JP5176357B2 - 現金入出金システムおよびそれに用いる現金入出金装置 - Google Patents
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Description
現金入出金装置1、レジスタの担当者(レジ担当者という。)が操作して店舗の売場に設置されている複数のレジスタ2(図3参照)へ予め収納する釣銭(釣銭準備金という。)の出金およびレジスタ2から回収された現金の入金を行う機能、締上時に入金金額や出金金額、売上金額、装置内の有高を集計してこれらを記載した伝票を発行する機能等を有している。
4は現金入出金装置1の主記憶部であり、主制御部3が実行するプログラムや主制御部3による処理結果等が格納される。
5は表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、各種の処理操作の案内および出金処理における出金金額等の入力画面や、入金処理における入金金額やその金種別の枚数等を表示する。
本実施例の担当者カードには、カード情報として、レジ担当者や管理者等の利用者の別を示す利用者区分、レジスタ2を特定する情報としてのレジ番号、およびカードを特定するための情報としてのカード番号等が記録されている。
7は入力部であり、レジ担当者や管理者が入金処理や出金処理、締上処理等を行うことを指示するための操作キーおよび出金金額等を入力するためのテンキー等により構成されている。
8はプリンタ等の伝票印刷部であり、現金入出金装置1による入金処理や出金処理の金額(金種別の枚数を含む。)等を伝票に印刷して発行する機能を有している。
10は紙幣取扱部であり、以下に示す構成を備えている。
11は紙幣取扱部10の制御部であり、主制御部3からの指令により、紙幣取扱部10の各部を制御して紙幣の搬送制御や収納制御等の各種の処理を実行する。
13は紙幣鑑別部であり、搬入された紙幣の真偽、正損、金種等を鑑別して金種別に計数する。
15は紙幣釣銭収納庫であり、釣銭として使用する金種(釣銭金種という。)の紙幣(本実施例では5千円券と千円券)を金種別に収納する収納庫であって、釣銭準備金として出金する紙幣を繰出す機能、および釣銭金種の紙幣を循環使用するために入金が確定された紙幣を収納する機能等を備えており、収納する金種別に保管基準額が設定されている。
17は紙幣リジェクト庫であり、紙幣鑑別部13で偽券や外国紙幣等と鑑別されたリジェクト紙幣が搬送されて集積される。
紙幣取扱部10には、上記の他に、各部の間を搬送ベルト等で挟持して紙幣を搬送する紙幣搬送路が設けられ、これらの紙幣搬送路の分岐部には紙幣の搬送方向を切替える紙幣搬送路切替機構が設けられている。
21は硬貨取扱部20の制御部であり、主制御部3からの指令により、硬貨取扱部20の各部を制御して硬貨の搬送制御や収納制御等の各種の処理を実行する。
22硬貨入金部としての硬貨入金口であり、硬貨入金口22を開閉するための硬貨シャッタが設けられており、補充のために投入された硬貨を受入れる機能等を有している。
24は硬貨一時保留部であり、硬貨入金口22に投入され、硬貨鑑別部23で鑑別、計数された硬貨を金種別に集積して一時待機させると共に、一時待機させていた硬貨を繰出す機能を有している。
27は硬貨リジェクト口であり、硬貨鑑別部23で偽硬貨や外国硬貨等と鑑別されたリジェクト硬貨等が搬送されて集積され、レジ担当者等に返却される。
なお、硬貨リジェクト口27は、リジェクト硬貨を収納する収納庫であってもよい。
本実施例の硬貨収納箱29のICチップ30には、レジスタ情報として、硬貨収納箱29が装着される当該レジスタ2のレジ番号等が記録されている。
また、硬貨収納箱挿入部28は、硬貨釣銭収納庫25の下方に配置されており、出金処理時に釣銭準備金の硬貨が各硬貨釣銭収納庫25から硬貨収納箱29の各収納室に繰出されて金種別に集積され、入金処理時に挿入された硬貨収納箱29の底面29aを開作動させて各収納室に収納されている硬貨を受取り、これを下部硬貨搬送路32へ導くための受取シュータ33が設けられている。
