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JP5140206B2 - 色信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも4色を表現できる表示装置に表示可能な画像データを生成する色信号処理装置に関する。
近年の映像技術の発達により、R原色点、G原色点およびB原色点に加えて、例えばY原色点などの第4の原色点を備える表示装置が提案されている。
例えば、特許文献1に開示された液晶表示装置は、入力されたオリジナル画像の赤色成分(R)、緑色成分(G)、及び青色成分(B)に、輝度向上のための白色成分(W)を加え、さらに白色成分が付加された赤色成分、緑色成分及び青色成分の比率をオリジナル画像の赤色成分、緑色成分、及び青色成分の比率に換算して、各画素RGBWを駆動する。この構成により、中間調においても色度が変化しないRGBW型の液晶表示装置が実現されている。
また、特許文献2は、4色のサブピクセルを備える液晶パネルと、各サブピクセルにビデオデータ信号を提供するデータドライバと、サブピクセルにスキャンパルスを提供するゲートドライバと、外部から入力される3色ソースデータから無彩色信号及び彩色信号の割合を分析してゲイン値を生成し、生成されたゲイン値を用いて前記3色ソースデータを4色データに変換するデータ変換部と、データ変換部からの4色データをデータドライバに提供するとともに、ゲートドライバ及びデータドライバを制御するタイミングコントローラとを備える液晶表示装置の駆動装置を開示する。
さらに、輝度用とカラー用との両パネルの透過光量の差にかかわらず、元の映像信号における白色成分とカラー成分との比率を同一に保つ高忠実度の再生画像が得られる液晶プロジェクタも提案されている(特許文献3参照)。
特開2001−147666号公報 特開2006−317899号公報 特開平10−123477号公報
ところで、入力されるRGB信号をRGBW信号に変換する目的として、W信号を使用することにより、バックライト光量を低下させ省電力化を図ることがある。
しかし、上記のように制御した場合、バックライト光量を低下させる分だけ表現できる色域も小さくなる。つまり、RGBW信号で白色を表示(R信号、G信号、B信号、W信号を全点灯する)したときに基準となるRGB信号と同じ白輝度が出るようにバックライトを調整した場合、R原色点等の原色点で色再現域が低下する。
すなわち、RGB信号からRGBW信号に変換する際に白の輝度の再現効率の向上に起因して、相対的な高彩度色の輝度が低下し、色再現性が低下するという問題が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、入力される3色の原色点を有する色信号を少なくとも4色で構成される色信号に変換して再生する場合において、変換後に得られる色信号の色再現性を向上させる色信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様において、少なくとも4原色を用いて色を表現する表示装置において表示される画像データを生成する色信号処理装置が提供される。色信号処理装置は、複数画素からなる画像データに対する色信号であって3原色に関する色信号を取得する取得部と、取得された3原色に関する色信号の値の大きさを変更する変更部と、変更された3原色に関する色信号を4原色に関する色信号に変換する変換部と、を備える。変更部は、画像データが示す画像の少なくとも一部の領域において、色飽和画素が含まれる場合、その領域内に含まれる画素に対して、3原色のうちの少なくとも1つの色の色信号の値を小さく変更する(フィードバック制御)。色飽和画素とは、変換部による変換後の色信号が示す色が表示装置の表示可能色域外の色となる画素である。
本発明の第2の態様において、少なくとも4原色を用いて色を表現する表示装置において表示される画像データを生成する色信号処理装置が提供される。第2の態様の色信号処理装置は、複数画素からなる画像データに対する色信号であって、3原色に関する色信号を取得する取得部と、取得された3原色に関する色信号の値の大きさを変更する変更部と、所定の変換特性に基づき、取得された3原色に関する色信号を4原色に関する色信号に変換する変換部と、を備える。変更部は、画像データが示す画像の少なくとも一部の領域内において、変換部の変換特性に基づき、変換後の色信号が示す色が表示装置の表示可能色域外の色とならないように、その領域内に含まれる画素に対して3原色のうちの少なくとも1つの原色の色信号の値の大きさを小さく変更する(フィードフォワード制御)。
本発明の色信号処理装置によれば、入力された3原色点に関する信号を4原色点に関する信号に変換する場合、変換後の色信号が表現する輝度は低下するが、当該色信号が表現する色の飽和を制御することができる。このため、入力された色信号の色の再現性を向上することが可能となる。特に、本発明の色信号処理装置によれば、表示可能色域外の画素とともに、その画素の周辺の画素についても同様にゲインを低下させる。これにより、色飽和を抑制する画素とその周辺の画素の色あいの変化なく、信号レベルを低下させることができ、見た目に自然な色表現が実現される。
実施形態における液晶テレビの構成を示す図 実施形態1における信号処理部の構成を示すブロック図 入力されるRGB信号での色域と、表示されるRGBW信号の色域の関係を示す図 ガマット変換部における色圧縮動作を説明するための図 実施形態1における信号処理部の動作を示すフローチャート HSV空間における色度を説明する図 色相を用いた輝度と色飽和のバランスの調整の例を説明するための図 実施形態2における信号処理部の構成を示すブロック図 実施形態2における画像領域のブロック化して処理する動作を説明するための図 実施形態2におけるローパスフィルタ処理の動作を説明するための図である。 実施形態2におけるローパスフィルタ処理の動作を説明するための図である。 実施形態2におけるローパスフィルタ処理の動作を説明するための図である。 実施形態2における第2のローパスフィルタ処理の動作を説明するための図 実施形態2における第2のローパスフィルタ処理の動作を説明するための図 実施形態2におけるブロック補間部の動作を説明するための図 本実施形態3における信号処理部の構成を示すブロック図
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
1.実施形態1
実施形態1では、RGB信号からRGBW信号への変換後の色信号が示す色が表示部の表示可能色域の外の色となる画素が存在する場合、画像全体の領域についてRGB信号のゲインを低下させることで入力画像の輝度を低下させ、これにより、表示可能色域の外の色に変換されることに起因する色の飽和を防止する。特に、表示可能色域外の色に変換される画素のみではなく、その画素の周辺の画素についても同様にゲインを低下させる。これにより、色飽和を抑制する画素とその周辺の画素の色あいの変化なく、信号レベルを低下させることができ、見た目に自然な色表現が実現される。
1.1 液晶テレビの構成
以下、実施形態1における液晶テレビの構成について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態1における液晶テレビの具体的構成を示した図である。図1に示すように、液晶テレビ1は、レコーダ装置2、アンテナ3およびSDカード4と接続可能である。液晶テレビ1は、レコーダ装置2、アンテナ3およびSDカード4から映像信号を入力して、その映像信号を処理し、液晶テレビ1が備える表示部に映像として表示する。
液晶テレビ1は、入出力IF部101と、信号処理部102と、バッファメモリ103と、フラッシュメモリ104と、表示部105と、チューナ106とを備える。
入出力IF部101は、液晶テレビ1と、レコーダ装置2およびSDカード4との接続を可能にするためのインターフェースである。入出力IF部101は、レコーダ装置2およびSDカード4と、信号処理部102との間のコントロール信号や映像信号のやり取りを可能にしている。具体的には、入出力IF部101は、レコーダ装置2またはSDカード4から受信した信号を信号処理部102に送信する。また、入出力IF部101は、信号処理部102から受信した信号をレコーダ装置2またはSDカード4に送信する。入出力IF部101は、例えば、HDMIコネクタ、SDカードスロット等で実現できる。また、入出力IF部101は、入出力IF部101の機能と、レコーダ装置2の機能を有するデバイスとして構成しても構わない。なお、図1では入出力IF部101として一つのブロックで示しているが、入出力IF部101を、SDカード4用のカードスロットと、レコーダ装置2の接続用のコネクタとで構成してもよい。要するに、入出力IF部101は外部の記録装置とのインターフェースを実現するものであればよい。
信号処理部102は、液晶テレビ1の各部を制御する。また、信号処理部102は、入出力IF部101からの映像信号をデコードしても構わない。さらに、信号処理部102は、映像信号に画像処理を施し、表示部105に表示可能な表示信号に変換する。信号処理部102は、マイクロコンピュータで構成してもよいし、ハードワイヤードな回路で構成してもよい。信号処理部102の詳細な構成、動作は後述する。
バッファメモリ103は、信号処理部102で信号処理を実施する際のワークメモリとして用いられる。バッファメモリ103は、例えば、DRAMで実現可能である。
フラッシュメモリ104は、信号処理部102が実行するプログラム等を記憶する。
表示部105は、信号処理部102から出力される表示信号を映像として表示する。表示部105は、液晶パネル1051とバックライト1052とから構成される。
