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JP5126951B2 - 包装フィルム切断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、上包み包装機等に組み込まれる包装フィルム切断装置に関し、特に被包装物を包む包装フィルムの開封を容易にするため、同フィルムの端縁に舌片状の開封摘み部を形成する機能を備えた上包み包装機の包装フィルム切断装置に関する。
被包装物を包装フィルムによって上包みした包装品は、図6に示すように、開封を案内する開封テープTが備えられることが多い。この開封テープTは、例えば、搬送される帯状の包装フィルム100に融着される。その後、上包み包装機は、包装フィルム100の開封テープTの融着位置に、開封開始を補助する舌片状の開封摘み部101を切り込む。そして、図7に示すように、包装フィルム切断装置が開封摘み部101を残したまま所定の大きさの包装フィルム100に切断する構成である。
従来、包装フィルム切断装置は、開封摘み部の位置に対応する切欠きをカッタの刃端に備え、このカッタの切欠きに開封摘み部を係合させて、これにより開封摘み部を残して包装フィルムを切断していた。しかし包装フィルムの大きさは、上包みする被包装物に応じて変更する必要があり、これにともなって開封摘み部の切り込み位置(幅方向位置)も変化していた。その結果、従来の包装フィルム切断装置は、包装フィルムの開封摘み部の幅方向位置に対応して、切欠きの位置を異ならせた複数種のカッタを用意しておかなければならず、設備コストがかかるという問題があった。
本出願人は、このような実情を鑑みて、特許文献1の発明を以前に出願した。特許文献1の包装フィルム切断装置は、開封摘み部を回転刃側に押し出して、この開封摘み部を回転刃の前面に係合させる開封摘み押出手段を設けた構成である。この開封摘み押出手段は、開封摘み部をフィルム面から押し出すことによって、受け刃と回転刃の噛み合い部分から開封摘み部を抜け出た状態にさせる。このように開封摘み部を抜け出た状態とすることで、包装フィルム切断装置は、開封摘み部を残したまま包装フィルムを切断することができる。
特開平10−053218号公報
しかしながら、特許文献1の包装フィルム切断装置は、包装フィルムに切り込まれる開封摘み部の幅方向位置に応じて、開封摘み押出手段の設置位置を調整しなければならず、このような調整作業には精度が要求され、手間がかかることになっていた。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、開封摘み部を有した包装フィルムの切断において、開封摘み部が形成された幅方向位置に関係することなく、この開封摘み部を残したまま包装フィルムを切断する包装フィルム切断装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、所定位置に舌片状の開封摘み部が切り込まれた帯状の包装フィルムに対し、開封摘み部を切断端から突き出すように残して、当該包装フィルムを切断する包装フィルム切断装置であって、
所定の切断位置にて移動刃により帯状の包装フィルムを切断する切断手段と、
切断位置に開封摘み部を位置決めする包装フィルム搬送手段と、
切断位置において包装フィルムの搬送方向を変更させることにより、開封摘み部を包装フィルムの表面から突き出させる包装フィルム経路変更手段と、を備え、
包装フィルム経路変更手段により、切断位置において包装フィルムの搬送方向を変更させることで、包装フィルムの表面から突き出された開封摘み部に対し、移動刃が、当該開封摘み部を押し曲げながら当該開封摘み部の切込み範囲まで入り込み、当該開封摘み部を切断端から突き出すように残して、包装フィルムを切断することを特徴とする。
かかる構成によれば、包装フィルムから切り離された開封摘み部の先端側が切断位置の上流側に位置し、包装フィルムに繋がる開封摘み部の基端側が切断位置の下流側に位置する。この開封摘み部は、切断位置の下流側にある包装フィルムに基端側が繋がっているため、この下流側の包装フィルムと同一の方向に向くようになる。
したがって、包装フィルム経路変更手段が切断位置を境にして下流側の包装フィルムの搬送方向と上流側の包装フィルムの搬送方向を変更することで、開封摘み部は、上流側の包装フィルムと方向が相違することになり、包装フィルムに形成された幅方向位置に影響せずに上流側の包装フィルムから突き出される。よって切断手段は、開封摘み部が形成された幅方向位置に関係することなく、開封摘み部を残したまま包装フィルムを切断することができる。
また切断手段は、互いに協同して包装フィルムを切断する受け刃と回転刃とを備え、
当該回転刃が移動刃として機能し、
包装フィルム経路変更手段は、切断位置より搬送方向下流側で包装フィルムを押圧して当該包装フィルムを受け刃に押し当てることで、包装フィルムの搬送方向を変更させる構成とすることができる。
