JP5148790B2 - Absorbent article and barrier agent for absorbent article - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オムツ、生理用ナプキンなどの吸収性物品を着用するときに、発生する皮膚炎(かぶれ)を低減することができる吸収性物品、およびそのために吸収性物品の表面に塗布するバリア剤に関する。さらに詳細には、オムツや生理用ナプキンなどの吸収性物品を着用するときに、大便、尿、経血などの体液等による化学的刺激、および肌が吸収性物品の表面材により摩擦されることによる物理的刺激によって接触皮膚炎(かぶれ)が生じるのを防止することのできる吸収性物品、およびそのために吸収性物品の表面に塗布するバリア剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙オムツ、生理用ナプキンなどの吸収性物品を着用するときには、大便、尿、経血などの体液が皮膚に付着すること、あるいは吸収性物品の表面の特性を向上させるために用いられる界面活性剤などの化学物質が皮膚を刺激することによる皮膚炎、および肌と吸収性物品の表面材が触れ肌が摩擦されることによる物理的刺激により接触皮膚炎が生じるというトラブルの発生が問題になる。
また、このような化学的刺激要因と物理的刺激要因とが相乗作用することにより、皮膚への刺激が増大し、皮膚の膨潤を伴う結果、さらに吸収性物品の表面材と皮膚との摩擦係数が増加するという問題が生じてくる。
【0003】
このような接触皮膚炎(かぶれ)を防止するためには、吸収性物品を取り替えるときに付着した体液をよく拭き取り、皮膚を清潔に保つことが大切である。しかし、体液が付着して吸収性物品を取り替えるまでの時間に起こる体液との接触を完全に回避することはできないし、体液が付着する時間を短くするために吸収性物品を頻繁に取り替えようとしても、限界がある。
【0004】
さらにまた、このような接触皮膚炎を防止するために、乳幼児などの装着者の皮膚にクリーム、オイル等を塗布することも行われている。オムツ等を交換する際、装着者の臀部、肛門部などにクリーム、オイル等を塗布することは可能ではあるが、オムツを取り替えるたびに塗布することは煩わしいし、クリーム等を塗布する介護者の手を汚し、また、乳幼児や高齢者等の皮膚抵抗性の低い装着者に対しては、クリーム等を塗布する介護者の手指を介して細菌などに感染してしまうという衛生面の問題も発生する。
【0005】
そこで、吸収性物品の表面にスキンケア物質を塗布することにより、これらの問題点を解決しようとする試みがなされるようになった。そのような試みの一つとして、特開平2−1265号公報には、失禁者のための使い捨て吸収性物品にpH調整剤を存在させる方法が開示されている。この方法は、オムツかぶれの原因が、排泄物からの細菌によって、あるいは酵素と尿とが接触することによってアンモニアを発生し、これが皮膚のpHを高めることにあることを見出し開発されたものである。しかしながら、pH調整剤によるときには、アンモニア以外の要因によるかぶれを防止することはできない。
【0006】
さらに、特表平10−509895号公報、特表平10−509896号公報、特表平11−510082号公報、および特表平11−510416号公報には、潤滑性を向上させるためのエモリエント剤、およびエモリエント剤を吸収性物品の表面に不動化するための固定化剤とからなるローションが付けられた使い捨て吸収性物品が開示されている。この吸収性物品は、エモリエント剤が吸収性物品装着時に体温により溶け、皮膚に付着するというものであり、エモリエント剤の皮膚への移行によって体液による刺激を低減でき、あるいは吸収性物品表面および皮膚の潤滑性向上に伴う物理的刺激から皮膚を守るという効果が期待できる。
しかしながら、本発明者らが試験したところ、この特表平10−509895号公報、特表平10−509896号公報、特表平11−510082号公報、および特表平11−510416号公報に開示される吸収性物品によっても、なお、着用者のかぶれ防止には十分ではないことが分かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決することを課題とする。すなわち、オムツ、生理用ナプキンなどの吸収性物品による着用者のかぶれを防止できる吸収性物品を提供すること、およびそのような吸収性物品を得るために吸収性物品の表面に塗布するバリア剤を提供することを課題とする。
より詳細には、吸収性物品の表面に塗布することにより、体液あるいは界面活性剤などによる化学的刺激、および肌と吸収性物品の表面との摩擦による物理的刺激による接触皮膚炎(かぶれ)を防止することができるバリア剤を提供すること、および該バリア剤を塗布した吸収性物品を提供することを課題とする。
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決するために、鋭意研究した結果、接触皮膚炎(かぶれ)の原因に、前記の体液などによる化学的刺激要因と物理的刺激要因以外にも、皮膚に残留する体液老廃物であるアミノ酸あるいは皮脂が皮膚を刺激するという原因があることを見出し本発明に至った。より詳細には、本発明者らは、前記特表平10−509895号公報、特表平10−509896号公報、特表平11−510082号公報、および特表平11−510416号公報に開示される吸収性物品においては、ローション組成物が体液老廃物の付着した皮膚をカバーしてしまうために、かえって老廃物の変質を引き起こし易く、それによる皮膚刺激でかぶれが生じてしまうということを見出した。そこで、本発明者らは、老廃物が酸化して変質することを防止するために、該バリア剤に酸化防止剤を含有させることに着想し本発明に至ったものである。
【0009】
すなわち本発明は、油溶性酸化防止剤としてのビタミンEを0.5〜5重量%含み、エモリエント剤としての25℃で液体または半固形の脂肪酸トリグリセリド、及び、固定化剤としての融点が40〜90℃で20℃における表面張力が25〜45dyn/cmであるグリセリン脂肪酸エステル、パラフィンワックス、または高級アルコールから選ばれた一種以上からなることを特徴とする吸収性物品によるかぶれ防止用バリア剤、に関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明における吸収性物品には、紙オムツ、生理用ナプキン、おりものライナー、失禁パンツ、トレーニングパンツ、オムツホルダーなどが挙げられる。
これらの吸収性物品の皮膚と接触する部分、例えば、トップシート、立体ギャザー、サイドフラップ、ウエストギャザーなどに、本発明のバリア剤を塗布することができる。特に、大便、尿が付着する機会の多いトップシート部に塗布することが好ましい。
【0011】
酸化防止剤は、油性のエモリエント剤と相溶性である油溶性の酸化防止剤が好ましい。油溶性で酸化防止機能を有する物質としては、ビタミンEを使用する。
