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JP5034974B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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JP5034974B2
JP5034974B2 JP2008010450A JP2008010450A JP5034974B2 JP 5034974 B2 JP5034974 B2 JP 5034974B2 JP 2008010450 A JP2008010450 A JP 2008010450A JP 2008010450 A JP2008010450 A JP 2008010450A JP 5034974 B2 JP5034974 B2 JP 5034974B2
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Description

この発明は、複数の機能を実行可能な画像処理装置に関する。
例えば、特許文献1には、画像形成装置の操作部におけるユーザの単純な操作指示により、画像読取り部での一度の画像データの読込みによって、その画像データを用いて複数の機能を実行することが可能な画像形成装置が開示されている。
特許文献1の画像形成装置においては、操作部に、例えば二つの機能を実行するための操作キーが設けられている。特許文献1の画像形成装置によれば、操作キーに二つの機能を割り付けておくことで、ユーザが操作キーを押下するという単純な操作により、画像読取り部での一度の画像読込みによって、その操作キーに割り付けられた二つの機能を実行することができる。
特開2006−41890号公報
上記の画像形成装置においては、例えば、「スキャナ+コピーモードキー」や「FAX+スキャナ+コピーモードキー」のように、予め決められた二つ以上の機能を連続して実行させる操作キーが設けられていた。
このため、ユーザが、上記操作キーに割り付けられた機能とは別の組み合わせで複数の機能を連続させて実行させたいと考える場合や、予め決められた二つ以上の機能に続き他の機能を連続して実行させたいと考える場合であっても、ユーザは、操作キーに他の機能を追加することができなかった。
そこで、ユーザが希望する機能を実行させるために、複数の操作キーを個別に操作しなければならなかった。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、一度入力されたデータを用いて実行する機能を、ユーザの操作を介して受け付けることができ、ユーザの所望とする機能をさらに追加して実行することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る画像処理装置は、入力データを用いて複数の機能を実行可能な実行手段を備えた画像処理装置において、前記実行手段によって第1機能が実行されることにより入力される入力データを用いて実行される第2機能を、前記第1機能に対応付けて記憶する第1記憶手段と、前記実行手段による前記第1機能の実行中に、前記第1記憶手段に記憶されている第1機能と第2機能との対応関係に基づいて、第2機能の実行指示をユーザの入力操作により受け付ける受付手段と、を備え、前記実行手段は、前記第1機能の実行が終了した後に前記受付手段により受け付けられた前記第2機能を実行することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記受付手段によって受け付けられた前記第2機能を記憶する第2記憶手段を備え、前記第2記憶手段は、前記入力データを識別するための入力データ識別情報に対応させて前記第2機能を記憶することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記受付手段によって受け付けられた第2機能を実行するための実行条件を設定する設定手段を備え、前記第2記憶手段は、前記第2機能に対応させて、前記設定手段によって設定された実行条件を記憶することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記実行手段による前記第1機能の実行が完了すると、該第1機能の実行により前記入力データを消去する消去手段を有するものであり、前記受付手段により第2機能が受け付けられた場合には、前記第2機能が用いる前記入力データの前記消去手段による消去を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれか1項において、前記第2記憶手段に記憶された前記第2機能を取り消す取消手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、タッチパネル形式の表示手段と、前記第1機能の実行中に、前記受付手段を起動させるための操作部を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段に表示された前記操作部に対するユーザの操作を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段により、前記操作部に対する操作が検出されたことを条件として、前記受付手段は、前記第2機能の実行指示を受け付けることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記第1機能の実行中に、前記表示手段に、該第1機能の進行状況を表示する進行状況表示手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明に係る画像処理装置によれば、実行手段による第1機能の実行中に、第1記憶手段に記憶されている第1機能と第2機能との対応関係に基づいて、第2機能の実行指示をユーザの入力操作により受け付ける。
そこで、受付手段によって、第1機能において用いられる入力データに対し、ユーザの操作に基づいて入力された第2機能の実行指示を受け付けるため、同じ入力データを、再度読み込むことを必要としない。従って、ユーザの所望とする一度入力されたデータを用いて実行する機能を受け付けることができる。
また、請求項1の発明に係る画像処理装置によれば、実行手段は、第1機能の実行が終了した後に受付手段によって受け付けられた第2機能を実行する。