入金硬貨搬送路35へ硬貨分離部34から繰出された硬貨は、硬貨鑑別部23へ搬送され、鑑別後の硬貨は入金硬貨搬送路35により硬貨一時保留部24へ搬送されて、図示しない硬貨振分機構により鑑別結果に応じて、該当する硬貨一時保留部24に集積される。
硬貨取扱部20には、上記の他に、硬貨取扱部20の他の部位へ硬貨を搬送する搬送ベルトやシュータ等の硬貨搬送路が設けられ、これらの硬貨搬送路の分岐部には硬貨の搬送方向を切替える硬貨搬送路切替機構が設けられている。
42はレジスタ2の記憶部であり、制御部41が実行するプログラムや制御部41による処理結果等が格納される。
44は入力部であり、レジ担当者が顧客から受取った現金の金額等を入力するためのテンキーや、商品に付されたバーコードを読取るためのバーコードリーダ等により構成されている。
上記の現金入出金装置1の主記憶部4には、硬貨収納箱挿入部28に挿入された硬貨収納箱29から読取ったレジスタ情報のレジ番号と、カードリーダ6に挿入された担当者カードから読取ったカード情報のレジ番号との一致により、取引処理に用いる硬貨収納箱29を認証し、出金処理のときに、入力された釣銭準備金の金種別の枚数(または金額)に応じた紙幣を紙幣釣銭収納庫15から繰出して紙幣入出金口12へ出金すると共に、釣銭準備金に応じた硬貨を硬貨釣銭収納庫25から繰出して硬貨収納箱挿入部28に挿入されている硬貨収納箱29へ出金する機能、入金処理のときに、紙幣入出金口12へ投入された紙幣を紙幣鑑別部13により鑑別して紙幣一時保留部14に一時待機させると共に、硬貨収納箱挿入部28に挿入された硬貨収納箱29から排出された硬貨を硬貨鑑別部23により鑑別して硬貨一時保留部24に一時待機させ、入金金額の確定後に釣銭金種の現金をそれぞれの釣銭収納庫に収納すると共に、売上金額を構成する現金をそれぞれの回収庫に収納する機能、読取ったレジ番号およびカード番号を基に、同一のレジ番号およびカード番号で記録されている直近の入金情報を特定してその後の出金情報を抽出して突合せ、その出金情報に突合フラグを立てる突合処理を行う機能、および突合せた出金金額を入金金額から減じて売上金額を算出する機能、締上処理のときに、前回の締上処理から今回の締上処理までの間の入金情報および突合フラグが付された出金情報等を全て読出し、これらを集計して、総入金金額や総出金金額、総売上金額を算出すると共に、それぞれの釣銭収納庫や回収庫に収納されている紙幣や硬貨の有高を係数する機能等を有する現金管理処理プログラムが予め格納されており、主制御部3が実行する現金管理処理プログラムのステップにより、本実施例の現金入出金装置1のハードウェアとしての各機能手段が形成される。
更に、主記憶部4には、紙幣釣銭収納庫15や硬貨釣銭収納庫25に金種別に収納されている釣銭金種の紙幣や硬貨の収納枚数が金種別にカウントされて記憶され、紙幣回収庫16や硬貨回収庫26に金種別に収納されている紙幣や硬貨の収納枚数が金種別にカウントされて記憶される他、入金処理時の入金情報や出金情報を記録する入出金情報記録テーブルが格納されている。
カード番号枠には、レジ担当者の担当者カードから読取ったカード番号が書込まれる。
レジ番号枠には、硬貨収納箱29から読取ったレジ番号が書込まれる。このレジ番号は出金金額等のレジスタ2毎の集計や、入金処理時の突合処理の際等に利用される。
処理日時枠には、入金処理または出金処理を実行したときの日付および時刻が書込まれる。
区分枠には、処理が入金処理であるか出金処理があるかを示す情報が書込まれる。
金額枠には、入金処理または出金処理の入金金額または出金金額が書込まれる。
締上日時枠には、締上処理を実行したときの日付および時刻が書込まれる。この締上日時は、締上処理がされたか否かを示す情報で、これが書込まれたものについては締上処理対象から除外される。
本実施例の入金情報は、前記の区分枠に「入金」と書込まれた記録欄の各情報で構成され、出金情報は、前記の区分枠に「出金」と書込まれた記録欄の各情報で構成される。
