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JP5101943B2 - アーク溶接電源 - Google Patents

アーク溶接電源 Download PDF

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Description

本発明は、起動信号のシーケンス制御によって初期電流、溶接電流及びクレータ電流を順次切り換えて通電するクレータモード又はクレータ反復モードにおいて、上記のシーケンス制御を簡略かすることができるアーク溶接電源に関するものである。
非消耗電極/消耗電極アーク溶接電源には、一般的にクレータモード及びクレータ反復モードと呼ばれる電流制御モードが搭載されている。以下、これらのモードについて説明する。
図6は、クレータモードを示すタイミングチャートである。同図(A)は外部からの起動信号Onを示し、同図(B)は出力電流Ioを示す。溶接作業者が溶接トーチを手動で操作する場合、上記の起動信号Onはトーチスイッチのオン/オフに対応する。また、溶接トーチを自動台車等に搭載して溶接する自動機溶接の場合、上記の起動信号Onはプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、Plcという)からのシーケンス制御信号となる。以下、同図を参照して説明する。
時刻t1において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた初期電流Isが通電する。時刻t2において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた溶接電流Iwが通電する。時刻t3において、同図(A)に示すように、起動信号Onが再びオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めたクレータ電流Icが通電する。時刻t4において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、出力電流Ioの通電が停止して溶接が終了する。
同図に示すように、1回目の起動信号Onのオン期間(時刻t1〜t2の期間)が初期電流Isが通電する初期期間Tsになる。また、起動信号Onのオフ期間(時刻t2〜t3の期間)が溶接電流Iwが通電する溶接期間Twとなる。さらに、2回目の起動信号Onのオン期間(時刻t3〜t4の期間)がクレータ電流Icが通電するクレータ期間Tcとなる。したがって、自動機溶接でクレータモードの溶接を行うためには、溶接電源をクレータモードに設定した上で、Plc等の制御機器によって同図(A)に示す起動信号Onを生成する必要がある。
図7は、クレータ反復モードを示すタイミングチャートである。同図(A)は起動信号Onを示し、同図(B)は出力電流Ioを示す。以下、同図を参照して説明する。
時刻t1において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた初期電流Isが通電する。時刻t2において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた溶接電流Iwが通電する。時刻t3において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めたクレータ電流Icが通電する。時刻t4において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、再び溶接電流Iwが通電する。時刻t5において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、再びクレータ電流Icが通電する。時刻t6において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、再び溶接電流Iwが通電する。時刻t7において、同図(A)に示すように、起動信号オンが所定期間内に2回オン/オフ(ダブルクリック)されると、同図(B)に示すように、出力電流Ioの通電が停止して溶接が終了する。
同図に示すように、1回目の起動信号Onのオン期間(時刻t1〜t2の期間)が初期期間Tsとなる。また、1回目の起動信号Onのオフ期間(時刻t2〜t3の期間)が溶接期間Twとなる。次に、2回目の起動信号Onのオン期間(時刻t3〜t4の期間)がクレータ期間Tcとなる。2回目の起動信号Onのオフ期間(時刻t4〜t5の期間)が反復時の溶接期間Twとなる。3回目の起動信号Onのオン期間(時刻t5〜t6の期間)が反復時のクレータ期間Tcとなる。3回目の起動信号Onのオフ期間(時刻t6〜t7の期間)が反復時の溶接期間Twとなる。