そこで、実行手段によって、第1機能の実行に引き続き第2機能を実行するため、ユーザの所望とする機能を、一度入力されたデータを用いて実行する機能として追加して実行することができる。
請求項2の発明によれば、第2記憶手段は、入力データを識別する入力データ識別情報に対応させて、受付手段によって受け付けられた第2機能を記憶する。
したがって、入力データ識別情報に対応させて、第2記憶手段が、第2機能を記憶すると、一の入力データを対象とした第1機能の実行が終了した後に、前記第2記憶手段の記憶内容に基づいて、該一の入力データに対し、第2機能を実行させることが可能となる。
請求項3の発明によれば、第2記憶手段は、第2機能に対応させて、前記実行条件を記憶する。これにより、設定手段により、受付手段によって受け付けられた第2機能を実行するための実行条件を設定すると、第2機能の受け付けと共に、すみやかに、第2機能の実行条件を設定することができる。
そして、第2機能を実行する際には、前記実行条件に基づいた機能を開始させるように設定することができる。
請求項4の発明によれば、第2機能が受け付けられている場合、禁止手段によって、第2機能に用いられる入力データの消去を禁止することができる。
そこで、入力データが消去されないので、第2機能を実行するために、第1機能により用いられた入力データと同一の入力データを、再度入力させる手間を省くことができる。
請求項5の発明によれば、取消手段によって、第2記憶手段に記憶された第2機能を取り消すことができる。
そこで、受付手段により誤って第2機能が受け付けられた場合であっても、取消手段によって、誤って受け付けられた第2機能を取り消すことができる。
請求項6の発明によれば、表示手段は、第1機能の実行中に受付手段を起動させるための操作部を表示し、検出手段が、前記操作部に対する操作を検出したことを条件として、受付手段は、第2機能の実行指示を受け付けている。
そこで、第1機能の実行中に、表示手段に前記操作部を表示すると共に、検出手段による前記操作部に対するユーザの操作を検出するため、ユーザは、第2機能の実行指示をするための操作部を容易に確認することができ、第2機能の実行指示の操作を速やかに行うことができる。
請求項7の発明によれば、第1機能の実行中に、表示手段は、第1機能の進行状況を表示する。
そこで、表示手段には、第1機能の進行状況が表示されるため、ユーザは第1機能の進行状況を確認しながら、第2機能の実行指示を行うことが可能となる。
<第1の実施形態>
本発明の画像処理装置を複合機に適用した第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。一般には、複合機は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能およびファクシミリ機能を備えたものが多いが、これらの全ての機能を備えている必要はない。複合機1が実行可能な各機能にはそれぞれ動作が含まれている。例えばファクシミリ機能には、ファクシミリ送信動作やファクシミリ受信動作などが含まれている。
第1の実施形態に係る複合機1の外観全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、複合機1の外観構成を示している。図1において、複合機1は、インクジェットプリンタなど公知のプリンタ部2およびフラットベットタイプの公知のスキャナ部3をフレームの下部および上部に備え、操作パネル部4をフレームの前方上面に備えている。タッチパネル5が、操作パネル部4の中央に配置されている。
タッチパネル5には、複合機1の各種の機能を選択するために、多数の入力キーの一部として、ファックスキーと、スキャンキーと、コピーキーとが配置されている。またその他、数字、文字などを入力するために、タッチパネル5には、多数の公知の入力テンキーが配置されている。
図中の符号40は、入力キーである。入力キー40は、例えば、複合機1の電源の投入を指示する電源キー等を含むものである。各入力キー40の操作に応じ、複合機1に対して各種の指示を行うことができる。
複合機1は、内蔵メモリ以外に、外部メモリの情報をも処理することができように構成されている。本実施形態では、外部メモリとして、コンパクトフラッシュ(登録商標)およびSDメモリカード(登録商標)が使用可能である。
複合機1は、図1に示すように、操作パネル部4の直ぐ下方に、スロット部30、31をそれぞれ備えている。スロット部30には、上記のコンパクトフラッシュ(登録商標)が装着される。スロット部31には、上記のSDメモリカード(登録商標)が装着される。
複合機1の電気的全体構成について図2を参照して説明する。図2は、複合機1の電気的構成を示すブロック図である。図2において、制御部20は、複合機1の各種の機能を実行するために統括的に制御処理を行うもので、CPU21、ROM22、RAM23からなるマイクロコンピュータとして構成されている。制御部20は、バス25を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)26に接続されている。プリンタ部2およびスキャナ部3は、ASIC26に接続されている。入力キー40は、パネルゲートアレイ(パネルGA)27を介してASIC26に接続されている。パネルゲートアレイ(パネルGA)27は、多数の入力キー40の各々の操作により、キー信号をASIC26に入力する動作を制御するものである。ASIC26は、CPU21からの指令に従い、プリンタ部、スキャナ部などのASIC26に接続された周辺機器の制御を行う。
タッチパネル5は、透明電極からなるマトリックススイッチ41と、このスイッチ41の下方に配設された液晶表示部42とから構成され、この構成は公知のものである。マトリックススイッチ41は、タッチ検出部29を介してASIC26に接続され、液晶表示部42は、表示制御部28を介してASIC26に接続されている。ユーザがマトリックススイッチ41上の所望の位置に接触すると、タッチ検出部29は、該接触された座標位置を検出して位置信号をASIC26に出力する。マトリックススイッチ41は、本発明の検出手段の一例である。液晶表示部42は、本発明の表示手段の一例である。表示制御部28及びCPU21は、本発明の表示制御手段の一例である。
表示制御部28は、CPU21からの指令に従い、複合機1が実行する機能に関する各種の情報を液晶表示部42に表示させるために、液晶表示部42の画面表示を制御するものである。