表示部105は、バックライト1052によって液晶パネル1051の背面から照射される光を、液晶パネル1051により信号処理部102から入力される表示信号に応じて変調し画像を表示する機能を有する。本実施形態では、表示部105の液晶パネル1051は、R原色点、G原色点、B原色点に加えて、白色(W)の原色点を備えるよう構成されている。以下、説明の便宜上、RGBWの4つの原色点を用いた構成を説明する。なお、原色点は4色に限定されるものではなく、5つ以上の原色点を用いる構成でも構わない。追加する原色点としては、例えば、黄の原色点またはシアンの原色点が考えられる。なお、表示部105が有する原色点は、R原色点、G原色点、B原色点に加えて、ホワイトの原色点に限定されるものではなく、設計者または製造者の意図に応じて適宜変更されても構わない。
液晶パネル1051は、ガラス基板に液晶層を挟み込んだ構成を有しており、ゲートドライバ(図示せず)やソースドライバ(図示せず)などによって、各画素に対応する液晶層に信号電圧が与えられて透過率が制御される。液晶パネル1051に設けられたゲートドライバまたはソースドライバは、画像信号に応じて決定される透過率に基づき、各画素に対する透過率を制御する制御信号を生成する。
液晶パネル1051は、IPS(In Plane Switching)方式を用いている。IPS方式は、液晶分子がガラス基板と平行に回転するシンプルな動きにより、広視野角で、見る方向による色調変化や全階調での色調変化が少ないといった利点を有する。なお、液晶パネル1051は、光変調を行うデバイスであればどのようなものを利用してもよく、例えば光変調の他方式としてVA(Vertical Alignment)方式などを用いても良い。
バックライト1052は、液晶パネル1051の背面に対して画像を表示させるための照射光を照射する機能を有するデバイスである。バックライト1052は、信号処理部102から入力される表示信号を基に照射光の強度を調整する。バックライト1052は、照射光を生成するためのLED等の半導体素子を備えてもよい。また、バックライト1052は、照射光を生成するための冷陰極管を備えてもよい。
チューナ106は、アンテナ3で受信した放送波を受信する装置である。チューナ106は、信号処理部102によって指定された特定の周波数の映像信号を信号処理部102に送信する。これによって、信号処理部102は、放送波に含まれる特定の周波数の映像信号を処理し、表示部105に表示させることができる。
1.2 信号処理部
1.2.1 信号処理部の構成
信号処理部102の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
以下では、説明の便宜上、入力される映像信号の各画素は、R原色点、G原色点、B原色点で構成されるRGB信号を含むものとする。また、表示部105の液晶パネル1051は、画素毎にR色、G色、B色および拡張色であるW色のカラーフィルタを備える。なお、W色は、R色、G色、B色の3色の加法混色によって表示される色と同じ輝度、色味を持つものとする。なお、W色は上記の構成に限定されるものではなく、例えば青みがかったW色を用いてもかまわない。
図2は、信号処理部102の機能ブロック図である。図2に示すように、信号処理部102は、逆ガンマ変換部201、RGBW変換部202、ガマット変換部203、ガンマ変換部204、および変更部205を備える。
逆ガンマ変換部201は、信号処理部102に入力されたRGB信号を逆ガンマ変換し、変換後のRGB信号を変更部205に入力する。逆ガンマ変換部201が行う逆ガンマ変換は一般的な方法を用いて行う。
RGBW変換部202は、変更部205が出力するRGB信号を、R原色点、G原色点、B原色点およびW原色点で構成されるRGBW信号に変換する。また、RGBW変換部202はRGB信号を変換して得られるRGBW信号をガマット変換部203およびレコーダ装置206に出力する。
以下、RGBW変換部202における変換動作について図面を参照しながら説明する。
図3は、入力されるRGB信号による色域と、表示部105で表示可能なRGBW信号の色域との関係を示す図である。図3では、説明の便宜上、R,B、W信号軸のみで示されているが、実際にはR,G,B,W信号軸を含む三次元の色域である。
液晶パネル1051において、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を最大輝度で点灯し、W原色点に対応する画素を消灯した時の輝度および色度と、W原色点に対応する画素のみを最大輝度で点灯し、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を消灯した時の輝度および色度とが一致するものとする。
信号処理部102は、図3に示す領域C1(C3を含む六角形の領域)と、その両側にある領域C2(三角形の領域)を合わせた領域を、入出力IF部101から受信するRGB信号により表現可能な色域として規定する。この場合、表示部105がR原色点,G原色点およびB原色点に加えてW原色点を備えることにより、R原色点,G原色点およびB原色点のみで表現可能な色域が拡張されている。このように規定するのは、W原色点を追加したにもかかわらず、入力されるRGB信号が表現する色域を領域C3として規定すると、W原色点の追加の意味がなくなってしまうからである。なお、領域C3は、R原色点,G原色点およびB原色点に加えてW原色点を追加した液晶パネルにおいて、R、G、B信号のみを用いて表示を行なった場合の色域である。
また、ここでは入力されるRGB信号が想定している色度値xyと、表示部105で表示できるR,G,B画素の色度値xyは同じであるとする。
さらに、入力されるRGB信号Ri,Gi,Biと、表示部1051に表示されるRGB信号Ro,Go,Boとでは異なる輝度となる。一般的には、入力されるRGB信号ではR原色点,G原色点およびB原色点に対応する各画素の色の混色として白が表示される。これに対して、本実施形態の表示部105では、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する各画素およびW原色点に対応する画素の色の混色として白が表示される。このため、白色の輝度を基準にバックライト輝度を設定した場合、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素については、入力されるRGB信号に対して表示部105で表示される輝度は1/2になる。上記の特性に基づく、入力されるRGB信号Ri,Gi,Biと、表示部1051で表示できるRGBW信号Ro,Go,Bo,Woの関係は次式のように示される。
[数1] Ro+Go+Bo=Wo
[数2] Ro+Go+Bo+Wo=Ri+Gi+Bi
[数3] Ro=Ri/2
[数4] Go=Gi/2
[数5] Bo=Bi/2
これにより、表示部105は、入力されるRGB信号の中で、領域C2の色を表示することができない。上述のように、本実施形態においては、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を最大輝度で点灯し、W原色点に対応する画素を消灯した輝度と、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を消灯し、W原色点に対応する画素を最大輝度で点灯したときの輝度とを同じに設定した。そのため、数式(1)および数式(2)が成立した。しかし、この構成に限定されるものではなく、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を最大輝度で点灯し、W原色点に対応する画素を消灯した輝度と、R原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素を消灯し、W原色点に対応する画素を最大輝度で点灯したときの輝度を可変に設定しても構わない。その場合は、数式(1)および数式(2)がR原色点,G原色点、B原色点およびW原色点の関係に基づいて変更される。
以下、RGBW変換部202の変換処理に関して具体的に説明する。
RGBW変換部202は、上記の数式(1)から数式(5)に示される特性を考慮して後述の数式(6)に基づき、入力されるRGB信号をRGBW信号に変換する。
RGBW変換部202は、入力されるRGB信号を構成するR原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素の画素値(以下、それぞれ「R0」、「G0」および「B0」と称す)を次式に示すように2倍する。
[数6]
R1=R0×2
G1=G0×2
B1=B0×2
次に、RGBW変換部202は、R1、G1およびB1の中の最小値を、W原色点に対応する画素の画素値(以下「W2」と称す)に設定する。
[数7]
W2=min(R1、G1、B1、255)
なお、RGBW変換部202はW2の最大値を255に設定している。これは、表示部105で表現可能な信号値の最大値が255であるためである。つまり、表示部105で表現可能な信号値の値が大きくなれば、W2の最大値の値も大きくなる。逆に、表示部105で表現可能な信号値が小さくなれば、W2の最大値の値は小さくなる。
さらに、RGBW変換部202は、R1、G1、B1およびW2を基に、表示部105に出力するR原色点,G原色点およびB原色点に対応する画素の画素値(以下、それぞれ「R2」、「G2」および「B2」と称す)を算出する。
[数8]
R2=R1−W2
G2=G1−W2
B2=B1−W2
RGBW変換部202は、算出したR2、G2、B2およびW2を表示部105に出力する。
