JP5148321B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記演出制御部は、前記作動記憶指定コマンドを受信したときに、入賞順位を表示する表示コマンドを入賞順位表示部に送出するように構成され、前記情報送出手段は、入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位に従って計数する前記複数の始動口それぞれに対応する複数のカウンタを有し、該複数のカウンタのカウント値のそれぞれが上限とする値に達したとき前記作動記憶指定コマンドを送信するための処理を終了することを特徴としている。
また、前記情報送出手段を、入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位に従って計数する前記複数の始動口それぞれに対応する複数のカウンタを有し、該複数のカウンタのカウント値のそれぞれが上限とする値に達したとき前記作動記憶指定コマンドを送信するための処理を終了するように構成することにより、入賞順位記憶手段の所定数を超えて作動記憶指定コマンドが演出制御に送信されることを確実に防止することができる。
さらに、本発明に係る請求項3記載の遊技機によれば、入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位数が所定数より少ない場合に、記憶されている入賞順位に対する作動記憶指定コマンドの送出が完了したときに、作動記憶指定コマンド送信処理を終了するので、入賞順位が少ない場合には送信時間を短縮することができ、無駄な送信時間を省くことができる。
図1は本発明の一実施形態を示すパチンコ機における遊技盤面を模式的に示す正面図である。
図1において、1は遊技盤であって、この遊技盤1は外バンド2および内バンド3によって囲まれたほぼ円形状の遊技領域4が形成されている。
そして、第1始動入賞口6Aの左右位置には所定距離離れて遊技球が通過する普通図柄作動ゲート7が夫々配設され、これら普通図柄作動ゲート7の下外側に普通入賞口8が夫々配設されている。
また、第1の始動入賞口6Aは、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の第1特別図柄始動スイッチ131(図2参照)の検出信号により遊技球の入賞を検知し、演出図柄表示装置11の変動表示開始の契機を与える。演出図柄および特別図柄の変動表示は、所定の変動時間経過後に停止し、抽選結果の通知や演出が行われる。
大入賞口9は、演出図柄表示装置11の停止図柄が特定の組み合わせとなったとき(すなわち、特賞となったとき)は、その後の特賞状態において、大入賞口9の全面に設置された開閉部材が開放および閉鎖の動作を行う。特賞状態の生起中は、開閉部材がほぼ水平に開き、多数の遊技球の入賞を受け付ける。大入賞口9は、遊技球が入賞すると、パチンコ機内部の大入賞口スイッチ134(図2参照)の検出信号により入賞した遊技球数を計数し、入賞に伴って賞球を払い出す。大入賞口9の開放は、所定の時間(例えば、30秒)経過するか、所定数(大入賞口入賞規定数、例えば10個等)の遊技球が入賞するまで継続する。大入賞口9の一回の開放をラウンドと呼ぶ。ラウンドは、1R→2R→…と継続し、最大ラウンドまで継続する。
図2は、遊技制御装置200の構成を示すブロック図である。
遊技制御装置200は、図2に示すように、主に、主制御部210、演出制御部220、遊技球の払い出しを制御する払出制御部230、および遊技球の発射を制御する発射制御部240から構成される。不正行為防止等のため、通常、各制御部は別々の基板に実装され、直接・間接的に接続されて相互にまたは一方向にデータが送信可能である。
演出制御部220は、主制御部210から送信される制御コマンドに応じて図柄制御部221を制御するための制御コマンドを送信する。
図柄制御部221は、演出制御部220から送信される制御コマンドに応じて演出図柄表示装置11を制御する。
主制御部210は、図3に示すように、CPU211、ROM212、RAM213、入出力ポート214を備える。
