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JP5106823B2 - 発光装置 - Google Patents

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JP5106823B2
JP5106823B2 JP2006296575A JP2006296575A JP5106823B2 JP 5106823 B2 JP5106823 B2 JP 5106823B2 JP 2006296575 A JP2006296575 A JP 2006296575A JP 2006296575 A JP2006296575 A JP 2006296575A JP 5106823 B2 JP5106823 B2 JP 5106823B2
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Description

本発明は、発光装置に関する。
有機LED(Light−Emitting Diode)素子は、有機EL(Electro Luminescence)素子とも呼ばれ、有機物中に注入された電子と正孔が再結合して生じた励起子によって発光が起こる現象を利用した素子である。
近年では、この有機LED素子を用いた発光装置、中でもディスプレイの開発が盛んに行われている。これは、有機LEDディスプレイが、液晶ディスプレイに比較して、広い視野角、速い応答速度および高いコントラストなどを有することによるものである。
有機LED素子は、例えば、透明電極と金属電極の間に有機層が挟持された構造を有する。この場合、素子の内部で発光した光は、透明電極を介して素子の外部に取り出される。すなわち、発光光は、素子の内部で全方位に等しい強度で放射されるものの、金属電極の側に放射された光は、金属電極に透光性がないために反射されて、透明電極の側から取り出される。
これに対して、両面から光が取り出されるようにした有機LED素子も知られている(例えば、非特許文献1参照。)。こうした両面発光型の有機LED素子では、陽極側および陰極側のいずれにも透明な材料が用いられる。このため、非発光時においては、視認者は、有機LED素子を通して、有機LED素子の背後にあるものを見ることができる。
図12は、従来のアクティブマトリクスタイプの有機LED発光装置の部分断面図である。この図において、有機LED発光装置101の基板102の上には、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下、本明細書において、TFTと称す。)103が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜104が設けられている。また、第1の絶縁膜104には開口部105が設けられており、TFT103は、開口部105を通じて陽極106と電気的に接続している。第1の絶縁膜104および陽極106の上には、第2の絶縁膜107および有機層108が設けられており、有機層108の上にはさらに陰極109が設けられている。
基板102、第1の絶縁膜104、陽極106、第2の絶縁膜107、有機層108および陰極109には、全て透明な材料が用いられる。このため、有機層108で発光した光は、陽極側および陰極側の両面から取り出される。また、外部から有機LED装置101に入射した光は、基板102でTFT103の設けられていない部分を透過する。したがって、この部分を通じて有機LED装置の背後にあるものが視認される。
図13は、従来のセグメントタイプの有機LED発光装置の部分断面図である。この図において、有機LED装置201の基板202の上には、陽極203が形成されており、さらに、陽極203の間には素子分離用の絶縁膜204が、陽極203の縁部を被覆するように設けられている。また、絶縁膜204および陽極203の上には有機層205が設けられており、有機層205の上には陰極206が設けられている。
基板202、陽極203、絶縁膜204、有機層205および陰極206には、全て透明な材料が用いられる。このため、有機層205で発光した光は、陽極側および陰極側の両面から取り出される。また、外部から有機LED装置201に入射した光は、有機LED素子を透過するので、視認者は、有機LED装置の背後にあるものを見ることができる。
ヤスオ・ナカムラ(Yasuo Nakamura)ら、SID 04 DIGEST、p.1403−1405
本発明者は、背後にあるものが見える有機LED素子の利用方法として、通常は背後にあるものの表示が見えるようにしておき、必要なときに有機LED素子を発光させて、その表示が見えるようにすることを考えた。しかしながら、この場合、従来の両面発光型の有機LED素子では、背面に出射される光が迷光となって視認性を妨げるという問題があった。また、光が透過する部分が発光部も兼ねているので、この部分には、発光部を構成する要素、すなわち、陽極、有機層および陰極が設けられている。このため、光はこれらの構造物を透過しなければならず、透過率の向上には自ずと限界があった。
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の目的は、良好な視認性と高い透過率を得ることのできる発光装置を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の第1の態様は、基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
前記発光素子間には前記絶縁膜が露出した部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第2の態様は、基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
前記発光素子間には前記絶縁膜が除去された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第3の態様は、基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記発光層が形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第4の態様は、基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