なお、本実施形態では、説明の簡単化のために、数式(1)〜(6)の関係を満たす4色変換方式を説明した。しかし、実際のWoはこのような条件を満たすことは希である。実際には、Woの輝度や色度値はRo+Go+Boとは異なる場合が多い。また、Ro、Go、Boもそれぞれ、Ri、Gi、Biの1/2にならない場合が多い。実際のWoの色に合わせたバランス係数やマトリクス演算などの公知な手法を用いて、Ro、Go、Bo、Woの計算を行えば良く、本発明の思想は上述の4色変換方式に限定されるものではない。
ガマット変換部203は、RGBW変換部202が出力するRGBW信号を、表示部1051が表示できる色域内のRGBW信号に変換し、変換後のRGBW信号をガンマ変換部204に出力する。
図4は、ガマット変換部203における色圧縮動作を説明するための図である。図4において色域301は表示部105が表現できる色の色域である。換言すれば、表示部105は、色域301の外の色域に含まれる色を表現できない。
ガマット変換部203は、RGBW変換部202から出力されるR2、G2、B2およびW2で構成される色信号が領域301の域外に位置する場合、領域301内の色信号となるように、R2、G2、B2およびW2の信号値を補正する。なお、ガマット変換部203における補正方法については、公知のガマット変換の方法を用いることができる。
ガンマ変換部204は、ガマット変換部203が出力するRGBW信号をガンマ変換し、変換後のRGBW信号を表示部105に出力する。
変更部205は、RGBW変換部202が出力するRGBW信号に基づいて、逆ガンマ変換部201から受けたRGB信号のゲインを設定する。すなわち、変更部205は、前のフレームの画像に対するRGBW変換部202からのRGBW信号に基づいて、現在のフレームの画像に対するRGB信号のゲイン値を補正する。
より具体的には、変更部205は、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が表示部105で表示可能な色域(図4に示す領域301、以下「表示可能色域」という)外の色となる画素が存在するか否かを検出する。なお、以下、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が表示可能色域外の色となる画素を、「色飽和画素」ともいう。
表示可能色域外の画素(色飽和画素)がある場合、その画素を含む所定の領域(本実施形態では、画像領域全体)に含まれる画素のRGB信号のゲイン値を減少させるように当該ゲイン値を補正する。このようにゲイン値を減少させることで、その画素の輝度を低下させ、その画素が表示部105に表示されたときの色飽和を抑制する。以下、このような変更部205の動作の詳細を説明する。
変更部205は、逆ガンマ変換部201から入力されるRGB信号に対して乗算するゲイン定数を保持する。ゲイン定数は、現在の処理対象よりも前のピクチャを構成する画素の信号値に基づいて設定される。なお、処理の開始時においては、変更部205は予め設定されるゲイン定数の初期値を使用する。例えば、変更部205はゲイン定数の初期値として1.0を保持する。
変更部205は、RGBW変換部202が出力するRGBW信号に基づいてゲイン定数を設定し、入力されるRGB信号を構成する画素の信号値に当該ゲイン定数を乗算する。例えば、RGB信号として(R、G、B)=(128、128、128)が入力され、ゲイン定数として0.8を設定した場合、変更部205は、補正後のRGB信号として(R、G、B)=(102、102、102)を算出する。算出した補正後のRGB信号をRGBW変換部202に出力する。要するに、変更部205は時間的に先に入力されたピクチャを構成する信号値に基づいて現在のゲイン定数を設定し、設定したゲイン定数を、現在のピクチャを構成する画素の信号値に乗算する。
ここで、変更部205は、所定の画像領域(本実施形態では、画像領域全体)において、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が表示可能色域301の外の領域に含まれる画素(すなわち、色飽和画素)があるか否かを検出する。このために、変更部205は表示可能色域301の外にある画素の数をカウントする。
具体的には、変更部205は、RGBW変換部202が出力する1画素を構成するRGBW信号が表示可能色域301内に存在するか否かを検出する。変更部205は、RGBW信号が領域301の外にあると検出した場合、その画素をカウントする。そのカウント値はCn1として保持される。なお、変更部205は1画面を構成する全画素に対して上記の処理を行う。つまり、1920×1080画素を有する画像である場合、上記の処理を約200万回行ってカウント値Cn1を求める。
変更部205は、カウント値Cn1と第1の閾値th1(1以上の整数)を比較することにより、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が補正が必要であるか否かを判断する。そして、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が補正が必要であると判断したときに、新たなゲイン定数を設定する。なお、変更部205には、予め第1の閾値th1が設定されている。変更部205は、カウント値Cn1が第1の閾値th1以上である場合、RGBW変換部202により得られるRGBW信号が示す色が補正が必要であると判断して、ゲイン補正値ΔGdを算出する。ここで、ゲイン補正値ΔGdは、現在設定されているゲインの値を減少させるための補正値である。すなわち、ゲインを減少させることにより、RGB信号の輝度レベルが低下し、これにより色飽和が抑制されるからである。
そして、変更部205は現在のゲイン定数G0からゲイン補正値ΔGdを減算した結果を、新たなゲイン定数G0として設定する。
[数9]
G0=G0−ΔGd
なお、上記の構成において、変更部205はゲイン補正値ΔGdを算出し、現在のゲイン定数から減算する例を説明した。しかし、この動作に限定されるものではなく、変更部205はゲイン補正値ΔGd2を算出し、ゲイン補正値ΔGd2を現在のゲイン定数に乗算し、その結果を新たなゲイン定数としてもよい。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定してもよい。
[数10]
G0=ΔGd2・G0
さらに、変更部205において、第1の閾値th1とは異なる第2の閾値th2が設定されている。第2の閾値th2は第1の閾値th1よりも小さい値を有する。変更部205は、カウント値Cn1が第2の閾値th2以下である判断した場合、別のゲイン補正値としてΔGuを算出する。なお、第2の閾値th2は第1の閾値th1と同じ値でもよい。この場合、変更部205は、カウント値Cn1が第2の閾値th2よりも小さいと判断した場合、別のゲイン補正値としてΔGuを算出する。
そして、変更部205は、現在のゲイン定数G0にΔGuを加算した結果を新たなゲイン定数G0として設定する。つまり、変更部205は、次式によって新たなゲイン定数を設定する。
[数11]
G0=G0+ΔGu
なお、上記の構成において、変更部205はゲイン補正値ΔGuを算出し、現在のゲイン定数に加算する構成を説明した。しかし、この構成に限定されるものではなく、変更部205はゲイン補正値ΔGu2を算出し、ゲイン補正値ΔGu2を現在のゲイン定数に乗算し、その結果を新たなゲイン定数としてもよい。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定する。
[数12]
G0=ΔGu2・G0
要するに、変更部205はカウント値Cn1が第1の閾値th1よりも大きい場合に、現在のゲイン定数よりも小さいゲイン定数を設定するようにゲイン定数を補正すればよい。また、カウント値Cn1が第2の閾値th2よりも小さい場合、現在のゲイン定数よりも大きいゲイン定数を設定するようにゲイン定数を補正すればよい。
なお、変更部205は新たなゲイン定数を設定する際、新たに設定されるゲイン定数が過去(前のフレーム)のゲイン定数に対して時間的に滑らかに変化するように設定する。つまり、変更部205は、過去のゲイン定数を保持し、その過去のゲイン定数に基づき、時間軸フィルタを適用することで新たなゲイン定数を設定することが好ましい。
なお、ゲイン補正値ΔGdおよびΔGuは元の信号値が急激に変化しない値(例えば、0.01)を選択するとよい。
1.2.2 信号処理部の動作
以下、信号処理部102の信号処理動作について図面を参照しながら説明する。図5は、信号処理部102における信号処理動作を示すフローチャートである。
以下、説明の便宜上、入出力IF部101にはレコーダ装置2から1ピクチャ毎に、そのピクチャに属するRGB信号が入力されるものとする。また、変更部205は、RGBW変換部202が出力する1画素を構成するRGBW信号が図3に示す領域301内に存在するか否かを検出する動作を行うものとする。
まず、逆ガンマ変換部201にレコーダ装置2からRGB信号が入力され始めると、変更部205はカウント値Cn1を0に初期化し、ゲイン定数を初期値1.0に設定する(S501)。
入出力IF部101を介してRGB信号が入力されると、逆ガンマ変換部201は入力されたRGB信号に対して、逆ガンマ変換を行う(S502)。逆ガンマ変換部201は逆ガンマ変換して得られるRGB信号を変更部205に出力する。
逆ガンマ変換部201からRGB信号が入力されると、変更部205はRGB信号の画素が有する信号値に対してゲイン定数を乗算する(S503)。例えば、ゲイン定数が0.9に設定されており、変更部205が逆ガンマ変換部201からR信号値、G信号値、B信号値の値がそれぞれ200、100、100のRGB信号を入力するとする。この場合、変更部205はR信号値、G信号値、B信号値に対してゲイン定数0.9を乗算し、R信号値として180、G信号値として90および、B信号値として90を算出する。変更部205はその算出結果をRGBW変換部202に出力する。