第1信号生成部は、大当たり情報信号等のある状態を識別できるようにその状態中は出力されている信号を生成する。また、出力時間は、その状態等によって随時可変するものである。なお、確率変動状態が生起することを報知せずに確率変動状態を生起させる大当たり(確変大当たり)が決定された場合には、第1信号生成部は、確変大当たりであることを識別可能な大当たり信号を出力しない(大当たり信号出力禁止設定)ので、確率変動状態を非報知状態とすることができる。具体的には、大当たり中であることを示す大当たり信号は出力するが、大当たりの終了後に生起する確率変動中であることを示す確率変動中信号は出力しないように制御(通知禁止手段)している。
主制御部210は、入出力ポート214を介して、第1および第2始動入賞口6Aおよび6Bに設けた第1および第2特別図柄始動スイッチ131および132、普通図柄作動ゲート7に設けた普通図柄始動スイッチ133、大入賞口9に設けた大入賞口スイッチ134、その他各種入賞口スイッチ135から検出信号を入力し処理する。
ROM212には、主制御部210で実行されるパチンコ機を制御するためのプログラムが記憶される。ROM212には、さらに、演出制御部220を制御するための図柄指定コマンド、変動パターンコマンドを始めとするパチンコ機を制御するための各種パラメータの値と、自己の機種を判別するための機種判別情報とが格納されている。
また、RAM213には、出力予定の制御コマンドを所定領域に格納し、電源断から復帰したときは、RAM213の内容を電源断前の状態に復元し、RAM213の出力予定の制御コマンドを出力することにより、電源断前の状態に遊技状態を復帰させる。
主制御部210、演出制御部220、図柄制御部221、音声制御部223、表示灯制御部224、払出制御部230および発射制御部240には、電源供給を行うための電源回路250が接続されている。
また、電源回路250は、外部から供給されていた24ボルトの交流電圧が所定の電圧値以下になったことを検出したときは、電源が遮断された旨を示す電源断検出信号を主制御部210及び払出制御部230に出力する。さらに、電源回路250は、無停電電源、電池、コンデンサ等で構成されるバックアップ電源251が搭載され、電源断が検出された場合は、外部からの電源ラインからバックアップ電源251に直ちに切り換えられ、主制御部210のみにバックアップ電源が供給される。
電源回路250は、主制御部210、演出制御部220、払出制御部230、発射制御部240等に電源電圧を供給するためのものであり、電源回路250には、電源回路250を駆動させるための電源スイッチ(図示せず)と、主制御部210のRAMデータをクリア、すなわち、RAM213を初期化するためのRAMクリアスイッチ252とが接続されている。また、主制御部210、演出制御部220、払出制御部230、発射制御部240等に接続し、電源スイッチがオン操作されることにより、各装置に所定の電源電圧が供給され、RAMクリアスイッチ252の操作状態を示すRAMクリア信号が、電源回路250から主制御部210に送信される。
このように、演出制御部220は、液晶表示、ランプ点灯、効果音の生成等の演出に関する制御を専門的に行うことにより、主制御部210の処理負荷を軽減するのに役立っている。
図3は、特別図柄の停止図柄の態様を示す図である。
パチンコ機においては、図4に示すように、大当たりまたは小当たりの種別として、「時短大当たり」、「確変1大当たり(第1の確率変動状態)」、「確変2大当たり(第2の確率変動状態)」、「確変3大当たり(第3の確率変動状態)」および「小当たり」の5つが規定されている。各種別は、当たり種別番号「0」〜「4」により識別される。
確変3大当たりとなったときは、特別図柄表示装置15に確変3図柄を停止させると共に、演出図柄表示装置11に演出図柄を停止させるように制御する。また、ラウンドの最高継続回数が2回となり、大当たり時に確率変動状態である旨を報知せず、大当たり時(大当たり発生を報知する図柄変動パターンが開始された時点)に時短未作動状態である場合は、大当たり後において時短未作動状態となるとともに確率状態が確率変動状態となるように制御し、大当たり時(大当たり発生を報知する図柄変動パターンが開始された時点)に時短作動状態である場合は、大当たり後において時短作動状態を継続させる(時短継続制御)とともに確率状態が確率変動状態となるように制御する。
