JP5280960B2 - Electric vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動送風機からの排気騒音を低減する電気掃除機に関する。 The present invention relates to a vacuum cleaner that reduces exhaust noise from an electric blower.
従来、この種の電気掃除機は、中空状の本体ケース内の前後に、集塵室と、この集塵室に連通する電動送風機室とが区画されている。この電動送風機室には、電動送風機が収容されている。この電動送風機は、外周側がケース体によって覆われており、このケース体内には、電動送風機からの排気を本体ケースの排気孔へと導く排気風路が区画されている。そして、この排気風路により、電動送風機からの排気が本体ケースの排気孔まで流れる長さを延長することで、排気騒音の低減を図っている(例えば、特許文献1参照。)。 Conventionally, in this type of vacuum cleaner, a dust collection chamber and an electric blower chamber communicating with the dust collection chamber are partitioned before and after the hollow main body case. An electric blower is accommodated in the electric blower chamber. The outer peripheral side of the electric blower is covered with a case body, and an exhaust air passage for guiding the exhaust from the electric blower to the exhaust hole of the main body case is defined in the case body. And the exhaust noise is reduced by extending the length that the exhaust from the electric blower flows to the exhaust hole of the main body case by this exhaust air passage (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、上述の電気掃除機では、排気風路が長くなることにより排気損失が増加し、電動送風機による吸込力が低下するという問題点を有している。 However, the above-described electric vacuum cleaner has a problem that the exhaust loss increases due to the length of the exhaust air passage, and the suction force by the electric blower decreases.
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、排気損失を増加させることなく排気圧力の変動に対応して排気騒音の低減が可能な電気掃除機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a vacuum cleaner that can reduce exhaust noise in response to fluctuations in exhaust pressure without increasing exhaust loss.
本発明は、電動送風機を収容する電動送風機室と、電動送風機からの排気を前記電動送風機室へと導く第1排気風路と、この第1排気風路に連通して形成された共鳴空間と、この共鳴空間を電動送風機室側と連通させる第2排気風路と、共鳴空間と第2排気風路とを連通する開口と、この開口に配置され、所定の排気圧力に達することでこの開口を介して共鳴空間と第2排気風路とを連通させる連通装置とを具備したものである。 The present invention includes an electric blower chamber that houses an electric blower, a first exhaust air passage that guides exhaust from the electric blower to the electric blower chamber, and a resonance space that is formed in communication with the first exhaust air passage. A second exhaust air passage that communicates the resonance space with the electric blower chamber side, an opening that communicates the resonance space and the second exhaust air passage, and the opening that is disposed in the opening and reaches a predetermined exhaust pressure. And a communication device for communicating the resonance space with the second exhaust air passage.
本発明によれば、電動送風機からの排気圧力が所定の排気圧力に達しないときには、連通装置によって共鳴空間と第2排気風路とが連通せず、共鳴空間を共鳴器として作用させつつ電動送風機からの排気を第1排気風路を介して電動送風機室へと排気するので、排気圧力が相対的に低いときに発生しやすいピーク音を低減でき、電動送風機からの排気圧力が所定の排気圧力に達したときには、連通装置によって共鳴空間と第2排気風路とが連通し、この共鳴空間および第2排気風路を拡張室として作用させつつ電動送風機の排気の一部を共鳴空間および第2排気風路を介して排気するので、排気圧力が相対的に高いときに発生しやすい風切り音などの広帯域騒音を低減できるなど、排気流路を必要以上に長くして排気損失を増加させることなく排気圧力の変動に対応して排気騒音の低減が可能になる。 According to the present invention, when the exhaust pressure from the electric blower does not reach a predetermined exhaust pressure, the resonance space and the second exhaust air passage are not communicated by the communication device, and the electric blower is operated while the resonance space acts as a resonator. Is exhausted to the electric blower chamber via the first exhaust air passage, so that it is possible to reduce peak noise that is likely to occur when the exhaust pressure is relatively low, and the exhaust pressure from the electric blower is a predetermined exhaust pressure. When the frequency reaches the resonance space, the resonance device and the second exhaust air passage communicate with each other by the communication device, and the resonance space and the second exhaust air passage function as an expansion chamber, and a part of the exhaust of the electric blower is passed through the resonance space and the second exhaust air passage. Since the exhaust air is exhausted through the exhaust air passage, wideband noise such as wind noise that is likely to occur when the exhaust pressure is relatively high can be reduced. In response to fluctuations in exhaust pressure it becomes possible to reduce the exhaust noise.
