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JP5121811B2 - レンズバリア装置、およびそれを備えたレンズ鏡筒 - Google Patents

レンズバリア装置、およびそれを備えたレンズ鏡筒 Download PDF

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Description

本発明は、例えばカムコーダやデジタルカメラといった撮像装置の、レンズバリア装置に関するものである。
従来のレンズバリア装置には、以下に示す構成のものがある(例えば特許文献1参照)。
以下、図12を用いて説明する。
従来例では撮像レンズを保護するために、外側バリア羽根120a、120b、内側バリア羽根130a、130bの計4枚のバリア羽根が、外観カバー110に設けられた撮像レンズの光軸と平行な回転軸112a、112b周りで回動する。また、図13に示すように、レンズバリア装置が開状態においては、外側バリア羽根120aと内側バリア羽根130aとが、外側バリア羽根120bと内側バリア羽根130bとが、各々光軸方向で重なるように構成されている。かかる構成とすることで、開状態における光軸先端側から見た場合の投影面積を低減し、撮像装置の撮像レンズ径の小型化を実現している。
特願2008−333524
しかしながら上記従来技術では、外観カバー110は他の外観カバーなどと組み合わせて撮像装置本体に組みつけられる。このため、外観カバー110には組みつけによる変形などが発生する。これにより、回転軸112a、112bなどが変形し、開閉動作に必要な駆動力が増加する、好適な開閉動作が阻害される、といった課題がある。一方、撮像装置本体への組みつけによる変形を防止する形状を外観カバー110において実現しようとすると、撮像装置本体の正面に位置する外観カバーの形状に制約を与えることとなる。これは、デザイン性といった商品性の制約となるため望ましくない。
このため、従来例の外観カバー110と、外側バリア羽根120a、120bの間に回転軸112aや112bが形成された別の部材を加えることで、レンズバリアユニットを構成した。この構成は、該レンズバリアユニットを外観カバーに固定する構成のレンズバリア装置も一般的に用いられる。これにより外観カバーの組みつけによる変形を抑制することが可能となる。しかし、部品点数が増加するため、撮像装置本体のコストアップや、部品追加に伴う光軸方向の装置の大型化に繋がるという課題がある。
本発明の目的は上記課題を解決するレンズバリア装置を提案することである。
本発明のレンズバリア装置は、遮蔽部に対して像面側に連結部で連結された当接部が設けられた第1のバリア羽根と、前記遮蔽部に対して像面側に設けられた第2のバリア羽根と、前記当接部より被写体側にあって、前記当接部と像面側が当接して前記第1のバリア羽根の浮きを規制する規制部とを有し、前記第2のバリア羽根の外周部,前記連結部,前記当接部の順に光軸ら光軸外側にある。
以上説明したように、本発明によれば、レンズバリア装置を光軸方向に薄くすることができる。
鏡筒の外観斜視図である。 図1における撮像装置の分解斜視図1である。 図1における撮像装置の分解斜視図2である。 図1における撮像装置の分解斜視図3である。 バリア羽根の組立図である。 バリア羽根の構造を説明する図1である。 バリア羽根の構造を説明する図2である。 バリア羽根の断面を説明する図1である。 バリア羽根の断面を説明する図2である。 トーションバネの形状を示す図である。 トーションバネの動作を説明する図である。 従来のレンズバリア装置を示す分解斜視図である。 従来のバリア羽根の組立図である。
以下に、本発明にかかるレンズ鏡筒の実施例を示す。
<レンズ鏡筒の全体>
図1(a)、(b)は、撮像装置の鏡筒を抜粋した外観斜視図である。1はレンズバリア装置、2は撮像レンズ、10は外観カバーである。図1に示すように、レンズバリア装置1は、撮像レンズ2の光軸先端側(被写体側)に配置されている。
図2は図1の鏡筒の分解斜視図、図3はレンズバリア装置1の主要部の分解斜視図である。図4は図3に示した状態からさらに一部の部品のみを抜粋し、光軸先端側から見た分解斜視図である。図5、図6は、バリア羽根の斜視図であり、図3、図4に示したバリアベース40は省略している。
