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JP5157102B2 - 包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチックフィルムの積層体からなる包装袋で、開封容易な包装袋に関する。
従来、切れ目を設けることにより開封を容易にした袋としては、表面基材層と中間層と熱接着性樹脂層とがそれぞれ接着剤層を介して積層された積層体からなる袋の開封位置において、該中間層に連続した直線状の切れ目が形成され、切れ目の両端における袋の側端縁熱接着部の少なくとも一方に、切れ目が内部に納まる位置にノツチが設けられている易開封性包装袋が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記易開封性包装袋は、側端縁熱接着部に設けられたノッチの先端が、連続した直線状の切れ目上に位置して形成されているために、優れた直線的な開封性を有し、消費者に利便性を与えるものである。反面、直線状の切れ目より上部に外力が加わると直線状の切れ目を軸として包装袋が折れ曲がり易い傾向がある。例えば、煮豆等の固形物と液状物の混在する食品等を真空充填包装し、レトルト殺菌をした場合、包装ライン上で段差等で包装袋が転倒すると包装袋の直線状の切れ目を軸として折れ曲がる外力がかかり、稀に、折れ曲がった際に表面基材層に亀裂が入り、さらに、熱接着性樹脂層に亀裂が伝播することが、極稀に発生することがある。このような状態になると包装された食品の輸送途上の衝撃等が加わり、包装袋のピンホール発生原因になり、食品の品質劣化や腐敗発生を引起すという問題点がある。この現象は、特に気温が低い冬場に発生しやすくなる。
特開平7−285559号公報
本発明者は、鋭意調査研究の結果、直線状の開封用切れ目上に側端縁熱接着部に設けられたノッチの先端が位置するために折れ曲がり易いことを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、外力が包装袋に加わっても、直線状の開封用切れ目から折れ曲がることを防ぐとともに包装袋へのピンホール発生を防止し、バリヤー性が低下しない容易に開封可能な包装袋を提供することである。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明は、表面基材層、中間層および熱接着性樹脂層が順次積層された積層体からなる包装袋の開封位置に、該中間層に連続した直線状の開封用切れ目が形成され、前記開封用切れ目の両端における前記包装袋の側端縁熱接着部の少なくとも一方にノッチが設けられた包装袋において、前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部において前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部の外縁に対して「逆くの字」状の切れ目が先端部が前記開封用切れ目の上に位置するように前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部を貫通して形成され、前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部の端縁にはノッチが前記開封用切れ目より離れた位置で前記ノッチの先端の前記開封用切れ目に平行な延長線が前記「逆くの字」状の切れ目に交叉する範囲に設けられており、前記「逆くの字」状の切れ目の先端部から上端の間又は下端の間の前記ノッチの先端の前記開封用切れ目に平行な延長線が交叉するいずれか一方に前記開封用切れ目に対して凸状となる変曲部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の包装袋において、前記側端縁熱接着部に形成された前記「逆くの字」状の切れ目を含む領域において、側端縁熱接着部が前記包装袋の内方に膨出した膨出接着部を設けたことを特徴とするものである。
本発明の包装袋は、ノッチが前記開封用切れ目から離れた位置に設けられており、外力が包装袋に加わっても、直線状の開封用切れ目から折れ曲がることを防ぎ、包装袋へのピンホール発生を防止し、バリヤー性が低下しないという効果を奏する。
また、側端縁熱接着部に「逆くの字」状の切れ目を先端部が開封用切れ目に位置するようにして積層体を貫通するように形成されていることにより、ノッチより包装袋を開封すると、「逆くの字」状の切れ目に達し、開封方向が修正されて開封用切れ目に案内され、開封用切れ目に沿って容易に引裂き開封できるという効果を奏するものである。
