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JP5259964B2 - 海水排煙脱硫システム - Google Patents

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Description

本発明は、海水排煙脱硫システムに関する。
一般に、発電所等においては、石炭焚きボイラ等から排出される排ガスから二酸化硫黄(SO2)を吸収除去する必要があり、排煙脱硫装置が設けられている。排煙脱硫装置としては、吸収剤として炭酸カルシウム(CaCO3)を用いた石灰石−石膏法が一般的であるが、この石灰石−石膏法に比べて低コストであるため、沿岸部の発電所等では、吸収液として海水を使用する海水法も利用されている。
海水法による排煙脱硫装置では、排ガス中のSO2を海水で吸収除去するため、脱硫に使用した海水中には亜硫酸イオン(SO3 2-)や重亜硫酸イオン(HSO3 -)、亜硫酸(H2SO3)といった亜硫酸類が高濃度に含まれている。よって、脱硫に使用した海水を海に排出するために、通常、HSO3 -やSO3 2-を化学的に無害な硫酸イオン(HSO4 -やSO4 2-)に酸化する処理が行われている。例えば、非特許文献1には、海水排煙脱硫吸収塔から排出したSO3 2-を含有する排水に、新しい海水を添加した後、これを酸化槽で曝気処理し、SO3 2-をSO4 2-に酸化するとともにpHを5.5〜6.0に調整して、海に排出することが記載されている。
一方、石灰石−石膏法による排煙脱硫装置に関するものであるが、特許文献1には、排煙脱硫吸収塔の液溜め内のアルカリ吸収液を一部抜き出して、これを再び液溜め内のアルカリ吸収液に噴射する際に、配管にオリフィスとオリフィスの下流部に吸気管を付設することで、空気を混入させ、同時に気泡を微細化し、混合することで、アルカリ吸収液中のSO3 2-をSO4 2-に酸化する水流酸化装置が記載されている。
アラン・ビル(Alain Bill),「大気汚染規制、規制と技術の発展(Air Pollution Control Regulatory & Technology Development)」,アルストム(Alstom)社,2003年11月17日(第35頁) 特開2002−210326号公報
非特許文献1に記載されている方法では、排煙脱硫吸収塔から排出した排水を、新しい海水と混合して希釈することで、SO2の再放散防止とpHの上昇を図るとともに、その後、これを酸化槽で曝気することで、SO3 2-の酸化による無害化と、脱炭酸によるpH上昇と、溶存酸素の回復を図っている。しかしながら、酸化槽でのSO3 2-の酸化が進むと、SO4 2-濃度が増加することから、酸化槽内のpHが低下する。pHが6未満になると、酸化反応速度が急激に下がり、曝気処理を長い時間行わなければならなくなる。酸化槽での曝気処理は、ブロアにより多量の空気を吹き込む必要があり、これには多くの動力費がかかることから、曝気の時間が長くなれば、運転コストは顕著に増加するという問題がある。また、pHが6未満になると、海水中の亜硫酸(H2SO3)の平衡分圧が高くなり、SO2の再放散のリスクも高まる。一方、pHを高くに維持するために、排煙脱硫吸収塔からの排水を大量の海水で希釈しておくと、酸化の対象となるSO3 2-の濃度も大幅に低下することから、酸化反応速度も大幅に下がり、よって、曝気に長い時間が必要になることから、上記の問題は解消されない。
そこで本発明は、上記の事情に鑑み、海水排煙脱硫装置から排出される排水中の亜硫酸類濃度の極端な低下や、酸化処理による排水のpHの低下を防いで、排水の酸化処理を高効率で短時間に行うことができる海水排煙脱硫システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、吸収液として海水を用いる海水排煙脱硫装置と、この海水排煙脱硫装置から排出される排水に含まれる亜硫酸類を酸化する排水酸化装置とを備えた海水排煙脱硫システムにおいて、前記排水酸化装置が、亜硫酸類を含有する前記排水に、少なくとも2段階に分けて空気を導入して、排水中の亜硫酸類を酸化するとともに、この段階的な酸化の進行に合わせて、少なくとも2段階に分けて海水を前記排水に投入し、前記排水を希釈するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、段階的に進行する酸化に合わせて、段階的に排水が希釈されるので、酸化による排水のpHが低下したとしても、排水に海水が供給され、排水が希釈されることから、pHは直ぐに上昇し、所定のpHを維持することができる。また、段階的に進行する酸化に合わせて、段階的に排水が希釈されるので、排水中の亜硫酸塩濃度は徐々に低下するものの、極端に低下することはない。このように、酸化反応速度の急激な低下を防ぐことができ、よって、排水の酸化処理を高効率で短時間に行うことができる。