図2から図5に示したように、レンズバリア装置1は、2枚の外側バリア羽根20a、20b、2枚の内側バリア羽根30a、30b、バリアベース40、駆動カムリング(駆動部材)50、バリアユニットベース60、及びモータ70を有している。2枚の外側バリア羽根20a、20b、2枚の内側バリア羽根30a、30bは、撮影レンズに対して光軸先端側にあって、開閉可能に回動する。2枚の外側バリア羽根20a、20b、2枚の内側バリア羽根30a、30bは、それぞれ第1のバリア羽根、第2のバリア羽根として機能する。外観カバー10には、開口部11が形成されている。バリアベース40の外観カバー10側(図2、3では向かって左側、図4では向かって右側)には、羽根軸41a、41bが形成されている。羽根軸41a、41bは、レンズ光軸方向と直交する線上において光軸を中心点とする点対称な位置に設けられている。
外側バリア羽根20a、20bには、それぞれ軸孔21a、21bと、規制ピン22a、22b、及び長孔23a、23bが形成されている。また、内側バリア羽根30a、30bには、それぞれ軸孔31a、31b、バネ係合部32a、32b、及び切欠き部33a、33bが形成されている。
外側バリア羽根20aと外側バリア羽根20bは、レンズ光軸の外周部分、すなわち外観カバー10の開口部11とバリアベース40の開口部42の外周部分を遮蔽するものであり、同一形状となっている。また、内側バリア羽根30aと内側バリア羽根30bは、レンズ光軸の近傍部分、すなわち外観カバー10の開口部11とバリアベース40の開口部42の中央部分を遮蔽するものであり、同一形状となっている。これら4枚のバリア羽根20a、20b、30a、30bにより、外観カバー10の開口部11とバリアベース40の開口部42の全ての開口領域を遮蔽することができる。
内側バリア羽根30aは、軸穴31aを介してバリアベース40の羽根軸41aにより揺動自在に軸支される。また、外側バリア羽根20aは、軸穴21aが内側バリア羽根30aの軸穴31aの外周側に同心円で設けられた嵌合軸36aと嵌合することで、揺動自在に軸支される。これにより、内側バリア羽根30a、外側バリア羽根20aはともにバリアベース40の羽根軸41aまわりで回動可能に軸支されている。外側バリア羽根20bと内側バリア羽根30bも同様に、羽根軸41bまわりで回動自在に軸支される。
<レンズバリア装置のユニット構造>
以下に本発明のレンズバリア装置のユニット構造について詳述する。
図6、図7は、外観カバー10の側から4枚のバリア羽根を見た場合の図であって、図6は後述するバリア羽根の連動開閉原理を説明のため内側バリア羽根30a、30bと、外側バリア羽根20a、20bのみを示した図である。一方、図7は図6に加えてバリアベース40を示した図である。図8は図7のA−A断面図である。図9は後述するトーションバネ80a、80bによる付勢の影響を説明するための図7のB−B断面図であり、説明のためトーションバネ80a、80bの概略形状も追加して示している。なお、図8、図9は、説明の簡略化のため、左右対称形状であるバリア羽根まわりの構造の片側のみを示している。
図8に示す34aは、内側バリア羽根30aの外周部において、バリアベース40の第一のガイド部45aによって内側バリア羽根30の回動がガイドされる第二のガイド部である。35aは、内側バリア羽根の外周部において、外側バリア羽根20aの第四のガイド部24aによって内側バリア羽根30の回動がガイドされる第三のガイド部である。本実施例では、第二のガイド部34aと、第三のガイド部35aは各々対向する位置に設けている。
図4、図8に示すように、外側バリア羽根20aは、閉状態において開口部11を遮蔽する部分を遮蔽部27aとすると、この遮蔽部27aの外周側に、外周凸部25aを有する。外周凸部25aは、内側バリア羽根30aと光軸方向に重なる位置、ここでは略同一の位置に、内側バリア羽根30aの外周側に延在する方向に突出して配されている。連結部28aは、この互いに光軸方向の位置が異なる外周凸部25aと遮蔽部27aとを連結する部分で、遮蔽部27aの外周側にある。外周凸部25aの光軸先端側には第二の規制部26aが設けられている。本実施例では、第二の規制部26aが、内側バリア羽根30aの第三のガイド部35aと光軸方向で略同一高さとなるように構成されている。