開封摘み部は、包装フィルムを受け刃に押し当てることで突き出され、さらに回転刃が開封摘み部に当接した後、回転によって押し曲げられる。この開封摘み部の押し曲げによって、切断手段は開封摘み部を確実に残したまま、包装フィルムを切断端から切断することが可能となる。
また包装フィルム搬送手段は、下流側から切断位置の上流側へと移動し、当該切断位置にある包装フィルムの先端部を把持して下流側へ引き出す構成を備えることができる。
このように包装フィルム搬送手段を構成することによって、引き出した包装フィルムに対し一定の張力を持たせることができる。したがって包装フィルムの搬送方向は、張力を有した直線状となる。その結果、包装フィルム経路変更手段は、この直線状となった包装フィルムに作用することで、搬送方向をより容易に変更することができる。
さらに、受け刃及び回転刃は、包装フィルム搬送手段が切断位置の上流側に向かって移動するのにともなって、切断位置から退避する構成であることが好ましい。回転刃及び受け刃が退避することによって、包装フィルム搬送手段は、切断手段に干渉することなく切断位置の上流側に移動して包装フィルムを掴むことができる。
さらに、包装フィルム経路変更手段は、切断位置より下流側に設けられた押圧装置であって、
当該押圧装置は、間欠的に往復移動する押えバーを備え、当該押えバーにより切断位置より下流側で包装フィルムを押圧して当該包装フィルムを受け刃に押し当てる構成とすることができる。
包装フィルム経路変更手段は、押えバーによる押圧によって受け刃に押し当てることにより、開封摘み部を突き出させることができる。この押圧バーは、押圧装置によって往復移動するように駆動制御された単純な構造であり、かつ受け刃は切断手段として従来から適用されている。したがって包装フィルム経路変更手段は、大きなコストをかけずに設けることができる。
以上説明したように、本発明によれば、開封摘み部を有した包装フィルムの切断において、開封摘み部が形成された幅方向位置に関係することなく、この開封摘み部を残したまま包装フィルムを切断することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施形態に係る包装フィルム切断装置を説明するための図であり、図1は、本実施形態に係る上包み包装機の全体構成を概略的に示す斜視図である。
まず、本実施形態に係る上包み包装機の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態の上包み包装機は、フィルムリール1、繰出しローラ2、開封テープ融着装置3、小口カッタ(図示せず)、包装フィルム切断装置10、被包装物搬送装置4、包装フィルム折込シール装置5等を備えている。なお、本実施形態の説明において上流及び下流は、包装フィルム100の搬送方向に対応した位置関係を示している。
上包み包装機のフィルムリール1には、帯状の包装フィルム100が巻きつけられている。この包装フィルム100は、下流にある一対の繰出しローラ2の回転によってフィルムリール1から繰り出される。さらに包装フィルム100は、搬送を案内する複数の搬送ローラ6に従って、所定の搬送経路上を搬送される。
包装フィルム100の搬送経路には、フィルムリール1の下流位置に開封テープ融着装置3が設けられている。開封テープ融着装置3は、開封テープTが巻き付けられた開封テープリール3aと、図示しないヒータを備えている。開封テープ融着装置3は、包装フィルム100の搬送時において、開封テープリール3aから繰り出した開封テープTを包装フィルム100の所定位置に重ね合わせ、この開封テープTをヒータによって熱融着する構成である。
また開封テープ融着装置3の下流には、開封テープTが融着した帯状の包装フィルムに対し、舌片状の開封摘み部101を切り込む小口カッタが備えられている。この小口カッタは、包装フィルム100に一定間隔でU字状に切り込みを入れて開封摘み部101を形成する。この開封摘み部101は、包装フィルム100の切断端から突出するように、切断される包装フィルム100の大きさに応じて所定位置に切り込まれる。
包装フィルム切断装置10は、包装フィルム100の搬送経路にある小口カッタのさらに下流に設置してある。帯状の包装フィルム100は、包装フィルム切断装置10において切断待機位置Bに配置されることで、被包装物200を上包みする所定の大きさに切断される。さらに切断された包装フィルム100は、包装フィルム供給位置Cに搬送される。この包装フィルム切断装置10については後述する。
本実施形態の被包装物搬送装置4は、包装フィルム100の搬送経路と対向する位置にあり、被包装物200を横方向に搬送するコンベア、上方向に搬送するリフト(ともに図示せず)等を備えている。被包装物200は、コンベアによって包装フィルム供給位置Cの下部まで搬送された後、リフトによって持ち上げられ、包装フィルム供給位置Cにおいて包装フィルム100が胴巻きされる。
