JP5116154B2 - Cutting method of shape steel with saw blade - Google Patents
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Description
本発明は、H形鋼、I形鋼、山形鋼、及び溝形鋼のいずれか1からなる形鋼を円形の鋸歯を用いて切断する方法に関する。 The present invention relates to a method of cutting a section steel made of any one of an H-section steel, an I-section steel, an angle steel, and a channel steel using a circular saw blade.
図8(A)、(B)に示すように、従来の切断方法は、鋸断機101の鋸歯102を回転させ、油圧シリンダ103で鋸歯102を前進させた後に後進させることにより図示しない載置台上に固定された被鋸断材105を切断するものであった(例えば、特許文献1参照)。ここで、符号111は鋸歯102の回転軸、符号112は回転軸111を保持する鋸断機台車、符号113は鋸断機台車112に設けられ、図示しないレール上を移動する車輪、符号114は油圧シリンダ103のピストンロッドである。そして、ピストンロッド114の先部がピン115を介して鋸断機台車112の下部に設けられた突出部116に連結されている。
As shown in FIGS. 8A and 8B, in the conventional cutting method, the
特許文献1に記載された鋸断機101の場合、鋸歯102は被鋸断材105の上面から下面へ貫通し切断するが、図9(A)に示すように、切断完了直前に被鋸断材105の裏面に鋸歯102の歯幅と実質的に同一の長さのブリッジ104ができる。ここで、図9(B)に示すように、鋸歯102のコーナー部が鋭利な間は、すなわち、歯替の直後は、このブリッジ104は鋸歯102が貫通する際にブリッジ104の両側が被鋸断材105から完全に切断され、切断片106として被鋸断材105から離脱する。しかし、鋸断を重ね、図9(C)に示すように、鋸歯102が損耗してコーナー部に丸み107が形成されると、ブリッジ104の両側が被鋸断材105から同時に切断されることがなくなり、図9(D)に示すように、切断された材料のいずれか一方に付着しバリ108となる。
また、被鋸断材として、例えば、H形鋼109を切断した場合、図10(A)に示すように鋸歯102が切り抜ける側にバリ108が形成され、後工程やエンドユーザーによるバリ取り作業が別途必要になるという問題が生じている。これを防ぐため、鋸歯110の先端部の形状を、図10(B)に示すように、断面視して凹形状に変え、バリ108の発生を抑制する方法も考えられたが、鋸歯110の寿命が短いことから実用的でなかった。このため、バリ発生のない切断方法が求められてきた。
In the case of the
Further, for example, when the H-
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、切断回数を重ねてもバリ発生のない形鋼の鋸歯による切断方法を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of this situation, and it aims at providing the cutting method by the sawtooth of the shape steel which does not generate | occur | produce a burr | flash even if it repeats the frequency | count of cutting.
前記目的に沿う本発明に係る形鋼の鋸歯による切断方法は、H形鋼、I形鋼、山形鋼、及び溝形鋼のいずれか1からなる形鋼を、回転駆動される円形の鋸歯を用いて、切断バリの発生を防止しながら切断する方法であって、
回転する前記鋸歯が切り抜ける前記形鋼の切り抜け側の面に捨て板を該鋸歯に対して左右に対となって配置し、しかも、該対となる捨て板の隙間は該鋸歯の厚みより小さく、該鋸歯による前記形鋼の切断時に前記捨て板も切断する。
The method of cutting a section steel with a saw blade according to the present invention that meets the above-mentioned object is a method of turning a circular saw blade that is rotationally driven from a section steel composed of any one of H-section steel, I-section steel, angle steel, and channel steel. A method of cutting while preventing the occurrence of cutting burrs,
The discarded plate is disposed in a pair on the left and right sides with respect to the saw blade on the cut-out side surface of the shaped steel through which the rotating saw blade cuts through, and the gap between the pair of discarded plates is smaller than the thickness of the saw blade, When the shape steel is cut by the saw blade, the discard plate is also cut.
本発明に係る形鋼の鋸歯による切断方法において、前記捨て板を横移動機構を介して配置し、前記鋸歯による前記形鋼の切断時毎に該横移動機構を操作して前記捨て板の位置を調整して該捨て板も切断することが好ましい。
これによって、一つの対となる捨て板を用いて形鋼を複数回鋸断することができる。
In the method for cutting a section steel with a saw blade according to the present invention, the discard plate is disposed via a lateral movement mechanism, and the position of the discard plate is operated by operating the lateral movement mechanism every time the section steel is cut by the saw blade. It is preferable to cut the discarded plate by adjusting the thickness.