S1、レジスタ2のドロアに収納する釣銭準備金を出金するレジ担当者は、レジスタ2のドロアから空の硬貨収納箱29を取外し、これを現金入出金装置1へ運んで、その硬貨収納箱挿入部28に持参した硬貨収納箱29を挿入する。
S2、次いでレジ担当者は、携帯している担当者カードをカードリーダ6にパスさせる。
S3、レジスタ情報およびカード情報を読取った主制御部3は、それぞれに記されているレジ番号を読出してこれらを照合し、レジ番号が一致している場合は、挿入された硬貨収納箱29を認証してステップS5へ移行する。レジ番号が不一致の場合は、挿入された硬貨収納箱29による取引処理を不可と判定してステップS4へ移行する。
レジ担当者は、表示内容を確認して入力部7の操作キーによって「確認」を押下する。これを検知した主制御部3は、現金管理処理を終了させ、硬貨収納箱挿入部28による硬貨収納箱29の検知、またはカードリーダ6による担当者カードの検知を待って待機する。
これを検知した主制御部3は、これらの入力を受付け、入力された個人IDを基に、主記憶部4の個人登録情報から該当する個人IDのパスワード等を抽出し、抽出した個人登録情報のパスワードと入力されたパスワードとの一致、並びに個人登録情報と読取ったカード情報とのカード番号の一致により担当者カードの正当性を判定してステップS6へ移行する。
S7、レジ担当者は、表示されたメニュー画面を確認して出金を選択し、入力部7の操作キーから出金処理の操作キーを押下する。
レジ担当者は、入力部7のテンキーにより金種別の出金枚数を入力して出金内訳を入力する。
すなわち、主制御部3は、出金する金種別の紙幣の枚数を記した紙幣出金指令を紙幣取扱部10の制御部11へ、出金する金種別の硬貨の枚数を記した硬貨出金指令を硬貨取扱部20の制御部21へそれぞれ送出する。
紙幣出金指令を受けた紙幣取扱部10の制御部11は、紙幣出金指令の金種に該当する紙幣を紙幣釣銭収納庫15から紙幣鑑別部13により鑑別、計数しながら指定された枚数分繰出し、これを紙幣入出金口12へ搬送して集積する。
そして、紙幣の集積を終えた制御部11は、紙幣入出金口12の紙幣シャッタを開放してレジ担当者に紙幣を引渡す。
レジ担当者の紙幣入出金口12からの紙幣の取出しを確認した制御部11、および硬貨収納箱挿入部28の硬貨収納箱29の取出しを確認した制御部21は、それぞれ出金終了通知を主制御部3へ送出する。
発行した伝票の受取りを確認した主制御部3は、出金処理を終了させ、硬貨収納箱挿入部28による硬貨収納箱29の検知、またはカードリーダ6による担当者カードの検知を待って待機する。
以下に、図5に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って本実施例の入金処理について説明する。
SA1、レジスタ2から回収する現金の入金を行うレジ担当者は、レジスタ2のドロアから、そこに収納されている紙幣を取出すと共に硬貨が収納された硬貨収納箱29を取外し、これを現金入出金装置1へ運んで、その硬貨収納箱挿入部28に持参した硬貨挿入箱29を挿入する。
SA2、次いでレジ担当者は、携帯している担当者カードをカードリーダ6にパスさせる。
これを検知した主制御部3は、上記ステップS2と同様にして、担当者カードのカード情報を読取る。
この場合には、主記憶部4の個人登録情報に、レジ担当者の個人IDに対応させて他の担当者カードのレジ番号やカード番号を予め登録する。
SA3、レジスタ情報およびカード情報を読取った主制御部3は、上記ステップS3と同様にして、レジ番号を照合し、レジ番号が一致している場合は、挿入された硬貨収納箱29を認証してステップSA5へ移行する。レジ番号が不一致の場合は、挿入された硬貨収納箱29による取引処理を不可と判定してステップS4へ移行する。
SA6、担当者カードの正当性を判定した主制御部3は、上記ステップS6と同様にして、メニュー画面を表示する。
SA8、操作キーの押下により取引処理の入力を受付けた主制御部3は、入金処理が選択されたことを認識し、入金される現金の取込処理を実行する。
