JP5155841B2 - 得点可能性定量化装置及び得点可能性定量化プログラム - Google Patents
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例えば、特許文献1には、選手配置情報及びボール位置情報から各選手の行動を予測し、各チームの優勢度を算出する手法が開示されている。この手法は、フィールド上にメッシュ状のエリアを設定し、このエリア毎にチーム優勢度を求め、チーム優勢度に基づいてパス先候補キャラクタを決定するものである。
これによって、得点可能性定量化装置は、得点の可能性をシュート可能領域像の面積に応じた評価値として定量化する。
これによって、得点可能性定量化装置は、得点の可能性を、注目位置を中心とする球面に投影されたシュート可能領域像の面積に応じた評価値として定量化する。
これによって、得点可能性定量化装置は、得点の可能性を、注目位置からゴール開口領域の中心に向かう半直線を法線とする平面に投影されたシュート可能領域像の面積に応じた評価値として定量化する。
これによって、得点可能性定量化装置は、防御側選手の移動速度から、例えば3秒後の選手の位置を予測し、当該予想位置に基づいて立体領域(妨害領域)の配置位置を決める。
これによって、得点可能性定量化装置は、ボールがシュートされてから防御側選手に達するまでの時間に移動可能な距離に基づいて、当該防御側選手による立体領域(妨害領域)の範囲(大きさ)を決める。
これによって、得点可能性定量化装置は、所定の画像面上の特定の点、例えば、画像面の中心点に近い領域がシュート可能領域像に多く含まれるほど高い評価値を算出する。
これによって、得点可能性定量化プログラムは、得点の可能性をシュート可能領域像の面積に応じた評価値として定量化する。
請求項2に記載の発明によれば、ゴール開口領域及び立体領域(妨害領域)の注目位置を中心とする球面への投影像であるゴール像及び妨害領域像に基づいてシュート可能領域像を算出するため、当該球面を画像面とする各領域の投影像の形状が、画像面の向きに拘わらずに一定となる。このため、シュート可能領域像の面積と得点可能性の評価値との関係が、画像面の向きに拘わらずに一定となり、評価値の算出の負荷を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ゴール開口領域及び立体領域(妨害領域)の注目位置からゴール開口領域の中心に向かう半直線を法線とする平面への投影像であるゴール像及び妨害領域像に基づいてシュート可能領域像を算出するため、選手やゴール開口領域などの対象物を通常のカメラで撮影したのと同等の射影となる。この射影は、コンピュータグラフィクスで多用される演算であり、本演算を高速に行う既存のDSP(Digital Signal Processor)や、グラフィクスエンジンと呼ばれるプロセッサあるいはシステムを利用することで、高速な演算処理を安価に実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、防御側選手による立体領域(妨害領域)の配置位置を、当該防御側選手の移動速度によって調整するため、より適切な位置に立体領域を設定して得点可能性の評価値の確からしさを向上することができる。
請求項5に記載の発明によれば、防御側選手による立体領域(妨害領域)の範囲(大きさ)を、ボールがシュートされてから当該防御側選手に達するまでの時間に移動可能な距離に基づいて、当該防御側選手による立体領域の範囲を決めるため、より適切な立体領域を設定して得点可能性の評価値の確からしさを向上することができる。
請求項6に記載の発明によれば、所定の画像面上の特定の点に近い領域がシュート可能領域像に多く含まれるほど高い評価値を算出する。このため、当該特定の点として、シュートの最も打ちやすい点、例えば、ゴール開口領域の中心点に対応するゴール像の点を設定することで、シュートの打ちやすい領域像の寄与を高く評価するため、得点可能性の評価値の確からしさを向上することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる得点可能性定量化装置に入力される防御側チームの選手の配置情報である防御側選手配置情報及びシュートをする注目位置を説明するための模式図である。