Thereby, the shape steel can be sawed multiple times using a pair of discarded plates.
本発明に係る形鋼の鋸歯による切断方法において、前記対となる捨て板は、前記形鋼に対してクランプ機構で押圧されていることが好ましい。
これによって、形鋼の切り抜け側の面に捨て板を密着させることができ、形鋼の切り抜け側にバリが発生するのを確実に防止できる。
In the method for cutting a section steel according to the present invention, it is preferable that the pair of discarded plates is pressed against the section steel by a clamp mechanism.
As a result, the discarded plate can be brought into close contact with the cut-out side surface of the shape steel, and the occurrence of burrs on the cut-out side of the shape steel can be reliably prevented.
本発明に係る形鋼の鋸歯による切断方法においては、鋸歯が切り抜ける形鋼の切り抜け側に捨て板を配置することで、鋸歯の切り抜け部を形鋼から捨て板に移動させることができ、バリの発生を捨て板に限定できる。その結果、バリ発生のない形鋼の切断を行うことができる。そして、捨て板は、鋸歯に対して左右に対となって配置され、しかも、対となる捨て板の隙間は鋸歯の厚みより小さいので、対となる捨て板において形鋼と共に切断される領域を小さくすることができ、捨て板の消費量を低減できる。これにより、一つの捨て板を用いてバリ発生のない形鋼の鋸歯による切断を多数回行うことができる。 In the method of cutting with a saw blade of a section steel according to the present invention, by disposing the discard plate on the cut-out side of the shape steel through which the saw blade passes, the saw-tooth cut-out portion can be moved from the section steel to the discard plate, Occurrence can be limited to the waste board. As a result, it is possible to cut the shape steel without burrs. The discard plates are arranged in pairs on the left and right with respect to the saw blades, and the gap between the pair of discard plates is smaller than the thickness of the saw blades. It can be made smaller, and the consumption of the discarded board can be reduced. Thereby, the cutting with the saw blade of the shape steel which does not generate | occur | produce a burr | flash can be performed many times using one discard board.
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る形鋼の鋸歯による切断方法に使用される鋸断装置の説明図、図2は同切断方法において対となる捨て板をH形鋼の一方のフランジの表側及び他方のフランジの裏側にそれぞれ配置した状態を示す平面図、図3(A)、(B)はそれぞれ図2のP−P、Q−Q矢視断面図、図4は捨て板保持装置の平断面図、図5は図4のR−R矢視断面図、図6は図4のS−S矢視断面図、図7は本発明の一実施の形態に係る形鋼の鋸歯による切断方法の説明図である。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings for understanding of the present invention.
Here, FIG. 1 is an explanatory view of a sawing device used in the method of cutting a shaped steel with sawtooth according to the first embodiment of the present invention, and FIG. The top view which shows the state arrange | positioned at the front side of the one flange of steel, and the back side of the other flange, respectively, FIG. 3 (A), (B) is a PP, QQ arrow sectional drawing, FIG. 4 is a cross-sectional plan view of the discard plate holding device, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line RR in FIG. 4, FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line S-S in FIG. It is explanatory drawing of the cutting method by the sawtooth of the shape steel which concerns.