すなわち、主制御部3は、入金される紙幣の取込を指示する旨の紙幣取込指令を紙幣取扱部10の制御部11へ、入金される硬貨の取込を指示する旨の硬貨取込指令を硬貨取扱部20の制御部21へそれぞれ送出する。
SA9、これらの取込終了通知を受けた主制御部3は、各取込終了通知に記された取込処理における金種別の枚数を主記憶部4に一時保存して、現金の取込処理を終了させ、表示部5の画面に金種別の計数結果とその入金金額、および確認を促す旨の文言を表示した計数結果確認画面を表示する。
SA10、操作キーの押下により指示の入力を受付けた主制御部3は、「確認」の操作キーが押下されたと認識した場合は、入金金額が確定されたと判定してステップSA12へ移行する。「取消」の操作キーが押下されたと認識した場合は、これを返却要求と判定してステップSA11へ移行する。
すなわち、主制御部3は、一時待機させた紙幣の返却を指示する旨の紙幣返却指令を紙幣取扱部10の制御部11へ、一時待機させた硬貨の返却を指示する旨の硬貨返却指令を硬貨取扱部20の制御部21へそれぞれ送出する。
また、硬貨返却指令を受けた硬貨取扱部20の制御部21は、硬貨一時保留部24に一時待機させた硬貨を、図示しない返却硬貨搬送路により硬貨リジェクト口27へ搬送して一時待機させた硬貨をレジ担当者に返却する。
これらの返却終了通知を受けた主制御部3は、入金処理を終了させ、硬貨収納箱挿入部28による硬貨収納箱29の検知、またはカードリーダ6による担当者カードの検知を待って待機する。
すなわち、主制御部3は、硬貨収納箱29から読取ったレジ番号および担当者カードから読取ったカード番号を基に主記憶部4の入出金情報記録テーブルを検索し、同一のレジ番号およびカード番号が記録された直近の入金情報を特定し、それまでに存在する同一のレジ番号およびカード番号が記録された全ての出金情報を抽出し、抽出した出金情報の突合枠に突合フラグ(本実施例では、「済」)を書込んで入出金情報記録テーブルを更新する。
SA13、突合処理を終えた主制御部3は、主記憶部4から一時保存した取込処理における紙幣の金種別の枚数の中から釣銭金種以外の紙幣(本実施例では、万円券、2千円券が該当する。)の金種別の枚数を読出し、これらの合計金額を売上金額から減じて不足金額を算出し、釣銭金種の高額金種を優先させて不足金額を構成する紙幣の金種別の構成枚数を算出し、その合計金額を不足金額から減じて紙幣のみでは構成できない端数金額を算出し、硬貨の釣銭金種の高額金種を優先させて端数金額を構成する硬貨の金種別の構成枚数を算出する。
すなわち、主制御部3は、一時待機させた紙幣の収納を指示する旨に売上金額を構成する紙幣の金種別の構成枚数を添付した紙幣収納指令を紙幣取扱部10の制御部11へ、一時待機させた硬貨の収納を指示する旨に売上金額を構成する硬貨の金種別の構成枚数を添付した硬貨収納指令を硬貨取扱部20の制御部21へそれぞれ送出する。
これらの収納終了通知を受けた主制御部3は、紙幣回収庫16、紙幣釣銭収納庫15、硬貨回収庫26、硬貨釣銭収納庫25に収納した金種別の枚数を、主記憶部4に記憶されているそれぞれの金種別の収納枚数に加えて、それぞれの金種別の収納枚数を更新し、収納処理を終了させてステップSA14へ移行する。
発行した伝票の受取りを確認した主制御部3は、入金処理を終了させ、硬貨収納箱挿入部28による硬貨収納箱29の検知、またはカードリーダ6による担当者カードの検知を待って待機する。
以下に、図6に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って本実施例の締上処理について説明する。
SB1、店舗全体の現金の締上げを行う管理者は、カードリーダ6に管理者の担当者カードをパスさせる。
SB2、カード情報を読取った主制御部3は、上記ステップS5と同様にして、個人ID等入力画面を表示し、管理者が個人IDおよびパスワードを入力すると、これを検知した主制御部3は、上記ステップS5と同様にして、担当者カードの正当性を判定してステップSB3へ移行する。
SB4、管理者は、表示されたメニュー画面を確認して締上げを選択し、入力部7の操作キーから締上処理の操作キーを押下する。