変更部205からRGB信号が入力されると、RGBW変換部202はRGB信号をRGBW信号に変換する(S504)。RGBW変換部202は、変換した結果をガマット変換部203および変更部205に出力する。
RGBW変換部202からRGBW信号が入力されると、変更部205は、RGBW変換部202が出力するRGBW信号に基づき、表示可能色域301外にある画素が存在するか否かを検出する(S505)。変更部205は、表示可能色域301外の画素を検出した場合、画素毎にその検出結果を変更部205の内部メモリに蓄積する(すなわち、領域301外に存在する画素をカウントする)。
一方、ガマット変換部203は、RGBW変換部202からRGBW信号を入力し、そのRGBW信号のガマット変換を行う(S506)。ガマット変換部203は、ガマット変換後のRGBW信号をガンマ変換部204に出力する。
ガンマ変換部204は、ガマット変換部203からガマット変換後のRGBW信号が入力すると、そのRGBW信号をガンマ変換する(S507)。ガンマ変換部204はガンマ変換後のRGBW信号を表示部105に出力する。
変更部205は、入力されるピクチャに含まれるすべてのRGB信号を処理したか判定する(S508)。処理していない場合、ステップS302に戻り処理を継続する。一方、ピクチャに含まれる全ての画素のRGB信号を処理した場合、ステップS509に移行する。
変更部205は、内部メモリに保持される表示可能色域301外に存在する画素数のカウント値Cn1に基づいて今のフレームのピクチャに対するゲイン定数を補正し、補正後のゲイン定数を新たなゲイン定数として設定する(S509)。
以降、信号処理部102に入力されるピクチャに対しては、ステップS509で設定した新たなゲイン定数で処理されることになる。
1.2.3 ゲイン定数の補正の別の例
上記の説明では、表示可能色域301外に存在する画素(色飽和画素)のカウント値に基づきゲイン定数の設定を行った。しかし、ゲイン定数の設定方法はこのような処理に限定されない。以下に別のゲイン定数の設定方法の例を説明する。
例えば、変更部205は、RGBW変換部202が出力するRGBW信号の信号値が液晶パネル1501で表現可能な色の信号値を超えている”度合い”を検出し、その度合いに応じてゲイン定数を設定してもよい。以下、この場合の変更部205の動作を説明する。
変更部205は、RGBW変換部202が出力する1画素を構成するRGBW信号の信号値が液晶パネル1501で表現可能な信号値内であるか否かを検出する。例えば、液晶パネル1501で表現可能なRGBW信号値の信号値の最大値が(R、G、B、W)=(255、255、255、255)である場合、入力されるRGBW信号の信号値がこの値以上か否かを検出する。
そして、変更部205は、RGBW信号の信号値が液晶パネル1501で表現可能なRGBW信号値の信号値を超えている場合、入力されるRGB信号の信号値と、表示部105(液晶パネル1501)で表現可能なRGBW信号値との差分を求める。変更部205は1画面を構成する全画素に対してこの処理を行う。例えば、ピクチャのサイズが1920×1080画素である場合、上記の処理は約200万回行われる。そして、1つのピクチャを構成する全画素に対して求めた差分を合算した値を、「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)」とする。
変更部205は例えば次式によってCn2を算出する。数式(13)において、iは画素を示す指標であり、nは1画面を構成する画素数に対応する。
Figure 0005140206
数式(13)では、RGBの各信号値(R2、G2、B2)と、それらの取り得る最大値255との差分の中で最も大きい値の積算値Cn2を「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)」として算出するものである。なお、数式(13)は、「表現可能な信号値を超えている度合い」を意味する値を算出する方法の一例であり、表現可能な信号値を超えている度合いを示す値が求められるのであれば他の算出方法でも良い。
変更部205は、数式(13)により得られたCn2に基づいてゲイン定数を補正する。変更部205は予め閾値th3を有している。このとき、変更部205は、Cn2がth3以上である判断した場合、ゲイン補正値としてΔGdを算出する。
そして、変更部205は現在のゲイン定数G0からΔGdを減算した結果を、新たなG0として設定する。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定する。
[数14]
G0=G0−ΔGd
上記の例では、ゲイン補正値ΔGdを現在のゲイン定数から減算する構成について説明した。しかし、ゲイン補正値を現在のゲイン定数に乗算してゲイン定数を補正してもよい。具体的には、変更部205は、ゲイン補正値ΔGd2を算出し、現在のゲイン定数に乗算することにより、ゲイン定数を補正してもよい。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定する。
[数15]
G0=ΔGd2・G0
要するに、表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)が閾値(th3)よりも大きい場合、現在のゲイン定数を減じるようにゲイン定数を補正するのであれば、ゲイン補正値の作用のさせ方は任意の方法が利用できる。
また、変更部205は、閾値th3に加えて、閾値th3よりも小さい閾値th4をさらに有してもよい。変更部205は、表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)が閾値th4以下であると判断した場合、別のゲイン補正値としてΔGuを算出する。なお、閾値th4は閾値th3とth4と同一の値でも構わない。この場合、変更部205は、Cn2がth4よりも小さいと判断した場合、別のゲイン補正値としてΔGuを算出する。
変更部205は、現在のゲイン定数G0からΔGuを加算した結果を、新たなゲイン定数G0として設定する。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定する。
[数16]
G0=G0+ΔGu
または、変更部205はゲイン補正値ΔGu2を算出し、現在のゲイン定数に乗算し、その結果を新たなゲイン定数とする構成でも構わない。つまり、変更部205は次式によって新たなゲイン定数を設定してもよい。
[数17]
G0=ΔGu2・G0
要するに、表現可能な信号値の最大値を超えている度合い(Cn2)が第2の閾値(th4)よりも小さい場合に、現在のゲイン定数よりも大きいゲイン定数を設定するのであれば、ゲイン補正値の作用のさせ方は任意の方法が適用できる。
また、変更部205は新たなゲイン定数を設定する際、新たに設定されるゲイン定数が過去のゲイン定数に対して時間的に滑らかに変化するように設定するのが好ましい。つまり、変更部205は、過去のゲイン定数を保持し、当該過去のゲイン定数を基に時間軸フィルタを適用することで新たなゲイン定数を設定する構成が好ましい。
なお、数式(9)〜(12)、(14)〜(17)に示したゲインの変更方法は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、数式(9)を用いた加算形は、大きな変化に対する追従性が弱く、数式(10)を用いた乗算形はゲインが目標値に近づいてからの収束性に問題がある。したがって、数式(9)を用いた加算形と数式(10)を用いた乗算形の中間の特性を持つゲイン変更方法を採用してもよい。以下、これを説明する。
例えば、数式(9)〜(12)、(14)〜(17)において、補正値(ΔGd、ΔGu等)を、「表現可能な信号値を超えた信号値を有する画素の数(Cn1)」と「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)の大きさ」に応じて変更してもよい。
また、色の色相やレベルによっては色の飽和があまり気にならず、むしろゲインによって輝度が低下し、画質を損ねる場合がある。例えば、黄色などは飽和によって不自然に見えることが多いが、緑色などはあまり不自然に感じにくい。
そのため、表示可能色域301外の画素の数のカウント値(Cn1)またはレベル差の合算値(Cn2)を求める際に、色相に応じて重み付けを行うことで、輝度と色飽和のバランスを調整してもよい。色相は、HSV色空間でのHueを用いて特定しても良いし、RGBCMYといった6原色軸を用いて特定してもよい。すなわち、色によってカウントする値が重み付けされれば、色相は任意の方法で表現してよい。
図6A、図6Bは、色相を用いて調整する一例を説明するための図である。図6Aは、色相を算出できる色空間の中で変換が簡単な、HSV空間における色相を説明する図である。図6Aにおいて、角度Hが近似的な色相を表している。図6Bは、色相と、重み(ratio)との関係を示した図である。図6Bでは、Y(黄色)及びその近傍の色相についての重み(ratio)を他の色相の重みよりも大きくしている。これにより、Y(黄色)及びその近傍の色相に関するゲイン値は、他の色相のゲインよりも小さく設定され、より飽和し難くなる。このようにゲイン値を設定するのは、Y(黄色)の色相については、輝度の低下よりも飽和することの方が画質劣化に対する影響が大きいためである。
以下の2つの式は、図6Bに示した、色相による重み(ratio)を用いて、「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)」を補正する式の例である。以下では、代表的な2つの式を示したが、同様の傾向を表現するものであれば他の式でも良い。
