JP5202375B2 - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明の画像処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得手段と、前記画像の色情報を取得する色情報取得手段と、前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出手段と、複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別手段と、を有し、前記シーン判別手段が、前記検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、画像を取得する画像取得ステップと、前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得ステップと、前記画像の色情報を取得する色情報取得ステップと、前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出ステップと、複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別ステップと、を有し、前記シーン判別ステップにおいて、前記スミア領域検出ステップにより検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、画像を取得する画像取得ステップと、前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得ステップと、前記画像の色情報を取得する色情報取得ステップと、前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出ステップと、複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記シーン判別ステップにおいて、前記スミア領域検出ステップにより検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、上記に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
本実施形態では、実施形態に係る撮像装置の一例として、デジタルカメラ(以下、本デジタルカメラと称する)を用いた場合について説明する。図1は、本デジタルカメラの機能構成例を示すブロック図である。
本デジタルカメラで行われる、画像内でスミア領域を検出する方法について説明する。図2は本実施形態に係るスミア領域を検出する処理を示すフローチャート、図3はフローチャートの流れを模式的に示した図である。なお、以下の検出に係る処理は、スミア検出部110が実行する。スミア検出部110は制御部102によって制御され処理を実行する。制御部102にはCPUなど含まれており、不図示のROMなどからプログラムを読出し、不図示のRAMなどを作業領域として処理を実行することで、スミア検出部110の処理が実現される。
(ステップS201)
先ず、スミア検出部110は、画像内を複数のブロックに分割する。分割数は、例えば、画像内を横方向に15分割、縦方向に9分割の、計135分割としてもよい。図3は、画像を模式的に示したイメージ(301〜306)を示した図であるが、ここで示す例では、画像内を横方向に15分割、縦方向に9分割している。
次にスミア検出部110は、画像内の紙面左上のブロックから水平方向に走査していく(図3、301における矢印参照)。
次にスミア検出部110は、ブロック内の輝度の平均値を算出して、その値が閾値(TH_SmearY)以上ならばステップS204へ、TH_SmearY未満ならばステップS208へ移行する。
ブロックの輝度の平均値がTH_SmearY以上ならば(ステップS203)、スミア検出部110は、そのブロックから垂直方向に走査する(図3、302の矢印参照)。
次にスミア検出部110は、ステップS203と同様に、ブロック内の輝度の平均値を算出して、その値がTH_SmearY以上ならばステップS206へ、TH_SmearY未満ならばステップS208へ移行する。
ブロックの輝度の平均値がTH_SmearY以上ならば(ステップS205)、スミア検出部110は、垂直方向に走査していく。そして、画像内一番下のブロックまで走査していたらステップS207へ進み、まだ一番下まで走査していない場合はステップS204へ戻る。
ステップS206で一つの列の各ブロックの輝度の平均値がすべてTH_SmearY以上ならば、スミア検出部110は、その列をスミア領域とみなす(図3、303)。そして、スミア領域と判定した領域を記録し、ステップS208へ移行する。
そして、スミア検出部110は、画像内の紙面左上のブロックから紙面一番右上のブロックまで水平方向に走査したかどうかを判断する。ブロック内の輝度の平均値がTH_SmearY未満と判断され、画像の紙面一番右のブロックまで走査し終えたらステップS209へ移行する。または、スミア領域があると判断し、紙面一番右上のブロックまで走査し終えたらステップS209へ移行する。まだ紙面一番右のブロックまで走査していない場合はステップS202へ戻り、再び一番上の行を水平方向に走査していく(図3、304の矢印参照)。
