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JP5031190B2 - 歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents

歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面に二次元引張り歪みを内在させた歪みSi層が形成された半導体ウェーハの製造方法に関するものである。
シリコン単結晶を用いた半導体デバイスの性能を向上させるためには、シリコン単結晶中の電子又は正孔の移動度を高めることが有効であると報告されている。具体的には、電子又は正孔が流れる領域となるシリコン層を二次元引張り歪みを内在させた歪みSi層とすることで、キャリアの移動度が向上するため、この技術を用いて高速動作を可能にするC−MOSデバイスなどが検討されている。歪みSi層を有する半導体ウェーハは、Siウェーハ上にSiよりも格子定数の大きい緩和SiGe層をエピタキシャル成長法を用いて形成し、この緩和SiGe層の上に薄いSi層をエピタキシャル成長することにより歪みSi層を作製する。Siウェーハ上に形成されるSiGe層はGe濃度が最大30%にもなるため、Si基板とSiGe層との格子定数の違いによってミスフィット転位のような結晶欠陥が発生してしまい、その上に形成する歪みSi層に悪影響を及ぼす問題が生じていた。従来の製造方法により生じていた結晶欠陥密度は1×105〜1×107/cm2程度であった。この問題を解決するために、SiGeのGe組成比を一定の緩い傾斜で増加させたバッファ層を用いる方法や、Ge組成比を階段状に変化させたバッファ層を用いる方法、Ge組成比を超格子状に変化させたバッファ層を用いる方法及びSiのオフカットウェーハを用いてGe組成比を一定の傾斜で変化させたバッファ層を用いる方法等が提案されている。
このような結晶欠陥を抑制しながら歪みSi層を有する半導体ウェーハを製造する方法として、Si支持板上に、Si酸化層、第1のSi層が順次設けられてなる基板を用意し、エピタキシャル成長法により、前記第1のSi層上に、無歪み状態での格子定数が、無歪みのSiの格子定数及び次に成長させるSiGe層と同組成におけるSiGeの格子定数と異なる格子定数を有する転位変換層(Ge層)を形成する工程と、エピタキシャル成長法により、前記転位変換層上にSiGe層を形成する工程と、熱処理により、前記SiGe層を格子緩和させる工程と、エピタキシャル成長法により、前記SiGe層上に歪み状態の第2のSi層を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1によれば、Ge層のような転位変換層を用いることで、例えば800℃、1時間の熱処理により第1のSi層と転位変換層との界面に該界面に平行に局所的な歪みが誘起され、この熱処理によりSiGe層が格子緩和する際に、第1のSi層に生じる貫通転位が上記局所的な歪みにより界面ですべり転位に変換させるため、貫通転位がSiGe層に達することが無い。そのため、良質な歪みSi層を有し、その下地のSiGe層が薄いSOI基板を有する半導体装置が得られると記載されている。また、結晶基板と、この結晶基板上に形成された絶縁性結晶薄膜と、この絶縁性結晶薄膜上に形成された、前記絶縁性結晶薄膜と格子整合性の高い第1の結晶薄膜と、この第1の結晶薄膜上に形成された、前記第1の結晶薄膜とは格子定数が異なる格子緩和を起こす臨界膜厚以下の厚さの第2の結晶薄膜とを具備する半導体装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2によれば、絶縁性結晶薄膜材料として弗化カルシウム、γ−アルミナを用いることで、100nm以下の膜厚で、この上に形成する半導体結晶薄膜に十分に歪みを導入することができると記載されている。
特許文献1及び2の技術はいずれもSiよりも格子定数の大きなSiGe層上にSi層をエピタキシャル成長させることにより歪みSi層を形成するものであり、十分に格子緩和されたSiGe層を用いてSi層に歪みを発生させること、及びSiGe層中に転位を発生させないようにして歪みSi層の成長時に転位を伝播させないこと、という2つの課題を解決するものであった。
特開平9−180999号公報(請求項2、段落[0020]〜[0021]、[0031]) 特開平11−233440号公報(請求項2、段落[0006])
