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JP5115785B2 - サスペンション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のサスペンション装置に関するもので、特に、ステアバイワイヤシステムを採用する車両のサスペンション装置に関する。
近年、ステアバイワイヤシステムを採用した車両が注目されている(例えば、特許文献1参照)。ステアバイワイヤシステムは、ステアリングホイールに連結される操舵軸と車輪を操向させる操向装置との機械的な連結が切離されることから、従来のリンク式のステアシステムと比較して車室の足元のスペースを広く取ることができると共に、各車輪を個別に制御することで車両の走行安定性能を向上させることができるメリットがある。
特開2004−359210号公報
しかしながら、ステアバイワイヤシステムでは、設置スペースの制約から操向装置、特にアクチュエータを車輪近傍に配置するのが困難である。したがって、従来のステアバイワイヤシステムでは、アクチュエータを車輪から比較的離れた位置に配置して、その操向軸をリンク(タイロッド)を介してナックルに連結する等していた。これにより、アクチュエータの配置によっては、折角の車室の足元のスペースが犠牲になることがあり、操向装置の小型化が要望されていた。また、ステアバイワイヤシステムは、操向装置とサスペンション装置とが独立した構造であるため、車体への組付けが煩雑となり、組付け作業の効率化が求められていた。
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ステアバイワイヤシステムがより省スペース化されると共にステアバイワイヤシステムの車両への組付け作業が効率化されるサスペンション装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ステアバイワイヤシステムが採用される車両のサスペンション装置であって、車体と車輪との間に設けられて車輪の上下動に応じて軸方向へ相対変位される車体側部材と車輪側部材とから構成されるシリンダ装置と、車輪を操向させる操向装置と、を具備し、前記操向装置は、前記車輪側部材と車輪との間に設けられて車輪を操向可能に支持する操向部と、前記操向部を操向軸の回りに回動させて車輪を操向させるアクチュエータと、を具備し、前記操向部は、前記車輪が取り付けられるハブに固定される操向部材と、基部が前記車輪側部材の外周囲に回転可能に設けられた第1のリンク部材と、基部が前記車輪側部材の外周囲に回転可能に設けられて先端が前記第1のリンク部材に回転可能に接続された第1のアームと、該第1のアームの基部から延びて先端部が前記操向部材に接続された第2のリンク部材と、からなり、前記アクチュエータは、前記第1のアームを回転駆動することを特徴とする。
したがって、本発明では、操向装置のアクチュエータによって操向部を車輪側部材の下部の外周囲を軸に回動させることにより、車輪を操向させることができる
本願のサスペンション装置に係る発明によれば、アクチュエータによって、車輪側部材と車輪との間に設けられた操向部を操向軸の回りに回動させることにより、車輪が操向される。これにより、ステアバイワイヤシステムの省スペース化が可能であると共に車体への組付け作業を効率化することができる。
本発明は、以下に説明する複数の発明を包含する発明群に属する発明であり、以下に、その発明群の実施形態として、第1乃至第6の実施形態について説明するが、そのうち、第の実施形態が、本出願人が特許請求の範囲に記載した発明に対応するものである。
(第1の実施形態)
第1の実施形態のサスペンション装置1を図1及び図2に基いて説明する。第1の実施形態のサスペンション装置1は、ステアバイワイヤシステムが構築される車両のサスペンション装置1であって、車体側部材と車輪側部材とからなるシリンダ装置2と、車輪側部材と車輪19との間に配設される操向装置3とによって構成される。車体側部材は、基端部がアッパーマウント4を介して車体5に固定されると共に先端部にピストンが固定されるロッド6からなる。また、車輪側部材は、内周面にピストンが摺接されると共に外周面にブラケット7が設けられるシリンダ8からなる。ブラケット7は、ナックル9の内側(図1における左側)上部に接続され、ナックル9の内側下部には、ロアアーム10が連結ピン11を介して接続される。なお、サスペンション装置1には、シリンダ装置2、懸架部材22(スプリング)、並びにアッパーマウント4からなるサスペンションアッシ23が構成される。
図2に示されるように、操向装置3は、車輪側部材と車輪19との間に設けられて車輪19を操向可能に支持する操向部と、該操向部を操向軸12の回りに回動させて車輪19を操向させるトルクモータ13(アクチュエータ)とによって構成される。操向部は、ナックル9に接続されるハウジング14と、該ハウジング14に配設された一対のガイド部材15(支持部材)によって両端部が回転可能に支持される操向軸12と、該操向軸12の中間部に設けられてハブ17を介して車輪に接続されるフランジ部16とからなる。トルクモータ13は、ホイール19bの内側の空間に収容されるようにしてハウジング14に設けられており、出力軸が減速機18を介して操向軸12に接続される。これにより、サスペンション装置1は、トルクモータ13によって減速機18を介して操向軸12を軸線回りに回転させてフランジ部16を当該操向軸12の回りに回転させることにより、車輪19が操向される構造になっている。なお、フランジ部16には、車輪19(タイヤ19a,ホイール19b)、ブレーキディスク20を含む足回り部品がハブ17を介して固定される。