一方、バリアベース40には第一のガイド部45aの外周側に凸部47aが設けられている。凸部47aは、内側バリア羽根30aより光軸後端側にあるバリアベース40に対して光軸先端側に位置するようにバリアベース部材40から突出して設けられている。凸部47aは、上述のようにバリアベース部40から光軸先端側に突出して内周側端面に延在しているので、ここに内周側空間48aが形成されている。この内周側空間48aに外側バリア羽根20aの外周凸部25aが挿入され、この空間に入り込んでいる。さらに、外側バリア羽根20aの第二の規制部26aと対向する凸部47aの位置に、第一の規制部46aが形成されている。規制部46aは、撮影レンズの光軸と垂直な平面においてガイド部45aに対して外周側に配置されている。規制部46aは、当接部26aと光軸撮像面側が当接するようになっており、内側バリア羽根30aの光軸先端側の面と光軸方向に重なる位置にある。このように、第1のバリア羽根としての外側バリア羽根20aは、遮蔽部27aに対して光軸撮像面側に連結部28aで連結された当接部26aが設けられている。また、第2のバリア羽根としての内側バリア羽根30aは、遮蔽部27aに対して光軸撮像面側に設けられている。
また、規制部46aは、内側バリア羽根30aの光軸先端側の面と光軸方向に略同一の位置に配置されている。
したがって、外側バリア羽根20aと内側バリア羽根30aは、内側バリア羽根30aの回動をガイドするガイド部45aと第一の規制部46aとに挟まれている。
内側バリア羽根30aの外周部、連結部28a,当接部26aの順に光軸中心から光軸外側に設けたので、光軸方向の厚みを従来に比べてなくすことができる。
なお、図8,9は左右対称の一方を説明しているので、他方も上記と同様の構成になっている。
<バリア装置の組み立て方法>
本構成の組立て方法を以下に示す。まず、バリアベース40の羽根軸41aに内側バリア羽根30aの軸穴31aを挿入する。次に、外側バリア羽根20aの外周凸部25aを、バリアベース40の内周側空間48aに挿入する。その後、外側バリア羽根20aの軸穴21aを内側バリア羽根30aの嵌合軸36aに挿入することで好適に組立て可能である。なお、左右対称の一方のみを説明したが、他方も上記と同様の構成になっている。
<上記構成による効果>
かかる構成により、バリアベース40の規制部46aによって外側バリア羽根20a、20bの光軸方向先端側への位置が規制される。外側バリア羽根20aと内側バリア羽根30aは、内側バリア羽根30aの回動をガイドするガイド部45aと規制部46aとに挟まれている。そのため、ユニット化できるので、外側バリア羽根20a、20bがバリアベース40から離脱しにくくなり、外観カバー10や、追加部品を用いずにレンズバリア装置のユニット化が実現する。このため、外観カバー10の組付けによる変形の影響を低減するレンズバリア装置の提供が可能となる。
なお、本実施例では第一の規制部46aと、第二の規制部26とはバリアベース40と外側バリア羽根20aの回動のガイドも兼ねている。外側バリア羽根20bについても同様である。
また、外側バリア羽根20aの外周凸部25aを上述した連結部28aで連結する構造とすることで、バリアベース40の凸部47aの光軸方向先端側の端面49aを、外側バリア羽根20aと光軸方向に重なる位置に形成することが可能である。このため、単純に外側バリア羽根20aの上面に、バリアベース40の第一の規制部を配した場合と比較し、光軸方向高さの低減が可能である。外側バリア羽根20bも同様である。
<そのほかの構成>
例えば、本実施例では遮蔽部27aと、連結部28aと、外周凸部25aを一体で形成した。この点、その全て、または、一部を別部品で形成し、ビス締めや溶着といった手段で構成することも可能である。かかる場合、部品点数は増えてしまうものの上述した光軸方向高さの低減は可能である。
また、第二の規制部26aを、内側バリア羽根30a(内側バリア羽根30bも同様)の第三のガイド部35aに対して光軸方向に、より後方側(撮像面側)に配置することも可能である。これにより、バリアベース40の端面49aをより光軸方向後方側に配置することが可能となり、レンズバリア装置1のさらなる小型化が実現される。
また、第二の規制部26aを、内側バリア羽根30aの第三のガイド部35aと、外側バリア羽根20aの遮蔽部27aの光軸方向先端側面との間に配置することも可能である。これによりバリアベース40の端面49aは光軸方向先端側に位置するため、上述した構成よりはレンズバリア装置1の光軸方向高さは増加する。しかし、単純に遮蔽部27aの光軸方向先端側にバリアベース40の端面49aを配置した場合と比較すれば、レンズバリア装置1の光軸方向高さは減少する効果を得ることが可能である。
また、本実施例では4枚のバリア羽根を用いた構成を示したが、例えば図3に示す図において、紙面下側となる内側バリア羽根30aと、外側バリア羽根20aの2枚のバリア羽根のみで全ての開口部11を覆う構成とすることも可能である。また、同様に紙面下側となる内側バリア羽根30aと、外側バリア羽根20aに対し、紙面上側には大型化した1枚のバリア羽根を用いることで合計3枚のバリア羽根で構成することも可能である。
<バリア羽根の駆動構造>