以下、本発明の一実施の形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。 The configuration of an embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
図6において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
In FIG. 6, reference numeral 11 denotes a so-called canister-type vacuum cleaner, and the vacuum cleaner 11 has a
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
The
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
On the hand operating portion 17, a gripping
また、掃除機本体13は、図5および図6に示すように、合成樹脂などにより中空状に形成された本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部に形成された隔壁26の後側に、電動送風機27およびこの電動送風機27の動作を制御する制御手段としての図示しない本体制御部などを収容する電動送風機室28、および、電動送風機27などに給電するための図示しない電源部を収容する図示しない電源室とが区画されているとともに、隔壁26の前側に、この隔壁26に設けられた連通口31を介して電動送風機27の吸込側に連通する本体集塵室33が区画され、この本体集塵室33に、例えば集塵袋、フィルタ、あるいは集塵装置としての集塵カップなどの集塵部34が配置されている。
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the cleaner
本体ケース25は、本体集塵室33の上流側に連通し接続管部15が接続される本体吸込口35を前部に備えている。また、この本体ケース25は、本体集塵室33を開閉可能な本体蓋36を前側の上部に備えている。さらに、この本体ケース25の後部には、電動送風機室28に連通する排気孔37が複数形成されている。また、本体ケース25の後側の両側部には、掃除機本体13を床面上などで走行可能にするための走行輪38(一方のみ図示)がそれぞれ回転自在に取り付けられている。そして、本体ケース25の前側の下部には、この本体ケース25を走行時に旋回させるための旋回輪39が旋回自在に取り付けられている。
The
電動送風機27は、図1および図2に示すように、電動送風機本体としてのケース体41と、このケース体41の一端側である前端側に取り付けられたファンカバー42とを備えており、ケース体41の内部にモータ部としての電動機部43が収容され、ケース体41とファンカバー42との間に、図示しない整流板(ディフューザ)と遠心ファン45とが収容されている。そして、この電動送風機27は、周囲に、カバー体46が取り付けられている。このカバー体46は、図示しないが、弾性部材などを介して本体ケース25に対して弾性的に支持されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ケース体41は、例えば金属、あるいは合成樹脂などにより略有底円筒状に形成されたケース本体48と、このケース本体48の一端部である前端部に取り付けられた図示しないケース板部とを備えている。
The
ケース本体48のファンカバー42と反対側である他端部すなわち後端部(底部)の中心位置には、電動機部43の後端側を回転可能に軸支するための円筒状のモータヘッド部51が同軸状に後方へと突出して形成されている。また、このケース本体48の外周面には、複数、例えば4つの排気口52が開口形成されているとともに、これら排気口52と異なる位置に、給電部および電動機部43と電気的に接続されるブラシ装置53が取り付けられている。さらに、ケース本体48の一端部は、径方向にフランジ状に全周に亘って突出している。
A cylindrical motor head portion for rotatably supporting the rear end side of the
排気口52は、周方向に互いに離間されており、本実施の形態では、例えば左右幅方向の両側の上下に2つずつ配置されている。
The
ケース板部は、ケース本体48の一端部に、このケース本体48の直径に沿って配置されている。また、このケース板部には、電動機部43の前端側を内部に回転可能に軸支するための軸支部が形成されており、この軸支部の外部に、整流板が固定されている。
The case plate portion is disposed at one end of the
ファンカバー42は、金属などにより略有蓋円筒状に形成されており、後端側がケース本体48のフランジ状の前端部に固定されることで、ケース体41と一体的となっている。また、このファンカバー42には、前端側の中心位置に、電動送風機27の吸気口となる円形状の吸込口55が開口形成されている。