次に、第1の実施形態のサスペンション装置1の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13(アクチュエータ)を作動させる。トルクモータ13の回転力は、減速機18を介して操向部の操向軸12に伝達されて操向軸12が軸線回りに回転駆動される。これにより、フランジ部16及びハブ17がサスペンションアッシ23に対して操向軸12の回りに所定方向へ回転して車輪19が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪19が上下動した場合には、シリンダ装置2のシリンダ8(車輪側部材)とロッド6(車体側部材)とをシリンダ装置2の軸方向へ相対移動(変位)させてピストンに設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第1の実施形態では以下の効果を奏する。
サスペンション装置1によれば、操向装置のトルクモータ13(アクチュエータ)によって操向部の操向軸12が軸線回りに回転されることにより、フランジ部16及びハブ17がサスペンションアッシ23に対して操向軸12の軸線回りに回転して車輪19が操向される。これにより、サスペンション装置1は、運転者の操作に応じて、車両の前後左右の車輪19をそれぞれ単独で操向させることが可能になり、車両の挙動をより細かくコントロールすることで走行安定性を向上させることができる。
例えば、車両の走行速度に応じた操向制御を行うことができ、高速度領域では、ステアリングホイールの操作量に対する車輪19の操向量を減少させることにより、車両の操向安定性能を向上させることが可能になる。また、低速度領域では、ステアリングホイールの操作量に対する車輪19の操向量を増加させることにより、狭い場所での車庫入れ等を容易に行うことが可能になり、運転者の負担を軽減させることができる。
また、サスペンション装置1によれば、各車輪19のトーの調整を各トルクモータ13によって車輪19を操向させることで実施することが可能になり、アライメントの調整を容易に行うことができる。
また、サスペンション装置1によれば、トルクモータ13(アクチュエータ)及び減速機18がホイール19bの内側の空間に収容されるので、従来、車両の床下に配設されていたステアリングロッドが不要になり、車室の足元スペースが拡大することで快適性を向上させることができる。さらに、トルクモータ13を含む操向装置をサスペンション装置1に一体で組み込むことが可能になり、ステアバイワイヤシステム、延いてはサスペンション装置1を省スペース化することができると共にステアバイワイヤシステムの車体5への組付け作業を効率化することができる。
なお、第1の実施形態では、ストラットサスペンションの場合を説明したが、ショックアブソーバを用いたサスペンションに適用することもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のサスペンション装置21を図3に基いて説明する。なお、第1の実施形態のサスペンション装置1と同一又は相当する構成には、同一の名称及び符号を付与すると共にその詳細な説明を省略する。操向装置3は、シリンダ8(車輪側部材)の下端部に設けられてシリンダ装置2に対して同一軸線L0上に配置されるトルクモータ13(アクチュエータ)と、該トルクモータ13の出力軸に減速機18を介して接続される操向軸12とを備える。操向軸12は、トルクモータ13及び減速機18と一体に形成されたケーシング24(支持部材)の内部に収容されるベアリングによって軸線L0の回りに回転可能支持される。また、操向軸12には、所定間隔をあけて対向配置される一対のブラケット25が設けられ、該ブラケット25は、ハブを介して車輪に接続される。なお、シリンダ8の外周面にはブラケット26が設けられ、該ブラケット26が連結ピンを介してロアアームに接続されることにより、シリンダ8(車輪側部材)は、ロッド6(車体側部材)に対する軸線L0の回りの相対移動(回転)が阻止される。
次に、第2の実施形態のサスペンション装置21の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13(アクチュエータ)を作動させる。トルクモータ13の回転力は、減速機18を介して操向軸12に伝達され、操向軸12が軸線回りに回転駆動される。これにより、ブラケット25を介してハブが、シリンダ装置2に対して操向軸12の回りに所定方向へ回転して、車輪が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪が上下動した場合には、シリンダ装置2のシリンダ8(車輪側部材)とロッド6(車体側部材)とをシリンダ装置2の軸方向へ相対移動(変位)させてピストン27に設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第2の実施形態のサスペンション装置21によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と同等の効果を得ることができる。なお、第2の実施形態のサスペンション装置21によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と比較してナックルを省くことができ、より一層の簡易化、軽量化が可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態のサスペンション装置31を図4に基いて説明する。なお、第1及び第2の実施形態のサスペンション装置1,21と同一又は相当する構成には、同一の名称及び符号を付与すると共にその詳細な説明を省略する。操向装置3は、基部32aがシリンダ8(車輪側部材)の下端部に軸線L0の回りに回転可能に設けられると共に先端部にハブ17を介して車輪19が接続される操向部材32と、基部33aがシリンダ8に軸線L0の回りに回転可能に設けられる第1のリンク部材33と、基部34aがシリンダ8に軸線L0の回りに回転可能に設けられて該基部34aから延びる第1のアーム35の先端部35aが第1のリンク部材33の先端部33bに回転可能に接続されると共に該基部34aから延びる第2のアーム36の先端部36aが操向部材32の基部32aに接続される第2のリンク部材34とからなる操向部と、シリンダ8に同軸に設けられて出力軸が第1のリンク部材33の基部33aに接続されるトルクモータ13(アクチュエータ)と、によって構成される。
