JP5105355B2 - アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート - Google Patents
アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP5105355B2 JP5105355B2 JP2007271689A JP2007271689A JP5105355B2 JP 5105355 B2 JP5105355 B2 JP 5105355B2 JP 2007271689 A JP2007271689 A JP 2007271689A JP 2007271689 A JP2007271689 A JP 2007271689A JP 5105355 B2 JP5105355 B2 JP 5105355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- component
- sensitive adhesive
- layered double
- double hydroxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G9/00—Compounds of zinc
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01F—COMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
- C01F7/00—Compounds of aluminium
- C01F7/78—Compounds containing aluminium and two or more other elements, with the exception of oxygen and hydrogen
- C01F7/784—Layered double hydroxide, e.g. comprising nitrate, sulfate or carbonate ions as intercalating anions
- C01F7/785—Hydrotalcite
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G51/00—Compounds of cobalt
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G53/00—Compounds of nickel
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/40—Compounds of aluminium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J133/00—Adhesives based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Adhesives based on derivatives of such polymers
- C09J133/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C09J133/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
- C09J133/08—Homopolymers or copolymers of acrylic acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2002/00—Crystal-structural characteristics
- C01P2002/20—Two-dimensional structures
- C01P2002/22—Two-dimensional structures layered hydroxide-type, e.g. of the hydrotalcite-type
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2002/00—Crystal-structural characteristics
- C01P2002/70—Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
- C01P2002/78—Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by stacking-plane distances or stacking sequences
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/0008—Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
- C08K5/0025—Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K9/00—Use of pretreated ingredients
- C08K9/04—Ingredients treated with organic substances
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
(A)アルキル基の炭素数が4〜14個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独もしくは共重合体からなるビニル系ポリマー。
(B)有機アニオンにより有機化処理された層状複水酸化物。
(C)架橋剤。
〔M2+ 1-xM3+ x(OH)2〕x+〔An- x/n・mH2O〕x- …(1)
〔Li+ 1-xM3+ x(OH)2〕(2x-1)+〔An- (2x-1)/n・mH2O〕(2x-1)- …(2)