The
また、電動機部43は、長尺状の回転軸57を備えており、この回転軸57が、ケース本体48のモータヘッド部51およびケース板部の軸支部にそれぞれ収容された図示しないベアリングにより回転自在に保持されている。なお、この電動機部43は、インナロータ型の周知のものであるため、構成の詳細については説明を省略する。
The
整流板は、遠心ファン45の回転により外周側へと吹き出された空気を整流してケース体41のケース本体48内へと導くものである。そして、この整流板の中心部には、回転軸57の前端側が挿通されている。
The rectifying plate rectifies the air blown to the outer peripheral side by the rotation of the
遠心ファン45は、回転軸57の前端側に固定されてこの回転軸57と一体的に回動可能となっている。この遠心ファン45の前端側の中心部には、ファンカバー42の吸込口55に対して気密に接続される円形状の吸気開口62が開口形成されている。
The
一方、カバー体46は、図1ないし図4に示すように、例えば合成樹脂などにより略円筒状に形成されており、電動送風機27の外部全体を覆っている。また、このカバー体46は、外側を区画する外筒部65と、内側を区画する内筒部66とにより、略二重筒状に形成されている。なお、このカバー体46は、任意の箇所で複数に分割されており、これら分割した部分を一体的に組み合わせることで構成されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 to 4, the
外筒部65は、カバー体46の前面(上流面)を形成する円形平面状の上流面部である前面部71と、カバー体46の後面(下流面)を形成する円形平面状の下流面部である後面部72と、これら前面部71と後面部72とを気密に連結する円筒状の外周面部73とを一体的に有している。
The
前面部71の中心部には、連通口31(図5)と整流体であるインデューサ74などを介して気密に接続される円形状の開口部75が開口形成されている。この開口部75は、カバー体46の吸気口となるものであり、電動送風機27の吸込口55と同軸状に配置されており、この吸込口55と気密に接続される。
A
後面部72の中心部には、吸込口55よりも若干小径の円形状の第1排気開口77が開口形成されている。この第1排気開口77は、カバー体46の主排気口となるものであり、内筒部66の内部へと連通している。さらに、後面部72の第1排気開口77の周囲には、円形状の第2排気開口78が複数開口形成されている。これら第2排気開口78は、カバー体46の補助排気口となるものであり、第1排気開口77と略等しい径寸法を有しており、第1排気開口77の周方向に略等間隔に離間されて形成されている。
A circular
一方、内筒部66は、外筒部65の前面部71の後側に連続する円筒状の内周面部81と、この内周面部81の後端部に一体的に連結された下流側面である内筒後面部82とを一体的に有している。そして、この内筒部66の内部には、電動送風機27の周囲に、第1排気風路83が形成されている。
On the other hand, the inner
内周面部81は、外周面部73の内周側に離間されて対向している。また、この内周面部81の外周面には、外周面部73の内周側との間に、周方向に全周に亘ってフランジ状に突出した第1区画壁部としての周壁部84と、この周壁部84から前面部71に亘って軸方向に沿って直線状の第2区画壁部としての複数、例えば4つの側壁部85(図4)とが形成されている。
The inner
さらに、内筒後面部82の中心部には、円形状の連通開口87が開口形成されており、この連通開口87と後面部72の第1排気開口77とが、内筒後面部82の後部に突出して形成された円筒状の連通部88を介して気密に連結されている。
Further, a
したがって、外筒部65と内筒部66との間には、外周面部73、内周面部81、周壁部84および側壁部85,85間に、共鳴空間91がそれぞれ区画されているとともに、外周面部73、内周面部81、周壁部84、内筒後面部82、連通部88および後面部72間に、第2排気風路92が区画されている。
Therefore, between the outer
内周面部81の内周面には、電動送風機27のファンカバー42の周縁部が、シール部材としてのサポートゴム93を介して保持されている。このサポートゴム93は、弾性を有する部材によって円筒状に形成されており、電動送風機27を、カバー体46に対して弾性的に支持するとともに、外筒部65の開口部75と電動送風機27の吸込口55とを気密に接続するように構成されている。
On the inner peripheral surface of the inner
周壁部84は、内筒部66の後端寄りの位置、すなわちカバー体46の前後方向(軸方向)の中心位置よりも後側に配置されている。また、この周壁部84には、複数、例えば6つの円形状の開口94が周方向に互いに略等間隔に離間されて形成されており、これら開口94に、連通装置としての開閉弁95がそれぞれ取り付けられている。
The