【0012】
本発明でビタミンEとは、ビタミンEおよびその誘導体を含む意味である。本発明の特性を発揮するのに特に好ましい化合物は、ビタミンE(トコフェロール)、その異性体およびその誘導体である、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、コハク酸DL-α-トコフェロール、コハク酸DL-α-トコフェロールカルシウムなどである。
【0013】
本発明で、エモリエント剤とは、皮膚を柔らかくし、緩和し、しなやかにし、被覆し、なめらかにし、加湿しまたは清潔にする機能を有する潤滑性向上物質のことをいう。エモリエント剤として好ましいのは、常温(25℃)で液体又は半固形の油性成分である。
【0014】
エモリエント剤として公知の物質(例えば、前記の特表平10−509895号公報、特表平10−509896号公報、特表平11−510082号公報、および特表平11−510416号公報参照)は全て使用しうるが、有用な物質としては、石油系炭化水素、動植物性油脂、動植物性ロウ、脂肪酸エステル系化合物、アルキルエトキシレート、脂肪酸エステルエトキシレート、脂肪アルコール、ポリシロキサンが挙げられる。
【0015】
例えば、植物油として、グレープシード、サフラワー、大豆油などの乾性油、ゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、菜種油、ヒマワリ油などの半乾性油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、サザンカ油、ツバキ油、パーシック油、ヒマシ油、落花生油などの不乾性油が挙げられ、好ましくは経時変化の少ない半乾性油又は不乾性油である。
植物脂としては、カカオ脂、パーム油、パーム核油、マカデミアンナッツ油、モクロウ、ヤシ油などが挙げられる。
植物性ロウとしては、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油等が挙げられる。
動物油脂としては、タートル油、ミンク油、卵黄油、牛脂、豚油、イワシ油、鮫肝油、ニシン油などが挙げられる。
動物性ロウとしては、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられる。
さらに、炭化水素系の化合物として、炭素数14〜15の炭酸ジアルキル、ワセリン、パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、セリシン、マイクロクリスタリンワックスが挙げられる。
これらの動植物性油脂、動植物性ロウ、あるいは炭化水素系化合物は、不飽和部分を水素添加した物質でも良い。
エモリエント剤はこれらの化合物単独でも良いし、混合物でも良い。
【0016】
好まいのは、脂肪酸エステルで、グリセリン脂肪酸エステルがより好ましい。
グリセリン脂肪酸エステルは、モノグリセリド、ジグリセリド、およびトリグリセリドのいずれでも良い。グリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数は2〜35、好ましくは8〜22である。特に好ましいのは、ヤシ油脂肪酸トリグリセリドである。ヤシ油脂肪酸トリグリセリドは、人体に対する安全性が高く、副作用が少ない。また、トリグリセリドは、皮脂を構成する成分であり、皮脂は人体皮膚表面においてエモリエント効果を示す物質として知られていることからもトリグリセリドの選択が特に好ましい。
【0017】
固定化剤は、エモリエント剤を吸収性物品の表面に止め不動化することができる物質であり、油、油脂に溶解性もしくは、分散性を示し、エモリエント剤と混合することにより、エモリエント剤の粘度が増加し、吸収性物品の表面に塗工することが可能となる物質である。固定化剤は、融点40〜90℃を有し、20℃における表面張力が25〜45dyn/cmであることが好ましい。
【0018】
固定化剤として、例えば前記の特表平10−509895号公報、特表平10−509896号公報、特表平11−510082号公報、および特表平11−510416号公報に記載される物質は全て使用しうる。好ましい物質は、人体に対する安全性が高く、副作用が少ない動植物性油脂、脂肪酸エステル、パラフィンワックス、高級アルコール、エトキシ化アルコールであり、より好ましくは、融点40〜90℃を有するグリセリン脂肪酸エステル、炭素数12〜22の脂肪酸とデキストリンのエステル、パラフィンワックス、高級アルコールである。
【0019】
エモリエント剤あるいは固定化剤としては、前記したように、動植物性油脂を用いることができる。植物由来の油脂としては、ヤシ油、カカオ脂、綿実油、落花生油、大豆油、オリーブ油、シアナッツ油など、動物由来の油脂としては、牛脂、豚脂、羊脂などをそのまま用いることもできるが、これらの天然油脂は、融点などの物性が安定しないために、物性のコントロールが困難である。
このため、これらの油脂原料を一端加水分解して脂肪酸とグリセリンに分離し、脂肪酸を蒸留することにより必要な脂肪酸を精製した後に、再び脂肪酸とグリセリンを結合して得たグリセリン脂肪酸エステルを用いることによって、物性をコントロールしたエモリエント剤あるいは固定化剤とすることが好ましい。
また、これらの原料は、可食性であるため、乳幼児や痴呆性老人などの着用者が誤ってバリア剤が塗布された部分を食べたりなめたりしたとしても危険性が低く安全であるという利点も有する。
【0020】
グリセリン脂肪酸エステルは、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドのいずれでもよいが、脂肪酸部の炭素数が2〜35、特に8〜22が好ましい。最も好ましいのは、ステアリン酸モノグリセリド、ラウリル酸モノグリセリドである。
【0021】
脂肪酸デキストリンエステルとしては、例えば、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、ラウリン酸デキストリンである。
好ましいパラフィンワックスは、炭素数16〜40で、融点40〜90℃、20℃の比重0.88〜0.92のものである。
高級アルコールは、炭素数14〜32で、特に16〜22のアルコールであり、最も好ましいのはステアリルアルコールである。
これらの固定化剤は単独で用いても良いし、混合物で用いても良い。
【0022】
本発明のバリア剤は、酸化防止剤とエモリエント剤とからなっても良いし、酸化防止剤と固定化剤とから構成しても、あるいは、酸化防止剤とエモリエント剤と固定化剤とから構成しても良い。
【0023】
本発明のバリア剤には、酸化防止剤、エモリエント剤及び固定化剤以外に、吸収性物品の特性を改良するために通常使用されている物質を任意で含有させることができる。それらには、抗炎症成分、pH調整剤、吸収性を向上させるための界面活性剤などがある。さらに、抗菌剤、保湿剤を含有させることもできる。