なお、本実施形態では、得点可能性を定量化するチーム競技としてサッカーを例にして説明するが、複数名の選手が二つのチームに分かれてボールを相手ゴールに入れることで得点を競い合う競技であれば特に限定されるものではない。また、ここでいうボールとは、ゴール内に入れられる可能性のあるものなら何でもよく、例えば、ホッケーなどに使用されるパックなどであってもよい。また、シュートとは、ボールをゴールに向かわせることを指し、例えばショットなど、適用される競技の種類で異なる表現を代表したものである。
このとき、本実施形態の得点可能性定量化装置は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示手段(不図示)に接続され、オペレータが、当該表示手段に表示された、カメラで撮影したサッカー競技場Fの映像を見て、マウスやキーボードなどの入力手段(不図示)を介してサッカー競技場F上のある位置を注目位置fとして指定すると、公知の選手位置検出装置(不図示)によって検出された防御側チームの選手の配置情報を参照して、当該注目位置fから防御側チームのゴールGOAに向かってシュートしたときの得点の可能性を数値化した評価値を算出することができるようになっている。
また、攻守が入れ替わった場面では、得点可能性定量化装置は、□で示した防御側チームとなる選手の配置情報を参照して、注目位置fからゴールGOBに向かってシュートしたときの得点可能性の評価値を算出する。
次に、図2を参照して本発明の実施形態における得点可能性定量化装置の構成について説明する。ここで、図2は本発明の実施形態における得点可能性定量化装置の構成を示すブロック図である。
3次元のデカルト座標系による場合、競技エリアに対して予め定めたある一点を原点として、競技エリアに固定した互いに直交する3の座標軸を設定し、各座標軸方向に関して長さの次元を以て座標値を定義することができる。
なお、本実施形態では、注目位置fの高さ、すなわちz軸方向の座標値は固定値とするが、ボールがシュートされるときの起点として、例えば、地面の高さ(z=0)、選手の膝の高さ、地面から脚部の長さの2分の1の長さの高さなどとすることができる。あるいは、選手から見た心理的なファクターを考慮して、選手の目の高さとしてもよい。
図1に示したように、サッカー競技の場合、サッカー競技場FのセンターサークルCCの中心であるセンタースポットCSを原点Oとし、タッチラインTLと平行に、かつコーチエリアCA側から正立して見て右向きを正方向にx軸をとり、ハーフウェイラインHL上に、かつコーチエリアCAから離れる方向を正方向にy軸をとり、鉛直上向きを正方向にz軸をとり、また各軸に関しそれぞれメートル単位(又はヤード単位、フィート単位など任意の長さの単位)で座標値を表現することができる。
防御側選手配置情報(an)のうち、そのi番目の項ai(i=1,2,・・・,N)は、i番目の選手の位置情報を表わすものとする。例えば、配置情報aiとして、式(1)に示したように、世界座標系におけるi番目の選手の位置(ベクトル)xiを用いることができる。
カウンタ値iは、選手配置情報記憶手段10に記憶されている防御側選手配置情報(an)n=1,2,…,Nをそれぞれ識別するために用いられる。また、カウンタ11は、前記した公知の選手位置検出装置(不図示)から防御側チームの選手人数Nの値の入力を受け付ける。そして、カウンタ11は、例えば、1からNまでの整数値を、順次1ずつ増加(カウントアップ)させつつ出力するものとする。出力のタイミングは、例えば、得点可能性定量化装置1の各部を同期的に動作させるためのクロック信号(不図示)に同期させればよい。
例えば、妨害領域Biの立体形状として立方体を用いる場合には、前記した球体の中心位置ciを、直方体の重心位置と読み換え、また、前記した球体の半径rを、立方体の1辺の長さの半分と読み換えればよい。妨害領域Biの立体形状として立方体を用いる場合、その姿勢は、例えば、その互いに直交する3辺がそれぞれ世界座標系(デカルト座標系)の3軸と平行になるようにすると取り扱いが簡便である。