しかしながら、特許文献1に示される製造方法では、格子緩和のための熱処理温度を800℃で行うと、この温度ではSiGe層を十分に緩和させるに必要なすべり転位が界面で生じないので格子の緩和が進まず、十分な歪みが生じないという欠点があった。なお、熱処理を1000℃以上で行うと、Ge層が溶融してしまい、表面のラフネスが悪化すると同時に結晶欠陥が生じてしまう。また、特許文献2に示される半導体装置では、弗化カルシウム等の特殊な層を用いるため、通常の半導体製造プロセスを使用することが困難であり、その製造コストが高く、100nm以下の薄膜化への対応に劣る等の汎用性に欠けていた。更に、特許文献1及び2に示される歪みSi層を有する半導体装置では、少なくとも2回以上の薄膜成長プロセスを伴うものであり、多くのプロセスを伴った複雑な多層構造から構成されるものであったため、必ずしも高品質な半導体ウェーハを製造することができておらず、また簡便な方法で作製できるとはいえなかった。
本発明の目的は、比較的単純な積層構造で、十分な引張り歪みを有し、かつ結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハの製造方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、(a) シリコンウェーハ11表面にSiGe混晶層12及び第1Si層13をこの順に形成する工程と、(b) 第1Si層13の表層又はシリコンウェーハ11とは別に用意した支持ウェーハ14の表層のいずれか一方又はその双方にSiO2層16を形成する工程と、(c) シリコンウェーハ11と支持ウェーハ14をSiO2層16を介して重ね合せることにより積層体17を形成する工程と、(d) 積層体17のシリコンウェーハ11を所定の厚さに薄膜化することにより第2Si層18とする工程と、(e) 第1Si層13とSiO2層16の界面及び第1Si層13側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する工程と、(f) 積層体17を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する工程と、(g) 第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することによりSiGe混晶層12を緩和させるとともに第1Si層13と第2Si層18の一部にGeを拡散して第1Si層13、SiGe混晶層12及び第2Si層18の一部をSiGe拡散層19とするとともに、第2Si層18の残部を結晶欠陥密度が1×10 2 〜1×10 3 /cm 2 の歪みSi層とするする工程とを含むことを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法である。
請求項1に係る発明では、(a)工程〜(g)工程を経ることにより、比較的単純な積層構造にも関わらず、十分な引張り歪みを有し、かつ1×102〜1×103/cm2程度と結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハを製造することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、(h) 第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施すことにより、前記歪みSi層を薄膜化することを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法である。
請求項2に係る発明では、この第3熱処理により第2Si層18を薄膜化するか又は第2Si層18を酸化膜に変えてしまうことで(g)工程で拡散させたGeの高濃度化を図ることができる。
請求項3に係る発明は、図2に示すように、(A) シリコンウェーハ21表面にSiGe混晶層22及び第1Si層23をこの順に形成する工程と、(B) 第1Si層23の表層又はシリコンウェーハ21とは別に用意した支持ウェーハ24の表層のいずれか一方又はその双方にSiO2層26を形成する工程と、(C) シリコンウェーハ21内部の、第1Si層23表面から0.3〜1.0μm下方にイオン濃度のピークが位置するように水素又は希ガスのイオンを注入してシリコンウェーハ21内部のイオン注入位置にダメージ層21aを形成する工程と、(D) シリコンウェーハ21と支持ウェーハ24をSiO2層26を介して重ね合せることにより積層体27を形成する工程と、(E) ダメージ層21a位置でシリコンウェーハ21を剥離することにより第2Si層28を形成する工程と、(F) 