〔上記式(1)において、M2+は、Mg,Ca,Mn,Fe,Co,Ni,CuおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも1種である2価金属の金属イオンである。また、上記式(1)および式(2)において、M3+は、Al,Fe,Cr,Mn,Co,Ni,LaおよびGaからなる群から選ばれた少なくとも1種である3価金属の金属イオンである。そして、An-は、OH-,ClO3 -,ClO4 -,F-,Cl-,Br-,I-,CO3 2-、NO3 -、およびSO4 2-からなる群から選ばれた少なくとも1種であるn価の無機アニオンである。ここで、xは、0<x<0.5の正数であり、mは、0<mの正数であり、nは、上記無機アニオンの価数である。〕
上記ビニル系ポリマー(A成分)は、上記のようにアルキル基の炭素数が4〜14個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体、もしくは共重合体からなり、このような単独重合体もしくは共重合体は、アルキル基の炭素数が4〜14個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする重合性モノマーを重合することにより得られる。ここで本発明において、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸およびメタクリル酸の少なくとも一方を意味する。
上記ビニル系ポリマー(A成分)とともに用いられる有機化層状複水酸化物(B成分)は、未処理(有機化処理前)の層状複水酸化物を、有機アニオンにより有機化処理したものである。これには、未処理の層状複水酸化物の層間に存在する交換性陰イオン(無機アニオン)を、有機アニオンとイオン交換したものが、通常用いられる。まず、この未処理の層状複水酸化物について説明し、つぎに有機化処理について説明する。
未処理の層状複水酸化物は、一般には、1価金属または2価金属を含む金属イオンと3価金属を含む金属イオンから構成される酸化物により形成された酸化物層と、無機アニオン中間層とが、交互に積層している層状構造において、その層間に水分子を挟み込んでいる(複水している)構造を有する。この層状複水酸化物は、通常、結晶構造になっている。そして、上記1価金属としては、例えば、Liがあげられる。また、2価金属としては、例えば、Mg,Ca,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn等があげられる。3価金属としては、例えば、Al,Fe,Cr,Mn,Co,Ni,La,Ga等があげられる。そして、上記酸化物層とは、1価または2価金属を含む金属イオンと、3価金属を含む金属イオンとが中心に位置する酸素八面体が、2次元に連なって層を構成したものをいう。
〔M2+ 1-xM3+ x(OH)2〕x+〔An- x/n・mH2O〕x- …(1)
〔Li+ 1-xM3+ x(OH)2〕(2x-1)+〔An- (2x-1)/n・mH2O〕(2x-1)- …(2)
本発明に用いる、有機化処理された層状複水酸化物(以下、「有機化層状複水酸化物」と略す)は、上記層状複水酸化物の層間に存在する交換性陰イオン(無機アニオン)を、有機アニオンとイオン交換させたものである。
R1−COOH …(3)
〔上記式(3)において、R1−は、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニル基、無置換またはアルキル基置換フェニル基のいずれかである。〕
R2−SO3H …(4)
〔上記式(4)において、R2−は、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニル基、無置換またはアルキル基置換フェニル基のいずれかである。〕
HOOC−R3−COOH …(5)
〔上記式(5)において、−R3−は、炭素数0〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニル基、無置換またはアルキル基置換フェニレン基のいずれかである。〕
未処理の層状複水酸化物は、元々、層間に陰イオンを持っており、この陰イオンは、イオン交換性を持っている。そこで、本発明では、ビニル系ポリマー(A成分)との親和性を高めるとともに、層状複水酸化物の各層間の剥離性を高めるため、この交換性陰イオンを、有機アニオンとイオン交換する。このイオン交換は、下記のように、水溶液中での直接のイオン交換や、再生法によるイオン交換等によって、目的とする陰イオン(有機アニオン)をインターカレーションすることにより行うことができる。イオン交換は、電荷密度の高いイオンほど、インターカレーションされ易いという序列になっているため、価数が高く、イオン半径の小さいアニオンの方が層間に取り込まれやすい。そのためイオン交換の前駆体としては、1価の陰イオン、例えば、塩素イオンや硝酸イオン等を層間に含有する層状複水酸化物を用いることが好ましい。
本発明は、上記A成分およびB成分とともに架橋剤(C成分)を用いる。この架橋剤(C成分)は、ビニル系ポリマー(A成分)の分子鎖間を架橋するものであって、感圧性粘着剤の接着力、凝集力等を高めて加工性を向上させるための成分である。この架橋剤(C成分)としては、例えば、分子内に(メタ)アクリロイル基からなる官能基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレート(以下、「多官能(メタ)アクリレート」と略す)、イソシアネート化合物、エポキシ化合物等があげられる。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基およびメタクリロイル基の少なくとも一方を意味し、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメタクリレートの少なくとも一方を意味する。
本発明の感圧性粘着シートは、例えば、上記粘着剤組成物を単独で、シート状やテープ状等の形態としたもの、基材シートの片面または両面に、上記組成物からなる粘着剤層を設けた基材付きの形態としたもの等があげられる。
冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌機を備えた反応容器に、アクリル酸ブチル100部、アクリル酸3部、トルエン150部を投入し、窒素ガスを導入しながら、60℃で1時間撹拌した。その中に、過酸化ベンゾイル0.2部を加え、60℃にて10時間反応を行い、アクリルポリマーを得た。
まず、有機化層状複水酸化物を調製する前提として、未処理の層状複水酸化物を合成する。