妨害領域像算出手段14は、注目位置fから見た妨害領域Biの立体角的な広がりを、2次元的な領域(以下、妨害領域像Ci)として定量化するものである。すなわち、妨害領域像算出手段14は、注目位置fを基準として設定した画像面に対して妨害領域Biを投影したときの投影像を妨害領域像Ciとして算出して妨害領域Biの範囲を定量化する。
なお、図3は、サッカー競技場F(図1参照)を上方、すなわちz軸方向から見下ろした平面図である。
なお、本実施形態においては、φα及びφδの計算を簡略化するため、arc tan関数に替えて、atan2関数を用いている。
ゴール像算出手段15は、注目位置fを視点とするゴール開口領域Kの画像面Zへの投影像であるゴール像Gを算出し、算出したゴール像Gを差集合算出手段18に出力する。すなわち、ゴール像算出手段15は、妨害領域像算出手段14と同様に、式(6)によって、注目位置fから見たゴール開口領域Kの立体角的な広がりを2次元的な領域であるゴール像Gとして定量化するものである。
ゴール開口領域Kは、対象とする競技においてボールが通過もしくは接したときに得点される実空間上の領域を指す。例えば、図4に示したように、サッカー競技の場合には、一対のゴールポストGP1及びGP2の前面(センタースポットCS側(図1参照))かつ内側の線分L1及びL2、クロスバーCBの前面かつ下側の線分L3、及び線分L1及びL2が地面と接する2点を結んだ線分L4からなる4辺に囲まれた長方形内の領域(ハッチングを施した領域)がゴール開口領域Kである。
なお、ゴール開口領域Kの、実空間における位置を表す世界座標系による形状情報は、予めゴール像算出手段15に記憶され、注目位置fを与えられた際に、適宜読み出してゴール像Gの算出に用いられるものとする。
評価値算出手段16は、ゴール像算出手段15から入力したゴール像Gと妨害領域像算出手段14から入力した妨害領域像Ciとに基づいて、ゴール像Gのうちの防御側の選手に妨害されない領域であるシュート可能領域像Eの見かけの大きさを算出して評価し、評価値hとして出力するものである。
図5に示した例では、画像面Zに、ゴール像Gと、2人の防御側選手による妨害領域像C1及びC2が投影されている。
例えば、和集合算出手段17は、式(7)に示したように、防御側チームの各選手による妨害領域像Ciの和集合をもって、全妨害領域像Dとする。
例えば、面積算出手段19は、式(9)に示したように、シュート可能領域像Eの面積をもって評価値hとすることができる。
なお、全妨害領域像Dの初期値として、例えば、ステップS13のカウンタ値iの初期化と同時に空集合を設定しておき、当該空集合が設定された全妨害領域像Dと、入力された妨害領域像C1との和集合を算出して新たな全妨害領域像Dを算出するようにしてもよい。
これによって、得点可能性定量化装置1は、和集合算出手段17によって、全妨害領域像D(=妨害領域像C1)と妨害領域像C2との和集合である新たな全妨害領域像Dを算出して暫定的な全妨害領域像Dとする。そして、得点可能性定量化装置1は、和集合算出手段17によって、カウンタ11から入力したカウンタ値iが、防御側の選手人数Nと一致するまで(ステップS18でYes)、すなわち妨害領域像CNを含む和集合を算出するまで、得点可能性定量化装置1は、カウンタ11によってカウンタ値iをカウントアップしながら(ステップS19)、ステップS14からステップS18までの処理を繰り返す。
なお、この評価値hは、例えば、画像面Zにおいてシュート可能領域像Eを構成する画素数としてもよいし、ある面積(画素数)を基準(例えば100%)としたときの面積比を算出して得点可能性を表す評価値hとして出力するようにしてもよい。
[実施形態の変形例1]
実施形態の変形例1における得点可能性定量化装置1は、前記した実施形態において、配置情報aiとして、例えば、i番目の選手の位置xiに加えて、世界座標系における当該選手の速度(ベクトル)viや当該選手の識別情報(選手名)、脚の速さなどのi番目の選手の個人の属性情報を含めて、妨害領域設定手段13によって妨害領域Biの設定を行うものである。
実施形態の変形例1における得点可能性定量化装置1は、配置情報aiとして、式(10)に示したように、i番目の選手の位置xiに加えて、世界座標系における当該選手の速度(ベクトル)viを含める。
また、妨害領域Biの立体形状として、半径riが可変な球体を用いてもよい。この場合、例えば、その中心位置ciは前記した式(10)又は式(11)により定めることができる。