次に、バリア羽根の駆動構造について詳述する。
図3に示すように、バリアベース40には、開口部42の他に、内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bがそれぞれ突き出て回動するための比較的大きな回動孔43a、43bが形成されている。回動孔43a、43bは、矩形の形状であり(凡その矩形であればよい)、その長辺は、バリアベース40の周方向となっている。また、バリアベース40には、トーションバネ(ねじりコイルバネ)80a、80bのコイル部を装着して軸支するためのバネ軸44a、44bが形成されている。なお、図2から図5においてはトーションバネ80a、80bは簡略化した模式図で示しており、詳細な形状は別途図10に示す。
駆動カムリング50には、平歯51とバネ係合部52a、52bが形成されている。平歯51には、図示しないギアトレインが歯合され、これら平歯51、ギアトレインにより、モータ70の駆動力が駆動カムリング50に伝達され、駆動カムリング50が回転する。また、駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bは、バリアベース40の回動孔43a、43bの中で回動する。
トーションバネ80a、80bの巻角度は300度程度であり、コイル部の両側から延伸されたアーム部は、コイル部が延びていく方向、すなわちレンズ光軸方向から見て、交差する形となっている。そして、組み立て状態では、トーションバネ80aの2つのアーム部で挟まれた領域(上記の交差の位置より先の領域)に、内側バリア羽根30aのバネ係合部32aと駆動カムリング50のバネ係合部52aが位置する状態となる。
同様に、トーションバネ80bの2つのアーム部で挟まれた領域上記の交差位置より先の領域)に、内側バリア羽根30bのバネ係合部32bと駆動カムリング50のバネ係合部52bが位置する状態となる。なお、トーションバネ80a、80bは、内側バリア羽根30a、30bを開閉の両方向に付勢するように作用する。
次に、4枚のバリア羽根の開閉駆動を図5、及び図6に基づいて説明する。図5(a)は、4枚のバリア羽根を閉じた状態を示し、図5(b)は、4枚のバリア羽根を開いた状態を示している。
図5(a)に示したように、4枚のバリア羽根を閉じた状態では、トーションバネ80a、80bは、アーム部A1が駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bに付勢力を与えて係合している。また、トーションバネ80a、80bは、アーム部A2が内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bに付勢力を与えて係合している。
この状態で、図5(a)に示した矢印の方向(反時計廻り方向)に駆動カムリング50が徐々に回転すると、駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bは、トーションバネ80a、80bのアーム部A1から離れて行こうとする。このため、トーションバネ80a、80bは、バネ軸44a、44bを回転軸として時計廻り方向(図の下方向)に徐々に回動する。
トーションバネ80a、80bは、バネ軸44a、44bを回転軸として時計廻り方向へ回動することで、アーム部A1が内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bに係合し、内側バリア羽根30a、30bを徐々に開かせるように作用する。この場合、内側バリア羽根30a、30bが或る程度開いた後は、内側バリア羽根30a、30bが開いていくのに連動して外側バリア羽根20a、20bも開いていくが、この原理は、後で図6に基づいて説明する。
そして、図5(b)に示したように、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、トーションバネ80a、80bは、アーム部A1が内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bに付勢力を与えて係合することとなる。
また、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、トーションバネ80a、80bは、アーム部A2が駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bに付勢力を与えて係合することとなる。更に、4枚のバリア羽根が完全に開いた状態では、内側バリア羽根30a、30bの切り欠き部33a、33bは、外側バリア羽根20a、20bの規制ピン22a、22bと係合する。