制御コマンドには、さらに、電源断復帰を指定するための電源断復帰指定コマンドと、各機種m(m=1〜9)に対応するRAMクリアm指定コマンドとがある。電源断復帰指定コマンドおよびRAMクリア指定コマンドは、電源投入時に出力される。
CPU211は、マイクロプロセッシングユニット等からなり、所定の動作クロック(例えば、4[ms])で1サイクルを実行可能な遊技制御プログラムに基づいて動作し、ROM212の所定領域に格納されている遊技制御プログラムを起動させ、図4〜図6のフローチャートに示す制御処理を実行する。
この電源投入時制御処理は、先ず、ステップS1で、スタックポインタに例えば「2300H」を設定し、次いでステップS2に移行して、割込モードを設定し、次いでステップS3に移行してRAMクリアスイッチ252のスイッチ情報を取得してからステップS4に移行して所定時間の待機処理を行なう。
このステップS7では、RAMクリアスイッチ252のスイッチ情報がオンであるか否かを判定し、スイッチ情報がオン情報であるときには、ステップS8に移行して、RAM213の使用禁止領域以外をクリアし、次いでステップS9に移行して、RAM213に対して電源投入時の初期設定を行なってからステップS10に移行し、払出制御部230に対して払出開始指示コマンドを送信し、次いでステップS11に移行して、演出制御部220に対して電源投入時のコマンドを送信してから後述するステップS19に移行する。
そして、遊技開始状態となると、RAM213に形成した第1始動入賞口6Aへの入賞球と、第2始動入賞口6Bへの入賞球との入賞順位を記憶するシフトレジスタ構成の入賞順位記憶部に対する保留球の格納処理を行なう入賞順位格納処理をタイマ割込処理として実行する。
このステップS35では、入賞順位記憶部への書込位置が先頭位置であるか否かを判定し、先頭位置ではないときにはステップS36に移行して後述する図8に示す作動記憶指定コマンド送信処理を実行してから前記ステップS32に移行し、先頭位置であるときにはステップS37に移行して、図6の演出制御処理で大当たり判定処理中であるか否かを判定し、大当たり判定処理中であるときには前記ステップS36に移行し、大当たり判定処理中ではないときにはそのまま前記ステップS32に移行する。
このステップS40では、入賞順位記憶部への書込位置が先頭位置であるか否かを判定し、先頭位置ではないときにはステップS41に移行して後述する図9に示す作動記憶指定コマンド送信処理を実行してから処理を終了してメイン処理に復帰し、先頭位置であるときにはステップS42に移行して、図7のメイン処理で大当たり判定処理中であるか否かを判定し、大当たり判定処理中であるときには前記ステップS41に移行し、大当たり判定処理中ではないときにはそのまま処理を終了してメイン処理に復帰する。
このステップS58では、大入賞口9を所定パターンで開放させる電動役物制御処理を実行し、次いでステップS59に移行して、賞球払出制御部230に対して払出し動作を行わせるための制御コマンドをRAM213の所定領域に格納する賞球払出管理処理を実行してからステップS60に移行する。
このステップS61では、演出制御部用コマンド出力ポートを介して、RAM213に格納した演出制御コマンド及び後述する図9の処理で生成する作動記憶指定コマンドを演出制御部220に出力するポート出力処理を実行する。演出制御部220に対しては、まず、ストローブ信号を出力し、モードおよびイベントからなる制御コマンドを出力する。これにより、演出制御部220に制御コマンドが出力される。また、普通図柄表示装置12、特別図柄始動口開閉装置217等へも主制御部210からの制御情報がそのまま出力される。
このステップS63では、RAM213の内容を復元するために必要な時短状態、確率変動状態を表す状態指定コマンド、停止、当たり、外れ等の演出図柄を表す演出図柄指定コマンド、入賞順位記憶部の記憶内容を表す作動記憶指定コマンド、確率変動中、大当たり中、停止中を表す特別遊技指定コマンド等の復帰情報を生成し、生成した復帰情報をRAM213に格納すると共に、電源断が発生したことを表す電源断発生情報をRAM213の所定記憶領域に書込み、さらにCPU211を省電力モードに切り換えるバックアップ処理を実行する。バックアップ処理には、バックアップフラグを設定する処理およびチェックサムを行う処理が含まれる。