前記第2の電極は、前記発光層の側から順に半透明電極と透明電極が積層された構造を有していて、
前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記発光層と前記透明電極が互いに接して形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第5の態様は、基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
前記第2の電極は、前記発光層の側から順に半透明電極と透明電極が積層された構造を有していて、
前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記透明電極が形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第6の態様は、基板の上に設けられ、光を透過する複数の第1の電極と、
前記第1の電極間に設けられた絶縁膜と、
前記第1の電極と前記絶縁膜の上に設けられた発光層と、
前記発光層の上に設けられ、光を反射する複数の第2の電極とを備えた発光装置であって、
前記第2の電極間には前記発光層が露出した部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とするものである。
本発明の第6の態様においては、前記第1の電極の1つと、これに対応する位置に設けられた前記第2の電極の1つと、該第1の電極および該第2の電極に挟持された前記発光層とを備えた画素が複数配列された構造を有することができる。このとき、前記第2の電極の幅は、前記画素のピッチの20%〜40%の範囲であることが好ましい。
本発明の第1〜6の態様において、前記発光素子は有機LED素子とすることができる。
本発明の第1〜6の態様によれば、いずれも良好な視認性と高い透過率を得ることのできる発光装置を提供することができる。
背後にあるものが見える有機LED素子の利用方法としては、具体的には、次のような形態が考えられる。例えば、運転者から見て、車両のインストルメントパネル(instrument panel)の手前に、有機LED素子を用いた発光装置を配置する。通常は、有機LED素子が発光しない状態にしておき、発光装置を通して、その背後にあるインストルメントパネルの表示が見えるようにする。そして、必要に応じて、有機LED素子を発光させて、発光装置に表示された文字、数字または図形などを読み取れるようにする。
発光装置の構造は、例えば、視認者である運転者側に透明基板を配し、背面側に封止気体を配し、透明基板と封止気体の間に、透明基板側から順に第1の透明電極、有機層および第2の透明電極を積層させた構造とすることができる。封止気体としては、例えば、乾燥窒素または乾燥アルゴンなどを使用することができる。また、第1の透明電極と第2の透明電極は、いずれが陽極でも陰極でもよい。
上記のような利用方法であれば、背面から表示を読み取る必要はなく、視認者側からのみ読み取れれば十分である。また、外部から有機LED素子に入射し、出射する光の透過率は、100%である必要はなく、70%程度もあれば実用上は十分と考えられる。そこで、本発明者は、鋭意研究した結果、こうした用途において、良好な視認性と高い透過率を得ることのできる発光装置を見出すに至った。以下、図面を参照しながら、本発明の発光装置について詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるアクティブマトリクスタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置1の基板2の上には、TFT(Thin Film Transistor)3が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜4が設けられている。また、第1の絶縁膜4には開口部5が設けられており、TFT3は、開口部5を通じて、第1の電極としての陽極6と電気的に接続している。尚、図では、TFT3を構成するゲート絶縁膜や層間絶縁膜、TFT3に接続する配線および蓄積容量などを省略している。
図1において、陽極6は、TFT3の上方に設けられており、TFT3がない第1の絶縁膜4の上には設けられていない。また、陽極6の上には、陽極6の端面を保護するための第2の絶縁膜7が設けられている。そして、陽極6および第2の絶縁膜7の上には有機層8が設けられており、有機層8の上にはさらに第2の電極としての陰極9が設けられている。陽極6、有機層8および陰極9により、発光素子としての有機LED素子が構成される。
本実施の形態において、基板2、第1の絶縁膜4、第2の絶縁膜7および有機層8は、それぞれ光を透過する材料からなるものとする。また、陰極9は、光に対し透過性を有する材料からなるものとし、陽極6は、金属などの光を反射する材料からなるものとする。また、陽極6は、ITO等の透明導電膜と金属反射膜との積層構造であってもよい。これにより、有機層8で発光して陰極側に出射された光は、陰極9を透過して外部に取り出される。一方、陽極側に出射された光は、陽極6で反射されて陰極側に向かった後、陰極9を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、有機層で発光した光は、陰極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陰極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こるので、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