第1Si層23とSiO2層26の界面及び第1Si層23側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する工程と、(G) 積層体27を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する工程と、(H) 第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することによりSiGe混晶層22を緩和させるとともに第1Si層23と第2Si層28の一部にGeを拡散して第1Si層23、SiGe混晶層22及び第2Si層28の一部をSiGe拡散層29とするとともに、第2Si層28の残部を結晶欠陥密度が1×10 2 〜1×10 3 /cm 2 の歪みSi層とするする工程とを含むことを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法である。
請求項3に係る発明では、(A)工程〜(H)工程を経ることにより、比較的単純な積層構造にも関わらず、十分な引張り歪みを有し、かつ1×102〜1×103/cm2程度と結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハを製造することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明であって、(I) 第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施すことにより、前記歪みSi層を薄膜化することを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法である。
請求項4に係る発明では、この第3熱処理により第2Si層28を薄膜化するか又は第2Si層28を酸化膜に変えてしまうことで(H)工程で拡散させたGeの高濃度化を図ることができる。
本発明の半導体ウェーハの製造方法は、比較的単純な積層構造にも関わらず、十分な引張り歪みを有し、かつ1×102〜1×103/cm2程度と結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハを製造することができるという利点がある。
次に本発明の第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。
先ず図1に示すように、シリコンウェーハ11及び支持ウェーハ14を用意する。このシリコンウェーハ11は、単結晶シリコンであれば特に限定されず、チョクラルスキー法(Czochralski method、以下、CZ法という。)やフローティングゾーン法(Floating-Zone method、以下、FZ法という。)で作製されたシリコンウェーハを用いることができる。デバイスを形成する歪みSi層の品質を高めるため、少なくともウェーハの表面近傍には結晶欠陥が少ないものを使用することが好ましい。具体的には、熱処理を施してウェーハ表面近傍にDZ(Denuded Zone)層を形成したウェーハやCZ法の引上げ条件を調整することにより単結晶中のいわゆるGrown-in欠陥を低減或いは消滅させたウェーハや、FZウェーハなどが好適である。また、支持ウェーハ14は、上記シリコンウェーハ11で挙げた単結晶シリコンを用いることができるが、これら単結晶シリコンだけでなく、抵抗率が1000Ωcm以上の高抵抗率ウェーハを用いることで、高周波特性に優れた移動体通信用の半導体ウェーハを製造することができる。また、支持ウェーハ14には石英基板、サファイア基板、SiC基板、窒化アルミニウム基板等の絶縁性基板を用いることもできる。
次に、シリコンウェーハ11表面にSiGe混晶層12及び第1Si層13をこの順に形成する((a)工程)。SiGe混晶層12や第1Si層13は、例えば分子線エピタキシャル成長(MBE;MolecularBeam Epitaxy)装置や超高真空化学気相成長(UHV−CVD;Ultra High Vacuum Chemical Vapour Deposition)装置などにより形成することが好ましい。形成するSiGe混晶層12のGe組成は3〜30%が好ましく、5〜25%が特に好ましい。SiGe混晶層12のGe組成が3%未満であると拡散によりGe濃度が薄くなり、十分な引張り歪みを有する歪みSi層が形成されず、Ge組成が30%を越えると第1Si層13とSiGe混晶層12の格子定数の違いによりSiGe混晶層12にミスフィット転位が発生し易くなるとともに、後に続く熱処理工程によってミスフィット転位が増加してしまい、最終的に形成される歪みSi層の結晶性に悪影響を及ぼす。形成するSiGe混晶層12の厚さは20nm〜1μmが好ましく、50〜500nmが特に好ましい。厚さが20nm未満では十分な引張り歪みを有する歪みSi層が形成されず、厚さが1μmを越えると寄生容量の増加等により歪みSi層に形成されるデバイス特性が悪化する。形成する第1Si層13の厚さは5〜50nmが好ましく、10〜30nmが特に好ましい。