抗炎症成分としては、ボタン、オオゴン、オトギリソウ、カモミール、甘草、モモノハ、ヨモギ、シソエキス等の天然由来の抗炎症剤、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム等の合成の抗炎症剤が用いられる。
皮膚を弱酸性に保つ配合剤としてpH調整剤を添加することもできるが、そのようなpH調整剤としては、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、乳酸などが用いられる。 吸収性を向上させるための界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステルなどの皮膚に対する刺激の低い界面活性剤が選択される。
【0024】
上記のバリア剤は、吸収性物品の表面に存在させさえすればよく、存在の形態はどのような形態でも良い。
(1)例えば、エモリエント剤と酸化防止剤と固定化剤とからなる3成分混合物が吸収性物品の表面に単一層で存在していても良い。その場合に、エモリエント剤と酸化防止剤:固定化剤の重量比は、5〜95:95〜5、好ましくは、30〜70:70〜30であり、吸収性物質の表面積あたりのバリア剤の量は、0.5〜50g/m2、好ましくは、1〜30g/m2である。この際、酸化防止剤は、バリア剤全体の0.1%以上、好ましくは、0.5%以上である。
【0025】
(2)また、バリア剤は、吸収性物品の表面に多層で存在させても良い。
この場合、(i)吸収性物品側に、エモリエント剤と固定化剤との2成分混合物を存在させ、その上の皮膚と接触する面にエモリエント剤と酸化防止剤と固定化剤との3成分混合物を存在させるか、あるいは(ii)吸収性物品側に、エモリエント剤と固定化剤との2成分混合物を存在させ、その上の皮膚と接触する面に酸化防止剤と固定化剤との2成分混合物を存在させるのが望ましい。
【0026】
このように多層に存在させることで、皮膚と接触する面に酸化防止剤の配合量を増加させることができるし、エモリエント剤が皮膚に付着した老廃物をカバーする前に、酸化防止剤を皮膚に付着させることができるので、本発明の効果をより一層発揮することができる。さらに、酸化防止剤は高価であるために、少量で効果を発現させるためにも、皮膚に接触し易い面に多くの酸化防止剤を配合することのできるこれらの方法が好ましい。
【0027】
(i)および(ii)において、吸収性物品側の2成分混合物のエモリエント剤:固定化剤重量比は、5〜95:95〜5、好ましくは30〜70:70〜30であり、吸収性物質の表面積あたり0.25〜25g/m2、好ましくは、0.5〜15g/m2が好ましい。
(i)において、皮膚と接触する側の3成分混合物は、エモリエント剤と酸化防止剤:固定化剤の重量比が5〜95:95〜5、好ましくは30〜70:70〜30であり、吸収性物質の表面積あたりの量は、0.25〜25g/m2、好ましくは、0.5〜15g/m2である。
(ii)において、皮膚と接触する側の2成分混合物は、酸化防止剤:固定化剤の重量比が5〜95:95〜5、好ましくは30〜70:70〜30であり、吸収性物質の表面積あたりの量は、0.25〜25g/m2、好ましくは、0.5〜15g/m2である。
【0028】
単層で存在させる(1)の場合においても、また多層で存在させる(2)の場合においても、いずれも吸収性物品の皮膚に接触させる全表面に対して、バリア剤の付着面積は、5〜90%、好ましくは、10〜70%である。
【0029】
吸収性物品の表面に、バリア剤を塗布する方法は、通常の塗工方法が採用できる。
液透過性の表面材に適用する場合は、特に塗工部分は、液透過性が低下することから、シート表面部において、親水部分と塗工部分とが共存する必要がある。そのためには、バリア剤をパターン化して塗工することが好ましく、印刷技術の応用であるグラビア塗工、フレキソ塗工法が応用できる。さらに、感熱性接着剤塗工技術の応用による押出塗工法、スロット、スプレー塗工法を応用しても良い。これらの塗工方法によって、多層に塗工することも可能である。
【0030】
本発明のバリア物質は、吸収性物品の皮膚と接する面に適用するが、通常は吸収性物品のトップシートに適用する。バリア剤を適用する基材は、限定されないが、通常液透過性を有するシート状物で、不織布、液透過性の開孔フィルム等である。
吸収性物品に使用される不織布は、1〜5dの繊維からなる10〜50g/m2の不織布である。不織布を構成する繊維は、ポリオレフィン、ポリエステルなどの合成繊維、レーヨンなどの半合成繊維、コットン、パルプ、シルク等の天然繊維のいずれでも良い。 使用できる開孔フィルムは、熱可塑性高分子からなるフィルムを押し出した後、熱針、エンボス、熱風等で開孔した透液性の開孔フィルムである。開孔フィルムを構成する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(密度0.86〜1.1g/cm3)やポリプロピレン(密度0.89〜1.2g/cm3)等を単独または多層、混合したものが使用できる。
液透過性を有するシート状物には、体液の透過性が必要であり、JISL1092(繊維製品の防水性試験法、耐水度試験A法(低水圧法))による耐水圧は少なくとも、0〜300mmH2Oが必要である。また、表面材から吸収体への水蒸気の流通、すなわち通気性が必要であり、JISL1906(一般長繊維不織布試験方法、通気性フラジール型法)による通気度が、少なくとも、5〜700cm3/cm2/秒が必要である。
【0031】
また、本発明のバリア剤は吸収性物品のみでなく、創傷保護用シート、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどのスキンケア用ドライワイプス、ウェットティッシュなようなスキンケア用ウエットワイプスに適用して、それらの使用による接触皮膚炎(かぶれ)の防止をすることも可能である。ウエットワイプスに適用するときには、本発明のバリア剤をワイプス表面に適用した後、水系薬液を含浸する。このようなウエットワイプスでは、シート表面に油性領域と水性領域とが存在するために、水性領域において水溶性の汚物を除去でき、水溶性の抗炎症剤による抗炎症作用が期待でき、拭き取ることにより皮膚表面に付着した油性バリアにより接触皮膚炎(かぶれ)の防止も可能となる。
【0032】
以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【実施例1】
エモリエント剤としてヤシ油脂肪酸トリグリセリド、固定化剤としてステアリルアルコール、酸化防止剤としてビタミンEを、重量比が49.8:49.7:0.5になるように溶融混合してバリア剤とした。
このバリア剤をオムツの表面材に縦縞状にパターン化して、20g/m2になるように塗工した。
【0033】