上述したクレータ反復モードは、溶接終端部のクレータ部のサイズが大きい場合等に使用されることが多い。これは、クレータ部が大きい場合には、図6で上述したクレータモードのように、1回のクレータ電流Icの通電では良好なクレータ処理ができないためである。クレータ反復モードにおける溶接終了方法としては、同図に示すダブルクリック以外にも以下のような方法もある。ティグ溶接を手動溶接で行う場合には、時刻t3以降の所望の時点で溶接トーチを上方向に引き離し、強制的にアーク切れを起こして溶接を終了させる方法が一般的である。また、時刻t3以降の反復時において、起動信号Onを短くオンしたときは反復を繰り返し、所定期間以上長くオンしたときは溶接を終了させる方法もある。
上述したように、クレータ反復モードでは、同図(A)に示すような複雑な起動信号OnをPlc等の制御機器によって生成する必要がある。上述した従来技術としては、特許文献1、2等を参照。
特開2000−218367号公報 特開2003−062667号公報
上述したように、従来のアーク溶接電源を使用してクレータモード又はクレータ反復モードで溶接を行うためには、図6(A)及び図7(A)に示すような複雑なシーケンス信号である起動信号Onを生成する必要がある
ロボット溶接装置を使用する場合には、作業プログラム上に出力電流条件のシーケンスを追加することによって、クレータモード及びクレータ反復モードと同等の機能を実現することができる。一方、手動溶接では、上記の起動信号Onはトーチスイッチを操作して生成されるために、操作が複雑であると誤操作が生じやすく、かつ、溶接作業者に負担をかけることになる。また、自動台車等を使用する自動機溶接では、上記の起動信号OnをPlc等の汎用制御機器によって生成することが多い。この場合には、溶接電源のクレータモード及びクレータ反復モードのシーケンスを十分に理解した上で、上述したような起動信号Onの複雑なシーケンス信号をプログラムする必要がある。このときに、初期期間Ts、溶接期間Tw及びクレータ期間Tcは、ワークによって変化させる必要があるが、Plcのプログラムを修正しながら適正条件を見出すためには多くの作業時間がかかり、生産効率が低下するという問題もあった。
そこで、本発明は、クレータモード又はクレータ反復モードで溶接する場合において、外部からの起動信号のシーケンスを簡易化することができるアーク溶接電源を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、
溶接作業者がトーチスイッチを操作することによって生成される起動信号に従って予め定めた初期電流、予め定めた溶接電流及び予め定めたクレータ電流を順次通電して溶接するアーク溶接電源において、
初期期間を設定する初期期間設定部と、
クレータ期間を設定するクレータ期間設定部と、
反復時溶接期間を設定する反復時溶接期間設定部と、
反復回数を設定する反復回数設定部と、
前記起動信号がオンになると前記初期電流を前記初期期間だけ通電した後に前記溶接電流を通電し、前記起動信号がオフになると前記クレータ電流を前記クレータ期間だけ通電し、続いて前記溶接電流を前記反復時溶接期間だけ通電し、続いて前記クレータ電流を前記クレータ期間だけ通電し、以後この動作を反復し、前記クレータ電流の通電回数が前記反復回数に達した時点で出力電流の通電を停止して溶接を終了させる電流制御部と、
を備えたことを特徴とするアーク溶接電源である。
第2の発明は前記反復時溶接期間中に通電する前記溶接電流を設定する反復時溶接電流設定部をさらに備えたことを特徴とする第1の発明記載のアーク溶接電源である。
第3の発明は、前記反復時溶接期間中に通電する前記溶接電流が0Aである、ことを特徴とする第2の発明記載のアーク溶接電源である。
第4の発明は、溶接ワイヤの送給速度を変化させることによって前記出力電流を変化させる、ことを特徴とする第1〜第3の発明のいずれか1項に記載のアーク溶接電源である。
本発明によれば、起動信号を1回オン/オフするだけで、クレータ反復モードでの溶接が可能となる。このために、手動溶接では、トーチスイッチの操作が容易になるので、溶接作業者の負担を軽減することができる。

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るクレータモードのタイミングチャートである。同図(A)は起動信号Onを示し、同図(B)は出力電流Ioを示す。以下、同図を参照して説明する。