さらに、開封用切れ目線が形成された中間層の表層に表面基材層が積層されていることにより、包装袋としての強度を有し、開封用切れ目線から折れ曲がることが防止できるという効果がある。
また、「逆くの字」状の切れ目の形状を先端部から上端の間又は下端の間のノッチの先端の開封用切れ目に平行な延長線が交叉するいずれか一方に開封用切れ目に対して凸状となる変曲部を設けることにより「逆くの字」状の切れ目の上端又は下端と側端縁熱接着部の外縁との寸法を長くすることが可能となり、側端縁熱接着部が折れ曲がったりすることがあっても、側端縁熱接着部が引裂かれて「逆くの字」状の切れ目と連通し、包装袋が破損することを防止するものである。
また、「逆くの字」状の切れ目の形状を先端部から上端の間又は下端の間のノッチの先端の開封用切れ目に平行な延長線が交叉するいずれか一方に開封用切れ目に対して凸状となる変曲部を設けることにより「逆くの字」状の切れ目の上端又は下端と側端縁熱接着部の外縁との寸法を長くすることが可能となり、包装袋の取扱い時あるいは輸送時に「逆くの字」状の切れ目の領域に負荷がかかることがあっても、側端縁熱接着部が引裂かれて「逆くの字」状の切れ目と連通し、包装袋が破損することを防止するものである。
また、側端縁熱接着部に形成された「逆くの字」状の切れ目を含む領域に包装袋の内方に膨出した膨出接着部を設けることにより、「逆くの字」状の切れ目により幅が狭くなった側端縁熱接着部を広くすることができ、包装袋の側端縁熱接着部の強度の安定化が図れるという効果がある。
以下に図面等を引用して本発明の包装袋の一実施形態について説明する。図1は本発明の包装袋にかかる一実施形態の平面図、図2は図1におけるX−X線拡大断面図、図3は本発明の包装袋にかかる要部拡大図であって、図1の円内を表し、図4は図3におけるY−Y線拡大断面図、図5は図3の「逆くの字」状の切れ目の形状を表す説明図を示す。
図1、図2に示すとおり、本発明の一実施形態である包装袋1は、表面基材層2と中間層3と熱接着性樹脂層4が積層された積層体からなり、矩形状の2枚の該積層体を熱接着性樹脂層4の面を重ね合わせて、下端に該積層体からなる底面シートを内側に折り込んで挿入して下端縁を熱接着して底熱接着部10を形成するとともに、両側に対向する側端縁熱接着部11a、11bを形成することにより作製された自立性袋である。包装袋1の上部には開封予定線に沿って直線状の開封用切れ目5が包装袋1の上端縁に平行に側端縁熱接着部11a、11bと直交するように中間層3に形成され、開封用切れ目5の両端の側端縁熱接着部11a、11bに「逆くの字」状の切れ目12a、12bが先端部xが開封用切れ目5に位置して形成されている。さらに、側端縁熱接着部11a、11bには開封用切れ目5から離れた位置にノッチ13a、13bが設けられている。また、「逆くの字」状の切れ目12a、12bが形成されている側端縁熱接着部11a、11bの上部には、互いに対向する包装袋1の内方に膨出した膨出接着部14a、14bを設けている。
つぎに、図3、図4を用いて、本発明にかかる包装袋の要部について詳しく説明する。図3は本発明の要部の拡大図であり、開封予定線に沿って開封用切れ目5が包装袋1の上端縁に平行して中間層3に形成されている。さらに、側端縁熱接着部11aの外縁に対して「逆くの字」状の切れ目12aが、先端部xが開封用切れ目5の上に位置するように、側端縁熱接着部11aに形成されている。図4に示すように、該「逆くの字」状の切れ目12aは2枚の積層体が熱接着され、形成された側端縁熱接着部11aを貫通して形成されている。側端縁熱接着部11aの端縁にはノッチ13aが開封用切れ目5より離れた位置でノッチ13aの先端の開封用切れ目5に平行な延長線が「逆くの字」状の切れ目12aに交叉する範囲に設けられている。ノッチ13aの形状は、一実施例に示すVノッチ以外に、Iノッチ、亀甲ノッチ、Uノッチ等が使用できる。このような構成にすることにより包装袋1をノッチ13aより引裂きを開始し、「逆くの字」状の切れ目12aに達すると、引裂き方向が修正されて開封用切れ目5に案内されて容易に開封できるものである。さらに、ノッチ13aと開封用切れ目5が離れた位置に設けられており、外力が包装袋1の上部に加わっても、開封用切れ目5から折れ曲がることを防ぎ、包装袋へのピンホール発生を防止し、バリヤー性が低下しないという効果が得られるものである。さらに、「逆くの字」状の切れ目12aが形成されている側端縁熱接着部11a、11bの上部には、内方に膨出した膨出接着部14a、14bが設けられており、側端縁熱接着部11aの内方側端縁と「逆くの字」状の切れ目12aの先端部xとの間の熱接着部の幅を広くすることができ、包装袋1の側端縁熱接着部11aの強度の安定化が図れるものである。また、膨出接着部14aを設けずに側端縁熱接着部11aの対向する側端縁熱接着部11b方向の幅寸法を広くすることもできる。本発明の一実施例では、側端縁熱接着部11a、11bの両方にノッチ13a、13b及び「逆くの字」状の切れ目12a、12bを形成した例を示したが、どちらか一方に形成してもよい。また、本発明の一実施形態として、自立性袋を示したが、この形態に限定されるものではなく、3方シール袋、4方シール袋等に使用できるものである。