本発明に係る海水排煙脱硫システムは、海から取水した海水を加熱して、この加熱した海水を前記希釈用の海水として前記排水酸化装置に送る加熱手段を更に備えることが好ましい。この構成によれば、加熱した海水によって排水を希釈するので、酸化反応速度および炭酸の放散を加速することができる。
前記排水酸化装置には、この排水酸化装置内の排水のpHまたは排水中の亜硫酸類濃度を測定する計測手段が、前記段階的な排水の希釈に合わせて段階的に複数設けられているとともに、これら計測手段で測定するpHまたは亜硫酸類濃度の値に基づいて、前記少なくとも2段階に分けて投入する希釈用の海水の流量を調整する制御手段が設けられていることが好ましい。この構成によれば、海水による希釈率を制御することができるので、排水中の亜硫酸類濃度の極端な低下や、排水のpHの低下を確実に防ぐことができる。
前記排水酸化装置は、前記少なくとも2段階に分けて酸化用の空気を導入する際に、これら段階の間で、異なる空塔速度で空気を導入するように構成されていることが好ましい。この構成によれば、亜硫酸類濃度の高い初期の段階では空塔速度を高くし、亜硫酸類濃度が低く溶存酸素濃度の高い後期の段階では空塔速度を低くできることから、無駄な通気設備の設置および使用を避けることができる。
前記排水酸化装置には、前記酸化用の空気を前記希釈用の海水に混合した混合流を、前記排水中に導入する手段が設けられ、これにより、各々の段階において、前記空気の導入と前記海水の投入が同時に行われることが好ましい。この構成によれば、酸化用の空気が気泡として存在する海水が排水中に導入されることから、高い気液接触面積で空気と排水とが接触させることが可能となり、酸素利用率を向上することができる。前記手段としては、希釈用の海水の配管にオリフィスと、オリフィスの下流部に酸化用の空気の吸気管とを付設する構成を採用することで、気泡が微細化し、酸素利用率の更なる向上を図ることができる。
前記排水酸化装置が、同一段階にも複数設けられており、導入した前記混合流が重ならないように、千鳥状に配置されていることが好ましい。この構成によれば、導入した混合流が他の混合流と重ることで起きる気泡の合体による酸素利用率の低下を防ぐことができ、且つ排水酸化装置全体にわたって混合流を均一に導入することができる。
このように、本発明によれば、海水排煙脱硫装置から排出される排水中の亜硫酸類濃度の極端な低下や、酸化処理による排水のpHの低下を防いで、排水の酸化処理を高効率で短時間に行うことができる海水排煙脱硫システムを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る海水排煙脱硫システムの一実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る海水排煙脱硫システムの一実施の形態を示す模式図である。
図1に示すように、本実施の形態の海水排煙脱硫システムは、石炭焚き又は重油焚きのボイラ10と、このボイラから排出される排ガス中のSO2を海水に吸収させて除去する海水脱硫吸収塔17と、この海水脱硫吸収塔から排出されるSO2を吸収した海水に、空気を吹き込んで酸化処理を行う排水酸化槽20とから主に構成されている。
ボイラ10には、このボイラで生成した蒸気で駆動する蒸気タービン11と、この蒸気タービンの駆動により発電を行う発電機12と、蒸気タービンの駆動に用いた蒸気を、海1から取水する海水と熱交換により冷却、凝縮して水に戻す復水器13とが設けられている。また、ボイラ10と海水脱硫吸収塔17との間には、ボイラ排ガス中の粉塵を分離、捕集する電気集塵機14と、ボイラ排ガスを海水脱硫吸収塔17に送るブロア15とが設けられている。