表示制御部28は、複合機1が実行中の動作(現動作)に対し、画像読み取り動作に続く次の動作(次動作)を設定可能にするため、後述するように、例えば、図8に図示する画面を液晶表示部42に表示させる。つまり、表示制御部28によって、表示画面の右下方に次動作設定キーK1が表示される。この次動作設定キーK1は、本発明の操作部の一例である。
図2に示すように、スロット部30、31及びUSB端子32は、ASIC26に接続されている。
ファクシミリ通信を制御するために、NCU(Network Control Unit)33が、ASIC26に接続されている。送信信号および受信信号の変換を行うMODEM34が、NCU33に接続されている。
複合機1が有する各種記憶部の構成を、図3ないし図5を参照して説明する。CPU21は、ROM22に記憶されたプログラムに従って各種の機能を実行するための制御処理を行う。本実施形態では、ROM22が、フラッシュメモリによって構成されている。ROM22は、プログラム記憶部、座標記憶部22b、動作対応表記憶部22cおよび表示情報記憶部22dを有している。プログラム記憶部は、次動作設定プログラム22aを記憶している。
後述するように、次動作設定プログラム22aは、複合機1が現在実行している機能に含まれる動作(現動作)によって入力されたデータを用いて、現動作に続く次の動作(次動作)を設定する処理を含む処理(図6、図7、図15参照。)を実行する。本実施形態では、現動作が、本発明の第1機能の一例である。前記次動作は、本発明の第2機能の一例である。
座標記憶部22bは、上記のマトリックススイッチ41の座標位置等を記憶している。マトリックススイッチ41の座標位置は、液晶表示部42に表示される情報の表示位置に対応している。
動作対応表記憶部22cは、図5に示す動作対応表を記憶している。ここで、動作対応表とは、現在実行中の機能に含まれる動作(現動作)に対して設定可能な次動作を対応付けたものであり、予め動作対応表記憶部22cに登録されている。また、「SCAN画像の読み込み」とは、スキャナ機能に含まれ、スキャナ部3で原稿の画像データを読み込んだ後、ROM22等に記憶させる動作である。また、「PC SCAN」とは、スキャナ機能に含まれ、スキャナ部3で原稿の画像データを読み込んだ後、その画像データを複合機1に接続されたPC(図示せず)に送信する動作である。動作対応表記憶部22cは、本発明の第1記憶手段の一例である。
図5に示す現動作はSCAN画像の読み込み等、複合機1にデータを入力する処理を含むものである。例えば、現動作としてSCAN画像読み込みを実行している場合、このSCAN画像読み込みに対して設定可能な次動作はSCAN画像の印刷等である。なお、複合機が実行可能な機能に含まれる動作は、図5に示される動作に限られない。例えば、複合機が実行可能な機能に含まれる動作には、スロット部30、31に接続された外部の記憶手段に記憶されたデータを取得し、印刷する動作などが含まれる。
表示情報記憶部22dは、複合機1の各機能を実行する際に液晶表示部42に表示される各種の画像等の表示情報を記憶している。例えば、表示情報記憶部22dは、上記の次動作設定プログラム22aを実行する際に、液晶表示部42に表示する各種の画像、メッセージ及び色彩をそれぞれ表す表示情報を記憶している。
RAM23は、CPU21がプログラム記憶部中の各プログラムを実行する際に演算処理したデータを一時的に記憶する作業領域を有している。
RAM23の実行待ち動作情報記憶部23aは、図4に例示するように、上記の次動作設定キーK1によって設定された次動作を、動作IDに対応させて記憶している。同一のデータを用いて実行される動作に対しては、同一の動作ID(ここではA)が付される。図4は、次動作としてファクシミリ機能に含まれるFAX送信動作が設定された例を示している。なお、実行待ち動作情報記憶部23aは、本発明の第2記憶手段の一例である。動作IDは、本発明の入力データ識別情報の一例である。
図中の「実行順」は、同一のデータに対して実行される各動作の実行順序を示す。「動作内容」は、各機能に含まれる動作を示す。ここでは、「SCAN」は、スキャナ部3によって原稿の画像を読み取って複合機1に記憶させる動作を示す。「FAX送信」は、FAX送信動作を示す。
図中の「動作条件」は、各「動作内容」を実行する際の各種の設定条件を示す。ここでは、画像読み取り動作の際の設定条件として、画質及び濃度が設定されている。FAX送信動作の際の設定条件としては、送信相手先が設定されている。
図中の「動作状態」は、各「動作内容」の進捗状態を示す。ここでは、画像読み取り動作が実行中であること、FAX送信動作が実行されていない(待機中である)ことをそれぞれ示している。
次に、複合機1のCPU21等によって実行される処理を、図2ないし図14を参照しつつ説明する。本実施形態の複合機1は、ユーザによって実行が指示された動作を1つずつ順番に実行する。複合機1では、ユーザによって動作の実行が指示されると、実行待ち動作情報記憶部23aに実行順、動作内容、動作条件が記憶される。本実施形態では、図3に示すように、SCAN画像読み込み動作の実行が指示されたとする。続いて、CPU21により、次動作設定プログラム22aが読み出される。
複合機1では、CPU21により、データに対し、実行順序が1番目の動作が開始されると(S1)、CPU21及び表示制御部28によって、液晶表示部42には、図8に図示する画面が表示される(S2)。図示の画面は、現動作実行画面を示す。以下の説明では、図3に図示するように、実行順序が1番目の動作として、画像読み取り動作が開始される。読み取られた画像データは、RAM23のデータ記憶部に記憶される。本実施形態では、CPU21は、本発明の実行手段の一例である。
本実施形態では、現動作実行画面の左側下方には、図柄Z1及び文字「10%完了」が表示される。図柄Z1は、画像読み取り動作が実行中であることを示す。文字「10%完了」は、画像読み取り動作の全動作の内の10%の動作が完了したことを示す。液晶表示部42は、本発明の進行状況表示手段の一例である。
液晶表示部42には、CPU21及び表示制御部28により、文字「画質:写真画質」、文字「濃度」及び濃度判別図形Z2も表示される。上記の実行待ち動作情報記憶部23aに記憶された「動作条件」に基づいて、各文字及び濃度判別図形Z2は、液晶表示部42に表示される。
液晶表示部42には、CPU21及び表示制御部28により、次動作設定キーK1及びSCAN中止キーK2が表示される。ユーザによってSCAN中止キーK2が押されると、画像読み取り動作が中止される。