画像内の紙面一番上の行のブロックをすべて走査したら、スミア検出部110は各スミア領域の幅を算出する(図3、305の両端矢印参照)。算出を終えたらステップS210へ移行する。
次に、スミア検出部110は、スミア発生位置周辺には偽色が生じている可能性があるため、その周辺領域を偽色領域とみなす。偽色領域は、例えば各スミア領域の左右に設定し、左右の幅はスミア領域と同じ幅であるとしてもよい(図3、306、両端矢印A:スミア領域,両端矢印B,C:偽色領域)。
次に、本デジタルカメラに係る画像から特定のシーンの判別を行う処理を説明する。ここでは、一例として夕景を判別する方法について説明する。図4は、本実施形態に係る夕景を判別する処理を示すフローチャートである。なお、以下の判別に係る処理は、シーン判別部109が実行する。シーン判別部109は制御部102によって制御され処理を実行する。制御部102の処理により、シーン判別部109の処理が実現されることは、上述したスミア検出部110と同様である。
まず、シーン判別部109は、画像内の各画素の被写体輝度値(Bv値)、及び画像の全体の平均輝度値を算出する。また、画像内を複数領域に分割してそれぞれの領域における被写体距離(距離情報)を算出する。そして、これらがすべて夕景判別へと進むための条件を満たすか否かを判定する。ここで条件を満たすか否かについては、予め所定の閾値が設定されているものとする。満たさない場合は夕景判別を中止し、不図示の別のシーンの判別へと処理を進める。
次にシーン判別部109は、画像内を複数のブロックに分割する。分割数は、例えば、上述のスミア領域の検出と同様に、画像内を横方向に15分割、縦方向に9分割の、計135分割としてもよい。
次にシーン判別部109は、ステップS402で得られた各ブロックについて、輝度、彩度並びに色相(輝度情報、色情報)の平均値を計算する。本実施形態では、各ブロックの輝度、彩度、色相の情報から「夕日色ブロック」、「空色ブロック」、「中間色ブロック」、「その他の色ブロック」の4つに分ける。例えば、夕日色ブロックは赤色から黄色に属する色相で彩度が一定範囲内のもの、空色ブロックは青色に属する色相で彩度が一定範囲内のもの、中間色ブロックは赤色から黄色に属する色相だが彩度が夕日色ブロックを満たしていないもの、とする。また、その他の色ブロックは、夕日色ブロック、空色ブロック、中間色ブロックのいずれにもあてはまらないものとしてもよい。さらに、輝度値に応じて各ブロックを満たす条件の閾値を決定してもよい。
次にシーン判別部109は、スミア領域と偽色領域の判別を行う。スミア領域を検出したか否かについては、図2に示した方法により判別する。
次に、スミアの有無、及び、発生している領域を判別したら、シーン判別部109は、画像内を分割した各ブロックについて、その情報を夕景判別で使用するかどうかを判定する。例えば、夕景判別で使用しないブロックは、低輝度ブロック、高輝度ブロック、白色ブロック、スミア領域ブロック、偽色ブロック、顔領域ブロックとしてもよい。低輝度、高輝度、白色ブロックはそれぞれ各ブロックの輝度値や彩度、色相をもとに決定する。また、被写体の一部である顔部分を検出する顔検出機能を備えていて、その機能により顔が検出されたならば、その領域も使用しないことにしてもよい。これら夕景判別で使用しないブロックは、基本的には、ステップS403において「夕日色ブロック」、「空色ブロック」および「中間色ブロック」のいずれの条件も満たしていないと判断されており、「その他の色ブロック」に分類されていることになる。これにより、スミア領域など夕景判別に影響を与える可能性のある情報を使用せずにシーンの判別を行うことが可能となり、特定のシーンを高精度で判別できることになる。なお、以降では夕景判別で使用するブロックを「サーチ可能ブロック」と呼ぶことにする。
次にシーン判別部109は、ステップS406以降は、画像内の各ブロックの輝度情報、彩度情報、色相情報を使用する。ここでは、すべてのブロックのうち一定割合以上が一様な情報をもつブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。一様な情報とは、各ブロックの輝度情報、彩度情報、色相情報がそれぞれ似たものであることを指す。例えば、一面が赤色の壁を撮影した場合などは、各ブロックが夕日色ブロックの条件を満たしていても、一様な情報を持っているブロックが多く存在すれば夕景として判別しづらくなるといったことが起こりうるからである。