Figure 0005140206
Figure 0005140206
なお、飽和した場合(表示可能色域外にある場合)に輝度低下が著しい色ほど、周りの色と比較して、濁って見えるという傾向にある。そのため、明るい黄色(Y)が黄土色に見えるという画質劣化が生じ得る。その度合いは、輝度に貢献する割合が多い色ほど、大きいと考えられる。RGBの輝度に貢献する割合は、おおよそR:G:B=0.3:0.6:0.1である。そのため、Y=R+G=0.9、C=G+B=0.7、M=R+B=0.4となる。
したがって、輝度に貢献する割合の順に並べると、Y(黄),C(シアン),G(緑),M(マゼンタ),R(赤),B(青)の順となる。特に、Y(黄)は輝度に対する影響が大きく、C(シアン)はそれに次いで影響が大きい。よって、Y(黄)のみ、またはY(黄)とC(シアン)の画素を抽出して、それら抽出した画素について「表現可能な信号値を超えている画素数(Cn1)」または「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)」の大きさを求めてもよい。
1.3 まとめ
実施形態1の液晶テレビ1は、RGBWの4原色を用いて色を表現する表示部105において表示される画像データを生成する。液晶テレビ1は、複数画素からなる画像データに対する色信号であって、RGBの3原色に関する色信号であるRGB信号を取得する入出力IF部101と、取得された3原色に関するRGB信号の値の大きさ(ゲイン設定)を変更する変更部205と、変更された3原色に関するRGB信号を、4原色に関する色信号であるRGBW信号に変換するRGBW変換部202とを備える。変更部205は、所定領域において、色飽和画素が含まれる場合、所定領域内における画素群に対してRGB信号の値の大きさ(ゲイン設定)を小さく変更する。なお、色飽和画素とは、RGBW変換部202による変換後のRGBW信号が表示部105の表示可能色域外の色を示すような画素である。
上記のように構成することにより、液晶テレビ1は、4原色に関する色信号への変換により、表示部105で表現できない色の画素が生成される場合に、画像領域内の画素群について色信号の信号値(ゲイン設定)を低下させる。これにより、画像領域に含まれる画素の輝度は低下するが、それらの画素が表現する色の飽和を制御することができる、特に、液晶テレビ1は、表示部105で表現できない色の画素とともに、その周囲にある画素についても信号値を低下する。これにより、隣接する画素間の色合いの関係を保持しつつ、画素の輝度を低下させることができるため、入力される色信号の色をより自然に再現することが可能となる。
また、変更部205は、RGBW変換部202による変換後のRGBW信号が示す色が表示可能色域301外の色を示す画素の数が第1の閾値よりも大きい場合、所定領域に含まれる画素の色信号の値を小さくする。
上記の構成により、表示部105の表示可能色域内で色を表現できない画素がある場合に、表示可能色域内で表現できない色を表示可能色域内で表現できるように制御することができる。
また、変更部205は、RGBW変換部202により変換された色信号が示す色が表示可能色域外の色となる画素の数が、第1の閾値より小さい第2の閾値よりも小さい場合、所定領域に含まれる画素の色信号の値を大きくする。この構成により、変更部205の制御により必要以上に暗くなりすぎた輝度を明るくすることが可能となる。
また、変更部205は、複数画素分の色信号の値を変更する場合、所定の割合で値を変更する。これにより、画素の色信号の値を段階的に変更することが可能となる。その結果、複数画素分が表現する輝度を滑らかに変化させることができるため、視聴時の違和感を軽減することが可能となる。
また、変更部205は、画素の色信号の値を大きく変更する場合、第1の割合で値を大きく変更し、画素の色信号の値を小さく変更する場合、第1の割合と異なる第2の割合で値を小さく変更する。
この構成により、複数画素分の色信号の値を大きく変更する場合と小さく変更する場合とで異なる割合を用いることができる。これにより、複数画素分が表現する輝度の変化を人間の視覚特性に合わせることができるため、より自然に複数画素分が表現する輝度を変換することが可能となる。
また、信号処理部102は、取得された複数画素分のRGB信号から表示部105におけるバックライト1052の発光量に関する制御信号を生成する生成部を備えてもよい。生成部は、変更部105がRGB信号の値を小さく変更した場合、小さくした割合に応じてバックライト1052の発光量を大きくするように制御信号を制御してもよい。これにより、信号処理部102による信号値の低下を、バックライト1052の光量の増加で補償することが可能になる。よって、視聴者は、より自然に輝度を視覚することができる。
また、変更部205は、RGB信号の色相に基づいて、RGB信号の値を変更してもよい。変更部205における変更結果は、表示可能色域外の色信号を有する画素の数及び表示可能色域外の色信号の値の大きさが同じ場合、色相によって異なる。
上記のように構成することにより、RGB信号の値を変更する場合、そのRGB信号の色相に基づいて、色信号の値を変更することができる。これにより、画像データを視聴した際における補正した色信号の色とその周囲における色との色ずれを低減することができる。
また、変更部205は、RGB信号が黄の色相を有する画素に対する色信号の低減の割合を、他の色の色相を有する画素に対するRGB信号の低減の割合よりも大きくするようにしてもよい。この構成により、色ずれを知覚しやすい黄色信号を他の色より強く補正処理することができる。これにより、画像データを視聴した際における色ずれをさらに低減することができる。
2.実施形態2
実施形態1では、RGBW信号において表示可能色域外の色が含まれる場合、画像領域全体のゲインを低下させた。しかしながら、色飽和画素を検出してゲインを低下させる画像領域は画像全体である必要はなく、表示可能色域外の色の画素を含む領域であればよい。そこで、実施形態2では、画像領域全体について色飽和画素を検出してゲインを低下させる代わりに、画像領域の一部の領域(ブロック)毎に色飽和画素を検出しゲインを制御する構成について説明する。
具体的には、実施形態2では、画像全体を複数のブロック(例えば、横10×縦6個の領域)に分割し、ブロック毎に、ブロックに含まれる画素のRGBW信号に基づきゲイン値の制御を行う。このようにすることで、画像中の一部の領域に表示不可能な色の画素が含まれている場合、その画素を含まない他の領域については元の輝度を保持した状態で表示することが可能となる。以下、実施形態2において、実施形態1の液晶テレビ1と異なる構成、動作について説明する。
2.1 信号処理部
図7は、実施形態2の信号処理部の構成例を示した図である。図7に示す信号処理部102bは、画像を複数のブロックに分割し、ブロック単位で効率的に局所処理を実行可能とするものである。
逆ガンマ変換部201、RGBW変換部202、ガマット変換部203、ガンマ変換部204は、実施形態1のものと同じであるので、ここでの説明は省略する。
図7において、実線は画素単位の信号の流れを示し、破線はブロック単位の信号の流れを示している。
本実施形態における変更部205bは、ブロック分割部251、色域外色検出部252、ゲイン算出部253、遅延部254、ブロックローパスフィルタ(LPF)255、ブロック補間部256および乗算器257を備える。
ブロック分割部251は、RGBWの4色に変換された画像の領域を複数のブロックに分割する。本実施形態では8×6の領域に分割する。なお、視覚特性を考慮して、20インチ以上のディスプレイでは、3×3〜32×24程度の数に分割するのが好適である。
色域外色検出部252は、分割されたブロック毎に、RGBWで再現できない色域外色の情報(画素数や度合い等)を検出する。
ゲイン算出部253は、色域外色検出部252がブロック毎に検出した色域外色の情報を用いて、次のフレームで設定すべき輝度ゲインをブロック毎に算出する。ゲイン算出部253は、遅延回路254によって得られる前フレームのゲインを参照して、算出されるゲインの時間的な急激な変化を低減し、滑らかに増減するように輝度ゲインを算出する。
ブロック単位で算出されたゲインはブロックLPF255により処理される。あるブロックのゲインがその周囲のブロックのゲインと極端な差があると視覚的に明るさの傾斜が目に付きやすくなる。これを低減するために、周囲との明暗勾配を滑らかにするために、ローパスフィルタ処理が実行される。ブロックLPF255は、ローパスフィルタ処理後のゲインをブロック補間部256に出力する。
ブロック補間部256は、ブロック単位で算出されたゲインを画素単位の解像度に内挿補間し、画素単位でのゲインを算出する。そして、ブロック補間部256は画素単位のゲインを乗算器257に出力する。
乗算器257は、ブロック補間部256から得られる画素単位のゲインを、逆ガンマ変換部201から得られる画像の画素データに乗算する。
このようにして、前フレームのブロック情報を用いて次のフレームのブロック毎の画素ゲインが決定される。
図8は、画像をブロックに分割して処理した場合の動作を説明するための図である。図8では、画像を8×6個のブロックに分割している。領域Aは、輝度の高い白い洋服の画像を含んでいる。領域Bは、明るい黄色のレモンやオレンジの画像を含んでいる。領域Cは、明るくて鮮やかな画像を含んでいる。領域Bと領域Cは、色域外の色を含む画像を含んでいるため、ゲインは低下ぎみになる。それに対して、領域Aは、色域外の色が少ないためゲインは低下しない。領域すなわちブロックの境界では、ブロックLPF255の作用により、明るさの勾配が視覚的に認識されないようにゲインをなだらかに変化させている。