復水器13と海水脱硫吸収塔17との間には、復水器13で蒸気の冷却に用いた海水の一部を海水脱硫吸収塔17に送る脱硫用海水配管19及びポンプ16が設けられている。そして、海水脱硫吸収塔17内には、この復水器からの海水を吸収液としてボイラ排ガスと気液接触させるための噴霧ノズルが複数設けられている。海水脱硫吸収塔17の排ガス出口には、脱硫処理したガスを大気に放出する煙突18が設けられている。海水脱硫吸収塔17と排水酸化槽20との間には、海水脱硫吸収塔17から排出されるSO2を吸収した海水(以下、単に「排水」という)を、排水酸化槽20の一端に送る排水導管21が敷設されている。
排水酸化槽20は、このSO2を含有する排水が、排水酸化槽20の一端から他端まで流れるように構成されている。排水酸化槽20の他端には、酸化処理した排水を海1に放出する放水口23が設置されている。なお、排水酸化槽20の規模は、各プラントにおける脱硫量、復水器の排水量、海水のアルカリ度、配置・配管計画に拠るが、例えば幅10m、深さ3m、長さ300mにすることができる。また、排水酸化槽20内を流れる排水の流速は、例えば10〜180m/分にすることができる。
排水酸化槽20には、復水器13で蒸気の冷却に用いた海水の一部を排水酸化槽20に供給する希釈用海水配管25が敷設されている。この希釈用海水配管25には、排水の流れ方向に対して、海水を多段階に分けて排水に投入できるように、複数の海水投入口26a〜26nが順次設けられている。この海水投入口26の段階数nは、2〜50が好ましい。希釈用海水配管25の末端出口は、放水口23に接続されている。
排水酸化槽20内の底部には、排水の入口側から出口側に向かって空気配管32が敷設されている。そして、排水の流れ方向に対して、空気を多段階に分けて吹き込めるように、空気配管32には複数の空気吹込みノズル33a〜33nが順次設けられている。空気吹込みノズル33の段階数n及びその間隔は、各プラントにおける亜硫酸イオン濃度、溶存酸素濃度、流速、海水性状や海への放流口で守るべき排水基準を考慮して決定する。空気配管32には、大気中の空気を空気吹込みノズル33へと送る酸化空気用ブロア31が設置されている。
以上の構成よれば、先ず、ボイラ10では、復水器13から供給した水を蒸発させて蒸気とし、この蒸気を用いて蒸気タービン11を駆動し、発電機12で発電を行う。蒸気タービンで使用した蒸気は、復水器13で海水により冷却して水に戻し、再びボイラ10に供給する。ボイラ10からの排ガスは、電気集塵機14で除塵した後、海水脱硫吸収塔17に導入する。また、復水器13で蒸気により加熱された海水の一部は、脱硫用海水配管19を介して、海水脱硫吸収塔17に供給する。そして、海水脱硫吸収塔17では、この加熱された海水を吸収液としてボイラ排ガスに対して噴霧し、これにより、排ガス中のSO2は海水に吸収されて海水中で亜硫酸(H2SO3)、重亜硫酸イオン(HSO3 -)及び亜硫酸イオン(SO3 2-)といった亜硫酸類となる。SO2が除去された排ガスは、煙突18から大気へ開放する。SO2を吸収した海水は、海水脱硫吸収塔17から排出し、排水導管21を介して排水酸化槽20に導入する。
排水酸化槽20の排水入口側では、SO2を吸収した海水、すなわち、SO3 2-を含有する排水を導入するとともに、第1の海水投入口26aから、復水器13で加熱された多量の海水を導入し、排水の希釈を行う。海水脱硫吸収塔17から排出される排水は、通常、pHが低い。よって、この希釈により排水のpHを、曝気により酸化反応が迅速に進行する値(例えばpH6以上)にまで上げる。また、海水脱硫吸収塔17から排出される排水は、通常、SO3 2-濃度が高い。よって、この希釈により排水中のSO3 2-濃度を、SO2が気相に放散しない値(例えば1.2mmol/L以下)にまで下げる。一方、希釈によりSO3 2-濃度が下がり過ぎると、曝気によるSO3 2-の酸化反応速度が低下し、酸化効率が落ちる。よって、排水中のSO3 2-濃度を、高い酸化効率を維持できる値(例えば0.5mmol/L以上)に保つ。
次に、この排水酸化槽20内を流れる排水中に、第1の空気吹込みノズル33aから空気を吹き込み、曝気処理を行う。これにより、排水中のSO3 2-をSO4 2-に酸化し、化学的に無害化する。なお、SO4 2-の生成により、排水中のpHが低下する。よって、第2の海水投入口26bから海水を投入し、再び排水の希釈を行う。この希釈によって排水のpHを、上記の曝気により酸化反応が迅速に進行するpHに維持する。なお、この希釈によりSO3 2-濃度が下がり過ぎると、上述したように酸化反応速度が低下することから、希釈はpHを維持できる最低限で行う。