次にシーン判別部109は、ステップS407で、白色の領域がどの程度あるかを算出する。この領域はステップS405で選択された白色ブロックとする。すべてのブロックのうち一定割合以上が白色ブロックの条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。ここで、この判定基準となる割合が示す値は、ステップS404にて判定されたスミア領域および偽色領域が占める幅に応じて変化する。スミア領域および偽色領域を除いた領域では、その領域を占める被写体に応じた輝度情報、彩度情報、色相情報が得られる。これに対して、スミア領域および偽色領域には、スミアの原因となる高輝度被写体が存在する領域だけでなく、その上下の領域も含まれてしまう。すなわち、スミアの原因となる高輝度被写体が存在する上下の領域を占める被写体が、スミアが生じなければ夕日ブロックや空色ブロックの条件を満たすものであったとしても、その列に高輝度被写体が存在したがために、スミア領域または偽色領域となってしまう。このように、スミアが発生することによって、判定対象となるブロック(ここでは白色ブロック)の割合が、スミアが生じない場合に比較して小さくなる可能性があるため、スミア領域の幅が大きくなるほど、上述した判定基準の割合の値を小さくする。勿論、判定対象となるブロックの割合に代えて、判定対象となるブロックの絶対数を判定基準とし、スミア領域の幅が大きくなるほど、判定基準の絶対数の値を小さくするようにしても構わない。このようにすることで、本実施形態では、特定のシーンを一層高精度で判別できるようにしている。
次にシーン判別部109は、ステップS408で、低彩度の領域がどの程度あるかを算出する。この領域はステップS405で選択されたその他の色ブロックのうち、サーチ不可能ブロックを満たさず、かつ、彩度が低いブロックとする。サーチ可能ブロックのうち一定割合以上が低彩度ブロックの条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。
次にシーン判別部109は、ステップS409で、中間色の領域がどの程度あるかを算出する。この領域はステップS405で選択された中間色ブロックとする。有効ブロックのうち一定割合以上が中間色ブロックの条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。
次にシーン判別部109は、ステップS410で、高彩度の空色の領域がどの程度あるかを算出する。この領域はステップS405で選択された空色ブロックのうち、彩度が高いブロックとする。有効ブロックのうち一定割合以上が高彩度の空色ブロックの条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。
次にシーン判別部109は、ステップS411で、一定の条件を満たす高彩度の領域がどの程度あるかを算出する。この領域はステップS405で選択されたサーチ可能ブロックのうち、有効ブロックを満たさないブロックとする。サーチ可能ブロック内の一定以上の彩度をもつブロックのうち一定割合以上がその他の色ブロックの条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。
次にシーン判別部109は、ステップS412で、空領域の重心位置を算出する。本実施形態では空色であるとみなすブロックの数、及び、配置をもとに、重心位置を算出する。図6は、空領域の重心位置の算出を模式的に説明するための図である。ここでは、まず、図6に示すように空色条件を満たすブロックを計算する(図中、色の異なるブロック)。そして、空色条件を満たすブロック数を各行ごとに求める。各行のブロック数に対して行番号を乗算し、すべての行で足し合わせたものが、重心位置の評価値となる。例えば行番号を画像内下から数えることにすると、評価値が高いほど空領域の重心位置は画像内で上の方になる。なお、縦横位置検出部103により、縦撮影位置であると判断した場合は、各行ではなく各列ごとに空色条件を満たすブロックを足し合わせて重心位置を算出してもよい。ここでは、もし、計算した重心位置が画像上部から一定割合以内ならば夕景判別の条件を満たし、画像下部に近い場合は夕景判別の条件を満たさないとみなす。なお図6には、評価値の計算方法の一例を記載している。
次にシーン判別部109は、ステップS413で、ステップS403で算出された夕日色ブロックを満たすブロックについての彩度情報から彩度のヒストグラムを判定する。図7は、彩度のヒストグラムの一例(701〜705)を示した図である。図7に示す例では、ヒストグラムの横軸が彩度であり、例えば0から100まで5刻みとしてもよい。ヒストグラムの縦軸は有効ブロックに対する夕日色ブロックを満たすブロック数に対する各彩度のブロック数の割合である。
ここでは、702に示すようにヒストグラムの一部が途切れている場合、703に示すようにヒストグラムの幅が一定範囲以内に限られる場合、夕景判別を満たさないとする。さらに、704に示すようにヒストグラムの最大値が一定値以上である場合、705に示すように、ヒストグラムの最大値部分から左右に走査して、単純減少となっていない部分の領域が一定値以上である場合、夕景判別を満たさないとする。つまり、これらの計4つの判定のうち1つでも当てはまれば夕景判別を満たさないとし、例えば701のような所定の形状と判断されるものについては夕景判別を満たすものとする。