SB6、操作キーの押下により指示の入力を受付けた主制御部3は、「確認」の操作キーの押下により締上金額が確認されたことを認識し、ステップSB5で抽出した全ての入金情報および出金情報の締上日時枠に、締上処理を実行した日時を書込んで、入出金情報記録テーブルを更新する。
発行した伝票の受取りを確認した主制御部3は、締上処理を終了させ、硬貨収納箱挿入部28による硬貨収納箱29の検知またはカードリーダ6による担当者カードの検知を待って待機する。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って本実施例のレジスタの硬貨収納箱の認証処理について説明する。
これを検知したレジスタ2の制御部41は、レジ業務実行プログラムの認証処理プログラムにより、レジスタ情報読取部45によって硬貨収納箱29のICチップ30に記録されているレジ番号等のレジスタ情報を読取る。
SC3、当該レジスタ2のレジ番号を読出した主制御部3は、レジスタ情報に記されているレジ番号を読出し、これと記憶部42から読出したレジ番号とを照合し、レジ番号が一致している場合は、装着された硬貨収納箱29を認証してステップSC5へ移行する。レジ番号が不一致の場合は、装着された硬貨収納箱29によるレジ業務処理を不可と判定してステップSC4へ移行する。
レジ担当者は、表示内容を確認して入力部44によって確認操作を行う。これを検知した制御部41は、認証処理を終了させ、硬貨収納箱29の装着を待って待機する。
この場合のレジ業務処理の作動は、通常の場合と同様であるのでその説明を省略する。
上記のように、本実施例の現金入出金システムにおいては、レジスタ2に着脱可能に装着された硬貨入出金箱29のICチップ30に当該レジスタ2のレジ番号を記録しておき、これを現金入出金装置1の硬貨集金箱挿入部28に挿入して、硬貨収納箱29から読取ったレジ番号と、担当者カードのレジ番号との一致により挿入された硬貨収納箱29を認証して取引処理を受付けるので、出金取引時に用いた担当者カードとは異なる担当者カードで入金取引を行った場合には、その不一致をレジ担当者に警告することが可能になり、出金取引時に釣銭準備金を出金したレジスタと、現金を回収したレジスタとが一致しないことによる現金入出金装置1内での売上金額と、釣銭準備金との誤った分別を防止して、担当者カードの間違いに起因する誤取引を防止することができる。
更に、レジスタ2に装着された硬貨収納箱29を、釣銭準備金を収納する出金箱および硬貨を回収する入金箱として用いることができるので、レジ担当者の利便性を向上させることができる。
なお、上記実施例においては、硬貨収納箱に設ける記録手段は、非接触式のICチップであるとして説明したが、記録手段は前記に限らず、レジ番号を記載したバーコード等であってもよい。この場合に現金入出金装置に設けるレジスタ情報読取部はバーコードリーダ等で構成し、レジスタに設けるレジスタ情報読取部は入力部のバーコードリーダを兼用で用いるようにするとよい。
また、上記実施例のステップS11、SA14、SB6においては、入出金情報記録テーブルの更新後に伝票を発行するとして説明したが、伝票の発行後に入出金情報記録テーブルの更新を行うようにしてもよい。
2 レジスタ
3 主制御部
4 主記憶部
5、43 表示部
6 カードリーダ
7、44 入力部
8 伝票印刷部
10 紙幣取扱部
11、21 制御部
12 紙幣入出金口
13 紙幣鑑別部
14 紙幣一時保留部
15 紙幣釣銭収納庫
16 紙幣回収庫
17 紙幣リジェクト庫
20 硬貨取扱部
22 硬貨入金口
23 硬貨鑑別部
24 硬貨一時保留部
25 硬貨釣銭収納庫
26 硬貨回収庫
27 硬貨リジェクト口
28 硬貨収納箱挿入部
29 硬貨収納箱
29a 底面
30 ICチップ
32 下部硬貨搬送路
33 受取シュータ
34 硬貨分離部
35 入金硬貨搬送路
37 硬貨リフタ
41 制御部
42 記憶部
45 レジスタ情報読取部
Claims (7)