開口94は、各共鳴空間91と第2排気風路92とを連通するものであり、格子状(十字状)のリブ部94a(図3)が内部に形成されている。このリブ部94aには、開閉弁95が取り付けられている。
The
開閉弁95は、周壁部84の後側、すなわち第2排気風路92側に位置し開口94を開閉する円形板状の開閉部95aと、この開閉部95aの中心部から前方へと軸状に突出してリブ部94aの中心部に挿通された挿通部95bと、この挿通部95bの前端部に形成され開閉弁95を抜け止めするための円形板状の抜け止め部95cとを一体的に備えている。そして、抜け止め部95cとリブ部94aとの間に、開閉弁95を前方向、すなわち開閉部95aにより開口94を閉塞する方向へと付勢する付勢手段としてのコイルばね97が取り付けられている。
The on-off
コイルばね97は、各共鳴空間91内と第2排気風路92(電動送風機室28(図5))との間の気圧差が所定以上、すなわち、電動送風機27(図1)からの排気圧力が所定の排気圧力に達すると開閉弁95を作動させて開口94を開き、この開口94を介して各共鳴空間91と第2排気風路92とを連通させるように弾性が設定されている。
The
また、図4に示すように、側壁部85は、内筒部66の上側の左右幅方向両側と、内筒部66の下側の左右幅方向両側とにそれぞれ形成されている。したがって、共鳴空間91は、電動送風機27に対して上側と下側とに位置し左右に広がる第1共鳴空間91aと、電動送風機27に対して左右両側に位置し上下に広がる第2共鳴空間91bとを有し、第1共鳴空間91aと第2共鳴空間91bとは、その体積が互いに異なっている。すなわち、第2共鳴空間91bは、第1共鳴空間91aよりも体積が大きく設定されており、本実施の形態では、例えば第2共鳴空間91bは、第1共鳴空間91aの2倍程度の体積を有している。
Further, as shown in FIG. 4, the
ここで、図1および図2に示すように、連通開口87は、連通部88とともに、第1排気風路83を電動送風機室28(図5)とを連通するものである。
Here, as shown in FIGS. 1 and 2, the
また、共鳴空間91は、内筒部66の内周面部81に開口形成された円形状の連通開口部99を介してそれぞれ第1排気風路83と連通している。この共鳴空間91は、連通開口部99に対して断面積が広く形成されている。ここで、共鳴空間91の断面積とは、連通開口部99の開口方向に対して直交する方向の断面積をいう。なお、連通開口部99の開口面積と、共鳴空間91の断面積との比(拡張比)により、共鳴空間91での消音性能が設定されており、この比が大きいほど消音性能が大きくなっている。また、共鳴空間91の長さ(連通開口部99から外周面部73の内周面までの距離)により、共鳴空間91で消音する騒音の周波数が設定されている。
Further, the
そして、第1共鳴空間91aは、それぞれ1つの開口94を介して第2排気風路92と連通可能であり、第2共鳴空間91bは、それぞれ2つの開口94を介して第2排気風路92と連通可能である。このため、開閉弁95は、第1共鳴空間91aと第2共鳴空間91bとで、互いに異なった排気圧力に達することで開口94を開くように構成されている。すなわち、第1共鳴空間91aと第2排気風路92とを連通する開口94に位置する開閉弁95は、例えば第1共鳴空間91aと第2排気風路92(電動送風機室28(図5))との圧力差(電動送風機27の排気圧力)が所定の第1閾値TH1に達すると開き、第2共鳴空間91bと第2排気風路92とを連通する開口94に位置する開閉弁95は、例えば第2共鳴空間91bと第2排気風路92(電動送風機室28(図5))との圧力差(電動送風機27の排気圧力)が第1閾値TH1よりも大きい所定の第2閾値TH2に達すると開くように構成されている。
The
また、連通開口部99は、周方向に互いに略等間隔に離間されており、電動送風機27のケース体41のケース本体48の前側寄りの外周面に対向して形成されている。したがって、これら連通開口部99は、それぞれ電動送風機27の排気口52に直接対向しない位置に配置されている。換言すれば、共鳴空間91は、電動送風機27の排気口52に対向しない位置で第1排気風路83と連通している。
The
そして、第2排気風路92は、全ての共鳴空間91に共通して連通しており、外筒部65および内筒部66の後側寄りの位置から、内筒部66の内筒後面部82側へと断面視でL字状に屈曲して形成され、各第2排気開口78を介して電動送風機室28(図5)と連通している。また、この第2排気風路92は、各開口94に対して断面積が広く形成されている。ここで、第2排気風路92の断面積とは、排気風の通過方向に交差(直交)する方向の断面積をいう。本実施の形態では、第2排気風路92の断面積は、外周面部73、内周面部81および側壁部85,85(図3)で区画される面積をいうものとする。なお、開口94の開口面積と、この第2排気風路92の断面積との比(拡張比)により、第2排気風路92での消音性能が設定されており、この比が大きいほど消音性能が大きくなっている。また、第2排気風路92の長さにより、第2排気風路92で消音する騒音の周波数が設定されている。
The second