この他、主制御部210では、普通図柄作動ゲート7を遊技球が通過することにより、普通図柄始動スイッチ133がオン状態となり、このスイッチ情報が入力ポート214を介してCPU211に入力されると、普通図柄始動スイッチ133のオン状態を検出した時点で例えば数字「0」〜「9」の抽選を行い、抽選結果が例えば「7」であるときに、第2始動入賞口6Bの電動チューリップ13を例えば2秒間開状態に制御する。なお、時短作動状態では、通常状態に比較して普通図柄の抽選確率を高確率(例えば10倍)にするとともに電動チューリップの開放時間を長くする。
この電源復帰時コマンド送信処理は、図8に示すように、先ず、ステップS71で、電源復帰状態であることを表す電源復帰指定コマンドを演出制御部220へ送信し、次いでステップS72に移行して、RAM213の所定記憶領域からアナログ、デジタル、フルスペック、ミドルスペック等の機種判別コードを指定する機種判別コード指定コマンドを読出し、これを演出制御部220へ送信してからステップS73に移行する。
まず、例えば始業時に、RAMクリアスイッチ252をオン状態としながら電源スイッチ(図示せず)をオン状態として、パチンコ機に電源が投入されると、主制御部210により、図5に示す投入時制御処理が実行される。
この投入時制御処理では、ステップS1〜S6で、スタックポインタの設定、割込モードの設定、RAMクリアスイッチ252のスイッチ情報取得、待機処理、CPU211の内蔵RAM213へのアクセス許可、割込コントローラの設定等の所定の初期化処理を行ない、ステップS7に移行して、RAMクリアスイッチ252がオン状態であるので、ステップS8に移行して、CPU211の内蔵RAM213の使用禁止領域以外の記憶領域を全てクリアしてから、RAM213を電源投入時の初期設定を行なうことにより、RAM213にバックアップされていた各種データが消去されて初期状態に戻る。その後、払出制御部230に払出開始指示コマンドを送信することにより、払出制御部230を作動状態とし、演出制御部220に電源投入時のコマンドを送信することにより、演出制御部220を初期状態とし、図柄制御部221で演出図柄表示装置11に例えばデモ図柄を表示させると共に、保留球表示部11aでの保留球数表示を零とする。また、演出制御部220は、音声制御部223に電源投入時のコマンドを送信することにより、この音声制御部でスピーカに対する音声出力を停止し、同様に、表示灯制御部224にも電源投入時のコマンドを送信することにより、この表示灯制御部224で、客待ち状態の点滅パターンがセットされて、遊技盤表示灯225及び本体表示灯226が点滅制御される。
遊技者は、貸し出しを受けた遊技球がパチンコ機に装填されると、発射ハンドルを操作して発射制御部240で発射装置242を制御することにより遊技球を遊技盤面1に発射することにより遊技を行うことができる。
図7のメイン処理では、入賞順位記憶部の先頭に保留球があると判断されて、乱数取得処理が行なわれ、取得した乱数に基づいて先頭の保留球が第1始動入賞口6Aの保留球であるので、第1始動入賞口6Aに対応する大当たり判定が行なわれる。このとき、取得された乱数値が大当たり値と一致していると判定されると、大当たりとなる。
小当たりとなると、演出図柄の停止図柄の組み合わせ、並びに小当たり時の変動パターンが決定される。そして、所定の変動パターンで演出図柄が変動表示され、所定の変動時間経過後に、決定された組み合わせで停止する。演出図柄の停止後は、小当たりが生起する。
このとき、大当たり判定後に入賞順位記憶部の順位繰り上げ処理が行なわれることにより、先頭に書込まれている“1”が削除されて、最下位段に“0”が書き込まれることにより、入賞順位記憶部の各記憶領域が全て“0”の状態に復帰することになる。