同図において、初期電流Is、溶接電流Iw及びクレータ電流Icは、従来技術と同様に、溶接電源の操作パネルに設けられた各調整ツマミ等によって所望値に設定される。他方、初期期間Ts及びクレータ期間Tcは、従来技術とは異なり、溶接電源の操作パネルに設けられた各調整ツマミ等によって設定される。従来技術では、これら両値は、図6で上述したように、起動信号Onのオン期間によって設定されていた。
時刻t1において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた初期期間Ts中は予め定めた初期電流Isが通電する。時刻t2においてこの初期期間Tsが終了し、同図(A)に示すように、時刻t3まで起動信号Onがオン(Highレベル)であるので、同図(B)に示すように、時刻t2〜t3の溶接期間Tw中は予め定めた溶接電流Iwがつうでんする。さらに、時刻t3において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めたクレータ期間Tc中は予め定めたクレータ電流Icが通電する。時刻t4において、このクレータ期間Tcが終了すると、同図(B)に示すように、出力電流Ioの通電が停止して溶接を終了する。
上述したように、本実施の形態では、起動信号Onは時刻t1にオンされて時刻t3にオフされるだけで良く、簡易なシーケンス信号となる。初期期間Tsはアークスタート部のビード形状を良好にするために設ける期間であるので、ワークに応じて適正値に設定される。時刻t1〜t3の起動信号Onがオンされている期間が、通常はワークの溶接長となり、溶接トーチの移動距離となる。また、クレータ期間Tcはクレータ処理を行うための期間であり、ワークに応じて適正値に設定される。
図2は、本発明の実施の形態1に係るアーク溶接電源のブロック図である。以下、同図を参照して各回路ブロックについて説明する。
電源主回路PMは、3相200V等の商用電源を入力として、後述する誤差増幅信号Eaに従ってインバータ制御等の出力制御を行い、アークを発生させるための出力電流Io及び出力電圧Voを出力する。溶接トーチ4も先端に取り付けられた電極1と母材(ワーク)2との間にアーク3が発生し溶接が行われる。
電流検出回路IDは、出力電流Ioを検出して、電流検出信号Idを出力する。初期期間設定回路TSRは、所望の初期期間設定信号Tsrを出力する。クレータ期間設定回路TCRは、所望のクレータ期間設定信号Tcrを出力する。タイマ制御回路TMは、外部からの起動信号Onがオン(Highレベル)されると、上記の初期期間設定信号Tsrによって定まる期間中はその値が1となり、その期間終了後はその値が2となり、起動信号Onがオフ(Lowレベル)されると上記のクレータ期間設定信号Tcrによって定まる期間中はその値が3となり、その後はその値が0に戻る状態信号Ssを出力する。
初期電流設定回路ISRは、所望の初期電流設定信号Isrを出力する。溶接電流設定回路IWRは、所望の溶接電流設定信号Iwrを出力する。クレータ電流設定回路ICRは、所望のクレータ電流設定信号Icrを出力する。電流設定制御回路IRは、上記の状態信号Ss=1のときは上記の初期電流設定信号Isrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=2のときは上記の溶接電流設定信号Iwrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=3のときは上記のクレータ電流設定信号Icrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=0のときは上記の電流設定信号Ir=0を出力する。
誤差増幅回路EAは、上記の電流設定信号Irと上記の電流検出信号Idとの誤差を増幅して、誤差増幅信号Eaを出力する。これにより、電流設定信号Irに従って図1で上述した出力電流Ioが通電する。
上記の各設定回路TSR、TCR、ISR、IWR及びICRは、溶接電源の操作パネルに設ける。さらには、それらの内のいくつかをリモコンに配設しても良い。また、上記のタイマ制御回路TM及び電流設定制御回路IRによって出力電流Ioを制御するための電流制御部を形成している。
上述した実施の形態1によれば、起動信号を1回オン/オフするだけで、クレータモードでの溶接が可能となる。このために、自動機溶接において、起動信号の生成が容易になるので、PLC等の制御機器のプログラムも容易になる。さらに、手動溶接では、トーチスイッチの操作が容易になるので、溶接作業者の負担を軽減することができる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係るクレータ反復モードを示すタイミングチャートである。同図(A)は起動信号Onを示し、同図(B)は出力電流Ioを示す。以下、同図を参照して説明する。