すなわち、τで指定された時間経過後のi番目の選手の位置を推定して妨害領域Biの中心位置ciを設定する。これによって、選手の動きに応じた、より適切な位置に妨害領域Biを設定することができる。
これによって、i番目の選手による妨害可能な範囲である妨害領域Biを、注目位置fに対する当該選手の位置に応じて、より適切に設定することができる。
更に、配置情報aiに、防御側のi番目の選手の個人の運動能力に関する情報として、当該選手の最大速度βiが含まれる場合には、式(15)のように、係数kに替えて選手ごとに係数kiを決定するようにしてもよい。
これによって、各選手の運動能力などの属性に応じて、より精密に当該選手による妨害可能な領域の広さを設定することができる。
例えば、妨害領域Biの立体形状として立方体を用いる場合には、前記した球体の中心位置ciを、直方体の重心位置と読み換え、また、前記した球体の半径rを、立方体の1辺の長さの半分と読み換えればよい。
また、例えば、妨害領域Biの立体形状として直方体や楕円体を用いる場合は、各辺(又は各軸)に応じて、式(13)の係数kを変えてもよいし、あるいはある辺(又はある軸)については固定長としてもよい。
次に、図9及び図2を参照して、前記した本発明の実施形態の変形例2について説明する。ここで図9は、サッカー競技場上の領域の、画像面(平面)への投影像の様子を説明するための模式図である。なお、図9は、図2と同様に、サッカー競技場F(図1参照)を上方、すなわちz軸方向から見下ろした平面図である。
なお、平面を画像面Zとする投影像は、通常のカメラによって対象物を撮影した画像に相当するものである。
ゴールGOの代表点gは、例えば、ゴールGOのゴール開口領域Kの中央(重心)とすることができる。
なお、λ(f)は、注目位置fを視点としてゴール開口領域Kの代表点gを見たときの視線のz軸周りの回転角を示し、カメラのパン角に相当する。また、R(f)は、各点の位置pを当該回転角λ(f)だけz軸周りに回転する回転行列である。
次に、図2及び図3を参照して、前記した本発明の実施形態の変形例3について説明する。
実施形態の変形例3における得点可能性定量化装置1は、前記した実施形態における面積算出手段19において、シュート可能領域像Eの面積を算出する際に、シュート可能領域像Eの各点に対するシュートの打ちやすさを考慮した重み付けをして面積を算出し、評価値hとするものである。
例えば、重み関数w(p)は、位置pが画像面Zの中央(画像座標の原点(0,0))、すなわちゴール開口領域Kの代表点gに対応する点に近いほど正の大きな値をとるものとすることができる。これは、選手にとって、例えば代表点gに向かうシュートが最も正確に打ちやすくて成功の可能性が高く、代表点gから離れた点ほどシュートを正確に打ちにくくて成功の可能性が低くなることを反映するものである。
この場合、例えば、重み関数w(p)として式(18)に示したようなガウス関数を用いることができる。
また、画像面Zが球面座標(α,δ)によって表される場合、σXの替わりにσαを用いて方位角に関するシュートの打ちやすさを反映し、σYの替わりにσδを用いて仰角に関するシュートの打ちやすさをそれぞれ反映して設計することができる。例えば、シュートの打ちやすさが、正面のe−0.5≒0.61倍になる角度を、σα及びσδに設定する。
10 選手配置情報記憶手段
11 カウンタ
12 選手選択手段
13 妨害領域設定手段
14 妨害領域像算出手段
15 ゴール像算出手段
16 評価値算出手段
17 和集合算出手段
18 差集合算出手段
19 面積算出手段
AX 光軸
a1,a2,ai 配置情報
B1,B2,Bi 妨害領域(立体領域)
C1,C2,Ci 妨害領域像
CA コーチエリア
CB クロスバー
CC センターサークル
CS センタースポット
D 全妨害領域像(和集合)
E シュート可能領域像(差集合)
F サッカー競技場(競技エリア)
f 注目位置
G ゴール像
GL ゴールライン
GO,GOA,GOB ゴール
GP1,GP2 ゴールポスト
g 代表点
HL ハーフウェイライン
h 評価値
K ゴール開口領域
TL タッチライン
Z 画像面
Claims (7)