図5(b)の状態で、図5(b)に示した矢印の方向(時計廻り方向)に駆動カムリング50が回転すると、開く場合と同様の原理により、4枚のバリア羽根は、図5(a)の閉じた状態となる。この場合も、内側バリア羽根30a、30bが或る程度閉じた後は、内側バリア羽根30a、30bが閉じていくのに連動して外側バリア羽根20a、20bも閉じていく。
<外側バリア羽根20a、20bの連動開閉原理>
次に、外側バリア羽根20a、20bの連動開閉原理を図6に基づいて説明する。
外側バリア羽根20a、20bには、前述のように、長孔23a、23bが形成されている。一方、内側バリア羽根30a、30bには、外側バリア羽根20a、20bと対向する面に駆動ピン37a、37bが形成されている。この駆動ピン37a、37bは、組み立て時には、長孔23a、23bに挿入され、長孔23a、23bの範囲内で移動可能となっている。
図6に示したように、4枚のバリア羽根が閉じた状態では、駆動ピン37a、37bは、長孔23a、23bの閉じ方向側の端部23a1、23b1に位置している。この4枚のバリア羽根が閉じた状態で内側バリア羽根30a、30bが徐々に開いていくと、駆動ピン37a、37bは、長孔23a、23bの開き方向側の端部23a2、23b2の方向に移動していく。そして、この開き方向側の端部23a2、23b2に突き当たることとなる。
この場合、駆動ピン37a、37bが長孔23a、23bの開き方向側の端部23a2、23b2に突き当たるまでの間は、内側バリア羽根30a、30bだけが開き、外側バリア羽根20a、20bは、静止状態のままとなっている。
そして、駆動ピン37a、37bが長孔23a、23bの開き方向側の端部23a2、23b2に突き当たった状態で、内側バリア羽根30a、30bが更に開いていくと、その開き力が駆動ピン37a、37bを介して外側バリア羽根20a、20bに伝達される。これにより、外側バリア羽根20a、20bは、内側バリア羽根30a、30bが開いていくのに連動して開いていくこととなる。
なお、4枚のバリア羽根が開いた状態から閉じていく場合は、駆動ピン37a、37bは、その閉じていく途中で、長孔23a、23bの閉じ方向側の端部23a1、23b1に突き当たる。従って、外側バリア羽根20a、20bは、閉じていく場合も、同様に、その閉じる動作の途中から、内側バリア羽根30a、30bが閉じていくのに連動して閉じていくこととなる。
<トーションバネ80a、80bの構造>
次に、トーションバネ80a、80bの構造を、図10(a)、(b)、(c)に基づいて説明する。
トーションバネ80a、80bは、コイル部Cとコイル部Cの両側から延伸された2本のアーム部A1、A2を有している。2本のアーム部A1、A2は、約300度の角度を成し、コイル部Cが延びていく方向(レンズ光軸方向)から見て、交差する形となっている。
一方のアーム部A1には、大きく折り曲げられた折り曲げ部A11、A12と、小さく折り曲げられた折り曲げ部A13が形成されている。他方のアーム部A2には、小さく折り曲げられた折り曲げ部A23が形成されている。
なお、大きく折り曲げられた折り曲げ部A11、A12は、2つのアーム部A1、A2のレンズ光軸方向の位置を同一位置とするものである。この2つのアーム部A1、A2を形成することにより、アーム部A1と内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bとの係合位置が内側バリア羽根30a、30bに近い位置となる。これにより、可及的に小さな力で内側バリア羽根30a、30bを駆動することが可能となる。
小さく折り曲げられた折り曲げ部A13、A23は、アーム部A1、A2の先端に近い部分、すなわち上記の交差の位置よりも先端の位置に形成され、他方のアーム部A2、A1に接近していく方向(お互いに接近していく方向)に折り曲げられている。
なお、図5(a)(b)に示したように、内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bは、駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bよりも、トーションバネ80a、80bのコイル部Cに近い位置に位置している。このため、折り曲げ部A13、A23よりもコイル部Cに近い部分では、内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bが係合され、折り曲げ部A13、A23よりも先端側では、駆動カムリング50のバネ係合部52a、52bが係合される。