包装フィルム折込シール装置5は、包装フィルム100が胴巻きされた被包装物200を搬送しながら折り込みシールする工程を備えている。上包み包装機は、この包装フィルム折込シール装置5において、被包装物200にある包装フィルム100を工程毎に折り込みシールすることにより、図6に示すような被包装物200の上包み包装を完成する構成である。
図2は、本実施形態に係る上包み包装機の包装フィルム切断装置を示す拡大図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。
次に、本実施形態に係る包装フィルム切断装置10の構成について説明する。図2に示すように、包装フィルム切断装置10は、ガイド11、回転刃20、受け刃30、包装フィルム引出し装置(包装フィルム搬送手段)40、押圧装置50を備えている。包装フィルム切断装置10のガイド11は、繰出しローラ2のすぐ下流に設けてあり、繰り出された帯状の包装フィルム100を直線状のまま下流に案内する機能を有している。
包装フィルム切断装置10の回転刃20は、繰り出される包装フィルム100の上方に設けられている。この回転刃20は、支軸21を中心に回転するホルダ22にカッタ23が取り付けられている。回転刃20は、制御装置(図示せず)によって、間欠的に回転駆動するように制御される。一方、受け刃30は繰り出される包装フィルム100の下方に設けられている。この受け刃30は、回転刃と同様にホルダ32にカッタ33が取り付けられ、制御装置によって、支軸31を中心に揺動するように制御される。
すなわち、本実施形態の回転刃20と受け刃30は、包装フィルム100を挟んで相対向し、互いに協同することによって切断待機位置Bに配置された帯状の包装フィルム100を横方向に切断する切断手段となる。
なお回転刃20の回転駆動の方向は、受け刃30との噛み合う位置(切断位置A)において、包装フィルム100の繰り出し方向と同一となる方向である。また受け刃30の揺動の範囲は、回転刃20との噛み合う位置から、包装フィルム100の繰り出し方向と逆方向に略90°傾く範囲である。
包装フィルム切断装置10の包装フィルム引出し装置40は、回転刃20及び受け刃30の下流に設置してある。包装フィルム引出し装置40は、下流側から切断位置Aの上流側へ移動し、切断位置Aの上流側にある包装フィルム100の先端部を把持して下流側へ引き出す。これにより包装フィルム引出し装置40は、帯状の包装フィルム100を切断待機位置Bに配置する構成である。この包装フィルム引出し装置は、装置本体41、可動部材42、第1のシリンダ機構43、バネ部材44、チェーン45を含んでいる。
包装フィルム引出し装置40の装置本体41は、チェーン45に連結するとともに、下面側に可動部材42、第1のシリンダ機構43、バネ部材44が取り付けてある。チェーン45は、図示しない動力につながっていて横方向に往復移動する。したがって装置本体41は、横方向へ往復移動する。また装置本体41の先端の下面は、包装フィルム100を把持するために弾性力を有している。
包装フィルム引出し装置40の可動部材42は、装置本体41に軸支され、弾性力を備えた先端が装置本体41の先端と対向する。包装フィルム引出し装置40は、装置本体41及び可動部材42の先端によって、包装フィルム100を掴む把持部46を形成している。第1のシリンダ機構43及びバネ部材44は、この可動部材42の後方に設けられ、第1のシリンダ機構43の上下摺動と、ばね部材44の弾性力によって、可動部材42の先端を上下に動作させる。
包装フィルム引出し装置40は、可動部材42の上下動作にともなって把持部46が包装フィルム100を把持し、その後チェーン45の駆動によって装置本体41を下流に移動する。これにより、把持している包装フィルム100を直線状に引き出し、開封摘み部101を切断位置Aに位置決めする構成である。
包装フィルム切断装置10の押圧装置50は、回転刃20のすぐ下流に設置されている。この押圧装置50は、第2のシリンダ機構51、保持部材52、押えバー53を備えている。押圧装置50の第2のシリンダ機構51は、下部に保持部材52が延出しており、制御装置(図示せず)によって、この保持部材52を間欠的に上下に往復移動させる。
また押圧装置50は、保持部材52の下面に押えバー53がねじ止めされており、第2のシリンダ機構51の往復移動にともない、この押えバー53を上下移動させる構成である。押圧装置50の押えバー53は、保持部材52から下方に延出し、凹字状に成形された棒部材である。押えバー53は、往復移動によって下方に移動した際に、その底部が包装フィルム100に押接することになる。
押圧装置50は、押えバー53により切断位置Aより下流側で包装フィルム100を押圧してこの包装フィルムを受け刃30に押し当てる構成である。これにより包装フィルム100は、包装フィルム引出し装置40により直線状に引き出された状態から、受け刃30と押えバー53により屈折した状態となる。