次に、第1Si層13の表層又は支持ウェーハ14の表層のいずれか一方又はその双方にSiO2層16を形成する((b)工程)。SiO2層16の形成には通常の熱酸化法を用いてもよいし、CVD法により第1Si層13の表層又は支持ウェーハ14の表層のいずれか一方又はその双方にSiO2を堆積してSiO2層16を形成してもよい。形成するSiO2層16の厚さは50〜1000nmが好ましく、100〜250nmが特に好ましい。
次に、シリコンウェーハ11と支持ウェーハ14をSiO2層16を介して重ね合せることにより積層体17を形成する((c)工程)。この(c)工程では、シリコンウェーハ11と支持ウェーハ14をSiO2層16を介して常温で重ね合せることにより接着される。
次に、積層体17のシリコンウェーハ11を薄膜化することにより第2Si層18とする((d)工程)。薄膜化して得られる第2Si層18の厚さは、30〜300nmが好ましく、50〜150nmが特に好ましい。厚さが30nm未満では歪みSi層が薄くなりすぎる不具合を生じ、厚さが300nmを越えると、歪みSi層の厚さが厚くなり過ぎてしまい、欠陥が発生し易くなって半導体ウェーハの品質が落ちてしまう。シリコンウェーハ11の薄膜化方法には、研削や研磨、酸水溶液やアルカリ水溶液を用いたウェットエッチング、プラズマを利用した気相エッチング、ラッピング等が挙げられる。積層体17の接着強度を向上させるための熱処理を行うことが好ましい。この熱処理は例えばアルゴンガス雰囲気下、1100℃で120分間保持することで貼り合わせ位置17aにおける接着強度が向上する。
次に、第1Si層13とSiO2層16の界面及び第1Si層13側の界面近傍の双方を含む領域15にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する((e) 工程)。上記領域15にイオン注入することにより、後に続く工程で施す第1及び第2熱処理によりイオン注入した水素イオン又は希ガスイオンが熱処理中に第1Si層13とSiO2層16との結合力を弱め、SiGe混晶層12が歪み緩和するのを容易にする。その結果所定の厚さで残留する第2Si層18が歪緩和したSiGe拡散層19に格子整合して歪みSi層18aとなる。第1Si層13側の界面近傍とは、第1Si層13とSiO2層16の界面及び第1Si層13側の界面近傍の双方を含む領域を意味する。注入する希ガスとしてはヘリウム、ネオン等が挙げられる。注入イオンとしては水素イオンが特に好ましい。水素イオンを注入する場合には、イオン注入量は3〜50×1015atoms/cm2が好ましく、10×1015atoms/cm2が特に好ましい。イオン注入量が3×1015atoms/cm2未満ではSiGe混晶層12中のGeが移動し易くならず、50×1015atoms/cm2を越えてもその効果は変わらない。
次に、積層体17を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する((f)工程)。この第1熱処理では500℃で30分間保持することが特に好ましい。更に、第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することによりSiGe混晶層12を緩和させるとともに第1Si層13と第2Si層18の一部にGeを拡散する((g)工程)。この第2熱処理では850℃で120分間保持することが特に好ましい。第1熱処理及び第2熱処理を施すことにより、SiGe混晶層12が緩和するとともに第1Si層13と第2Si層18の一部にGeが拡散してSiGe拡散層19となる。第2Si層18は、SiGe拡散層19の格子定数に倣うように引張られて歪みを生じ、歪みSi層18aとなる。