- 複数名の選手が二つのチームに分かれ、ボールを相手ゴール内に入れることで得点を競い合うチームスポーツにおいて、外部から入力された操作信号により競技エリア上に特定された注目位置からの前記得点の可能性を定量化する得点可能性定量化装置であって、
前記注目位置を視点とする予め定められた防御側のゴール開口領域の、所定の画像面への投影像であるゴール像を算出するゴール像算出手段と、
実空間座標系における防御側チームの選手が配置された位置に基づいて、実空間内において前記防御側の各選手がシュートを妨害可能な立体領域を設定する妨害領域設定手段と、
前記注目位置を視点とする前記妨害領域設定手段によって設定された立体領域の前記所定の画像面への投影像である妨害領域像を算出する妨害領域像算出手段と、
前記妨害領域像算出手段によって算出された各選手の妨害領域像の和集合である全妨害領域像を算出する和集合算出手段と、
前記ゴール像算出手段によって算出されたゴール像から前記和集合算出手段によって算出された全妨害領域像を引いた差集合であるシュート可能領域像を算出する差集合算出手段と、
前記差集合算出手段によって算出されたシュート可能領域像の面積を算出し、算出した当該面積に応じて前記得点の可能性の評価値を算出する面積算出手段と、を備えることを特徴とする得点可能性定量化装置。 - 前記ゴール像算出手段及び前記妨害領域像算出手段において、前記所定の画像面は、前記注目位置を中心とする球面であることを特徴とする請求項1に記載の得点可能性定量化装置。
- 前記ゴール像算出手段及び前記妨害領域像算出手段において、前記所定の画像面は、前記注目位置から前記ゴール開口領域の中心に向かう半直線を法線とする平面であることを特徴とする請求項1に記載の得点可能性定量化装置。
- 前記妨害領域設定手段は、前記防御側選手の移動速度に応じて前記防御側選手による立体領域の配置位置を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の得点可能性定量化装置。
- 前記妨害領域設定手段は、前記防御側選手の位置と前記注目位置との距離に基づいて前記ボールが前記注目位置から前記防御側選手に到達するまでの時間を推定し、当該推定した時間と前記防御側選手の移動可能速度との積に基づいて前記防御側選手による立体領域の範囲を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の得点可能性定量化装置。
- 前記面積算出手段は、前記差集合算出手段によって算出されたシュート可能領域像の面積を、前記所定の画像面上の特定の点から当該シュート可能領域像を構成する点が離れるほど重みが小さくなる重みを付けて算出することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の得点可能性定量化装置。
- 複数名の選手が二つのチームに分かれ、ボールを相手ゴール内に入れることで得点を競い合うチームスポーツにおいて、外部から入力された操作信号により競技エリア上に特定された注目位置からの前記得点の可能性を定量化するために、コンピュータを、
前記注目位置を視点とする予め定められた防御側のゴール開口領域の、所定の画像面への投影像であるゴール像を算出するゴール像算出手段、
実空間座標系における防御側チームの選手が配置された位置に基づいて、実空間内において前記防御側の各選手がシュートを妨害可能な立体領域を設定する妨害領域設定手段、
前記注目位置を視点とする前記妨害領域設定手段によって設定された立体領域の前記所定の画像面への投影像である妨害領域像を算出する妨害領域像算出手段、
前記妨害領域像算出手段によって算出された各選手の妨害領域像の和集合である全妨害領域像を算出する和集合算出手段、
前記ゴール像算出手段によって算出されたゴール像から前記和集合算出手段によって算出された全妨害領域像を引いた差集合であるシュート可能領域像を算出する差集合算出手段、
前記差集合算出手段によって算出されたシュート可能領域像の面積を算出し、算出した当該面積に応じて前記得点の可能性の評価値を算出する面積算出手段、として機能させることを特徴とする得点可能性定量化プログラム。
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