ここで、包装フィルム100の切断端が受け刃30上にある状態では、開封摘み部101もこの受け刃30上に位置している。このため、押えバー53によって包装フィルム100が屈折すると、開封摘み部101がフィルムの表面から突き出された状態となる。
図3は、本実施形態に係る包装フィルム切断装置の包装フィルム引出し装置及び押圧装置の動作を示す側面図であり、図4は、同じく回転刃の動作を示す側面図であり、図5は包装フィルム切断装置において切断される包装フィルムの開封摘み部を拡大して示す図である。
次に、包装フィルム切断装置10の動作及び作用効果について、図3、図4を参照しながら説明する。本実施形態の上包み包装機は、繰出しローラ2、回転刃20、受け刃30、包装フィルム引出し装置40の第1のシリンダ機構43及びチェーン45、押圧装置50の第2のシリンダ機構51の各駆動を一つの制御装置(図示せず)によって制御している。
ここで、本実施形態において切断される包装フィルム100は、図5(a)に示すように、包装フィルム100から切り離された開封摘み部101の先端側101aが切断位置Aの上流側に位置し、包装フィルム101に繋がる開封摘み部101の基端側101bが切断位置Aの下流側に位置する。この開封摘み部101は、切断位置Aの下流側にある包装フィルム100に基端側101bが繋がっているため、この下流側の包装フィルム100と同一の方向に向くようになる。
したがって図5(b)に示すように、下流側の包装フィルム100の搬送方向と上流側の包装フィルム100の搬送方向を変更することで、開封摘み部101は、上流側の包装フィルム100と方向が相違することになり、包装フィルム100に形成された幅方向位置に影響せずに上流側の包装フィルム100から突き出される。
図3(a)に示すように、包装フィルム100の切断前に、包装フィルム切断装置10の押圧装置50は、押えバー53を上部にあげてある。また包装フィルム引出し装置40は、装置本体41が押圧装置50よりも下流に位置している。上包み包装機の制御装置は、ここからチェーン45を横方向に移動させ、包装フィルム引出し装置40の装置本体41を上流へ移動させる。
図3(b)に示すように、包装フィルム引出し装置40の装置本体41は、先端の把持部46が回転刃20及び受け刃30よりも上流に移動する。このとき、回転刃20及び受け刃30は、制御装置によって切断位置Aから退避した位置に移動している。また装置本体41の移動中には、第1のシリンダ機構43が引き込み駆動して可動部材42の先端を下降させる。そして最上流位置において、第1のシリンダ機構43が伸張駆動して可動部材42の先端を上昇させる。これにより、包装フィルム引出し装置40は包装フィルム100の先端部を把持することができる。
図3(c)に示すように、包装フィルム引出し装置40は、包装フィルム100を把持した後、チェーン45の移動とともに下流に移動する。これにより包装フィルム100は、開封摘み部101が切断位置Aまで直線状に引き出される。このとき、受け刃30は退避位置から回転刃20と噛み合う位置まで戻り、さらに押圧装置50の第2のシリンダ機構51が駆動制御されて、押えバー53が下方に移動する。この押えバー53の下方への移動によって、直線状に引き出されている包装フィルム100が押圧されて搬送方向が変更される。そして、包装フィルム100の搬送方向の変更により、包装フィルム100の開封摘み部101はフィルムの表面から突き出される。
図4(a)に示すように、制御装置は、包装フィルム100を押えバー53によって押圧した状態において回転刃20を回転する。このため、回転刃20は、カッタ23の側面に開封摘み部101が当接することになり、回転とともに開封摘み部101を押し曲げて、この開封摘み部101の切込み範囲まで入り込む。
ここで、開封摘み部101は、基端側101bが切断位置Aより下流にあれば、包装フィルム100の屈折によって突き出るため、幅方向位置に関わらず突き出ることとなる。よって回転刃20は、開封摘み部101を幅方向位置に関わらず押し曲げることができる。
図4(b)に示すように、回転刃20は、受け刃30と噛み合う位置(切断位置A)において、包装フィルム100を切断端にそって切断する。このとき開封摘み部101は、上述のように回転刃20によって押し曲げられており、したがって開封摘み部101を切断端から突き出すように残して、包装フィルム100を切断することができる。このように包装フィルム切断装置10は、開封摘み部101の幅方向位置に関わらず、開封摘み部101を残したまま切断し、図7に示すような包装フィルム100を形成することができる。