また、第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施しても良い((h)工程)。この第3熱処理により歪みSi層18aとなった第2Si層18を薄膜化するか又は歪みSi層18aとなった第2Si層18を酸化膜に変えてしまうことで上記(g)工程で拡散させたSiGe拡散層19中のGeを高濃度することができる。なお、上記(g)工程の第2熱処理を終えた段階で歪みSi層18aが歪みSi層として必要な厚さを有し、かつSiGe拡散層19が必要十分なGe濃度を確保している場合には、この第3熱処理を省略できる。最後に、表面に形成した酸化膜20を除去して表層を露出させることで、歪みSi層を有する半導体ウェーハが得られる。歪みSi層18aの厚さは、SiGe拡散層19のGe濃度にもよるが、5〜30nmが好ましい。
なお、第1及び第2熱処理工程により第2Si層18から歪みSi層18aが形成されるように処理しているが、第2Si層18の表層を酸化するとともに、SiGe混晶層12中のGeを拡散させて、歪みSi層が形成されないように各工程を進めても良い。この場合には、熱処理工程後に酸化膜20を除去してから、露出したSiGe拡散層19上にエピタキシャル成長法によりSiを積層することで歪みSi層18aが形成された半導体ウェーハが得られる。このように、(a)工程〜(g)工程を経ることにより、比較的単純な積層構造にも関わらず、十分な引張り歪みを有し、かつ1×102〜1×103/cm2程度と結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハを製造することができる。
次に本発明の第2の実施の形態を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、シリコンウェーハ21及び支持ウェーハ24を用意する。ここでのシリコンウェーハ21及び支持ウェーハ24は前述した第1の実施の形態におけるシリコンウェーハ11及び支持ウェーハ14と同様の種類を用いることができる。先ず、シリコンウェーハ21表面にSiGe混晶層22及び第1Si層23をこの順に形成する((A)工程)。続いて、第1Si層23の表層又は支持ウェーハ24の表層のいずれか一方又はその双方にSiO2層26を形成する((B)工程)。(A)工程及び(B)工程は前述した第1の実施の形態における(a)工程及び(b)工程と同様にして行うことができる。
次いで、シリコンウェーハ21内部の、第1Si層23表面から0.3〜1.0μm下方にイオン濃度のピークが位置するように水素又は希ガスのイオンを注入してシリコンウェーハ21内部のイオン注入位置にダメージ層21aを形成する((C)工程)。ダメージ層21aを形成する位置は、イオンの注入エネルギーにより決まる。また形成したダメージ層21aを境界として、後に続く剥離工程においてシリコンウェーハ11を剥離するためには、1×1016atoms/cm2を越えるイオン注入量が必要である。
次に、シリコンウェーハ21と支持ウェーハ24をSiO2層26を介して重ね合せることにより積層体27を形成する((D)工程)。この(D)工程では、シリコンウェーハ21と支持ウェーハ24をSiO2層26を介して常温で重ね合せることにより接着される。続いてダメージ層21a位置でシリコンウェーハ21を剥離することにより第2Si層28を形成する((E)工程)。この(E)工程では、積層体27に500℃以上の熱処理を施すことで、ダメージ層21a位置で剥離が進行する。剥離熱処理は、窒素雰囲気下、500℃で30分間保持することが好ましい。剥離後の第2Si層28の表面は鏡面であるが、若干の面粗さを有しているので、平坦化処理を施すことが好ましい。平坦化処理にはタッチポリッシュと呼ばれる研磨代の極めて少ない研磨を行う方法や、アルゴンガスや水素ガス雰囲気中で熱処理することにより平坦化する手法、またこれらを組み合わせて平坦化する方法が挙げられる。熱処理による平坦化は、通常の抵抗加熱式熱処理炉を用いる場合、1000〜1300℃、0.5〜5時間程度の熱処理が好適であり、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置を用いる場合には、1100〜1350℃、1〜120秒程度の熱処理が好適である。なお、これらの熱処理を組み合わせて平坦化処理を行うこともできる。積層体27の接着強度を向上させるための熱処理を行うことが好ましい。この熱処理は例えばアルゴンガス雰囲気下、1100℃で120分間保持することで貼り合わせ位置27aにおける接着強度が向上する。