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。 Next, the operation of the above embodiment will be described.
まず、図5に示すように、掃除機本体13の本体集塵室33内に集塵部34を取り付けた状態で、図6に示すように、掃除機本体13の本体吸込口35に対して管部12の接続管部15を接続し、ホース体16、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続した後、床ブラシ19を床面上に載置して、把持部21を把持し、所望の設定ボタン22を操作することで、本体制御部が電動送風機27を、例えば弱モード、中モードあるいは強モードなどの所望の動作モードで動作させる。そして、作業者は、把持部21により、延長管18を介して床ブラシ19を床面上で前後に走行させる。
First, as shown in FIG. 5, with the
電動送風機27の駆動により生じる負圧は、図1に示す吸気開口62、吸込口55、開口部75、図5に示す連通口31、集塵部34、本体吸込口35、図6に示すホース体16および延長管18を介して床ブラシ19に作用し、床面上の塵埃を空気とともに吸い込む。
The negative pressure generated by the driving of the
この吸い込まれた空気は、吸気風となり、塵埃とともに床ブラシ19から延長管18、ホース体16および本体吸込口35を介して、図5に示す集塵部34内に吸い込まれ、この集塵部34にて塵埃が捕集される。
The sucked air becomes intake air and is sucked into the
この集塵部34を通過した吸気風は、集塵部34の下流側(外側)へと排気され、連通口31、インデューサ74および開口部75を介して電動送風機27の吸込口55へと吸い込まれ、この電動送風機27のケース体41内を、電動機部43などを冷却しつつ通過して排気風となり、各排気口52から電動送風機27の外部へと排気される。
The intake air that has passed through the
このとき、電動送風機27の動作モードが弱モード、あるいは中モードなどで、電動送風機27の入力が小さく(遠心ファン45の回転数が小さく)、電動送風機27からの排気圧力が相対的に低い(排気圧力が第1閾値TH1未満である)と、各開閉弁95を付勢するコイルばね97の付勢力により各開閉弁95が各開口94を閉塞した状態で維持されるので、各共鳴空間91は、第2排気風路92と連通しない。このため、電動送風機27からの排気風は、図1の矢印A1に示すように、第1排気風路83を通過し、連通開口87、連通部88および第1排気開口77を介して電動送風機室28(図5)へと排気され、本体ケース25の排気孔37(図5)から掃除機本体13の外部へと排気される。このとき、各共鳴空間91は、ヘルムホルツ共鳴を利用した共鳴型(干渉型)消音器の共鳴器として作用し、電動送風機27からの排気圧力が相対的に低いときに発生しやすい特定周波数のピーク音を低減する。
At this time, the operation mode of the
一方、電動送風機27からの排気圧力が相対的に高い(排気圧力が第1閾値TH1以上である)と、各共鳴空間91と第2排気風路92(電動送風機室28(図5))との気圧差が増加し、各開閉弁95を付勢するコイルばね97が付勢に抗して縮むことにより、各開閉弁95が各開口94を開く。このとき、電動送風機27からの排気圧力が第1閾値TH1以上でかつ第2閾値TH2未満である場合には、第1共鳴空間91aの開口94のみが開き、さらに電動送風機27からの排気圧力が高い(排気圧力が第2閾値TH2以上である)場合には、第2共鳴空間91bの開口94もそれぞれ開く。この結果、電動送風機27からの排気風は、図2の矢印A2,A3に示すように、一部が共鳴空間91および第2排気風路92を通過して各第2排気開口78を介して電動送風機室28(図5)へと排気され、残りの他部が第1排気風路83を通過して、連通開口87、連通部88および第1排気開口77を介して電動送風機室28(図5)へと排気される。このとき、各共鳴空間91および第2排気風路92は、膨張型(拡張型)消音器の拡張室として作用し、電動送風機27からの排気圧力が相対的に高いときに発生しやすい風切り音などの広帯域騒音を低減する。
On the other hand, when the exhaust pressure from the
これら電動送風機室28へと排気された排気風は、本体ケース25の排気孔37(図5)から掃除機本体13の外部へと排気される。
The exhaust air exhausted into the electric blower chamber 28 is exhausted from the exhaust hole 37 (FIG. 5) of the
掃除が終了すると、作業者は図6に示す設定ボタン22を操作して、電動送風機27を停止させる。
When cleaning is completed, the operator operates the