- 担当者カードに記録されたカード情報を読取るカード情報読取部と、釣銭として用いる硬貨を収納する硬貨釣銭収納庫とを有し、前記担当者カードを用いて取引処理を行う現金入出金装置と、
該現金入出金装置から出金した釣銭の硬貨を収納する硬貨収納箱を有するレジスタとを備えた現金入出金システムにおいて、
前記レジスタに、前記硬貨収納箱を着脱可能に装着すると共に、前記硬貨収納箱に前記レジスタのレジ番号を記録した記録手段を設け、
前記現金入出金装置に、前記硬貨収納箱を挿抜可能に受入れる硬貨収納箱挿入部を設けると共に、該硬貨収納箱挿入部に前記硬貨収納箱の記録手段に記録されたレジ番号を読取るレジスタ情報読取部を設け、
前記担当者カードのカード情報に、レジスタのレジ番号を記録しておき、
出金取引処理および入金取引処理を行うときに、前記レジスタ情報読取部が前記記録手段から読取った前記硬貨収納箱のレジ番号と、前記カード情報読取部が読取ったカード情報のレジ番号とが一致したときに、前記現金入出金装置における前記各取引処理に用いる硬貨収納箱を認証することを特徴とする現金入出金システム。 - 請求項1において、
前記レジスタに、該レジスタのレジ番号を格納した記憶部を設けると共に、前記硬貨収納箱の記録手段に記録されたレジ番号を読取るレジスタ情報読取部を設け、
前記レジスタ情報読取部が前記記録手段から読取った前記硬貨収納箱のレジ番号と、前記記憶部に格納されているレジ番号とが一致したときに、前記レジスタにおけるレジ業務処理に用いる硬貨収納箱を認証することを特徴とする現金入出金システム。 - 請求項1または請求項2において、
前記現金入出金装置に、釣銭として用いる紙幣を収納する紙幣釣銭収納庫と、出金した紙幣を担当者に引渡す紙幣入出金口とを設けると共に、前記レジスタに前記現金入出金装置から出金した釣銭の紙幣を収納する紙幣収納部を設け、
前記出金取引処理時に、前記紙幣入出金口に前記紙幣釣銭収納庫の紙幣を出金すると共に、前記硬貨収納箱挿入部に挿入された前記硬貨収納箱に前記硬貨釣銭収納庫の硬貨を出金することを特徴とする現金入出金システム。 - 請求項1または請求項2において、
前記現金入出金装置に、入金する紙幣の投入を受付ける紙幣入出金口を設け、
前記入金取引処理時に、前記紙幣入出金口に紙幣を投入して紙幣の入金を行うと共に、前記硬貨収納箱挿入部に挿入された前記硬貨収納箱から硬貨の入金を行うことを特徴とする現金入出金システム。 - 担当者カードに記録されたカード情報を読取るカード情報読取部と、釣銭として用いる硬貨を収納する硬貨釣銭収納庫とを有し、前記担当者カードを用いて取引処理を行う現金入出金装置において、
レジスタに着脱可能に装着され、前記レジスタのレジ番号を記録した記録手段を有する硬貨収納箱を挿抜可能に受入れる硬貨収納箱挿入部と、
該硬貨収納箱挿入部に設けられ、前記硬貨収納箱の記録手段に記録されたレジ番号を読取るレジスタ情報読取部とを設け、
前記担当者カードのカード情報に、レジスタのレジ番号を記録しておき、
出金取引処理および入金取引処理を行うときに、前記レジスタ情報読取部が前記記録手段から読取った前記硬貨収納箱のレジ番号と、前記カード情報読取部が読取ったカード情報のレジ番号とが一致したときに、前記各取引処理に用いる硬貨収納箱を認証することを特徴とする現金入出金装置。 - 請求項5において、
釣銭として用いる紙幣を収納する紙幣釣銭収納庫と、出金した紙幣を担当者に引渡す紙幣入出金口とを設け、
前記出金取引処理時に、前記紙幣入出金口に前記紙幣釣銭収納庫の紙幣を出金すると共に、前記硬貨収納箱挿入部に挿入された前記硬貨収納箱に前記硬貨釣銭収納庫の硬貨を出金することを特徴とする現金入出金装置。 - 請求項5において、
入金する紙幣の投入を受付ける紙幣入出金口を設け、
前記入金取引処理時に、前記紙幣入出金口に紙幣を投入して紙幣の入金を行うと共に、前記硬貨収納箱挿入部に挿入された前記硬貨収納箱から硬貨の入金を行うことを特徴とする現金入出金装置。
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