JP5177846B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
しかも、注出口栓及び液体用包装容器は、低いコストで製造できなければならない。
注出孔を容器内側から覆い、基部及びプルタブに亘って射出成形により一体成形されたガスバリアフィルムを有する。
包装容器の頂壁の注出孔に設けられた注出筒及び、注出筒と一体化して注出孔外周辺の容器壁と接合する基部を有するスパウトと、スパウトを封止するように内蔵された破断可能なプルタブとからなる注出口栓を有し、
注出口栓が注出孔を容器内側から覆い、基部及びプルタブに亘って射出成形により一体成形されたガスバリアフィルムを備える。
ウェブ状積層包装材料を所定間隔ごとに穿孔して注出孔を形成し、
容器内側に対応する注出孔内側を覆うように、所定のキャビティを有し、内壁にガスバリアフィルムを載置した第1金型を配設し、容器外側に対応する注出孔外側を覆うように、所定のキャビティを有する第2金型を配設し、
キャビティ・ゲートから溶融樹脂をキャビティに射出して注出口栓の注出筒及びスパウトを成形し、
ウェブ状積層包装材料をチューブ状に成形し、包装材料の両縁部を重ねてオーバーラップを形成し、
オーバーラップで縦線方向に縦シールして縦シール帯域を形成し、
チューブ状包装材料内に内容物を充填し、
所定間隔毎に包装材料を横断方向に押圧し、横シールにより密封されて横シール帯域を形成し、
横シール帯域で切断して枕状予備成形体を得、
折り目線に沿って折り畳んで包装容器を得、
スパウトを覆うようにキャップを配設して、製造される。
本発明では、液体用紙容器の注出孔に設けられた注出筒及び、注出筒と一体化して注出孔外周辺の容器壁と接合する基部を有するスパウトと、好ましくはスパウトを覆うキャップと、スパウトを封止するように内蔵された破断可能なプルタブとからなる注出口栓であり、注出孔を容器内側から覆い、基部及びプルタブに亘って射出成形により一体成形されたガスバリアフィルムを有する。
容器の器壁がない注出孔及び、ガスバリア性のないプラスチックからなるスパウトにおいて、外部酸素ガスなどが浸透する恐れがある。この発明において、注出孔をガスバリア性のフィルムで覆っているので、容器内容物を外部酸素ガスなどから保護し、このバリアフィルムが、基部及びプルタブに亘って射出成形により形成されているので、安価にかつ確実のバリア性を付与することができる。
図1は、この発明による包装容器の注出口栓の一実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ1)を示すの断面図である。
図2は、この発明による包装容器の注出口栓の一実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ2)を示すの断面図である。
図3は、この発明による包装容器の注出口栓の一実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ3)を示すの断面図である。
図4は、この発明による包装容器の注出口栓の一実施例のスパウト部分の製造(溶融樹脂の射出前0)を示すの断面図である。
図5は、この発明による包装容器の注出口栓の別実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ1)を示すの断面図である。
図6は、この発明による包装容器の注出口栓の別実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ2)を示すの断面図である。
図7は、この発明による包装容器の注出口栓の別実施例のスパウト部分の製造(射出溶融樹脂の流れ3)を示すの断面図である。
図8は、注出口栓の参考例の射出成形を示す断面図である。
図9は、注出口栓の参考例の射出成形工程を示すの断面図である。
図10は、この発明による包装容器の包装充填装置例の概略斜視図である。
図11は、注出口栓がない包装容器例(A)及び、この発明による包装容器例(B)の斜視図である。
図12は、キャップを外した注出口栓付き包装容器例(A)及びこの発明による包装容器例(B)の斜視図である。
図13は、この発明による包装容器の注出口栓のスパウト部分の外観斜視図である。
引き続き、注出口栓のスパウト部分形成用インジェクション成形装置41によって注出孔の注出口栓のスパウト部分が形成されてる。
このスパウト部分形成用インジェクション成形装置によって参考例の注出口栓のスパウト部分が形成される。
この装置では、容器内側に対応する注出孔内側を覆うように、所定のキャビティを有し、内壁にガスバリアフィルム13を載置した第1金型15を配設し、容器外側に対応する注出孔外側を覆うように、所定のキャビティを有する第2金型16を配設する。キャビティ・ゲート17から溶融樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンなど)をキャビティに射出して注出口栓の注出筒5及びスパウト10を成形し、ガスバリアフィルム13と一体化する。
ウェブ状積層包装材料1を矢印の方向に搬送し、ウェブ状積層包装材料1をパンチング装置(図示せず)で所定間隔ごとに穿孔して注出孔42を形成する。