本実施の形態では、陰極9は、透明および半透明のいずれであってもよい。半透明にすると、光の干渉効果が大きくなるので、これを利用して視認者側への光の取り出し効率を高めることができる。また、透明電極として一般に用いられるITOは、スパッタ法による成膜が必要となるが、半透明電極として、例えば、MgAgまたはAlなどの薄膜(膜厚5nm〜15nm程度)を用いた場合には、蒸着法による成膜が可能である。蒸着法によれば、スパッタ法に比べて有機層に与えるダメージを小さくすることができるので、素子特性や信頼性を向上させる点から有利である。一方、半透明電極とした場合、発光色の角度依存性が大きくなる。したがって、用途に応じて、透明および半透明のいずれを選択するかを決めることが好ましい。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陰極を反射電極とし、陽極を透明電極または半透明電極としてもよい。この場合であっても、陽極側を視認者側とし、陰極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、発光装置で、TFTや電極などの光を反射する材料が用いられている部分以外の部分を透過する。例えば、図1において、発光装置1に入射した光は、TFT3および陽極6が設けられている部分以外の部分(領域X)を透過する。ここで、領域Xは、基板1上にゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)および第1の絶縁膜4のみが設けられている部分(領域a)と、第1の絶縁膜4の上にさらに第2の絶縁膜7が設けられている部分(領域b)と、第2の絶縁膜7の上にさらに有機層8および陰極9が設けられている部分(領域c)とに大別される。この内、占有面積が最も大きいのは領域aであり、領域aは、有機LED素子間で絶縁膜4が露出した部分である。
これに対して、従来の発光装置では、図12で説明したように、光が透過する部分の基板102の上には、絶縁膜104の他に、陽極106、有機層108および陰極109が設けられている。このため、発光装置を透過する光は、これらの構造物を透過しなければならないので、透過率を一定値以上にするのには限界があった。しかし、本実施の形態の発光装置によれば、光は、発光部を構成する要素のない部分(領域X)、特に、基板上に絶縁膜しか設けられていない部分(領域a)を透過するので、従来に比して高い透過率を得ることが可能である。
図2は、図1の発光装置の部分平面図の一例である。また、図3は、図1の発光装置の部分平面図の他の例である。これらの図において、領域Yは、図1で基板2の上に設けられたTFT3、配線(図示せず)および蓄積容量(図示せず)などの上に、第1の絶縁膜4、陽極6、第2の絶縁膜7、有機層8および陰極9が設けられた部分である。すなわち、領域Yは、発光部に対応する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
一方、図2および図3において、領域a,b,cからなる領域Xは、外部から入射した光に対して透明な部分である。したがって、領域Xを通して、発光装置の背面に置かれたものを視認することができる。また、領域Xで大部分の面積を占める領域aは、図1の基板2上で、ゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)および第1の絶縁膜4しか設けられていない部分である。したがって、外部から入射した光は、この発光装置を高い透過率で透過することができる。
尚、本実施の形態は図1の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することができる。
図4に、本実施の形態の変形例を示す。尚、図4において、図1と同じ符号を付した部分は同じものであることを示している。
図4の構成は、基本的には図1の構成と同じであるが、図1では、有機層8で発光する光が一色であったのに対し、図4では、有機層8R,8G,8Bの発光色が、それぞれ赤色、緑色、青色である点で相違している。尚、有機層で発光する色の組み合わせは、これ以外であってもよい。
以上述べたように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面からの発光がなくなるので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。また、外部から入射した光は、主として、基板上に絶縁膜のみが設けられている部分を透過するので、入射光の透過率を従来より高くすることが可能となる。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態におけるアクティブマトリクスタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置11の基板12の上には、TFT(Thin Film Transistor)13が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜14がTFT13の周辺に設けられている。また、第1の絶縁膜14には開口部15が設けられており、TFT13は、開口部15を通じて、第1の電極としての陽極16と電気的に接続している。尚、図では、TFT13を構成するゲート絶縁膜や層間絶縁膜、TFT13に接続する配線および蓄積容量などを省略している。
図5に示すように、本実施の形態は、基板12上で第1の絶縁膜14が設けられていない部分20があることを特徴としている。この部分20は、例えば、第1の絶縁膜14に開口部15を形成する際に、基板12上からエッチング除去することによって形成することができる。
図5において、陽極16は、TFT13の上方に設けられており、TFT13がない第1の絶縁膜14の上には設けられていない。すなわち、TFT13が配設されている位置に対応して陽極16が設けられている。また、陽極16の上には、陽極16の端面を保護するための第2の絶縁膜17が設けられている。そして、陽極16および第2の絶縁膜17の上には有機層18が設けられており、有機層18の上にはさらに第2の電極としての陰極19が設けられている。陽極16、有機層18および陰極19により、発光素子としての有機LED素子が構成される。
本実施の形態において、基板12、第1の絶縁膜14、第2の絶縁膜17および有機層18は、それぞれ光を透過する材料からなるものとする。また、陰極19は、光に対し透過性を有する材料からなるものとし、陽極16は、金属などの光を反射する材料からなるものとする。これにより、有機層18で発光して陰極側に出射された光は、陰極19を透過して外部に取り出される。一方、陽極側に出射された光は、陽極16で反射されて陰極側に向かった後、陰極19を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、実施の形態1と同様に、有機層で発光した光は、陰極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陰極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こり、発光装置の背面では起こらない。それ故、本実施の形態の発光装置によれば、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