そして、排水酸化槽20内を流れる排水中に、第2の空気吹込みノズル33bから空気を吹き込み、再び曝気処理を行う。これにより、排水中のSO3 2-はSO4 2-に酸化することから、無害化できる一方、やはり排水中のpHは低下する。よって、第3の海水投入口26cから海水を供給し、高い酸化効率を維持しつつ、pHを所定の値を維持するように、排水の希釈を行う。そして、第3の空気吹込みノズル33cから空気を排水に吹き込み、SO3 2-の酸化を行う。このようにして、第4段階から第n段階の海水投入口26d〜26n及び空気吹込みノズル33d〜33nにより海水の投入及び空気の吹き込みを繰り返し行う。なお、海水の投入量は、段階毎に下げることが好ましい。
排水酸化槽20の排水出口側では、SO3 2-濃度が排出基準未満にまで下がった排水を放水口23により海1へ放出する。このとき、海水投入口26から投入されずに余った海水は、希釈用海水配管25の末端出口から放水口23中の排水に投入して、海1へと放出する。これにより、排水のpHを向上させることができる。
このように、排水酸化槽20に、排水の流れ方向に対して、複数の海水投入口26a〜26nと複数の空気吹込みノズル33a〜33nをそれぞれ多段階に設けることで、排水中のSO3 2-の酸化の進行に合わせて、排水を希釈していくことができるので、排水中のSO3 2-濃度の極端な低下や、酸化処理による排水のpHの低下による酸化反応速度の低下を防ぐことができ、よって、高い効率で排水の酸化処理を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。例えば、図2に示すように、排水酸化槽20には、排水の流れ方向に対して、複数の計測器35a〜35nを設けることができる。また、海水投入口26a〜26nには、海水の供給量を調節するバルブ27a〜27nをそれぞれ設けることができる。そして、計測器35a〜35nで測定した値に基づいて、バルブ27a〜27nを開閉して、海水投入口26a〜26nから投入する海水の流量を制御するように、計測器35a〜35n及びバルブ27a〜27n間と信号を送受信する制御装置37を設置することができる。なお、計測器35a〜35nとしては、排水のpHや酸化還元電位(ORP)に加えて、溶存酸素(DO)を測定できるものが好ましい。
以上の構成によれば、例えば、第4の計測器35dで排水のpHが所定の値を下回った場合、第4の計測器35dの上流側にある第2の海水投入口26bのバルブ27bを開き、海水の投入量を増やすように制御する。また、第2の計測器35bで排水のORPが所定の値を上回りSO3 2-濃度が大きく低下した場合、第2の計測器35bの上流側にある第1の海水投入口26aのバルブ27aを閉じて、海水の投入量を減らすように制御する。
このように、排水の流れ方向に対し、複数の計測器35a〜35nを多段階に設けるとともに、多段階に設けた海水投入口26a〜26nにそれぞれバルブ27a〜27nを設けることで、排水酸化槽20内を流れる排水中のpHやSO3 2-濃度に基づき、海水による排水の希釈率を制御することができるので、排水中のSO3 2-濃度の極端な低下や、排水のpHの低下による酸化反応速度の低下を確実に防ぐことができ、高い酸化効率を確実に維持することができる。
また、図3に示すように、排水酸化槽20内に多段階に設けた空気吹込みノズル33a〜33nは、各段階間の距離を異なるようにすることができる。排水酸化槽20の上流側ではSO3 2-濃度が高く、酸化反応速度が大きいため、溶存酸素濃度が低下し易いことから、酸化用空気の空塔速度(排水酸化槽20の断面積当たりの通気量)を高くする必要があるが、排水酸化槽20の下流側では、SO3 2-濃度が低く酸化反応速度は減少していることから、酸化用空気の空塔速度は低くて構わない。
よって、図3に示すように、排水酸化槽20の上流側の空気吹込みノズル33a、33bの間隔を狭くし、下流側の空気吹込みノズル33m、nの間隔を広くすることが好ましい。このように、排水酸化槽20の上流側と下流側とで、酸化用空気の空塔速度が異なるように空気吹込みノズル33を設けることで、無駄な通気設備の設置および使用を避けることができる。