また、「逆くの字」状の切れ目12a、12bの形状は特に限定されるものではないが、図5に示すように、逆くの字の形成される角度αは30°〜150°が好ましい。より好ましくは90°〜120°である。開封用切れ目5に対して包装袋1の上端縁側の「逆くの字」状の切れ目12aの上端yから開封用切れ目までの最短長さaは0.5mm以上が好ましい。0.5mm未満であると「逆くの字」状の切れ目の形成時の位置ズレを生じた場合に引裂き方向が開封用切れ目5に案内されないことがある。開封用切れ目5に対して包装袋1の底熱接着部10側の「逆くの字」状の切れ目12aの下端zから開封用切れ目までの最短長さbは0.5mm〜5.0mmが好ましい。より好ましくは1.0mm〜3.5mmである。0.5mm未満であるとノッチ13aを設けるときに位置ズレすると、開封用切れ目5に近接し、外力が包装袋1の上部に加わっても、開封用切れ目5から折れ曲がることを防げないことがある。5.0mmを超えると引裂き方向が開封用切れ目5に案内されないことがある。「逆くの字」状の切れ目12aの先端部xと側端縁熱接着部11aの内方側の端縁までの接着部の長さcは2mm以上が望ましい。2.0mm未満となると、「逆くの字」状の切れ目の形成時の位置ズレを生じた場合に包装袋1としての側端縁熱接着部11aのシール強度が確保できないことがある。また、ノッチ13aは、ノッチ13aの先端から開封用切れ目5までの最短長さdと、「逆くの字」状の切れ目12aの下端zから開封用切れ目までの最短長さbとの関係がdがbより小さくなる(d<b)ように設けられている。
次に、本発明に使用する積層体について説明する。図2は図1のX−X線断面図である。図2に示すように、表面基材層2、中間層3及び熱接着性樹脂層4が順次積層され、さらに中間層3に開封用切れ目5が形成されている。表面基材層2には、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のプラスチツクフイルムまたはそれらのフイルムに酸化アルミニウム等の金属酸化物や酸化珪素等の無機物を蒸着したプラスチックフィルムもしくは塩化ビニリデン樹脂やポリビニルアルコール等のガスバリヤー性樹脂をコーテイングしたり、共押出ししたフイルムが使用できる。これらのフィルムは、二軸延伸されたプラスチックフィルムを用いると引裂き開封性を向上させることができ、一層好適である。中間層3には、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ポリプロピレン、エチレンビニルアルコール共重合体等のフィルムが使用できる。中間層3は上記のフィルムを1層で使用してもよいし、2層以上積層してもよい。また、上記フィルムとアルミニウム箔との積層体として使用してもよい。中間層3として2層以上のフィルムを積層して使用する場合には、積層する層のいずれか強度のある層に開封用切れ目5を形成するか、もしくは2層とも開封用切れ目5を形成するようにしてもよい。熱接着性樹脂層4には、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱接着性樹脂が使用できる。表面基材層2、中間層3、熱接着性樹脂層4を積層する方法は、例えば、ウレタン系等の接着剤を使用してドライラミネーション法やポリエチレン樹脂等の溶融押出しラミネーション法が使用できる。具体的な積層体の構成例として以下のような構成が挙げられる。
(構成例)
1.VMPET/印刷/DL/ON/DL/CPP
2.PET/印刷/DL/ON/DL/CPP
3.PET/印刷/DL/ON/DL/LLDPE
4.PET/DL/ALM/DL/ON/DL/CPP
5.PET/DL/ALM/DL/ON/DL/LLDPE
6.OPP/印刷/DL/PET/AC/PE/LDPE
7.バリヤーON/印刷/DL/PET/AC/PE/LDPE
8.PET/印刷/DL/ON/DL/ALM/DL/CPP