本実施の形態では、陰極19は、透明および半透明のいずれであってもよい。半透明にすると、光の干渉効果が大きくなるので、これを利用して視認者側への光の取り出し効率を高めることができる。また、透明電極として一般に用いられるITOは、スパッタ法による成膜が必要となるが、半透明電極として、例えば、MgAgまたはAlなどの薄膜(膜厚5nm〜15nm程度)を用いた場合には、蒸着法による成膜が可能である。蒸着法によれば、スパッタ法に比べて有機層に与えるダメージを小さくすることができるので、素子特性や信頼性を向上させる点から有利である。一方、半透明電極とした場合、発光色の角度依存性が大きくなる。したがって、用途に応じて、透明および半透明のいずれを選択するかを決めることが好ましい。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陰極を反射電極とし、陽極を透明電極または半透明電極としてもよい。この場合であっても、陽極側を視認者側とし、陰極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、発光装置で、TFTや電極などの光を反射する材料が用いられている部分以外の部分を透過する。例えば、図5において、発光装置11に入射した光は、TFT13および陽極16が設けられている部分以外の部分(領域X)を透過する。これに対して、図5の領域Yは、発光部を構成する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
領域Xは、基板12の上に、ゲート絶縁膜(図示せず)および層間絶縁膜(図示せず)のみが形成されている部分(領域a)と、これらの上にさらに第1の絶縁膜14が設けられている部分(領域b)と、第1の絶縁膜14の上にさらに第2の絶縁膜17が設けられている部分(領域c)と、第2の絶縁膜17の上にさらに有機層18および陰極19が設けられている部分(領域d)とに大別される。この内、領域Xの面積の殆どを占めるのは領域aであり、領域aは、有機LED素子間で絶縁膜14が除去された部分である。
実施の形態1では、光が透過する部分は、主として図1の領域aであった。ここで、領域aは、基板2上にゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)および第1の絶縁膜4のみが設けられている部分である。一方、本実施の形態で光が透過する部分は、主として領域aと領域bである。ここで、領域bは、領域aと同様の構成物からなっているが、領域aには、領域aの第1の絶縁膜4に対応する膜が設けられていない。このため、領域aを透過する光の透過率は、領域aを透過する光の透過率より高くなる。したがって、発光装置全体としての光の透過率も、実施の形態1の透過率に比べて高くなる。
このように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面には光が出射されないので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。また、外部から入射した光は、主として、基板上に絶縁膜のみが設けられている部分を透過するが、本実施の形態では、厚い絶縁膜(図2の第1の絶縁膜 )が形成されている部分の面積を小さくしているので、実施の形態1に比較して入射光の透過率をさらに高くすることが可能となる。
実施の形態3.
図6は、本実施の形態におけるアクティブマトリクスタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置21の基板22の上には、TFT(Thin Film Transistor)23が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜24が設けられている。また、第1の絶縁膜24には開口部25が設けられており、TFT23は、開口部25を通じて、第1の電極としての陽極26と電気的に接続している。尚、図では、TFT23を構成するゲート絶縁膜や層間絶縁膜、TFT23に接続する配線および蓄積容量などを省略している。
図6において、陽極26は、TFT23の上方に設けられており、TFT23がない第1の絶縁膜24の上には設けられていない。また、陽極26の上には、陽極26の端面を保護するための第2の絶縁膜27が設けられている。
実施の形態1や実施の形態2では、有機層は、陽極と第2の絶縁膜の上にのみ設けられていた。これに対して、本実施の形態では、有機層28が、陽極26と第2の絶縁膜27を被覆するようにして第1の絶縁膜24の上に設けられている。一方、第2の電極としての陰極29は、有機層28の上で陽極26と対向する部分に設けられており、第1の絶縁膜24と有機層28が接する部分の有機層28上には設けられていない。陽極26、有機層28および陰極29により、発光素子としての有機LED素子が構成される。
本実施の形態において、基板22、第1の絶縁膜24、第2の絶縁膜27および有機層29は、それぞれ光を透過する材料からなるものとする。また、陰極29は、光に対し透過性を有する材料からなるものとし、陽極26は、金属などの光を反射する材料からなるものとする。これにより、有機層28で発光して陰極側に出射された光は、陰極29を透過して外部に取り出される。一方、陽極側に出射された光は、陽極26で反射されて陰極側に向かった後、陰極29を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、実施の形態1と同様に、有機層で発光した光は、陰極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陰極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こり、発光装置の背面では起こらない。それ故、本実施の形態の発光装置によれば、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