本発明の一実施の形態に係る形鋼の鋸歯による切断方法を適用して形鋼の一例であるH形鋼10を切断する鋸断装置12は、図1に示すように、円形の鋸歯14(例えば、外径Dが2000〜2200mm、幅Wが10〜15mm)と、鋸歯14の中央部が取り付けられる回転軸13と、回転軸13に図示しない駆動伝達機構を介して接続して回転軸13に回転駆動力を与えるモータ15とを有している。更に、鋸断装置12は、モータ15及び駆動伝達機構を前側上部に載置する走行台車16と、走行台車16を水平移動可能に支持する複数のローラ17と、各ローラ17を同一高さ位置に配置する可動ベース18と、可動ベース18の後端側に設けられ、走行台車16の下部に連結されるピストンロッド19を進退させてローラ17上で走行台車16を移動させる流体圧シリンダ20と、可動ベース18を昇降機構の一例である流体圧シリンダ21を介して支持する固定ベース22とを有している。なお、H形鋼10を載置して搬送するローラテーブル11は、固定ベース22が設置された基台(図示せず)に図示しない据付手段を介して設けられている。
As shown in FIG. 1, a
続いて、本発明の一実施の形態に係る形鋼の鋸歯による切断方法を適用してH形鋼10を切断する方法について説明する。
第1工程では、先ず、図1に示すように、H形鋼10をウェブ23が水平になるようにローラテーブル11に載置して搬送し、H形鋼10の外表面に形成した切断線の位置が鋸断装置12に設定された切断位置に到達した時点でローラテーブル11を停止する。そして、H形鋼10を図示しないクランプ手段でローラテーブル11上に固定する。これにより、H形鋼10の位置決めが完了する。
Next, a method of cutting the H-
In the first step, first, as shown in FIG. 1, a cutting line formed on the outer surface of the H-
次いで、H形鋼10の一方のフランジ24(ローラテーブル11上にH形鋼10が固定された場合、鋸断装置12側に配置されるフランジ)から他方のフランジ27に向けて移動した際に、鋸歯14の移動方向と鋸歯14の回転による切断方向が逆方向になるように鋸歯14の回転方向を設定する。そして、図1、図2、図3(A)、(B)に示すように、回転する鋸歯14が切り抜ける一方のフランジ24の切り抜け側、すなわち表側面(ウェブ23とは反対側の面)に捨て板25、26を配置し、回転する鋸歯14が切り抜ける他方のフランジ27の切り抜け側、すなわち裏側面(ウェブ23側の面)に捨て板28、29、30、31を配置する。更に、H形鋼10の一方のフランジ24の表側において、鋸歯14の最下点の高さ位置がウェブ23の上表面の高さ位置よりδ(例えば、1〜5mm)だけ下方に来るように調整する(δの値は1mm以上、ウェブ23の厚み未満とすればよい)。これにより、鋸歯14の高さ方向の位置決めが完了する。
Next, when moving from one
捨て板25、26は、例えば、厚みが3〜5mmの鋼板で作製され、その形状は同一であって、鋸断装置12の切断位置を挟んで左右に対となって配置される。ここで、捨て板25、26の幅は、一方のフランジ24において、その上端から下端までを完全に覆うことが可能な長さに調整する必要があり、捨て板25、26の長さは、これらをそれぞれ保持する捨て板保持装置32、33の寸法に応じて決定する。
The
捨て板28、29、30、31は、例えば、厚みが3〜5mmの鋼板で作製され、その形状はすべて同一であって、捨て板28、29はウェブ23より上位置で、鋸断装置12の切断位置を挟んで左右に対となって配置され、捨て板30、31はウェブ23より下位置で、鋸断装置12の切断位置を挟んで左右に対となって配置される。ここで、捨て板28、29、30、31の幅は、他方のフランジ27において、ウェブ23の付け根位置からフランジ先端部までを完全に覆うことが可能な長さに調整する必要があり、捨て板28、29、30、31の長さは、これらをそれぞれ保持する捨て板保持装置34、35、36、37の寸法に応じて決定する。
The
図4〜図5に示すように、捨て板保持装置33(捨て板保持装置32も同様の構成である。また、捨て板保持装置34〜37も基本的に同様の構成である。)は、捨て板26の基側を保持すると共に、捨て板26を一方のフランジ24の表側面上でH形鋼10の長手方向に沿って移動する横移動機構38と、捨て板26の先側(切断位置側)を一方のフランジ24の表側面に押圧するクランプ機構39とを有している。そして、横移動機構38は、H形鋼10を搬送するローラテーブル11のフレームにウェブ23と平行に配置される第1の基板40と、第1の基板40に立設された複数の支柱部材41を介して第1の基板40に対向して平行配置される第2の基板42(なお、捨て板保持装置34〜37では、第2の基板42の外面がウェブ23に当接する)と、一方のフランジ24の表面に対して隙間を設けて平行配置され、第1、第2の基板40、42間で摺動可能に挟持された捨て板取付け部材43とを有している。なお、捨て板取付け部材43の先部は、捨て板26の基部と締結部材の一例であるボルト53によって固定されている。
As shown in FIGS. 4 to 5, the discard plate holding device 33 (the discard