S2の処理の後には、CPU21により、次動作の設定要求があるか否かが判断される(S3)。ここでは、ユーザの指によって、次動作設定キーK1が押されたか否かが判断される。本実施形態では、CPU21及びS3の処理は、本発明の受付手段の一例である。
図8に図示するように、CPU21により、ユーザによって次動作設定キーK1が押されたと判断されると(S3:YES)、CPU21は、実行待ち動作情報記憶部23aに、画像データを保持する処理を実行する(S4)。S4の処理は、本発明の禁止手段の一例である。
以下、S4の処理について説明する。本実施形態では、動作を実行することにより入力されたデータ、又はROM22等に予め記憶されているデータは、CPU21により一時的にRAM23に記憶された後、そのデータを用いて動作が実行される。そして、動作を終了するとともに、前記データは消去される。しかしながら、S4の処理は、そのデータの消去を禁止するので、動作が終了した後であってもデータはRAM23に記憶されることになる。
このように、本実施形態では、次動作の設定要求がある場合、現動作に用いたデータをRAM23に記憶させたままにしておく。従って、次動作の設定中に現動作の実行が終了しても、現動作に用いたデータを次動作でも用いることができる。よって、次動作を実行するために再度データを入力する手間を省くことができる。
S4の処理の後には、CPU21及び表示制御部28により、図9に示すような次動作設定確認画面が表示される(S5)。ここでは、図9に図示するように、液晶表示部42に、次動作設定確認キーK3、K4がそれぞれ表示される。加えて、液晶表示部42には、文字「次動作を設定しますか?」が表示される。
図9に図示するように、液晶表示部42には、上記の図柄Z1、文字「20%完了」及びSCAN中止キーK2が表示される。図柄Z1及び文字「20%完了」を表示することにより、画像読み取り動作が実行中であることを報知している。
S5の処理の後に、CPU21により、次動作設定を行うか否かが判断される(S6)。ここでは、ユーザの指によって次動作設定確認キーK3が押されたか否かが判断される。
図9に図示するように、ユーザの指によって次動作設定確認キーK3が押されたと判断されると(S6:YES)、CPU21及び表示制御部28により、次動作選択画面が表示される(S7)。ここでは、図10に図示するように、図5に示す動作対応表に従って、現動作に対して設定可能な次動作が液晶表示部42に表示される。図10の例では、液晶表示部42に、次動作選択メニューM1が表示される。図示の例では、次動作選択メニューM1には、現動作の「SCAN画像読み込み」に対して設定可能な複数の動作の一部として、「SCAN画像の印刷」、「SCAN画像のFAX送信」、「SCAN画像のメモリ保存」及び「SCAN倍率を変更して印刷」の文字がそれぞれ表示されている。本実施形態では、「SCAN画像読み込み」動作は、本発明の第1機能の一例である。「SCAN画像の印刷」等の各動作は、本発明の第2機能の一例である。
液晶表示部42には、設定キーK5及び戻るキーK6が表示される。加えて、画像表示部42には、文字「次動作を選択してください」、上記の図柄Z1及び文字「30%完了」が表示される。
S7の処理の後には、CPU21により、戻るキーが選択されたか否かが判断される(S8)。ここでは、ユーザの指により、図示の戻るキーK6が押されたか否かが判断される。
戻るキーK6が押されていないと判断されると(S8:NO)、CPU21により、次動作選択動作が開始される(S9)。図10に図示する例では、次動作として、ユーザの指により、次動作選択メニューM1の内から「SCAN画像のFAX送信」が選択される。
S9の処理の後には、CPU21により、設定キーを選択したか否かが判断される(S10)。
図10に図示するように、ユーザの指により設定キーK5が押されると(S10:YES)、CPU21により、次動作設定動作が開始される(S11)。
S11の処理の後には、CPU21及び表示制御部28により、次動作設定画面が液晶表示部42に表示される(S12)。ここでは、図11に図示するように、液晶表示部42に、FAX送信先選択メニューM2が表示される。図示の例は、ユーザによって、FAXの送信相手先として「Bさん」が選択されたことを示している。FAX送信先選択メニューM2に表示されているFAX送信先は、本発明の実行条件の一例である。
液晶表示部42には、文字「FAX送信先」、上記の図柄Z1及び文字「50%完了」も表示される。
S12の処理の後には、CPU21により、次動作設定画面上の戻るキーK6が選択された否かが判断される(S13)。戻るキーK6が選択されない場合(S13:NO)には、CPU21により、次動作設定画面上の設定キーK5が選択された否かが判断される(S14)。本実施形態では、CPU21及びS14の処理は、本発明の設定手段の一例である。
図11に図示するように、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されたと判断されると(S14:YES)、CPU21及び表示制御部28により、追加設定確認画面が表示される(S15)。追加設定確認画面とは、次動作を実行するための実行条件を追加するか否かを確認するための画面である。ここでは、図12に図示するように、液晶表示部42に、追加許可キーK7、追加否定キーK8がそれぞれ表示される。加えて、液晶表示部42には、上記の図柄Z1及び文字「60%完了」が表示される。
S15の処理の後には、CPU21により、追加設定があるか否かが判断される(S16)。ここでは、ユーザの指により、追加設定確認画面上の追加許可キーK7が押されたか否かが判断される。
追加許可キーK7が押されていないと判断されると(S16:NO)、CPU21及び表示制御部28により、最終確認画面が表示される(S17)。最終確認画面とは、先の処理でユーザにより選択された動作と実行条件に基づいて、次動作を設定するか否かを確認するための画面である。ここでは、図13に図示するように、液晶表示部42に、最終追加許可キーK9、最終追加否定キーK10がそれぞれ表示される。
加えて、液晶表示部42には、文字「FAX送信先を設定しました」、FAX送信相手先(ここではBさん)及び文字「この設定でよろしいですか?」がそれぞれ表示される。さらに、液晶表示部42には、上記の図柄Z1及び文字「70%完了」が表示される。