さらに、図4に示すように、排水酸化槽20には、排水の流れ方向に対して、酸化用空気を希釈用海水に混合して噴射する手段である、水流酸化装置40a〜40nを多段階に設けることができる。水流酸化装置40は、図5に示すように、排水酸化槽20において千鳥状に配置することが好ましい。水流酸化装置40の構造を図6に示す。
図6に示すように、水流酸化装置40は、希釈用海水が供給される海水供給管41と、大気中の空気を吸引する空気吸引管43と、海水と空気の混相を排水中に噴射する噴射ノズル42と絞り(オリフィス)44とから主に構成されている。海水供給管41の一端は、各々の段階の海水投入口に接続しており(図示省略)、他端は、絞り44を介して噴射ノズル42の一端に接続している。絞り44は、海水供給管側の鍔45と、噴射ノズル側の鍔46と、これら鍔間に挟まれた絞り板47とから構成されている。絞り板47には、噴射ノズル42の内径よりも小さい内径の絞り穴48が形成されている。
噴射ノズル41の側壁には、絞り44の下流側に、空気吸引管43が接合されている。噴射ノズル42と空気吸引管43とは、開口49を介して連通している。空気吸引管43の反対側の開口は、排水酸化槽内を流れる排水の水面より高い位置に配置されており、大気に開放されている。噴射ノズル42は、絞り44側よりも噴射口側が低くなるように傾斜しており、例えば、水平面に対して7〜15度傾斜している。なお、水流酸化装置40の材質としては、ステンレス鋼(SUS)の他、軽量で強度に優れた繊維強化プラスチック(FRP)や、ポリ塩化ビニル(PVC)等を使用することができる。
以上の構成によれば、希釈用海水を海水供給管41に供給すると、この海水は、絞り44の絞り板47による抵抗を受けて絞り穴48を通り、噴射ノズル41内に流れ込む。その際に海水は絞り44の下流側で負圧になることから、絞り44の傍の開口49から、大気中の空気が空気吸引管43を通って海水中に勢いよく流れ込む。これにより、海水流中に微細な空気泡の流れが混在する、海水と空気の混相流が生成する。この混相流は、噴射ノズル42の噴射口から下向きの傾斜で噴射され、図4及び図5に示すように、排水酸化槽20の底面近くを流れた後、排水の中で広域に分散しつつ、浮上する。
このように、希釈用海水中に酸化用空気を微細な気泡として含む気液混相流を排水中に噴射する水流酸化装置40を、排水酸化槽20内に設けたことで、空気が高い気液接触面積で排水と接触することから、酸素利用率を大幅に向上することができる。また、酸化用空気は、空気吸引管43から取り込むことができるので、図1に示したような酸化空気用ブロア31は不要である。さらに、図5に示すように、水流酸化装置40から噴射された気液混相流51が重ならないように、水流酸化装置40を千鳥状に配置することで、微細な気泡の合体による酸素利用率の低下を防ぐとともに、排水酸化槽20内の気泡密度分布を均一にすることができる。
なお、これまで、排水を1つの排水酸化槽内に流して、多段階的に海水及び空気を排水に投入する場合について説明してきたが、直列に設けた複数の槽に排水を順に送り、各槽で多段階的に海水及び空気を投入してもよい。このような構成にしても、1つの排水酸化槽内に排水を流すのと同様の効果を得ることができる。
長さ140mの排水酸化槽において、海水希釈により、排水酸化槽の入口での排水中の亜硫酸・硫酸濃度を1.00mmol/Lとし、更に入口から20m、40m、60mの地点で、排水中の亜硫酸・硫酸濃度がそれぞれ0.90mmol/L、0.82mmol/L、0.75mmol/Lになる量の海水を追加した。酸化用空気の空塔速度は1.0cm/secと一定とした。この場合の排水酸化槽における亜硫酸残留率および溶存酸素飽和率の結果を表1および図7に示す。
なお、参考のため、排水酸化槽の入口のみで海水希釈し、入口での排水中の亜硫酸・硫酸濃度を0.75mmol/L、1.00mmol/L、1.30mmol/Lとした参考例1〜3の結果も表1および図7に併記した。また、空塔速度を、酸化槽入口80mから140mの後流部で0.5cm/secに減らした参考例4の結果も表1に併記した。
表1および図7に示すように、実施例は、参考例1に比べて、希釈率低下により亜硫酸濃度が増大し、酸化速度が向上したとともに、参考例2に比べて、pH低下による酸化反応速度低下が抑えられ、よって、排水酸化槽入口から60m地点以降の亜硫酸残留率が最も低くなった。なお、排水酸化槽入口から80m地点以降の空塔速度を0.5m/secにした参考例4は、参考例2と比べて、亜硫酸残留率および溶存酸素飽和率に変化がなく、よってブロアの設備費・動力費を節減できる。