図4(c)に示すように、回転刃20は、包装フィルム100を切断した後、さらに回転して押えバー53の中空部を通過する。そして押えバー53は、この回転刃20が通過した後に、第2のシリンダ機構51の駆動によって上方に引き上げられる。また、切断された包装フィルム100は、包装フィルム引出し装置40によって、さらに引き出されて包装フィルム供給位置Cに搬送される。上包み包装機は、このような動作手順によって、各装置が図3(a)に示す最初の位置に戻り、また新たらしく包装フィルム100を切断することができる。
以上のように、本実施形態の包装フィルム切断装置によれば、開封摘み部101の幅方向位置に関係することなく、この開封摘み部101を残したまま包装フィルム100を切断することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例や応用例が可能なことは勿論である。例えば、本実施形態の包装フィルム切断装置は、包装フィルム100を横方向に搬送しながら切断する上包み包装機に適用したが、包装フィルム100を縦方向に搬送しながら切断する上包み包装機にも適用することができる。
本実施形態に係る上包み包装機の全体構成を概略的に示す斜視図である。 本実施形態に係る上包み包装機の包装フィルム切断装置を示す拡大図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 本実施形態に係る包装フィルム切断装置の包装フィルム引出し装置及び押圧装置の動作を示す側面図である。 本実施形態に係る包装フィルム切断装置の回転刃の動作を示す側面図である。 本実施形態に係る包装フィルム切断装置において切断される包装フィルムの開封摘み部を拡大して示す図である。 被包装物に包装フィルムを上包みした包装品を示す斜視図である。 包装フィルムの切断状態を示す平面図である。
符号の説明
1:フィルムリール、2:繰出しローラ、3:開封テープ融着装置、4:被包装物搬送装置、5:包装フィルム折込シール装置、6:搬送ローラ、
10:包装フィルム切断装置、11:ガイド、
20:回転刃、21:支軸、22:ホルダ、23:カッタ、
30:受け刃、31:支軸、32:ホルダ、33:カッタ、
40:包装フィルム引出し装置、41:装置本体、42:可動部材、43:第1のシリンダ機構、44:バネ部材、45:チェーン、46:把持部、
50:押圧装置、51:第2のシリンダ機構、52:保持部材、53:押えバー、
100:包装フィルム、101:開封摘み部、200:被包装物、
A:切断位置、B:切断待機位置、C:包装フィルム供給位置、T:開封テープ、

Claims (5)

  1. 所定位置に舌片状の開封摘み部が切り込まれた帯状の包装フィルムに対し、前記開封摘み部を切断端から突き出すように残して、当該包装フィルムを切断する包装フィルム切断装置であって、
    所定の切断位置にて移動刃により前記帯状の包装フィルムを切断する切断手段と、
    前記切断位置に前記開封摘み部を位置決めする包装フィルム搬送手段と、
    前記切断位置において前記包装フィルムの搬送方向を変更させることにより、前記開封摘み部を前記包装フィルムの表面から突き出させる包装フィルム経路変更手段と、を備え、
    前記包装フィルム経路変更手段により、前記切断位置において前記包装フィルムの搬送方向を変更させることで、前記包装フィルムの表面から突き出された前記開封摘み部に対し、前記移動刃が、当該開封摘み部を押し曲げながら当該開封摘み部の切込み範囲まで入り込み、当該開封摘み部を切断端から突き出すように残して、前記包装フィルムを切断することを特徴とする包装フィルム切断装置。
  2. 前記切断手段は、互いに協同して前記包装フィルムを切断する受け刃と回転刃とを備え、
    当該回転刃が前記移動刃として機能し、
    前記包装フィルム経路変更手段は、前記切断位置より搬送方向下流側で前記包装フィルムを押圧して当該包装フィルムを前記受け刃に押し当てることで、前記包装フィルムの搬送方向を変更させる構成であることを特徴とする請求項1の包装フィルム切断装置。
  3. 前記包装フィルム搬送手段は、下流側から前記切断位置の上流側へと移動し、当該切断位置にある包装フィルムの先端部を把持して下流側へ引き出す構成を備えていることを特徴とする請求項2の包装フィルム切断装置。
  4. 前記受け刃及び回転刃は、前記包装フィルム搬送手段が前記切断位置の上流側に向かって移動するのにともなって、前記切断位置から退避する構成であることを特徴とする請求項3に記載の包装フィルム切断装置。
  5. 前記包装フィルム経路変更手段は、前記切断位置より下流側に設けられた押圧装置であって、
    当該押圧装置は、間欠的に往復移動する押えバーを備え、当該押えバーにより前記切断位置より下流側で前記包装フィルムを押圧して当該包装フィルムを前記受け刃に押し当てる構成であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の包装フィルム切断装置。
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