上述したように、上記一実施の形態によれば、電動送風機27からの排気圧力が所定の排気圧力に達しないときには、開閉弁95によって各開口94が閉塞されて各共鳴空間91と第2排気風路92とが連通せず、各共鳴空間91を共鳴器として作用させつつ電動送風機27からの排気を第1排気風路83を介して電動送風機室28(図5)へと排気するので、排気圧力が相対的に低いときに発生しやすいピーク音を低減できる。一方、電動送風機27からの排気圧力が所定の排気圧力に達したときには、開閉弁95によって各開口94が開いて各共鳴空間91と第2排気風路92とが連通し、各共鳴空間91および第2排気風路92を拡張室として作用させつつ電動送風機27の排気の一部を各共鳴空間91および第2排気風路92を介して排気するので、排気圧力が相対的に高いときに発生しやすい風切り音などの広帯域騒音を低減できるなど、排気流路を必要以上に長くして排気損失を増加させることなく、すなわち電動送風機27による吸込力を低下させることなく、排気圧力の変動に対応して排気騒音の低減が可能になる。
As described above, according to the above-described embodiment, when the exhaust pressure from the
すなわち、共鳴空間91を、電動送風機27からの排気圧力に対応して共鳴器および拡張室として使い分け、それぞれの排気圧力において発生しやすい排気騒音に対応させることにより、排気騒音を効果的に低減できる。
That is, by using the
また、第2排気風路92の断面積を開口94よりも広くすることにより、第2排気風路92をも拡張型消音器の拡張室として用いることができるので、より効果的に排気騒音を低減できる。
Further, by making the cross-sectional area of the second
さらに、開閉弁95が、第1共鳴空間91aと第2共鳴空間91bとで互いに異なる排気圧力に達することでこれら第1共鳴空間91a、あるいは第2共鳴空間91bを第2排気風路92に連通させるので、第1共鳴空間91aのみを拡張室として作用させて第2共鳴空間91bを共鳴器として作用させたり、共鳴空間91a,91bをともに拡張室として作用させたりすることが可能となり、よりきめ細かい周波数の排気騒音の低減が可能になる。
Further, when the on-off
具体的に、第1共鳴空間91aと第2共鳴空間91bとの体積が異なっているので、各開閉弁95およびコイルばね97の構成を異ならせることなく、第1共鳴空間91aと第2共鳴空間91bとが互いに異なる排気圧力で第2排気風路92に連通する構成を容易に形成できる。
Specifically, since the volumes of the
また、連通装置として開閉弁95を用いることにより、電動送風機27からの排気圧力に応じて開口94を開閉させる構成を容易に形成できる。
Further, by using the opening / closing
そして、共鳴空間91を、電動送風機27の排気口52と対向しない位置で第1排気風路83と連通させることにより、電動送風機27からの排気風が直接的に共鳴空間91へと連通開口部99を介して流入することを防止でき、乱流や連通開口部99での風切り音などの騒音の発生を防止できる。
Then, by connecting the
なお、上記一実施の形態において、開閉弁95は、例えばコイルばね97の弾性を異ならせることにより、異なる排気圧力で開口94を開くように構成してもよい。
In the above embodiment, the on-off
また、連通装置としては、開閉弁95を用いた構成に限定されない。
Further, the communication device is not limited to the configuration using the on-off
さらに、共鳴空間91は、略等しい体積を有するものを複数配置してもよいし、1つだけ配置してもよい。
Further, a plurality of
そして、電動送風機27の周囲に第1排気風路83、共鳴空間91および第2排気風路92を形成できれば、カバー体46の構成は上記の構成に限定されない。
And if the 1st
また、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、例えば掃除機本体13の下部に床ブラシ19を接続するアップライト型、あるいは、掃除機本体13の前部に床ブラシ19を接続するハンディ型などでも、対応して用いることができる。
The vacuum cleaner 11 is not limited to the canister type, for example, an upright type in which the
11 電気掃除機
27 電動送風機
28 電動送風機室
52 排気口
83 第1排気風路
91 共鳴空間
92 第2排気風路
94 開口
95 連通装置としての開閉弁
11 Vacuum cleaner
27 Electric blower
28 Electric blower room