オムツは、液透過性のトップシートと、パルプと高吸水性樹脂よりなり体液を吸収・保持する吸収体と、ポリエチレンフィルムのバックシートとからなり、胴部において粘着テープにより固定し装着する組立型のオムツを用いた。トップシートには、ポリオレフィン繊維を融着接着した25g/m2の不織布を用いた。トップシート用不織布を連続供給して、予め製造した前記バリア剤を加熱溶融してコーターにより塗工して冷却した。バリア剤が塗布されたトップシートを吸収体、及びバックシートと共に組み立ててオムツを製造した。
【0034】
該オムツを外陰部に紅斑等が認められない健常な乳幼児に装着した。下記の方法により油脂の酸化臭の有無、油脂の酸化の有無、1週間後の皮膚の状態を観察した。その結果、油脂酸化臭は「なし」、油脂の酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化はなかった。
【0035】
試験方法は、下記のとおりである。
[油脂酸化臭の有無]
乳幼児に、オムツを5時間装着後、臭気を官能的に判断した。
【0036】
[油脂の酸化の有無]
乳幼児に、オムツを5時間装着後、次のような皮表脂質分析方法によって、油脂の酸化の有無を判断した。
(i)アセトン:エーテル=1:1混合溶媒を含浸した脱脂綿を用いて、オムツ装着部より皮表脂質を0.4mg採取した。
(ii)エーテルにより脂質を抽出し、抽出物を30℃以下、窒素気流下アスピレーターにより減圧乾固した。
(iii)(ii)の乾固物0.4mgを100μLの1−ブタノールに溶解させ、うち10μLをCL(化学発光)−HPLCシステムに注入した。CL−HPLC条件は、次のとおりである。
カラム:CAPCELL−PAKC18(25cm×4.6mm)
カラム温度:25℃ 溶媒:メタノール
発光指示溶媒:(10μg/mlチトクロームC+1.0μg/ml)ほう酸バッファー(pH=9.3)
流量:1.1ml/min
検出器:Chemiluminescence Analyzer
(iv)分析の結果、ピークが認められた場合に、油脂の酸化が発生したと判断した。
【0037】
[皮膚の状態]
該オムツを毎日、平均8枚交換した。オムツを装着した乳幼児は、通常の生活(食事、入浴、外出等)をして、1週間後、オムツを外した直後に、外陰部の皮膚の状態を目視で観察した。
【0038】
【実施例2】
バリア剤のヤシ油脂肪酸トリグリセリド:ステアリルアルコール:ビタミンEの重量比を47.5:47.5:5.0としてオムツに塗工した以外は、実施例1と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。
【0039】
【実施例3】
固定化剤をステアリン酸モノグリセリドに代えた以外は、実施例1と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。
ここでステアリン酸モノグリセリドは、牛脂を加水分解して脂肪酸とグリセリドに分離した後、蒸留して得たステアリン酸留分を、再びグリセリンエステル化したものを用いた。
【0040】
【実施例4】
固定化剤をステアリン酸モノグリセリドに代えた以外は、実施例2と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。用いたステアリン酸モノグリセリドは、実施例3と同じである。
【0041】
【実施例5】
固定化剤をラウリン酸モノグリセリドに代えた以外は、実施例1と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。
ここでラウリン酸モノグリセリドは、牛脂を加水分解して脂肪酸とグリセリドに分離した後、蒸留して得たラウリン酸留分を、再びグリセリンエステル化したものを用いた。
【0042】
【実施例6】
固定化剤をラウリン酸モノグリセリドに代えた以外は、実施例2と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。用いたラウリン酸モノグリセリドは、実施例5と同じである。
【0043】
【実施例7】
固定化剤をパラフィンワックスに代えた以外は、実施例2と同様に実施した。
その結果、油脂の酸化臭は「なし」、油脂酸化は確認されず、皮膚の状態にも変化がなかった。
【0044】
【比較例1】
バリア剤に酸化防止剤を含有させず、ヤシ油脂肪酸トリグリセリド:ステアリルアルコールの重量比を50.0:50.0にして、オムツに塗工した以外は、実施例1と同様に実施した。その結果、油脂の酸化臭があり、油脂の酸化が見られ、皮膚には微かな紅斑が見られた。
【0045】
以上の実施例1〜7及び比較例を、表1及び表2にまとめた。
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
表1及び2から明らかなように、バリア剤に酸化防止剤を添加することで、バリア剤が塗布された吸収性物品において、油脂酸化が防止され、着用しても皮膚状態に変化がなくなることが分かる。なお、実施例3〜6において、ステアリン酸モノグリセリド及びラウリン酸モノグリセリドの製造原料として牛脂を用いたが、牛脂に限らずヤシ油などの他の油脂原料を用いても、同様な効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】
本発明の酸化防止剤を含有するバリア剤を吸収性物品の表面に塗布することで、吸収性物品を長時間装着しても、油脂の酸化臭や油脂の酸化もなく、皮膚のかぶれも見られないという効果を奏することができた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article capable of reducing dermatitis (rash) generated when an absorbent article such as a diaper or a sanitary napkin is worn, and a barrier agent applied to the surface of the absorbent article for that purpose. About. More specifically, when an absorbent article such as a diaper or sanitary napkin is worn, chemical irritation caused by body fluid such as stool, urine, menstrual blood, etc., and the skin is rubbed by the surface material of the absorbent article The present invention relates to an absorbent article that can prevent contact dermatitis (rash) from being caused by physical irritation caused by the above, and a barrier agent that is applied to the surface of the absorbent article.