次に、第3の実施形態のサスペンション装置31の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13(アクチュエータ)を作動させる。トルクモータ13の回転力は、第1のリンク部材33に伝達され、第1のリンク部材33が軸線L0の回りに回転駆動される。これにより、第2のリンク部材34を介して操向部材32が軸線L0の回りに回転して、車輪19が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪19が上下動した場合には、シリンダ装置2のシリンダ8(車輪側部材)とロッド(車体側部材)とを軸方向へ相対移動(変位)させてピストンに設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第3の実施形態のサスペンション装置31によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と同等の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態のサスペンション装置41を図5及び図6に基いて説明する。なお、第1〜第3の実施形態のサスペンション装置1,21,31と同一又は相当する構成には、同一の名称及び符号を付与すると共にその詳細な説明を省略する。車体側部材42は、断面が多角形(第4の実施形態では8角形)の中空軸(中空部の断面は円形)からなり、一端部がアッパーマウント4を介して車体5に固定される。また、車体側部材42は、シリンダ43(車輪側部材)の内部に軸方向(図6における上下方向)へ相対変位可能に挿入され、シリンダ43とともにシリンダ装置を構成する。なお、車体側部材42並びにシリンダ43(車輪側部材)は断面が多角形であるため、当該車体側部材42とシリンダ43との軸線L0の回りの相対移動(回転)が阻止される。そして、車体側部材42は、中空部にシリンダ室44が形成されており、該シリンダ室44には、下端部がシリンダ43の底部に固定されたロッド45の上端部に取付けられたピストン46が収容される。
シリンダ43(車輪側部材)の下部には、操向部、すなわち上端部にギヤ47が固定されたブラケット7が、ベアリングを介することで軸線L0の回りに回転可能に設けられる。また、シリンダ43の外周面には、出力軸に固定されたピニオンギヤ48がギヤ47に噛合わされるトルクモータ13(アクチュエータ)が設けられる。なお、ハブ17には、ボールジョイントからなる連結部材49を介してロアアーム10が回転可能に接続される
次に、第4の実施形態のサスペンション装置41の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13(アクチュエータ)を作動させる。トルクモータ13の回転力は、ピニオンギヤ48、及びギヤ47を介してブラケット7に伝達され、ブラケット7が軸線L0の回りに回転駆動される。これにより、ハブ17がシリンダ43(車輪側部材)に対して軸線L0の回りに所定方向へ回転して、車輪19が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪19が上下動した場合には、車体側部材42とシリンダ43(車輪側部材)とを軸方向へ相対移動(変位)させてピストン46に設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第4の実施形態のサスペンション装置41によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と同等の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態のサスペンション装置51を図7に基いて説明する。なお、第1〜第4の実施形態のサスペンション装置1,21,31,41と同一又は相当する構成には、同一の名称及び符号を付与すると共にその詳細な説明を省略する。ロッド6(車体側部材)は、アッパーマウント4を介して車体5に固定される。シリンダ8(車輪側部材)は、断面がコ字状に形成されたロアブラケット52を介してロアアーム10の中間部に接続される。ロアアーム10は、車体5内側(図7における右側)の端部が車体5に接続されると共に車体5外側(図7における左側)の端部がボールジョイント53を介してハブ17の下端部に回転可能に接続される。また、シリンダ8にはブラケットアーム54が固定され、該ブラケットアーム54の先端部は、ボールジョイント55を介してハブ17の上端部に回転可能に接続される。
シリンダ8(車体側部材)の車体5内側には、トルクモータ13(アクチュエータ)が設けられる。該トルクモータ13は、出力軸が減速機18を介してリンク部材56に接続される。なお、減速機18の入力軸及び出力軸には、トルクモータ13の回転運動をリンク部材56の水平方向への直線運動へ変換するためのギヤが組込まれている。また、リンク部材56の車体5外側の端部は、ボールジョイントを介してハブ17に回転可能に接続される。ここでは、ハブ17、ボールジョイント53、55、リンク部材56が操向部を構成する。