色域外色検出部252は、実施形態1で説明した種々の情報すなわち「表示可能な信号値を超えた信号値を有する画素のカウント値(Cn1)」や「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)」を用いることができる。また、ブロック毎のゲイン定数も、実施形態1で説明した種々のゲイン定数の設定アルゴリズムが利用できる。
2.1.1 ブロックLPFのフィルタ処理
以下、ブロックLPF255のフィルタ処理について詳細に説明する。
本実施形態は、ブロック毎にゲイン定数を決定するため、画像の色分布によっては、隣接ブロック間で大きくゲインが異なる場合が起こり、明るさの変化が視覚的に認知されてしまう。ブロックLPF255は、このような副作用を回避する目的で導入されている。ブロックLPF255は、例えば、3×3個のブロックや5×5個のブロックの単位で、隣接ブロックのゲイン定数を均すことによりゲイン定数の変化をなだらかにする。
しかし、通常のローパスフィルタによれば、滑らかにする過程で、フィルタ処理によりゲイン定数がより大きくなるブロックは、ゲイン定数がより小さくなるブロックと同程度存在する。本実施形態では、ゲイン定数が大きくなることは、色が飽和することを意味し、本発明の効果を低減させてしまう。そこで、本実施形態におけるブロックLPF255は、この問題を解決するため、以下に説明する構成のローパスフィルタを用いている。
最初に、ブロックLPF255に適した、ゲイン定数を大きくする割合が少ない第1の例のローパスフィルタの構成について説明する。
図9A〜9Cは、第一の例のローパスフィルタの動作を説明するための図である。この第一の例のローパスフィルタは、注目ブロックの周囲にある8個のブロックを用いてフィルタ処理を行う。図9Aは、第1の例のローパスフィルタの処理の流れを示した図である。入力ゲインXijは、ブロックLPF255に入力される、位置(i,j)のブロックに対するゲイン定数である。出力ゲインYijは、ブロックLPF255から出力される、位置(i,j)のブロックに対するゲイン定数である。αは1未満の正の定数である。αは製造時に設定されてもよいし、表示装置側のデバイス特性に応じて設定されてもよい。
Step 1: まず、ブロックLPF255は、図9Bに示す上に凸状の変換特性を用いて、入力ゲインXijを変換する。この場合、予め設定されるαを用いてXijを変換する。
Step 2: 次にブロックLPF255は、位置(i,j)のブロックとその周囲の8個のブロックのゲイン定数を、図9Aに示す3×3行列の各係数を用いて重み付け加算(平均)し、仮出力ゲイン定数(Yijα)を得る。なお、ブロックLPF255の3×3行列の各係数の値は図9Aに示す値に限定されるものではなく、注目ブロックに対して周囲の影響を取り込めるものであればどのような値でもよい。
Step 3: さらに、ブロックLPF255は、仮出力ゲイン定数(Yijα)を、図9Cに示す下に凸状の変換特性を用いて変換し、出力ゲイン定数Yijを得る。この変換特性は、Xijの変換に用いた関数の逆関数になる。
上記のフィルタ構成により、例えばα=0.25、全てのブロックに対するゲイン定数Xijが0.5の場合、フィルタ入力は、0.50.25=0.84になるが、出力Yijは0.5となり、第1のローパスフィルタによって変化することはない。しかし、ブロックに対するゲイン定数Xijが0と1に半々の割合でばらついた場合、ゲイン定数の平均値は同じであるにもかかわらず、出力Yijは0.063となり、非常に小さな値になる。このように、第1の例のローパスフィルタは、ブロック間でゲイン定数の値がばらついた際に、小さな値の影響をより強く受けるように作用するように構成されており、このため、本実施形態のブロックLPF255に用いるローパスフィルタとして適している。これは、飽和する可能性を有する画素がある場合には、その画素のゲインを小さくし(輝度を小さくし)、色の飽和をより確実に防止するためである。
次に、ブロックLPF255に適した第2の例のローパスフィルタの構成について説明する。
図10A及び図10Bは、第2の例のローパスフィルタの動作を説明するための図である。図10Aは第2の例のローパスフィルタの入力を表している。このフィルタの出力は、一般的に次式で表される。
[数20]
y=ka・a+kb・b+kc・c+kd・d+ke・e
+kf・f+kg・g+kh・h+ki・i
ただし、ke=1−(ka+kb+kc+kd+kf+kg+kh+ki)
ここで、数式(20)におけるa,b,c,d,e,f,g,h,iはそれぞれ、図10Aに示すように、第2の例のローパスフィルタの入力、すなわち、注目ブロックとその周辺ブロックのゲイン定数である。図10Aにおいて、ka,kb,kc,kd,ke,kf,kg,kh,kiはローパスフィルタの3×3行列の係数値を示す。
ここで、数式(20)を下記のように注目ブロック(ゲイン定数eのブロック)を中心とした8方向のフィルタと見なしやすいように変形する。
Figure 0005140206
上数式(21)は、係数ka,kb,kc...が同じなら前述の数式(20)と等価となる。この例では、上式の8方向のローパス成分の係数(ke以外の係数)を適応的に変化させる。
例えば、左上方向の係数kaは、左上ブロックのゲイン定数aと注目ブロックのゲイン定数eとを比較し、下記の手順で係数を変化させる。
たとえば、3×3行列の各係数に対応するゲイン定数を図9Aに示すものを用いるとする。このとき、a<eである場合、ka=1/16と設定する。また、a>eである場合、ka=0と設定する。
他の7方向の係数kb,kc,kd,kf,kg,kh,kiについても同様である。つまり、b<eである場合、ka=2/16と設定する。また、b>eである場合、ka=0と設定する。
これにより、eより大きな値のゲインについては重み付け平均に算入されず、eより小さい値のみ、重み付け平均に算入されるため、出力ゲインの値yはeより大きくなることはない。
例えば、3×3ブロックにおいて注目ブロックのゲイン値eが最も大きい場合、周りのブロックの小さいゲイン定数の値が考慮されるため、出力ゲインの値yは小さくなる。
これに対し、周りのブロックに対して注目ブロックのゲイン値eが最も小さい場合、ke=1とし、かつ、他のブロックの係数は全て0になるため、出力ゲインの値yがeよりも大きくなることはない。
通常、フィルタの入力はeよりも大きな値も小さな値も存在する。しかし、その場合においても、第2の例のローパスフィルタによれば、大きな値は重み付け平均に算入されず、小さな値のみ重みづけ平均に算入される。このため、フィルタ処理の後、より大きな値を出力することがないローパイフィルタ処理を実現できる。
注目ブロックのゲイン値eが最小であるときはフィルタ動作にならないように見えるが、実はそうではない。注目ブロックが隣に移動する際には、前の注目ブロックのゲイン値eの影響により、隣の着目ブロックのゲイン値のレベルは必ず下がるため、ゲイン値の差は小さくなり、変化をなだらかにするローパスフィルタとして機能する。この動作を図10Bに示す。図10Bにおいて、実線Giはローパスフィルタの入力であり、破線Go1は通常のローパスフィルタによる処理結果であり、実線Go2が第2の例のローパスフィルタによる処理結果である。
なお、この上記説明では、注目ブロックのゲイン値より大きいゲイン値は重み付け平均に算入しないように(係数=0とする)構成した。しかし、実用上は、そこまで極端にする必要はなく、係数の値を小さくする(例えば、係数の値を1/2にする等)だけでも構わない。要するに、元の係数よりも小さくすればよい。
なお、注目ブロックの出力ゲインを上昇させ難い特性を持つローパスフィルタは他にいつくも考えられる。いずれを用いても本発明の色域外の色の色濁りを低減する効果と同様の効果が得られる。
2.1.2 ブロック補間部の処理
ブロック補間部256の詳細な動作について図面を参照しながら説明する。
図11は、ブロック補間部256の動作を説明するための図である。以下では、隣接する4つのブロックの中心を結んで形成される領域内の画素についてのゲインを求める方法を説明する。
画素数で表した1ブロックのサイズを(Bwidth,Bheight)とし、補関すべき画素の位置を4つのブロックの中心を結んで形成される領域の端からx方向にL,y方向にKだけ離れた位置とする。4つのブロックのゲイン定数をそれぞれG(m,n)、G(m,n+1)、G(m+1,n)、G(m+1,n+1)とした場合、補間画素のゲインGpixelは次式で求められる。すなわち、まずx方向においてLに基づき線形補間してGup、Gdownを求め、その結果を用いてさらにy方向にKに基づき線形補間することにより画素単位のゲインGpixelを得る。補間の順序を変更しても結果は同じである。
Figure 0005140206
Figure 0005140206
Figure 0005140206
上記のようにして、ブロック単位のゲインに基づき画素単位のゲインを求めることができる。なお、ここでは1次元の補間をxy方向に適用したが、2次元補間を直接適用しても良い。またバイキュービックのようなタップ数の多い高次の補間を用いてもよい。また、ブロック単位のゲインを画素単位にアップコンバートしたうえで、LPFにより段差のない滑らかな変化にする方法でも同様の効果がある。
2.2 まとめ
実施形態2の液晶テレビ1は、RGBWの4原色を用いて色を表現する表示部105において表示される画像データを生成する。液晶テレビ1は、複数画素からなる画像データに対する色信号であってRGBの3原色に関する色信号であるRGB信号を取得する入出力IF部101と、取得された3原色に関するRGB信号の値の大きさ(ゲイン設定)を変更する変更部205と、変更された3原色に関するRGB信号を、4原色に関する色信号であるRGBW信号に変換するRGBW変換部202とを備える。変更部205は、ブロックにおいて色飽和画素が含まれる場合、ブロック内における画素群に対してRGB信号の値の大きさ(ゲイン設定)を小さく変更する。