52 Exhaust vent
83 First exhaust air passage
91 Resonance space
92 Second exhaust air passage
94 opening
95 Open / close valve as communication device
Claims (6)
前記電動送風機からの排気を前記電動送風機室へと導く第1排気風路と、
この第1排気風路に連通して形成された共鳴空間と、
この共鳴空間を前記電動送風機室側と連通させる第2排気風路と、
前記共鳴空間と前記第2排気風路とを連通する開口と、
この開口に配置され、所定の排気圧力に達することでこの開口を介して前記共鳴空間と前記第2排気風路とを連通させる連通装置と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。 An electric blower chamber that houses the electric blower;
A first exhaust air passage that guides exhaust from the electric blower to the electric blower chamber;
A resonant space formed in communication with the first exhaust air passage;
A second exhaust air passage communicating the resonance space with the electric blower chamber side;
An opening communicating the resonance space and the second exhaust air passage;
A vacuum cleaner comprising: a communication device that is disposed in the opening and communicates the resonance space and the second exhaust air passage through the opening by reaching a predetermined exhaust pressure.
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the second exhaust air passage has a cross-sectional area larger than that of the opening.
連通装置は、前記共鳴空間のそれぞれと第2排気風路との間に配置されているとともに、互いに異なった排気圧力に達することで前記共鳴空間のそれぞれと前記第2排気風路とを連通させる
ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。 A plurality of resonance spaces are provided,
The communication device is disposed between each of the resonance spaces and the second exhaust air passage, and communicates each of the resonance spaces with the second exhaust air passage by reaching different exhaust pressures. The electric vacuum cleaner according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とした請求項3記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to claim 3, wherein at least one volume of the resonance space is different from any other remaining volume.
ことを特徴とした請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to any one of claims 1 to 4, wherein the communication device is an on-off valve.
ことを特徴とした請求項1ないし5いずれか一記載の電気掃除機。 6. The electric vacuum cleaner according to claim 1, wherein the resonance space communicates with the first exhaust air passage at a position not facing the exhaust port of the electric blower.
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