〔合成例1:層状複水酸化物A〕
塩化マグネシウム六水和物(MgCl2・6H2O、試薬特級、和光純薬工業社製)16.2gと、塩化アルミニウム六水和物(AlCl3・6H2O、試薬特級、和光純薬工業社製)10.0gとを、脱炭酸処理した蒸留水4Lに溶解させ、配合比Mg/Al=2/1(mol%比)の塩化マグネシウムと塩化アルミニウムの水溶液(MgCl2/AlCl3水溶液)を調製した。つぎに、水酸化ナトリウム(NaOH、試薬特級、和光純薬工業社製)16.9gを、脱炭酸処理した蒸留水1Lに溶解させ、水酸化ナトリウム水溶液を調製した。上記MgCl2/AlCl3水溶液を撹拌しながら、最終的なpHが10近傍になるまで、上記水酸化ナトリウム水溶液を滴下した。その溶液を約60℃、窒素雰囲気下で6時間エージングした後、ろ過、洗浄を繰り返して、乾燥後粉末状の層状複水酸化物Aを得た。
上記合成例1のMgCl2/AlCl3水溶液を、塩化マグネシウム六水和物31.0gと、塩化アルミニウム六水和物10.0gとを含有するMg/Al=4/1(mol%比)のMgCl2/AlCl3水溶液に代えた以外は、合成例1と同様の方法で、層状複水酸化物Bを得た。
上記合成例1のMgCl2/AlCl3水溶液を、塩化亜鉛(ZnCl2、試薬特級、関東化学社製)11.3g、塩化アルミニウム六水和物10.0gとを含有するZn/Al=2/1(mol%比)のZnCl2/AlCl3水溶液に代えた以外は、合成例1と同様の方法で、層状複水酸化物Cを得た。
上記合成例1のMgCl2/AlCl3水溶液を、塩化コバルト六水和物(CoCl2・6H2O、試薬特級、和光純薬工業社製)19.7g、塩化アルミニウム六水和物10.0gとを含有するCo/Al=2/1(mol%比)のCoCl2/AlCl3水溶液に代えた以外は、合成例1と同様の方法で、層状複水酸化物Dを得た。
上記合成例1のMgCl2/AlCl3水溶液を、塩化ニッケル六水和物(NiCl2・6H2O、試薬特級、和光純薬工業社製)19.7g、塩化アルミニウム六水和物9.7gとを含有するNi/Al=2/1(mol%比)のNiCl2/AlCl3水溶液に代えた以外は、合成例1と同様の方法で、層状複水酸化物Eを得た。
上記合成例1のMgCl2/AlCl3水溶液を、塩化カルシウム(CaCl2、試薬特級、和光純薬工業社製)8.9g、塩化アルミニウム六水和物9.7gとを含有するCa/Al=2/1(mol%比)のCaCl2/AlCl3水溶液に代えた以外は、合成例1と同様の方法で、層状複水酸化物Fを得た。
水酸化リチウム(LiOH、試薬特級、関東化学社製)9.6gを、蒸留水200mLに溶解させ、水酸化リチウム水溶液を調製した。つぎに、硝酸アルミニウム9水和物を、脱炭酸処理した蒸留水に溶解させ、0.5mol/L濃度の硝酸アルミニウム水溶液を調製した。上記、水酸化リチウム水溶液を撹拌しながら、最終的にpHが10〜11程度になる状態まで上記硝酸アルミニウム水溶液をゆっくり滴下し、沈殿物を得た。その状態で、約60℃にて3日間熟成し、ろ過、洗浄を繰り返して、乾燥後粉末状の層状複水酸化物Gを得た。
層状複水酸化物等の合成物の底面間隔を、X線回折(XRD)測定により調べた。測定は、X線回折装置(リガク社製、RINT2200)を用いて、40kV/30mAで発生させたCuKα線を使用し、発散スリット角1℃、発散縦制限スリット10mm、散乱スリット1.25mm、受光スリット0.3mm、スキャンスピード2度/分、サンプリング幅0.02度の条件で行った。
〔合成例8:有機化層状複水酸化物a〕
合成例1にて調製した層状複水酸化物Aを6.5g採り、脱炭酸処理した蒸留水1Lに投入し、窒素ガスにてバブリングしながら、40℃で撹拌して均一な懸濁液を調製した。有機化処理剤としてラウリン酸ナトリウム(和光純薬社製)3.54gを、約50℃の脱炭酸処理をした蒸留水300mL中に溶かし、この溶液を前記懸濁液に加え、約50℃、3時間撹拌混合した。その後、ろ過、洗浄を3回繰り返し、最後に乾燥、粉砕して有機化層状複水酸化物aを調製した。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Bに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物bを得た。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Cに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物cを得た。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Dに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物dを得た。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Eに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物eを得た。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Fに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物fを得た。
上記合成例8の層状複水酸化物Aを、層状複水酸化物Gに代えた以外は、全て合成例8と同様の方法で、有機化層状複水酸化物gを得た。
ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウムにて層間を疎水化した合成スメクタイト(ルーセントタイトSPN、コープケミカル社製)。
エポキシ系化合物(テトラッドC、三菱瓦斯化学社製)。
ポリイソシアネート化合物(コロネートL、日本ポリウレタン工業社製)。
実施例および比較例で用いる上記各成分材料を、下記表3に示す割合で配合し、複合粘着剤溶液を調製した。具体的には、下記表3に示す割合のビニル系ポリマー(A)と架橋剤(C)とを均一に混合し、アクリル系粘着剤溶液を調製した後、合成した有機化層状複水酸化物(B)もしくは層状粘土鉱物を、上記アクリル系粘着剤溶液に配合して撹拌機で撹拌した後、湿式超微粒化装置〔ナノマイザー(登録商標)、吉田機械興業社製〕でさらに撹拌し、複合粘着剤溶液を調製した。