[0002]
[Prior art]
When using absorbent articles such as paper diapers and sanitary napkins, surfactants are used to allow body fluids such as stool, urine, menstrual blood to adhere to the skin, or to improve the surface properties of absorbent articles Occurrence of troubles such as contact dermatitis due to dermatitis caused by chemical substances such as irritation on the skin and physical irritation caused by friction between the skin and the surface material of the absorbent article and the skin is a problem.
In addition, the chemical stimulation factor and the physical stimulation factor synergize with each other, resulting in increased skin irritation and skin swelling. As a result, the coefficient of friction between the surface material of the absorbent article and the skin is increased. The problem of increasing will arise.
[0003]
In order to prevent such contact dermatitis (rash), it is important to wipe off the body fluid adhering when replacing the absorbent article to keep the skin clean. However, contact with bodily fluid that occurs during the time it takes for the bodily fluid to adhere to replace the absorbent article cannot be completely avoided, and in order to shorten the time that bodily fluid adheres, the absorbent article is frequently changed. There are limits.
[0004]
Furthermore, in order to prevent such contact dermatitis, a cream, oil or the like is applied to the skin of a wearer such as an infant. When changing diapers etc., it is possible to apply cream, oil, etc. to the buttocks, anus, etc. of the wearer, but it is cumbersome to apply each time the diaper is changed, and the caregiver who applies the cream etc. Hygiene problems such as contamination of hands and infection of bacteria through the fingers of caregivers who apply cream etc. to wearers with low skin resistance such as infants and the elderly also occur To do.
[0005]
Therefore, attempts have been made to solve these problems by applying a skin care substance to the surface of the absorbent article. As one of such attempts, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-1265 discloses a method in which a pH adjuster is present in a disposable absorbent article for incontinent persons. This method was developed by finding that the cause of diaper rash is that ammonia is generated by bacteria from excrement or by contact between enzyme and urine, which raises the pH of the skin. . However, rash due to factors other than ammonia cannot be prevented when using a pH adjuster.
[0006]
In addition, JP-A-10-509895, JP-A-10-509896, JP-A-11-510082, and JP-A-11-510416 disclose emollients for improving lubricity. And a disposable absorbent article with a lotion comprising an immobilizing agent for immobilizing the emollient on the surface of the absorbent article. This absorbent article is one in which the emollient is melted by body temperature when attached to the absorbent article and adheres to the skin, and transfer of the emollient to the skin can reduce irritation caused by body fluids, or the surface of the absorbent article and the skin. The effect of protecting the skin from physical irritation associated with improved lubricity can be expected.
However, when the present inventors have tested, they are disclosed in Japanese Patent Publication No. 10-509895, Japanese Patent Publication No. 10-509896, Japanese Patent Publication No. 11-510082, and Japanese Patent Publication No. 11-510416. It has been found that the absorbent article to be used is still not sufficient to prevent the wearer from getting rash.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to solve the problems of the prior art as described above. That is, to provide an absorbent article capable of preventing a wearer's rash due to an absorbent article such as a diaper and a sanitary napkin, and a barrier agent applied to the surface of the absorbent article in order to obtain such an absorbent article The issue is to provide.
More specifically, by applying to the surface of the absorbent article, chemical irritation caused by body fluids or surfactants, and contact dermatitis (rash) caused by physical irritation caused by friction between the skin and the surface of the absorbent article. It is an object to provide a barrier agent that can be prevented, and to provide an absorbent article to which the barrier agent is applied.
[0008]
As a result of diligent research to solve the above problems, the present inventors have found that the cause of contact dermatitis (rash) is not only the chemical and physical stimulation factors caused by body fluids but also the skin. It has been found that there is a cause that amino acid or sebum, which is a waste product of residual bodily fluids, stimulates the skin, leading to the present invention. More specifically, the present inventors disclosed in the above-mentioned Japanese National Patent Publication No. 10-509895, Japanese National Publication No. 10-509896, Japanese National Publication No. 11-510082, and Japanese National Publication No. 11-510416. In the absorbent article to be used, since the lotion composition covers the skin on which the body fluid waste is adhered, it is easy to cause deterioration of the waste, and the skin irritation caused by it causes rash. It was. Therefore, the present inventors have conceived that the barrier agent contains an antioxidant in order to prevent the waste from being oxidized and denatured, and have arrived at the present invention.
[0009]
That is, the present invention contains 0.5 to 5% by weight of vitamin E as an oil-soluble antioxidant, a liquid or semi-solid fatty acid triglyceride at 25 ° C. as an emollient, and a melting point of 40 to 40 as a fixing agent. A barrier agent for preventing rash by an absorbent article, comprising at least one selected from glycerin fatty acid ester, paraffin wax, or higher alcohol having a surface tension at 90 ° C. and 20 ° C. of 25 to 45 dyn / cm Is.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below, but the present invention is not limited to this.
Examples of the absorbent article in the present invention include paper diapers, sanitary napkins, cage liners, incontinence pants, training pants, and diaper holders.
The barrier agent of this invention can be apply | coated to the part which contacts the skin of these absorbent articles, for example, a top sheet, a three-dimensional gather, a side flap, a waist gather. In particular, it is preferable to apply to the top sheet portion where stool and urine often adhere.