次に、第1Si層23とSiO2層26の界面及び第1Si層23側の界面近傍の双方を含む領域31にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する((F)工程)。上記領域31にイオン注入することにより、後に続く工程で施す第1及び第2熱処理によりイオン注入した水素イオン又は希ガスイオンが熱処理中に第1Si層23とSiO2層26との結合力を弱め、SiGe混晶層22が歪み緩和するのを容易にする。その結果所定の厚さで残留する第2Si層28が歪緩和したSiGe拡散層29に格子整合して歪みSi層28aとなる。第1Si層23側の界面近傍とは、第1Si層23とSiO2層26の界面及び第1Si層23側の界面近傍の双方を含む領域を指す。注入する希ガスとしてはヘリウム、ネオン等が挙げられる。注入イオンとしては水素イオンが特に好ましい。水素イオンを注入する場合には、イオン注入量は3〜50×1015atoms/cm2が好ましく、10×1015atoms/cm2が特に好ましい。イオン注入量が3×1015atoms/cm2未満ではSiGe混晶層22中のGeが移動し易くならず、50×1015atoms/cm2を越えてもその効果は変わらない。
次に、積層体27を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する((G)工程)。この第1熱処理では500℃で30分間保持することが特に好ましい。更に、第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することによりSiGe混晶層22を緩和させるとともに第1Si層23と第2Si層28の一部にGeを拡散する((H)工程)。この第2熱処理では850℃で120分間保持することが特に好ましい。第1熱処理及び第2熱処理を施すことにより、SiGe混晶層22が緩和するとともに第1Si層23と第2Si層28の一部にGeが拡散してSiGe拡散層29となる。第2Si層28は、SiGe拡散層29の格子定数に倣うように引張られて歪みを生じ、歪みSi層28aとなる。
また、第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施しても良い((I)工程)。この第3熱処理により歪みSi層28aとなった第2Si層28を薄膜化するか又は歪みSi層28aとなった第2Si層28を酸化膜に変えてしまうことで上記(H)工程で拡散させたSiGe拡散層29中のGeを高濃度することができる。なお、上記(H)工程の第2熱処理を終えた段階で歪みSi層28aが歪みSi層として必要な厚さを有し、かつSiGe拡散層29が必要十分なGe濃度を確保している場合には、この第3熱処理を省略できる。最後に、表面に形成した酸化膜30を除去して表層を露出させることで、歪みSi層を有する半導体ウェーハが得られる。歪みSi層28aの厚さは、SiGe拡散層29のGe濃度にもよるが、5〜30nmが好ましい。
なお、第1及び第2熱処理工程により第2Si層28から歪みSi層28aが形成されるように処理しているが、第2Si層28の表層を酸化するとともに、SiGe混晶層22中のGeを拡散させて、歪みSi層が形成されないように各工程を進めても良い。この場合には、熱処理工程後に酸化膜30を除去してから、露出したSiGe拡散層29上にエピタキシャル成長法によりSiを積層することで歪みSi層28aが形成された半導体ウェーハが得られる。このように、(A)工程〜(H)工程を経ることにより、比較的単純な積層構造にも関わらず、十分な引張り歪みを有し、かつ1×102〜1×103/cm2程度と結晶欠陥の少ない歪みSi層が形成された半導体ウェーハを製造することができる。
次に本発明の実施例を詳しく説明する。
<実施例1>
先ず、シリコンウェーハ及び支持ウェーハとして、直径が200mm、結晶方位が<100>、抵抗率が10Ωcmのp型シリコンウェーハをそれぞれ用意した。このシリコンウェーハ表面にSiGe混晶層及び第1Si層をこの順に形成した。SiGe混晶層及び第1Si層の形成にはRT−CVD装置を用い、原料ガスにはGeH4、SiH4を、成長温度は650℃、SiGe組成がSi0.8Ge0.2となるように原料ガス供給量を調整し、成長させたSiGe混晶層の膜厚を100nm、第1Si層の膜厚を20nmとした。支持ウェーハの表層にSiO2層を形成した。SiO2層の形成は熱酸化法により行い、酸化条件は950℃でパイロジェニック酸化(水素燃焼酸化)により行い、SiO2層の膜厚を100nmとした。次いで、シリコンウェーハと支持ウェーハをSiO2層を介して重ね合せることにより積層体を形成した。シリコンウェーハと支持ウェーハを室温で重ね合わせて密着させ、更に非酸化性雰囲気下、1000℃で30分間保持する貼合せ熱処理を施して貼り合わせ位置における接着強度を高めた。