JIS Z 0237に準拠して、被着体としてソーダガラス板を使用し、接着力試験を行った。試料を幅20mm×長さ80mmに切り出し、これを23℃、相対湿度60%の雰囲気下においてガラス試験板に2kgゴムローラーを1往復させることにより、圧着した。これを30分保存した後、引張試験機に取り付け、引張速度300mm/分にて180度剥離時の接着力を測定し、加熱前接着力とした。同様に作製したガラス板に、粘着シートを添付したサンプルを、150℃で1時間加熱し、これを室温に戻した後、同様に接着力を測定し、加熱後接着力とした。
Claims (7)
- 下記の(A)成分とともに、(B)成分および(C)成分を含有することを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。
(A)アルキル基の炭素数が4〜14個である(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独もしくは共重合体からなるビニル系ポリマー。
(B)有機アニオンにより有機化処理された層状複水酸化物。
(C)架橋剤。 - 上記(B)成分の有機アニオンが、アミノ酸の陰イオン等のアミノ酸に由来するアニオンおよび脂肪酸の陰イオン等の脂肪酸に由来するアニオンの少なくとも一方である請求項1記載のアクリル系粘着剤組成物。
- 上記(B)成分の有機化処理対象の層状複水酸化物が、下記一般式(1)又は(2)で表わされる不定比化合物である請求項1または2に記載のアクリル系粘着剤組成物。
〔M2+ 1-xM3+ x(OH)2〕x+〔An- x/n・mH2O〕x- …(1)
〔Li+ 1-xM3+ x(OH)2〕(2x-1)+〔An- (2x-1)/n・mH2O〕(2x-1)- …(2)
〔上記式(1)において、M2+は、Mg,Ca,Mn,Fe,Co,Ni,CuおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも1種である2価金属の金属イオンである。また、上記式(1)および式(2)において、M3+は、Al,Fe,Cr,Mn,Co,Ni,LaおよびGaからなる群から選ばれた少なくとも1種である3価金属の金属イオンである。そして、An-は、OH-,ClO3 -,ClO4 -,F-,Cl-,Br-,I-,CO3 2-、NO3 -、およびSO4 2-からなる群から選ばれた少なくとも1種であるn価の無機アニオンである。ここで、xは、0<x<0.5の正数であり、mは、0<mの正数であり、nは、上記無機アニオンの価数である。〕 - 上記(B)成分の含有量が、(A)成分100重量部に対し、1重量部以上20重量部未満である請求項1〜3のいずれか一項に記載のアクリル系粘着剤組成物。
- 上記(A)成分が、アクリル酸ブチルとアクリル酸との共重合体である請求項1〜4のいずれか一項に記載のアクリル系粘着剤組成物。
- 上記(C)成分が、(A)成分のビニル系ポリマーの分子鎖間を架橋するものであって、分子内に(メタ)アクリロイル基からなる官能基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレート、イソシアネート化合物およびエポキシ化合物からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項1〜5のいずれか一項に記載のアクリル系粘着剤組成物。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のアクリル系粘着剤組成物を用いた感圧性粘着シート。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007271689A JP5105355B2 (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート |
US12/738,135 US8895653B2 (en) | 2007-10-18 | 2008-10-15 | Acrylic adhesive composition, and pressure-sensitive adhesive sheet employing the same |
PCT/JP2008/068636 WO2009051130A1 (ja) | 2007-10-18 | 2008-10-15 | アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート |
EP08840397A EP2202282B1 (en) | 2007-10-18 | 2008-10-15 | Acrylic adhesive composition and pressure-sensitive adhesive sheet using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007271689A JP5105355B2 (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009096930A JP2009096930A (ja) | 2009-05-07 |
JP5105355B2 true JP5105355B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=40567392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007271689A Expired - Fee Related JP5105355B2 (ja) | 2007-10-18 | 2007-10-18 | アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8895653B2 (ja) |
EP (1) | EP2202282B1 (ja) |
JP (1) | JP5105355B2 (ja) |
WO (1) | WO2009051130A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110040006A1 (en) * | 2009-08-17 | 2011-02-17 | Basf Se | Compositions with Improved Dirt Pickup Resistance Comprising Layered Double Hydroxide Particles |