本発明に係る海水排煙脱硫システムの一実施形態を示す模式図である。 本発明に係る海水排煙脱硫システムの別の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る海水排煙脱硫システムの別の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る海水排煙脱硫システムの別の実施形態を示す模式図である。 図4に示した実施形態で用いる水流酸化装置の配置図である。 図4に示した実施形態で用いる水流酸化装置を示す断面図である。 排水酸化槽における亜硫酸残留率および溶存酸素飽和率の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 海
10 ボイラ
11 蒸気タービン
12 発電機
13 復水器
14 電気集塵機
15 ブロア
16 海水ポンプ
17 海水脱硫吸収塔
18 煙突
19 脱硫用海水配管
20 排水酸化槽
21 吸収塔排水導管
23 放水口
25 希釈用海水配管
26 海水投入口
27 バルブ
31 酸化空気用ブロア
32 空気配管
33 空気吹込みノズル
35 計測器
37 制御装置
40 水流酸化装置
41 海水供給管
42 噴射ノズル
43 空気吸引管
44 絞り
45、46 鍔
47 絞り板
48 絞り穴
49 開口

Claims (5)

  1. 吸収液として海水を用いる海水排煙脱硫装置と、この海水排煙脱硫装置から排出される排水に含まれる亜硫酸類を酸化する排水酸化装置とを備えた海水排煙脱硫システムであって、
    前記排水酸化装置が、亜硫酸類を含有する前記排水に、少なくとも2段階に分けて空気を導入して、排水中の亜硫酸類を酸化するとともに、この段階的な酸化の進行に合わせて、少なくとも2段階に分けて海水を前記排水に投入し、前記排水を希釈するように構成されており、
    前記排水酸化装置が、
    その排水入口側に、前記排水に海水を導入することで前記排水のpHを6以上に上げるとともに、排水中のSO 2−濃度を0.5〜1.2mmol/Lの範囲にまで下げる第1の海水投入口と、
    このpH6以上、SO 2−濃度0.5〜1.2mmol/Lの範囲に希釈された排水中に空気を吹き込む第1の空気吹込みノズルと、
    前記第1の空気吹込みノズルにより曝気された排水がpH6以上、且つSO 2−濃度0.5〜1.2mmol/Lの範囲を維持するように、この排水を希釈する第2の海水投入口と、
    このpH6以上、SO 2−濃度0.5〜1.2mmol/Lの範囲に維持された排水中に空気を吹き込む第2の空気吹込みノズルと
    を備えるとともに、前記排水酸化装置には、この排水酸化装置内の排水のpHまたは排水中の亜硫酸類濃度を測定する計測手段が、前記段階的な排水の希釈に合わせて段階的に複数設けられているとともに、これら計測手段で測定するpHまたは亜硫酸類濃度の値に基づいて、前記少なくとも2段階に分けて投入する希釈用の海水の流量を調整する制御手段が設けられている海水排煙脱硫システム。
  2. 海から取水した海水を加熱して、この加熱した海水を前記希釈用の海水として前記排水酸化装置に送る加熱手段を更に備えた請求項1に記載の海水排煙脱硫システム。
  3. 前記排水酸化装置は、前記少なくとも2段階に分けて酸化用の空気を導入する際に、これら段階の間で、異なる空塔速度で空気を導入するように構成されている請求項1又は2に記載の海水排煙脱硫システム。
  4. 前記排水酸化装置には、前記酸化用の空気を前記希釈用の海水に混合した混合流を、前記排水中に導入する手段が設けられており、これにより、各々の段階において、前記空気の導入と前記海水の投入が同時に行われる請求項1〜のいずれか一項に記載の海水排煙脱硫システム。
  5. 前記酸化用の空気を希釈用の海水に混合した混合流を導入する手段が、同一段階にも複数設けられており、導入した前記混合流が重ならないように、千鳥状に配置されている請求項に記載の海水排煙脱硫システム。
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