S17の処理の後には、図7に図示するように、CPU21により、設定が正しいか否かが判断される(S18)。ここでは、ユーザの指により、最終確認画面上の最終追加許可キーK9が押されたか否かが判断される。
図13に図示するように、CPU21により、ユーザによって最終追加許可キーK9が押されたと判断されると(S18:YES)、次動作を記憶する処理(S19)が実行される。ここでは、図4に図示したように、CPU21により、実行待ち動作情報記憶部23aに、動作ID「A」に対応させて、「FAX送信」を識別する動作内容識別データ及び各「送信相手先」を識別する動作条件識別データがそれぞれ記憶される。
S19の処理の後には、CPU21により、次動作の設定が完了したことが確認される(S20)。その後、CPU21により、データの保持を解除する処理(S21)が実行される。ここでは、上記のS4の処理によってRAM23に記憶しておくように保持されたデータのデータ保持を解除するので、次動作(FAX送信)の実行が終了すると共に、RAM23のデータが消去されることになる。
S21の処理の後には、CPU21及び表示制御部28により、現動作実行画面が表示される(S22)と共に次動作取り消しキーK11が表示される(S23)。次動作取り消しキーK11とは、設定された次動作を実行待ち動作情報記憶部23aから消去させるためのキーである。ここでは、S22の処理により、図14に図示するように、液晶表示部42に、上記の図柄Z1、文字「80%完了」及び文字「SCAN実施中」が表示される。
液晶表示部42には、CPU21及び表示制御部28によって、図示するように、上記のSCAN中止キーK2及び次動作追加設定キーK12が表示される。SCAN中止キーK2は、現在実行している「SCAN画像読み込み」動作を中止させるためのキーである。次動作追加設定キーK12は、現在実行している「SCAN画像読み込み」動作に対してさらに次動作を設定するためのキーである。加えて、液晶表示部42では、現動作(画像読み取り動作)が終了した後に次動作(FAX送信)が行われることを報知する。ここでは、液晶表示部42に、文字「次動作設定内容」、文字「内容:SCAN画像FAX送信」及び送信相手先(ここではBさん)がそれぞれ表示される。
S23の処理の後には、CPU21により、次動作取り消しキーが押されたか否かが判断される(S24)。ここでは、ユーザの指により、上記の次動作取り消しキーK11が押されたか否かが判断される。
ユーザの指によって次動作取り消しキーK11が押されていないと判断されると(S24:NO)、CPU21により、追加で設定をするか否かが判断される(S25)。ここでは、ユーザの指により、上記の次動作追加設定キーK12が押されたか否かが判断される。
次動作追加設定キーK12が押されていないと判断されると(S25:NO)、CPU21により、現動作終了判定が開始される(S26)。ここでは、CPU21により、画像読み取り動作の全動作の進行状況が確認される。
S26の処理の後には、CPU21により、現動作が完了したか否かが判断される(S27)。ここでは、画像読み取り動作の全動作が行われた否かが判断される。
画像読み取り動作の全動作が行われると(S27:YES)、CPU21により、次動作の設定があるか否かが判断される(S28)。ここでは、CPU21により、実行待ち動作情報記憶部23aに上記の動作内容識別データ及び上記の動作条件識別データが記憶されているか否かが判断される。
実行待ち動作情報記憶部23aに上記の動作内容識別データ及び上記の動作条件識別データが記憶されていると判断されると(S28:YES)、動作内容識別データ及び動作条件識別データに基づいて、CPU21が、次動作を開始する(S29)。すなわち、次動作として設定された動作が現動作として実行される(S1)。ここでは、「FAX送信」を識別する動作内容識別データ及び各「送信相手先」を識別する動作条件識別データに基づき、先のSCAN画像読み取り動作によって入力されたSCAN画像データのFAX送信が実行される。
上記のS3の処理において、CPU21により、ユーザによって次動作設定キーK1が押されていないと判断されると(S3:NO)、上記のS2の処理に戻る。上記S6の処理において、ユーザの指によって次動作設定確認キーK3が押されていないと判断されると(S6:NO)、次動作設定が中止される(S31)と共に、現動作のデータの保持が解除される(S32)。
上記のS8の処理において、CPU21により、ユーザの指によって戻るキーK6が押されたと判断されると(S8:YES)、上記のS5の処理に戻る。上記のS10の処理において、ユーザの指により設定キーK5が押されていないと判断されると(S10:NO)、上記のS9の処理に戻る。
上記のS13の処理において、CPU21により、ユーザの指によって戻るキーK6が選択されたと判断された場合(S13:YES)には、上記のS7の処理に戻る。上記のS14の処理において、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されていないと判断されると(S14:NO)、上記のS12の処理に戻る。
上記のS16の処理において、CPU21により、追加設定があると判断されると(S16:YES)、上記のS12の処理に戻る。上記のS18の処理によって、CPU21により、ユーザによって最終追加許可キーK9が押されていないと判断されると(S18:NO)、上記のS7の処理に戻る。
上記のS24の処理において、CPU21により、次動作取り消しキーK11が押されたと判断されると(S24:YES)、次動作設定が取り消される(S33)。ここでは、CPU21により、実行待ち動作情報記憶部23aから、前記動作内容識別データ(FAX送信)及び前記動作条件識別データ(送信先:Bさん)がそれぞれ消去される。S33の処理の後には、上記のS2の処理に戻る。本実施形態では、S24及びS33の各処理は、本発明の取消手段の一例である。
上記のS25の処理において、CPU21により、ユーザによって次動作追加設定キーK12が押されたと判断されると(S25:YES)、上記のS4の処理に戻る。
上記のS27の処理において、CPU21により、画像読み取り動作の全動作が行われていないと判断されると(S27:NO)、上記のS26の処理に戻る。上記のS28の処理において、CPU21により、実行待ち動作情報記憶部23aに上記の動作内容識別データ及び上記の動作条件識別データが記憶されていないと判断されると(S28:NO)、CPU21により、RAM23に記憶されているデータが消去された後、現動作を終了させる(S34)。ここでは、画像読み取り動作が完了する。S34は本発明の消去手段の一例である。