次にシーン判別部109は、ステップS414で、特定の条件を満たすブロックについての色相情報から色相のヒストグラムを判定する。ここで、この特定の条件とは、例えば、赤色から黄色に属する色相、低輝度、高輝度、白色、の計4種類の条件のうち一つ以上を満たすもの、としてもよい。図8は、色相のヒストグラムの一例(801〜803)を示した図である。図8に示す例では、ヒストグラムの横軸は色相であり、例えば100から200まで5刻みとしてもよい。ヒストグラムの縦軸は特定の条件を満たすブロック数に対する各色相のブロック数の割合である。また、特定の条件については、例えば、サーチ可能ブロック、低輝度ブロック、高輝度ブロック、白色ブロックのうちいずれかを満たすブロックとしてもよい。
ここでは、802に示すようにヒストグラムの最大値が一定値以上である場合、803に示すように、ヒストグラムの最大値部分から左右に走査して、単純減少となっていない部分の領域が一定値以上ある場合、夕景判別を満たさないとする。つまり、これらの計2つの判定のうち1つでも当てはまれば夕景判別を満たさないとし、例えば801のような所定の形状と判断されるものについては夕景判別を満たすものとする。
次にシーン判別部109は、ステップS415で、画像内の各ブロックを水平方向に走査し、各ラインにおいて占める割合の多い明るさや色を判別する。本実施形態では、1ラインごとに、低輝度ライン、高輝度ライン、低彩度ライン、空色ライン、夕日色ライン、中間色ライン、その他の色ライン、対象外ラインの計8種類に分類する。分類方法としては、まず各ラインの中で各ブロックを、輝度情報および色情報から複数の種類に分ける。
各ブロックが属する種類には、ステップS405で指定した低輝度ブロック、高輝度ブロック、空色ブロック、夕日色ブロック、中間色ブロック、ステップS408で指定した低彩度ブロック、および、それら以外のその他の色ブロックがある。以上7種類にブロックを分けたら、そこから1ライン内の各分類の割合および一番割合が多い分類を算出し、その結果により各ラインを明るさおよび色に応じて分類する。各ラインの分類方法として、例えば、低輝度ブロックが1ライン内で一定割合以上であり他のどの分類よりも割合が多い場合は、そのラインを低輝度ラインとする。同様に高輝度ライン、低彩度ライン、空色ライン、夕日色ライン、中間色ライン、その他の色ラインでも同様の条件を設定する。条件にある一定割合については、それぞれの分類により異なる閾値にしてもよい。この一定割合についても、ステップS404にて判定されたスミア領域の幅が大きくなるほど、その値を小さくする。どのラインにも属さないものを対象外ラインと分類する。なお、縦横位置検出部103からの位置情報により、本デジタルカメラが縦撮影位置であると判断した場合は、水平方向ではなく垂直方向に変更して画像内の各ブロックを走査し、各ラインを分類するようにする。
次にシーン判別部109は、ステップS416〜ステップS419で、それぞれ画像内の高輝度ライン(S416)、空色ライン(S417)、低彩度ライン(S418)、その他の色ライン(S419)がどの程度あるかを算出する。画像内の水平ラインのうち一定割合以上がそれぞれの条件を満たすラインならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。この一定割合については、高輝度ライン、空色ラインなどそれぞれに異なる値を設定してもよい。
次に、ステップS420では夕日色ブロックの平均彩度および平均色相を算出する。夕日色ブロックを満たすブロックの平均彩度、平均色相を算出し、それらの値が一定範囲内に収まっていなければ夕景判別の条件を満たさないとみなす。
次にシーン判別部109は、ステップS421で、夕日色ブロック数がどの程度あるかを算出する。有効ブロックのうち一定割合以下が夕日色条件を満たすブロックならば夕景判別の条件を満たさないとみなす。
ステップS401、ステップS406〜ステップS421では夕景判別の条件を満たすか否かを計算した。ステップS422では、シーン判別部109は、これまでのすべての夕景判別の条件を満たしたかどうかにより夕景判別結果を決定する。すべての判別条件を満たしていればステップS423へ、一つでも判別条件を満たしていなければステップS424へ移行する。
そしてシーン判別部109は、すべての夕景判別条件を満たしている場合にはそのシーンを夕景と判別する。一方、一つでも夕景判別条件を満たしていなければそのシーンは夕景でないと判別する。
次に、本デジタルカメラに係るシーン判別時の画像処理の方法について説明する。
102 制御部
103 縦横位置検出部
104 CCD部
105 レンズ
106 露出機構
107 A/D変換部
108 画像処理部
109 シーン判別部
110 スミア検出部
111 EF処理部
112 フラッシュ部
113 EVF表示部
114 フォーマット変換部
115 画像記録部
116 外部接続部
117 AF処理部
118 AE処理部
Claims (11)
- 画像を取得する撮像手段と、
前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得手段と、
