JP5187497B2 - 金属筒部材の熱間曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents
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Description
請求項4の発明によれば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
以下の図1に関連する説明において車体における前後左右を前後左右として説明する。
車体1の前部には、前輪のサスペンションのストラットを格納する為のサスペンションタワー4が縦向きに形成されている。1対のフロントサイドフレーム2の前端部には、車幅方向に延びるバンパーフレーム5が架着されている。
図3に示すように、熱間曲げ加工装置20は、金属筒部材10を押し出す押出装置21と、金属筒部材10の通過途中部を支持する4つのロール23と、金属筒部材10の加熱部を曲げ加工する可動ダイス25と、環状の誘導加熱コイル35と、この誘導加熱コイル35を傾斜させる傾動手段40と、この誘導加熱コイル35の出力を制御する出力制御手段と傾動手段40を制御するコイル姿勢制御手段として機能する制御ユニット31とを備えている。
この熱間曲げ加工装置20では、矩形の断面形状の金属筒部材10に適合するロール23を採用しているが、金属筒部材の形状に応じて種々の形状のロールを採用することができる。尚、2対のロール23に限定されず、1対又は2対以上の複数対のロールで構成してもよい。
矩形環状の誘導加熱コイル35は、金属筒部材10の外周側に配置され、制御ユニット31により制御され、金属筒部材10を局部的に加熱することができる。この誘導加熱コイル35は例えば6軸多関節ロボット(傾動手動40に相当する)(図示略)のアーム43の先端のハンド42に支持され、このロボットにより誘導加熱コイル35の位置や姿勢が調整される。
先ず、テーパ部10aを有する金属筒部材10の曲げ加工を開始する場合、金属筒部材10の後端部を押出装置21に固定し、押出装置21で押し出し移動させながら先端部を2対のロール23間に挿入する。この金属筒部材10の途中部を2対のロール23で支持しながら、さらに押出装置21で押し出し、先端部を可動ダイス25に到達させて1対のロール26間に挟持状態にする。
この時、上面10d側では相対移動速度が小さく、下面10e側では相対移動速度が大きいので、上面10d側の加熱温度が下面10e側の加熱温度よりも低くなるから、主として、引っ張り側を引っ張り方向へ塑性変形させる上で有利である。
金属筒部材10のテーパ部10aから誘導加熱コイル35までの距離が等しくなるようにこの誘導加熱コイル35を金属筒部材10の軸線に対して傾斜させながら加熱を行うと共に、このテーパ部10aの曲げの引張り側のコイル移動量L2が曲げの圧縮側のコイル移動量L3より小さくなるように誘導加熱コイル35を傾斜させながら曲げ加工を行うので、テーパ部10aを曲げ加工する際に、曲げ加工の引張り側の加熱温度を、圧縮側の加熱温度よりも高く加熱することができるから、曲げ加工の引張り側の加熱部の伸長性を高めて、曲げ加工性を高め、能率的に曲げ加工することができる。
しかも、加熱部を曲げ加工後に冷却して焼入れすることにより、高強度な曲げ加工された金属筒部材10が得られる。
(1)前記の実施例では、2箇所にテーパ部を有する金属筒部材を例としているが、少なくとも一部にテーパ部を有する金属筒部材を曲げ加工することも可能である。また、金属筒部材の断面形状は矩形であるが、これに限定されず各種の断面形状の金属筒部材であってもよい。
(3)当業者ならば本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施することができ、本発明はそれらの変更形態も包含するものである。
10 金属筒部材(ダッシュクロスメンバ)
10a テーパ部
20 熱間曲げ加工装置
25 可動ダイス
31 制御ユニット
35 誘導加熱コイル
40 傾動手段
Claims (4)
- 少なくとも一部にテーパ部を有する金属筒部材の外周側に配置した環状の誘導加熱コイルによって、前記テーパ部を塑性変形可能な900〜950℃まで加熱し、前記テーパ部を曲げ加工するようにした金属筒部材の熱間曲げ加工方法において、
前記金属筒部材のテーパ部から誘導加熱コイルまでの距離が等しくなるように前記誘導加熱コイルを金属筒部材の軸線に対して傾斜させながら加熱を行うと共に、
前記傾斜に伴う誘導加熱コイルのテーパ部に対する位置変化量をコイル移動量とし、
前記テーパ部の曲げの引張り側のコイル移動量が曲げの圧縮側のコイル移動量より小さくなるように誘導加熱コイルを傾斜させながら曲げ加工を行うことを特徴とする金属筒部材の熱間曲げ加工方法。 - 前記誘導加熱コイルにより加熱された加熱部を前記金属筒部材の軸方向に相対的に移動させながら曲げモーメントを付与することによって曲げ加工を行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の金属筒部材の熱間曲げ加工方法。
- 少なくとも一部にテーパ部を有する金属筒部材の外周側に配置した環状の誘導加熱コイルと、前記テーパ部を塑性変形可能な900〜950℃まで加熱する前記誘導加熱コイルの為の出力制御手段と、前記金属筒部材のテーパ部を曲げ加工する曲げ加工手段とを有する金属筒部材の熱間曲げ加工装置において、
前記誘導加熱コイルを金属筒部材の軸線に対して傾斜させる為の傾動手段と、前記金属筒部材のテーパ部から加熱コイルまでの距離が等しくなるように前記傾動手段を制御するコイル姿勢制御手段であって、前記傾斜に伴う誘導加熱コイルのテーパ部に対する位置変化量をコイル移動量とし、前記テーパ部の曲げの引張り側のコイル移動量が曲げの圧縮側のコイル移動量より小さくなるように前記傾動手段を制御するコイル姿勢制御手段とを備えたことを特徴とする金属筒部材の熱間曲げ加工装置。 - 前記誘導加熱コイルにより加熱された加熱部を前記金属筒部材の軸方向に相対的に移動させる相対移動手段と、前記加熱部に曲げモーメントを付与することによって曲げ加工を行うようにした曲げ加工手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の金属筒部材の熱間曲げ加工装置。
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