さらに、液晶テレビ1は、画像の領域全体を複数のブロックに分割するブロック分割部251と、各ブロック内に、RGBW変換部202による変換後の色信号が示す色が表示部105の表示可能色域外の色となる画素があるか否かを検出する色域外色検出部252とを備える。変更部205bは、ブロック毎に、色域外色検出部252の検出結果に基づき色信号の値を変更する。
より具体的には、変更部105は、ブロック毎に、色域外色検出部252の検出結果に基づきゲイン値を算出し、算出したゲイン値に基づき色信号の値を変更する。この構成により、画像領域中の一のブロックに表示可能色域外の色の画素が含まれても、その画素を含まない他のブロックは元の輝度を保持した状態で表示することが可能となる。
また、隣接するブロック間では、ゲイン定数の違いによる輝度の不連続が生じる。それを抑制するため、画素毎にゲイン定数が連続になるようにゲイン定数を補間することが望ましい。また、領域毎のゲイン定数の変化が大きすぎると不自然な映像となることがあるので、領域毎のゲイン定数に対してローパスフィルタなどで平滑化を施すのが好ましい。
また、バックライト1052がその発光量を領域毎に制御できる場合、変更部205bによりゲインが低下された領域に対する発光量を、ゲインの低下に応じて増加させるようにしてもよい。これにより、色の再現性をより向上することができる。この際、分割する領域をバックライトによる光量の制御単位と同じにすることで、変更部205bで設定されたゲイン定数をバックライト制御に反映することが容易になる。
また、ゲイン算出部253の処理後、ブロックLPF255は、ブロック毎に算出したゲイン値を平滑化する信号処理を行なう。平滑化する処理は、平滑化する処理の対象ブロックの周囲にあるブロックのうち、当該対象ブロックの輝度よりも小さい輝度を有するブロックの影響を、当該対象ブロックの輝度よりも高い輝度を有するブロックよりも、より強く受けるようにゲイン値を平滑化する。
上記のように構成することにより、ブロック毎に算出したゲイン値を平滑化する際、周囲の暗い部分の影響を強くうけるように処理することができる。これにより、画像データを表示した際、色再現性を向上できるとともに黒浮きを低減することが可能となる。
3.実施形態3
実施形態1、2においては、時間的に先に処理されて生成されるRGBW信号の信号値から算出したゲイン定数を用いて現在のRGB信号を補正した。つまり、RGBW信号のフィードバック制御を用いて、入力されるRGB信号のゲインを補正した。
本発明では、フィードバック制御を用いたものに限定されるものではなく、フィードフォワード制御を用いてもよい。そこで、実施形態3では、フィードフォワード制御を用いてゲイン定数を算出する構成について説明する。なお、実施形態1と同様の構成に関しては同じ符号を付すとともに、その説明は省略する。
実施形態3における信号処理部について図面を参照しながら説明する。図12は、実施形態3における信号処理部102cの構成を説明した図である。
実施形態3における信号処理部102cは、実施形態1における変更部205に代えて変更部205cを備える。また、RGBW変換部202から変更部205cへのRGBW信号のフィードバックはない。他の構成は実施形態1のものと同様である。
以下、変更部205cの動作について詳細に説明する。変更部205cが設定するゲイン定数をkとする。また、変更部205cに入力されるRGB信号の信号値を(R0、G0、B0)とする。
変更部205cは、RGBW変換部202におけるRGB信号の変換特性に基づき、逆ガンマ変換部201から入力したRGB信号のゲイン定数を決定し、そのゲインを用いてRGB信号のレベルを変更する。ここで、RGBW変換部202における変換特性は、実施形態1におけるRGBW変換部202の動作および数式(6)〜数式(8)により規定されるとする。RGBW変換部202の変換動作に応じて、変更部205cの動作も異なる。
変更部205cは入力されるRGB信号を構成する信号値に対してゲイン定数kを乗算する。ここで、ゲイン定数kの設定方法について説明する。
まず、変更部205cは、逆ガンマ変換部201から、逆ガンマ変換されたRGB信号(R0、G0、B0)を入力する。
変更部205cは、RGBW変換部202の変換特性、すなわち、数式(6)〜数式(8)に基づき規定される変換特性を認識している。よって、数式(6)より、R原色点に対応する信号値について次式の関係が成立する。
[数25] R0´=k×R0
[数26] R1 =2×R0´
また、数式(7)、(8)より、液晶パネル1501で表現可能な信号値が0から255の場合、変更部205cは色信号を飽和させないために、次式を満たす必要がある。
[数27]
R1−W2≦255
→ 2×k×R0−min(R1、G1、B1、255)≦255
→ 2×k×R0−2×k×min(R0、G0、B0、255)≦255
→ 2×k×{R0−min(R0、G0、B0、255)}≦255
→ k≦255/[2×{R0−min(R0、G0、B0、255)}]
G原色点およびB原色点に関しても同様に次式が成立する。
[数28]
k≦255/[2×{G0−min(R0,G0,B0,255)}]
[数29]
k≦255/[2×{B0−min(R0,G0,B0,255)}]
上記の数式を考慮し、変更部205cは1ピクチャ内におけるゲイン定数kを次式を満たすように設定する。
[数30]
k≦
255/[2×{max(R0,G0,B0)−min(R0,G0,B0,255)}]
変更部205cは、数式(30)に従ってゲイン定数kを設定することにより、RGB信号からRGBW信号へ色変換する際に、色飽和が生じないように、すなわち、表示可能色域301外の色への変換が生じないようにゲイン定数kを設定することができる。すなわち、フィードフォワード制御を用いた色飽和の抑制が可能となる。
本実施形態においても、実施形態2と同様に、画像全体の領域を複数のブロックに分割し、ブロック毎に、色飽和が生じないようゲイン定数を制御してもよい。
以上のように、実施形態3の液晶テレビ1は、RGBWの4原色を用いて色を表現する表示装置において表示される画像データを生成する。液晶テレビ1は、複数画素からなる画像データに対する色信号であって、RGBの3原色に関するRGB信号を取得する入出力IF部101と、取得された3原色に関する色信号であるRGB信号の値の大きさを変更する変更部205と、所定の変換特性に基づき、3原色に関する色信号を4原色に関するRGBW信号に変換するRGBW変換部202と、を備える。変更部205は、所定領域内(画像全体、ブロック領域等)において、RGBW変換部202の変換特性に基づき、変換後のRGBW信号が示す色が表示部105の表示可能色域外の色とならないように、所定領域(画像領域の一部または全体)内に含まれる画素に対してRGB信号の値の大きさを小さく変更する。
上記の構成することにより、液晶テレビ1は、実際にRGB信号をRGBW信号に変換する前に、RGBW変換部202の変換特性に基づいて、信号を飽和させないためのゲイン値を算出することができる(フィードフォワード制御)。さらに、算出結果に応じて、入出力IF101が取得した複数画素分の色信号の信号値をまとめて変更することができる。そのため、表示部105の表示可能色域内で色を表現できない画素だけではなく、その画素の周辺の画素についてのRGB信号の信号値を一括して変更することができる。つまり、フィードフォワード制御により、入力したRGB信号の輝度を変更することにより、当該RGB信号から変換されるRGBW信号により表現される輝度は低下するが、当該RGBW信号により表現される色の飽和を制御することができる。このため、入力される色信号の色の再現性を向上することができる。
なお、上記の構成によれば、RGBW変換部202の変換特性に基づき、事前に飽和しないように、RGB信号のゲインを設定することで、色変換後の信号の飽和を抑制した。しかし、色変換後の信号の飽和の抑制方法はこの方法に限定されず、他の方法でもよい。例えば、変更部205cは、RGBW変換部202の変換特性に基づき、入力されたRGB信号から、RGBW変換部202による変換後のRGBW信号を予測してもよい。変更部205cは、予測したRGBW信号を用いて実施形態1で説明した方法により、「表現可能な信号値を超えた信号値を有する画素の数(Cn1)」または「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)の大きさ」を算出してもよい。そして、変更部205cは、算出した「表現可能な信号値を超えた信号値を有する画素の数(Cn1)」または「表現可能な信号値を超えている度合い(Cn2)の大きさ」に基づき、RGB信号に対するゲインを設定してもよい。この構成によっても同様の効果が得られる。
4,その他の実施形態
以上、いくつかの実施形態の形態について説明したが、本発明の思想は上記の実施形態に限定されるものではない。
(1)上記の実施形態に記載したゲイン定数の導出方法は一例であり、上記のものに限定されるものではない。変更部205、…は、RGBW変換部202の特性に応じて、色信号を飽和させないようにゲイン定数を設定すればよい。RGBW変換部202の特性によっては解析的にゲイン定数を求めることができない場合がある(非線形な変換処理など)。しかし、この場合においてもニュートン法などの公知な数値解析法を用いることでゲイン定数を設定することができる。
なお、計算されたゲイン定数をそのまま反映すると、映像の内容によっては時間軸方向にゲイン定数が大きく変動して映像にフリッカを生じさせる場合がある。よって、前述のように、IIRフィルタなどを用いてゲイン定数が大きく変動しないように構成することが好ましい。要するに、時間的にゲイン定数が滑らかに変更するようにフィルタ処理を実施するのが好ましい。