本実施の形態では、陰極29は、透明および半透明のいずれであってもよい。半透明にすると、光の干渉効果が大きくなるので、これを利用して視認者側への光の取り出し効率を高めることができる。また、透明電極として一般に用いられるITOは、スパッタ法による成膜が必要となるが、半透明電極として、例えば、MgAgまたはAlなどの薄膜(膜厚5nm〜15nm程度)を用いた場合には、蒸着法による成膜が可能である。蒸着法によれば、スパッタ法に比べて有機層に与えるダメージを小さくすることができるので、素子特性や信頼性を向上させる点から有利である。一方、半透明電極とした場合、発光色の角度依存性が大きくなる。したがって、用途に応じて、透明および半透明のいずれを選択するかを決めることが好ましい。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陰極を反射電極とし、陽極を透明電極または半透明電極としてもよい。この場合であっても、陽極側を視認者側とし、陰極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、発光装置で、TFTや電極などの光を反射する材料が用いられている部分以外の部分を透過する。例えば、図6において、発光装置21に入射した光は、TFT23および陽極26が設けられている部分以外の部分(領域X)を透過する。これに対して、図6の領域Yは、発光部を構成する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
領域Xは、基板22上にゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)、第1の絶縁膜24およひ有機層28が設けられている部分(領域a)と、第1の絶縁膜24と有機層28の間にさらに第2の絶縁膜27が設けられている部分(領域b)と、領域bの構成で有機層28の上にさらに陰極29が設けられている部分(領域c)とに大別される。この内、占有面積が最も大きいのは領域aであり、領域aは、有機LED素子間で絶縁膜24の上に有機層28が形成された部分である。
本実施の形態において、光が透過する部分は、主として領域aである。したがって、発光部を構成する構造物の全てを透過しなければならない従来例に比較すれば、入射光の透過率を高くすることができる。一方、実施の形態1における領域aに対して、領域aはさらに有機層が加わった構成となっているので、実施の形態1に比べると入射光の透過率は若干低下するおそれがある。しかしながら、本実施の形態の構成によれば、有機層に対して微細なパターニングを行うことが不要となるので、実施の形態1に比べて生産性を向上させることが可能となる。
尚、本実施の形態は図6の例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することができる。
図7に、本実施の形態の変形例を示す。尚、図7において、図6と同じ符号を付した部分は同じものであることを示している。
図7の構成は、基本的には図6の構成と同じであるが、図6では、有機層28で発光する光が一色であったのに対し、図7では、有機層28R,28G,28Bの発光色が、それぞれ赤色、緑色、青色である点で相違している。尚、有機層で発光する色の組み合わせは、これ以外であってもよい。
以上述べたように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面からの発光がなくなるので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。また、外部から入射した光は、主として、基板上に絶縁膜と有機層のみが設けられている部分を透過するので、入射光の透過率を従来より高くすることが可能となる。
実施の形態4.
図8は、本実施の形態におけるアクティブマトリクスタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置31の基板32の上には、TFT(Thin Film Transistor)33が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜34が設けられている。また、第1の絶縁膜34には開口部35が設けられており、TFT33は、開口部35を通じて、第1の電極としての陽極36と電気的に接続している。尚、図では、TFT33を構成するゲート絶縁膜や層間絶縁膜、TFT33に接続する配線および蓄積容量などを省略している。
図8において、陽極36は、TFT33の上方に設けられており、TFT33がない第1の絶縁膜34の上には設けられていない。また、陽極36の上には、陽極36の端面を保護するための第2の絶縁膜37が設けられている。そして、実施の形態3と同様に、有機層38が、陽極36と第2の絶縁膜37を被覆するようにして第1の絶縁膜34の上に設けられている。陽極36、有機層38および陰極39により、発光素子としての有機LED素子が構成される。
本実施の形態では、第2の電極としての陰極39が、半透明電極39aと透明電極39bの2層構造からなっていることを特徴とする。すなわち、図8に示すように、有機層38の上で陽極36と対向する部分に半透明電極39aが設けられており、半透明電極39aを被覆するようにして、有機層38の上に透明電極39bが設けられている。尚、半透明電極39aは、第1の絶縁膜34と有機層38が接する部分の有機層38の上には設けられておらず、この部分では、有機層38の上に直接透明電極39bが設けられている。
陰極を半透明電極とした場合、蒸着法を用いた電極形成が可能であるので、有機層に対して大きなダメージを与えずに済む。しかしながら、スパッタ法より成膜されたITOなどの透明電極と比べると、抵抗値は大きくなる傾向にある。そこで、有機層へのダメージを軽減しつつ、所望の抵抗値とするには、半透明電極の上に透明電極を設けた2層構造とするのがよい。この場合、スパッタ法により透明電極を成膜しても、有機層上に設けられた半透明電極がバリア膜として働くので、有機層へのダメージが軽減される。したがって、電気的特性および信頼性に優れた素子とすることができる。