次に、積層体のシリコンウェーハを薄膜化して第2Si層とした。この薄膜化では平面研削、エッチング、表面研磨及び気相エッチングをそれぞれ施した。平面研削では、シリコンウェーハが約15μmになるまで研削して第2Si層とした。またエッチングでは、平面研削後の第2Si層の表層を約1μmエッチングして第2Si層を約14μmとした。また、表面研磨では、エッチング後の第2Si層を研磨して第2Si層を3μmとした。更に気相エッチングでは表面研磨後の第2Si層をエッチングして第2Si層を100nmになるまで薄膜化した。次に、第1Si層とSiO2層の界面及び第1Si層側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオンを注入した。イオン注入量は10×1015atoms/cm2とした。イオン注入した積層体を窒素ガスを含む不活性ガス雰囲気下、500℃で30分間保持する第1熱処理を施し、続いて850℃で120分間保持する第2熱処理を施してSiGe混晶層を緩和させるとともに第1Si層と第2Si層の一部にGeを拡散させてSiGe拡散層を形成した。更に、積層体に酸化性雰囲気下、1200℃で1時間保持する第3熱処理を施した。第1〜第3熱処理を施すことで、第2Si層は薄膜化し、SiGe拡散層の格子定数に倣うように引張られて歪みを生じ、歪みSi層となった。最後に、表面に形成した酸化膜を除去して最表層となる歪みSi層を露出させることで、歪みSi層を有する半導体ウェーハを得た。得られた半導体ウェーハの歪みSi層の厚さは10nm、SiGe拡散層の厚さは110nm、SiGe拡散層のGe濃度は18%であり、十分な歪みを生じかつ欠陥の少ないSi層並びにSiGe層が得られていた。
<実施例2>
先ず、シリコンウェーハ及び支持ウェーハとして、直径が200mm、結晶方位が<100>、抵抗率が10Ωcmのp型シリコンウェーハをそれぞれ用意した。このシリコンウェーハ表面にSiGe混晶層及び第1Si層をこの順に形成した。SiGe混晶層及び第1Si層の形成にはRT−CVD装置を用い、原料ガスにはGeH4、SiH4を、成長温度は650℃、SiGe組成がSi0.9Ge0.1となるように原料ガス供給量を調整し、成長させたSiGe混晶層の膜厚を100nm、第1Si層の膜厚を15nmとした。支持ウェーハの表層にSiO2層を形成した。SiO2層の形成は熱酸化法により行い、酸化条件は950℃でパイロジェニック酸化(水素燃焼酸化)により行い、SiO2層の膜厚を100nmとした。次いで、シリコンウェーハ内部の第1Si層表面から1.0μm下方にイオン濃度のピークが位置するように水素イオンを注入してシリコンウェーハ内部のイオン注入位置にダメージ層を形成した。イオン注入量は1×1016atoms/cm2とした。次に、シリコンウェーハと支持ウェーハをSiO2層を介して重ね合せることにより積層体を形成した。シリコンウェーハと支持ウェーハを室温で重ね合わせて密着させ、500℃、30分間保持する熱処理を施してダメージ層位置でシリコンウェーハを剥離して第2Si層を形成した。第2Si層の厚さは約130nmであった。更に窒素雰囲気下、900℃で2時間保持する貼合せ熱処理を施して貼り合わせ位置における接着強度を高めた。
続いて研磨取り代約30nmのタッチポリッシュを施して第2Si層の表面を平坦化処理した。次に、第1Si層とSiO2層の界面及び第1Si層側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオンを注入した。イオン注入量は10×1015atoms/cm2とした。イオン注入した積層体を窒素ガスを含む不活性ガス雰囲気下、500℃で30分間保持する第1熱処理を施し、続いて850℃で120分間保持する第2熱処理を施してSiGe混晶層を緩和させるとともに第1Si層と第2Si層の一部にGeを拡散させてSiGe拡散層を形成した。更に、積層体に酸化性雰囲気下、1200℃で4時間保持する第3熱処理を施した。第1〜第3熱処理を施すことで、第2Si層は、SiGe拡散層と酸化膜となり消失した。表面に形成した酸化膜を除去して最表層となるSiGe拡散層を露出させた。最後に、露出させたSiGe拡散層上にエピタキシャル成長法により12nmの厚さで歪みSi層を形成し、歪みSi層を有する半導体ウェーハを得た。歪みSi層の形成にはRT−CVD装置を用い、原料ガスにはSiH4を、成長温度は650℃とした。得られた半導体ウェーハの歪みSi層の厚さは12nm、SiGe拡散層の厚さは55nm、SiGe拡散層のGe濃度は19%であり、十分な歪みを生じかつ欠陥の少ないSi層並びにSiGe層が得られていた。