などが挙げられる。尚、前記構成例の記載に用いた略記号は次の通りである。また、下線を施したフィルムに開封用切れ目5を形成する。VMPET:酸化アルミニウム等の金属酸化物や酸化珪素等の無機物を蒸着したポリエステルフィルム、DL:ドライラミネート接着剤、ON:二軸延伸ナイロンフィルム、CPP:未延伸ポリプロピレン、PET:二軸延伸ポリエステルフィルム、LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン、ALM:アルミ箔、OPP:二軸延伸ポリプロピレンフィルム、AC:アンカーコート、PE:ポリエチレン、LDPE:低密度ポリエチレン、バリヤーON:エチレンビニルアルコール共重合フィルム等のガスバリヤー性を有する樹脂とナイロン樹脂との共押出し延伸フィルムを示す。
本発明の包装袋1に形成された開封用切れ目5は、積層体を製造する際に中間層3に形成される。例えば、ドライラミネーション法により積層する場合には、表面基材層2を第一給紙部から供給し、表面基材層2の片面に接着剤をを塗布し、ドライヤーで溶剤を乾燥除去した後に、中間層3を第二給紙部から供給し加熱ロールと加圧ロールからなる貼合部で表面基材層2の接着剤塗布面と圧着して積層する直前にて、中間層3の所定位置に厚さ0.2〜0.3mmの超硬刃からなる切り刃を当てて直線状の開封用切れ目5を形成する。このように構成することにより、開封用切れ目5は表面基材層2により被覆されて積層体としてのバリヤー性を低下させることなく、包装袋の引裂き性を付与できるものである。「逆くの字」状の切れ目12a、12b及びノッチ13a、13bは、前記積層体から包装袋を製造する製袋する工程もしくは製袋工程後に周知の手法で設けられる。
図5は図3の「逆くの字」状の切れ目の形状を表す説明図である。側端縁熱接着部11aの外縁に対して「逆くの字」状の切れ目12aが、上端yから先端部xを経由して、先端部xから下端zの間に開封用切れ目5に対して凸状となる変曲部15が設けられて形成され、先端部xが開封用切れ目5の上に位置するように、側端縁熱接着部11aに形成されている。該「逆くの字」状の切れ目12aは2枚の積層体が熱接着され、形成された側端縁熱接着部11aを貫通して形成されている。側端縁熱接着部11aの外縁にはノッチ13aが開封用切れ目5より離れた位置でノッチ13aの先端の開封用切れ目5に平行な延長線が「逆くの字」状の切れ目12aに交叉する範囲に設けられている。尚、ノッチ13aを開封用切れ目5より上方に設ける場合には「逆くの字」状の切れ目12aの上端yと先端部xとの間に変曲部15を設ければよい。先端部x及び変曲部15は角又は角をとりアールとしてもよい。変曲部15の形成される角度β(下端zと変曲部15を結ぶ延長線と開封用切れ目5とで形成される角度)は15°より大きく90°以下が好ましい。90°を超えると引裂き方向が開封用切れ目5に案内されないおそれがあり、15°以下であると変曲部15の形成が困難となる。このように変曲部15を設けることにより、「逆くの字」状の切れ目12aの下端zと側端縁熱接着部11aの外縁との長さを長くすることが可能となり、側端縁熱接着部11aが折れ曲がったり、あるいは包装袋の取扱い時あるいは輸送時に「逆くの字」状の切れ目12aの領域に負荷がかかることがあっても、側端縁熱接着部11aが引裂かれて「逆くの字」状の切れ目12aと連通し、包装袋が破損することを防止するものである。
次に、本発明について、実施例を挙げてさらに詳しく説明する。
[実施例1]
面基材層2に片面に酸化アルミニウムを蒸着した厚さ12μmのVMPETを用いて、酸化アルミニウムを蒸着した面にウレタン系インキを使用してグラビア印刷を施して印刷絵柄層を設け、印刷絵柄層面にウレタン系接着剤を塗布し、中間層3に厚さ15μmのONを用いて、中間層3を接着剤塗布面にドライラミネーション法にて積層する工程において、貼合部で加熱加圧する直前にて、ONの所定箇所に厚さ0.2mmの超硬刃からなる切り刃を当ててウェブの流れ方向に連続した開封用切れ目5を設けて積層した。さらに、上記ON面にウレタン系接着剤を塗布し、厚さ60μmのCPPをドライラミネーションにより積層してVMPET12μm/印刷/DL/ON15μm/DL/CPP60μmの積層体を作製した。上記積層体を使用して製袋機で袋の表裏両面で積層体に形成した開封用切れ目5が重なり合うようにして熱接着し、側端縁熱接着部に先端部xが開封用切れ目5に位置して側端縁熱接着部11a、11bの外縁に対して「逆くの字」状の切れ目12a,12bを積層体を貫通するように形成し、側端縁熱接着部11a、11bの端縁に開封用切れ目5から離れた位置で図3に示すように側端縁熱接着部11aの端縁に開封用切れ目5より離れた位置でノッチ13aの先端の開封用切れ目5に平行な延長線が「逆くの字」状の切れ目12aに交叉する範囲にVノッチを設けて自立性袋を作製した。