<第1の実施形態の効果>
本実施形態の複合機1では、CPU21によって、SCAN画像読み取り動作の実行中に、上記のS3の処理(図6参照。)により、動作対応表記億部22cに記憶されている動作対応表(図5参照。)に基づいて、RAM23(データ記憶部)に記憶される読み取り画像データを用いた次動作(「SCAN画像のFAX送信」の動作等)の設定要求があるか否かが判断される。
本実施形態の複合機1では、上記のS3の処理によって、上記の読み取り画像データに対し、上記の「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求があるか否かが判断されるため、「SCAN画像のFAX送信」等の動作を実行するために、「SCAN画像のFAX送信」等の動作に用いる画像データを、再度読み取ることを必要としない。
したがって、本実施形態の複合機1では、上記のS3の処理によって、ユーザが望む動作であって上記の読み取り画像データを用いて実行する「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求を判断することができる。
本実施形態の複合機1では、上記のS27の処理(図7参照。)により、SCAN画像読み取り動作の全動作が行われたか否かが判断される。S27の処理により、SCAN画像読み取り動作の全動作が行われたと判断されると、上記のS29の処理(図7参照。)により、「SCAN画像のFAX送信」の動作を実行する。
そこで、本実施形態の複合機1では、SCAN画像読み取り動作に引き続き「SCAN画像のFAX送信」の動作を実行することができるため、ユーザが望む動作を、上記の読み取り画像データを用いて実行する動作として追加し、実行することができる。
本実施形態の複合機1では、実行待ち動作情報記憶部23aは、動作IDに対応させて、上記のS3の処理によって設定要求がされたと判断された「FAX送信」の動作を記憶する。
そこで、本実施形態での複合機1では、動作IDに対応させて、実行待ち動作情報記憶部23aが、「FAX送信」の動作を記憶すると、一の読み取り画像データを対象としたSCAN画像読み取り動作の実行が終了した後に、実行待ち動作情報記憶部23aの記憶内容に基づいて、一の読み取り画像データに対し、「FAX送信」の動作を実行させることが可能となる。
本実施形態の複合機1では、実行待ち動作情報記憶部23aは、「FAX送信」動作に対応させて、FAX送信相手先(ここではBさん、図4参照。)を記憶する。
本実施形態の複合機1では、上記のS14の処理(図6参照。)により、上記のS3の処理によって設定要求があったと判断された「FAX送信」動作のFAX送信先(図11参照。)を設定すると、「FAX送信」の動作の設定要求と共に、すみやかに、FAX送信先を設定することができる。
本実施形態の複合機1では、「FAX送信」の動作を実行する際には、FAX送信相手先(Bさん)に対し、画像データの「FAX送信」動作を開始させるように設定することができる。
本実施形態の複合機1では、上記のS3の処理によって、「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求があると判断されると、上記のS4の処理(図6参照。)により、「FAX送信」動作に用いられるRAM23に記憶されたデータ(例えば、読み取り画像データ)の消去を禁止することができる。
そこで、本実施形態の複合機1では、RAM23に記憶されたデータが消去されないため、「FAX送信」動作を実行するために、SCAN画像読み取り動作によって入力されたデータと同一のデータを、再度入力させる手間を省くことができる。
本実施形態の複合機1では、上記のS24、S33の各処理(図7参照。)により、実行待ち動作情報記憶部23aから、「FAX送信」等の動作を消去することができる。
そこで、本実施形態の複合機1では、上記のS3の処理により、ユーザが意図していなかった動作(「FAX送信」等の動作)の設定要求があったことを判断した場合であっても、S24及びS33の各処理によって、ユーザが意図していなかった動作を消去することができる。
本実施形態の複合機1では、図8に図示するように、SCAN画像読み取り動作の実行中に、液晶表示部42に、次動作設定キーK1が表示される。複合機1では、SCAN画像読み取り動作の実行中に、マトリックススイッチ41により、次動作設定キーK1が押されたと判断されると、上記のS3の処理(図6参照。)によって、「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求があるか否かが判断される。
そこで、本実施形態の複合機1では、SCAN画像読み取り動作の実行中に、液晶表示部42に、次動作設定キーK1が表示されると共に、次動作設定キーK1が押された否かが判断される。
液晶表示部42に、次動作設定キーK1が表示されることより、ユーザは、目視によって次動作設定キーK1を容易に確認することができる。また、ユーザは、次動作設定キーK1を押すことにより、速やかに「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求を行うことができる。
本実施形態の複合機1では、SCAN画像読み取り動作の実行中に、液晶表示部42は、図8に例示するように、画像読み取り動作の全動作の内の10%の動作が完了したことを表示する。
そこで、本実施形態の複合機1では、液晶表示部42には、画像読み取り動作の全動作の内の10%の動作が完了したことを表示するため、ユーザは、画像読み取り動作が実行中であることを確認しながら、「SCAN画像のFAX送信」の動作等の設定要求を行なうことが可能となる。
<第2の実施形態>
本発明の画像処理装置を複合機に適用した第2の実施形態について、図15ないし図18を参照しつつ説明する。ここでは、第1の実施形態と同一の構成や同一の処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施形態と同様に、図15に図示するように、ユーザによって次動作設定キーK1が押されたと判断されると(S3:YES)、CPU21により、実行待ち動作情報記憶部23aに、データを保持する処理が実行される(S4)。