更に、横移動機構38は、捨て板取付け部材43にH形鋼10の搬送方向に沿って形成されたラック44と、第1、第2の基板40、42に両端部が回転可能に支持されたピニオン軸45に取付けられラック44に噛合するピニオン46と、ピニオン軸45を回転する回転駆動源47を有している。ここで、回転駆動源47、第2の基板42に取付けられた駆動モータ48と、駆動モータ48の出力軸に取付けられた第1のギア49と、ピニオン軸45に取付けられ第1のギア49と噛合する第2のギア50とを備えている。従って、駆動モータ48を駆動させると、第1、第2のギア49、50を介してピニオン軸45に取付けられたピニオン46を回転させることができる。その結果、ピニオン46に噛合するラック44が形成された捨て板取付け部材43を移動させて、捨て板26を一方のフランジ24の表面上でその長手方向に沿って移動できる。
Further, the
クランプ機構39は、第1、第2の基板40、42で上、下端部が挟持され、捨て板取付け部材43に取付けられた捨て板26の先側に当接する押圧部材51と、ローラテーブル11のフレームに配置された第1の基板40を第2の基板42と共にH形鋼10の長手方向に直交する方向(図5、図6の左右方向、フランジ24の面に対して法線方向)に進退する図示しない進退駆動源とを有している。進退駆動源を操作して、第1の基板40を第2の基板42と共に一方のフランジ24に向けて移動することで、捨て板26を一方のフランジ24の表側面に当接させることができると共に、捨て板26の先側を押圧部材51で一方のフランジ24の表側面に押圧することができる。
The
なお、捨て板保持装置37(捨て板保持装置34〜36も同様。なお、捨て板保持装置34、35及び捨て板保持装置36、37は、側面視して鋸断装置12(鋸歯14)の切断位置中心に対して勝手違いに配置することができる(図2の捨て板保持装置34、35の関係)。また、捨て板保持装置34、35及び捨て板保持装置36、37は、ウェブ23中心位置に対して、側面視して勝手違いに配置することができる。)で保持される捨て板31(28〜30)は、横移動機構38を操作することで他方のフランジ27の裏側面上でその長手方向に沿って移動し、捨て板保持装置37の第2の基板42の外面はウェブ23に当接している。また、進退駆動源を操作して、第1の基板40を第2の基板42と共に他方のフランジ27に向けて移動することで、捨て板31を他方のフランジ27の裏側面に当接させることができると共に、捨て板31の先側を押圧部材51で他方のフランジ27の裏側面に押圧することができる。
The discard plate holding device 37 (the same applies to the discard
従って、図2、図3(A)、(B)に示すように、H形鋼10の一方のフランジ24の表側面に沿って、鋸断装置12の切断位置を挟んで左右(H形鋼10の搬送方向前後)に配置された捨て板保持装置32、33に保持された捨て板25、26を横移動機構38を操作して移動させ、対となる捨て板25、26の隙間を鋸歯14の厚みより小さくする。そして、クランプ機構39の進退駆動源を操作して、捨て板25、26を一方のフランジ24の表側面に押圧する。また、H形鋼10の他方のフランジ27の裏側面に沿って、鋸断装置12の切断位置を挟んで左右に、しかも、ウェブ23の上下にそれぞれ配置された捨て板保持装置34、35、36、37に保持された捨て板28、29、30、31を横移動機構38を操作して移動させ、対となる捨て板28、29及び対となる捨て板30、31のそれぞれの隙間を鋸歯14の厚みより小さくする。そして、クランプ機構39の進退駆動源を操作して、捨て板28、29、30、31をそれぞれ他方のフランジ27の裏側面に押圧する。
Accordingly, as shown in FIGS. 2, 3A, and 3B, along the front side surface of one
図7に示すように、第2工程では、流体圧シリンダ20を駆動させて走行台車16を前側に向けて移動(例えば、移動速度が300〜500mm/秒)させることで鋸歯14を一方のフランジ24の表側より切り込ませ他方のフランジ27の表側から通過させて、一方のフランジ24、ウェブ23、及び他方のフランジ27の上側(一側)にそれぞれ切れ目を形成する。ここで、一方のフランジ24の上側に切れ目を形成する場合、一方のフランジ24の表側面には捨て板25、26が配置されクランプ機構39によって押圧されて、一方のフランジ24は捨て板25、26と共に切断されるため、図4に示すように、一方のフランジ24の表側面でウェブ23より上方の領域は鋸歯14の切り抜け側になってもバリは形成されない。なお、捨て板25、26の表側面でウェブ23より上方の領域は、鋸歯14の切り抜け側となるため、バリ52が形成される。
As shown in FIG. 7, in the second step, the
ウェブ23の上側に切れ目を形成する場合、ウェブ23の上側は鋸歯14の切り込み側となるため、バリは発生しない。また、他方のフランジ27の上側に切れ目を形成する場合、他方のフランジ27の裏側面でウェブ23より上方の領域には捨て板28、29が配置されクランプ機構39によって押圧されて、他方のフランジ27の上側は捨て板28、29と共に切断されるため、他方のフランジ27の裏側面でウェブ23より上方の領域は鋸歯14の切り抜け側になってもバリは形成されない。なお、捨て板28、29の表側面でウェブ23より上方の領域は、鋸歯14の切り抜け側となるため、バリが形成される。