[0011]
The antioxidant is preferably an oil-soluble antioxidant that is compatible with the oil-based emollient. Vitamin E is used as the oil-soluble substance having an antioxidant function .
[0012]
In the present invention, vitamin E is meant to include vitamin E and its derivatives. Particularly preferred compounds for exerting the properties of the present invention are vitamin E (tocopherol), its isomers and derivatives thereof, DL-α-tocopherol, DL-α-tocopherol acetate, DL-α-tocopherol succinate, Ru der and succinic acid DL-alpha-tocopherol calcium.
[0013]
In the present invention, the emollient refers to a lubricity-improving substance that functions to soften, relieve, supple, coat, smooth, humidify or cleanse the skin. The emollient is preferably a liquid or semi-solid oily component at room temperature (25 ° C.).
[0014]
Substances known as emollients (see, for example, the above-mentioned JP-T-10-509895, JP-A-10-509896, JP-A-11-510082, and JP-A-11-510416) Although all substances can be used, useful substances include petroleum hydrocarbons, animal and vegetable oils and fats, animal and vegetable waxes, fatty acid ester compounds, alkyl ethoxylates, fatty acid ester ethoxylates, fatty alcohols, and polysiloxanes.
[0015]
For example, dry oils such as grape seed, safflower and soybean oil, semi-drying oils such as sesame oil, corn oil, cottonseed oil, rapeseed oil and sunflower oil, avocado oil, almond oil, olive oil, sasanqua oil, camellia oil, permanent oil Non-drying oils such as oil, castor oil, peanut oil, and the like are preferable, and semi-drying oils or non-drying oils that change little over time are preferable.
Examples of vegetable fats include cocoa butter, palm oil, palm kernel oil, macadamia nut oil, molasses, and coconut oil.
Examples of plant waxes include carnauba wax, candelilla wax and jojoba oil.
Examples of animal fats include turtle oil, mink oil, egg yolk oil, beef tallow, pork oil, sardine oil, shark liver oil, herring oil and the like.
Animal waxes include whale wax, beeswax, lanolin and the like.
Further, examples of the hydrocarbon compound include dialkyl carbonate having 14 to 15 carbon atoms, petrolatum, paraffin, squalane, pristane, ozokerite, sericin, and microcrystalline wax.
These animal and vegetable oils and fats, animal and vegetable waxes, or hydrocarbon compounds may be substances obtained by hydrogenating unsaturated portions.
The emollient may be used alone or as a mixture.
[0016]
Preference is given to fatty acid esters, with glycerin fatty acid esters being more preferred.
The glycerin fatty acid ester may be any of monoglyceride, diglyceride, and triglyceride. The carbon number of the fatty acid of the glycerin fatty acid ester is 2 to 35, preferably 8 to 22. Particularly preferred are coconut oil fatty acid triglycerides. Coconut oil fatty acid triglycerides are highly safe for the human body and have few side effects. Triglyceride is a component constituting sebum, and sebum is known as a substance exhibiting an emollient effect on the human skin surface, so that selection of triglyceride is particularly preferable.
[0017]
The immobilizing agent is a substance that can immobilize and immobilize the emollient on the surface of the absorbent article. It is soluble or dispersible in oils and fats, and mixed with the emollient to increase the viscosity of the emollient. Is a substance that can be applied to the surface of an absorbent article. The immobilizing agent preferably has a melting point of 40 to 90 ° C. and a surface tension at 20 ° C. of 25 to 45 dyn / cm.
[0018]
As the immobilizing agent, for example, the substances described in the above-mentioned Japanese National Publication No. 10-509895, Japanese National Publication No. 10-509896, Japanese National Publication No. 11-510082, and Japanese National Publication No. 11-510416 are All can be used. Preferred substances are animal and vegetable oils and fats, fatty acid esters, paraffin waxes, higher alcohols, and ethoxylated alcohols that have high safety to the human body and few side effects, and more preferably glycerin fatty acid esters having a melting point of 40 to 90 ° C., carbon number 12 to 22 fatty acid and dextrin ester, paraffin wax, higher alcohol.
[0019]
As the emollient agent or fixing agent, as described above, animal and vegetable oils can be used. As plant-derived fats and oils, coconut oil, cacao butter, cottonseed oil, peanut oil, soybean oil, olive oil, shea nut oil, etc. These natural fats and oils are difficult to control physical properties because their physical properties such as melting point are not stable.
For this reason, after hydrolyzing these fats and oils to separate them into fatty acids and glycerin and purifying the necessary fatty acids by distilling the fatty acids, use the glycerin fatty acid ester obtained by combining the fatty acid and glycerin again. Therefore, it is preferable to use an emollient agent or a fixing agent with controlled physical properties.
In addition, since these ingredients are edible, there is also an advantage that even if a wearer such as an infant or demented elderly accidentally eats or licks a part to which a barrier agent is applied, it is low risk and safe. Have.
[0020]
The glycerin fatty acid ester may be any of monoglyceride, diglyceride, and triglyceride, but the fatty acid part preferably has 2 to 35 carbon atoms, particularly preferably 8 to 22 carbon atoms. Most preferred are stearic acid monoglyceride and lauric acid monoglyceride.
[0021]
Examples of fatty acid dextrin esters include dextrin palmitate, dextrin stearate, dextrin behenate, dextrin myristic acid, coconut oil fatty acid dextrin, and lauric acid dextrin.
Preferable paraffin wax has a carbon number of 16 to 40, a melting point of 40 to 90 ° C., and a specific gravity of 0.88 to 0.92 at 20 ° C.
The higher alcohol is an alcohol having 14 to 32 carbon atoms, particularly 16 to 22 carbon, and most preferred is stearyl alcohol.
These fixing agents may be used alone or in a mixture.
[0022]
The barrier agent of the present invention may be composed of an antioxidant and an emollient, may be composed of an antioxidant and a fixing agent, or may be composed of an antioxidant, an emollient and a fixing agent. You may do it.