第1の実施形態と同様に、ユーザの指によって次動作設定キーK3が押されたと判断されると(S6:YES)、CPU21により実行待ちの動作に続く次の動作(次動作)を追加するか否かが判断される(S41)。ここでは、図16に図示するように、液晶表示部42に、実行待ち動作追加確認画面が表示される。
液晶表示部42には、実行待ち動作追加許可キーK21、実行待ち動作追加否定キーK22がそれぞれ表示される。加えて、液晶表示部42には、文字「実行待ち動作に対して次動作を追加しますか?」が表示される。ここでは、実行待ち動作とは、第1の実施形態に基づいて設定された未実行の次動作を示す。
図16に図示するように、CPU21により、ユーザの指によって実行待ち動作追加確認画面上の実行待ち動作追加許可キーK21が押されたと判断されると(S41:YES)、実行待ち動作情報記憶部23aに記憶された上記の実行待ち動作内容識別データに基づいて、CPU21及び表示制御部28により、実行待ち動作選択画面が表示される(S42)。
ここでは、図17に図示するように、液晶表示部42に、実行待ち動作選択メニューM11が表示される。図示の例では、実行待ち動作選択メニューM11には、選択可能な動作として、「コピー」、「FAX送信」、「PCへ送信」の文字がそれぞれ表示される。これらは、現動作の「SCAN画像読み込み」動作に対して設定された次動作である。液晶表示部42には、文字「どの動作内容の設定を行いますか?」が表示される。図示の例は、ユーザによって、前記メニューM11からFAX送信が選択されたことを示している。
S42の処理の後には、CPU21によって、ユーザが戻るキーK6(図17参照。)を押したか否かが判断される(S43)。戻るキーK6が押されていない場合には(S43:NO)、CPU21により、ユーザの選択が正しいか否かが判断される(S44)。ここでは、ユーザによって設定キーK5が押されたか否かが判断される。
図17に図示するように、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されたと判断されると(S44:YES)、CPU21及び表示制御部28により、次動作選択画面が表示される(S45)。
ここでは、図18に図示するように、液晶表示部42に、図5の動作対応表に従って、次動作選択メニューM12が表示される。本実施形態では、動作対応表の「現動作の動作内容」に代えて「実行待ち動作の動作内容」を示す欄と、「現動作の後に実行する動作内容」の代わりに「実行待ち動作の後に実行する動作内容」欄を有する。各欄の内容は同じである。従って、実行待ち動作に対して設定可能な動作が対応付けられている。図18の例では、次動作選択メニューM12には、「FAX送信」対して設定可能な動作の一部として、「別の指定先にFAX送信」、「送信履歴の印刷」、「指定先へ電話を掛ける」、「読み込んだ画像を印刷」の文字がそれぞれ表示される。加えて、液晶表示部42には、文字「実行待ち動作の後に実行する動作を選択してください」が表示される。
S45の処理の後には、CPU21により、ユーザによって次動作選択画面上の戻るキーK6が選択されたか否かが判断される(S46)。戻るキーK6が押されていないと判断された場合には(S46:NO)、CPU21及び表示制御部28によって、次動作選択メニューM12から選択された動作(ここでは、「別の指定先にFAX送信」)がハイライト表示される(S47)。
S47の処理の後には、CPU21により、ユーザの選択が正しいか否かが判断される(S48)。ここでは、ユーザによって、次動作選択画面上の設定キーK5が押されたか否かが判断される。
図18に図示するように、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されたと判断されると(S48:YES)、第1の実施形態と同様の各処理(S11〜S29、S31〜S34)が実行される。ただし、S18の処理で、最終確認画面においてCPU21により設定が正しくないと判断された場合(S18:NO)、S45の処理に戻る。
上記のS41の処理において、CPU21により、ユーザによって実行待ち動作追加許可キーK21が押されていないと判断されると、第1の実施形態におけるS7以降の処理(図6及び図7参照。)が実行される。上記のS43の処理において、ユーザにより戻るキーK6が押されたと判断されると(S43:YES)、上記のS5の処理に戻る。
上記のS44の処理において、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されていないと判断されると(S44:NO)、上記のS42の処理に戻る。上記のS46の処理において、CPU21により、戻るキーK6が押されたと判断されると(S46:YES)、上記のS5の処理に戻る。
上記のS48の処理において、CPU21により、ユーザによって設定キーK5が押されていないと判断されると(S48:NO)、上記のS47の処理に戻る。
<第2の実施形態の効果>
本実施形態の複合機1では、CPU21によって、SCAN画像読み取り動作の実行中に、上記のS41の処理(図15参照。)により、動作対応表記憶部22cの動作対応表の実行待ち動作の動作内容に基づいて、RAM23(データ記憶部)に記憶される読み取り画像データを用いた「FAX送信」等の動作の追加要求があるか否かが判断される。
本実施形態の複合機1では、上記のS41の処理によって、上記の読み取り画像データに対し、上記の「FAX送信」等の動作の追加要求があるか否かが判断されるため、「FAX送信」等の動作を実行するために、「FAX送信」等の動作に用いる画像データを、再度読み取ることを必要としない。
したがって、本実施形態の複合機1では、上記のS41の処理によって、ユーザが望む動作であって上記の読み取り画像データを用いて実行する「FAX送信」等の動作の追加要求を判断することができる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。例えば、第1及び第2の実施形態のおける複合機1を、独立して複数の動作を実行するマルチファンクション型複合機としてもよい。マルチファンクション型複合機は、本発明のマルチファンクション装置の一例である。