キャビティ・ゲート(図示せず)から溶融樹脂をキャビティに射出して注出口栓の注出筒5及びスパウト10を成形する。
帯状包装積層材料1の縁部にシーリングテープを接合する際、帯状包装積層材料とシーリングテープとを挟んで、一方側に、プレッシャローラを配設して圧し、他方に、プレッシャローラによる圧力を受け、それに対向し、押さえ支持するようにカウンタローラを配設する。
枕状予備成形体21は、最終成形装置(図示せず)によって最終の形状に成形され、流動性食品を収容する包装容器14が完成する。
図11(A)に、注出孔42に注出口栓がない包装容器例の外観斜視図を示す。図11(B)に、実施例による包装容器例の斜視図を示す。この例において、包装容器14の頂壁3に注出筒5及びスパウト10が一体的に形成され、キャップ2で覆われている
図12(A)、(B)に示すように、包装容器14の頂壁3の注出筒5及びスパウト10の上方から、キャップ装着装置によってキャップ11が装着される。
図4に示すように、容器内側に対応する注出孔内側を覆うように、所定のキャビティを有し、内壁にガスバリアフィルム13を載置した第1金型15を配設し、容器外側に対応する注出孔外側を覆うように、所定のキャビティを有する第2金型16を配設する。
包装材料1に形成された孔を挟んで、注出筒5のキャビティ、容器壁と接合する基部6のキャビティ、スパウトを封止するプルタブ8のキャビティ、プルタブ8を引っ張るプルリング9のキャビティが形成される。プルタブ8の外周に弱め線60が形成され、破断可能なプルタブとからなる。
この態様では、ガスバリアフィルム13を概ね破断すること無くキャビティに射出することができ、バリア性をより完全に付与することができる。
更に、溶融樹脂19を更にキャビティに射出して、注出口栓の注出筒及びスパウトを成形する。
注出筒5のキャビティ、容器壁と接合する基部6のキャビティ、スパウトを封止するプルタブ8のキャビティ、プルタブ8を引っ張るプルリング9のキャビティが形成される。プルタブ8の外周に弱め線60が形成され、破断可能なプルタブとからなる。
この態様では、ガスバリアフィルム13を一部破断がするが、ガスバリアフィルム13によって、バリア性を良好に付与することができる。
更に、溶融樹脂19を更にキャビティに射出して、注出口栓の注出筒5及びスパウト10の成形を完了する。
注出口栓例は、容器の注出孔に設けられ、外周に凸ねじ山を有する注出筒5及び、注出筒5と一体化して注出孔外周辺の容器壁と接合する基部6を有する円筒状のスパウト10と、スパウト10内部底面に形成されたプルタブ8と、プルタブ8に連結し開封時に使用されるプルリング9とからなる。
6 ・・ 基部
7 ・・ スパウト
8 ・・ プルタブ
9 ・・ プルリング
10 ・・ スパウト
13 ・・ バリアフィルム
15 ・・ 第1金型
16 ・・ 第2金型
17 ・・ ゲート
19 ・・ 溶融樹脂
Claims (1)
- 折り目線を有するウェブ状積層包装材料がチューブ状に成形され、該包装材料の両縁部が重ねられてオーバーラップが形成され、該オーバーラップで縦線方向に縦シールされて縦シール帯域が形成され、該チューブ状包装材料内に内容物が充填され、所定間隔毎に該包装材料が横断方向に押圧され、横シールにより密封されて横シール帯域が形成され、横シール帯域中間で切断されて枕状予備成形体が得られ、該折り目線に沿って折り畳むことにより形成される包装容器であって、
該包装容器の頂壁の注出孔に設けられた注出筒及び、該注出筒と一体化して該注出孔外周辺の容器壁と接合する基部を有するスパウトと、該スパウトを封止するように内蔵された破断可能なプルタブとからなる注出口栓を有し、
該注出口栓が該注出孔を容器内側から覆い、該基部及び該プルタブに亘って射出成形により一体成形されたガスバリアフィルムを備え、
該包装容器が、
該ウェブ状積層包装材料が準備し、
該ウェブ状積層包装材料を所定間隔ごとに穿孔して注出孔を形成し、
該容器内側に対応する注出孔内側を覆うように、所定のキャビティを有し、内壁にガスバリアフィルムを載置した第1金型を配設し、該容器外側に対応する注出孔外側を覆うように、所定のキャビティを有する第2金型を配設し、
キャビティ・ゲートから溶融樹脂を該キャビティに射出して注出口栓の注出筒及びスパウトを成形し、
該ウェブ状積層包装材料をチューブ状に成形し、該包装材料の両縁部を重ねてオーバーラップを形成し、
該オーバーラップで縦線方向に縦シールして縦シール帯域を形成し、
該チューブ状包装材料内に内容物を充填し、
所定間隔毎に該包装材料を横断方向に押圧し、横シールにより密封されて横シール帯域を形成し、
横シール帯域で切断して枕状予備成形体を得、
該折り目線に沿って折り畳んで包装容器を得、
該スパウトを覆うようにキャップを配設して、製造され、
該キャビティ・ゲートが設けられた該第1金型を用い、且つ、該キャビティ・ゲートに対向する位置に該ガスバリアフィルムが溶融樹脂用の通過孔を有する、又は、該ガスバリアフィルムが射出溶融樹脂の圧力により破断可能なフィルムである、
ことを特徴とする包装容器。
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