この状態で、遊技球が普通図柄作動ゲート7を通過することにより、普通図柄始動スイッチ133がオン状態となり、この普通図柄始動スイッチ133のオン状態に基づいて主制御部210で普通図柄抽選を行なって、抽選された図柄が当たり図柄であるときには、主制御部210で直接特別図柄始動口開閉装置217が駆動制御されて、第2始動入賞口6Bに設けられた電動チューリップ13が比較的短い所定時間開放状態に制御される。この電動チューリップ13の開放状態で遊技球が入賞すると、この遊技球の入賞が第2特別図柄始動スイッチ132で検出されて、この第2特別図柄始動スイッチ132がオン状態となる。
遊技者が遊技を継続している状態で、停電等によって電源回路250に外部から供給される交流電源の電圧が所定電圧以下に低下すると電源断状態を検出する。この電源断状態を検出すると、電源回路250では、電源断検出信号を各制御部に出力すると共に、主制御部210へ供給する電源をバックアップ電源251に切換える。このため、主制御部210の制御状態は継続されるとともに、RAM213に対する電源が確保されてバックアップ状態となる。
その後、外部から供給される交流電源が復旧して、電源断状態から復帰すると、主制御部210で、図5に示す電源投入制御処理が実行され、所定の初期化処理が行なわれた後、RAMクリアスイッチ252は非操作状態を維持してオフ状態となっているので、ステップS7からステップS12に移行し、ステップS7からステップS8に移行することはなく、RAM213の記憶内容がクリアされることはない。
このため、RAM213に記憶されている電源断の発生情報を消去してからステップS16に移行して、図8に示す電源復帰時コマンド送信処理を実行する。
演出制御部220では、電源断復帰指定コマンドを受信すると、図柄制御部221、音声制御部223および表示灯制御部224に電源断復帰指定コマンドが送信される。
音声制御部223では、電源断復帰指定コマンドを受信すると、現在演奏中の音声が消音される。
表示灯制御部224では、電源断復帰指定コマンドを受信すると、客待ち状態(デモ)点滅パターンがセットされ、客待ち状態(デモ)点滅パターンで遊技盤表示灯225及び本体表示灯226が点滅する。
次いで、主制御部210から作動記憶指定コマンドを演出制御部220に送信する図9に示す作動記憶指定コマンド送信処理が実行される。
この作動記憶指定コマンド送信処理では、先ず、第1および第2特別図柄用カウンタC1およびC2をクリアするとともに、変数nを“0”に設定する初期化処理を行う。このため、初期化状態では、第1および第2特別図柄用カウンタC1およびC2のカウント値が共に“0”となっているので、ステップS81からステップS82を経てステップS83に移行し、変数nを“1”だけインクリメントしてn=1とする。
このため、演出制御部220では、電源復帰時に主制御部210から送信される電源復帰指定コマンドに基づいて所定の初期化を行い、機種判別コード指定コマンドに基づいて機種判別を行い、状態指定コマンドに基づいて時間短縮状態であるか確率変動状態であるか通常状態であるかを判別し、演出図柄指定コマンドに基づいて停止、当たり、外れ状態を判別し、作動記憶指定コマンドに基づいて特別図柄の入賞順位を判別し、さらに特別遊技指定コマンドに基づいて、確率変動中、大当たり中、停止の何れかを判別して、判別結果を自身のRAM(図示せず)の所定記憶領域に書き込むことにより、電源断時の演出制御状態に復帰し、図柄制御部221、音声制御部223及び表示灯制御部224の制御を開始することにより、遊技状態を電源断時の遊技状態に正確に復帰させる。
なお、電源断時に主記憶部210のCPU211に内蔵されたRAM213に形成された入賞順位記憶部の各記憶領域に“0”が書込まれており、保留球が“0”である状態では、電源復帰時に主制御部210で実行される作動記憶指定コマンド送信処理で、先頭の保留球コードを読出したときに、これが“0”であるので、特別図柄の指定が無いものと判断してそのまま作動記憶指定コマンド送信処理を終了することにより、演出制御部220でも作動記憶指定コマンドを受信しないことにより、自身のRAM(図示せず)に形成された特別図柄順位記憶部の8個の記憶領域が全て“0”に維持されて、図柄制御部に特別図柄表示コマンドが送出されず、演出図柄表示装置11の保留球表示部11aに保留球表示は行なわれない。