When the cut is formed on the upper side of the
第3工程では、他方のフランジ27の表側から通過した鋸歯14の最下点の高さ位置が他方のフランジ27の下端の高さ位置より下方になるように調整する。これにより、他方のフランジ27の表側より鋸歯14を切り込ませ一方のフランジ24の表側から通過させた際に、第2工程で切れ目を入れた他方のフランジ27、ウェブ23、及び一方のフランジ24を切れ目に沿って切断することができる。
In the third step, the height position of the lowest point of the sawtooth 14 that has passed from the front side of the
第4工程で他方のフランジ27の表側より鋸歯14を切り込ませて他方のフランジ27を切断する場合、他方のフランジ27の裏側面でウェブ23より下方の領域には捨て板30、31が配置されクランプ機構39によって押圧されて、他方のフランジ27の下側は捨て板30、31と共に切断されるため、他方のフランジ27の裏面でウェブ23より下方の領域は鋸歯14の切り抜け側になってもバリは形成されない。なお、捨て板30、31の表側でウェブ23より下方の領域は、鋸歯14の切り抜け側となるため、バリが形成される。
When the
更に、切れ目が形成されたウェブ23を下側(裏側)から切れ目に沿って鋸歯14で切断する場合、ウェブ23切断完了直前に切れ目の下方にブリッジが形成されるが、切れ目の存在によりブリッジには鋸歯14の貫通時に剪断力が作用するため、ブリッジの両側が剪断力により同時に切断され、ブリッジは切断片としてウェブ23から離脱しバリは形成されない。また、一方のフランジ24の表側面でウェブ23より下方の領域には捨て板25、26が配置されクランプ機構39によって押圧されて、一方のフランジ24は捨て板25、26と共に切断されるため、一方のフランジ24の表面でウェブ23より下方の領域は鋸歯14の切り抜け側になってもバリは形成されない。なお、捨て板25、26の表側でウェブ23より下方の領域は、鋸歯14の切り抜け側となるため、バリが形成される。
Furthermore, when the
以上のように、回転する鋸歯14が切り抜ける一方のフランジ24の切り抜け側(表側面)に捨て板25、26を、回転する鋸歯14が切り抜ける他方のフランジ27の切り抜け側(裏側面)に捨て板28、29、30、31をそれぞれ配置すると、フランジ24、27の切り抜け側にバリを形成させずに切断を行うことができる。そして、H形鋼10の切断完了後、クランプ機構39の進退駆動源を操作して、一方のフランジ24の表側面に対する捨て板25、26の押圧及び他方のフランジ27の裏側面に対する捨て板28、29、30、31の押圧をそれぞれ解除する。更に、クランプ手段を操作してH形鋼10のローラテーブル11上での固定も解除し、H形鋼10をローラテーブル11上で移動させ、H形鋼10の外表面に形成した次の切断線の位置が鋸断装置12に設定された切断位置に到達した時点でローラテーブル11を停止し、H形鋼10をローラテーブル11に固定して次の切断に移行することができる。
As described above, the discard
このとき、捨て板保持装置32、33、34、35、36、37の横移動機構38を操作して捨て板25、26、28、29、30、31をそれぞれ鋸断装置12の切断位置に近づけて、しかも、対となる捨て板25、26、捨て板28、29、及び捨て板30、31のそれぞれの隙間を鋸歯14の厚みより小さくなるように調整する。このように、捨て板25、26、28、29、30、31の位置調整を予め行って、鋸歯14によるH形鋼10の切断時毎に、捨て板25、26、28、29、30、31をH形鋼10と共に切断するようにすることで、H形鋼10を繰り返し鋸断する際に回転する鋸歯14が切り抜ける一方のフランジ24の表側面及び他方のフランジ27の裏側面に発生するバリを防止できる。
At this time, by operating the
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、形鋼としてI形鋼、山形鋼、及び溝形鋼にも適用できる。なお、I形鋼の切断はH形鋼の切断と同様の方法で、溝形鋼の切断は、例えば、溝形鋼を2つ組み合わせてH形鋼状にするとH形鋼の切断と同様の方法で行なうことができる。更に、本切断方法は、平鋼の冷間及び熱間の鋸断にも適用できる。
As described above, the present invention has been described with reference to the embodiment. However, the present invention is not limited to the configuration described in the above-described embodiment, and the matters described in the scope of claims. Other embodiments and modifications conceivable within the scope are also included.