本実施の形態では、初期電流Is、溶接電流Iw、クレータ電流Ic、反復時溶接電流Ih、初期期間Ts、クレータ期間Tc、反復時溶接期間Th及び反復回数Nが予め設定されている。
時刻t1において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオン(Highレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めた初期期間Ts中は予め定めた初期電流Isが通電する。時刻t2において初期期間Tsが終了すると、同図(B)に示すように、予め定めた溶接電流Iwが起動信号Onがオン(Highレベル)の期間通電する。時刻t3において、同図(A)に示すように、起動信号Onがオフ(Lowレベル)になると、同図(B)に示すように、予め定めたクレータ期間Tc中は予め定めたクレータ電流Icが通電する。時刻t4において、クレータ期間Tcが終了すると、同図(B)に示すように、予め定めた反復時溶接期間Th中は予め定めた反復時溶接電流Ihが通電する。時刻t5において、反復時溶接期間Thが終了すると、上記のクレータ期間Tc中は上記のクレータ電流Icが通電する。ここで、時刻t3に起動信号Onがオフ(Lowレベル)になってからのクレータ期間Tcの回数が反復回数Nに達した時点で、出力電流Ioの通電を停止して溶接を終了する。ここではN=2の場合を例示しているので、時刻t6において出力電流Ioの通電が停止する。このように、起動信号Onを1回オン/オフするだけでクレータ反復モードが実現する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るアーク溶接電源のブロック図である。同図において上述した図2と同一のブロックには同一符号を付してそれらの説明は省略する。以下、図2とは異なる点線で示す回路ブロックについて説明する。
反復時溶接期間設定回路THRは、所望の反復時溶接期間設定信号Thrを出力する。反復回数設定回路NRは、所望の反復回数設定信号Nrを出力する。第2タイマ制御回路TM2は、外部からの起動信号Onがオン(Highレベル)されると、初期期間設定信号Tsrによって定まる期間中はその値が1となり、その期間終了後はその値が2となり、起動信号Onがオフ(Lowレベル)されるとクレータ期間設定信号Tcrによって定まる期間中はその値が3となり、続いて上記の反復時溶接期間設定信号Thrによって定まる期間中はその値が4となり、続いて上記のクレータ期間設定信号Tcrによって定まる期間中はその値が再び3となり、以後この反復動作を繰り返し、上記のクレータ期間設定信号Tcrによって定まる期間の回数が上記の反復回数設定信号Nrによって定まる回数に達した時点でその値が0に戻る状態信号Ssを出力する。
反復時溶接電流設定回路IHRは、所望の反復時溶接電流設定信号Ihrを出力する。第2電流設定制御回路IR2は、上記の状態信号Ss=1のときは初期電流設定信号Isrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=2のときは溶接電流設定信号Iwrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=3のときはクレータ電流設定信号Icrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=4のときは上記の反復時溶接電流設定信号Ihrを電流設定信号Irとして出力し、状態信号Ss=0のときは上記の電流設定信号Ir=0を出力する。この電流設定信号Irに従って図3で上述した出力電流Ioが通電する。
本実施の形態において、反復時溶接電流Ihを溶接電流Iwと等しくして通電するようにしても良い。この場合には、図4において、反復時溶接電流設定回路IHRは不要となる。
図5は、上述した図3において、反復時溶接電流Ih=0に設定したときのタイミングチャートである。反復時溶接期間Th中の出力電流Ioが0A(非通電)になっている以外は、図3と同様である。すなわち、時刻t3において起動信号Onがオフ(Lowレベル)に変化した時点から、クレータ期間Tcの回数が反復回数Nに達した時点(時刻t6)で出力電流Ioの通電が停止し溶接が終了する。同図のように反復時溶接電流Ihを0Aに設定することは、実施工においてときどき用いられる方法である。