本実施の形態において、基板32、第1の絶縁膜34、第2の絶縁膜37および有機層38は、それぞれ光を透過する材料からなるものとする。また、陽極36は、金属などの光を反射する材料からなるものとする。上述の通り、陰極39は、半透明電極39aと透明電極39bからなるので光を透過する。したがって、有機層38で発光して陰極側に出射された光は、陰極39を透過して外部に取り出される。一方、陽極側に出射された光は、陽極36で反射されて陰極側に向かった後、陰極39を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、実施の形態1と同様に、有機層で発光した光は、陰極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陰極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こり、発光装置の背面では起こらない。それ故、本実施の形態の発光装置によれば、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陰極に光を反射する材料を用い、陽極を半透明電極と透明電極の2層構造としてもよい。この場合であっても、陽極側を視認者側とし、陰極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、発光装置で、TFTや電極などの光を反射する材料が用いられている部分以外の部分を透過する。例えば、図8において、発光装置31に入射した光は、TFT33および陽極36が設けられている部分以外の部分(領域X)を透過する。これに対して、図8の領域Yは、発光部を構成する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
領域Xは、基板32上にゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)、第1の絶縁膜34、有機層38および透明電極39bが設けられている部分(領域a)と、第1の絶縁膜34と有機層38の間にさらに第2の絶縁膜37が設けられている部分(領域b)と、領域bの構成で有機層38と透明電極39bの間にさらに半透明電極39aが設けられている部分(領域c)とに大別される。この内、占有面積が最も大きいのは領域aであり、領域aは、有機LED素子間で絶縁膜34の上に有機層38と透明電極39bが互いに接して形成された部分である。
本実施の形態において、光が透過する部分は、主として領域aである。したがって、発光部を構成する構造物の全てを透過しなければならない従来例に比較すれば、入射光の透過率を高くすることができる。一方、実施の形態1における領域aに対して、領域aはさらに有機層と半透明電極が加わった構成となっているので、実施の形態1に比べると入射光の透過率は若干低下するおそれがある。しかしながら、本実施の形態の構成によれば、有機層に対して微細なパターニングを行うことが不要となるので、実施の形態1に比べて生産性を向上させることが可能となる。また、視認者側の電極を半透明電極と透明電極の2層構造としているので、電気的特性および信頼性に優れた素子とすることもできる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面からの発光がなくなるので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。また、外部から入射した光が透過しなければならない構造物は従来のものより少なくて済むので、入射光の透過率を従来より高くすることが可能となる。
実施の形態5.
図9は、本実施の形態におけるアクティブマトリクスタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置41の基板42の上には、TFT(Thin Film Transistor)43が形成されており、さらに、段差被覆用の第1の絶縁膜44が設けられている。また、第1の絶縁膜44には開口部45が設けられており、TFT43は、開口部45を通じて、第1の電極としての陽極46と電気的に接続している。尚、図では、TFT43を構成するゲート絶縁膜や層間絶縁膜、TFT43に接続する配線および蓄積容量などを省略している。
図9において、陽極46は、TFT43の上方に設けられており、TFT43がない第1の絶縁膜44の上には設けられていない。また、陽極46の上には、陽極46の端面を保護するための第2の絶縁膜47が設けられている。そして、陽極46および第2の絶縁膜47の上には有機層48が設けられており、有機層48の上にはさらに半透明電極49aが設けられている。陽極46、有機層48および陰極49により、発光素子としての有機LED素子が構成される。
本実施の形態においても、実施の形態4と同様に、第2の電極としての陰極49が、半透明電極49aと透明電極49bの2層構造からなっていることを特徴とする。すなわち、図9に示すように、有機層48の上で陽極46と対向する部分に半透明電極49aが設けられており、半透明電極49aを被覆するようにして、第1の絶縁膜44の上に透明電極49bが設けられている。
陰極を半透明電極とした場合、蒸着法を用いた電極形成が可能であるので、有機層に対して大きなダメージを与えずに済む。しかしながら、スパッタ法より成膜されたITOなどの透明電極と比べると、抵抗値は大きくなる傾向にある。そこで、有機層へのダメージを軽減しつつ、所望の抵抗値とするには、半透明電極の上に透明電極を設けた2層構造とするのがよい。この場合、スパッタ法により透明電極を成膜しても、有機層上に設けられた半透明電極がバリア膜として働くので、有機層へのダメージが軽減される。したがって、電気的特性および信頼性に優れた素子とすることができる。
本実施の形態において、基板42、第1の絶縁膜44、第2の絶縁膜47および有機層48は、それぞれ光を透過する材料からなるものとする。また、陽極46は、金属などの光を反射する材料からなるものとする。上述の通り、陰極49は、半透明電極49aと透明電極49bからなるので光を透過する。したがって、有機層48で発光して陰極側に出射された光は、陰極49を透過して外部に取り出される。一方、陽極側に出射された光は、陽極46で反射されて陰極側に向かった後、陰極49を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、実施の形態1と同様に、有機層で発光した光は、陰極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陰極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こり、発光装置の背面では起こらない。それ故、本実施の形態の発光装置によれば、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陰極に光を反射する材料を用い、陽極を半透明電極と透明電極の2層構造としてもよい。この場合であっても、陽極側を視認者側とし、陰極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、発光装置で、TFTや電極などの光を反射する材料が用いられている部分以外の部分を透過する。例えば、図9において、発光装置41に入射した光は、TFT43および陽極46が設けられている部分以外の部分(領域X)を透過する。これに対して、図9の領域Yは、発光部を構成する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