次に、第5の実施形態のサスペンション装置51の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13(アクチュエータ)を作動させる。トルクモータ13の回転力は、減速機18によってリンク部材56を直動させる力に変換され、リンク部材56が車体5内外方向(図7における左右方向)へ駆動される。これにより、ハブ17がシリンダ装置2に対して操向軸線(ボールジョイント53とボールジョイント55とを結ぶ軸線)の回りに所定方向へ回転して、車輪19が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪19が上下動した場合には、シリンダ装置2のシリンダ8(車輪側部材)とロッド6(車体側部材)とを軸方向へ相対移動(変位)させてピストンに設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第5の実施形態のサスペンション装置51によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と同等の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態のサスペンション装置61を図8及び図9に基いて説明する。なお、第1〜第5の実施形態のサスペンション装置1,21,31,41,51と同一又は相当する構成には、同一の名称及び符号を付与すると共にその詳細な説明を省略する。ロッド6(車体側部材)は、アッパーマウント4を介して車体5に固定される。シリンダ8(車輪側部材)の外周面にはブラケット7が設けられ、該ブラケット7はボールジョイント62を介してハブ17に回転可能に接続される。また、シリンダ8の下端部にはアクチュエータ63が設けられる。該アクチュエータ63は、ケーシング64に収容されるトルクモータ13と、該トルクモータ13の出力軸に接続されると共にケーシング64にベアリング65を介して回転可能に支持されるナット66と、外周面に形成されたねじ部がナット66の内周面に螺設された溝に螺合されると共に先端部がボールジョイント68を介してハブ17に回転可能に接続されるリンク部材67とによって構成される。なお、ハブ17の下端部には、ロアアーム10の車体5外側の端部がボールジョイント69を介して回転可能に接続され、ハブ17及びボールジョイント62、69が操向部を構成する。
次に、第6の実施形態のサスペンション装置61の作用を説明する。運転者によってステアリングホイールが操舵されると、その操舵角度、操舵速度、並びに操舵トルクが検出装置によって検出され、マイクロコンピュータからなる操向制御装置は、この検出装置の検出結果に基いてトルクモータ13を作動させる。該トルクモータ13の駆動により、アクチュエータ63のナット66が回転し、該ナット66に螺合されたリンク部材67がその軸方向へ駆動される。これにより、ハブ17がシリンダ装置2に対して操向軸線(ボールジョイント62とボールジョイント69とを結ぶ軸線)の回りに所定方向へ回転して、車輪19が操向される。そして、路面の凹凸等によって車輪19が上下動した場合には、シリンダ装置2のシリンダ8(車輪側部材)とロッド6(車体側部材)とを軸方向へ相対移動(変位)させてピストンに設けられたバルブを開閉させることで減衰力を発生させる。
第6の実施形態のサスペンション装置61によれば、第1の実施形態のサスペンション装置1と同等の効果を得ることができる。
第1の実施形態のサスペンション装置の全体図である。 第1の実施形態のサスペンション装置の説明図であって、特に、操向装置の構造を示す図である。 第2の実施形態のサスペンション装置の説明図であって、特に、シリンダ装置を軸断面で示した図である。 第3の実施形態のサスペンション装置の斜視図である。 第4の実施形態のサスペンション装置の全体図である。 第4の実施形態のサスペンション装置の説明図であって、特に、車体側部材と車輪側部材とを断面で示した図である。 第5の実施形態のサスペンション装置の全体図である。 第6の実施形態のサスペンション装置の全体図である。 第6の実施形態のサスペンション装置の説明図であって、特に、アクチュエータを断面で示した操向装置の平面図である。
符号の説明
1 サスペンション装置、2 シリンダ装置、3 操向装置、5 車体、6 ロッド(車体側部材)、8 シリンダ(車輪側部材)、12 操向軸、13 トルクモータ(アクチュエータ)、14 ハウジング(操向部)、15 ガイド部材(操向部)、16 フランジ部(操向部)、19 車輪

Claims (1)

  1. ステアバイワイヤシステムが採用される車両のサスペンション装置であって、
    車体と車輪との間に設けられて車輪の上下動に応じて軸方向へ相対変位される車体側部材と車輪側部材とから構成されるシリンダ装置と、車輪を操向させる操向装置と、を具備し、
    前記操向装置は、
    前記車輪側部材と車輪との間に設けられて車輪を操向可能に支持する操向部と、前記操向部を操向軸の回りに回動させて車輪を操向させるアクチュエータと、を具備し、
    前記操向部は、前記車輪が取り付けられるハブに固定される操向部材と、基部が前記車輪側部材の外周囲に回転可能に設けられた第1のリンク部材と、基部が前記車輪側部材の外周囲に回転可能に設けられて先端が前記第1のリンク部材に回転可能に接続された第1のアームと、該第1のアームの基部から延びて先端部が前記操向部材に接続された第2のリンク部材と、からなり、
    前記アクチュエータは、前記第1のアームを回転駆動することを特徴とするサスペンション装置。
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