上述した実施の形態2によれば、起動信号を1回オン/オフするだけで、クレータ反復モードでの溶接が可能となる。このために、自動機溶接において、起動信号の生成が容易になるので、PLC等の制御機器のプログラムも容易になる。さらに、手動溶接では、トーチスイッチの操作が容易になるので、溶接作業者の負担を軽減することができる。
上述した実施の形態1、2では、電流設定信号Irによって出力電流Ioを直接制御する非消耗電極アーク溶接電源について説明した。しかし、電流設定信号Irによって溶接ワイヤの送給速度を制御して間接的に出力電流Ioを制御すれば消耗電極アーク溶接電源にも適用することができる。また、実施の形態1、2では、各電流への切り換えを急峻に行っているが、傾斜(アップスロープ及びダウンスロープ)を持たせて緩やかに切り換えるようにしても良い。
本発明の実施の形態1に係るクレータモードを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1に係るアーク溶接電源のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るクレータ反復モードを示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態2に係るアーク溶接電源のブロック図である。 図3において反復時溶接電流Ih=0のときのタイミングチャートである。 従来技術におけるクレータモードを示すタイミングチャートである。 従来技術におけるクレータ反復モードを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 電極
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
EA 誤差増幅回路
Ea 誤差増幅信号
Ic クレータ電流
ICR クレータ電流設定回路
Icr クレータ電流設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
Ih 反復時溶接電流
IHR 反復時溶接電流設定回路
Ihr 反復時溶接電流設定信号
Io 出力電流
IR 電流設定制御回路
Ir 電流設定信号
IR2 第2電流設定制御回路
Is 初期電流
ISR 初期電流設定回路
Isr 初期電流設定信号
Iw 溶接電流
IWR 溶接電流設定回路
Iwr 溶接電流設定信号
N 反復回数
NR 反復回数設定回路
Nr 反復回数設定信号
On 起動信号
PM 電源主回路
Ss 状態信号
Tc クレータ期間
TCR クレータ期間設定回路
Tcr クレータ期間設定信号
Th 反復時溶接期間
THR 反復時溶接期間設定回路
Thr 反復時溶接期間設定信号
TM タイマ制御回路
TM2 第2タイマ制御回路
Ts 初期期間
TSR 初期期間設定回路
Tsr 初期期間設定信号
Tw 溶接期間
Vo 出力電圧

Claims (4)

  1. 溶接作業者がトーチスイッチを操作することによって生成される起動信号に従って予め定めた初期電流、予め定めた溶接電流及び予め定めたクレータ電流を順次通電して溶接するアーク溶接電源において、
    初期期間を設定する初期期間設定部と、
    クレータ期間を設定するクレータ期間設定部と、
    反復時溶接期間を設定する反復時溶接期間設定部と、
    反復回数を設定する反復回数設定部と、
    前記起動信号がオンになると前記初期電流を前記初期期間だけ通電した後に前記溶接電流を通電し、前記起動信号がオフになると前記クレータ電流を前記クレータ期間だけ通電し、続いて前記溶接電流を前記反復時溶接期間だけ通電し、続いて前記クレータ電流を前記クレータ期間だけ通電し、以後この動作を反復し、前記クレータ電流の通電回数が前記反復回数に達した時点で出力電流の通電を停止して溶接を終了させる電流制御部と、
    を備えたことを特徴とするアーク溶接電源。
  2. 前記反復時溶接期間中に通電する前記溶接電流を設定する反復時溶接電流設定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接電源。
  3. 前記反復時溶接期間中に通電する前記溶接電流が0Aである、ことを特徴とする請求項2記載のアーク溶接電源。
  4. 溶接ワイヤの送給速度を変化させることによって前記出力電流を変化させる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のアーク溶接電源。
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