領域Xは、基板42上にゲート絶縁膜(図示せず)、層間絶縁膜(図示せず)、第1の絶縁膜44および透明電極49bが設けられている部分(領域a)と、第1の絶縁膜44と透明電極49bの間にさらに第2の絶縁膜47が設けられている部分(領域b)と、領域bの構成で第2の絶縁膜47と透明電極49bの間にさらに有機層48と半透明電極49bが設けられている部分(領域c)とに大別される。この内、占有面積が最も大きいのは領域aであり、領域aは、有機LED素子間で絶縁膜44の上に透明電極49bが形成された部分である。
本実施の形態において、光が透過する部分は、主として領域aである。したがって、発光部を構成する構造物の全てを透過しなければならない従来例に比較すれば、入射光の透過率を高くすることができる。一方、実施の形態1における領域aに対して、領域aはさらに透明電極が加わった構成となっているので、実施の形態1に比べると入射光の透過率は若干低下するおそれがある。しかしながら、本実施の形態の構成によれば、視認者側の電極を半透明電極と透明電極の2層構造とすることにより、電気的特性および信頼性に優れた素子とすることができる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面からの発光がなくなるので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。また、外部から入射した光が透過しなければならない構造物は従来のものより少なくて済むので、入射光の透過率を従来より高くすることが可能となる。
実施の形態6.
図10は、本実施の形態におけるセグメントタイプの発光装置の部分断面図である。この図に示すように、発光装置51の基板52の上には、第1の電極としての陽極53が形成されており、さらに、陽極53の間には素子分離用の絶縁膜54が、陽極53の縁部を覆うように設けられている。また、絶縁膜54および陽極53の上には有機層55が設けられている。陽極53、有機層55および陰極56により、発光素子としての有機LED素子が構成される。また、陽極53の1つと、これに対応する位置に設けられた陰極56の1つと、これらに挟持された有機層55とによって1画素が構成される。
本実施の形態においては、透過率向上の観点から、第2の電極としての陰極56の幅を従来より狭くすることが好ましい。具体的には、陰極53の幅を、画素ピッチの20%〜40%程度とすることが好ましい。例えば、従来の同じ仕様のものに対して、1/4程度の幅とすることができる。
基板52、絶縁膜54、陽極53および有機層55には、全て透明な材料を用いる。一方、陰極56には、金属などの光を反射する材料を用いる。これにより、有機層55で発光して陽極側に出射された光は、陽極53を透過して外部に取り出される。一方、陰極側に出射された光は、陰極56で反射されて陽極側に向かった後、陽極53を透過して外部に取り出される。
このように、本実施の形態の発光装置では、有機層で発光した光は、陽極側の面からのみ外部に取り出される。したがって、陽極側を視認者側とすれば、発光は視認者側の面でのみ起こるので、背面に出射される光が迷光となって視認性を低下させる問題を解消することができる。尚、視認者側への光の取り出し効率は、発光装置を構成する部材の種類や構成を最適化することによって向上させることが可能である。
尚、本発明は、第1の電極を陰極とし、第2の電極を陽極としてもよい。すなわち、陽極を反射電極とし、陰極を透明電極とすることもできる。この場合であっても、陰極側を視認者側とし、陽極側を発光装置の背面側とすれば、背面には光が出射されないので、上記と同様に視認性が低下するのを防ぐことができる。
一方、外部から発光装置に入射した光は、光を反射する材料が用いられた部分以外の部分を透過する。例えば、図10において、発光装置51に入射した光は、陰極56が設けられていない部分(領域X)を透過する。領域Xは、陰極56間で有機層55が露出した部分と言い換えることもできる。これに対して、図10の領域Yは、発光部を構成する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。
図11は、図10の発光装置の部分平面図の一例である。尚、図11でA−A′線に沿う断面図が図10の対応する。
図11において、領域Yは、図10で基板52の上に、陽極53、有機層55および陰極56が設けられた部分である。すなわち、領域Yは、発光部に対応する一方で、外部から入射した光に対しては不透明な部分となる。これに対して、領域Xは、領域aと領域bからなる。ここで、領域aは、基板52の上に、陽極53と有機層55が形成された部分である。また、領域bは、基板52の上に、絶縁膜54と有機層55が形成された部分である。つまり、領域Xには、光を反射する陰極56が設けられていないので、この領域は、外部から入射した光に対して透明な部分となる。
図13で説明したように、従来の発光装置では、発光部および非発光部がともに光の透過する部分となっている。この構造では、非発光部にも陰極206が設けられているので、光は、基板202、陽極203、絶縁膜204および有機層205以外に陰極206も透過しなければならず、透過率を一定値以上にするのには限界があった。
しかし、本実施の形態によれば、外部から入射した光は、陰極が設けられていない部分を透過するので、従来よりも透過率を高くすることが可能である。尚、発光部は光を透過しないので、発光部および非発光部の両方が光を透過する従来品に比べると、光を透過する部分の面積は、本実施の形態のものの方が小さくなる。これについては、上述したように、陰極の幅を従来より狭くすることで対処が可能である。
以上述べたように、本実施の形態によれば、有機層で発光した光は、陰極側および陽極側のいずれか一方の面からのみ外部に取り出される。したがって、発光面を視認者側とすれば、背面からの発光がなくなるので、背面に出射される光に起因して視認性が低下する問題を解消することができる。