また、複数の始動入賞口を備える場合に、始動入賞口毎の保留球数すなわち特別図柄作動記憶数に上限値を設け、この上限値を入賞順位記憶部に記憶する入賞順位数より少ない値に設定することにより、入賞順位記憶部に複数の始動入賞口のうちの1つの入賞球のみが記憶されることを防止することができ、特に、始動入賞口毎の特別図柄作動記憶数の上限値を(入賞順位記憶部の入賞順位数/始動入賞口数)以下に設定することにより、入賞順位記憶部に記憶される始動入賞口毎の保留球数すなわち特別図柄作動数を等しくすることができる。
また、上記実施形態においては、電源回路250にバックアップ電源251を設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、主制御部210にバックアップ電源を設けるようにしてもよい。
なおさらに、上記実施の形態においては、大当たりまたは小当たりの終了後に低確率状態および時短未作動状態を生起させる構成とはなっていないが、これに限らず、大当たりまたは小当たりの終了後に低確率状態および時短未作動状態を生起させるように構成することもできる。
また、上記実施の形態においては、第1始動入賞口6Aを普通入賞口とし、第2始動入賞口を電動チューリップを設けた入賞口とした場合について説明したか、これに限定されるものではなく、第1始動入賞口6Aに電動チューリップを適用し、第2始動入賞口を普通賞口を適用するようにしてもよく、両者に電動チューリップを設けたり、両者を普通入賞口とすることも可能である。
また、上記実施の形態において、図5〜図9のフローチャートに示す遊技制御処理を実行するにあたってはいずれも、ROM212にあらかじめ格納されている遊技制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM213に読み込んで実行するようにしてもよい。
例えば、遊技盤面中央に開閉可能な羽根部材を備えた役物装置を備え、所定の始動入賞口に入賞することで羽根部材の開閉を行い、その間に役物装置内に遊技球が入賞し、かつ、役物装置内に設けた特定入賞領域に入賞することで、特賞状態を生起させる遊技機においても、適用可能である。
Claims (2)
- 始動入賞口への入賞球の入賞を契機に所定の制御コマンドを送信する主制御部と、該主制御部から送信される制御コマンドに基づいて所定の演出制御を行う演出制御部とを備えた遊技機であって、
複数の始動入賞口へ入った入賞球を個別に検出する複数の入賞球検出手段を有し、
前記主制御部は、前記各入賞球検出手段で検出した入賞球の入賞順位を所定数を上限として記憶し、電源断時に記憶保持可能な入賞順位記憶手段と、該入賞順位記憶手段で記憶した入賞順位に応じて当否の抽選を行う当否抽選手段と、該当否抽選手段で抽選が行われる毎に、前記入賞順位記憶手段で記憶されている入賞順位を繰り上げる入賞順位繰り上げ手段と、電源復帰時に前記入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位を作動記憶指定コマンドとして前記演出制御部へ送信するための処理を行う情報送出手段とを少なくとも備え、
前記演出制御部は、前記作動記憶指定コマンドを受信したときに、入賞順位を表示する表示コマンドを入賞順位表示部に送出するように構成され、
前記情報送出手段は、入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位に従って計数する前記複数の始動口それぞれに対応する複数のカウンタを有し、該複数のカウンタのカウント値のそれぞれが上限とする値に達したとき前記作動記憶指定コマンドを送信するための処理を終了する
ことを特徴とする遊技機。 - 前記情報送出手段は、前記入賞順位記憶手段に記憶されている入賞順位数が所定数より少ない場合に、記憶されている入賞順位数に対する作動記憶指定コマンドの送出が完了したときに、作動記憶指定コマンド送信処理を終了するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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