前記画像の色情報を取得する色情報取得手段と、
前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出手段と、
複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別手段と、を有し、
前記シーン判別手段が、前記検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする撮像装置。 - 前記色情報には彩度情報が含まれ、
前記シーン判別手段は、前記所定の条件を満たすブロックの割合が前記所定の範囲内であって、かつ、前記画像に対するブロックごとの彩度についてのヒストグラムが所定の条件を満たす場合に、前記特定のシーンであると判別することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記色情報には色相情報が含まれ、
前記シーン判別手段は、前記所定の条件を満たすブロックの割合が前記所定の範囲内であって、かつ、前記画像に対するブロックごとの色相についてのヒストグラムが所定の条件を満たす場合に、前記特定のシーンであると判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記シーン判別手段は、前記所定の条件を満たすブロックの割合が前記所定の範囲内であって、かつ、前記画像のブロックを水平に走査して、各ラインに占める割合の多い明るさおよび色を前記輝度情報および前記色情報から導き、明るさおよび色について所定の条件を満たすラインの数が所定の範囲内である場合に、前記特定のシーンであると判別することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 縦撮影位置か横撮影位置かを検出する縦横位置検出部を有し、
前記シーン判別手段は、前記縦横位置検出部から出力される位置情報をもとに、前記水平に走査する方向を変更することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 当該撮像装置は、前記シーン判別手段により判別された前記特定のシーンに応じて撮影時の画像処理の方法を切り替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記スミア領域検出手段は、前記画像を複数のブロックに分割しブロックごとの輝度情報、色情報、及びブロックの配置を見て、スミア領域を検出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 画像を取得する画像取得手段と、
前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得手段と、
前記画像の色情報を取得する色情報取得手段と、
前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出手段と、
複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別手段と、を有し、
前記シーン判別手段が、前記検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする画像処理装置。 - 画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得ステップと、
前記画像の色情報を取得する色情報取得ステップと、
前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出ステップと、
複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別ステップと、を有し、
前記シーン判別ステップにおいて、前記スミア領域検出ステップにより検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とする画像処理方法。 - 画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像の輝度情報を取得する輝度情報取得ステップと、
前記画像の色情報を取得する色情報取得ステップと、
前記画像でスミアが発生しているスミア領域を検出するスミア領域検出ステップと、
複数のブロックに分割した前記画像に対するブロックごとの前記輝度情報および前記色情報を見て、所定の条件を満たすブロックの割合が所定の範囲内である場合に特定のシーンであると判別するシーン判別ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記シーン判別ステップにおいて、前記スミア領域検出ステップにより検出されたスミア領域が大きいほど、前記所定の範囲を小さく設定することを特徴とするプログラム。 - 請求項10に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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