本第1の実施形態における半導体ウェーハの製造方法を示す工程図。 本第2の実施形態における半導体ウェーハの製造方法を示す工程図。
符号の説明
11,21 シリコンウェーハ
12,22 SiGe混晶層
13,23 第1Si層
14,24 支持ウェーハ
16,26 SiO2
17,27 積層体
18,28 第2Si層
18a,28a 歪みSi層
19,29 SiGe拡散層
20,30 酸化膜
21a ダメージ層

Claims (4)

  1. (a) シリコンウェーハ表面にSiGe混晶層及び第1Si層をこの順に形成する工程と、
    (b) 前記第1Si層の表層又は前記シリコンウェーハとは別に用意した支持ウェーハの表層のいずれか一方又はその双方にSiO2 層を形成する工程と、
    (c) 前記シリコンウェーハと前記支持ウェーハを前記SiO2 層を介して重ね合せることにより積層体を形成する工程と、
    (d) 前記積層体のシリコンウェーハを所定の厚さに薄膜化することにより第2Si層とする工程と、
    (e) 前記第1Si層と前記SiO2 層の界面及び前記第1Si層側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する工程と、
    (f) 前記積層体を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する工程と、
    (g) 前記第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することにより前記SiGe混晶層を緩和させるとともに前記第1Si層と前記第2Si層の一部にGeを拡散して前記第1Si層、前記SiGe混晶層及び前記第2Si層の一部をSiGe拡散層とするとともに、前記第2Si層の残部を結晶欠陥密度が1×10 2 〜1×10 3 /cm 2 の歪みSi層とする工程と
    を含むことを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法。
  2. (h) 前記第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施すことにより、前記歪みSi層を薄膜化することを特徴とする請求項1記載の歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法。
  3. (A) シリコンウェーハ表面にSiGe混晶層及び第1Si層をこの順に形成する工程と、
    (B) 前記第1Si層の表層又は前記シリコンウェーハとは別に用意した支持ウェーハの表層のいずれか一方又はその双方にSiO2 層を形成する工程と、
    (C) 前記シリコンウェーハ内部の、前記第1Si層表面から0.3〜1.0μm下方にイオン濃度のピークが位置するように水素又は希ガスのイオンを注入して前記シリコンウェーハ内部のイオン注入位置にダメージ層を形成する工程と、
    (D) 前記シリコンウェーハと前記支持ウェーハを前記SiO2 層を介して重ね合せることにより積層体(27)を形成する工程と、
    (E) 前記ダメージ層位置で前記シリコンウェーハを剥離することにより第2Si層を形成する工程と、
    (F) 前記第1Si層と前記SiO2 層の界面及び前記第1Si層側の界面近傍の双方を含む領域にイオン濃度のピークが位置するように水素イオン又は希ガスイオンの少なくとも1つを注入する工程と、
    (G) 前記積層体を窒素又はArガスを含む不活性ガス雰囲気下、450〜600℃で15〜600分間保持して第1熱処理する工程と、
    (H) 前記第1熱処理に続いて800〜1000℃で15〜300分間保持して第2熱処理することにより前記SiGe混晶層を緩和させるとともに前記第1Si層と前記第2Si層の一部にGeを拡散して前記第1Si層、前記SiGe混晶層及び前記第2Si層の一部をSiGe拡散層とするとともに、前記第2Si層の残部を結晶欠陥密度が1×10 2 〜1×10 3 /cm 2 の歪みSi層とする工程と
    を含むことを特徴とする歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法。
  4. (I) 前記第2熱処理の後に、酸化性雰囲気下、1100〜1300℃で1〜600分間保持する第3熱処理を施すことにより、前記歪みSi層を薄膜化することを特徴とする請求項3記載の歪みSi層を有する半導体ウェーハの製造方法。
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