上記の袋に自動充填包装ラインにて煮豆を真空包装方式で自動充填(東洋自動機製包装機)した。その後、包装袋の外観検査、ピンホール検査及び包装袋の開封性を評価したが開封用切れ目部分に積層体の亀裂はなく、ピンホール発生もなかった。また、開封性についても、Vノッチより開封を開始し、「逆くの字」状の切れ目に達すると引裂き方向が開封用切れ目に案内されて開封予定線に沿って、容易に開封できた。
[実施例2]
さ12μmのPETにウレタン系インキを使用してグラビア印刷を施して印刷絵柄層を設け、その印刷絵柄層面に厚さ9μmのALMをウレタン系接着剤を使用してドライラミネーション法により積層した後、上記ALM面に厚さ15μmのONをウレタン系接着剤を使用してドライラミネーション法により積層する際に、実施例1と同様にしてONの所定箇所に厚さ0.2mmの超硬刃からなる切り刃を当ててウェブの流れ方向に連続した開封用切れ目5を設けて積層した。さらに、上記ON面にウレタン系接着剤を塗布し、厚さ60μmのCPPをドライラミネーション法により積層してPET12μm/印刷/DL/ALM9μm/DL/ON15μm/DL/CPP60μmの積層体を作製した。上記積層体を使用して製袋機で袋の表裏両面で積層体に形成した開封用切れ目5が重なり合うようにして熱接着し、側端縁熱接着部に先端部xが開封用切れ目5に位置して側端縁熱接着部の外縁に対して「逆くの字」状の切れ目12a,12bを積層体を貫通するように形成し、側端縁熱接着部の端縁に開封用切れ目5から離れた位置でノッチ13aの先端の開封用切れ目5に平行な延長線が「逆くの字」状の切れ目12aに交叉する範囲にVノッチを設けて4方シール袋を作製した。
上記の4方シール袋について、実施例1と同様に自動充填包装ラインにて煮豆を真空包装方式で自動充填し、実施例1と同様に包装袋の外観検査、ピンホール検査及び包装袋の開封性を評価した結果、いずれも良好であった。
本発明の包装袋にかかる一実施形態の平面図である。 図1におけるX−X線拡大断面図である。 本発明の包装袋にかかる要部拡大図である。 図3におけるY−Y線拡大断面図である。 図3の「逆くの字」状の切れ目の形状を表す説明図である。
1 包装袋
2 表面基材層
3 中間層
4 熱接着性樹脂層
5 開封用切れ目
10 底熱接着部
11a、11b 側端縁熱接着部
12a、12b 「逆くの字」状の切れ目
13a、13b ノッチ
14a、14b 膨出接着部
15 変曲部
a 上端縁側の「逆くの字」状の切れ目12aの上端yから
開封用切れ目までの最短長さ
b 底熱接着部10側の「逆くの字」状の切れ目12aの下
端zから開封用切れ目までの最短長さ
c 「逆くの字」状の切れ目12aの先端部xと側端縁熱接
着部11aの内方側の端縁までの接着部の長さ
d ノッチ13aの先端から開封用切れ目5までの最短長さ
x 「逆くの字」状の切れ目の先端部
y 「逆くの字」状の切れ目の上端
z 「逆くの字」状の切れ目の下端
α 「逆くの字」の形成される角度
β 変曲部の形成される角度

Claims (2)

  1. 表面基材層、中間層および熱接着性樹脂層が順次積層された積層体からなる包装袋の開封位置に、該中間層に連続した直線状の開封用切れ目が形成され、前記開封用切れ目の両端における前記包装袋の側端縁熱接着部の少なくとも一方にノッチが設けられた包装袋において、前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部において前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部の外縁に対して「逆くの字」状の切れ目が先端部が前記開封用切れ目の上に位置するように前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部を貫通して形成され、前記ノッチが設けられている側端縁熱接着部の端縁にはノッチが前記開封用切れ目より離れた位置で前記ノッチの先端の前記開封用切れ目に平行な延長線が前記「逆くの字」状の切れ目に交叉する範囲に設けられており、前記「逆くの字」状の切れ目の先端部から上端の間又は下端の間の前記ノッチの先端の前記開封用切れ目に平行な延長線が交叉するいずれか一方に前記開封用切れ目に対して凸状となる変曲部が設けられていることを特徴とする開封容易な包装袋。
  2. 前記側端縁熱接着部に形成された前記「逆くの字」状の切れ目を含む領域において、側端縁熱接着部が前記包装袋の内方に膨出した膨出接着部を設けたことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
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