[0023]
In addition to antioxidants, emollients, and fixing agents, the barrier agent of the present invention can optionally contain substances that are commonly used to improve the properties of absorbent articles. They include anti-inflammatory components, pH adjusters, surfactants to improve absorbability, and the like. Furthermore, an antibacterial agent and a humectant can be contained.
Examples of the anti-inflammatory component include natural anti-inflammatory agents such as buttons, ogon, hypericum, chamomile, licorice, momono, mugwort and perilla extract, and synthetic anti-inflammatory agents such as allantoin and dipotassium glycyrrhizinate.
Although a pH adjuster can be added as a compounding agent for keeping the skin weakly acidic, malic acid, succinic acid, citric acid, tartaric acid, lactic acid and the like are used as such a pH adjuster. As the surfactant for improving the absorbability, a surfactant with low irritation to the skin such as sucrose fatty acid ester is selected.
[0024]
The above-described barrier agent only needs to be present on the surface of the absorbent article, and any form may be present.
(1) For example, a three-component mixture composed of an emollient agent, an antioxidant and a fixing agent may be present on the surface of the absorbent article as a single layer. In that case, the weight ratio of emollient to antioxidant: fixing agent is 5-95: 95-5, preferably 30-70: 70-30, and the barrier agent per surface area of the absorbent material. amount, 0.5 to 50 g / m 2, preferably from 1 to 30 g / m 2. Under the present circumstances, antioxidant is 0.1% or more of the whole barrier agent, Preferably, it is 0.5% or more.
[0025]
(2) The barrier agent may be present in multiple layers on the surface of the absorbent article.
In this case, (i) a two-component mixture of an emollient and an immobilizing agent is present on the absorbent article side, and three components of the emollient, antioxidant and immobilizing agent are on the surface in contact with the skin. Or (ii) a two-component mixture of an emollient and a fixing agent is present on the absorbent article side, and two of an antioxidant and a fixing agent are present on the surface in contact with the skin. It is desirable to have a mixture of ingredients.
[0026]
By making it exist in multiple layers in this way, the amount of antioxidant added to the surface in contact with the skin can be increased, and before the emollient covers the waste products attached to the skin, the antioxidant is added to the skin. The effect of the present invention can be further exhibited. Furthermore, since antioxidants are expensive, these methods are preferred because many antioxidants can be blended on the surface that easily comes into contact with the skin in order to achieve an effect in a small amount.
[0027]
In (i) and (ii), the emollient: fixing agent weight ratio of the two-component mixture on the absorbent article side is 5 to 95:95 to 5, preferably 30 to 70:70 to 30. surface area per 0.25~25g / m 2 of material, preferably, 0.5 to 15 g / m 2 is preferred.
In (i), the three-component mixture on the side in contact with the skin has an emollient and antioxidant: fixing agent weight ratio of 5 to 95:95 to 5, preferably 30 to 70:70 to 30, The amount per surface area of the absorbent material is 0.25 to 25 g / m 2 , preferably 0.5 to 15 g / m 2 .
In (ii), the two-component mixture on the side in contact with the skin has an antioxidant: fixing agent weight ratio of 5-95: 95-5, preferably 30-70: 70-30, and an absorbent material The amount per surface area is 0.25 to 25 g / m 2 , preferably 0.5 to 15 g / m 2 .
[0028]
In the case of (1) present in a single layer and in the case of (2) present in multiple layers, the adhesion area of the barrier agent is 5 on the entire surface of the absorbent article in contact with the skin. -90%, preferably 10-70%.
[0029]
As a method of applying the barrier agent to the surface of the absorbent article, a normal coating method can be adopted.
When applied to a liquid-permeable surface material, the liquid permeability of the coated part is particularly lowered, so that the hydrophilic part and the coated part must coexist on the sheet surface part. For that purpose, it is preferable to apply the barrier agent in a pattern, and gravure coating and flexo coating methods, which are applications of printing technology, can be applied. Furthermore, an extrusion coating method, a slot, and a spray coating method by applying a heat-sensitive adhesive coating technique may be applied. It is also possible to apply multiple layers by these coating methods.
[0030]
The barrier substance of the present invention is applied to the surface of the absorbent article that contacts the skin, but is usually applied to the top sheet of the absorbent article. The substrate to which the barrier agent is applied is not limited, but is usually a sheet-like material having liquid permeability, such as a nonwoven fabric, a liquid-permeable apertured film, and the like.
The nonwoven fabric used for the absorbent article is a 10-50 g / m 2 nonwoven fabric composed of 1-5 d fibers. The fibers constituting the nonwoven fabric may be any of synthetic fibers such as polyolefin and polyester, semi-synthetic fibers such as rayon, and natural fibers such as cotton, pulp, and silk. The perforated film that can be used is a liquid-permeable perforated film that is extruded with a hot needle, embossing, hot air, or the like after extruding a film made of a thermoplastic polymer. As the thermoplastic resin constituting the apertured film, polyethylene (density 0.86 to 1.1 g / cm 3 ), polypropylene (density 0.89 to 1.2 g / cm 3 ), etc., alone or in combination Can be used.
The sheet-like material having liquid permeability needs to be permeable to body fluids, and the water pressure resistance according to JISL1092 (waterproof test method for textile products, water resistance test method A (low water pressure method)) is at least 0 to 300 mmH. 2 O is required. Further, it is necessary for water vapor to flow from the surface material to the absorber, that is, air permeability, and the air permeability according to JISL1906 (general long fiber nonwoven fabric test method, air permeability Frazier type method) is at least 5 to 700 cm 3 / cm 2. / Second is required.
[0031]
Moreover, the barrier agent of the present invention is applied not only to absorbent articles, but also to dry wipes for skin care such as wound protection sheets, tissue paper, and toilet paper, and wet wipes for skin care such as wet tissue. It is also possible to prevent contact dermatitis (rash). When applied to wet wipes, the barrier agent of the present invention is applied to the surface of the wipes and then impregnated with an aqueous chemical solution. In such wet wipes, there are oily areas and aqueous areas on the sheet surface, so that water-soluble dirt can be removed in the aqueous areas, and anti-inflammatory action by water-soluble anti-inflammatory agents can be expected and wiped off. This makes it possible to prevent contact dermatitis (rash) by the oily barrier adhered to the skin surface.