JP2011111367A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 薄片化黒鉛分散液の製造方法、薄片化黒鉛分散液及び薄膜の製造方法 |
JP5783560B2 (ja) * | 2011-05-18 | 2015-09-24 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | I3−を有する層状複水酸化物およびその製造方法 |
GB201122163D0 (en) * | 2011-12-22 | 2012-02-01 | Scg Chemicals Co Ltd | Modification of layered double hydroxides |
CN105008463B (zh) * | 2013-01-17 | 2017-12-12 | 巴斯夫涂料有限公司 | 生产防腐涂层的方法 |
WO2015028047A1 (en) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | Fundacion Imdea Materiales | A halogen free flame retardant polymeric composition comprising a modified layered double hydroxide nanofiller |
CN103467887B (zh) * | 2013-09-11 | 2016-01-06 | 江南大学 | 一种pvc用蓖麻油基羧酸根插层水滑石及其复合热稳定剂的制备方法 |
US10745593B2 (en) | 2016-03-02 | 2020-08-18 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Pressure-sensitive adhesive tape, pressure-sensitive adhesive tape for affixing component for electronic appliance, and transparent pressure-sensitive adhesive tape for optical use |
GB201718719D0 (en) * | 2017-11-13 | 2017-12-27 | Scg Chemicals Co Ltd | Coating method and product thereof |
CN116848207A (zh) * | 2020-11-16 | 2023-10-03 | 3M创新有限公司 | 高温稳定的光学透明压敏粘合剂 |
WO2023199754A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | セトラスホールディングス株式会社 | ハイドロタルサイト類化合物とアミノ酸との複合体 |
WO2024138647A1 (zh) * | 2022-12-30 | 2024-07-04 | 扬州纳力新材料科技有限公司 | 聚丙烯基复合集流体及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11240886A (ja) * | 1997-11-21 | 1999-09-07 | Sakai Chem Ind Co Ltd | 金属錯体含有ハイドロタルサイト類化合物、抗菌剤、抗菌性樹脂組成物および抗菌性塗料組成物 |
US6087433A (en) * | 1997-12-22 | 2000-07-11 | Sumitomo Chemical Company, Ltd. | Resin composition |
NL1008003C2 (nl) * | 1998-01-09 | 1999-07-12 | Tno | Nanocomposiet-materiaal. |
JP4345142B2 (ja) * | 1999-06-30 | 2009-10-14 | 堺化学工業株式会社 | 金属イオン導入ハイドロタルサイト類化合物の製造方法および金属イオン捕捉方法 |
JP2002363522A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Nitto Denko Corp | 透明性粘着剤組成物とその粘着シート |
JP4019138B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2007-12-12 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | グリシンを層間陰イオンとして含む層状複水酸化物 |
JP4129521B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2008-08-06 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 層状複水酸化物 |
EP1342763B1 (en) * | 2002-02-27 | 2008-09-24 | Nitto Denko Corporation | Acrylic pressure-sensitive adhesive composition and pressure-sensitive adhesive tape |
JP4178238B2 (ja) * | 2003-09-19 | 2008-11-12 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 高分散性層状複水酸化物 |
JP4583749B2 (ja) * | 2003-11-26 | 2010-11-17 | 日東電工株式会社 | 感圧性接着シート |
JP2005344008A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Nitto Denko Corp | 剥離可能な感圧性接着シート |
