から前記動体領域を特定することを実行させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. コンピュータに、前記特徴点を始点、前記対応点を終点とする動きベクトルを生成し、
    予め設定した所定の閾値よりも前記動きベクトルの成分が小さい領域を前記動体領域として特定することを実行させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. コンピュータに、前記非動体領域の位置合わせ量を0にして前記位置合わせを行うことを実行させることを特徴とする請求項10〜12いずれか1項に記載のプログラム。
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