For example, the present invention can be applied to I-shaped steel, angle steel, and channel steel as the shape steel. The cutting of the I-shaped steel is the same as the cutting of the H-shaped steel, and the cutting of the groove-shaped steel is the same as the cutting of the H-shaped steel when, for example, two groove-shaped steels are combined into an H-shaped steel. Can be done by the method. Furthermore, this cutting method can also be applied to cold and hot sawing of flat steel.
10:H形鋼、11:ローラテーブル、12:鋸断装置、13:回転軸、14:鋸歯、15:モータ、16:走行台車、17:ローラ、18:可動ベース、19:ピストンロッド、20、21:流体圧シリンダ、22:固定ベース、23:ウェブ、24:一方のフランジ、25、26:捨て板、27:他方のフランジ、28、29、30、31:捨て板、32、33:捨て板保持装置、34、35、36、37:捨て板保持装置、38:横移動機構、39:クランプ機構、40:第1の基板、41:支柱部材、42:第2の基板、43:捨て板取付け部材、44:ラック、45:ピニオン軸、46:ピニオン、47:回転駆動源、48:駆動モータ、49:第1のギア、50:第2のギア、51:押圧部材、52:バリ、53:ボルト 10: H-section steel, 11: Roller table, 12: Saw cutting device, 13: Rotating shaft, 14: Saw tooth, 15: Motor, 16: Traveling carriage, 17: Roller, 18: Movable base, 19: Piston rod, 20 21: Fluid pressure cylinder, 22: Fixed base, 23: Web, 24: One flange, 25, 26: Discard plate, 27: The other flange, 28, 29, 30, 31: Discard plate, 32, 33: Discard plate holding device, 34, 35, 36, 37: Discard plate holding device, 38: Lateral movement mechanism, 39: Clamp mechanism, 40: First substrate, 41: Support member, 42: Second substrate, 43: Discarding plate mounting member, 44: rack, 45: pinion shaft, 46: pinion, 47: rotational drive source, 48: drive motor, 49: first gear, 50: second gear, 51: pressing member, 52: Bali, 53: Bolt
Claims (3)
回転する前記鋸歯が切り抜ける前記形鋼の切り抜け側の面に捨て板を該鋸歯に対して左右に対となって配置し、しかも、該対となる捨て板の隙間は該鋸歯の厚みより小さく、該鋸歯による前記形鋼の切断時に前記捨て板も切断することを特徴とする形鋼の鋸歯による切断方法。 A method of cutting a section steel made of any one of H-section steel, I-section steel, angle steel, and groove-section steel while preventing the occurrence of cutting burrs by using a rotationally driven circular saw blade. ,
The discarded plate is disposed in a pair on the left and right sides with respect to the saw blade on the cut-out side surface of the shaped steel through which the rotating saw blade cuts through, and the gap between the pair of discarded plates is smaller than the thickness of the saw blade, A cutting method using a saw blade for a section steel, wherein the discarded plate is also cut when the section steel is cut by the saw tooth.
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JP2008087430A JP5116154B2 (en) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | Cutting method of shape steel with saw blade |
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