(2)入力される映像が静止画である場合、その静止画が切り替わるタイミングでその静止画に合わせたゲイン定数を適用するようにしてもよい。こうすることで、映像が切り替わった際に映像が徐々に暗くなっていくという現象を抑制できる。実施形態1においても、切り替わった映像を出力する前にフィードバックのループを複数回実施して、ゲイン定数が一定値に収束するまで待った後、映像を出力するようにしてもよい。この場合でも同様の効果が得られる。
(3)上記の実施形態においては、飽和画素を検出した領域の画素についてRGB信号全ての信号の信号値の大きさを低下させたが、R(赤)、G(緑)、B(青)のうちの少なくともいずれか1つの原色の信号値を低下させるようにしてもよい。
(4)上記の実施形態において、表示部105が照射する照射光の強度を、変更部205、205b、205cが行う補正動作に応じて変更するようにしてもよい。例えば、変更部205、…において、信号値を小さくするように補正した場合、表示部1052は照射光の強度を強くするように制御される。このように動作することにより、変更部205、…における補正動作で暗くなった映像を明るくすることができる。逆に、変更部205および変更部205cにおいて、信号値を大きくするように補正した場合、表示部1052は照射光の強度を弱くするように制御してもよい。このように動作することにより、消費電力を削減することが可能となる。
(5)変更部205、205cは、色信号の値を大きく変更する場合と、色信号の値を小さく変更する場合とで、変化の割合を異ならせても良い。すなわち、変更部205、205cは、色信号の値を大きくする場合、第1の割合で値を大きく変更し、色信号の値を小さく変更する場合、第1の割合と異なる第2の割合で値を小さく変更するようにしてもよい。このように、色信号の値を大きく変更する場合と小さく変更する場合とで異なる割合で変化させることで、画素が表現する輝度の変化を人間の視覚特性に合わせることができるため、視聴者がより自然に視認し得る輝度変換が可能となる。
(6)上記の実施形態では、色飽和の抑制のために、RGB信号のゲイン設定を小さく変更することで、RGB信号により表現される色の輝度を低下させた。しかし、色飽和の抑制のための方法はこの方法に限定されない。例えば、変更部205は、表示可能色域外の色を表示可能色域内の色に変換する参照テーブル(LUT)を備え、その参照テーブルを用いて、表示可能色域外の色を表示可能色域内の色に変換するようにしてもよい。
(7)本実施形態における色信号処理アルゴリズムは、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができる。
(8)上記実施形態における信号処理部102、102b、102cは集積回路で実現できる。集積回路としては、典型的な集積回路であるLSIを用いることができる。この場合、LSIは1チップで構成しても良いし、複数チップで構成しても良い。例えば、メモリ以外の機能ブロックを1チップLSIで構成しても良い。なお、集積回路は、LSIに限らず、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSIまたはウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路は、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよいし、プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーで実現してもよい。
さらに、半導体技術の進歩または半導体技術から派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、前述の機能を実現してもよい。例えば、バイオ技術の適応等がその可能性として有り得ると考えられる。
また、集積回路化に関し、各機能ブロックのうち、データを格納するユニットだけを、1チップに組み込まず、別構成としても良い。
(9)上記の実施形態の思想は、液晶やプラズマディスプレイパネル(PDP)などを用いたディスプレイに限定されるものではなく、少なくとも4原色点を用いて色表現が可能な表示装置に広く適用することができる。
本発明に係る色信号処理装置は、使用者が快適に映像を視聴することができるように、映像信号の色変換処理を行うことができるため、液晶テレビ等に適用できる。
1 液晶テレビ
2 レコーダ装置
3 アンテナ
4 SDカード
101 入出力IF部
102 信号処理部
103 バッファメモリ
104 フラッシュメモリ
105 表示部
106 チューナ
201 逆ガンマ変換部
202 RGBW変換部
203 ガマット変換部
204 ガンマ変換部
205、205b、205c 変更部
301 領域
1501 液晶パネル
1502 バックライト
251 ブロック分割部
252 色域外色検出部
253 ゲイン算出部
254 遅延回路
255 ブロックLPF
256 ブロック補間部
257 乗算器

Claims (12)

  1. 少なくとも4原色を用いて色を表現する表示装置において表示される画像データを生成する色信号処理装置であって、
    複数画素からなる画像データに対する色信号であって3原色に関する色信号を取得する取得部と、
    前記取得された3原色に関する色信号の値の大きさを変更する変更部と、
    前記変更された3原色に関する色信号を4原色に関する色信号に変換する変換部と、を備え、
    前記変更部は、前記画像データが示す画像の少なくとも一部の領域において、色飽和画素が含まれる場合、前記領域内に含まれる画素に対して、3原色のうちの少なくとも1つの色の色信号の値を小さく変更し、
    前記色飽和画素は、変換部による変換後の色信号が示す色が表示装置の表示可能色域外の色となる画素である、
    色信号処理装置。
  2. 少なくとも4原色を用いて色を表現する表示装置において表示される画像データを生成する色信号処理装置であって、
    複数画素からなる画像データに対する色信号であって、3原色に関する色信号を取得する取得部と、
    前記取得された3原色に関する色信号の値の大きさを変更する変更部と、
    所定の変換特性に基づき、前記取得された3原色に関する色信号を4原色に関する色信号に変換する変換部と、を備え、
    前記変更部は、前記画像データが示す画像の少なくとも一部の領域内において、前記変換部の変換特性に基づき、前記変換後の色信号が示す色が前記表示装置の表示可能色域外の色とならないように、前記領域内に含まれる画素に対して3原色のうちの少なくとも1つの原色の色信号の値の大きさを小さく変更する、
    色信号処理装置。
  3. 前記変更部は、前記変換部による変換後の色信号が前記表示可能色域外の色を示す信号となる画素の数が第1の閾値よりも大きい場合、前記領域に含まれる画素の色信号の値を小さくする、請求項1または請求項2に記載の色信号処理装置。
  4. 前記変更部は、前記変換部により変換された色信号が前記表示装置の表示可能色域外の色を示す信号となる画素の数が、前記第1の閾値より小さい第2の閾値よりも小さい場合、前記領域に含まれる画素の色信号の値を大きくする、請求項3に記載の色信号処理装置。
  5. 前記変更部は、前記色信号の値を変更する場合、所定の割合で値を変更する、請求項1または請求項2に記載の色信号処理装置。
  6. 前記変更部は、前記色信号の値を大きくする場合、第1の割合で値を大きく変更し、前記色信号の値を小さくする場合、前記第1の割合と異なる第2の割合で値を小さく変更する請求項5に記載の色信号処理装置。
  7. 前記色信号処理装置はさらに、前記取得された複数画素分の色信号から前記表示装置におけるバックライトの発光量に関する制御信号を生成する生成部を備え、
    前記生成部は、前記変更部が色信号の値を小さく変更した場合、前記バックライトの発光量を大きくするように前記制御信号を制御する請求項1または請求項2に記載の色信号処理装置。
  8. 前記変更部は、前記色信号が示す色の色相に基づいて色信号の値を変更する、請求項1または請求項2に記載の色信号処理装置。
  9. 前記変更部は、前記色信号が黄の色相を有する画素に対する色信号の低減の割合を、他の色の色相を有する画素に対する色信号の低減の割合よりも大きくする、請求項8に記載の色信号処理装置。
  10. 前記画像の全体領域を複数のブロックに分割するブロック分割部と、
    各ブロック内に、前記変換部による変換後の色信号が前記表示装置の表示可能色域外の色を示す信号となる画素があるか否かを検出する検出部と、
    をさらに備え、
    前記変更部は、前記ブロック毎に、前記検出部の検出結果に基づき色信号の値を変更する、
    請求項1または請求項2記載の色信号処理装置。
  11. 前記変更部は、前記ブロック毎に前記検出部の検出結果に基づき色信号の値を変更する際に、前記ブロック毎に、前記検出部の検出結果に基づきゲイン値を算出し、算出したゲイン値に基づき、前記色信号の値を変更する、
    請求項10記載の色信号処理装置。
  12. 前記変更部は、ブロック毎に算出したゲイン値をブロック間で平滑化する処理を行ない、
    前記平滑化する処理は、平滑化する処理の対象ブロックの周囲にあるブロックのうち、当該対象ブロックの輝度よりも小さい輝度を有するブロックの影響を、当該対象ブロックの輝度よりも高い輝度を有するブロックよりも、より強く受けるようにゲイン値を平滑化する、
    請求項11に記載の色信号処理装置。
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