JP5251566B2 - 変速機のクラッチ制御装置 - Google Patents
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Description
(始動時)
運転者が、図外のイグニッションスイッチをONとして、統合コントローラ14が起動した直後は、ステップS1→S2の処理に基づいて、強制変速を行なって、ハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、この状態で運転者が発進操作、すなわち、図外のアクセルペダルの踏み込みを行なうと、モータジェネレータMG側の回転が、左右駆動輪LT,RT側に伝達される。
上述の発進後は、統合コントローラ14は、運転者の操作に基づくアクセル開度Apoおよび車速Vspに基づいて、図4に示す変速特性に従って、自動変速機ATのギヤ段を決定する通常変速制御を実行する。
以上のように、街中や近距離の低速走行が主となる使用の場合、通常変速制御のみでは、長期間、Hiギヤに変速されず、ハイクラッチHCが、長期間締結されない場合があり得る。この場合、ハイクラッチHCの回転部分のギヤや軸受で潤滑油の油膜切れが起こって錆が発生したり、車両走行時の振動などによってギヤ歯面に局所摩耗が生じたりして、劣化するおそれがある。
以下に、他の実施例について説明するが、これら他の実施例は、実施例1の変形例であるため、その相違点についてのみ説明し、実施例1あるいは他の実施例と共通する構成については共通する符号を付けることで説明を省略する。
実施例2では、統合コントローラ14の起動直後に、発進直前に、ブレーキから足を離してクリープ走行が行なわれた時点で、強制的にハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、ハイクラッチHCの締結を確認した直後の時点で、Lowギヤに変速する。
以上のように、実施例2では、運転者の加速要求の無い、クリープ走行中にHiギヤへの強制変速を行なうため、Hiギヤへの強制変速が、運手者の加速意図に反して行なわれることが無い。したがって、Hiギヤへの強制変速が、運転者の加速意図に反して行なわれるものと比較すると、運転者に違和感を与えることが無く、制御品質を高めることができる。
実施例3では、統合コントローラ14の起動直後に、加速判定設定車速VSまで加速された後にアクセルOFFとなった時点で、強制的にハイクラッチHCを締結して、Hiギヤに変速する。そして、ハイクラッチHCの締結を確認した直後の時点で、Lowギヤに変速しなおす。
以上のように、実施例3では、始動後の加速は、Lowギヤで行なわれるため、運転者の強い加速要求に応えることができる。そして、この加速判定設定車速VSを超える加速後に、アクセルがOFFとなって運転者に加速要求の無い時点で、Hiギヤへの強制変速を行なうため、Hiギヤへの強制変速が、運手者の加速意図に反して行なわれることが無い。したがって、Hiギヤへの強制変速が、運転者の加速意図に反して行なわれるものと比較すると、運転者に違和感を与えることが無く、制御品質を高めることができる。
実施例4では、長時間走行設定時間Tthを越えて、Hiギヤに変速するような高速走行が行なわれなかった場合、次の停止後の発進時には、強制的にHiギヤへ変速する(ステップS40→S41→S2の処理)。その後、ハイクラッチHCの締結を確認した後に、高トルクが要求された時、またはアクセルOFFを検知した時点で、Lowギヤへ変速する。
以上のように、実施例4では、長時間走行設定時間を越えてHiギヤへの変速がない場合、停止後の発進時に、強制的にHiギヤへ変速するため、実施例1と同様に、ハイクラッチHCおよびその駆動伝達経路に、油膜切れが起こって錆が発生したり、磨耗が発生したりするなどの劣化を抑制することができる。
30 車速センサ(車両状態検出手段)
AT 自動変速機
CL2 第2クラッチ(ドグクラッチ)
Eng エンジン(駆動源)
MG モータジェネレータ(駆動源)
LT 左駆動輪
RT 右駆動輪
MO モータ(駆動源)
HC ハイクラッチ(ハイ側クラッチ)
LC ロークラッチ(ロー側クラッチ)
Claims (5)
- 駆動輪に駆動力を与える駆動源と、
この駆動源と前記駆動輪との駆動伝達経路に介在されて、少なくとも相対的に変速比の大きな低速ギヤ段と、相対的に変速比の小さな高速ギヤ段との2つの変速比を有した変速機と、
前記変速機に設けられ、前記低速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するロー側クラッチと、
前記変速機に設けられ、前記高速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するハイ側クラッチと、
走行状態に基づいて前記変速機の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段と、
を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、
前記制御手段は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行し、
前記強制変速処理における前記強制変速条件として、イグニッションスイッチをONとした後の、あらかじめ設定された第1設定時間内であるときという条件が含まれていることを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。 - 駆動輪に駆動力を与える駆動源と、
この駆動源と前記駆動輪との駆動伝達経路に介在されて、少なくとも相対的に変速比の大きな低速ギヤ段と、相対的に変速比の小さな高速ギヤ段との2つの変速比を有した変速機と、
前記変速機に設けられ、前記低速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するロー側クラッチと、
前記変速機に設けられ、前記高速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するハイ側クラッチと、
走行状態に基づいて前記変速機の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段と、
を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、
前記制御手段は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行し、
前記強制変速処理における前記強制変速条件として、前記イグニッションスイッチをONとした後、車速が設定車速以上となった後に、アクセルペダルが踏み戻されたときという条件が含まれていることを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。 - 前記強制変速処理では、前記強制変速を行なった後、前記ハイ側クラッチが締結されたことを確認する動作確認処理を行ない、前記動作確認が成立した場合に、前記低速ギヤ段に戻す処理が含まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機のクラッチ制御装置。
- 駆動輪に駆動力を与える駆動源と、
この駆動源と前記駆動輪との駆動伝達経路に介在されて、少なくとも相対的に変速比の大きな低速ギヤ段と、相対的に変速比の小さな高速ギヤ段との2つの変速比を有した変速機と、
前記変速機に設けられ、前記低速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するロー側クラッチと、
前記変速機に設けられ、前記高速ギヤ段への変速時に締結されて前記駆動源から伝達される駆動力を前記駆動輪側に伝達するハイ側クラッチと、
走行状態に基づいて前記変速機の変速を制御する通常変速制御を実行する制御手段と、
を備えた変速機のクラッチ制御装置であって、
前記制御手段は、前記通常変速制御において前記高速ギヤ段に変速する走行状態ではない場合に、あらかじめ設定された強制変速条件が成立したときには、一時的に前記高速ギヤ段に変速させる強制変速処理を実行し、
前記強制変速処理における前記強制変速条件として、前記ハイ側クラッチの締結が成されない状態が、あらかじめ設定された長時間走行設定時間を越えて連続した後において、車両停止後の発進時という条件が含まれていることを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。 - 請求項4に記載の変速機のクラッチ制御装置において、前記強制変速処理では、前記強制変速後に、前記動作確認処理を行ない、さらに、運転者の高トルク出力要求が成されるか、アクセル戻し操作が成された場合に、前記低速ギヤ段に戻すことを特徴とする変速機のクラッチ制御装置。
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JP2009024932A JP5251566B2 (ja) | 2009-02-05 | 2009-02-05 | 変速機のクラッチ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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