[0032]
Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited thereto.
[Example 1]
Palm oil fatty acid triglyceride as an emollient agent, stearyl alcohol as a fixing agent, vitamin E as an antioxidant were melt-mixed to a weight ratio of 49.8: 49.7: 0.5 to obtain a barrier agent.
This barrier agent was patterned in the form of vertical stripes on the surface material of diapers and coated to 20 g / m 2 .
[0033]
Diaper consists of a liquid-permeable top sheet, an absorbent body made of pulp and superabsorbent resin that absorbs and retains body fluids, and a polyethylene film back sheet. Diapers were used. As the top sheet, a 25 g / m 2 non-woven fabric fused with polyolefin fibers was used. The non-woven fabric for the top sheet was continuously supplied, and the barrier agent produced in advance was melted by heating, coated with a coater, and cooled. A top sheet coated with a barrier agent was assembled with an absorber and a back sheet to produce a diaper.
[0034]
The diaper was attached to a healthy infant with no erythema or the like in the vulva. The following methods were used to observe the presence or absence of oxidized odors of fats and oils, the presence or absence of oxidation of fats and oils, and the state of the skin after one week. As a result, the oxidation odor of fats and oils was “none”, the oxidation of fats and oils was not confirmed, and the skin condition was not changed.
[0035]
The test method is as follows.
[Presence / absence of oxidation odor of fat / oil]
The odor was judged sensuously after the diaper was worn on the infant for 5 hours.
[0036]
[Oxidation of oils and fats]
After wearing diapers for 5 hours on infants, the presence or absence of oxidation of fats and oils was judged by the following skin surface lipid analysis method.
(I) Using absorbent cotton impregnated with acetone: ether = 1: 1 mixed solvent, 0.4 mg of skin surface lipid was collected from the diaper mounting part.
(Ii) Lipids were extracted with ether, and the extract was dried under reduced pressure with an aspirator under a nitrogen stream at 30 ° C or lower.
(Iii) 0.4 mg of the dried product of (ii) was dissolved in 100 μL of 1-butanol, 10 μL of which was injected into a CL (chemiluminescence) -HPLC system. CL-HPLC conditions are as follows.
Column: CAPCELL-PAKC18 (25 cm x 4.6 mm)
Column temperature: 25 ° C. Solvent: Methanol emission indicator solvent: (10 μg / ml cytochrome C + 1.0 μg / ml) borate buffer (pH = 9.3)
Flow rate: 1.1ml / min
Detector: Chemiluminescence Analyzer
(Iv) As a result of analysis, when a peak was observed, it was determined that oxidation of the oil occurred.
[0037]
[Skin condition]
An average of 8 diapers were changed every day. The infant wearing a diaper had a normal life (eating, bathing, going out, etc.), and after one week, immediately after removing the diaper, the skin condition of the vulva was visually observed.
[0038]
[Example 2]
It was carried out in the same manner as in Example 1 except that the weight ratio of the palm oil fatty acid triglyceride: stearyl alcohol: vitamin E as a barrier agent was 47.5: 47.5: 5.0. As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed.
[0039]
[Example 3]
The same procedure as in Example 1 was performed except that the fixing agent was changed to stearic acid monoglyceride. As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed.
Here, stearic acid monoglyceride used was obtained by hydrolyzing beef tallow to separate fatty acid and glyceride, and then distilling the stearic acid fraction obtained by distillation into glycerin ester.
[0040]
[Example 4]
The same procedure as in Example 2 was performed except that the fixing agent was replaced with stearic acid monoglyceride. As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed. The stearic acid monoglyceride used is the same as in Example 3.
[0041]
[Example 5]
The same procedure as in Example 1 was performed except that the fixing agent was changed to lauric acid monoglyceride. As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed.
Here, the lauric acid monoglyceride used was obtained by hydrolyzing beef tallow to separate fatty acid and glyceride and then distilling the lauric acid fraction obtained by distillation again.
[0042]
[Example 6]
The same procedure as in Example 2 was performed except that the fixing agent was changed to lauric acid monoglyceride. As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed. The lauric acid monoglyceride used is the same as in Example 5.
[0043]
[Example 7]
The same procedure as in Example 2 was performed except that the fixing agent was replaced with paraffin wax.
As a result, the oxidation odor of the oil and fat was “none”, the oxidation of the oil and fat was not confirmed, and the skin condition was not changed.
[0044]
[Comparative Example 1]
This was carried out in the same manner as in Example 1 except that the barrier agent was not added with an antioxidant and the weight ratio of coconut oil fatty acid triglyceride: stearyl alcohol was 50.0: 50.0 and the diapers were coated. As a result, there was an oxidation odor of fats and oils, oxidation of fats and oils was seen, and fine erythema was seen on the skin.
[0045]
The above Examples 1 to 7 and Comparative Examples are summarized in Table 1 and Table 2.
[Table 1]
[0046]
[Table 2]
[0047]
As is clear from Tables 1 and 2, by adding an antioxidant to the barrier agent, fat and oil oxidation is prevented in the absorbent article coated with the barrier agent, and the skin condition does not change even when worn. I understand. In Examples 3 to 6, beef tallow was used as a raw material for producing stearic acid monoglyceride and lauric acid monoglyceride, but the same effect can be obtained by using not only beef tallow but other oil and fat raw materials such as coconut oil.
[0048]
【Effect of the invention】
By applying the barrier agent containing the antioxidant of the present invention to the surface of the absorbent article, even if the absorbent article is worn for a long time, there is no oxidation odor of fats and oils, oxidation of fats and oils, and skin irritation is also observed. I was able to play an effect that I could not.
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