なお、本発明のバリアベース40の第一の規制部46a、46bと、外側バリア羽根20a、20bの構造は、上述したトーションバネ80a、80bを用いた駆動構造において、さらに効果を発揮する。
図11はトーションバネ80a、80bと内側バリア羽根30a、30bの当接部を拡大した拡大図である。図10、図11から明らかなように、本実施例で示したトーションバネ80a、80bのアーム部A1、A2は、内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bに交差して配置される。これによって、コイルバネの復元力により、アーム部A1、A2が閉じ方向に付勢され、内側バリア羽根30a、30bのバネ係合部32a、32bは、図11の矢印X方向(図9にも記載)に常に付勢される。このため、図9に示すように、内側バリア羽根30a、30bには、軸穴31a、31bと、バリアベース40の羽根軸41a、41bの嵌合部である点Zを回転中心として、矢印Y方向に回転モーメントが発生する。この回転モーメントによって、上記嵌合部の嵌合ガタによって内側バリア羽根30a、30bが回転し、外周端である第三のガイド部35a、35bが光軸先端側に浮き上がる。さらに内側バリア羽根30a、30bの浮き上がりによって、外側バリア羽根20a、20bの外周端である第二の規制部26a、26bが最も浮き上がる。
以上から、最も浮き上がる外側バリア羽根20a、20bの外周端である第二の規制部26a、26bを、バリアベース40の第一の規制部46a、46bで規制することで、好適にトーションバネ80a、80bの付勢による浮きを抑制することが可能となる。
特に上記規制部がガイド機能も有しているため、好適な開閉動作も実現される。これは、トーションバネ80a、80bの付勢によって発生する浮きの最大となる箇所を規制しないと、意図しない部分が接触することになるため、好適な開閉動作の妨げとなる恐れがあるためである。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、例えば、4枚のバリア羽根ではなく、片側が1枚、反対側が2枚といった他の枚数のバリア羽根を有するレンズバリア装置の片側のみに適用することも可能である。
また、駆動構造を上述した構造以外で形成することも可能である。例えば、トーションバネ80a、80bではなく、一般的な引張り圧縮を利用したコイルバネを用いることも可能であし、駆動カムリング50の構造を変更することも可能である。
1 レンズバリア装置
2 撮像レンズ
10 外観カバー
11 開口部
20a、20b 外側バリア羽根
25a 外周凸部
26a 第二の規制部
27a 遮蔽部
28a 連結部
30a 内側バリア羽根
40 バリアベース
41a、41b 羽根軸
42 開口部
43a 回動孔
47a 凸部
48a 内周側空間
49a 端面
50 駆動カムリング
80a、80b トーションバネ

Claims (6)

  1. 遮蔽部に対して像面側に連結部で連結された当接部が設けられた第1のバリア羽根と、
    前記遮蔽部に対して像面側に設けられた第2のバリア羽根と、
    前記当接部より被写体側にあって、前記当接部と像面側が当接して前記第1のバリア羽根の浮きを規制する規制部とを有し、
    前記第2のバリア羽根の外周部,前記連結部,前記当接部の順に光軸ら光軸外側にあることを特徴とするレンズバリア装置。
  2. 前記規制部材は、前記第1のバリアの遮蔽部の被写体側より撮像面側の位置で前記当接部と当接することを特徴とする請求項1に記載のレンズバリア装置。
  3. 前記遮蔽部と前記連結部と前記当接部とは一体で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズバリア装置。
  4. 前記規制部は,前記第2のバリア羽根の被写体側の面と光軸方向に重なる位置にあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレンズバリア装置。
  5. 前記第2のバリア羽根を回転可能に軸支するバリアベースを有し、前記規制部材は当該バリアベースに設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンズバリア装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれかのレンズバリア装置と、該レンズバリア装置の光軸後端側にレンズを備えたレンズ鏡筒。
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