また、本実施の形態によれば、外部から入射した光は、陰極が設けられていない部分を透過するので、入射光の透過率を従来より高くすることが可能となる。また、陰極を反射電極とした場合には、Al(アルミニウム)等の金属を用いることができるので、低抵抗化が可能となる。
さらに、本実施の形態の発光装置には、従来のボトムエミッション型の素子構成やプロセスを活かすことができるので、透明な素子を新たに開発する場合に比べると、素子の特性や寿命を向上させる点で有利である。
尚、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することができる。
例えば、実施の形態1〜6では、発光素子として有機LED素子を用いたが、本発明は、無機LED素子を用いてもよい。また、他の反射型の発光装置に適用することも可能である。
また、実施の形態1〜5のアクティブマトリクス型発光装置は、基板の上方に光が出射されるトップエミッションタイプであったが、本発明は、基板の下方に光が出射されるボトムエミッションタイプであってもよい。同様に、実施の形態6のセグメント型発光装置では、ボトムエミッションタイプであったが、本発明はトップエミッションタイプのセグメント型発光装置であってもよい。
実施の形態1における発光装置の断面図の一例である。 実施の形態1における発光装置の平面図の一例である。 実施の形態1における発光装置の平面図の他の例である。 実施の形態1における発光装置の断面図の他の例である。 実施の形態2における発光装置の断面図である。 実施の形態3における発光装置の断面図の一例である。 実施の形態3における発光装置の断面図の他の例である。 実施の形態4における発光装置の断面図である。 実施の形態5における発光装置の断面図である。 実施の形態6における発光装置の断面図である。 図10の発光装置の平面図である。 従来のアクティブマトリクスタイプの有機LED発光装置の断面図である。 従来のセグメントタイプの有機LED発光装置の断面図である。
符号の説明
1,11,21,31,41,51 発光装置
2,12,22,32,42,52,102,202 基板
3,13,23,33,43,103 TFT
4,14,24,34,44,104 第1の絶縁膜
5,15,25,35,45,105 開口部
6,16,26,36,46,53,106,203 陽極
7,17,27,37,47,107 第2の絶縁膜
54,204 絶縁膜
8,18,28,38,48,55,108,205 有機層
9,19,29,39,49,56,109,206 陰極

Claims (6)

  1. 基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
    前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
    光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
    前記発光素子間には前記絶縁膜が露出した部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とする発光装置。
  2. 基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
    前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
    光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
    前記発光素子間には前記絶縁膜が除去された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とする発光装置。
  3. 基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
    前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
    光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
    前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記発光層が形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とする発光装置。
  4. 基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
    前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
    光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
    前記第2の電極は、前記発光層の側から順に半透明電極と透明電極が積層された構造を有していて、
    前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記発光層と前記透明電極が互いに接して形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とする発光装置。
  5. 基板の上に設けられた複数の薄膜トランジスタと、
    前記基板の上に設けられて前記薄膜トランジスタを被覆する絶縁膜と、
    光を反射する第1の電極と光を透過する第2の電極の間に発光層が挟持された構造を有し、前記絶縁膜に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタに前記第1の電極が電気的に接続する複数の発光素子とを備えた発光装置であって、
    前記第2の電極は、前記発光層の側から順に半透明電極と透明電極が積層された構造を有していて、
    前記発光素子間には、前記絶縁膜の上に前記透明電極が形成された部分があり、外部から入射した光は、主としてこの部分を透過することを特徴とする発光装置。
  6. 前記発光素子は有機LED素子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光装置。
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