JP2006291120A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Nitto Denko Corp | 粘着テープ又はシート |
JP5004506B2 (ja) | 2005-06-24 | 2012-08-22 | 株式会社Adeka | 光学フィルター |
JP2009518268A (ja) * | 2005-12-06 | 2009-05-07 | アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ | 有機修飾された層状複水酸化物を調製する方法 |
US20080249221A1 (en) * | 2007-04-06 | 2008-10-09 | Naturalnano Research, Inc. | Polymeric adhesive including nanoparticle filler |
-
2007
- 2007-10-18 JP JP2007271689A patent/JP5105355B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-10-15 US US12/738,135 patent/US8895653B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-10-15 EP EP08840397A patent/EP2202282B1/en not_active Not-in-force
- 2008-10-15 WO PCT/JP2008/068636 patent/WO2009051130A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2202282B1 (en) | 2013-03-27 |
US8895653B2 (en) | 2014-11-25 |
JP2009096930A (ja) | 2009-05-07 |
US20110190436A1 (en) | 2011-08-04 |
EP2202282A1 (en) | 2010-06-30 |
WO2009051130A1 (ja) | 2009-04-23 |
EP2202282A4 (en) | 2011-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5105355B2 (ja) | アクリル系粘着剤組成物およびそれを用いた感圧性粘着シート | |
EP2389342B1 (en) | Surface-modified zirconia nanoparticles | |
RU2564304C2 (ru) | Применение поверхностно-модифицированного карбоната кальция в клейких материалах, уплотнителях и/или герметиках | |
JP5937063B2 (ja) | 樹脂用炭酸カルシウム填料、その製造方法、及び該填料を含む樹脂組成物 | |
Lennerová et al. | Preparation of Mg–Al layered double hydroxide/polyamide 6 nanocomposites using Mg–Al–taurate LDH as nanofiller | |
JP6708281B2 (ja) | 板状アルミナ粒子 | |
JP7190431B2 (ja) | 被覆無機微粒子及びその製造方法 | |
TW202104509A (zh) | 接著劑組成物 | |
CN1181152C (zh) | 厌氧可固化的组合物 | |
US20100092714A1 (en) | Pressure-Sensitive Adhesive Tape | |
JP5133114B2 (ja) | 帯電防止性粘着剤 | |
JP2008274255A (ja) | 帯電防止性粘着剤 | |
JP5019434B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP2009249540A (ja) | 粘着剤組成物および粘着テープ類 | |
WO2005010056A1 (ja) | 嫌気硬化性組成物 | |
JP2002338821A (ja) | ガスバリアフイルム用材料 | |
JP3733372B2 (ja) | 表面調整剤及び表面調整方法 | |
WO2011151438A2 (en) | Antifouling coating | |
WO2023195446A1 (ja) | 保護フィルム付透明導電性フィルム | |
JP7449117B2 (ja) | 粘着剤組成物 | |
JP2013221036A (ja) | ポリマーが被覆された無機粒子の製造方法 | |
WO2022163523A1 (ja) | 接着剤組成物、常温硬化型接着剤および硬化物 | |
Kazemi et al. | Sonochemical synthesis of Ca (OH) 2 nanoparticles and its application in preparation of MWCNT-paraloid nanocomposite | |
JP5684773B2 (ja) | 重金属イオンの捕集方法 | |
AU2021346865A1 (en) | A moisture-curing one-component polymer composition comprising a natural ground calcium carbonate (GCC) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20091028 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091028 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120925 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120925 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |