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JP5110382B2 - ドアウエザストリップの製造方法 - Google Patents

ドアウエザストリップの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用のドアウエザストリップの製造方法に関するものである。
自動車のドア1と車体開口部周縁6との間のシールは、図8に示すように、ドア1の外周部に設けられたドアフレーム2の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジに取付けられるオープニングウエザストリップ(図示せず)によりなされる。なお、ドアガラス5とドア1との間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン(図示せず)によってなされる。
従来、図8に示すように、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部111とその上面に一体に形成された中空シール部114とシールリップ部116とから構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周部に取付けられた断面コ字形のリテーナー部155に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。そして、ドア閉時にシールリップ部116が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドアフレーム2の外周端縁と車体開口部周縁6との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁6のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア1と車体開口部周縁6との間をシールしている。
また、近年デザイン的要求からヒドンタイプのドアが多く用いられるようになってきたが、ヒドンタイプのドアにおいては、ドアフレーム2の車外側の側端の幅を狭くして、ドア1と車体開口部周縁6との間を狭くするため、図9に示すようなドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2dの幅を減少させて、ドアウエザストリップ210の車外側の部分を小さくする必要が生じている。
このため、ドアウエザストリップ210の取り付け構造として、ドアフレーム2のアウターパネル2aの車外側立壁2d部分を小さくして、ドアモールとリテーナー部を一体にしたドアモール250をドアフレーム2に装着するものがある。この場合は、ドアウエザストリップ210を車外側ウエザストリップ222と車内側ウエザストリップ223の2つの部分に離して形成して、車外側ウエザストリップ222の部分を小さくして、そのドアモール250に取付けるものがある。そして、車外側ウエザストリップ222のシール部分もリップ状にシールリップ部216として小さく形成して、車内側ウエザストリップ223の部分は、ドアフレーム2の車内側で下方に下げて、車内側取付基部211で取付け、中空シール部224でシールしているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
そして、ドアウエザストリップ210は、ドアフレーム2の全周に亘り取り付けられる場合が多いため、図6に示すように、押出成形で形成された上辺部213と縦辺部214を型成形で形成されたコーナー部212で接続している(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、自動車の車体及びドア1のデザインにより、上辺部213又は縦辺部214の全長に亘り押出成形の一般断面形状を使用することができず、デザインの変化に伴いドアウエザストリップ210の取付部位に応じて、ドアウエザストリップ210の断面形状を変化させることが必要になっている。
この場合には、ドアウエザストリップ210の形状を変化させる部分は、押出成形で成形することも困難であり、コーナー部を形成すると同時に同じ型成形で成形する必要があるが、その部分が大きいと、金型が大きくなり、成形も効率が悪く、コストも増大することになる。
特開2002−307952号公報 特開平05−104537号公報
本発明は、自動車の車体及びドアのデザインに応じた、製造が容易で、コストも低い自動車用ドアウエザストリップの製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップの製造方法において、
ドアウエザストリップの製造方法は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部を押出成形で形成し、ドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部を押出成形で形成し、上辺部と縦辺部を接続するコーナー部を型成形で形成する製造方法であって
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、
車外側ウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部とドア閉時に車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、
コーナー部とコーナー部と連続する上辺部の製造方法は、コーナー部と連続する側において、上辺部の車外側ウエザストリップの車外側取付基部の側端側の一部を切り欠いて、その切り欠き部分を型成形で形成して車外側取付基部型成形部を形成し、
その後、車外側取付基部型成形部とは別に、コーナー部を型成形するとともにコーナー部で縦辺部と上辺部を接続することを特徴とするドアウエザストリップの製造方法である
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップの製造方法は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部を押出成形で形成し、ドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部を押出成形で形成し、上辺部と縦辺部を接続するコーナー部を型成形で形成する製造方法である。
このため、上辺部と縦辺部は、押出成形で効率よく製造することができ、コーナー部は、型成形により、ドアのコーナー部の形状に沿ってドアウエザストリップを形成し、シールすることができるとともに、上辺部と縦辺部を接続して、ドアの外周を全周に亘りシールすることができる。
上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれドアフレームの車外側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、ドアフレームの車内側部位に取付けられ、車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成される。
このため、車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとの2重のシールをすることができる。また、ウエザストリップ連結部で両者を連結するため、車内側ウエザストリップと車外側ウエザストリップをそれぞれの取付基部で取付けると、一緒に確実に取付けることができる。
また、車外側ウエザストリップの高さを低くすることができ、車体開口部周縁とドアモールの車外側側端との間の隙間を狭く形成することができる。従って、美観を向上させることができるとともに、ドアフレームと車体開口部周縁との間を確実にシールすることができる。
車外側ウエザストリップは、ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部とドア閉時に車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成されるため、車外側ウエザストリップをドアフレーム又はドアモールに確実に固定し、車外側シール部を車体開口部周縁に当接させ、車体開口部周縁の車外側端部を確実にシールすることができる。
コーナー部とコーナー部と連続する上辺部の製造方法は、コーナー部と連続する側において、上辺部の車外側ウエザストリップの車外側取付基部の側端側の一部を切り欠いて、その切り欠き部分を型成形で形成して車外側取付基部型成形部を形成する。このため、自動車の車体やドアのデザインの変化とドアモールの変化に伴い車外側ウエザストリップの車外側取付基部の形状を変化させることができ、見栄えとシール性を向上させることができる。
その後、車外側取付基部型成形部とは別に、コーナー部を型成形するとともにコーナー部で縦辺部と上辺部を接続するため、型成形の金型を、コーナー部の成形用と車外側取付基部の側端側の成形用との2つに分割することができ、それぞれの成形部分が小さくなり、成形が容易であるとともに成形速度が速くなり、金型のコストも低減することができる。さらに、小型の汎用成形機を使用することができ、材料投入量も減少し、生産性が向上する。
請求項2の本発明は、ドアウエザストリップ上辺部の車外側取付基部型成形部は、コーナー部に近づくにつれて大きく形成されたドアウエザストリップの製造方法である。
請求項2の本発明では、ドアウエザストリップ上辺部の車外側取付基部型成形部は、コーナー部に近づくにつれて大きく形成されたため、ドアフレームの上辺のドアモール等のデザインの変化に応じて、車外側取付基部の形状を変化させることができ、車外側取付基部を確実に保持することができる。
請求項3の本発明は、車外側取付基部型成形部を有する車外側取付基部を接続するコーナー部は、フロントドア又はリヤドアのリヤ側のコーナー部であるドアウエザストリップの製造方法である。
請求項3の本発明では、車外側取付基部型成形部を有する車外側取付基部を接続するコーナー部は、フロントドア又はリヤドアのリヤ側のコーナー部であるため、フロントドア又はリヤドアのリヤ側のコーナー部付近のデザインの変化に応じて、ドアウエザストリップの車外側取付基部の形状を変化させることができる。
請求項4の本発明は、コーナー部をドアウエザストリップ全体がスポンジ材で形成したドアウエザストリップの製造方法である。
請求項4の本発明では、コーナー部をドアウエザストリップ全体がスポンジ材で形成したため、ドアフレームのコーナー部の曲がった形状に応じて、ドアウエザストリップのコーナー部を取付けることができる。
請求項5の本発明は、上辺部と縦辺部の車外側取付基部をソリッド材で形成して、上辺部と縦辺部の車外側シール部、車内側シール部及びウエザストリップ連結部をスポンジ材で形成して車外側取付基部型成形部をスポンジ材又はソリッド材で形成したドアウエザストリップの製造方法である。
請求項5の本発明では、上辺部と縦辺部の車外側取付基部をソリッド材で形成したため、車外側取付基部の剛性を上げることができ、車外側取付基部をドアフレームに取付けると、強固に取付けられて、ドアフレームから外れることがない。
上辺部と縦辺部の車外側シール部、車内側シール部及びウエザストリップ連結部をスポンジ材で形成したため、ドアフレームと車体開口部周縁の形状の変化に応じて当接することができ、ドアフレームと車体開口部周縁との間のシール性を向上させることができる。
車外側取付基部型成形部をスポンジ材又はソリッド材で形成したため、ドアフレームへの取付とコーナー部への接続に応じて材料を選択できる。
請求項6の本発明は、車外側シール部は、リップ状に形成したドアウエザストリップの製造方法である。
請求項6の本発明では、車外側シール部は、リップ状に形成したため、ドアフレームと車体開口部周縁の間をリップ状の車外側シール部が確実に塞ぐことができ、さらにドア閉力を小さくすることができる。
コーナー部と連続する側において、上辺部の車外側ウエザストリップの車外側取付基部の側端側の一部を切り欠いて、その切り欠き部分を車外側取付基部型成形部として型成形で形成したため、車外側ウエザストリップの車外側取付基部の形状を変化させることができ、見栄えとシール性を向上させることができる。車外側取付基部の側端側の一部を切り欠いて、車外側取付基部型成形部を型成形で形成した後に、別にコーナー部を型成形して、縦辺部と上辺部を接続して形成したため、型成形の金型を、2つに分割することができ、成形が容易であるとともに成形速度が速くなり、金型のコストも低減することができる。
本発明の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
図7は自動車の側面図である。図7に示すように、フロント側及びリヤ側のいずれも自動車のドア1の上部の外周部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の外周部にはドアウエザストリップ10が取付けられ、ドア1と車体開口部周縁6の間をシールしている。
図1〜図6は、本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10に関する図であり、図6は本発明のドアウエザストリップ10の全体の正面図である。
図1は、図4と6におけるA−A線に沿った断面図であり、図2は、図4と6のB−B線に沿った断面図であり、図3は、図4と6のC−C線に沿った断面図である。
図4と図5はドアウエザストリップ10のコーナー部12のそれぞれ正面と裏面から見た斜視図である。
ドアウエザストリップ10において、図6に示すように、ドアフレーム2の上辺及び縦辺に対応する上辺部13と縦辺部14から構成される直線部11は、押出成形により長尺に成形され、ドアフレーム2のコーナー部に対応するコーナー部12の部分は、上辺部13と縦辺部14を接続し、型成型により形成されている。まず、ドアウエザストリップ10の直線部11の取付構造について上辺部13を例にして、図1と図2に基づき説明し、その後、コーナー部12の取付構造について、図3〜図5に基づき説明する。
縦辺部14は、ドアフレーム2のフロント側とリヤ側の縦辺と底辺に取付けられるものを1本で形成することができる。
本発明の実施の形態のドアウエザストリップ10の直線部11は、図1に示すように、ドアフレーム2とドアモール60に取り付けられている。
ドアウエザストリップ10が取付けられるドアフレーム2は、本発明においては、いわゆるヒドンタイプのものである。図1に示すように、ヒドンタイプのドアフレーム2は、車外側の先端の幅が狭く、ドアフレーム2の外周に取付けられたドアモール60により覆われて、車外側からは見えないように構成されている。本実施の形態では、ドアモール60は、モール部61とリテーナー部62とから連続的に形成されている。なお、モール部61とリテーナー部62は、それぞれ別体で形成してもよい。
ドアモール60は、リテーナー部62がリベット、クリップやネジ等でドアフレーム2に固定される。
モール部61は、ドアフレーム2の先端を覆うように所定の幅を有しており、下方の先端は、ヘヤピン状に折れ曲がっている。このヘヤピン状に折れ曲がった部分とドアフレーム2の内面とでガラスラン(図示せず)を挟持して保持する。このため、モール部61でドアフレーム2の先端を覆い車外側から見えなくすることができるとともに、モール部61がガラスランを保持するためドアフレーム2の車外側側壁を削除でき、ドアフレーム2の重量を低減することができる。
モール部61の上端も同様に裏面側にヘヤピン状に折れ曲がってリテーナー部62に連続している。モール部61とリテーナー部62は、1枚のステンレススチール等の板金を折り曲げることにより形成することができる。
リテーナー部62は、その断面形状が底部の広がった幅広のコ字形に形成される。リテーナー部62の車内側の先端部分はヘヤピン状に屈曲して形成され、リテーナー部62の車外側側端部分には凹部が形成されている。このため、このリテーナー部62の凹部に後述する車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21を保持させることができる。
ドアモール60は、取付けられるドアフレーム2の位置により形状が異なり、図1と図2に示すように、ドアモール60に取付けられる車外側取付基部21(後述する)の形状も異なる必要がある。
リテーナー部62の車外側側部はモール部61の裏面側において、モール部61の上端と連続して形成される。
ドアフレーム2の車内側外周は、リテーナー部62が取付けられる車外側よりも車内側が階段状に低い位置に形成され、後述する車内側ウエザストリップ30の車内側取付基部31(後述する)が取付け可能なように、溝状のドアフレームリテーナー部2cが形成されている。ドアフレームリテーナー部2cは、ドアフレーム2のインナーパネル2bを屈曲させて形成する。このため、車内側ウエザストリップ30は、車外側ウエザストリップ20と比べて、低い位置に取付けることができる。
ドアウエザストリップ10は、図1、2に示すように、車外側ウエザストリップ20、車内側ウエザストリップ30及び、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とを一体に連結するウエザストリップ連結部40から構成される。
車外側ウエザストリップ20は、ドアフレーム2の外周の車外側、即ち上述のリテーナー部62に取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車外側の先端部分をシールする。
車外側ウエザストリップ20は、図1に示すように、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成される。車外側取付基部21は、車内側と車外側の側端の底面がドアモール60のリテーナー部62に当接し、車外側取付基部21の車外側の側端は上述のように、リテーナー部62の凹部に嵌挿される。
車外側シール部22は、リップ状のシール部を形成する。車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21からリップ状の車外側シール部22が車体開口部周縁6の車外側の先端部分に向けて延設される。
ドア閉時に、図1と図2の点線で示すように、車外側シール部22は、車体開口部周縁6とドアモール60の先端との間の隙間を塞ぐことができる。車外側シール部22は、リップ状であるため、撓みやすく、ドア閉力を減少させることができる。
車外側取付基部21は、ソリッド材で形成することが好ましい。ソリッド材で形成した場合は、車外側取付基部21の剛性をあげることができ、車外側取付基部21をドアフレーム2に取り付けられたドアモール60のリテーナー部62に取付けると、強固に取付けられて、リテーナー部62から外れることがない。
上辺部13においてドアフレーム2の形状の変化に応じて、コーナー部12と連続する側は、上辺部13の車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21の側端側の一部を切り欠いている。そして、その切り欠き部分を型成形で形成して、車外側取付基部型成形部25を形成している。これにより、自動車の車体やドアのデザインの変化に伴いドアモール60の形状が変化しても、車外側ウエザストリップ20の車外側取付基部21の形状を変化させることができ、見栄えとシール性を向上させることができる。
図1、2、6において車外側取付基部21の縦線で記載した部分が型成形で形成した車外側取付基部型成形部25である。図1と図2においては、車外側取付基部型成形部25は、形状が異なっており、コーナー部12に近づくにつれて長くあるいは肉厚に大きく形成されている。このため、ドアフレーム2の上辺のドアモール60等のデザインの変化に応じて、リテーナー部62の形状が変化しても、車外側取付基部21をドアモール60あるいはリテーナー部62に確実に保持することができる。
次に、車外側取付基部21の側端側の一部を切り欠いて、車外側取付基部型成形部25を型成形で形成した後に、別の金型を使用して、コーナー部12を型成形して、縦辺部14と上辺部13を接続して形成した。このため、型成形の金型を、コーナー部12の成形用と車外側取付基部型成形部25の成形用との2つに分割することができる。したがって、車外側取付基部型成形部25とコーナー部12を同時に成形する場合と比べて、それぞれの成形部分が小さくなり、成形が容易であるとともに成形速度が速くなり、金型のコストも低減することができる。
車内側ウエザストリップ30は、ドアフレーム2の外周の車内側、即ち上述のドアフレームリテーナー部2cに取付けられ、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間において、車内側をシールする。車内側ウエザストリップ30は、ドアフレームリテーナー部2cに取付けられる車内側取付基部31と、車体開口部周縁6の車内側部分に当接してシールする車内側シール部32から構成される。このため、上述の車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30とで2重のシールをすることができる。
車内側取付基部31は、略板状に形成され両側の側端はそれぞれドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cに嵌め込まれて、車内側ウエザストリップ30を保持することができる。車内側取付基部31の中央部にある車内側取付基部芯部35は、硬質の材料で形成されている。このため、押出成形時と加硫時にドアウエザストリップ10が車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30の成形材料の収縮のバランスによって、蛇行して搬送されることを防止できるとともに、ドアフレームリテーナー部2cに確実に保持される。また、ドアウエザストリップ10をドアフレーム2に取付けるときに、長手方向にドアウエザストリップ10が伸びることを防止できる。
車内側ウエザストリップ30は、車内側取付基部芯部35以外の部分がスポンジ材で形成される。
車内側取付基部31の裏面に両面接着テープを取付けて、ドアフレーム2に接着することもできる。この場合は、ドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cを形成する必要がなく、ドアフレーム2の製造が容易である。
車内側シール部32は、中空状に形成され、ドア閉時に車体開口部周縁6の車内側の膨出部に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールすることができる。
車内側シール部32は、リップ状に形成することもできる。
また、ドアフレーム2のドアフレームリテーナー部2cは、ドアモール60のリテーナー部62が取付けられている部分よりも下方に形成されているので、車内側シール部32を大きく形成しても、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間の隙間を小さくすることができる。
車外側取付基部21は、車内側取付基部31の車内側取付基部芯部35と同様のソリッド材を使用することができ、例えば、JIS硬度85°〜95°の硬質ゴムから形成することができる。硬質ゴムを使用すれば、軟質ゴムを使用する他の部分と同時に成型することができる。
硬質の材料の部分は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。
車外側取付基部型成形部25は、スポンジ材又はソリッド材で形成することができる。ドアフレームへの取付とコーナー部への接続に応じて材料を選択できる。車外側取付基部型成形部25をソリッド材で形成した場合には、ドアフレーム2への保持力が強くなり、スポンジ材で形成した場合には、コーナー部12の成形と同じ材料を使用することができ、成形機を共通で使用することができる。
車外側取付基部21と車内側取付基部31の表面は、スポンジ部材で覆うことができる。この場合は、リテーナー部62とドアフレームリテーナー部2cの表面が取付孔等で凹凸が生じても、その凹凸に応じて車外側取付基部21と車内側取付基部31の表層部がリテーナー部62に密着することができ、シール性を向上することができる。このスポンジ材は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーを発泡させたものを使用することができる。
ドアウエザストリップ10において、硬質の材料で形成される以外の部分、即ち、車外側シール部22、後述する車内側ウエザストリップ30の車内側シール部32と車内側取付基部31の両側及びウエザストリップ連結部40は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成される。硬質の材料をEPDM又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成すると、ドアウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、ドアウエザストリップ10のコーナー部12について、フロントドアのフロント側のコーナー部12を例にして説明する。
ドアウエザストリップ10のコーナー部12は図3に示すように、型成形で形成され、上辺部13と縦辺部14を接続している。コーナー部12は、上辺部13と縦辺部14と同様に、車外側ウエザストリップ20と車内側ウエザストリップ30を有している。
車外側ウエザストリップ20は、車外側取付基部21と車外側シール部22から形成されている。
コーナー部12では、図3に示すように、車内側ウエザストリップ30は、車内側取付基部31と車内側シール部32とで形成されている。車内側取付基部31はドアフレームリテーナー部2cに取付けられ、中央部に型成形時に中子を取り出す中子取出孔33が形成されている。
車内側シール部32は、ドア閉時に車体開口部周縁6に当接してシールするとともに、車外側ウエザストリップ20の車内側取付基部31に近い部分はドアフレーム2のアウターパネル2aの裏面に当接して、車内側シール部32と車外側ウエザストリップ20を保持する。
コーナー部12では、ドアウエザストリップ10の全体がスポンジ材で形成されている。このため、全体が柔軟になり、ドアフレーム2のコーナー部の曲がった形状に応じて、ドアウエザストリップ10のコーナー部12を取付けることができる。
本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの上辺部の図6におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの上辺部の図6におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップのコーナー部の図6におけるC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップのコーナー部の平面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップのコーナー部の裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの全体の平面図である。 自動車ドアの側面図である。 従来のドアウエザストリップの上辺部の断面図である。 従来のドアウエザストリップの上辺部の断面図である。
符号の説明
1 ドア
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
20 車外側ウエザストリップ
21 車外側取付基部
22 車外側シール部
25 車外側取付基部型成形部
30 車内側ウエザストリップ
40 連結部

Claims (6)

  1. 自動車のドアと車体開口部周縁との間をシールし、上記ドアのドアフレームの外周に取付けるドアウエザストリップの製造方法において、
    上記ドアウエザストリップの製造方法は、ドアフレームの上辺に取付けられる上辺部を押出成形で形成し、ドアフレームの縦辺に取付けられる縦辺部を押出成形で形成し、上記上辺部と縦辺部を接続するコーナー部を型成形で形成する製造方法であって
    上記上辺部、縦辺部及びコーナー部は、それぞれ上記ドアフレームの車外側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車外側との間をシールする車外側ウエザストリップと、上記ドアフレームの車内側部位に取付けられ、上記車体開口部周縁の車内側との間をシールする車内側ウエザストリップ及び、上記車外側ウエザストリップと車内側ウエザストリップとを一体に連結するウエザストリップ連結部から構成され、
    上記車外側ウエザストリップは、上記ドアフレーム又はドアモールに取付けられる車外側取付基部とドア閉時に上記車体開口部周縁に当接する車外側シール部から形成され、
    上記コーナー部と上記コーナー部と連続する上記上辺部の製造方法は、上記コーナー部と連続する側において、上記上辺部の上記車外側ウエザストリップの上記車外側取付基部の側端側の一部を切り欠いて、その切り欠き部分を型成形で形成して車外側取付基部型成形部を形成し、
    その後、該車外側取付基部型成形部とは別に、上記コーナー部を型成形するとともに上記コーナー部で上記縦辺部と上記上辺部を接続することを特徴とするドアウエザストリップの製造方法
  2. 上記ドアウエザストリップ上辺部の上記車外側取付基部型成形部は、上記コーナー部に近づくにつれて大きく形成された請求項1に記載のドアウエザストリップの製造方法
  3. 上記車外側取付基部型成形部を有する上記車外側取付基部を接続する上記コーナー部は、フロントドア又はリヤドアのリヤ側のコーナー部である請求項1又は請求項2に記載のドアウエザストリップの製造方法
  4. 上記コーナー部をドアウエザストリップ全体がスポンジ材で形成した請求項1乃至又は請求項3のいずれか1項に記載のドアウエザストリップの製造方法
  5. 上記上辺部と縦辺部の上記車外側取付基部をソリッド材で形成して、上記上辺部と縦辺部の車外側シール部、車内側シール部及びウエザストリップ連結部をスポンジ材で形成して上記車外側取付基部型成形部をスポンジ材又はソリッド材で形成した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアウエザストリップの製造方法
  6. 上記車外側シール部は、リップ状に形成した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のドアウエザストリップの製造方法
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