複合機1がマルチファンクション型複合機である場合には、図17に代えて、例えば、図19に図示する画面を表示してもよい。また、現動作として複合機1が「SCAN画像読み込み」と「FAX受信」を実行している場合、図柄Z1として、「SCAN画像読み込み」を示す画像と「FAX受信」を示す画像とを所定のタイミングで交互に表示してもよい。また、液晶表示部42に、実行待ち動作選択メニューM11Aを表示してもよい。ここでは、異なるデータ毎に、異なる動作ID(ここでは、A及びB)を付している。
例えば、「SCAN画像読み込み」によって読み込まれた画像データを用いる動作IDをA、「FAX受信」によって受信された画像データを用いる動作IDをBとする。図19に図示する実行待ち動作選択メニューM11Aの「コピー」、「FAX送信」はSCAN画像データを用いた動作であり、「PCへ送信」は、FAX受信の受信画像データを用いた動作であることを示している。
マルチファンクション型複合機では、異なるデータ毎に、次動作が設定可能である。マルチファンクション型複合機では、図4に図示した場合と同様に、上記の次動作設定キーK1によって設定された次動作を、動作ID(A及びB)に対応させて、上記の実行待ち動作情報記憶部23aに記憶している。
マルチファンクション型複合機では、図19に図示する場合と同様に、上記の次動作設定キーK1と同様のキーを用い、動作IDに対応させた実行待ち動作(次動作)に対する次動作を設定することができる。
このように、第3の実施形態のマルチファンクション型複合機では、現動作である「SCAN画像読み込み」及び「FAX受信」により入力された画像データを用いた次動作を設定可能であるとともに、動作ID「A」及び「B」が付されたデータを用いた次動作(実行待ち動作)に対し、さらに動作を設定可能である。
第1の実施形態の複合機の全体斜視図である。 同複合機の電気的構成を示すブロック図である。 実行順序が1番目の動作として画像読み取り動作が設定された同複合機の動作対応表記憶部の記憶テーブルの内容を示す図である。 実行順序が2番目の動作としてFAX送信動作が設定された同複合機のRAMの記憶テーブルの内容を示す図である。 現動作及び現動作の後に実行する動作内容が設定された同複合機のRAMの記憶テーブルの内容を示す図である。 同複合機によって実行される処理を示す第1フローチャートである。 その第2フローフローチャートである。 液晶表示部における現動作実行画面の表示例である。 液晶表示部における次動作設定確認画面の表示例である。 液晶表示部における次動作選択画面の第1表示例である。 液晶表示部における次動作設定画面の表示例である。 液晶表示部における追加設定確認画面の表示例である。 液晶表示部における最終確認画面の表示例である。 液晶表示部における現動作実行画面の表示例である。 第2の実施形態の複合機によって実行される処理を示す第1フローチャートである。 液晶表示部における実行待ち動作追加確認画面の表示例である。 液晶表示部における実行待ち動作選択画面の表示例である。 液晶表示部における次動作選択画面の第2表示例である。 変形例のマルチファンクション型複合機の液晶表示部における実行待ち動作選択画面の表示例である。
符号の説明
1 複合機
21 CPU
22c 動作対応表記憶部
23a 実行動作待ち動作情報記憶部
28 表示制御部
42 液晶表示部
K1 動作設定キー

Claims (7)

  1. 入力データを用いて複数の機能を実行可能な実行手段を備えた画像処理装置において、
    前記実行手段によって原稿をスキャンするスキャン処理を要する第1機能が実行されることにより取得されるスキャンデータを出力する機能である第2機能を、前記第1機能に対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記実行手段による前記第1機能の実行中に、前記第1記憶手段に記憶されている第1機能と第2機能との対応関係に基づいて、第2機能の実行指示をユーザの入力操作により受け付ける受付手段と、を備え、
    前記実行手段は、前記第1機能の実行が終了した後に前記第1機能により取得されたスキャンデータを用いて前記受付手段により受け付けられた前記第2機能を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記実行手段による前記第1機能の実行が完了すると、該第1機能の実行により前記スキャンデータを消去する消去手段を有するものであり、
    前記受付手段により第2機能が受け付けられた場合には、前記第2機能が用いる前記スキャンデータの前記消去手段による消去を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記受付手段によって受け付けられた前記第2機能を記憶する第2記憶手段を備え、
    前記第2記憶手段は、前記スキャンデータを識別するための入力データ識別情報に対応させて前記第2機能を記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記受付手段によって受け付けられた第2機能を実行するための実行条件を設定する設定手段を備え、
    前記第2記憶手段は、前記第2機能に対応させて、前記設定手段によって設定された実行条件を記憶することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2記憶手段に記憶された前記第2機能を取り消す取消手段を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像処理装置。
  6. タッチパネル形式の表示手段と、
    前記表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、備え、
    前記表示制御手段は、前記第1機能の実行中に、前記受付手段を起動させるための操作部を前記表示手段に表示させ、
    前記表示手段に表示された前記操作部に対するユーザの操作を検出する検出手段を備え、
    前記検出手段により、前記操作部に対する操作が検出されたことを条件として、前記受付手段は、前記第2機能の実行指示を受け付けることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記第1機能の実行中に、前記表示手段に、該第1機能の進行状況を表示させることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
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